
ここのところ、認知症の義母の幼児化が著しい。
欲望丸出しのガキに等しいので、大人の理屈は一切通らない。
「これやっちゃダメ」なんて言っても5分後には忘れている。
息子がチビの時代もこれほど手こずらなかった。
それに子供と違って、そのうち成長してわかるようになるだろう
という希望も抱けない。
ほとほと疲れるのだが、
それは「大人なのに」と思って接するからだ。
以前から子ども扱いはしていたが、それでもだめだ。
そこでお地蔵様あつかい・菩薩様あつかいし、
朝夕手を合わせることにした。
すると、あら不思議。
気持ちが落ち着き、イラついたり、腹が立ったり、
疲れたりすることが少なくなった。
そういえば以前、仕事で
「お仏壇のはせがわ」の社長にインタビューしたとき、
「一日三回、手を合わせると人生変わりますよ」
といわれたことがある。
一応、両親と義父の手元供養をしているので、
朝は手を合わせるようにしているが、
まだ生きている義母を菩薩視して同じようにやっていると、
なんだかメンタルヘルスにいい気がする。
はせがわのコマーシャルで女の子がやっている
「お手手のしわとしわを合わせて、しあわせ」は、
あながちでたらめではない。
僕は宗教心のカケラもない人間だが、
おそらく左右の手のひらを胸の前で合わせるという運動と姿勢が、
からだ全体の血流とか、気の流れとかに
何か影響を及ぼすのかもしれない。
そうした科学的根拠もありそうだが、
なんでも理論的に説明されてしまうと、
「なんだ、そういうことか」と納得してしまって、
生きるのがつまらなくなるような気がする。
人生にはある程度、
不思議なことや神秘的なことがあったほうが面白い。
仏壇やお墓やお寺やお宮の前でなくてもいい。
祈願も感謝も供養の心も、神仏のイメージも必要ない。
ただ何も考えず、両手を合わせるだけでよい。
もし、頭に来たり、悲しくなったり、不安になったり、
ネガティブな感情にとらわれたら、
胸の前で手と手を合わせてみよう。
できたら一日何回も「しあわせ」をやってみる。
たったそれだけで気持ちが落ち着き、気分が良くなるよ。
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