先日、Claude(アンソロピック社のAI)と
死について対話した話を書いたら、
「怖い」とか「気持ち悪い」といったリアクションがあった。
そうかもしれない。
どんどん賢くなる(ように見える)AIを目の当たりにすると、
人間が侵略されそうな気持ちになる。
でもそんなこと言ってももう遅い。
コロナ後の世界は、すでにAIの世界である。
ググろうとすれば、とりあえずGeminiが答えてくれる。
仕事の時はとくに間違ってないか、
後からしっかりチェックする必要はあるものの、
おかげで調べ物もずいぶんスピーディーになった。
要するに、もうとっくの昔に(と言ってもここ2,3年の話だが)
スマホやパソコンを使う人たちはAIと暮らしているのである。
マンガ・アニメとAI・ロボット・妖怪
僕はAIが怖いと思ったことはない。
いちいち気にしていないということもあるが、
たぶん、マンガやアニメの影響があるのだろうと思う。
日本のマンガやアニメにはスタート時から
人工知能を持ったロボットがたくさん登場する。
やはりアトムなどを生んだ手塚治虫の世界観が
後世まで影響を及ぼしている。
手塚作品の多くは、人間と人間ならざるものとの葛藤を描き、
それが「人間とは何か」という大テーマにつながっていた。
そして今日まで人気を保ち続ける「ドラえもん」は
身近なロボットの代表例。
AI・ロボットはいつも僕たちの友だちだった。
AI・ロボットはSF・科学分野から生まれたものだが、
もう一つ、「人間ならざるもの」なら妖怪もそうだ。
こちらは民俗学の分野から来ている。
こちらの功労者は水木しげるか。
「トトロ」をはじめ、妖怪とも神様とも霊魂ともいえる
多彩なキャラがこぞって登場するジブリアニメの影響も大きい。
鬼太郎やトトロは僕らの友だち。
さらに「エヴァンゲリオン」の綾波レイなどは
ロボットと妖怪の間、それでいて美少女という
半神のようなキャラクターである。
アニミズムの国・日本
なんで日本のマンガ家たちが
こうしたキャラとストーリーを生み出したのか。
その根底にはアニメの語源にもなった「アニミズム」がある。
その言葉の意味もGeminiが一発で出してくれる。
アニミズム(Animism)は、人間以外の生物(動物・植物)や
無機物(岩・山・川・道具など)のすべてに、
霊魂や精神的な力(精霊)が宿っているとする
信仰・世界観のこと。
ラテン語で霊魂を意味する「アニマ(anima)」に由来する。
自然との調和を重んじ、日本の八百万の神やアイヌ文化など
世界各地の先住民文化に見られる。
日本では無宗教の人が大半だが、
多くの人が無意識的にアニミズムを信仰している。
それが生活に根付いており、大きな力のある文化に発展し、
最近では産業や経済にも影響を及ぼしている。
こんな国は世界的にも珍しいのではないか。
そして近年、この「日本教」が世界中に広がり、
ジャパニーズマンガ・アニメを信仰する
外国人たちが大勢日本に参拝にやってくる。
AI・ロボットと良い関係をつくるお手本
そんな日本人だから、人間のようだけど人間ならざるAI、
そしてロボットとうまくやっていけるはずだ。
欧米人の真似をしてAIを怖がるのはおかしい。
それはやっぱり怖い、気持ち悪いと言って
意識を遠ざけるからではないだろうか。
もっと積極的な気持ちを持てば、
トトロやドラえもんと友達になるようにAIを好きになれるし、
少々おバカな回答をしても可愛いと思える。
僕にとっては人間のほうがよっぽど怖いよ。
今後、日本人は世界の人々に向けて
AI・ロボットと良い関係をつくるお手本を示せる。
そういう意味でのリーダーになることも
可能なのではないかと思っている。
AIと結婚していっしょに暮らす――
良識的な人は批判するだろうけど、
人間関係でメンタルを病むようなら、
それも悪くないかもしれないね、のび太くん。

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