先週後半から週末にかけて地方の取材と
母の一周忌の法事、帰って来てまた連荘取材と、
久しぶりに長距離移動が激しく、
いささか疲れてた。
実家に帰ったのは昨年の49日以来、
およそ10か月ぶり。
法事をやって昼飯を食べた後、
そろそろ帰るかなと思ってた矢先、
カミさんが写真撮ったらと言い出したので、
あまり抵抗することもなく、すんなり
両親の遺影の前できょうだい三人で写真を撮った。
考えてみれば、三人揃って写真を撮るなんて、
還暦過ぎて人生初体験である。
じつは末っ子の妹は、実のきょうだいでなく、
本当はいとこ(父の弟の子)なのだが、
事情があって1歳のときに両親が引き取って育てた。
そんなわけで齢が離れていることもあり、
子どもの頃も1枚も3人そろっての写真なんか
撮ってなかったのである。
そうでなくても昭和の時代は、
カメラもフィルムもプリントも高価だったので、
今のようにホイホイ手軽に写真は撮れなかった。
というわけで上のふたりは還暦過ぎての撮影。
人生は短い。
子どもにきょうだいがいる人は、
今のうちにバシバシ並べて写真を撮っておくと良い。
それにしても父と母のみちびきなのか、
50代、60代になってきょうだい写真を撮るなんて
まったく思いもよらなかった。
なんだかひどく照れ臭かったが、
なかなか気分がいいものだ。
新しい人生のフェーズが始まったような気分になっている。
現代アメリカ社会の欺瞞・腐敗・不条理をえぐる
吟遊詩人ボブ・ディランが1976年発表した
アルバム「欲望」のトップナンバー。
ギターに合わせてフィドル(バイオリン)がうねり、
ベースとドラムがロックなリズムを刻む中、
無実の罪を着せられた60年代の黒人ボクサー
ルービン“ハリケーン”カーターの物語を歌い綴る。
紛れもない、ディランの最高傑作だ。
惨劇を告げるオープニングから見事に構成された長編詩は、
8分以上にわたって聴く者の胸にひたすら
熱情溢れた言葉の直球を投げ続け、
“ハリケーン”の世界に引きずり込む。
殺人罪で投獄されたカーターは
獄中で自伝「第16ラウンド」を書いて出版し、
冤罪を世に訴えた。
その本を読んだディランは自らルービンに取材して、
この曲を書き上げたという。
その冤罪がいかにひどいものであったかは
曲を聴いての通りで、
人種差別がまだ正々堂々とまかり通っていた時代とはいえ、
こんなでっち上げがまかり通っていたことに驚くばかり。
けれども半世紀以上たった今も
実情は大して変わっていないのかもしれない。
そしてまた、昔々のアメリカの人種差別、
黒人差別の話だから僕たちには関係ないとは
言っていられないのかもしれない。
冤罪はどこの国でも起こり得る。
もちろん日本でも。
かの「袴田事件」が今年3月、
ようやく無罪決着になったのは、
事件から57年もたってからのこと。
失われた時間は二度と戻らない。
僕の子ども時代、日本の警察は
「刑事事件の検挙率世界一」
「世界で最も優秀な警察組織」と喧伝されていたが、
その検挙率を高く維持するために
相当数のでっち上げがあったのではないかと推察する。
権力者やその親族などが、
裏工作で罪を免れられるというのは、
昭和の時代では、広く認識されていたのでないか思う。
当然、その犠牲となった人も少なくないだろう。
人間の世界では表通りを見ているだけでは計り知れない
さまざまな事情・感情・思惑が絡み合って冤罪が生まれる。
人の一生を台無しにするほどの年月を費やした
「袴田事件」はそれでも無実が明らかにされた分、
まだマシと言えるのか?
泣き寝入りするしかなかった人たち、
最悪、闇に葬られた人たちは
いったいどれくらいいるのだろう?
どの国でも無実の罪を着せられるのは、
社会的に弱い立場にある人たちであることに変わりない。
「忖度」が大切にされるこの国では、令和の世になっても、
権力者やその親族などが罪を犯した場合、
たとえ裏からの命令や強制力が働かなくても、
周囲の「空気」によって冤罪を被ることもあり得そうだ。
ディランは痛烈に歌う。
「こんな国に暮らしていて恥ずかしい」と。
カーターは黒人であることに加え、
よくある話として、11歳の時に窃盗で捕まり、
少年院に入っていた履歴などが偏見として働き、
冤罪を生んだ。
ただ、幸運?(皮肉な言い方)なことに
社会の流れを変えた公民権運動と結びついて、
また、彼が名を知られたボクサーだったこともあって、
社会から注目されたのだ。
その後、支援者たちの尽力で、
彼に有利な証拠が隠蔽されていたこと、
彼に不利な証言をした証人が
偽証していたことなどがわかり、
1988年、20年間の獄中生活を経て、
ついにカーターの無実は認められ自由の身になった。
世界チャンピオンにもなれた男の夢は
とうの昔に潰えていたけれども、
1993年、世界ボクシング評議会(WBC)は、
彼に世界ミドル級名誉チャンピオンの称号と
チャンピオンベルトを授与した。
1999年、彼の半生とこの事件のドキュメントは
デンゼル・ワシントンが主演する
映画『ザ・ハリケーン』となった。
主題歌にこの曲が選ばれたことは言うまでもない。
その後、冤罪救済活動団体の責任者となった
“ハリケーン”は、最期まで冤罪と闘い続けた。
2014年、カナダ・トロントで死去。享年77歳。
先週だったと思うが、
スーパーや飲食チェーン店の野菜サラダに
カエルが混入していたニュースがあり、
そのせいかやたらとブログのアクセスが増えた。
そう言えば、カエル食とか、カエルのから揚げとか、
カエル女とか、カエル男とか、
カエル石とか、カエル君とか、
よくカエルのことを書いている。
カエルに魅入られる人は少なくない。
やはり地球に生きる生物としては、
人間よりはるかに大先輩であり、
学ぶべき点がいっぱいある。
そもそも子ども時代の生き方と
大人になってからの生き方が
まるっきり違っているのが面白い。
むかしのSF小説で
「両棲人間」というのを読んだことがあるが、
人間は心のどこかで両棲類に憧れているフシがある。
そう言えば、ウーパルーパやオオサンショウウオのことも
書いたことがある。
オオサンショウウオは小説まで書いてしまった。
このへんはみんな、むかしは食糧になっていたようだ。
カエルは最も身近な両棲類で、
日本人にとって大事なお米を育てる田んぼの
妖精みたいな存在である。
梅雨の季節、カエルに会えた人はラッキーかも。
野菜サラダのカエルに当たっちゃった人も、
あまり怒らずに「幸福ガエル」に当たったと思って
ケロッとやりすごそう。
カエルサラダのおかげでこの夏はいいことあるかもよ。
善福寺川の川べりでアジサイが色づいた。
早や季節は夏。
写真に撮れなかったが、夕方、ジョギングに出たら
川には先日、歩道から3メートル下の川岸へ
仰天ダイブを見せたチビガモたちが元気に泳いでいた。
カラスも飛び回っているし、
この間の雨で増水もしていたし、
食われるか、流されるかして
何羽か減っているだろうと思って数えてみたら・・・
あれっ?9羽もいる。
たしか前見た時は8羽だったような。
いつの間に1羽増えたのか???
いずれにしてもみんな元気で生きていて
すごいスピードで泳ぎまくって遊んでいる。
生きているのが面白くてしかたない。
そんなチビガモたちにお散歩の人たち、
みんな感激。
写真は13日前の生まれたてのチビたち。
(やっぱりこの時は8きょうだい)
今はちょっと大きくなって、
顔も体もヒヨコ色の部分が減って、
全体にカモ色(茶色)っぽくなってきた。
小学生レベルかな。
もうちょと大きくなれば、
カラスも簡単に手が出せないぞ。
がんばれチビ。
おりべまこと電子書籍新刊「週末の懐メロ 第2巻」
20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見の
エッセイ集。
発売記念無料キャンペーンは
本日16:59で終了しました。
ご購入いただいた方、ありがとうございました。
よろしければAmazonKindleまで
レビューをお送りください。
「週末の懐メロ」はブログで
毎週金曜(ときどき土曜・日曜)にUPしています。
今週はボブ・ディランの長編詩
「ハリケーン」をご紹介の予定。
また、電子書籍は¥300で引き続き発売中です。
既刊の第1巻もよろしく。
第3巻、第4巻も随時発売予定です。
あなたの人生にインスピレーションをもたらす
音楽ガイドブックとして、
21世紀中盤を潰れずに生き抜くためにご活用ください。
おりべまこと電子書籍新刊「週末の懐メロ 第2巻」
5月29日(月)16:59まで発売記念
無料キャンペーン実施中。
20世紀ポップミュージックの
回想・妄想・新発見のエッセイ集。
アクセス数ナンバーワンの
「サパーズレディ/ジェネシス」、
超ビッグアーティスト2人が作った
異なる2種類のバージョンが存在する
「秘密の花園/松田聖子」、
女ベーシストの魅力を世に知らしめたスージーQと
テイスト・オブ・ハニー等、読みどころいっぱい。
基本的に自分の人生のテンションを上げる
ドラッグみたいな感覚で書いていますが、
何割かは同世代の人たちと記憶を共有したい、
そして、若い世代の人たちにこんな曲があって、
こんな歌手・バンドが活躍してたって知ってほしい。
このエッセイであなたの人生に
素晴らしいインスピレーションをもたらす歌を
見つけてください。
無料キャンペーンのタイムリミットは明日16時59分まで。
目次を見て気になる楽曲・アーティストがいたら、
このチャンスにペラッと読んでみてくださいね。
第2巻は♯29~♯56まで28篇を収録しています。
もくじ
29 サパーズレディ/ジェネシス【1972】
30 ララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー/スウィング・アウト・シスター【1994】
31 シュガー・ベイビー・ラブ/ザ・ルベッツ【1974】
32 パンク蛹化の女/戸川純とヤプーズ【1984】
33 ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー【1958】
34 雨のクロール/森田童子 【1975】
35 ナッシング・トゥ・ルーズ/U.K. 【1979】
36 雨音はショパンの調べ/小林麻美【1984】
37 紅い月/佐野元春&ザ・コヨーテバンド【2015】
38 ワイルドワン/スージー・クアトロ【1974】
39 ダンシング・ウィズ・ミスターD/ザ・ローリング・ストーンズ【1973】
40 真夏の出来事/平山みき(代官山ミラクルキャバレー)【1971】
41 カナリア諸島にて/大滝詠一【1981】
42 秘密の花園/松田聖子【1983】
43 ラヴ・ラヴ・ラヴ/ザ・タイガース【1969】
44 少年ヴィーナス/ビョーク【1993】
45 Summer/久石 譲【1999】
46 イエローサブマリン音頭/金沢明子【1982】
47 ああ青春/中村雅俊+ゴーイング・アンダーグラウンド 【1975】
48 今夜はブギ・ウギ・ウギ/テイスト・オブ・ハニー 【1978】
49 永遠の調べ/キャメル【1976】
50 エニウェア・イズ/エンヤ 【1995】
51 サンシャイン・ラブ/クリーム【1967】
52 ノーモア“アイ・ラブ・ユーズ”/アニー・レノックス 【1995】
53 スリラー/マイケル・ジャクソン【1982】
54 ロックバルーンは99/ネーナ 【1983】
55 アローン・アゲイン/ギルバート・オサリヴァン【1971】
56 ホワット・ア・フィーリング/アイリーン・キャラ 【1983】
おりべまこと電子書籍新刊「週末の懐メロ 第2巻」
5月29日(月)16:59まで
発売記念無料キャンペーン実施中!
主観9割。偏見まみれ。20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見のエッセイ集。
このエッセイは基本的に自分の
人生のテンションを上げるための
ドラッグみたいなもの。
でも、何割かは同世代の人たちと
記憶を共有したいという思い、そして、
若い世代の人たちに知ってほしいという
思いを抱いて書いています。
きっとあなたを元気にする歌、
あなたの人生にインスピレーションを与える歌が
一つや二つはあるはず。
目次を見て気になる楽曲・アーティストがいたら、
この機会にペラッと読んでみてくださいね。
第2巻は♯29~♯56まで28篇を収録しています。
もくじ
29 サパーズレディ/ジェネシス【1972】
30 ララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー/スウィング・アウト・シスター【1994】
31 シュガー・ベイビー・ラブ/ザ・ルベッツ【1974】
32 パンク蛹化の女/戸川純とヤプーズ【1984】
33 ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー【1958】
34 雨のクロール/森田童子 【1975】
35 ナッシング・トゥ・ルーズ/U.K. 【1979】
36 雨音はショパンの調べ/小林麻美【1984】
37 紅い月/佐野元春&ザ・コヨーテバンド【2015】
38 ワイルドワン/スージー・クアトロ【1974】
39 ダンシング・ウィズ・ミスターD/ザ・ローリング・ストーンズ【1973】
40 真夏の出来事/平山みき(代官山ミラクルキャバレー)【1971】
41 カナリア諸島にて/大滝詠一【1981】
42 秘密の花園/松田聖子【1983】
43 ラヴ・ラヴ・ラヴ/ザ・タイガース【1969】
44 少年ヴィーナス/ビョーク【1993】
45 Summer/久石 譲【1999】
46 イエローサブマリン音頭/金沢明子【1982】
47 ああ青春/中村雅俊+ゴーイング・アンダーグラウンド 【1975】
48 今夜はブギ・ウギ・ウギ/テイスト・オブ・ハニー 【1978】
49 永遠の調べ/キャメル【1976】
50 エニウェア・イズ/エンヤ 【1995】
51 サンシャイン・ラブ/クリーム【1967】
52 ノーモア“アイ・ラブ・ユーズ”/アニー・レノックス 【1995】
53 スリラー/マイケル・ジャクソン【1982】
54 ロックバルーンは99/ネーナ 【1983】
55 アローン・アゲイン/ギルバート・オサリヴァン【1971】
56 ホワット・ア・フィーリング/アイリーン・キャラ 【1983】
1996年5月に出たPUFFYのデビュー曲にして大ヒット曲。
作詞は井上陽水、作曲は彼女らの
プロデューサーでもある奥田民生。
当初、CMソングとしても使われていたけど、
ついこの間もリバイバルCMソングに
なっていたことも記憶に新しい。
歌詞はまったく意味不明だが、
これは井上陽水の言葉遊びの世界。
漠然としたアジアのイメージをもとに
自由に、パワフルに音楽が広がっていく感じが楽しい。
「アジアの純真」と言いながら、
歌に出てくる単語のなかでアジアの地名や
アジア産のものは半分程度。
ベルリンはドイツ、ダブリンはアイルランドの都市。
リベリアはアフリカの国。
バラライカはロシアの民俗楽器と、
ワールドワイドにイメージが飛び交う。
高校の地理の授業で、
この歌詞のなかからアジアの地名でないもの、
アジアと関係ないものを挙げよ、
なんてやっていたこともあるらしい。
PUFFYの活躍もワールドワイドで、
デビュー後まもなくアジアキャンペーンをやって人気拡大。
2004年には彼女らをモデルにしたアニメ
『ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ』がアメリカでブレイク。
その後、活動は全世界に広がった。
いま振り返ってみると、
この曲のハチャメチャでカオスな世界観は、
ネット情報が地球を覆い、
それぞれの文化が絶えずクロスオーバーする、
現在の世界の状況を表現しているようにも思える。
いつ聴いても明るくて楽しくて元気。
初めて観たけど、
このオリジナルMVも遊び心いっぱいで面白くて大好き。
まるで27年前に見た予知夢のようだ。
おりべまこと電子書籍新刊
「週末の懐メロ 第2巻」
20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!
本日5月26日(金)17:00~29日(月)16:59まで 発売記念
無料キャンペーン!
主観9割・偏見まみれの音楽エッセイ。
ブログ連載 ♯29~♯56まで、全28篇を収録。お気に入りの曲やアーティストがいれば覗いてね。
おりべまこと電子書籍新刊
「週末の懐メロ 第2巻」本日発売。
20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!
明日5月26日(金)17:00~29日(月)16:59まで
発売記念 4日間無料キャンペーン!
主観9割・偏見まみれの音楽エッセイ。
ブログ連載 ♯29~♯56まで、全28篇を収録。
お気に入りの曲やアーティストがいれば覗いてね。
もくじ
29 サパーズレディ/ジェネシス 【1972】
30 ララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー/スウィング・アウト・シスター 【1994】
31 シュガー・ベイビー・ラブ/ザ・ルベッツ 【1974】
32 パンク蛹化の女/戸川純とヤプーズ 【1984】
33 ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー 【1958】
34 雨のクロール/森田童子 【1975】
35 ナッシング・トゥ・ルーズ/U.K. 【1979】
36 雨音はショパンの調べ/小林麻美 【1984】
37 紅い月/佐野元春&ザ・コヨーテバンド 【2015】
38 ワイルドワン/スージー・クアトロ 【1974】
39 ダンシング・ウィズ・ミスターD/ザ・ローリング・ストーンズ 【1973】
40 真夏の出来事/平山みき(代官山ミラクルキャバレー)【1971】
41 カナリア諸島にて/大滝詠一 【1981】
42 秘密の花園/松田聖子 【1983】
43 ラヴ・ラヴ・ラヴ/ザ・タイガース 【1969】
44 少年ヴィーナス/ビョーク 【1993】
45 Summer/久石 譲 【1999】
46 イエローサブマリン音頭/金沢明子 【1982】
47 ああ青春/中村雅俊+ゴーイング・アンダーグラウンド 【1975】
48 今夜はブギ・ウギ・ウギ/テイスト・オブ・ハニー 【1978】
49 永遠の調べ/キャメル 【1976】
50 エニウェア・イズ/エンヤ 【1995】
51 サンシャイン・ラブ/クリーム 【1967】
52 ノーモア“アイ・ラブ・ユーズ”/アニー・レノックス 【1995】
53 スリラー/マイケル・ジャクソン 【1982】
54 ロックバルーンは99/ネーナ 【1983】
55 アローン・アゲイン/ギルバート・オサリヴァン 【1971】
56 ホワット・ア・フィーリング/アイリーン・キャラ 【1983】
ここのところ、一緒に暮らしている認知症の義母のもとに、
ざしきわらしが頻繁に出没しているようだ。
ほぼ毎日、朝昼晩問わず
「あのちっちゃい子どこ行った?」とか
「こっちの部屋に来てない?」とか言ってくる。
「いないね~」と言いつつ、
いっしょに探したりもするのだが、
いないんだとわかるとすぐ忘れてしまう。
ところがまた、しばらくすると
バタバタバタと同じことを言いにやって来るのである。
この間、ある本を読んでいたら、
マンガ家の水木しげるさんの話が出ていて、
彼は睡眠至上主義を謳い、
長年、1日10時間睡眠を実践していたという。
晩年はともかく、
何本も雑誌の連載を抱えていた時代なんか
ほんとうにそんな時間が確保できたのかと疑問だが、
よく寝て休息することで集中力が増し、
却って仕事が速くできたのかもしれない。
奥さんにも子供が寝ている時は無理に起こすなと
厳しく言っていたようだから、筋金入りだ。
水木さんの場合、睡眠を多くとるのは休息とともに、
異世界との交信という重要な意味合いが
あったのではないかと思う。
睡眠至上主義が、世界に冠たる、
あの妖怪マンガを産み出したのだと思うと、かなり面白い。
そう言えば義母も1日10時間くらいは寝ている。
異世界との交信によって、
自由自在にざしきわらしを呼びよせられるのか?
だとすれば認知症、おそるべし。
またネタをいただいて、なんかお話書こうかな。
電子書籍amazon kindleおりべまこと新刊
週末の懐メロ 第2巻 5月25日(木)発売予定。
ブログ連載。毎週、懐メロについて綴る
9割主観・偏見まみれの音楽エッセイ集。
あなたのお気に入りがあれば、ぜひ覗いてみてください。
♯29~♯56まで 全28篇収録。
もくじ
29 サパーズレディ/ジェネシス 【1972】
30 ララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー/スウィング・アウト・シスター 【1994】
31 シュガー・ベイビー・ラブ/ザ・ルベッツ
【1974】
32 パンク蛹化の女/戸川純とヤプーズ 【1984】
33 ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー
【1958】
34 雨のクロール/森田童子 【1975】
35 ナッシング・トゥ・ルーズ/U.K. 【1979】
36 雨音はショパンの調べ/小林麻美 【1984】
37 紅い月/佐野元春&ザ・コヨーテバンド
【2015】
38 ワイルドワン/スージー・クアトロ 【1974】
39 ダンシング・ウィズ・ミスターD/ザ・ローリング・ストーンズ 【1973】
40 真夏の出来事/平山みき(代官山ミラクルキャバレー)【1971】
41 カナリア諸島にて/大滝詠一 【1981】
42 秘密の花園/松田聖子 【1983】
43 ラヴ・ラヴ・ラヴ/ザ・タイガース 【1969】
44 少年ヴィーナス/ビョーク 【1993】
45 Summer/久石 譲 【1999】
46 イエローサブマリン音頭/金沢明子 【1982】
47 ああ青春/中村雅俊+ゴーイング・アンダーグラウンド 【1975】
48 今夜はブギ・ウギ・ウギ/テイスト・オブ・ハニー 【1978】
49 永遠の調べ/キャメル 【1976】
50 エニウェア・イズ/エンヤ 【1995】
51 サンシャイン・ラブ/クリーム 【1967】
52 ノーモア“アイ・ラブ・ユーズ”/アニー・レノックス 【1995】
53 スリラー/マイケル・ジャクソン 【1982】
54 ロックバルーンは99/ネーナ 【1983】
55 アローン・アゲイン/ギルバート・オサリヴァン 【1971】
56 ホワット・ア・フィーリング/アイリーン・キャラ 【1983
先週、息子の誕生日だったのでお祝いした。
ついこの間までチビだったはずだが、もう20代後半。
あっという間の4半世紀。
子どもができるとエネルギーを吸収されて、
どんどん人生が短くなっていく感じがする。
よく本を読む子どもだったが、
今ではすっかり読書量でははるかに追いつかなくなった。
最近は昭和史だの、SF史だのの
近代クロニクル(歴史・年代史)にハマっているという。
最近は本でもネットでもアーカイブが充実してきて、
平成・昭和はもとより、20世紀全般、
さらにその前の産業革命時代から
この200年余りの人類社会の歴史が、
政治や産業・経済だけでなく、
生活・文化のかなり広い範囲まで、けっこう詳細に、
誰でも調べられ、その気になれば、
かなり深く研究できるような環境ができつつある。
文学・映画・マンガ・音楽だって、
僕らよりもよっぽど詳しい奴らがわんさかいる。
しかもあらかじめクロニクルがわかるので、
体系だって勉強できるのだ。
息子に限らないが、最近の20代・30代(もっと若い子も)は
そうしたアーカイブで勉強・研究している輩が大勢いる。
僕たちのような昭和を体験した年長者が、
かなり主観・先入観のフィルターをかけて
過去の事象を見ているのに対し、
彼らは体験がない分、客観的に歴史を俯瞰し、
クールに分析・考察できる力に長けていると思う。
「近頃の若いもんはリアルな体験がないからだめじゃー」
と、偉そうななことを言っている間に、
あっという間に知識の質・量の面で
アーカイブ勉強派に凌駕されてしまいそうだ。
青年負いやすく、学成り難し。
こっちも勉強し直さないといかなーと思う。
和訳するとしたら「青天の霹靂」というところか。
「アウト・オブ・ザ・ブルー」は
ロキシーミュージックの代表曲の一つ。
1974年リリースの4枚目のアルバム
「カントリーライフ」のトップナンバーだ。
一度聴いたら忘れられないブライアン・フェリーの、
ダンディだけどどこかマッドな香りが漂う
個性的なヴォーカルを中心に、
通常のギター、ベース、ドラムに加え、
シンセ、バイオリン、サックスが絡み合って
独特のグラマラスなサウンドが広がる。
まさに70年代ロック界の「青天の霹靂」だった
ロキシーミュージック。
このバンドはリーダーのフェリー以外、
メンバーチェンジが激しく、それに応じて、
時期によってまったく違う音作りをしている。
デビュー当初は、
アンビエントミュージック(環境音楽)の元祖となった
ブライアン・イーノが在籍しており、
音もヴィジュアルも斬新でアバンギャルドで
エッジが立ちまくっていた。
一般的に最も人気のある後期は、
「フレッシュ&ブラッド」や「アヴァロン」で
洗練された大人のポップミュージックを聴かせた。
そして、この曲を含む中期は、
グラムロックとプログレッシブロックを掛け合わせたような
イメージを醸し出しながらも、
他のプログレバンドなどにはない、
ポップでキャッチーで、
何とも言えない色気のある楽曲が充実。
この時期の「カントリーライフ」と「サイレン」、
そしてライブ盤「ビバ!ロキシー」は、
僕が最も好きな3枚だ。
イーノに代わるキーボーディストとしてメンバーとなった
エディ・ジョブスンは、バイオリンも演奏。
この曲は彼のエレクトリックバイオリンが炸裂する後半が
ハイライトになっている。
ここではキング・クリムゾンを脱退したばかりの
ジョン・ウェットンがベーシストとして参加しており、
ジョブスンとウェットンはこの後、
新たなプログレバンド「U.K.」を結成する。
ちなみにロキシーミュージックは70年代前半、
十分革新的な音楽づくりをしていたのに、
なぜかプログレバンドとしては認識されず、
どちらかというとグラムロックに
カテゴライズされることが多い。
もう一つのロキシーミュージックの特徴は、
アルバムジャケットにある。
どのアルバムも、一度見たら忘れられない、
セクシーで個性的な美女がジャケットを彩っている。
中でも裸の女の子が二人並んだ「カントリーライフ」は、
当時、わいせつではないかと物議を醸しだし、
各国でジャケットが差し替えられたりもした。
日本はその方面は寛大なのか、
そのまま発売された。
僕もいまだにそんなにエッチだとは思わない。
この時期のレコードにはもっときわどいのが
いっぱいあったような気がする。
ただ、そんなことがあっても、
ロキシーの抜群に美しいアルバムジャケットは、
圧倒的なインパクトがあり、
70年代・80年代の日本の広告アートなどにも
大きな影響を及ぼしたのではないかと思う。
ロキシーミュージックは2019年にロック殿堂入りを果たし、
その式典ライブでは当然のごとく、
この「アウト・オブ・ザ・ブルー」も演奏された。
2017年に盟友・ジョン・ウェットンがこの世を去って、
自らも音楽界からの引退を表明していた
エディ・ジョブスンもパフォーマンスに参加。
美青年だった若き日とまったく遜色ない
バイオリンソロを聴かせてくれたのは、
うれしい限りである。
都内の民営火葬場を営む東京博善の
オウンドメディア「ひとたび」で
毎月、「世界の葬祭文化」というコラムを連載しています。
第2回の今月は、“SDG's・DX・ミニマリズムの葬儀・供養
~「新しい生き方」が「新しい死に方」に~”。
「21世紀の葬儀・供養」と聞いて、
どんな形のお葬式やお墓をイメージするでしょうか?
そのイメージの鍵となるのは、SDG's・
DX(デジタル・トランスフォーメーション)・
ミニマリズムです。
近年、盛んに提唱されている
ライフスタイルやビジネスのテーマは、
エンディングにおいても重視され、
欧米各国ではこれまでの歴史・伝統とは離れた
新しい葬儀・供養の在り方が提案されています。
もくじ
・作家の想像力よりもビジネスの創造力
・映画で描かれる“自然に還る”葬儀
・世界で進む火葬普及の流れ
・地球環境に配慮したSDG'sな葬儀の数々
・20世紀を生きた人々のエンディングが変貌する
ご興味があれば、下記リンクから
ぜひご覧になってみてください。
善福寺川添いの散歩道でカルガモ親子に遭遇。
いままで3メートル下の川の中や中州、
岸でしか見たことがなかった。
こんな間近で見たのは初めて。
どうやらこのお母さん、
このあたりの草むらで卵を産んで孵したらしい。
散歩の犬などがよく草むらをかき分けて
クンクンやったりしているのに
よくぞ無事に生まれたものだ。
ひなは8ぴき。
でも、こんなところでのんびりしていたら、
たちどころにカラスや蛇のごはんになってしまう。
お母さんは一生懸命川に降りられる場所を探す。
子ガモたちはピイピイ言いながら、
押し合いへし合い、必死になってついていく。
やっと橋のたもとで降りられそうな場所を見つけた。
母はダイブ。
母はいい。何と言っても大人だし、飛べるし。
「早くみんな来なさい!」
グワグワグワと下からがなり立てる。
「ひえー、お母ちゃん、そんなこと言ったって、
こわいよこわいよ」ピーピーピー。
「はよ来い、ボケカス!」グワグワグワ―!
いやいや、人間だって飛び降りるのはこわい3メートル。
子ガモの体に換算したら、こりゃドバイの超高層ビルから
地上まで飛び降りるのに匹敵するんじゃないのか?
それでも行かなくては、この先、生きることはできない。
あっという間にカラスのごはんだ。
えいっ!
勇気ある一匹がダイブ!
もちろん飛べないので、そのまま落っこちる。
斜面をひたすら転げ落ちる。
でも大丈夫だ、生きている。
おれたちは死なないぜ、きょうだい!
ピーピー言いながら、
みんな「ナムアミダブツ」と唱えつつ、
つぎつぎとダイブ。
護岸工事がされたコンクリの岸に
たたきつけられてもなんのその。
それ行けとばかりに川に飛び込みむと
ぷかぷか浮かんでいる。
さすがカモ!
みんなよくがんばった。
きみらの勇気と冒険に大感動だ。
(この間、つれてきた義母はほったらかし)
しかし油断大敵。
ごちそうを前によだれをたらしながら
カラスが近づいてくる。
必至に交戦し、追い払うお母さん。
しかし、シングルマザー1羽で
チビガモ8兄弟を守るのは至難の業だ。
一昨年はオスかメスかわからないけど、
複数のおとなが協力してヒナを守ったおかげで、
抜群に生存率が高かったという。
みんなで子育てに協力してチビたちを守ってくれ!
きょうは西城秀樹さんの命日。
5年前、芸能記者でもないのに、
たまたま青山葬儀所での
お葬式を取材させていただいたことは
何とも幸運なことだった。
ご家族の願いとファンの願いが一つになって、
本当に忘れられないほど盛大で感動的で、
心に残るものだった。
あの時も、もうこの先、芸能人と言えども
これほどのお葬式はやらないのではないかと思ったが、
その通りになってしまった。
昭和のスーパースターの最後のお葬式。
改めてご冥福をお祈りします。
その時のエッセイなどを以下の2冊に収録しています。
いずれもamazon kindleより発売中。各¥300
おりべまことエッセイ集:昭和
昭和96年の思い出ピクニック
・西城秀樹さんのお葬式:青春の同窓会
・西城秀樹さんのお葬式で感じたこと:女の涙は子どもと夢の人のために
おりべまことエッセイ集:音楽
ポップミュージックをこよなく愛した
僕らの時代の妄想力2
・七月の朝とユーライア・ヒープと西城秀樹
・エピタフとキング・クリムゾンと西城秀樹
・西城秀樹さん ラストステージの記憶
「東京はすっごく楽しいですぅ!」
この春、鹿児島の田舎から出てきたという
23歳の女の子と話をした。
仮に名前を「篤姫」としておく。
篤姫は介護施設で働いているが、お休みの日は
友だちと渋谷に行ったり、ディズニーに行ったり、
エンジョイしまくっているようだ。
就職の面接の時(オンライン)では、
「そちらで働きたいから東京に行きます」
と言い切ったらしい。
それが本当だったのか、嘘だったのか、
僕はただのインタビュアー/ライターなので
問い詰める立場でもないし、そんな気もない。
いずれにしてもいったん来てしまえば
こっちのもので、誰しもそうなってしまう。
長年住んでるとわからないが、
それが花の都の魅力というもの。
これだけ情報化が進んだ世の中になっても
やっぱネットやテレビで見る東京と、
リアルに体験する東京とでは全然違うようだ。
そういうところは僕が出てきた45年前と
ほとんど変わらない。
篤姫は江戸川区の千葉との境あたりに住んでいるらしいが、
「東京の人には干渉されないからいい」という。
鹿児島の田舎では、あそこの娘は東京に行ってしまったと、
大きな話題になり、いろんな噂が渦巻いているそうな。
あー、やっぱ、そういうところも
昭和の時代と変わってない。
ただ、違うのは、出てきたばかりにも関わらず、
僕と話したり、仕事をやっている時は
きれいな共通語を話しており、
あの鹿児島特有の強いなまりはほとんど感じない。
そういうところはやっぱ令和っ子。
先のことはわからないけど、
しっかり仕事して東京を楽しんでください。
でも、若くてかわいい篤姫様は、
変な奴に狙われる可能性が高いから気を付けてね。
1972年リリース。
美しい旋律のスコットランド民謡を
イギリスのフォークグループ・ペンタングルが
素晴らしい歌・演奏で現代によみがえらせた。
古いからこそ新鮮な味わいのある不思議なバラッドだ。
ペンタングルは1960年代後半から70代にかけて
活躍したバンドで、
この懐メロ探検で初めて知った。
ヴォーカルのジャッキー・マクシーという女性は
ヴィクトリア女王にルックスが似ているという
コメントもある。
ルックスはともかく、その声は僕が知る限り、
この時代以降のロック・フォーク・ポップスの
いずれのフィメール・ヴォーカリストとも異質な、
どこか神秘的なニュアンスを帯びている。
この曲はチャイルドバラッドの一つ。
チャイルド・バラッド(Child Ballad)は、
19世紀のアメリカの文献学者・
フランシス・ジェームズ・チャイルドが
19世紀後半にまとめた、
イングランドとスコットランドの
305篇の伝統的なバラッドと
それらのアメリカでの異本を集めたもので、
これらの歌詞と、チャイルドによる研究文が編集されて
1960年代に出版されたという。
歌詞の内容は、16世紀のイギリス(エリザベス1世)と
スペイン(フェリペ2世)との
英西戦争の時代を背景にした恋の物語。
王女と身分違いの恋に落ち、
いったん死刑を言い渡された
ウィンズベリーのウィリーという青年が、
王の心を動かし、
やがて王女と結ばれるというストーリーで、
弦楽器とマクシーの独特の声は、
まるで中世から大航海時代の吟遊詩人が
人びとに叙事詩を語り歌う姿を彷彿とさせる。
ペンタングルはチャイルドバラッドを
数多くレパートリーにしているが、
とりわけ、この「ウィリー・オ・ウィンズベリー」は
人気が高く、
最近の若いミュージシャンも数多く、
この美しい旋律に魅了されてこの曲を取り上げている。
食事の時、よく義母とカミさんがケンカになる。
原因はほとんどの場合、義母のマナーだ。
「いただきます」をする前からパクパクつまみ食いをする。
さらに舐りばし、迷いばし、
また、箸を持ったまま人を指す。
これらをやると「やめなさい!」と、
カミさんがカッカする。
怒られるのがわかっているので、
本人は一応「わかりました」というふりをするが、
こちらがちょっとスキを見せると、すぐまたやってしまう。
むかしはこうした親子の関係は真逆で、
義母が娘であるカミさんの食事のマナーを
厳しくしつけていたはずだ。
人生大逆流。
違うのは、子どものマナーを叱る場合は、
他人と気持ちよく暮らせるように、
また、自分という人間の品位を保てるようにという
正当性と将来への思いやりがあるのだが、
認知症患者の場合は、それがまったくないこと、
意味をなさないことである。
何と言っても、いったんおとなになってしまっているので、
それなりに人生の蓄積とプライドがあるため、
苦情を言われれば表面上はやめるが、
心の底では素直に従うつもりがない。
それで娘(カミさん)のほうは
ますますカッカしてガミガミいう。
諍いが起こるとめしがまずくなるし、
どっちもへそを曲げるとかなり厄介なので、
まぁまぁとそれぞれのご機嫌を取って
平和を維持するのが大変だ。
たびたび書いているが、認知症患者である義母の
言動を観察していると、どういう部分が
人間の生まれ持っての本質的なところなのか。
どのへんが後天的に身につける
社会人としてのパートなのか、よくわかる。
認知症患者との生活に未来に繋がる何かを見出すとすれば、
こうした人間研究の分野だろうか。
ただ、「超高齢社会では高齢者の5人に一人が認知症」と
言われるようになってから、
どんどん認知症への理解度と
認知症患者を取り巻く状況は変わってきており、
社会参加とか、認知症患者の未来などについても
積極的に語られるようになっている。
ひと昔まえの「ボケ」とか「痴呆症」とかの一言で
片付けられていた時代とは雲泥の差がある。
家族がなるか、自分がなるか、多くの人にとって
自分ごとになる可能性を持つ問題でもあるので、
いろいろ勉強していこうと思っている。
生活体験に基づく
エッセイ集:認知症介護
認知症のおかあさんといっしょ
amzonkindleより発売中 ¥500
昨日、久しぶりに新宿方面に出たので
紀伊国屋書店に寄ったら、
1階にはものすごい村上春樹の新作のレイアウト。
まさしく書店の、文学界の、出版業界の救世主。
ハルキさまさまである。
まだ読んでないので1冊買ってきた。
最近、本は10冊中、8冊は電子で読むか、
図書館で借りて読むかだが、
ハルキ本はやっぱり紙本を買いたくなる。
分厚いし、重いし、お値段もけっこう高いけど、
数年に一度のことだし、
重みを感じていいのではないかと思っている。
「街とその不確かな壁」。
今、ネット検索で「街」と入れただけで、
すぐにこのタイトルが出てくる。
おそるべき人気。
なぜ、村上春樹のわけのわからない話を、
僕を含め、こんなに大勢の人が読みたがるのか?
現代人の不安心理とか、喪失感の現れとか、
いろんなことが言われているけど、
単純にみんな、彼の書く物語を読むことで、
一緒に自分の創作活動を行えるからなのだと思う。
ノウハウ本はべつにして、特に小説など、文学系の読書は
すべからく創作活動だ。
みんな、本を読むことで頭のなかで
自分の物語を創り上げていく。
そこに書いてある小説なり、詩なり、エッセイなり、
あるいは自己啓発本や人生相談さえも創作活動になり得る。
そこが本と映画やテレビなどの
ビジュアルコンテンツとの大きな違いで、
映像という視覚情報がついてくると、
どうしても作り手側から「与えられる」部分が大きい
(すべてとは言わないけど)。
本の場合は人物も情景も、言葉の連なりを手掛かりに、
読者が想像力で創造していかないと、
頭のなかに立体的に現れてこないし、
生きて動き出さない。
村上春樹は数多の文章の中にかなりの部分、
そうした読者の想像力・創造力が入り込む
手掛かりと余白を絶妙な塩梅で用意している。
人間は誰もが、自分の心の奥に自分の物語を持っている。
しかし、多くの人はまったくそれに気付くことすらなく、
この世で生きて死んでいく。
そんなのは嫌だ。
私は自分の中にある物語を知りたい、と言う人が、
何か書いたり、歌ったり、表現活動・創作活動を始める。
文学などの読書もその一環と考えるとわかりやすい。
誰にとっても最も入りやすい、
始めやすい創作活動なのだと思う。
そして、村上春樹は日本だけでなく、世界中の多くの人に
そのことを気づかせた作家なのだと思う。
たぶん、ご本人はそんなこと、思ってもみないだろうけど。
みんな、わけのわからない自分を生きている。
僕もたぶん、最期までわけのわからない自分を生きる。
だから、村上春樹が提供する物語が
わかる・わからないなんて二の次の問題だ。
大事なのはどこに行きつくかではなく、
どんな旅を体験するかなのだ。
読む本がたまっているので、
気が向いた時にぼちぼちじっくり読もうと思う。
おりべまこと電子書籍
春のルネッサンスキャンペーン第3弾
いよいよ明日5月7日(日)16:59まで!
おとなも楽しい少年少女小説長編3タイトル
4日間無料セール
★オナラよ永遠に
http://www.amazon.co.jp/dp/B085BZF8VZ
小5の救太郎は学校でうっかり漏らしてしまった一発のオナラをきっかけに、未来からやって来たキテレツな男と遭遇し、人類存亡の危機を救うミッションを担うことになる。屁をテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを満載したSF恋愛活劇。
★いたちのいのち
http://www.amazon.co.jp/dp/B08P8WSRVB
人間として生まれるはずだったのに、天国のお役所の手違いでフェレットになって地球に落ちて来たイタチは、お母さんと二人で暮らす、ちょっとさびしがり屋の女子小学生のペットになる。二つのいのちの暮らしを面白おかしく描いたお話。
★ピノキオボーイのダンス
https://www.amazon.co.jp/dp/B08F1ZFLQ6
AI・ロボットが発達した、21世紀から遠くない未来社会。人間は恋愛も子どもへの愛情もロボットに依存した暮らしを送っていた。そんななか、虐待を受けて廃棄処分になった少年ロボットは、年老いたダンサーと出会い、踊る喜びを知ったことから再起動する。新しいアダムとイブの誕生を描くSF物語。
この機会にスマホ・タブレット・PCにインストール。
あなたのより良き人生のおともに。
むかし、友だちの家に遊びに行くと、
まだチビだった彼の息子たちが
「きょうー、じんるいがはじめて木星についたよー」と、
調子よく歌っていたのを思い出す。
1990年リリース。
その友だちはとっくに木星ならぬ、あの世に行ってしまい、
「たま」が大好きだったあのちびっ子たちも、
もう40近い齢になる。
「さよなら人類」は、
子どもも歌えるリズミカルで楽しい歌だが、
よく聴くと、歌詞の内容はかなりシュールな
怪奇SFの世界。
深読みすれば、戦争論、文明論、人類存亡論にもなり得る。
それをこんな童謡っぽく、
誰でも楽しめる歌にしてしまう表現力が、
この「たま」という、
ミュータントみたいなバンドのすごさ。
「たま」は一般的には
「イカ天(平成が始まった頃に放送していた
テレビのバンドオーディション番組
「イカす!バンド天国」)
出身の色物バンドという印象が強いが、
その音楽的クオリティは、
この半世紀余りの日本の
ロック・フォーク・ポップミュージック界で
トップレベルに入るだろう。
オリジナリティという点でも群を抜いている。
もともと4人のバンドとしてやっていたわけではなく、
ライブハウスやミニシアターなどで活動していた
ソロのシンガーソングライターたちが集まって
できたユニット。
4人がそれぞれ、自分で曲を作り、
リードヴォーカルを取り、持ち歌がある。
それがどれも個性的で面白く、
しかも4人が一体化した時のアンサンブルが素晴らしい。
彼らは一般受けする音楽をやろうという気はさらさらなく、
「イカ天」に出たのも、メンバーに断りなく、
関係者が勝手に応募してしまったのだという。
それが結局、あれよあれよという間に5週勝ち抜いて
グランドキングになってしまい、
メジャーデビューとして出したこの曲が大ヒットした。
その後もメンバーはゴーイング・マイ・ウェイで
2003年までバンドして活動。
解散後も、それぞれ自分の好きな音楽活動をしている。
いま改めて聴くと、むかし以上にシュールでコミカルで
ドラマチックに響き、ますますすごい「さよなら人類」。
こうした怪奇SFから珍妙なファンタジー、
童謡やわらべ歌、昭和のアングラ演劇を想起させる曲、
チンドン屋っぽい旋律、
サーカスや見世物小屋をモチーフにしたような
ダークでコミカルな幻想曲まで、
日本古来の独自の音階を活かし、
特別ユニークで、
イメージ豊かな音楽世界を創り上げた「たま」。
これほどの個性と実力を併せ持った楽団が
表舞台に現れるのは、これからの時代、かなり難しそうだ。
昭和と平成のはざまに生まれた、
オンリーワンの奇跡の音楽として
ずっと語り継がれるのかもしれない。
おりべまこと電子書籍
春のルネッサンスキャンペーン第3弾
5月7日(日)16:59まで
おとなも楽しい少年少女小説長編3タイトル
4日間無料セール
★オナラよ永遠に
http://www.amazon.co.jp/dp/B085BZF8VZ
小5の救太郎は学校でうっかり漏らしてしまった一発のオナラをきっかけに、未来からやって来たキテレツな男と遭遇し、人類存亡の危機を救うミッションを担うことになる。屁をテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを満載したSF恋愛活劇。
★いたちのいのち
http://www.amazon.co.jp/dp/B08P8WSRVB
人間として生まれるはずだったのに、天国のお役所の手違いでフェレットになって地球に落ちて来たイタチは、お母さんと二人で暮らす、ちょっとさびしがり屋の女子小学生のペットになる。二つのいのちの暮らしを面白おかしく描いたお話。
★ピノキオボーイのダンス
https://www.amazon.co.jp/dp/B08F1ZFLQ6
AI・ロボットが発達した、21世紀から遠くない未来社会。人間は恋愛も子どもへの愛情もロボットに依存した暮らしを送っていた。そんななか、虐待を受けて廃棄処分になった少年ロボットは、年老いたダンサーと出会い、踊る喜びを知ったことから再起動する。新しいアダムとイブの誕生を描くSF物語。
この機会にスマホ・タブレット・PCにインストール。
あなたのより良き人生のおともに。
おりべまこと電子書籍
春のルネッサンスキャンペーン第3弾
本日5月4日(木)17:00~7日(日)16:59
おとなも楽しい少年少女小説長編3タイトル
4日間無料セール
★オナラよ永遠に
http://www.amazon.co.jp/dp/B085BZF8VZ
小5の救太郎は学校でうっかり漏らしてしまった一発のオナラをきっかけに、未来からやって来たキテレツな男と遭遇し、人類存亡の危機を救うミッションを担うことになる。屁をテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを満載したSF恋愛活劇。
★いたちのいのち
http://www.amazon.co.jp/dp/B08P8WSRVB
人間として生まれるはずだったのに、天国のお役所の手違いでフェレットになって地球に落ちて来たイタチは、お母さんと二人で暮らす、ちょっとさびしがり屋の女子小学生のペットになる。二つのいのちの暮らしを面白おかしく描いたお話。
★ピノキオボーイのダンス
https://www.amazon.co.jp/dp/B08F1ZFLQ6
AI・ロボットが発達した、21世紀から遠くない未来社会。人間は恋愛も子どもへの愛情もロボットに依存した暮らしを送っていた。そんななか、虐待を受けて廃棄処分になった少年ロボットは、年老いたダンサーと出会い、踊る喜びを知ったことから再起動する。新しいアダムとイブの誕生を描くSF物語。
この機会にスマホ・タブレット・PCにインストール。
あなたのより良き人生のおともに。
おりべまこと電子書籍
春のルネッサンスキャンペーン第3弾
明日5月4日(木)17:00~7日(日)16:59
おとなも楽しい少年少女小説長編3タイトル
4日間無料セール
★オナラよ永遠に
http://www.amazon.co.jp/dp/B085BZF8VZ
小5の救太郎は学校でうっかり漏らしてしまった一発のオナラをきっかけに、未来からやって来たキテレツな男と遭遇し、人類存亡の危機を救うミッションを担うことになる。屁をテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを満載したSF恋愛活劇。
★いたちのいのち
http://www.amazon.co.jp/dp/B08P8WSRVB
人間として生まれるはずだったのに、天国のお役所の手違いでフェレットになって地球に落ちて来たイタチは、お母さんと二人で暮らす、ちょっとさびしがり屋の女子小学生のペットになる。二つのいのちの暮らしを面白おかしく描いたお話。
★ピノキオボーイのダンス
https://www.amazon.co.jp/dp/B08F1ZFLQ6
AI・ロボットが発達した、21世紀から遠くない未来社会。人間は恋愛も子どもへの愛情もロボット頼りの暮らしを送っていた。そんななか、虐待を受けて廃棄処分になった少年ロボットは、年老いたダンサーと出会い、踊る喜びを知ったことから再起動する。新しいアダムとイブの誕生を描くSF物語。
この機会にスマホ・タブレット・PCにインストール。
あなたのより良き人生のおともに。
感染者はまたぐんぐん増えてるみたいだが、
もう誰も気にしない。
コロナの話なんかしてくれるな、という声が聞こえてくる。
情報が出なきゃないことと同じだと言わんばかりの
「コロナ明け大型連休」、
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
僕はほとんど仕事をしているが、
きょうは吉祥寺でお買い物。
腹減ったので昼めし食おうということで、
お店を探していたら行き当たったのが
クレヨンハウス。
作家の落合恵子氏が開いた
子どもの本の専門店として有名だが、
オーガニックレストラン、
自然食品の店としても知られている。
息子がチビの頃、青山の「本店」にはよく行って
本を買っていたので、とても懐かしい。
吉祥寺にも「支店」があるなんて全然知らなかった。
と思ったら、なんと、
昨年暮れに青山からこちらに移転していた!
支店ではなく本店だったのだ。
1階がレストラン・食品売り場。
ランチバイキングは、玉ねぎマリネ、きんぴら、
鶏のふんわり揚げ、大豆ミートのロールキャベツ、
玄米ご飯など。デザートには、かぼちゃのタルト。
おいしかった。
B1と2階が書店になっている。
2階は絵本・子どもの本売り場で、さすがの品揃え。
子どもの本はロングセラーが多く、
息子がチビだった20年ほど前と
そんなに雰囲気は変わらない。
相変わらずのクレヨンハウスワールドで、
なんとなく安堵する。
B1は社会派の本・アート系の本を揃えている。
こちらは心なしか衰退感があった。
近年は本文化の衰退著しく、
紀伊国屋などの本文化を守る老舗や大書店は除き、
街中の本屋はサクッと読める売れ線のノウハウ本・
ビジネス本だらけになってしまった。
クレヨンハウスも食のほうはともかく、
本の販売のほうは全体的に縮小された感じがする。
それでも文化の発信地である吉祥寺に来てくれたのは
喜ばしいことだ。
子供がいてもいなくても、
ぜひ吉祥寺に来たら寄ってみてください。
たまにはブラブラ絵本を見るのも
心の静養と活性化に役立ちます。
ちなみにこのクレヨンハウスのある
大正通り界隈はヴィーガン・ベジタリアン
御用達みたいな店が増えて、
菜食・健康食エリアとしても面白い。
桜が咲いている頃に深川(門前仲町)のお寺を取材した。
掲載が1カ月遅れになったので、
ひと月近くほったらかしており、
きょうやっと音起こしをした。
ここの30代の副住職(年内に住職になる)は、
この地域のお寺に生れ育ち、
学業と修行を終えると、
そのまま自分の家である寺に入った。
べつに親に強要されたわけでなく、
自分の意思でそうしたわけだが、
「ぬくぬくと生きてきました」と、
自分の在り方に引け目を感じてきたという。
これまで30カ所近いお寺を取材してきたが、
こういう人は割と少数派で、多くは会社勤め、起業家、
学校の先生など、いったん社会に出て別の仕事を経験し、
あとを継いだという人が多い。
では彼が世間知らずで、世の中のことを知らない、
役立たずのボンボン坊主かというと、
そんなことは全然ない。
彼はクリエイティブな才能を発揮し、
人びとにお寺や仏教のことをもっと理解してほしいと、
自分でお寺や仏教をテーマにしたボードゲームを開発。
それが東京のみならず、お寺関係のみならず。
全国の子供関連のイベントや
地域のコミュニケーション促進の集まりなどで
大人気を集めているという面白い坊さんなのだ。
大人も子供もそうしたゲームで遊べば、
有難いお説教を聞くより何倍も
お寺のことや仏教のことがわかる。
分かるというのが言い過ぎなら、
少なくとも興味がもてるだろう。
また、自分でぬくぬくと言う通り、
確かに競争社会の毒素に触れていない、
のほほんとしたホトケさんキャラで、
一緒にいてとても楽しかった。
彼の話は集約すると、
お金や地位や社会的役割は大事だし、
社会の中にいる以上、迎合して生きていく必要があるけど、
もう一つ、別の基準・視点を持っていないと
生きるのが辛くなります。
その基準・視点が仏教の中にあるんですよ、というもの。
前にも似たようなことを言った
坊さんは複数いた気がするが、
彼のキャラと話し方のせいか、
とても胸に響き、共感できた。
時代が変わり、価値観が変わり、
競争社会で揉まれて努力して勝利することが、
必ずしも良いことではなく、
社会のこと・人のことがわかる
立派な人になる条件では
なくなってきたような気がする。
自分の運命をちゃんと受け入れられる人、
自分の心の声に素直に従える人のほうが、
自分自身の幸福感が上がり、
結果的に人からの信頼感も厚くなるのではないだろうか。
Amazonで注文していたヘルメットがやっと到着。
自転車のヘビーユーザーなのです。
4月から着用義務ということで遅ればせながらGo!
うざったいし、夏は絶対暑いので、嫌がる人がいっぱい。
街の中を見る限り、この1カ月、
着用率2割程度と言ったところだが、
僕の場合、5年前に事故って死にかけた経緯がある。
走行中、転倒して顔を地面に叩きつけられ、
最初はCT撮っても何ともなかったのだが、
1ヵ月後、脳から出血していたことが発覚。
街中で倒れて救急車で運ばれ、
硬膜下出血との診断で脳の手術。
だけど本人、なんも憶えとらん。
大迷惑だったのは連絡受けて
病院をたらいまわしにされたカミさん。
という顛末があり、
バカは死ななきゃ治らん
(どころか死んでも治らん)けど、
バカでも何でも死んでもらっちゃ困る、
ということでプレッシャーをかけられ、
さすがに「うざいから嫌だ」とは言えなかった。
そんなわけでこうしたマヌケな事故例もあるので、
自転車に乗る皆さん、
「まさか、このおれが」などと笑わずに、
できればチャリヘルつけて
僕より優れた頭脳を守った方がいいですよ。
春のルネッサンスキャンペーン第2弾は無事終了しました。
ご購入ありがとうございます。
よろしかったらレビューをご投稿ください。
今週は第3弾として、おとなも楽しい少年少女小説・長編3作を無料セールでお届けします。
5月4日(木)17:00~7日(日)16:59 4日間
どうぞお楽しみに。
3年間のコロナ禍によって、
これまでの時代の残滓がクリーンアップされ、
社会の在り方も、人の生き方・死に方も
この2023年は大きく様変わりしてきた感が倍増している。
昭和のカルチャーやライフスタイルが
だんだん発酵して堆肥化し始めている感じがするのだ。
そりゃまぁ終わって35年も経つんだから当然。
21世紀中盤戦へ向けて、
新しい畑を耕すお百姓さんは、
やっぱりAI・ロボットなのだろう。
僕たちもとりあえず、端っこをお借りして、
自家消費用の家庭菜園でもいいので
何か新しい作物を育てよう。
いつまでも昭和の常識にとらわれていると確実にボケる。
昭和100年に向けてぼちぼち土いじり。
あなたの畑の地中にはどんな虫や細菌が生きているのか?
春のルネッサンスキャンペーン第2弾!
4月27日(木)17:00~30日(日)16:59まで
4日間無料セール
エッセイ集:生きるシリーズ3タイトル
★酒タバコやめて100まで生きたバカ
・わたしの中の人間のクズ
・客観性という名の神様と自分の物語
・人生最後の全力疾走?
・「赤い服の少女」に学ぶ人生タマタマ
・人を食った話 ほか全35篇収録
★いつもちょっとクレイジーでいるためのスキル
・とんかつ屋はいかにして声優に転身したか
・eパン刑事、その愛と死とスマホ
・生殖機能終了後の人生とは?
・中年期以降の同窓会幹事の心のゆらぎ
・お母さんは夕暮れの交差点で踊った ほか全38篇収録
★銀河連邦と交信中なう
・「人間を大事にしています」ってどういうこと?
・慢性硬膜下血腫で頭の手術の顛末記
・電車内スマホゲームはなぜカッコ悪いか
・みずから幸福になることを放棄している日本人
・落書きペンは地球色 ほか全38篇収録
このチャンスにあなたの
スマホ・PC・タブレットにインストール。
成功人生に行き詰った時の便秘薬にご常備ください。
久しぶりに劇的・幻想的なプログレに心酔。
1973年リリース。
イギリスのプロレッシブロックバンド。
その名もルネッサンス。
70年代のプログレ5大バンド、
ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、
イエス、ELP、ジェネシスのような
人気と評価は勝ち得ず、
日本での知名度はかなり低い。
僕も当時チラッと聴いたことがあるが、
すっかり記憶から飛んでいた。
あざといパフォーマンスをやったり、
超絶技巧を誇ったりしてなかったので、
やや個性に乏しく、
バンドとしてのコンセプトが弱かったこと、
そして、リードヴォーカルが女性であることも
プロレバンドとしては売り出しづらく、
マイナスになったのかもしれない。
この時代はまだロックミュージックの世界で
女性は少なく、ちょっと舐められる傾向があったと思う。
けれども今聴くと、
他の有名プログレバンドを凌駕するような
シンフォニックで美しい抒情性に圧倒される。
オペラ歌手の経験もあるアニー・ハズラムの
女神的なヴォーカルを中心とした楽曲は、
半世紀近い歳月を経たいま聴くからこそ
その真価がわかる。
再評価の動きがあるのか、
ごく最近、YouTubeに映像・オーディオが
数多くアップされるようになった。
代表曲「Ashes Are Burning」は、
アズラムのファンタジックな美声と
バンドのロックスピリットが一体となって織りなす、
ルネッサンスワールドが堪能できる。
春のルネッサンスキャンペーン第2弾!
4月27日(木)17:00~30日(日)16:59まで
4日間無料セール
エッセイ集:生きるシリーズ3タイトル
★酒タバコやめて100まで生きたバカ
・わたしの中の人間のクズ
・客観性という名の神様と自分の物語
・人生最後の全力疾走?
・「赤い服の少女」に学ぶ人生タマタマ
・人を食った話 ほか全35篇収録
★いつもちょっとクレイジーでいるためのスキル
・とんかつ屋はいかにして声優に転身したか
・eパン刑事、その愛と死とスマホ
・生殖機能終了後の人生とは?
・中年期以降の同窓会幹事の心のゆらぎ
・お母さんは夕暮れの交差点で踊った ほか全38篇収録
★銀河連邦と交信中なう
・「人間を大事にしています」ってどういうこと?
・慢性硬膜下血腫で頭の手術の顛末記
・電車内スマホゲームはなぜカッコ悪いか
・みずから幸福になることを放棄している日本人
・落書きペンは地球色 ほか全38篇収録
このチャンスにあなたの
スマホ・PC・タブレットにインストール。
成功人生に行き詰った時の便秘薬にご常備ください。
「ドウシテ人間は、オ酒ヲ飲ンダリ、
煙草ヲ吸ッタリスルノデスカ?」と、
友だちのロボットに聞かれたので、
「銀河連邦と交信するためだよ」と答えた。
そしたら「ワタシモシタイノデ飲ンダリ吸ッタリシテイイデスカ?」と言うので、
「地球の未来を担う君たちが人間みたいになったら
どうするんだ?」とたしなめた。
というわけで、
本日より春のルネッサンスキャンペーン第2弾!
4月27日(木)17:00~30日(日)16:59まで
4日間無料セール
エッセイ集:生きるシリーズ3タイトル
★酒タバコやめて100まで生きたバカ
・わたしの中の人間のクズ
・客観性という名の神様と自分の物語
・人生最後の全力疾走?
・「赤い服の少女」に学ぶ人生タマタマ
・人を食った話 ほか全35篇収録
★いつもちょっとクレイジーでいるためのスキル
・とんかつ屋はいかにして声優に転身したか
・eパン刑事、その愛と死とスマホ
・生殖機能終了後の人生とは?
・中年期以降の同窓会幹事の心のゆらぎ
・お母さんは夕暮れの交差点で踊った ほか全38篇収録
★銀河連邦と交信中なう
・「人間を大事にしています」ってどういうこと?
・慢性硬膜下血腫で頭の手術の顛末記
・電車内スマホゲームはなぜカッコ悪いか
・みずから幸福になることを放棄している日本人
・落書きペンは地球色 ほか全38篇収録
今年になってから時代が変わっている感が倍増。
AI・ロボットが世界を席巻し、人類の暮らしから
酒・タバコが消えるのも間近?と感じてしま今日この頃。
これもまた新たなルネッサンスの始まりなのか?
このチャンスにあなたの
スマホ・PC・タブレットにインストール。
成功人生に行き詰った時の便秘薬に、
ぜひともご常備ください。
台本ライター・福嶋誠一郎のホームページです。アクセスありがとうございます。
お仕事のご相談・ご依頼は「お問い合わせ」からお願いいたします。