おりべまこと 電子書籍
おとなも楽しい少年少女小説
今はまだ地球がふるさと
https://amazon.co.jp/dp/B0CW1FWZ59
本日より春休み無料キャンペーン スタート!
3月19日(火)16:00~24日(日)15:59まで。
春休み満喫の小中高大生さん、
おとなのあなたもぜひ読んでね。
がっちり長編9万1千字。
自分は“宇宙人とのあいのこ”だというリコは、小学校時代からの親友サーヤとともにあちこちの葬式を巡り「故郷の星へ帰っていく人たち」を見て回っては聖女のごとく祈りを捧げている。
そんなとき、偶然、終活サポートの仕事をしている中年男・中塚と出会い、彼を介して、ひとり暮らしでハーモニカ吹きの老人・小田部と知り合った。孤独死予備軍の小田部に興味を引かれたリコは彼に「星のおじいさま」というあだ名をつけ、食事や掃除の世話をするために家に出入りするようになり、次第に親しさを深めていく。
そんなリコに恋したシンゴが彼女の気を引くために「きみのためにUFOを呼ぼう」と言ってアプローチすると、リコが生きる世界にさまざまな不思議な現象が起こり始める。
子ども時代を卒業し、人生の旅に出る支度を始めた少女の、夢と想像と現実が入り混じった日常生活を描く青春×終活×謎の空飛ぶ円盤ファンタジー。
もくじ
1 地球人の母になる
2 星のおじいさま
3 UFOに出逢ったお母さん
4 ラブリーな親友
5 恋文と宇宙の夢
6 令和終活コーポレーション
7 記念碑ツアー
8 レトロ喫茶と未来の記憶
9 取り調べ
10 里山の合宿でUFOと出逢う
11 UFO同窓会のレポート
12 奇妙な家族だんらん
13 競馬場でのドラマ
14 絶交
15 星のおじいさまの息子
16 いつか見た虹のこと
17 UFOからのメッセージ
18 天国への扉
19 魔法のアイドル誕生
20 ありがとう友だち
21 いつか家族に
「新プロジェクトを発動するから来て!」
と呼ばれて、江東区の大島へ。
昨年から月1ペースで通っているデイサービス&整体院だ。
亀戸と大島の間ぐらいのロケーションなので、
都営新宿線 大島駅からは10分くらい歩く。
通るのは中の橋商店街という
昭和レトロな雰囲気が漂う1km近い下町商店街。
この周辺には大きなスーパーがなく、
個人商店が立ち並ぶ聖域みたいになっている。
今年になって初めて行ったが、
新たに「なかたん」という
お買い物の女の子キャラクターが登場。
けっこうかわいくて好きだ。
地元の人御用達で、
観光客が集まるようなところではないが、
下町情緒があてほのぼのするので、
近くに来るようなことがあったら覗いてみて下さい。
「なかたん」を見ていたら、
なぜか「ちびまる子ちゃん」を思い出した。
中の橋商店街は、まる子のマンガに出てくる
清水の商店街にちょっと似ているのだ。
きっとこのあたりで生まれ育った子どもの目には、
とてつもなく長大な商店街に、
そしてふるさとのような風景に見えるだろう。
先週、まる子役のTARAKOさんが亡くなってしまったが、
みんな大好き昭和40年代の夢をなくすわけにはいかず、
アニメはまだまだ存続する模様だ。
けれども後を継ぐまる子役の声優さんは
大変な覚悟が必要。
誰がなってもネットで悪口を書くのはやめようね。
おりべまこと電子書籍 最新刊
長編小説
「今はまだ地球がふるさと」
明日より春休み無料キャンペーン!
3月19日(火)16:00~
3月24日(日)15:59
認知症になったらもう社会の役に立たない。
そう思っている人は少なくないだろう。
中には仕事をしている人もいるようだが、
よほど長年の付き合いがある懇意の間柄か、
もしくは条件付きでなければ頼めない。
うちの義母は働くのが好きで、
気が乗っていると積極的に家事をやりたがるが、
正直、ありがた迷惑なことが多い。
社会の役に立つか?と問われれば、
常識の範疇では「NO」と言わざるを得ない。
しかし、彼女には彼女にしかない存在価値がある。
いつも散歩に行く公園・遊歩道は、
今日のような晴れて暖かい日曜日は
家族連れが大勢来ている。
彼女は小さい子供を見ると、のべつまくなしに
「かわいい」とか「いい子ちゃん」とか言ってほめ、
興が乗るとベタベタ触ろうとする。
コロナの時はヒヤヒヤしていたが、
自分の子を手放しでほめられて
親は悪い気がするはずがない。
ほとんどが受け入れてくれて
「ありがとうございます」と返す。
少し時間をかけてやり取りすると、
明らかにおかしな人だとわかるが、
ちょっとだけなら天真爛漫な気のいい
近所の普通のばあさんという印象になるようだ。
子どもも元気に笑顔で挨拶を返す子よりも
照れてモゾモゾしちゃう子のほうが多い。
もしかしたら内心怖がっている子もいるかもしれないが、
特に問題になったことは今までない。
だから言ってみれば、義母は出会う親子らを
ささやかながら幸福にしているのである。
一度、アトピーの赤ちゃんを抱いた
お母さんに会ったときがあり、
その時はちょっと驚いた。
義母は顔が赤くなってしまっているその赤ちゃんを見るや、
「わあ、かわいい」と、ぐいっとのぞき込み、
二言三言、あやすようなことを言って、
お母さんに「本当にかわいい子ですね」と言ったのである。
よほどうれしかったらしく、
お母さんは思わず泣いてお礼を言っていた。
おそらく義母のように純粋に「かわいい」と
言ってくれる人は周囲にいないのだろう。
普通なら口ではそう言っても、
内心では「かわいそう」とか
「お気の毒に」と思っている人がほとんど。
母親はそういう負の感情は鋭く読みとれるものだ。
しかし義母は何の屈託もなく、
心の底から「かわいい」と言っている。
それが伝わったので泣いたのだろう。
ささいなこと、一瞬のことだが、
あのお母さんは幸福な思いを抱き、
子育てをする勇気と元気を得られただろう。
考えてみたらすごいことだ。
普通の人ではなかなか真似できない。
少なくとも僕にはできない。
通常の社会人として何もできず生産性ゼロだとしても、
やっかいでめんどくさくて世話が焼けても、
義母は目に見えない部分で社会に役立っている。
たとえそれが仕事と呼べないものにせよ、
多くの人に幸福感を与えられることは、
大きな社会的価値と言ってもいいのではないだろうか。
今が何月なのか、春夏秋冬どの季節なのか、
さっぱり認知していない義母だが、
動物と同じく体感で季節が変ったことはわかるらしい。
どんどん外に出たがるので、
散歩のおともに費やす時間がまた増えそうだ。
おりべまこと電子書籍
今はまだ地球がふるさと
春休み6日間無料キャンペーン
3月19日(火)16:00~
3月24日(日)15:59
春休み、夏休み、冬休み。
子どもは長い休みに成長する。
宿題のない春休みは勉強なんか忘れて、
いっぱい遊んだり本を読んだりしよう。
というわけで、
おりべまこと電子書籍最新刊
長編小説「今はまだ地球がふるさと」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW1FWZ59
6日間の春休み無料キャンペーンやります。
3月19日(火)16:00~24日(日)15:59
小学生、中学生、高校生のあなたに。
その頃の記憶と感性を持っているおとなのあなたにも。
新しい成長の旅に出かける支度を始めた少女の、
夢と想像と現実が入り混じった日常生活を描く
青春×終活×謎の空飛ぶ円盤ファンタジー。
どうぞお楽しみに!
蛇身の魔女ラミアの伝説は、
ギリシャ神話にルーツを持つらしい。
上半身が美女、下半身が蛇の吸血鬼というのは、
エロチック感MAXで、
想像しただけでクラクラしてしまう。
その蛇魔女の誘惑について歌った「ラミア」は、
「サパーズ・レディ」「怪奇のオルゴール」などと並んで
ジェネシスのレパートリーの中でも人気抜群の曲だ。
それだけでなく、プログレッシブロック全般、
ポップミュージック、ロックミュージックの歴史の中でも
飛び抜けてユニークでイマジネイティブ。
こんな音楽を創れたのは、
70年代前半のピーターガブリエル在籍時の
ジェネシスだけである。
僕にとってこの曲は10代・20代の頃の思い出とともに、
とても懐かしく響くのだが、
若い世代も男女問わず
ラミアの虜になってしまう人が続出するようで、
YouTubeでもやたらとカバーが多い。
1974年リリースの2枚組アルバム
「幻惑のブロードウェイ」の挿入歌だが、
このアルバムは、ニューヨークに暮らす移民の少年が
ブロードウェイの路上に
子羊が横たわっている情景に出くわし、
それを追いかけて地下の迷宮に迷い込むという
「不思議の国のアリス」みたいなストーリーを
構成したもの。
全23曲・約90分にわたって
ジェネシス流のロックオペラが展開する。
それまでの3枚の傑作アルバム「怪奇骨董音楽箱」
「フォックストロット」「月影の騎士」で、
音楽による怪奇メルヘン、
ダークファンタジーを綴ってきたジェネシスの、
いわば集大成とも言える作品だ。
ストーリーはよくある夢オチだが、
一つ一つの楽曲の完成度、演奏表現の素晴らしさは圧倒的。
特に変幻自在なピーター・ガブリエルのヴォーカルは、
この時代のジェネシスミュージックの核をなしていた。
「ラミア」では水の中で絡みつく蛇身の魔女のイメージ、
耽美的な悪夢のイメージを繊細に歌っている。
ガブリエルはこのアルバムのツアー後、ジェネシスを脱退。
彼を失ったバンドは解散するのかと思いきや、
ドラムを叩いていたフィル・コリンズががんばって再生。
そしてダークファンタジーから
ポップ路線に変更したのが成功し、
アメリカで大ブレイクした。
一方、ガブリエルもソロになって
ワールドミュージックを取り入れた
独自の音楽世界を構築し、大きな成功を納めた。
昨年、73歳にして出したニューアルバム「I/O」は、
なんと全英売上1位を獲得している。
彼らの後年の音楽シーンでの出世を考えると、
50年前、若きガブリエルのヴォーカルを中心に織り上げた
ダークでプログレッシブなジェネスの音楽は、
まさしく彼らにとっての「創世記」だった。
そして、それは輝かしい成功とはまた別の、
不滅の価値がリスペクトされ、聴き歌い継がれている。
女性ヴォーカルの「ラミア」もまたいい!
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