病院ラジオは必見のテレビ

 

NHK総合の「病院ラジオ」をやっていたので見た。

今日は長野の子ども病院。

サンドウィッチマンが難病と闘う子どもたちの話を聞く。

 

こんな病気の子どもたちがいるのか、と驚く。

こんな障害を持った彼らの毎日の生活が想像できない。

いったいどんな人生を歩むことになるのか想像できない。

けれども彼らは自分の運命を憐れむわけでもなく、

ちゃんと前向きに生きている。

恋もしたいし、親孝行もしたいという。

がんばって生きようとしている。

本当に心動かされる番組だ。

 

そして、彼らからそんな話を素直に聞き出せる

サンドウィッチマンはすごいなと思う。

普通なら重すぎて苦しすぎて、うーんと唸ったり、

妙に気を遣ってしまったり、

可愛そうに、と思ったりしてしまうはずだが、

彼らは普通の人たちと相対する時と変わらずに応じ、

ジョークも飛ばせれば、笑いも取れる。

 

もちろん、彼らが売れっ子芸人だから

相手もテンションが上がる、というところもあるだろう。

でも見ていると、患者の子たちは、この二人なら

ちゃんと普通に話せる、ということを知っている。

ということが伝わってくる。

 

子どもだけではない。

前回は高齢者の病院でやっていたが、

そのときも彼らの対応は素晴らしかった。

病気で社会と隔絶してしまった人たちに

そうした安心感を与え、なおかつ、

面白テレビ番組として成立させてしまえるとは、

すごい才能だ。

サンドウィッチマンの人気が高いのは納得してしまう。

 

この番組は年に数回しかやらないのだが、

いつも楽しみにしている。

入院患者の人たちに、勇気と元気を与えていただく、

本当に良い番組だ。

またもやNHKの宣伝で、何やら回し者みたいだが、

良いものは良い。

これも向こう1週間、NHKプラスで見られます。

 

 

おりべまこと電子書籍

「認知症のおかあさんといっしょ」

無料キャンペーン実施中

1月31日(火)16:59まで

義母の介護の日々を綴った面白エッセイ。認知症を知り、認知症から人生を考え、人間を学ぶ。

日本認知症学会 認知症専門医・指導医である久米一誠氏の貴重な講演録を通して、日本における認知症全体のあらましについても解説しています。