吉本芸人随一のアスリート 宇野けんたろうさんの
「走力アップ×夏バテ対策イベント」を取材。
題して「目指せサブ4!in 3Po
低酸素ルーム × 宇野メソッドで走力UP」を
今週水曜(30日)の夕方に行った。
宇野けんたろうさんは、おそらく長距離走にかけては、
当代きっての芸能人最速ランナー。
間寛平、猫ひろしの後継者ともいわれ、
フルマラソン2時間30分台の記録を持つ。
オリンピックなど世界レベルの大会の出場者が2時間10分台。
東京マラソン・男子出場者の平均が4時間30分前後。
タイトルにある「サブ4」とは
「フルマラソン4時間切り」のことで、
3時間台で走れば、市民ランナーと言えども
「エリートランナー」の仲間入りをすることになる。
宇野さんはそんな人たちを指導する、
すごい実力の持ち主であるとともに、
芸人なのでコミュニ―ション力や
人を楽しませることにも長けている。
というわけで、地元の江東区をはじめ、
あちこちのマラソン大会、スポーツイベントに
コーチやゲストとして引っ張りだこ。
彼を中心としたランナーたちのコミュニティもできているという。
そんな宇野さんと、江東区・亀戸にある
低酸素リカバリーフィットネスサロン「3Po(さんぽ)」が
タッグを組み、初めてのイベントを開催。
といっても大げさなものではなく、
宇野さんといっしょに走って
低酸素トレーニングを体験してみよう、というものだ。
約90分のタイムスケジュールは、
1.施設案内&ウォーミングアップ
2.宇野けんたろうさんと一緒に外ラン(約20分)
3.低酸素ルームでトレーニング体験(約20分)
4.本格リカバリーマシンで疲労ケア
5.お土産配布
午後6時半に10代~50代の男女8人が集合し、
3キロ外を走った後に、3Poの低酸素ルームに入り、
4人ずつ分かれて、バイクとウォーキングマシンを
交互に体験した。
「マイマウンテン」というウォーキングマシンは、
トレイルランニング(山歩き・山走り)の練習に利用する
特製マシンで、速度を変えられるだけでなく、
傾斜角度を50度まで上げ下げできる。
軽く外ランの後に低酸素ルームのマシンで追い込む、
という計画通り、
たった20分だが、室内で猛烈なトレーニングが繰り広げられた。
低酸素ルームは、常圧低酸素の環境を創り出し、
高地トレーニングを代替。
肉体を細胞レベルで作り変えていくというもので、
近年、アスリートの間で急速に広がっている。
ここでの運動は、普段の状態での運動の3倍以上の効果、
つまりここで20分トレーニングすると、
単純に1時間以上のハードトレーニングをしたのと
同等の効果が得られるのだ。
そのため、負荷のかけすぎで体が悲鳴を上げたのか、
途中でバテてリタイアする人も。
終わった後、宇野さんに聞いてみたところ、
「今日はちょっとうやり過ぎたかも」
僕もここでバイクとマイマウンテンをやったり、
高齢者たちが健康増進のために利用するのを
取材したりしてきたが、今回、ガチランナーたちが思いきり、
マシンと格闘するのを目の当たりにして、
奇しくも、低酸素トレーニングのすごさ・クオリティを実感した。
最後、宇野さんは、
「こんな猛暑の季節に外で
ガチなトレーニングを続けるのは難しい。
できるのは早朝3時間、夜3時間くらい。
日が暮れても地面は熱をたくわえているので、
下手にやりすぎると危険です。
その点、こういう施設があると心置きなく、
からだに負荷をかけ、トレーニングに励める。
地元の亀戸にこんな施設ができて、うれしい」と話した。
トレーニングの後は脚の血流を癒すメドマーや、
筋肉をほぐすバイブレーションチェアなどで
癒しのひと時も。
今回のイベント企画者・スポーツメンタルコーチの
押田海斗さんのメンタル新聞、
新小岩でグルテンフリーのクレープ店
「おこめのおくりもの」を営む
和田あいりさんの「グルテンフリーフィナンシェ」の
お土産もついて、みんな大満足の楽しいイベントになった。
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