昭和と平成の終わり

 

 そう言えば、永六輔さんも蜷川幸雄さんも大橋巨泉さんも今年死んじゃったな。

 と、1年を振り返る。

 昭和の巨人たちと現代の平成生まれの若者たちを重ね合わせる内容。

 缶コーヒーの「宇宙人ジョーンズ」のコマーシャルを見ていると、ふとおかしな錯覚に囚われます。

 

 昭和の影はあまりにも重く、あまりにもいろいろなものが詰め込まれていて、この10年来、みんなあれは何だったのだろうかと思い、あの頃はあれも食べなきゃ、これも食べなきゃと思って、ガツガツ食いまくって、そのほとんどは丸のみにしていたけど、今になってもう一度、味わいなおしたくて、胃から戻してきてクチャクチャ嚙んでいる。

 

 噛むことは脳に良い。

 噛みなおすことでまた新たなイメージが生まれ、新しいものを創り出す。

 ライティング・イズ・リライティング

 クリエイション・イズ・リクリエイション。

 

 で、考える。昭和と平成はいっしょに終わるのかな、と。

 平成は約30年にわたる、昭和の長い長い余韻の時代だったのではないかと。

 

 ビジネスの世界は、そして、世の中の大きな意思は、もう2020年の先に行っている。

 その期待度(および不安感)は、ミレニアムの時をはるかに超えている。

 そうそう簡単に世の中は変わらないけど、でもやっぱり今度来る変化は大きい。

 

 で、考える。昭和と平成はいっしょに終わるのかな、と。

 平成は約30年にわたる、昭和の長い長い余韻の時代だったのではないか、と。

 

 

 

 

2016・12・15 THU