自分の未来、世界の未来、子どもの未来を大切にして生きよう

 

時間は未来から現在、そして過去へ流れる。

 

そんなわけないだろうと思うが、

自分の最終形をイメージし、そう考えて生きる方が

これからは良いのではないかと思う。

 

人間の不幸の最大の原因は

「比べてしまうこと」である。

 

他者と比べておれは・・・とやると、

自分のことを客観的に見られるというメリットはあるものの、

自分を見失ってしまうデメリットはその何倍も大きい。

 

それよりもさらに悪いのは、

過去の自分とくらべてしまうことだ。

 

とくに若い頃、いろいろ活躍して

周りにチヤホヤされた中高年は、これをやりがちである。

 

昔の輝いていた自分のイメージが忘れられなくて、

「むかしはよかった」

「もうトシだ」と呟いていると、

その自分の吐く言葉で、

どんどん脳細胞が破壊されていく。

そして、いつの間にか脳が大きなダメージを受けている。

そうなると人生に希望は残らない。

 

その点はうちの義母には見習うべき点がある。

なにせ過去の記憶をすっかり失ってしまっているので、

「昔の自分は・・・」なんて比べようがない。

 

いつでもどこでも“今”が新鮮であり、

“今”が最高で生きている。

認知症も悪いことばかりではない。

 

時間は未来から現在、そして過去へ流れる。

 

そう考えるのはごまかしでもなんでもなく、

たとえ病気になっても、

たとえ頭や体が動かなくなったと感じても、

人生を良き方向に向かわせるための貴重な思考法である。

 

あなたの最終形は何だろうか?

最後の夢、究極の人生の目的は何だろうか?

それを考えるのは、何歳からでも遅くはない。

それを設定できれば、

“今”は過去の結果、過去のなれの果てではなく、

未来へ向かうための一行程、

成長の一段階に変わる。

 

そして、その夢、その目的に不要な情報は

切り捨てていい。

人生は短いのだ。

僕たちは世の中の総ての情報を知ることはできない。

重要でないものには目を瞑っていい。

自分の未来を大切にして生きよう。

そして、世界の未来、子どもの未来を大切にして生きよう。

 

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