浴風会フェスタに出向く

 

杉並区の高井戸にある「浴風会」のイベントに行く。

浴風会は高齢者の医療・介護・福祉の総合拠点。

緑があふれ、日比谷公園ほどの広い敷地に

病院や多様な養護施設があり、

うちの義母もデイサービスやショートステイで

お世話になっている。

 

大正14(1925)年の設立なので、今年でなんと100年。

一般的にはあまり知られていないと思うが、

この手の福祉法人としては、

おそらく東京を代表する施設の一つだろう。

皇室の人たちもたびたび視察に訪問している。

 

今年の参院選で「幸齢党」を立ち上げて立候補した、

精神科医・著述家の和田秀樹氏も過去に

ここにある高齢者専門の総合病院に勤務していたことがある。

ちなみにイベントの前夜祭として和田氏の講演や、

病院長の認知症に関する講演も行われた。

 

施設として重要な活動を行ってきた歴史があり、

特に介護保険法が施行された2000年以降は、

介護に関する専門施設として頼られることが多くなったようだ。

ただ、介護や高齢者とかかわりが薄い人たちにはなじみがなく、

親しみが薄いかったからだろう。

10年余り前から年に一度、地域に開かれた、

誰でもウェルカムの大規模なイベントが開かれるようになった。

 

デイサービスから案内をもらったので、

利用者の家族として、なかば義理で出向いたのだが、

思っていたよりも盛大で賑やか。

年季の入った木々やレトロな建物が並ぶ敷地内は、

老舗大学のキャンパスのようだ。

 

じいさん・ばああさんはもちろん、

子供連れも大勢来ていて、内容も充実していた。

ただ、出かけたのがちょっと遅かったので、

いろいろ面白そうな催しが予約いっぱいで

参加できなかったのが残念。