●幻獣よりもベーコンエッグ
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この話に出てくる宿(スコットランドのインヴァネス)をはじめ、
英国のカントリーサイドにあるB&B
(ベッド&ブレックファースト)は、
とても清潔で美しく、朝食はボリューム満点だった。
ベーコンエッグ、ソーセージ、トマト、マッシュルーム、
トースト、シリアル、ジュース、紅茶、コーヒー。
予約なんかも必要なく、
町をウロウロ歩き回り、行き当たりばったりで
「VACANCY」の札がぶら下がっている家のドアをたたき、
出てきたオーナーと話をして宿賃を払えば泊れた。
宿賃も安く、一泊10ポンド(¥2,500~3,000)あれば、
ほとんどのところに泊れた記憶がある。
というのは、かれこれ40年近く前の話だ。
オーバーツーリズムの時代になった今は、
どうなっているのだろう?
名の知れた観光地は大いに賑わい、大混雑し、
入場規制もかかっていると聞く。
宿賃は安いところでも、たぶん、
日本円なら上記プラス1万円というところだろう。
いま思えば、ずいぶん牧歌的な時代に
のんびり楽しい旅をして、思い出をつくれた。
感謝ひとしおである。

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