二度と洋食屋には連れていくべからず

 

昨日は久しぶりに義母を美容院に連れて行った。

いつもカミさんが連れていくという行きつけのところ。

ここのおばちゃん、腕は大したことないが、

高齢者の扱いはうまく、

髪もきれいになってすっかり気分がよくなった。

 

問題はその後。

お昼を外食にしたが、

たまにはいいかと洋食専門のカフェへ。

オムライスならよかろうと思って注文したところ、

上にのっていたデミグラソースがお気に召さず、

せっかくご機嫌だったのが、めっちゃ不機嫌に。

あんまり洋食は好きではないのだが、

家では素直に食べるのでつい油断してしまったのだ。

 

この人はへそを曲げるとけっこうガンコで、

いつもなら喜んで食べるデザートにも

「いらない!」と手をつけない。

 

しかたなく、そそくさとカネを払って外に。

二度と洋食屋には連れていくべからず。

痛い教訓を得た。

 

しかし出たとたん、デミグラオムライスの記憶を忘れ、

それまでの不機嫌だった記憶を忘れて、

なぜか美容院から出てきたときの笑顔に戻っている。

こういう時、認知症は便利でありがたい?

帰った後、いつもの安い菓子パンをあげたら大喜び。

 

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