善福寺カモの赤ちゃんはいずこへ? 

 

神田川のカルガモの赤ちゃん目撃情報を聴いてから、
どうしてわが散歩コースの善福寺川のカルガモには
赤ちゃんができないのかと、ずっと疑問を抱えて
5月を生きてきた。

 

最近、カルガモさんたちは
夕日がきれいな白山前橋付近で
いつも気持ちよさそうにスイスイ泳いだり、
岸に上がってくつろいだり、
なぜだか時折、「ガーガー」と
大声を上げたかと思うと、
バサバサと羽を広げて舞い上がり、
初夏の空に見事に飛翔したりする。

 

どこへ飛んでいくのか分からないが、
また翌々日になるとちゃんと川に戻っていて、
水の中に首を突っ込み、藻かなんかを食べている。

 

その様子を見ながら5月も終わりの本日、
僕ははたと気が付いた。

 

あの「ガーガー」という大声は
「カーカー」というカラスに抗議するかのような声だ。
カラスはカルガモの天敵だ。

 

そういえば以前、神田川でカルガモが
生まれたばかりの赤ちゃんを1ダースほど
連れて泳いでいたのを発見したことがある。

保育園の子どもたちが「かわいい」と言って
大はしゃぎしていたが、
1日立つごとにだんだん数が減っていき、
1週間もすると2~3羽しか残っていなかったような記憶がある。

 

この善福寺川周辺はカラスの天国だ。
たぶん赤ちゃんはみんなカラスに食べられてしまったのだろう。
それとも卵のうちにやられてしまったのか・・・。

 

あの「ガーガー」という鳴き声には
カルガモの怒りと悲しみが篭っている。

この都会の真ん中を流れる川にも
日夜さまざまなドラマがあるのだ。

 

「そうだよニャ」
と声がするので、ふと振り向くと、
このあたりをねぐらにするワイルドキャット。


ふだんは近所のネコおばさんにねこかわいがりされ、
ニャーニャー甘えてキャットフードをもらっているが。

「赤ちゃんを食べちゃったのは黒いやつだニャ、きっと」
と、ニヤリと笑った。

 

え? も、もしやおまえ・・。。

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茶トラのネコマタと金の林檎

 

20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。

その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。
健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
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