週末の懐メロ65:ジェイデッド/エアロスミス

 

あまり懐メロというイメージはないけど、

2001年リリースだからすでに20年。

 

僕が中学生の頃、

1973年にデビューしたエアロスミスが、

クイーン、キッスと並んで

「ロック新御三家」と言われて

日本で大人気になったことも、

今やはるかな昔話になった。

 

その頃はあまり興味がなくて、

ろくに聴いてなかったのだが、

その後、メンバ脱退や一時解散期を経ても

バンドとして成長を止めなかったエアロスミスは大出世し、

グラミー賞受賞、ロックの殿堂入りなどを果たした。

 

「キング・オブ・ロック」の称号を手にした

エアロスミスのリッチでゴージャス、

ポップでコマーシャルなサウンドは

聴いてて気持ちよく、

20世紀ロックのおいしいところをてんこ盛りにした

お祝い料理をいただいたような満足感がある。

 

加えてミュージックビデオの質の高さ。

 

贅沢な暮らしにJaded(あきあき)した

箱入りお姫さまが

お屋敷からワイルドな世界に脱出するストーリーが、

妖しく猥雑でセクシーで、

ユーモアたっぷり、遊び心満載の妄想として描かれていて

すごく面白い。

 

音楽ビデオの大傑作と思える見事な映像展開は、

4分弱でハリウッドエンターテインメント映画を

満喫したような気分にさせてくれる。

 

 

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