週末の懐メロ11:スキャットマンズワールド/スキャットマン・ジョン

 

ジャズピアニストだったジョン・ポール・ラーキンは、

スキャットをヒップホップにリズムに乗せるという

アイデアを実行した。

1995年。52歳のときだ。

彼は音楽の才能はあったが、ずっと吃音で悩み続けていた。

 

彼のスキャットはハンディキャップである吃音症を

逆に活かした独特の唱法だ。

そのユニークな「スキャット・ヒップホップ」は

世界中で大ブレイクし、ジョン・ポール・ラーキンは、

「スキャットマン」「スキャットおじさん」として

一躍大スターとなった。

日本でも90年代後半、数々のコマーシャルに出ていたので、

憶えている人も多いだろう。

 

コミックミュージシャンと思ってる人も多いだろうが、

彼のデビューアルバムは、

未来を生きる子どもたちへの温かい愛にあふれている。

 

オープニングナンバー

「スキャットマンズワールド」で彼はこう語る。

 

ぼくはスキャットランドから呼びかけている

もし君が自由になりたいなら

ぼくの声を聴くと良い

君の中にあるファンタジーを学べるようになるよ

 

みんながひどくショッキングなことばかり話すから

きみは心の声から耳を閉ざし続けている

 

でも兄弟たち、聞いてほしい

歩き続けるんだ

君もぼくも姉妹たちも

隠すものなんて何もないんだ

 

このアルバムでスキャットマン・ジョンは、

社会における理想郷 「スキャットランド」について歌っている。 

 

「遠くを見る必要はない。

 それは君の心の奥深く 

一番大きな夢と一番暖かな願いの間に見つかることだろう」

というのがジャケット裏に書かれたメッセージだ。

 

すい星のごとく現れて人気を博したスキャットマンは、

わずか数年活躍したのち、

ガンのため、21世紀を迎える前に、

これまたすい星のごとく、この世を去った。

 

2021年になった今、

スキャットマン・ジョンのメッセージが

ふたたび僕たちの心に届く。

 

 

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