ただでさえ、年寄りになると児童化するが、
認知症患者はさらに幼児化が著しく、本当にガキになる。
Sさんからもらったクラフトワークのクリスマスカードを
義母が気に入って「ほしいほしい」としつこいので、
まあ、いいや。どうぞ、メリークリスマス!と言ってあげた。
昨日、忘年会でSさんに会ったのでそのことを言ったら
「あはは」と喜んでくれた。
クリスマスプレゼントは、これとお菓子ということで。
前触れもなく突然キレることが最近多いが、
このプレゼント効果なのか、
ここのところは割と穏やかに過ごしている。
ただ、ネガティブワードがやたらと増えて、
寝起きとか、ちょっとどこかが痛んだりすると、
「もう死ぬ」とか「死んじゃうかもしれない」とか
頻繁に口走るようになった。
最初のうちはドキッとして、
もしや脳のどこかで近々死ぬのを
探知しているんじゃないかと思い、カミさんに話したら
「子供が気を引こうとしているのと一緒よ」と
クールなひとこと。
あ、そうか。
なので、こっちも動じずに、
どうせまともなこと言っても理屈が通らないので、
「すぐにお迎えが来ますから、
この民泊でもう一晩泊って行ってください」
と答えるようにしている。
恒例というか日常化している
「これでお家に帰らせてもらいます」にも
同じセリフで対応。
ラグジュアリーなホテルでなくて申し訳ございませんが、
この程度で精いっぱいでございます。
てなわけでもう一晩、もう一日と言い続けて、
かれこれ3000日ほどになる。
来年もまだまだこのやり取りが続きそうだ。
でも、どこかで、何らかの形で終わりが来る。
いいかげん終わってほしいような、
でも、いつまでも続いてほしいような。

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