オス犬は令和の時代も片足を上げてオシッコをするのか?

 

今日、久しぶりに片足を上げて

電柱におしっこしている犬を見た。

何か心を打たれるものがあった。

なぜ心打たれたのか?

 

おお、ここにまだオスがいる。

ああ、ここにまだ昭和が残っている。

そう思ったからだ。

 

片足を上げておしっこするのは、

オス犬の所業である。

彼らはオシッコの匂いによって

「われ、ここにあり」と、

自分の存在の証を立てる。

 

それを近所の仲間らに知らしめるわけだ。

「ああ、今日ここを山田さんちの

ごっつい秋田犬のケンさんが訪れたのだ。

ケンさんは強くてかっこいいからな」と、

近所の仲間らは認識し、

ケンさんのところからなるべく離れたところで

「ここなら怒られないかな」と、

シャーっとするわけだ。

 

・・・というのはもはや昭和時代の話なのではないか?

いま、果たしてオス犬たちの間で

街中でこうした仁義を切る習慣は残っているのだろうか?

 

以前は飼犬の多くは番犬、もしくは猟犬の役割を担っていた。

なので野性の本能が残っており、

ゆえにおしっこマーキングの習慣も

当たり前のように続けられていたわけだ。

 

しかし時代は流れ、少なくとも街中にいる犬は、

ほとんどが愛玩犬になり、家の中で人間と一緒に

暮らすようになった。

 

よその犬と争うこともなく、

飼い主さんの言うことを聞いていれば

平和に穏やかに腹を減らせることもないオス犬が

片足を上げておしっこするのだろうか?

 

街中でそんなことをしたら、、

下品な犬、しつけがなってない犬と見られて、、

飼い主が恥ずかしい思いをするので、

子犬の頃からきちんとしつけられ、

おしっこも管理されるのではないだろうか?

 

そう言えば昔ロンドンで暮らしていた頃、

公園などを犬が散歩しているのをよく見たが、

片足上げておしっこしている犬は見たことなかった。

 

そもそも今の生活環境で、

わざわざマーキングして自分の存在を他の奴らに

誇示しなくてはいけない必然性などないように思える。

 

また、老犬になり、自分の体力の衰えを感じても

オスは頑張って片足おしっこするのだろうか?

 

さらにまた、イヌの仲間であるキツネやタヌキ、

先祖と言われるオオカミなども、

オスは片足上げておしっこして存在を誇示するのだろうか?

 

いろいろ疑問が広がるオス犬のおしっこ。

現在の新常識はどうなっているのk?

イヌの飼い主さんがいたら教えて下さい。