おりべまこと電子書籍新刊「認知症のおかあさんといっしょ2(に)」

 

おりべまこと電子書籍新刊 本日発売!
エッセイ集:認知症介護2
「認知症のおかあさんといっしょ2(に)」

AmzonKindleより500円で発売中。

 

(本書紹介文より)

「お母さんのところに帰る」と言って家を出ようとする義母。

「こんにちは!元気ぃ~!」と女子高生に突然声をかける義母。

幻の家族と会話する義母。笑いあり、涙あり、驚きありの

認知症介護エッセイ。

認知症になっても人生は続く。

むしろ、新たな人生の幕開けかもしれない。

この異色のエッセイ集は、社会が抱える高齢化問題の一面を、

ユーモアとリアリティで描き出しています。

忌避されがちな認知症を、新たな視点で捉え直す試みです。

 

本書は単なる介護記録ではありません。認知症という鏡を通して、

現代日本社会の価値観や人間関係を問い直す社会批評でもあるのです。「認知症になったら人生終わり」という社会通念に、

著者は半ば同意しながらも、

そこに新たな人生の可能性を見出そうとしています。

福祉関係者や医療従事者には現場の生の声として、

一般読者には自分や家族の将来の姿として、

多くの示唆を与えてくれるでしょう。

ユーモアを失わない文体と鋭い観察眼が、

重いテーマを読者に負担なく伝える稀有なエッセイ集です。

 

もくじ

  • 幸せの歌と認知症の女
  • 春だけど自分にいいこと何かやってる?
  • サスペンスフルな認知症映画「ファーザー」
  • 蛭子能収さんと「with弱者」の社会の実現について
  • 認知症 花のアートワーク
  • 二度と洋食屋には連れていくべからず
  • 認知症患者に安心とハピネスを
  • 食卓のマナーと認知症
  • また今日もざしきわらしがやってきた
  • 赤ちゃんはおとなになって働いています
  • 要介護認定更新の日
  • 認知症と回想療法士
  • リス系認知症患者の冬じたく
  • 京風お地蔵さん人形と義母のまぼろし家族
  • 認知症の義母がぬくぬくする光と音の暖炉
  • 認知症患者のごあいさつを受け止められますか?
  • みかんせんべいに秘められた物語
  • 魔女っ子カーチャン
  • 親の介護は5年で卒業(というマイルール)
  • どんな子どもも「世界は美しいよ」と実感させてくれる
  • 認知症患者の純粋な「かわいい」の価値
  • 鏡の国のお義母さん
  • 「痴呆症」は老害ワード?
  • 義母の入院
  • 食べ物の恨みは死ぬまで残る
  • 入院していたことなんて記憶にありません
  • お母さんといっしょの夏休み
  • 義母の回復と阿佐ヶ谷の七夕まつり
  • 笑える遺影
  • 秋の最後の日の散歩
  • 年末の認知症ミステリー
  • 義母のお正月スペシャル
  • 90歳は人生卒業の齢?
  • 生きるとは死ぬまで幻想を抱き続けること
  • 認知症になっても人生は続くか?
  • AI・ロボットが“理想的・人間的な認知症介護”を実現する

(全36編採録)