歌うPIZZA屋・マッシモタヴィオと食べ物をめぐる人・文化・歴史の考察

 

★歌うピザ屋のマッシモさん

 

 息子のお誕生日祝いで、いまや永福町の名物となったMASSIOTTAVIO(マッシモタヴィオ)へ行きました。

 

 オペラ歌手みたいな風貌のオーナーシェフのマッシモさんが歌を歌いながら石窯でPIZZAを焼いています。

 

 日本人が歌いながら仕事してると「まじめにやれ!」とか怒られそうだけど、イタリア人が楽しそうに作っていると、お店の雰囲気も盛り上がってPIZZAもおいしくなるから不思議です(実際おいしい)。

 

 結構広い店だけどいつも満員です。

 デザートは誕生日スペシャルでした。

 

★代々木公園で出くわしたNYのホットドッグ屋?

 

 そういえば昨日の夕方、代々木公園界隈を通ったら、黒人のあんちゃんが露店でホットドッグ屋をやっていました。

 

 ホットドッグなんて特に好きでもないので、最近ほとんど口にしていませんでしたが、なんかニューヨークっぽくて、めっちゃおいしそうだったので、おなががすいていたわけでもないのに買って食べてしまいました。

 

 うまい!

 

 ニューヨークがホットドッグの本場かどうかは分からないけど、なんかその佇まいがいいんだよなぁ。

 

★食べ物と人種・国籍

 

 これはややもすると人種差別発言(+性別差別)になってしまうのかも知れないけど、食べ物とそれを作ったり売ったりしている人の人種・国籍って、やはり綿密な関係があるのだと思います。

 

 お寿司だって寿司カウンターの中で握って出してくれるのは、やっぱ日本人のおっちゃんであって欲しいし、その方がおいしく感じられると思うのです。

 そう考えると食べ物って、誰にでも最も分かりやすい「その国・その地域の文化・歴史の集約」なのでしょう。

 

 マッシモさんのところも製品(ピザなどのメニュー)と、彼のイタリア人・ナポリ人としての精神とかアイデンティティ(もちろん彼の個性も含めて!)が分かちがたく結びついて、おいしい味・たのしい雰囲気になるのでしょう。

 

 ちなみに彼はいつも歌っているわけではありません(別に歌を売りにしているのではないので誤解なきよう)。

 たまたまご機嫌がよかったのでつい歌ってしまったのだと思います。

 

 でも、柄のついた長いヘラを操って石がまの中でPIZZAを焼いている姿はほれぼれしてしまいます~。

 

 もし永福町に来たらぜひ体験してみてください。