それでも自民独裁を防ぎたいから一言

 

 

参院選は案の定、自民党の大勝。

なんだかつかみどころのない岸田政権も

これで当分、安泰だ。

安倍元首相の殉死も影響したかと思うが、

要するにこの国では自民党(+公明党)にしか

政権を任せられないのだ。

 

もともとそういう下地があったが、

それを決定的にしたのは、

やはり10年余り前の民主党政権だろう。

 

あんなのに危なっかしくて政治を任せられない

と国民の大半が思ってしまった。

思い切って政権交代してみたが結局、野党はダメだ。

としっかり印象付けてしまった。

 

ふたたび自民に戻ってできた安倍政権が

あれよりかなりマシと映ったのはしかたがない。

どうせ世のなか、きれいごとだけじゃ成り立たないんだから、

裏でおかしなことやっているのにも目をつむろう、

ときどき臭いが出るのは鼻をつまもう、

悪いうわさや疑問・疑念の声には耳をふさごう、

あれよりはよっぽどマシだから———

という心理になるのはしゃーない。

 

そんなわけで亡くなって仏様になった今、

安倍さんは良い政治家だった、偉大だったと

英雄扱いされるのもしゃーないのかなと思ってしまう。

 

野党は今回もバラバラのまま、

何年たっても何の戦略も立てられない。

これじゃ100年経っても政権なんか取れない。

 

この際、以前の民主党政権の体たらくを

身に沁みて知ってる40代以上の人たち、

安倍元首相を神さま扱いする年寄りたちは切り捨て、

これからを担う10~30代に焦点を絞って

「若者優遇・高齢者無視」の政策を

訴えていった方がいいのではないか。

 

野党は本気の政権奪取を目指して結束した上で、

それくらいの思い切ったことをアピールしないと、

きれいごとを並べているだけでは、

ますます存在価値がなくなっていく。

 

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