100年生きるホモサピエンスの世界はこれから

 

「サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ:著/柴田 裕之:訳)」

「ライフシフト(リンダ・グラットン + アンドリュー・スコット:著 / 池村千秋:訳)」

 

2016年に出されたこの2冊の本で

僕たちの生き方は大きく変わった。

前者は人間がどこから来て、

どうして今こうなっているのかを解き明かし、

後者は人間がこれからどう生きるのかを示唆した。

 

大げさな話ではない。

この2016年以前と2017年以後では世界は、

社会は、人生はすっかり変わってしまった。

 

僕たちは猿から進化した唯一の人類ではなく、

共同幻想の能力によって協力することで

他の人類を駆逐して繫栄した

サピエンスという一種族である。

 

そのサピエンスはこの先の世代は

100年の寿命があると言われた。

僕たちは人生100年時代の幕開けに遭遇してしまった。

60歳は定年でもなく、人生の終盤でもなく、

新たなスタートになった。

 

今までそう言ってた人も少しはいたが、

それがすべての人に当てはまるようになった。

社会もそれを望んでいる。

 

概念を変えること。

今まで続いてきた固定観念を変えるというのは

すごいことだ。

 

これから先の人間・人生にまつわるすべての物事は、

「サピエンス全史」と「ライフシフト」を基準に

回るだろう。

多くの研究者・思想家は

ハラリとグラットン/スコットのフォロワーになり、

こうしている間にもじわじわと世界を変えていく。

 

ダイジェストで何となく読んだつもりになっている人は、

未だ遅くないので、

できればちゃんと読んだ方がいいですよ。