追悼・アントニオ猪木さん:あなたほど無様さがサマになる男はいなかった

 

「ふつう見せないでしょう。こんな無様な姿は。

でもそういう商売をしてきたから。ありのままですよ」

 

昨日亡くなった猪木さんの病床の最期の映像を見て、

なんてカッコいいんだと涙しかなかった。

 

特に熱烈な猪木のシンパではないし、

プロレスファン、格闘技ファンでもない。

しかし、ご多分に漏れず、

子どもの頃・若い頃は夢中になってプロレスを観た。

そして、アントニオ猪木のカッコよさは

体の芯に染みついていた。

 

僕の中でのアントニオ猪木はそんなに強くはなかった。

最期に語ったように、むしろ無様にやられたり、

負けたりするシーンのほうが印象に残っている。

 

それはジャイアント馬場との対比で明らかだ。

馬場がやられるところ、

負けたところはほとんど記憶にない。

しかし、猪木はいつも敵の外人レスラーにやられて、

額から血を流していた。

馬場とタッグを組むと、危機一髪のところでタッチし、

馬場が大暴れして一人で敵のチームをコテンパンにした。

馬場は圧倒的に強く、威勢はいいけど猪木は弱かった。

 

アニメ「タイガーマスク」でも、

なんだか馬場が悠々とした親分で、

猪木は子分の鉄砲玉みたいな感じで描かれていた。

 

ところがある年のワールドリーグ戦。

最終戦で猪木は血まみれになりながら、

相手のクリス・マルコフを卍固めでギブアップさせた。

世界最強の必殺技・卍固め(オクトパスホールド)

初披露の日、猪木はワールドリーグ戦に優勝。

馬場が血で真っ赤に染まった白いハチマキの猪木を讃えた。

めちゃくちゃ感動し、

しばらくテレビの前で棒立ちになっていた。

 

新日時代になってからのアントニオ猪木も、

大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントの

バックドロップで粉砕されたり、

超人ハルク・ホーガンのアックスボンバーを食らって

卒倒したりした。

長州力らの維新軍にコテンパンにやられ、

惨敗したこともある。

 

鮮烈に記憶に残る無残な負け方、無様なやられ方。

だけどめちゃくちゃカッコいい。

そして、どんなに無様な姿をさらしても、

敢然と立ちあがり、リベンジを果たした。

それがアントニオ猪木の「闘魂」だった。

 

だから猪木さんの言葉は響いた。

無様でもいいんだ。

負けてもいいんだ。

人生が続く限り、何度でも立ち上がれ。

リベンジしろ。

 

もちろん、彼のように誰でもリベンジできるわけではない。

無様さをサマにできるわけではない。

いや、むしろ、ほとんどの人ができない。

でも「それでもいいんだ」と

猪木さんなら笑って言う気がする。

「元気ですかー!」と言って、

ビンタを食らわせてくれそうな気がする。

もっと生きろ、夢を捨てるな、とも。

もう記憶のなかでしか、それはかなわない。

 

ありがとう猪木さん。

ご冥福をお祈りします。

 


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本日発売!新作小説「マイ・ギターズメモリアル」

 

人気ポップスターだった父は、

意識不明の状態で病院のベッドに横たわっていた。

音楽で生きる父と子の、死を前にした対話の物語。

短編。1万9千字。

 

あらすじ

デビュー間もない若いシンガーソングライターは

時おり、広い畑の夢を見る。

そこでは幼い頃に死別した妹が畑仕事をしている。

夢の中でいっしょに成長してきた彼女は

「お父さんがもうすぐここに来るよ」と彼に告げた。

 

それが予知夢であるかのように、

ほどなくして父が脳出血で倒れた、

という報せが入る。

彼の父もまたミュージシャン。

それも世界的に有名なポップクスターであり、

愛のメッセンジャーとしても知られる人物だ。

けれどもそうした世間のイメージとかけ離れた、

プライベートな顔を知る息子は、

自分と母親と妹を捨てて生きてきた

父をひどく憎んでいた。

 

一本のギターを抱えて、

病院に瀕死の父の面会に訪れた息子。

閉じられた病室の中で、

意識を失ったままベッドに横たわる父に向き合い、

胸の奥から湧いて出る思いをつぶやく。

そしてギターを媒介として、

意識のないはずの父と「イエス・ノー」の問答形式で会話を交わすようになる。

次第に息子は、もう表に現れない父の奥の意識と

一つになっていき、

それまで知らなかった父の人生の一面を垣間見る。

 

栄光の中の孤独。

自分が信じていた音楽の才能が枯渇していく恐怖。

安息の場のはずだった家庭も重圧となり、

精神的混乱は家族愛さえも悪夢に変えてしまう。

迷走した父は家族を捨てて

一人の女(後妻)との愛に生きるようになる。

ジュンはそんな不完全な人間だった父を

少しだけ赦せる気持ちになり、

彼が旅立つ前に最初で最後のデュエットを

しようと試みる。

 

面会時間が終わる頃、

病室に父の心を奪った女――後妻が現れる。

憎しみのため、それまで顔をそむけ続けてきた相手。

そんな相手と言葉を交わし、思いを交流させるうち、

息子の中には新しい自分の音楽を作り、

歌い始める準備が進んでいった。

 

Amazon Kindleにて価格300円で販売中。

 


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週末の懐メロ102:去りゆく恋人/キャロル・キング

 

1971年リリース。

この曲が収録されたアルバム

「つづれおり」(Tapestry )は、

全米アルバムチャートで15週連続1位、

その後も302週連続でトップ100に留まる

ロングセラーとなり、

グラミー賞でも4部門を制覇した。

 

それだけでなく、現在も聴かれ続ける

ポップミュージックの名盤中の名盤として名高い。

この四半世紀、ローリングストーン誌などをはじめ、

いろいろな音楽雑誌やサイトなどで

何度もロック・ポップス名盤ランキングが

開催されているが、いわゆる一般的なランキングで、

「つづれおり」はつねに十傑に入っている

という印象がある。

それだけ多くの人に、

世代を超えて訴える普遍性があるということだ。

 

キャロル・キングは1960年代、

弱冠16歳からプロの音楽家として活動している。

今回、知ってびっくりしたのは

「ロコモーション」をはじめ、

今でも有名なR&B系のスタンダードナンバーの多くが

彼女の手によって書かれたということ。

 

最初の夫となったジェリー・ゴフィンとコンビを組んで、

ソングライターとして全米ヒットを連発していたのである。

ビートルズのレノン=マッカトニーも、

最初はゴフィン=キングを目指していたという

逸話さえあるようだ。

 

そんな彼女が夫とのコンビを解消して、

今度は自らシンガーソングライターとして活動を始めて

2枚目のアルバムが「つづれおり」だった。

このアルバムが後世のミュージシャンに与えた影響は

計り知れない。

そして、もしかしたらその影響力は

日本の女性ミュージシャンたちに

最も大きく及んだのではないかと思える。

 

彼女の作曲の素晴らしさ、アルバムの充実度に加えて、

ジャケット写真がとても印象的だった。

 

日の当たる窓際で、猫といっしょに

セーターとジーンズ姿でたたずむキングの姿は、

「自由な新しい女」として、一つの世界を、

これからのライフスタイルを提示していた。

それもジャニス・ジョプリンのような

常人離れした激しすぎる生き方でなく、

愛情と平和と穏やかさを伴った、日常の中の新しい人生を。

 

事実、キングは五輪真弓のアルバム制作にも関わっており、

日本の音楽界とも縁が深い。

もしも彼女がいなかったら、

そして「つづれおり」というアルバムがなかったら、

日本でこれほどフォークソングも、

ニューミュージックも

発展しなかったのでないかと思えるくらいだ。

 

僕自身は正直、

これまでキャロル・キングにあまり興味がなく、

昔、ラジオでときどき聴いたな~くらいの印象だった。

 

僕が音楽をよく聴き始めた中学生時代—ー

1970年代の半ばには、すでに彼女はレジェンドであり、

当時の変化の激しい音楽界において、

過去の人になっていた感がある。

 

そんなわけで最近、改めて聴いてみたら、

たしかにこれだけいろいろな音楽を聴いた耳にも

「つづれおり」の楽曲群は新鮮に響く。

これはやはり現代のポップスのバイブルと言える

アルバムなのだ。

 

中でもいちばん好きなのが「去りゆく恋人」である。

この曲は中高生時代、女性のDJの

「秋になるとキャロル・キングが聴きたくなるんです」

というセリフとともに、

ラジオで何度か耳にしたことをよく憶えている。

 

BBCに、これまた当時、

シンガーソングライターとして大活躍していた

盟友ジェームス・テイラーと共演したライブ。

若くして素晴らしい貫禄。

そして、心に染みわたる「自由な新しい女」の歌声。

 


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キンモクセイとセミ

 

外に出るとあちこちでふわっと鼻をくすぐる。

今年は一段と香りが良い。

川面をわたる風に乗ってやってくる金木犀の

優しい匂い。

あっという間に9月もおしまい。

もう秋なんだなぁと思いきや、

夕方はまだツクツクホウシとヒグラシが

がんばって鳴いている。

まだ恋がしたいのか。

セミ生の最後によいおなごに出逢って

エッチできることを祈っています。

 


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なぜ30年前のトレンディードラマには、 お彼岸が出てこなかったのか?

 

まだ暑い日はあるが、お彼岸を過ぎて

本格的な秋になった。

 

ふと思い出したのが昔、30代の初めの頃、

「もうお彼岸だね」といったら

「トレンディードラマでお彼岸なんて出てこないよ~」

と笑われた。

要するに「年寄りくせー」と馬鹿にされたのだが、

僕はトレンディードラマで

カップルがお彼岸に墓参りに行くなんて

シーンがあったら面白いのに、と思っていた。

 

その頃はバブル崩壊直後だったが、

世のなかは、まだまだお祭り続けるぞ!

みたいな雰囲気があふれていた。

ジュリアナ東京も、クリスマスのホテルも、

当時の僕らのような若い連中で大賑わいだった。

 

その頃の倍の齢になり、

さすがにもうああいう騒ぎに参加したいとは思わない。

若ぶってもしょうがない。

 

正直、最近はスポーツも音楽も、

盛り上がる系イベントにはさして興味がなくなった。

人生の秋になったからだ。

 

そんなものより、もっと自分のために

大切に時間を使いたいと思うようになった。

 

とはいえ、毎日、

仕事と義母の介護とカミさんとの付き合い、

そして自分の本を書くことでいっぱいいっぱいで、

合間にちょっと本を読んだり、

映画を観たり程度の日々が続いている。

 

もともと人間のキャパが小さく、

エネルギッシュでもないので、

この状態で精いっぱいなのだ。

でもまぁ、とりあえず、ここで死んでも悔いはない。

まだ死ぬ気はないけど。

 

ありがたいことにここのところ、いろいろ仕事が入って、

当分の間、おそらく年末まで忙しそうだ。

仕事は面白くて大好きなので、

いっぱいごはんをいただいている気分である。

もっと稼げればいいんだけどね。

 


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新作短編小説「マイ・ギターズメモリアル」予告

 

新作短編小説「マイ・ギターズメモリアル」

人気ポップスターだった父は、

意識不明の状態で病院のベッドに横たわっていた。

訪れた息子が憎しみと別れの言葉を告げると、

父の意思はギターの弦を鳴らし、

彼を引き止め、語り掛けてきた。

 

10月1日(土)AmazonKindleよりリリース予定。

どうぞお楽しみに。

 


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週末の懐メロ101:ザ・ビッグシップ/ブライアン・イーノ

 

1975年リリース。

アンビエントミュージック(環境音楽)の原点であり、

巨大な船で僕たちの心をはるかな海へ曳航してくれる

ブライアン・イーノの最高傑作。

 

イーノはグラムロックとプログレッシブロックの

あいの子みたいなバンド「ロキシーミュージック」の

キーボードプレイヤーとして70年代の初めにデビュー。

 

その頃は奇抜なファッションと

アバンギャルドなパフォーマンスで話題を集めたが、

ソロになってからは独特の音楽世界を築き始めた。

 

この曲が収録された3枚目のソロアルバム

「アナザー・グリーン・ワールド」は、

1980年代になってブレイクし、

新たな音楽ジャンルとして成立する

アンビエントミュージック(環境音楽)の先駆的作品。

 

その後、イーノはいわゆるロック、ポップミュージックとは

一線を画した音楽活動を続けるが、

当時のミュージシャン、アーティストらに

与えた影響は絶大で、

ロバート・フリップ、デビッド・ボウイ、

トーキングヘッズ、U2など、

数え上げればきりがない。

 

そしてアンビエントミュージック(環境音楽)の

開発者の一人として、

映画や美術などの世界にもその影響力は広がった。

 

いまや懐かしのマイクロソフト・ウィンドウズ95の、

あの起動音を作曲したのもイーノだった。

コンピュータ時代の幕開けを彩った

わずか3秒の鮮烈な序曲。

 

人間の無数の感情の一つ一つを構築して作ったような

「ザ・ビッグシップ」には、

信者ともいえる熱烈なファンが大勢いるようで、

YouTubeには「THE BIG LOOP」と題して、

10時間という長大な編集バージョンも上がっている。

 

瞑想曲として、作業用BGMとして、

仕事や生活のあらゆる場面で愛聴できる、

そして日常の風景を非日常的なものに変えてしまう

このマジックナンバーは、

ひとりひとりの心の無意識の領域で

まるで血流のうねりのように響き続ける。

 


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最期のバグパイプ

 

ツイッターに「女王に捧げた最期のバグパイプ」

がアップされていた。

テレビ中継では見なかったが、

ウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で

女王の棺が地下に降ろされ埋葬される時に

奏でられたものらしい。

 

まるで美しい映画や演劇のラストシーンのようだ。

とても感動的なのと同時に、エリザベス女王の

「スコットランドよ、行かないで」という

願いも込められているかのようだ。

 

ちょっと前から「6600万年前の夢を見て死ね」

という小説を書いていて、

これにマイケル・オーネストという人物が登場する。

マイケルはスコットランド人のバックパッカーで、

日本人女性と結婚し、東京で25年暮らしていたが、

還暦になり、スコットランド独立運動と

ネス湖の観光事業に取り組むため、

故郷スコットランドに帰ろうとしている。

彼はバグパイプ奏者でもあり、

楽器を教わりに来た主人公の男を相手に居酒屋で

スコットランドの自慢をして

「ネス湖を見て死ね」と、くだを巻く。

 

そんな設定なのだが、僕はスコットランドには、

1986年の春にネス湖観光、

1987年の夏にエジンバラ演劇祭を見に行ったきりだ。

特に強烈な印象はないが、

ロンドンなどより物価が安く、

のんびりした田舎というイメージが残っている。

インヴァネスの宿に泊まった時に給仕してくれた

当時高校生くらいの女の子が

真っ赤なほっぺをしていて可愛かった。

 

イングランドとスコットランドはここ数百年、

何とか折り合いをつけて仲良くしてきたが、

いつまでも過去を懐かしんではいられない。

何よりも民族としての

アイデンティティが大事なのだ。

 

亡き女王の願いむなしく、

近いうちにスコットランドは独立するだろう。

それが歴史の必然のような気がする。

そう思ってこのバグパイプを聴くと、

よけいに切なく美しく響く。

そしてエリザべㇲ2世の生きた時代は、

次世代へ語り継がれる物語としてパッケージされる。

 


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エリザベス2世国葬:20世紀の真の終幕

 

昨夜はエリザベス女王の国葬を、BBCの生中継で見た。

こんなに絢爛豪華で美しい式典を見ることは

もう生涯ないだろうと思った。

 

内容の重厚さあってこその華やかさ。

あれだけ世界の要人が一堂に集まることも

もうこの先ないのではないか、と思える。

 

そいて、こんなすごいことをする国、できる国は、

もう地球上にイギリスしかない。

 

BBCの気合の入れ方もハンパなかった。

イントロダクションの編集もめっちゃカッコいいし、

ウェストミンスター寺院の天井にカメラつけて

神さま目線の大俯瞰映像を撮るなんて本当にびっくりした。

 

おそらくBBCは昨日の中継映像を、

後世に残す、人類共有の遺産とすることを意識して

撮ったのではないだろうか。

 

21世紀になってから22年目にして、

とうとう20世紀の真の終幕を見た感じがする。

 

国葬のパレードは軍隊に支えられていた。

王制と軍制は一体のものであり、

あの祭典は、大英帝国の祭典である。

僕たちが暮らすこの世界は、

いまだ大英帝国の影響下にあったのだ。

 

その礎を築いたのは、16世紀のエリザベス1世。

海軍と海賊を使って世界の覇権を握り、

イギリスに富と繁栄をもたらした。

 

19世紀。ヴィクトリア女王の治世と産業革命。

日本も初めてグローバル化し、文明開化を迎え、

資本主義・覇権主義の時代が始まった。

 

世界を制覇し、栄光に包まれた大英帝国の歴史は、

富を求め、権力と暴力で人を抑えつける

搾取・略奪・虐殺・支配・蹂躙の歴史でもある。

 

エリザベス2世はそうした前世代の恩恵と、

犯した罪悪の双方を熟知して

この70年間、必死で世界のバランスを保つのに

努めてきたのだと思う。

 

そして自分の葬儀さえも過去と未来との懸け橋にした。

英王室内の知恵の蓄積もあったのだろうが、

 

すごい女王、すごい物語の作り手だ。

 

 

彼女がいなくなった今、

大航海時代から20世紀、そして今日まで

続いてきた一連の流れはゆるやかに止まっていくだろう。

 

英連邦国家の独立や、王制廃止の動きも

雪崩を打って襲ってくるだろう。

ユニオンジャックの国旗を見るのも、

もうそんなに長くないかもしれない。

 

世界のかたちは変わり、資本主義社会の在り方も

変質していくだろう。

 

もしかしたらそれらは僕がまだ生きている間、

向こう10年、20年のうちに実現してしまうかもしれない。

 

僕たちの子孫は、昨日の国葬を

20世紀文化のアーカイブとして鑑賞するのだろう。

そして、王様・女王様のいる世界を

バーチャルとして楽しむようになるのかもしれない。

 

リアルにこんなことをやって、無駄ガネを使いまくって、

なんてクレイジーな時代だったんだ!

ということになるんだろう、きっと。

 

僕らはそれを寂しいと思ってこう言う。

 

「いや、民主主義・合理主義には賛成だけど、

人間というものはどこかでこういう物語を

求めているんじゃないか?

それが心を豊かにするんじゃないか?」

 

だが結局、新しい時代のことは、

新しい世代が決めることになる。

 

いずれにしてもロンドンとウィンザーで

エリザベス女王を見送った僕たちは、

一つの歴史と始まりを見届けた。

とても幸運なことだし、貴重な体験をしたと思う。

 


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ガラパゴスマスク

 

先日、義母といっしょに近所の八百屋に買い物に出た時、

マスクを忘れたことに気が付いた。

もう春先ぐらいから外ではマスクをしていない。

ただ、店とか建物に入る時はつけなきゃいけないので、

持ち歩くのだが、家に置いてきてしまったのだ、

 

ちょうどストックが切れかけていたので、

ドラッグストアに寄って60枚入りの不織布マスクを買った。

その時、こうしてコロナ用にマスクを買うのは

これが最後になるだろうと思った。

 

テレビなどの映像を見る限り、

どこへ行くにもこれだけ国民が

一律にマスクをしている国は日本だけ。

まさにガラパゴス感があふれている。

 

データを見ても第7波は終わりに近づいているが、

そもそも欧米などはもはやデータ管理さえしていない。

つまりもう「普通の病気」と見做している。

 

WHOも「パンデミックはそろそろ終わり」

と言い出してるし、

マスクをする生活にも終わりが近づいている、

そう予感している人は少なくないだろう。

 

エリザベス女王の国葬でロンドンにおられる天皇陛下も

日本のメディアを意識して外ではマスクをしたり、

晩さん会の場では周囲と合わせて外したりと、

なかなかお気遣いが大変だ。

 

だけどある意味、

3年におよぶコロナの影響はこれから現れる。

気になるのは子どもや若者。

彼らにとって3年は、おとなにとっての30年に匹敵する。

そんな長い間、マスク生活を強いられ、

人の顔・表情がまともに見えない、

自分の顔・表情をちゃんと見せない感覚になった子の

メンタリティはどうなのか?

マスクを外して生活できるのか?

 

北欧のどこかの国の保育園では、

コロナ禍においても、

保育士はけっしてマスクをしなかったという。

理由は、子どもに大人の表情を見せないのは、

精神の発達上、よくないという考え方があるからだそうだ。

国がわざわざそんなお達しをするとは考えにくいので、

その園なり、保育士業界の判断なのだろう。

 

日本(アジア)と欧米では、

相手の表情を読みとるのに、

目もとを見るか、口もとを見るかの違いがあるので、

一概にはこうした方針の是非は問えない。

 

ただ、上からのお達しや世間に対する気遣いを重視するか、

自分たちの信念、大げさに言えば哲学を重視するかの

違いがあるなと思った。

 

いずれにしても社会の中で、

コロナによって変わったもの・変わるものと

変わらずに残るもの・元に戻るものがある。

 

自分の中でも何が変わらずに続いているのか、

どんな習慣・考え方を変えたのか?

どこかで落ち着いて検討してみようと思う。

 


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週末の懐メロ100:ザ・ローズ/ベット・ミドラー

 

1979年リリース。

誰もが知る名曲中の名曲だが、

僕にとっては、冒頭の騒然としたざわめきと

ピアノのイントロが交わる数秒間こそが

本物のザ・ローズの泣かせどころである。

 

ベット・ミドラー主演の映画「ローズ」が

日本で公開されたのは

翌1980年11月のことだった。

ひどく寒い日、新宿の映画館に

一人で観に行った覚えがある。

 

物語の舞台は遡ること10年前。

1969年のアメリカ。

ベトナム戦争、ヒッピームーブメント、

ドラッグ、セックス、ロックンロールの時代。

 

ローズのモデルはジャニス・ジョプリン。

いまだに史上最高の女性ロック歌手として崇められるが、

死後10年のこの頃、そのカリスマ性はハンパなかった。

 

映画は当初、彼女の生涯をドラマ化するという企画だったが、

主演をオファーされたベット・ミドラーはこれを拒否。

「わたしは私の役をやりたい」

こうして愛と激情に生きる架空のロックシンガー

「ローズ」が生まれた。

 

しかし、ミドラーの熱演・熱唱にも関わらず、

ドラマの展開、ローズのキャクターにはどうしても

ジャニス・ジョプリンの幻影が覆いかぶさる。

 

劇中で歌われるブルースナンバー

「男が女を愛する時」も、「ステイ・ウィズ・ミー」も

本当に素晴らしいのだが、

かのレジェンドが生きて歌っていたら、

もっと胸を揺さぶるだろうと夢想してしまう。

当時、それほどまでに

ジャニス・ジョプリンの存在感は絶大だった。

 

けれども物語の最後にそれが覆る。

故郷でのライブステージ。

酒と麻薬でボロボロになっていたローズは、

満員の観衆の前で倒れ、命尽きる。

そうして画面が闇に包まれていくとともに

エンドロールをバックにこの曲が流れる。

 

その時、ローズ(ミドラー)は死と引き換えに、

ジョプリンの幻影を拭い去り、永遠の存在となった。

以後40年以上、世界中で歌い継がれ、

聞き継がれてきたこの曲は、

これから後も長い年月にわたって生き続ける。

 

ローズのあまりに激しい、狂気にも思える生き方は、

現代では理解しづらく、共感も呼ばないだろう。

それでも彼女の歌は愛の種となって未来に残る。

 

僕は長年、この美しい旋律を酒の肴にしてきたが、

そろそろこの歌詞をもっと

じっくり味わななくてはいけない齢になったようだ。

もう毎日元気いっぱいというわけにはいかない。

人生に疲れた時にこの歌は本当に心のひだに染みてくる。

 

ローズのように酒も麻薬もやらなくても、

この世の中は十分、

僕たちの頭を狂わせるものに溢れている。

 

どうかあなたの心が痛みや憎しみで

バラバラになりませんように。

どうかこの世界とは何か、この自分とは何か、

つかめるところまで歩いて行けますように。

 


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良い夢を見る方法

 

今朝はとても美しい夢を見てめざめた。

「がんばっているアタシへのご褒美」みたいな夢だ。

 

最近、何かいいことあったっけ?

特に思いつないので、近々いいことがあるのかな?

と、たかが夢でこんなに良い気分になるなんて、

ほとんど記憶がない。

もしかしたら人生を変える夢になるかもしれない。

 

そこで「良い夢を見る方法」なんてものが

あるのだろうかと思って

学者・研究者のサイトを検索してみた。

が、とくにそういうものはないようだ。

 

強いていれば悩み事を抱え込まないとか、

良い睡眠をとるとか、その程度。

でも、「良い睡眠をとる方法」と

[良い夢を見る方法」とは別だと思う。

 

記憶がどうこう、潜在意識がどうこうなど、

いろいろ説明はできるようだが、

結局、科学的に解明できないから、

メソッドなんて誰も編み出せないから、

夢は面白い。

 

そこで今朝の夢を参考に、

自分で「良い夢を見る方法」を考えてみた。

 

自分にウソをつかずに生きること。

ある程度、人を慮って丁寧に接すること。

好きなものは好き、面白いものは面白いと言うこと。

そして自分を見失わないよう、

できるだけ心の中を整理整頓しておくこと。

 

なんだかみんな

ごくありきたりのことだばっかだけど、

夢が人生を映し出すとすれば、

こういうことになるんだろうと思う。

 

いずれにしても良い夢、美しい夢を見られることは

幸福なこと。

あなたもたくさん良い夢を見られますように。

 


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どうだ、銅だ、ブドウだ

 

秋はブドウの季節。

ちょっとご報告遅くなったけど、

岡山県から今年もブドウが届いた。

グリーンのはシャインマスカット。

黒いのはオーロラブラック。

 

オーロラブラックは岡山特産で、

粒は巨峰をはるかにしのぐ大きさ。

甘くて食べ応え抜群だ。

 

ちなみに昨年(2021年)日本のぶどうの収穫量は

16万5,100トン。

1位:山梨県(4万6千トン)シェア25% やっぱり。

2位:長野県(2万8千トン)シェア17% こちらも強い。

そして、おめでとうございます。

3位が岡山県。1万5千100トン。シェア9%。

4位の山形県・1万4千500トンを僅差でかわし、

どうどう銅メダル獲得。

 

ちなみに5位は福岡県で6,910トン。4%。

このベスト5で全国生産量の64%を占めている。

 

東高西低のブドウ生産県。

岡山は堂々、西日本ナンバーワンを誇るブドウの国だ。

ブドウだけでなく。モモやイチゴもおいしい。

農家の皆さん、これからもおいしい果物を

たくさん作ってください。

 

そして岡野さん、いつもありがとう。

お礼が遅れてごめんなさい。

カミさんが歯痛でしばらく食べられなかったので、

まだ食べてます。

日持ちがいいのもうれしいね。

 

上記データは農林水産省のサイトより。

https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kajyu/nasi_budou/r3/index.html

 


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ふたたびエリザベス女王逝去について

 

ここ数日、テレビやネットで

エリザベス女王逝去に関するニュースが

目に触れると、つい見てしまう。

 

20代の一時期、2年半ほどイギリスで

暮らしていたというだけで、

特に王室にシンパシーを感じていたわけでもないが、

何か喪失感のようなものがある。

 

一つの時代の終焉。

世界が大きく変わる予感。

なんだかひどく胸が疼くのだ。

 

エリザベス女王の最期は、ある意味、

高齢者にとっての理想形でもあった。

ガンや認知症に侵されることもなく、

ほぼ健康なまま、最後まで現役を全うした。

ひどく苦しむこともなく、安らかに亡くなったのは、

母を見送る子どもたち(国民)にとって

幸いなことだ。

 

死は悲しい出来事だが、

それ以上に、女王の死には

人生を生き切った不思議な充実感が感じられる。

 

どのように死を迎えるかは自分で選べないが、

彼女のように国を背負って

70年も歩き続けてきた人間には、

その報酬として、最後にはるか高い山頂から

広大な世界を見わたすことができたのかもしれない。

 

国葬は19日に行われるという。

エンディングの仕事をやっていることもあって、

こちらにもたいへん興味がある。

 

天皇陛下と皇后陛下も参列されるようだ。

お二人の英国留学は、

かけがえのない青春の1ページだったはず。

ほぼ同世代ということもあり、

かの地、かの時代、王室、女王対する

両陛下のお気持ちがひしひしと伝わってくる。

どうぞ心おきなくお別れをしてほしいと思う。

 


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週末の懐メロ99:ヴィクトリア/キンクス

 

1969年リリース。

エリザベス女王の訃報を聞いた時、

真っ先に思い浮かんだのは、

ビートルズの「ハー・マジョスティ」と

セックス・ピストリズの「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」。

そして、このキンクスの「ヴィクトリア」だった。

 

一時期、英国ではビートルズ、

ローリングストーンズと

肩を並べる大人気バンドだったキンクスだが、

日本での人気はイマイチで、

僕も20歳を過ぎるまで聴いていなかった。

 

しかし、1980年代になってヴァン・ヘイレンが

彼らの代表曲「ユー・リアリー・ガット・ミー」を

カバーして世界的大ヒットになったのをきっかけに、

キンクスの人気も再燃。

 

このライブが収められている

「ワン・フォー・ザ・ロード」は

ヒット曲満載で演奏内容も弾けまくっていて、

大好きだった。

中でもこの曲は、

僕にとっての最高のキンクスナンバーだ。

 

「ヴィクトリア」とはもちろん、

エリザベス女王のひいひいばあちゃん。

経済・産業が支配する現代の世界の始まりを作った

大英帝国の元首・ヴィクトリア女王のことである。

 

♪幸福な僕は愛する国に生まれてきた

 貧しくたって自由なのさ

 大人になったら戦争に行って

 お国にために戦うよ

 女王の栄光よ 永遠に

 ヴィクトリア ヴィクトリア

 

めっちゃ明るく元気なロックンロールに乗せて

歌う歌詞は猛毒のてんこ盛り。

強烈な社会批判、

半世紀前の高齢者の老害に対する糾弾を含めて、

偉大なるヴィクトリア女王を皮肉り倒して見せた。

 

ビートルズやセックス・ピストルズもそうだったが、

権威に対する反抗的な姿勢は痛快だった。

 

ただ、いま聴くと、

懐の深い母親や祖母に見守られて、

跳ね回っている腕白小僧たちにも見えるのだけど。

 

いずれにしても、自由にロックできる世界が

これからもずっと続くことを願ってやまない。

 

 

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God save the Queenの終焉

 

エリザベス2世逝去。

在位70年はすごい。

最後の最後まで女王であり続けた。

 

僕の母を超える高齢。

日本で言えば、昭和と平成をほぼ丸ごと生きた。

いずれ近いうちに・・・と思っていたが、

いざ現実になとやはり寂しい。

でも、穏やかな最期とのことで、良かったと思う。

 

政治家でも芸能人でもないが、

その存在感はあまりに大きく、

世の中に与える影響も大きかった。

 

ミニスカートも、ビートルズも、パンクも、

ブリティシュロックも、

ウェストエンドのミュージカルも、

戦後の英国生まれの文化は

すべて女王の擁護のもとに生まれ育った。

 

ロンドンで暮らしていた頃は、

毎日お顔を拝んでいた。

ポンド札の表で微笑む肖像は

(1980年代の実年齢より)

若くてチャーミングだった。

 

70年もの間、目に見えない巨大な何か、

ヴェールのようなものを英国のみならず、

ヨーロッパのみならず、

世界全体に投げかけていたような気がする。

 

その存在が地上から消えて、

これから世界に何が起きるだろう?

気になる。

僕たちの知る世界は

大きく変わってしまうのだろうか?

 

この2週間のうちに、誰も何の疑問を抱くことなく、

“本物”の国葬が行われるものと思う。

 

心から女王陛下のご冥福をお祈りします。

 

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「赤ちゃんはなぜかわいいのだ?」無料キャンペーンなのだ!

 

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始まったのだ。ぜひご注文くださいね。

 

無力な状態で生きなくていけないため、親に「守ってあげなきゃ」と思わせる。

だから赤ちゃんはかわいいのだ――というのが今では定説。

でも、そうした戦略だけではないのではないか?

あのかわいさには、

もっともっと人間の心の根源にひびく秘密がありそうだ。

そう考えて男の目線から赤ちゃんについて考察した表題作。

 

「若水」「浦島太郎」など、

シュールで意味深な日本むかし話に関する考察、

 

6歳の時、僕はいったい何を見たのだろう?――と、

いまだに頭の中でそれぞれの

エピソード・世界観が進化・深化を続けている

「ウルトラQ」をモチーフにしたお話など、

子どもをテーマにした35編のエッセイを収録。

 

もくじ

 

ホラー日本むかしばなし「若水」

人生で大事なことの始まりは子どものお祭り

オバQヒーリング

どんな花を咲かせる種が眠っているのか誰も知らない

子どもの卒業・親の卒業

中学生におすすめの映画

天国への階段の上まで冒険

川床の七夕の夢

子どもの自立について

子どもを愛さない男を父とは呼ばない

山中の孤独な夜の過ごし方

山羊座のボヤキとイベント増殖に対する懸念

息子は強制退去で独立

未来の子どもに伝えたい ネッシー、UFO、心霊写真、二十世紀の化石ジジイ

日本の子ども・高齢者の幸福度と「迷惑施設」と呼ぶ大人のエゴ

さるひめさま

神さまのカケラを拾い集めて生きる

私立探偵・健太のこと

絵描きのセンス

自由な気持ちで、丁寧に生きる

藤原カムイのウルトラQ

誕生の恐怖・思春期の恐怖・最期の恐怖

ルカ Lukaと子どもの虐待

夏祭りの女の子と大きな梨

コロナの後遺症に鍼治療の可能性

カネゴンは鳥を見た

赤ちゃんはなぜかわいいのだ?

アナ雪を鑑賞して想い巡らせる男と女の未来

なぜキャンデーズが三体のコケシのように見えたのか?

たましいのふたりごと:女は自信まんまん?

ざしきわらしを追いかけて

人生百年時代の浦島伝説

母の日・父の日に感謝のプレゼントなんかいらない

キラキラネームが踊る未来

雪だるま  やよいの旅のお花見

 

自身のブログ「DAIHON屋のネタ帳」から

厳選・リライトした35編を収録。

 


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ニューヨークのリモートワーク事情

 

DX(リモートワーク関係)のビジネス書の執筆で、

ニューヨークに取材。

おそらく日本の社会人なら知らない人はいない

大企業のアメリカ拠点の経営者。

 

相手の背景は窓越しに摩天楼ニョキニョキの風景。

あれ、でも外は青空?

ニューヨークは夜の時間じゃなかたっけ?

と思って聞いたら、やっぱバーチャル背景だった。

 

「夜分にすみません」と言ったら、

「自宅にいるから大丈夫です」というお返事。

そうなのだ。

もうがんばって夜遅くまで

オフィスに残ってなくてもいい、

というニューノーマルが、コロナ以降、

かの地ではすっかり定着してしまったようである。

 

取材はアメリカのリモートワーク事情について

いろいろ聞いた。

これから執筆を始めるところなので

内容はもちろんここでは言えないが、

前述のようにすっかりワーカーの意識が変わり、

経営者もこれまで通りのやり方では

仕事を回せないという。

 

特に印象に残ったのが、

「コストを掛ける部分が変わった」という話。

要はこれまで掛かっていた

オフィスの賃料や出張費を、

リモートで希薄になりがちな

社内のコミュニケーション維持の費用に

当てているということだ。

 

ちなみに、ちょっと前に

テスラのイーロン・マスク氏が

「家でダラダラしながら

リモートワークなんて許さん。

ちゃんとオフィスに出てこい!」と怒ったと聞いた。

 

ああいうリモートNG企業もあるんですか?

と聞いたら、ウォール街の金融企業などは

ちゃんとスーツとネクタイで出社しなきゃダメ

というところが多いそうだ。

 

しかし、よくよく聞いてみると、

それを求められるのは年収数千万円、

ヘタすりゃ億レベルのトップエリートさんたちで、

一般のオフィスワーカーは、

ほとんどがリモートの恩恵に授かっているらしい。

特に若い世代には

仕事は家やカフェでやるもの、

みたいな意識が急速に浸透しているとう。

 

取材した経営者の方は、

それにはちょっと危機感を持っていて、

家庭を持っている人たちには出社を強要しないが、

若者たちにはある程度、

リアルで接することを求めているようだ。

 

ガラパゴス日本は、コロナから2年半たち、

ほぼほぼフルリモート派と、もと通り通勤派と

すっかり二極化してしまった印象。

満員電車に乗らないと、

仕事やってる気がしないという人がまだ多いようだ。

 

ついでに言うと、正規社員か非正規雇用か

といったことにこだわっているのは、

今や国際基準から遠く離れた労働思想。

ガラパゴスどころか、地球の最果てみたいな話だ。

子どもに「将来の夢は正社員です」

と言わせるような社会に将来の夢はあるのかな?

 

 

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明日から始まるのだ。読んでね。

 

 


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なぜアフリカの国では、 すぐさまキャッシュレス決済が浸透するのか?

 

アフリカのある国――もちろん日本より

はるかに経済規模の小さい新興国――では

キャッシュレス決済が、

ほぼ100パーセント浸透しているという。

なぜかというと絶対的な必然性があるからだ。

 

その国では夫が週に5日、

都市に出稼ぎに行き、週末に村に帰って家族と過ごす、というのが一般的なライフスタイル。

最近まで昭和時代の日本同様、

1週間の労働賃金を現金でもらって

持ち帰っていたのだが、

そこにはいろいろ問題があった。

 

まず第一に、そのお金が偽物の可能性が低くない。

一所懸命働いて稼いだカネが贋金だったら

たまったもんじゃない。

 

もっとひどいことがある。

出稼ぎ者たちは村に帰る途中、

強盗に狙われる可能性が非常に高い。

「あいつはカネを持っている」というのが、

すぐばれるからだ。

カネを取られるだけならまだしも、

殺されてしまうことも少なくないという。

 

そこにキャッシュレス決済システムが導入された。

こうなると支払い側も贋金は使えないし、

受け取った瞬間に、村にいる家族にオンラインで

キャッシュレスで送ってしまえば道中手ぶらになり、

強盗に襲われる危険もない。

そんなわけで一瞬にして

国中にキャッシュレス決済が広がったという。

 

しかし、日本のように

信頼し合える相手と良好な取引ができ、

路上で強盗に出くわす危険性がほとんどない

治安の良い国ではそうした必然性がないため、

浸透するのには時間がかかるというのだ。

 

これは先日のエンディング産業展のセミナーで

DXを進めている会社から聴いた話。

 

最近は日本でも日常の買い物をはじめ、

生活のあらゆるシーンで

キャッシュレスが増えてきたが、

それでもまだまだ現金信仰が厚い。

これは世界的な視野から見ると、

一つの大きな幸福であり、

素晴らしい幸運の証なんだろうなと思う。

 

そして何となく、東太平洋の

ガラパゴス諸島で悠久の大海原を見ながら

のんびり暮らすイグアナになったような気分になる。

 

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お楽しみに。

 


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「赤ちゃんはなぜかわいいのだ?」無料キャンペーン予告

 

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お待ちかね!4日間無料キャンペーン予告

9月8日(木)16:00~11日(日)15:59

 

 

子育てしている人も、そうでない人も。

まだ子どもの人も、遠い昔にそうだった人も。

 

 どうぞお楽しみに。読んでね。

 

もくじ

 

ホラー日本むかしばなし「若水」

人生で大事なことの始まりは子どものお祭り

オバQヒーリング

どんな花を咲かせる種が眠っているのか誰も知らない 

子どもの卒業・親の卒業

中学生におすすめの映画

天国への階段の上まで冒険

川床の七夕の夢

子どもの自立について

子どもを愛さない男を父とは呼ばない

山中の孤独な夜の過ごし方

山羊座のボヤキとイベント増殖に対する懸念

息子は強制退去で独立

未来の子どもに伝えたい 

ネッシー、UFO、心霊写真、二十世紀の化石ジジイ

日本の子ども・高齢者の幸福度と

「迷惑施設」と呼ぶ大人のエゴ

さるひめさま

神さまのカケラを拾い集めて生きる

私立探偵・健太のこと

絵描きのセンス

自由な気持ちで、丁寧に生きる

藤原カムイのウルトラQ

誕生の恐怖・思春期の恐怖・最期の恐怖

ルカ Lukaと子どもの虐待

夏祭りの女の子と大きな梨

コロナの後遺症に鍼治療の可能性

カネゴンは鳥を見た

赤ちゃんはなぜかわいいのだ?

アナ雪を鑑賞して想い巡らせる男と女の未来

なぜキャンデーズが三体のコケシのように見えたのか?

たましいのふたりごと:女は自信まんまん?

ざしきわらしを追いかけて

人生百年時代の浦島伝説

母の日・父の日に感謝のプレゼントなんかいらない

キラキラネームが踊る未来

雪だるま  やよいの旅のお花見

 

 

全35編収録

 


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自分史・遺言ムービーのブルーオーシャンスターズ

 

今年のエンディング産業展は、時代の潮流に合わせて、

終活・相続というテーマがフィーチャーされていた。

終活という言葉の持つイメージ・意味合いが

どんどん膨らんでいる今、

葬儀・供養もその一環として捉えられるのかもしれない。

 

そんな中で目に留まったのが「nokosu」というブランドで、

自分史・遺言ムービーを製作する

ブルーオーシャンスターズという会社。

社名は華々しいが、代表の高塩博幸氏は、

とても親しみやすく、朴訥な印象の人である。

 

話を聴くと、彼はもと新幹線の運転士。

子どもの憧れの職業だが、

彼自身は映像の仕事をやりたかったのだという。

それで定年になる前に彼は会社を飛び出した。

 

きっかけは、先輩や義父の退職記念に

自分史映像を作ってあげて、とても喜ばれたこと。

 

そうだ!40年前と違って、

撮影機材も編集ソフトも、今なら用意するのは難しくない。

テレビ局や映像プロダクションに

就職しなくても自分でできる、

あの若い頃の夢が実現できる。

というわけで知り合いのディレクターについて

撮影・編集のノウハウを学び、

シナリオセンターに通って脚本の勉強もした。

人間、目標を持って突き進むと強い。

 

一昨年、会社を起業した高塩氏は、

北千住の東京芸術センターを拠点にして活動を始めた。

ただ、映像を作りますというだけじゃなく、

YouTuberも多い今、

自分のスマホで自分史動画を作って遺す

ノウハウを教えたり、

さまざまな映像コンテンツが必要とされる時代に合わせて、

柔軟な事業展開をしている。

 

面白い。

カッコいい。

彼自身が自分史というものを体現しているかのようだ。

 

今回はご家族も応援して出展することになった。

結構引き合いが多かったように見受けられるが、

良いクライアントにたくさん出逢えたのだろうか。

 

ブルーオーシャンスターズという社名には

「創意工夫を凝らして

競争のない世界で新しいものを創造する」

そして、

「高い位置で光り輝くお客さまへ、

新しいサービスを創造してお届けする」

という意味を込めているという。

ぜひ個人的に応援したいと思える会社である。

 

https://blueoceanstars.co.jp/

 


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週末の懐メロ98:アイ・キャント・ハヴ・ユー/ イヴォンヌ・エリマン

 

先週に引き続き、世界的に大ヒットした

映画「サタデーナイトフィーバー」の挿入歌。

1978年リリース、全米シングルチャートで1位を記録した。

 

僕にとっては「恋のナイトフィーバー」や

「スティン・アライブ」よりも、

この曲が最もあの時代の空気をまとっているように思える。

 

歌手のイヴォンヌ・エリマンは、

ハワイ生まれの日系アメリカ人。

1971年にロックミュージカル

『ジーザス・クライスト・スーパースター』

さらに1973年の同作の映画でも

マグダラのマリア役を演じて人気を得た女優でもある。

 

若い頃はもっと日本人っぽい顔をしていたが、

この映像(2000年代だと思う)では

貫禄がついてポリネシアンらしくなった。

 

そして、彼女と同じく貫禄のついた

ディスコ世代のダディ、マダムが

「30年後(40年後?)のナイトフィーバー」という感じで

楽しそうに踊る姿は素敵であり、

同時にちょっと笑えたりもする。

 

大好きなこの曲、惜しいと思うのは

もっと気の利いた邦題が付けられなかったのかということ。

「アイ・キャント・ハヴ・ユー」では

味もないし、平凡でインパクトに欠ける。

 

「サタデーナイトフィーバー」には

「愛はきらめきの中に」なんて

素晴らしい邦題もあったのに。

(原題:How Deep is your Love)

 

こちらの原題は「あなたがいないと」という意味なので、

いくらでも考えられそうなものだが、

なんで日本のレコード会社は、

頭の「If」を取るだけという中途半端な手抜きをしたのか、

いまだに謎である。

 

 

おりべまこと電子書籍新刊 

エッセイ集:子ども②

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無力な状態で生きなくていけないため、親に「守ってあげなきゃ」と思わせる。

だから赤ちゃんはかわいいのだ――というのが今では定説。

でも、そうした戦略だけではないのではないか?あのかわいさには、もっともっと人間の心の根源にひびく秘密がありそうだ。そう考えて男の目線から赤ちゃんについて考察した表題作。ほか、子どもをテーマにした面白エッセイ35編を収録。

 

 


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本日発売! 赤ちゃんはなぜかわいいのだ?

 

おりべまことの新刊 Amazon Kindleより発売! ¥300

 

無力な状態で生きなくていけないため、

親に「守ってあげなきゃ」と思わせる。

だから赤ちゃんはかわいいのだ――というのが今では定説。

でも、そうした戦略だけではないのではないか?

あのかわいさには、

もっともっと人間の心の根源にひびく秘密がありそうだ。

そう考えて男の目線から赤ちゃんについて考察した表題作。

 

「若水」「浦島太郎」など、

シュールで意味深な日本むかし話に関する考察、

 

6歳の時、僕はいったい何を見たのだろう?――と、

いまだに頭の中でそれぞれのエピソード・世界観が

進化・深化を続けている

「ウルトラQ」をモチーフにしたお話など、

子どもをテーマにした35編のエッセイを収録。

 

もくじ

 

ホラー日本むかしばなし「若水」

人生で大事なことの始まりは子どものお祭り

オバQヒーリング

どんな花を咲かせる種が眠っているのか誰も知らない

子どもの卒業・親の卒業

中学生におすすめの映画

天国への階段の上まで冒険

川床の七夕の夢

子どもの自立について

子どもを愛さない男を父とは呼ばない

山中の孤独な夜の過ごし方

山羊座のボヤキとイベント増殖に対する懸念

息子は強制退去で独立

未来の子どもに伝えたい ネッシー、UFO、心霊写真、二十世紀の化石ジジイ

日本の子ども・高齢者の幸福度と「迷惑施設」と呼ぶ大人のエゴ

さるひめさま

神さまのカケラを拾い集めて生きる

私立探偵・健太のこと

絵描きのセンス

自由な気持ちで、丁寧に生きる

藤原カムイのウルトラQ

誕生の恐怖・思春期の恐怖・最期の恐怖

ルカ Lukaと子どもの虐待

夏祭りの女の子と大きな梨

コロナの後遺症に鍼治療の可能性

カネゴンは鳥を見た

赤ちゃんはなぜかわいいのだ?

アナ雪を鑑賞して想い巡らせる男と女の未来

なぜキャンデーズが三体のコケシのように見えたのか?

たましいのふたりごと:女は自信まんまん?

ざしきわらしを追いかけて

人生百年時代の浦島伝説

母の日・父の日に感謝のプレゼントなんかいらない

キラキラネームが踊る未来

雪だるま  やよいの旅のお花見

 

「DAIHON屋のネタ帳」から厳選・リライト 全35編

どうぞ読んでみて!

 


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エンディング産業展2022

 

本日から3日間、9月2日(金)まで

東京ビッグサイト南館で開催されている

エンディング産業展2022の取材。

今年から「資産運用・家計対策フェア」が併催。

 

政府が投資に躍起になっていることからも

おわかりのように、

これから国民の――特に高齢者の

眠れる資産・埋蔵されているお金をどう掘り起こし、

どう活用するかが日本の大テーマの一つ。

 

産業界の主役、とまでは言わないが、

エンディング業に携わる人たちの仕事が

俄然、存在感を増し、

クローズアップされるようになることは確か。

 

終活とか、葬式とか、遺産とか、相続とか、

そんなもの自分には関係ないと思って生きてきた人たちも

ちょっとでもこのへんの動きに

注目しておいたほうがいいと思います。

 


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生涯現役・ウルトラの女神

過去にブログやSNSで書いたエッセイを

編集・リライトして電子書籍にしている。

 

今度の新刊「赤ちゃんはなぜかわいいのだ?」は、

子どもがテーマ。

その編集をしていたら

子ども時代に見た「ウルトラQ」がらみのネタが

3本もあった。

 

そう言えば、この間も5年くらい前に書いた

「2020年の挑戦への挑戦」を引用されてくれと

リクエストが来たのでOKした。

(この記事はエッセイ集:生きる

「酒タバコやめて100まで生きたバカ」に収録)。

 

ウルトラQは、のちのウルトラマン、ウルトラセブンなど、

ウルトラシリーズの元祖である。

製作・放送はなんと1966年。

その後のヒーローものにはさして執着心はないが、

Qはべつもの。

6歳の時、僕はいったい何を見たのだろう?

といまだに考える。

 

Qの記憶は素晴らしく鮮明で、

深読みさせられるマテリアルが

たくさん埋蔵されているので、

いまだに頭の中で、それぞれのエピソードが、

進化・深化を続けている。

 

そのQの中で活躍していた紅一点が

桜井浩子さん演じる「ユリちゃん」である。

桜井さんは、この後のウルトラマンに出てくる

科学特捜隊のフジ・アキコ隊員のほうが有名かもしれない。

 

「ユリちゃん」こと江戸川百合子は、

新聞社の女性カメラマンで、

ほかのふたりの男性とトリオの主人公で、

怪獣や怪事件に立ち向かっていた。

 

この時代、特撮やアニメ番組に出てくる

若い大人の女性は、なぜかカメラマンが多かった。

「スーパージェッター」のカオルさんとか。

 

まだ職場が男だらけだった時代、

カメラ片手に颯爽と駆け回るおねえさんは

子ども心にカッコよくて、胸がときめいた。

 

しかもユリちゃんはただ写真を撮るだけでなく、

知的でユーモアがあって勇敢で優しかった。

時にとんでもない悲劇にも見舞われた。

 

そのユリちゃん、そしてフジ・アキコ隊員を演じていた

桜井浩子さんの記事を先日読んだが

とても面白くて、こころ動かされた。

 

怪獣もののイメージがついてしまって、

その後の女優業は苦労したのではないかと思うが、

今になって、その半世紀以上前のキャリアが

燦然と輝いている。

 

彼女は現在、ウルトラ関係のコーディネーター業を

やっていて、今回の「シン・ウルトラン」でも、

裏方でいろいろ活躍していたようだ。

 

僕が6歳の時におねえさんだったのだから、

それなりのお齢だが、

この明るさ・元気さは素晴らしい。

 

こうなるともう生涯現役確定。

ユリちゃんファンも、フジ隊員ファンも

死ぬまでついていく。

いつまでもウルトラの女神でいてほしい。

 


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新刊「赤ちゃんはなぜかわいいのだ?」9月1日発売予定!

 

おりべまこと電子書籍新刊 

エッセイ集:子ども②

「赤ちゃんはなぜかわいいのだ?」

9月1日(木)発売予定!

もくじ

●ホラー日本むかしばなし「若水」

●人生で大事なことの始まりは子どものお祭り

●オバQヒーリング

●子どもの卒業・親の卒業

●中学生におすすめの映画 

●子どもを愛さない男を父とは呼ばない

●カネゴンは鳥を見た

赤ちゃんはなぜかわいいのだ?

ほか全35編収録

 

無力な状態で生きなくていけないため、

親に「守ってあげなきゃ」と思わせる。

だから赤ちゃんはかわいいのだ――

というのが今では定説。

でも、そうした戦略だけではないのではないか?

あのかわいさには、

もっともっと人間の心の根源にひびく

秘密がありそうだ。

そう考えて男の目線から

赤ちゃんについて考察した表題作をはじめ、

子どもをテーマにした35編のエッセイを収録。

どうぞお楽しみに!

 


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アナログマジックの残暑お見舞いとデジタル発信の効用

 

古い友だちから残暑お見舞いの葉書が届いた。

もう10年近く会っておらず、

オンラインでもやりとりしていない。

年賀状だけは、ずっと交わしていたのだが、

この齢になると親が亡くなり、

喪中で出さない年も多くなる。

 

そうすると翌年、出すのを忘れてしまったり、

忘れてしまう程度のつながりなら、

半ば形骸化した関係なので

なくてもいいかと、喪中葉書をきっかけに

「年賀状じまい」をする人も増えてきた。

 

この友だちも昨年、父が亡くなり、

今年、母が亡くなったという。

僕一人に宛てたわけでもないと思うのだが、

「『元気でいるよ』とお知らせしたくて、お手紙しました」

という一文にはちょっと心を動かされるものがあった。

これはアナログのマジックと言えるのかもしれない。

 

2年続けて喪中で出さないと・・・

という危惧があったからだろうか?

それとは別に何かあったのだろうか?

本当に元気でいてくれているのなら何の問題もないのだが。

 

僕らの世代はまだオンラインのやりとりを

煩わしく感じる人が多い。

Facebookなども一時の流行りで始めたものの、

もうやっていない、ずっと休眠中という人が

周りに大勢いる。

 

僕は時々サボるけど、いちおう、ほぼ毎日、

ブログもFace boookも Twitterも更新しているよ。

電子書籍も出してます。

よかったら覗いてね~と書いて返事を出した。

 

相手がどう思うか、感じるかは二の次でいい。

自分の「いま」を、

いつでも表現して見せられるということ、

「俺は生きている」と発信し続けられることは、

心の安定と新たなエネルギーにつながる。

 

還暦を過ぎると、こういうことって、

けっこう重要になっていくのではないかと思う。

 


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週末の懐メロ97:恋のナイトフィーバー/ビー・ジーズ

 

夏の終わりはディスコでフィーバー!

って、どんだけ昔の話なんだ?と思ったら、

1977年12月のリリースだった。

 

ジョン・トラボルタ主演映画

「サタデーナイト・フィーバー」の主題歌。

日本ではアメリカに遅れること半年、

1978年7月の公開。

 

そうだった、そうだった。

東京に出てきた年の夏休み、

学校の友だちやバイト仲間と、

新宿、池袋、赤坂、六本木など渡り歩き、

アホみたいにフィーバーしてた。

いっしょに踊ってた一人一人の顔が目に浮かぶ。

 

この頃から10年くらいは

ディスコの黄金時代だった。

口にするのは恥ずかしいけど「青春のディスコ」だね。

 

この映画、トラボルタは普段はペンキ屋のあんちゃんで、

週末だけディスコ輝いている、という設定。

そして出逢った女性と恋に落ち、

ダンス大会に出場するというストーリーだったが、

メッセージとしては

「ディスコみたいなところばっか行ってたら、

ロクな大人にならないぞ」みたいなことだったと思う。

それに相反するように、

以後、世界中でディスコ文化が出来上がり、

僕らの世代は一生引きづっている。

 

かつてのディスコブームは、はるか夢の彼方だが、

ビー・ジーズのこの曲は、

いま、普通に聴いていてもすごく良い曲だ。

踊らなくてもいいから、ずっとずっと聴いていよう。

 


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潮騒の音楽を楽しむための海

 

今日は久しぶりに江ノ電に乗って湘南の海へ。

おそらく江ノ電に乗るのは5~6年ぶり。

駅も電車もすっかりきれいになっている。

 

遊びじゃなくて仕事――お寺の取材で行ったのだが、

七里ガ浜の住宅地を歩くと潮騒がロマンチックに響く。

でも、砂浜に降りてみると、あまりきれいではない。

 

東京に来た頃から、季節を問わず、友だちと騒ぎに来たり、

女の子とデートしに来たり、

子どもを連れて遊びに来た湘南。

でも、もうここで遊びたいとか泳ぎたいとは思わないなぁ。

 

むかしはご多聞に漏れず、

湘南のイメージに憧れていた。

けれども還暦を過ぎると、その魔法も解ける。

サーフィンやマリンスポーツを楽しむわけでもなし、

もともと僕はそんなに海が好きな人間ではないのだ。

 

潮騒の音楽を楽しむもの。

遠くから眺めるもの。

イメージを楽しむもの。

これから自分にとっての海は

そういうものでいいと思う。

今日はそのことを再確認した感じ。

 

おまけ情報:

このあたりのスポーツ振興会の会長をやっている、

取材先のお寺の住職は、

ちょっとだけサーフィンをやってたそうだ。

 

ところが、このあたりは中級者以上限定で、

初心者はダメという暗黙のルールがあるそうだ。

だから彼は目の前に海があるのに

ここではサーフィンができず、

わざわざ江の島のほうまで行ってたとか。

 

では、残り少ない夏をしっかりお楽しみください。

 


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グローバルビジネスの勉強

 

英国では「英国現代奴隷法」という法律が

2015年に作られた。

人権意識が高い欧州では、

人種やジェンダーの差別問題に気を付けることはもちろん、

サプライチェーンにおける従業員の権利保護が重要。

サプライチェーンがアジアなどに工場を持つ場合でも、

奴隷的労働は許されず、

この「英国現代奴隷法」には十分な注意が必要だ。

 

新興国では「3万円で人が殺せる(殺し屋を雇える)」

と言われている。

異性関係やお金のトラブルには十分な注意が必要だ。

 

いきなり、日本企業が先進国、新興国に進出する際、

どんなリスクがあるのかについて、

それぞれ書かれている。

 

これは国際弁護士の人が、

海外進出を考える企業に向けて書いている本の一端。

 

難しい法律を「ざっくり」わかりやすく説明し、

「当たり障りのある」表現をあえて心がけたそうである。

いやいや、たしかにわかりやすく刺激的で面白い。

 

「現代奴隷法」なんて初めて知ったし、

聞いたことはあったが3万円で殺しもOKとは・・・。

なんだかいきなり映画の世界に放り込まれたようだ。

 

ビジネス本の仕事として、

企業のグローバルビジネスに関する

本の制作がスタートした。

人口減少によってマーケットが縮小する日本。

リモートワークの普及を踏まえて、

海外市場に進出しようとする企業の

サポートサービスについて書いていくものだ。

 

というわけで、久しぶりに世界に目を向けて勉強している。

上記の本はその一環として読んでいる。

サイト情報も割とソフトタッチのものが多い中、

これはなかなかエグい。

 

「汚職・腐敗防止法」の項目では、

海外では汚職が水や空気のようにはびこっています

(日本の汚職なんて甘っちょろい?)とか、

 

「労務・人事」では、アジアの新興国のような

高温多湿の環境では、人は働きません。

日本人が通常と考える勤怠管理をするだけで

一苦労ですとか。

 

噂で聞くことはあっても、

こうやって世界中の現場でトラブルに向き合った人に

本ではっきり書かれると、やたら説得力があり、

その国の生活・ビジネスの風景が広がってくる。

 

グローバルというイメージは美しく、

そこでビジネするぜというとカッコいいけど、

現実はいろいろ大変。

というわけで、観光ではない、

バックヤードの世界旅行へ出発だ。

 


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新刊予告:赤ちゃんはなぜかわいいのだ?

 

16日間無料キャンペーンは無事終了しました。

ご購読の皆さん、どうもありがとうございます。

レビューお待ちしています。

 

新刊は8月末発売予定

エッセイ集:子ども②「赤ちゃんはなぜかわいいのだ?」

●子どもを愛さない男を父とは呼ばない

●日本の子ども・高齢者の幸福度と「迷惑施設」と呼んでしまう大人のエゴ

●神さまのカケラを拾い集めて生きる

●さるひめさま ほか 全33編 収録予定

 

お楽しみに。

 


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