2025年最後の新刊「昭和100年の思い出ピクニック」本日発売

 

おりべは昭和が終わって何十年も経つのに、

まだ昭和のことばっかり考えてる。

Amazon Primeで「傷だらけの天使」全26話を完食して号泣し、

唐十郎の追悼本読んで泣き、

山口百恵版「伊豆の踊子」のラストの不協和音に興奮してる。

ほとんどビョーキである。

でも、このビョーキはけっこう楽しそうだ。

戦争でワニを喰った話を真顔で語る大人たちがいた時代。

「エリートだったら河原乞食みたいな連中とは関るな」って

差別が当たり前だった時代。

喫煙もセックスも暴力もコンプラなんてくそくらえで

画面に映っていた時代。

汚くて、野蛮で、下品で、いい加減で――

それでいながら、めちゃくちゃ人間くさかった時代。

さりとて今はどうだろう?

西城秀樹の葬儀には1万人が集まったけど、

もうどんなスーパースター、超アイドルが死んだって、

静かにスルーしていく。

昭和はAIのデータベースに収まって、洗たくされて脱臭されて、

事典になってしまっている。

ノスタルジーに浸る時代は終わったと言いながら、

それでもやっぱり離れられない、書かずにいられない。

昭和を知ってるオジサンオバサンは

「そうそう、だよね」って膝を打ち、

昭和を知らない若い衆は「マジ!? 昭和ってヤバくね?」ってなる。

そんな、愛すべきイカれた昭和エッセイ集。

さあ、昭和100年だよ。思い出ピクニックに全員集合!

そして、出発進行だぁ~!

 

もくじ

  • 昭和アイドル 麻丘めぐみと「芽ばえ」
  • 「昭和の日」はいつまで存続するのか?
  • サザエさんとちびまる子ちゃんの延命と漂白された昭和
  • お墓とお寺に守られた谷中の昭和レトロ
  • 原爆記念日と遠い昭和と平和
  • 戦争でワニを喰った日本兵の話
  • 父もむかし子どもだった
  • 「傷だらけの天使」は昭和の天使の物語
  • 「傷だらけの天使」完食
  • 魔都・横浜から遠く離れて
  • 「永遠なる『傷だらけの天使』を読む
  • 二十一世紀の「傷だらけの天使」(小説版)をどう読むか?
  • 昭和の価値観はどこまで生き延びるのか?
  • 今また、唐十郎 襲来!
  • 昭和映画「伊豆の踊子(山口百恵版)」の魅力
  • 山口百恵版「伊豆の踊子」に描かれた 日本人の差別意識とエロ意識
  • 真夏の昭和立志伝
  • 真夏の昭和スイカ子ども伝説
  • 終戦の日 昭和人の責任
  • 昭和歌謡・時代劇系の傑作「子連れ狼」
  • ストーリーを語るのに恵まれている昭和人
  • 不滅の手塚マンガ再発見「おさむーびー」
  • 次代のために事典化された昭和

全23篇採録