まだまだやってます「あなたはどんな大人に憧れましたか?」無料キャンペーン

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子どもの頃に憧れた大人の姿を思い出すことで蘇る人生への情熱。

行き詰った時こそ読みたい、心に火を灯す33編。

 

「やきいも屋のおっさんがカッコいいと思っていた」

「八百屋の親父にあこがれていた」

今日インタビューしたデイサービスのマネージャーの若者は、

子どもの頃を振り返ってそう語った。

やきいも屋とか八百屋とかの職業がどうこうというのではなく、

地に足を付けて生身の人間とわたりあって商売する、

その生きざまが子どもの目にまぶしく映ったのだろう。

そのまぶしさがその後の彼の道を決め、

人間同士が向き合う現場の仕事に向かわせた。

いまどき珍しい心根を持った青年と言えるのかもしれない。

手っ取り早く楽してもうけるのがカッコいいとか、

いい生き方だとか、成功者だとか言われ、

みんなそうした考え方に洗脳されている。

けれども経済的に豊かになることと、

豊かな精神をもって生きることとは別の問題。

そして悲しいかな、大多数の人は

そのどちらも手にすることができないまま、行き詰ってしまう。

みんな自分の理想的な将来像を持っている。

こんな生き方をしている“はず”の自分が脳内にいる。

もし行き詰ったら、子どもの頃、何になりたかったか、

どんなおとながカッコいいと思っていたのか、

じっくりと思い出してみよう。

 

あなたはどんなおとなに憧れましたか?

どう生きたいと思っていましたか?

いくつになっても問いかけていていいと思う。

 

若者にそう教えられた日。

20240418