独断と偏見のマイ・クリスマスソング・ベスト5

 

第1位 パッフェルベルのカノン/ジョージ・ウィンストン

「パフェルベルのカノン」は僕にとってクリスマスソングである。

ジョージ・ウィンストンの「December」に収録されたピアノ1本の演奏。

これまでいろんなカノンを聴いたが、これに勝るカノンはない。

どこまでも白い雪原の彼方に真っ直ぐに屹立するモミの木を思わせる。

まさに天使が降りてきてピアニストに憑依したかのような名演。

 

 

第2位 ハッピークリスマス/ジョン・レノン

1970年代の息吹が吹きこまれた曲。ジョンは「戦争は終わった」と歌う。でもその後に「IF YOU WANT」と続く。もし、あなたが望むなら、それは終わるのだ、というメッセージ。あれからずいぶん時代は変わったけど、世界の本質的な所は何も変わっていない。

 

 

第3位 戦場のメリークリスマス/坂本龍一

人界の歴史をすべて溶かし込んだかのような「サピエンス全史」的名曲。

人間とは何か? 幸福とは何か? をクリスマスに考えてみてもいい。

 

 

第4位 恋人がサンタクローズ/松任谷由美

バブル期は日本で最もクリスマスが盛り上がった時代だったのではないだろうか? これはその頃の代表曲。歌詞の面白さと高中正義のギターがお気に入り。山下達郎の「クリスマスイブ」もいいよ。

それにしてもあの頃、恋人だったサンタクロースを旦那さんにしたお姫様たちは今も幸せでい続けているのだろうか?

 

 

第5位 Silent Night/ロバート・フリップ

先日も紹介した、キング・クリムゾンの総帥ロバート・フリップ独自のギター奏法「フリッパトロニクス」による「きよしこの夜」。

今年は1人で過ごす「ソロクリ」が流行だとか。この曲をループさせて、年に一度くらい頭をリセットするために瞑想するといいかもしれない。