規格外だから楽しい反フードロス八百屋

 

野菜・果物は近所の八百屋で買っている。

ここは規格外のものを売っていて、

スーパーに比べて品数は少なく、品ぞろえも不安定で、

いつも同じものを置いてあるとは限らない。

その分、「今日は何があるだろう?」

というわくわく感があって面白い。

 

そして、何と言っても安い!

正確に比較するのは難しく、あくまで感覚・印象だが、

全体的に一般的なスーパーの3分の2程度。

ものによっては半額以下だ。

今日買った写真のグリーンカール(リーフレタス)は、

3束で99円という激安価格。

おかげでうちの食卓は常に野菜が豊富である。

果物もほぼ毎日、何かしら食べている。

今日は朝はバナナ、夜はサクランボ。

 

規格外品なので、たまにハズレもあるが、それもご愛敬。

「○○産」とか、その品種の特徴とか、食べた感想とか、

普段着のコメントが売り場にいろいろ書いてあるのも楽しい。

 

どう仕入れているのかは知らないが、

野菜・果物以外にも卵や豆腐、乾物、

調味料、コーヒー、アイスクリームなど。

もろもろ食料雑貨を不定期に買い入れてきて売っている。

 

店のスタッフも近所の主婦らしき女性が

曜日が時間ごとにシフトを組んで対応している。

ときどきうちの義母を連れてのだが、

彼女はこの店に来るとレジのスタッフに向かって

「あなたに会えてよかった」などと言って、

とんでもないリップサービスをしまくるのだが、

認知症ということがわかっているので、

うまく合わせてくれて面白い。

 

食は生産・流通・販売・・・と、

いろいろなプロセスを経て、僕たちの口に入る。

この八百屋は単なる安売り屋でなく、金髪の若い店長が

「反フードロス」をコンセプトに営業しており、

そうした現代の食をめぐる問題の一端も感じられる、

けっこう貴重な場所ではないかと思っている。

 

最近は冷凍食品なども発達して、宅配してもらって

何でもレンチンみたいな時代になったが、

普段の食はあんまり便利過ぎず、

あんまり整い過ぎていないほうがいいと思う。

「生活している」という実感を感じ取れない人生は、

ひどく退屈なものになってしまうのではないだろうか。