吉祥寺にやってきたクレヨンハウス 

 

感染者はまたぐんぐん増えてるみたいだが、

もう誰も気にしない。

コロナの話なんかしてくれるな、という声が聞こえてくる。

情報が出なきゃないことと同じだと言わんばかりの

「コロナ明け大型連休」、

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

 

僕はほとんど仕事をしているが、

きょうは吉祥寺でお買い物。

腹減ったので昼めし食おうということで、

お店を探していたら行き当たったのが

クレヨンハウス。

 

作家の落合恵子氏が開いた

子どもの本の専門店として有名だが、

オーガニックレストラン、

自然食品の店としても知られている。

 

息子がチビの頃、青山の「本店」にはよく行って

本を買っていたので、とても懐かしい。

吉祥寺にも「支店」があるなんて全然知らなかった。

 

と思ったら、なんと、

昨年暮れに青山からこちらに移転していた!

支店ではなく本店だったのだ。

 

1階がレストラン・食品売り場。

ランチバイキングは、玉ねぎマリネ、きんぴら、

鶏のふんわり揚げ、大豆ミートのロールキャベツ、

玄米ご飯など。デザートには、かぼちゃのタルト。

おいしかった。

 

B1と2階が書店になっている。

2階は絵本・子どもの本売り場で、さすがの品揃え。

子どもの本はロングセラーが多く、

息子がチビだった20年ほど前と

そんなに雰囲気は変わらない。

相変わらずのクレヨンハウスワールドで、

なんとなく安堵する。

 

B1は社会派の本・アート系の本を揃えている。

こちらは心なしか衰退感があった。

近年は本文化の衰退著しく、

紀伊国屋などの本文化を守る老舗や大書店は除き、

街中の本屋はサクッと読める売れ線のノウハウ本・

ビジネス本だらけになってしまった。

クレヨンハウスも食のほうはともかく、

本の販売のほうは全体的に縮小された感じがする。

 

それでも文化の発信地である吉祥寺に来てくれたのは

喜ばしいことだ。

子供がいてもいなくても、

ぜひ吉祥寺に来たら寄ってみてください。

たまにはブラブラ絵本を見るのも

心の静養と活性化に役立ちます。

 

ちなみにこのクレヨンハウスのある

大正通り界隈はヴィーガン・ベジタリアン

御用達みたいな店が増えて、

菜食・健康食エリアとしても面白い。