おりべまこと電子書籍新刊  おとなも楽しい少年少女小説「叔母Q」

 

叔母の温子はロサンゼルスの下町のアパートで孤独死した。

リトルトーキョーの小さな葬儀屋の一室で

彼女の遺骨を受け取った甥の「わたし」は供養のために、

可愛がってくれた叔母と昭和の家族についての話を

葬儀屋に語る。

「わたしも叔母のことが好きでした」

そう口にすると彼女の口もとのホクロを思い出し、

閉じられていた記憶の扉が次々と開いていった。

短編(2万字) 10月12日(木)発売予定。