京都探訪記2017④:地下鉄キャラと観光シーズンの交通事情

 「ねこまる」はNHK京都のキャラクターらしいです。

 どうもネコ化した「どーもくん」という感じがします。

 このねこまるが大河ドラマの登場人物に扮して、乗客に注意を促すポスターがいっぱい。

 貼り出されているのは市営地下鉄・烏丸御池の駅構内。

 新選組をはじめ、歴代の大河ドラマのバラエティがあるので、なかなか楽しめます。

 

 このねこまるとは別に、地下鉄専属キャラとして活躍しているのが、アニメ美少女3人組。それぞれちゃんと京都の地名にちなんだ名前が付いています。

 

 地元の人は見慣れているのでしょうが、旅人にとってはこういったポスター一つとっても地域色があって面白いものです。

 

 この京都キャラ、ただ楽しむためだけでなく、観光客にバスだけでなく、もっと地下鉄も利用してねというメッセージも含まれているのかも知れません。

 

 春・秋の観光シーズン、京都の市内を走る市営バスは多くの路線ですし詰め状態。

 増発させたり、観光スポットばかりを循環するループバスを出したりして対応していますが、なかなか追いつかないようです。

 

 それにバスが増えれば道路の渋滞も起こります。

 

 金閣寺付近のバス停などは、学生ボランティアらしき紫色の法被を着た「観光コンシェルジェ」という若者らが声を枯らして、あふれかえる観光客にバスの案内をしたりしていました。

 

 地下鉄みたいに上り下りする必要がなく、窓から街の景色を見られるバスはやっぱり人気が高いのです。

 

 観光客が増えるのはいいことですが、普段バスを利用する市民らはこうした交通状況にうんざりしているのではないかと推察します。

 なので最近、京都では自転車に乗る人が急増しているとか。

 そういえば、ビュンビュン飛ばしている人をよく見かけました。

 

 今回は利用しなかったけど、レンタサイクルもたくさんあるようです。

 自転車で京都を回るのもいいななぁ。