初詣の御神水

 

杉並の大宮八幡宮に初詣に行ったのは、昨日のこと。

本堂にお参りするととに、いつものように

「幸せがえる」のカエル石のところに行ったら

立派な注連縄を巻いていた。

 

カエルをなでなでした後、まだ露店が出ている参道を

ぶらぶら歩くと、道のわきに見かけない亀がいるのを見つけた。

こっちは石になっているわけでなく、普通に亀である。

その横に「御神水」という立札が、

そして小さな鳥居があり、奥には祠がある。

さらに祠の下には小さな竜頭。

その横にあるコックをひねると、竜の口から水が出る。

いつの間にこんなものができたのか?

 

正月に限らず、大宮八幡宮には普段からよく来ているが、

以前はこんな水神を祀るような祠はなかったように思う。

確かこのあたりは古い木戸が建っていて、中に入れなかった。

 

よく見ると入口の横にか説明版があり、

このあたりには清水が湧き出ていたとのこと。

しかし、周辺の宅地化によって水脈が細ってしまい、

あまり汲み上げられなくなってしまったようだ。

竜の口から出るのは、この地下から出る湧き水なのだ。

 

しかし、その昔、貴重な水を勝手に入ってきて

大量に持っていく輩が大勢いたらしい。

それで枯れてしまうのを危惧して、この数年だか数十年の間、

木戸を建てて入れないようにしていたのだろう。

 

何がきっかけだったのかはわからないが、

神宮はそれを改め、祠と鳥居をきれいに整備し、

水神とゆかりの深い亀と龍を鎮座させて、

また誰もが湧き水の恵みに授かれるようにしたらしい。

 

ただ、やはり水が枯れる恐れもあるので、

給水時間を制限し、ポリタンクなどを持ってきて

大量に汲んでいくのは厳禁ということだ。

 

ほぉそうかということで、

正月に息子と一緒に飲んだ酒の瓶を持ってきて一本分水を汲んだ。

こういうものは信じればご利益がある。

たぶん飲んでいれば運も上向き、健康も維持できるだろう。

 

水は大切である。

冬場でも適度に水分補給して体を潤し、

感染症にやられないようにまめに手を洗う。

いくら神様にいっぱいお賽銭を投げて祈願しても、

基本的な習慣をないがしろにしていては、

あまりいいことは起こらない。

 

もうやたらとお願いごとを並べ立て、

おみくじをひいて大吉だ小吉だと一喜一憂するのはやめた。

自分がやるべきことをコツコツやっていればOKだ。

カエルさんにもカメさんにもそう約束した。