グリーフケア企画「Last Book」

本日ふたたび白兎珈琲店に出没。
神田川沿いを自転車で走ってきましたが、20日前は春だったのに、今日はもう夏。季節はどんどん変わっています。
前回と同じく編集M氏と企画打ち合わせ。
企画もどんどんやってます。次なる企画は「Last Book」。

この世を去る人たちが、お世話になった人たちに自分の人生の物語と最期のメッセージを本にして贈ろう、あるいは遺族がグリーフケアのために家族の物語を本に書き遺そう、というプロジェクトです。

というと仰々しく、あるいは珍奇に聞こえるかもしれないけど、こうしたそれぞれの人生の軌跡を交流させることが自然に行われる社会になるといいと思います。

通常、僕たちはいろいろな人と付き合っても、仕事なら仕事、趣味なら趣味で、その人の一面としか接しられません。お別れするときに「知らなかった。この人にはこんな面もあったのか」と知ることができるのって、とても大切なのでは、と思うのです。

特に最近は家族葬や直葬が急激に増え、よほど親しくないと最期を知らされない。久しぶりに連絡を取ってみたら亡くなっていた・・なんでこともままあるのではないでしょうか。
それではせっかくこの世で生きてきたのに寂しいよなぁ、と思います。人生を素敵な本・手紙で締めくくれれば、本人も遺族も、仕事や地域や趣味やなんやらで交流のあった周囲の人たちも、不幸を幸せに変えられるのではないかなぁ・・・と思うのです。

・・・てな話をして、帰りにお店にある赤いバラにパッケージされたウサギさんを撮らせてもらいました。
頂いた領収書のハンコもウサギだよ。ぴょん!