愛のヒーロー・ヒロインをカモる詐欺から身を守るには

振り込め詐欺の話を聞くと、ぶっちゃけ、

なんでそんな手口に騙されるんや、アホちゃうか

と思うんだけど、当事者から見るとそうではない。

 

電話口で高齢者の脳は一瞬のうちに

「息子を、孫を、わたしが数わねば!」という

ヒロイックファンタジーに満たされてしまうからだ。

 

ファンタジー脳はもはや普通の大人の脳とは言えず、

当事者を現実世界の客観的な事象が目にも耳にも入らない、

愛のヒーロー・ヒロインにしてしまうのだ。

 

詐欺ドラマの登場人物は、

自分が愛する息子や孫などの家族(肉親)と、

会社の上司、弁護士、警察官、銀行員などが大半で、

ユニフォームやスーツをばっちり着こなしている。

 

一昨日書いた金融詐欺で3000万円騙し取られた人も、

おそらく間に「証券会社」が入っていると聞いて安心し、

頭のタガが外れて全額突っ込んでしまったんだろうと想像する。

その証券会社がインチキだった。

 

騙されないためには逆に考えればいい。

おカネの出し入れに関する事柄について、

弁護士、警察官、銀行員、証券マンなどは、

基本的に疑ってかかれ、まず最初は信じるな、である。

(これらの職業の人、スミマセン)

 

今の60代以上の昭和生まれ・昭和育ちの人たちは、

昭和の強烈なイメージにとらわれていて、

なかなかそこから抜け出せない。

要するに頭の中が「サザエさん」とか「ちびまる子ちゃん」になっている。

昭和の人たちにとって、

とても「ぬくぬくとした、居心地の良い世界だ。

詐欺劇団はそれを利用する。

 

最も信用してはいけないのが、

愛する家族や、社会的信用度が高い人たちというのは

悲しい話ではあるが、そういう時代になっているのでしかたない。

もうサザエさんたちとさよならする時期だ。

 

ついでにいうならイエ電をやめてしまうこと。

それぞれの携帯があれば十分。

お店や会社をやっているなら別だが、

置いているだけで詐欺に遭うリスクが高まるなら、

普通の家庭のイエ電はいらないと思う。

 

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もくじ

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●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌  ほか