戦後100年はもうすぐ

 

今日も東京は猛暑日。

気象や天災等の領域で「100年に一度」とかいうセリフを

頻繁に聞くようになった。

 

人生100年時代でもある。

以前は「100年」と聞くと、気が遠くなるような昔、

とても想像できない未来を感じたが、

最近はそうではない。

今の100年は、昔の100年より確実に短い。

 

そう考えると、先の大戦からはまだ75年しかたっていないのが、

ちょっと不思議にさえ思える。

 

今から100年前には日本は、まだ原爆や空襲の傷跡はなかった。

その一方で「戦争をしてはいけない」という概念も

国民のほとんどになかったのではないか。

 

すすんで戦争をしようという人は少なかったかもしれないが、

やむを得ない、協力するしかない、

勝てばわれわれにも恩恵があるに違いない。

・・・という人が大多数を占めていたのではないか。

 

「経験知」というと語弊があるかもしれないが、

惨劇を味わい、敗戦の屈辱にまみれ、そこから立ち上げ合ってこれたからこそ

その概念は少しずつはぐくまれ、

戦後に生まれ育った子どもたちに伝えられてきた。

 

いま戦争はいいか、悪いか? 

と問われて「いい」と答える日本人は、ほぼ皆無だろう。

 

誰もが言う。

「戦争はいけない」と。

それはいい。お題目はあったほうがいい。

けれども、そう唱えておけば世間的に問題ないから、

唱えるだけで、そこで思考停止してしまう。

 

どうしていけないのか? 

どうして戦争をしてしまったのか?

青の時代、国民はどう行動すればよかったのか?

・・・ということまで考えていこうとする人は少ない。

自分も含めて。

 

お題目はないよりあったほうがいい。

けれども確実に記憶の風化が進む今、

そのお題目からどう思考を展開させていくかを

突き詰めて考えていかなくてはならないのではないかと思う。

国の未来、自部の未来のためにも。

 

「戦後100年」を迎えるとき、

日本はどうなっているのだろう?

世界はどうなっているのだろう?

そして自分は? 子どもは?

 

 

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