新型コロナウィルスはペルリの黒船か?

 

うるう年なので存在する2月29日。

本来は1日プレゼントされたような、
うれしいおまけの日なのですが、
新型コロナウィルスによる大混乱の日に。

 

どうやってごはん食べていけばいいのやら

今朝、義母を迎えに来たデイサービスのスタッフ30代男性。

ちょっとナイーブなイメージの、見ようによってはイケメンで、
けっこう義母のお気に入りです。

 

いつも出掛ける前にトイレに入るので、
しばし待つ間、新型コロナウィルスの感染について話しました。

「学校が突然休みになってしまったので、
もしやこっちも・・と思って焦りました」

 

そうですか、心配してくれてありがとう、

と心の中で感謝した次の瞬間、

「仕事が何週間もなくなっちゃったら、
どうやってごはん食べていけばいいのやら」

なんだよ、利用者じゃなくて自分のこと心配してんのかーー

と、べつに腹を立てたわけではありません。

 

そりゃそうだよね。

介護の現場は、彼のような非正規雇用のスタッフで回っています。
実働なしで給料が保証されるわけではありません。

 

国会議員の年間報酬1割を感染対策予算に

次々と中止になるイベントや、

アミューズメント施設、飲食店などのスタッフも同じ。
ちなみに僕もフリーランスなので、そのへんの事情は同じです。

 

多くの人にとっては感染の不安と同じくらい、
経済の不安、生活の不安を抱えて3月を迎えなくちゃいけない。


現にすでに倒産したり、

危機に瀕している会社もたくさんあるようです。

政府はそうした人たちに補填云々と言ってるけど、


「非常事態に際して国会議員の年間報酬
ひとりあたま1割を対策予算に回します」とか、

ドン!とそれくらいのことは言えんのかい。

 

安倍さんもこの大ピンチは、
すべての疑惑・不祥事を払しょく・挽回する
最終最大のチャンスなんだから、
命をかけて取り組んでほしい。

 

外敵襲来による強制的社会変革

2020年は変革の年とか前々とか言われていて、
ポスト・オリンピック、パラリンピックは
どうなるんだろうと論議されていましたが、
いきなりウィルスという外敵の襲来によって
強制的に社会の変革が迫られたような感じです。

まさしく幕末の浦賀。ペルリ提督の黒船襲来。

 

ついでに言うと、
タイミング悪く家のトイレットペーパーが切れそうになったので、
買いに行ってみたら、どこのスーパーやドラッグストアも

もぬけの殻。


ま、昨夜のニュースで覚悟はしていましたが・・・。
節約して使えば、あと1週間くらい何とか持つかな。

 

報道機関としては黙っているわけにいかないので
しかたないんだろうけど、
ああいう報道があると、
いくら「冷静に行動してください」と言っても無駄。

 

●正義は弱しの情報化社会

冷静な行動は正しいことだけど、

「こっちは紙がなくなっちゃったらと困るのよ。
いちいちきれいごとに付き合ってられまへん」
という声と行動に圧倒されている。


そんなわけで「正義は弱し」。

 

加えて言うと、例の誤報SNS、じつは誤報じゃなくて、
買い占めて転売して稼いでやろうという奴が仕掛けたのでは、
という話が出ています。

 

そりゃきっと本当だろうなと思ってしまう情報化社会。
そういう世界で僕たちは生きていかねばなりません。
ゴミ情報の濁流に流されず、清く正しく、愉快に面白く。