入学祝いはやっぱり桜

今日は近所の小学校の入学式だった。

僕の子どもはとっくに成人してしまったので、

もはや懐かしさしかないけど、

こんな春の美しい日に

子どもたちと若いお父さん・お母さんの姿を見られることに

とてもとても幸福な思いを抱く。

 

東京は日曜・月曜がひどい雨で、

もう桜もこれまでかと思っていたけど、

入学式のために、ちゃんとがんばって残り、

散り際の最も美しい姿を見せつけた。

そよ風に舞う桜吹雪。

川面を流れる花筏。

こんな風景を見せられたら、

日本人ならずとも、

誰もが桜を愛さずにはいられない。

 

子どもは成長するうちに、

今日のことなんかたぶん忘れてしまうと思うけど、

入学式に出たお父さん・お母さんには、

お祝いの桜の花が舞っていたこの日のことを

すっと憶えておいてほしいと思う。

この先、辛いことがあっても、

きっとどこかで支えになってくれるんじゃないかな。