失われたPTAコラムとライオンの面倒を見るコアラの話

 ちょっと前、息子の小学生時代のPTA仲間だった女性に、僕が書いたコラムが面白くてずっと冷蔵庫に貼っていた、とお褒めの言葉を頂きました。

 でありながら失くしてしまったので、あれ残っていない?と言われて家探ししてみました。

 

 かれこれ10年くらい前のもので、彼女が読んでいるということは、PTAの広報誌に違いない、それならほとんどファイルしてある(なにせ小中で7年間、広報委員をやったので、30冊以上作った)ので見つかるはずだと思ったのですが、どこのページをめくってもそれが見つからない。

 

 いったいどこに何を書いたのだろう?

 しばらくの間、考え続けたが、そうそうヒマでもないので探すのはやめました。

 

 でも、彼女の話を聞いて、なんとなく内容は思い出した。

 「動物占いについて」です。

 

 「動物占い」は生年月日(プラス血液型もあったかな?)で12か13の動物(タイプ)に分かれる。

 ヒョウとか、オオカミとか、ウサギとかあったような気がするが、うちでやってみたら、妻と息子は同じ「ライオン」で、僕は「コアラ」だった。

 

 ライオンタイプの人たちは、やたら外面が良くて、あの人はデキる人とか、一目置かれるような人たちに見られるらしい。

 その反面、家の中とか、内内ではグテグテにだらしなくて、そのギャップがすごく激しいということ。

 

 僕はコアラなので、外でもうちでもマイペースタイプ。

 しかし2頭のライオンと暮しており、その2頭が揃って「きょうも褒められちゃった~、デヘヘ、グテグテ~」となっているので、子守熊よろしくその面倒を見なきゃいけない損な役回りだ~。

 

 といったことを書いたのだと思います。

 どういうふうにまとめたかは憶えてないけど、だいたいこんな内容。

 しかもその暮らしぶりは基本的には10年経っても変っていません。

 チビライオンがでかくなってしまったので、グデグデしていられると、以前にもまして邪魔でしゃーないけど。

 でもまぁ、ライオンたちに助けられているところもあるので、お互いさま、というか、共依存関係かな。

 

 だけどNさん、面白がってわざわざ冷蔵庫に貼ってくれてありがとう。

 また10年経ってもさらに面白いものが書けるよう精進します。