認知症の義母に付き合って散歩するようになり、はや7年。
ルートにしている川沿いの遊歩道は、
イヌの散歩の定番コースでもあり、
いつも色々な種類のたくさんのイヌたちに出会います。
印象として多いのが柴犬とトイプードル。
次いでチワワとポメラニアンという感じでしょうか。
その中で義母は、なぜか柴犬を見ると
「あ、ネコだ」と言います。
なんで柴犬のことをネコというのだろうと
不思議に思っていましたが、
ネットでイヌを飼っている人たちの話を見ると、
「柴犬は外見上はイヌだけど、中身はネコ」
という意見が多くてびっくりしました。
実は犬と猫は遠い祖先は一緒らしく、
もしや柴犬にその祖先の遺伝子が
残っているのかと思いましたが、
さすがにそんなことはありません。
なんでもマイペースで気まぐれ、ツンデレな性格の輩が多く、
そうした柴犬特有の特徴が「イヌなのにネコみたい」
と評されているようです。
これはどうもオオカミの血が色濃く残っているのが
要因とのことです。
義母はイヌもネコも飼ったことがなく、
もちろん、そんな知識など持ってないのですが、
柴犬だけ「ネコ」と呼ぶのは、
もしやそうした特徴・性格を
直感的につかんでいるのかもしれないなと思います。
認知症のせいで過去の記憶、
社会生活の常識や蓄積してきた
知識・情報を失ってしまっていますが、
その分、本能・直感を取り戻している、
と感じるときがあるのです。
要は子どもと同じですね。
いろんな情報の氾濫で頭がぐちゃぐちゃになっている人、
生きていても、なんでもすぐに「こんなものか」と
わかっちゃっている人などは、
一度、認知症の人とお付き合いして、
学ばせてもらうといいかもしれません。
半分冗談ですが、半分本気。
イノセントな自分をどこかでしっかり守ることこそ、
これからの人生を楽しく生きる秘訣なのかも。

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