発売! ざしきわらしに勇気の歌を

 

おりべまこと電子書籍第9弾!

「ざしきわらしに勇気の歌を」

原稿用紙60枚の短編小説。

Amazon Kindkeより発売!

 

ロボット介護士に支えられて余生を送っている

認知症の寅平じいさんが、

ある日、林の中を散歩していると不思議な子どもに出逢う。

その子を追って木の穴に潜り込むと、奥には妖怪の国が広がっていた。

子どもの正体はざしきわらし。

ざしきわらしは最強の妖怪“むりかべ”の脅威から人間を守るために戦うので、応援してほしいと寅平に頼む。

寅平はこれぞ自分の使命と思い、戦うざしきわらしのために勇気の出る歌を歌う。

 

子どもからじいさん・ばあさんまで。

おとなも楽しい少年少女小説最新作です。

ASIN: B08K9BRPY6 ¥317

  

 

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ASIN: B08K9BRPY6、または「おりべまこと」、

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●スマホやタブレットで読める:Kindle無料アプリ

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●Kindle unlimited 1ヶ月¥980で読み放題

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サルビアの花を聴いた

 

 

公園の花壇に赤いサルビアが咲いているのを見て、

「サルビアの花」という歌があったのを思い出した。

 

なんとなく、こっそり家で聴いてみる。

1972年、昭和47年の歌。

記憶ではかなりヒットし、

当時のフォーク歌手の何人かがカバーしたり、

歌謡曲の歌手も自分のアルバムの挿入歌にしていた。

 

オリジナルは「もとまろ」という女性3人のグループ。

その後のことは全然知らないので、

たぶんこれ1曲しか売れなかったのだろう。

 

しかし、そのたった1曲が永遠の名曲になった。

 

当時、ぼくは子どもだったので、

この歌の世界のことがよくわからなかったが、

改めて聴くととても映像的でドラマチック。

 

ただ、現代の感覚だと、

この歌詞って、カン違い妄想ストーカー男の歌?

と聴けなくもない。

 

けれどもこの哀愁を帯びた旋律は現代からは生まれにくい。

1970年代独特の、美しく透き通ったメロデイーライン。

森田童子や、デビューした頃の中島みゆきの曲に通じる感傷。

どこからか、あの時代の風が吹いてくるようだ。

 

 

●おりべまこと電子書籍 Amazon kidleより販売中

おとなも楽しい少年少女小説

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面白まじめなエッセイ集

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●短編小説

ざしきわらしに勇気の歌を

 

ロボット介護士に支えられて余生を送っている寅平じいさんが、ある日、林の中を散歩していると不思議な子どもに出逢う。

その子を追って木の穴に潜り込むと、奥には妖怪の国が広がっていた。子どもの正体はざしきわらし。

ざしきわらしは最強の妖怪“むりかべ”の脅威から人間を守るために闘うので、応援してほしいと寅平に頼む。

寅平はこれぞ自分のミッションと思い、闘うざしきわらしのために勇気の出る歌を歌う。おとなも楽しい少年少女小説最新作。

9月30日(水)Amazon Kindkeより発売決定。

 


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日本の秋 妖怪の秋 ざしきわらしの秋

 

秋風吹いて妖怪の季節到来?

中野ブロードウェイでは口裂け女用「女帝・百合子さんマスク」も好評販売中。

 

おりべまこと電子書籍

第9弾:短編小説「ざしきわらしに勇気の歌を]

9月30日(水)0:00よりAmazon Kindkeにて発売予定。

 

 

 

ロボット介護士に支えられて余生を送っている寅平じいさんが、

ある日、林の中を散歩していると不思議な子どもに出逢う。

その子を追って木の穴に潜り込むと、

奥には妖怪の国が広がっていた。

子どもの正体はざしきわらし。

ざしきわらしは最強の妖怪“むりかべ”の脅威から

人間を守るために闘うので、応援してほしいと寅平に頼む。

寅平はこれぞ自分のミッションと思い、

闘うざしきわらしのために勇気の出る歌を歌う。

おとなも楽しい少年少女小説最新作。お楽しみに!

 

 


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令和の妖怪・人面木

 

「あらぁ、人の顔みたいねぇ」

怖がりの義母が妙に明るい声を上げる。

 

言われてふと見ると、恐るべきものが!

人面木(ジンメンボク)。

イヌの顔とか、クマの顔にも見える。

精霊はいたるところに。

明日は彼岸の入りです。

 

 

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ホラー日本むかしばなし「若水」

 

日本の各地に「若水」という民話がある。

若水とは若返りの水だ。

ある村におじいさんんとおばあさんが住んでいて、

ある日、おじいさんが山のふもとで湧き水を発見して飲む。

すると白髪が黒くなり、肌のしわが取れてつやつやしてきた。

その湧き水は若返りの水だったのだ。

 

それを見て仰天したおばあさんは自分も若返りたくて、

一緒に若水が湧き出るところに行って、ごくごくと飲む。

すると、やはり同じように髪は黒々、お肌もつやつや。

 

ふたりして曲がっていた腰もしゃんとして、

これでまた元気に働けると喜んでいたが、

おばあさんは欲が出てしまった。

 

おじいさんに隠れて、こっそりと毎日、若水を飲みに行く。

どんどん若返り、まるで若い娘のようになってしまう。

 

それでおじいさんはこれでまた若い女を抱けると大喜び――

というのは僕の勝手な創作で、

原作では、もうそれ以上、若水を飲むのはやめろと言う。

 

元おばあさんは一応、おじいさんのいうことを聞くが、

一度火が付いた欲望はもう止められず、またもや若水のところへ。

 

その日、おばあさんは家に帰ってこない。

おじいさんはもしやと思って若水のところに行くと、

木々の合間から赤ん坊の泣き声がする。

 

あわてて駆け寄ってみると、

水を飲み過ぎたおばあさんは、

かわいい赤ちゃんに還ってしまっていた。

おじいさんはやむをえず、

おばあさんだった赤ちゃんを家に連れて帰り、

自分で育てることにする。

 

「若返りたい」という欲望、不老不死の欲望は、

もちろん男にもあるが、情熱と言うか執着心は、

やはり女のほうが何倍も強い。

それはたぶん、

女は自分の身体の変化を顕著に体験するからだろう。

 

子どもを産まない体から、産める体になり、

やがてもう産めない身体に変化するというのは、

どんなに身近にいても、男にはとうていわからない神秘だ。

 

現代は閉経以降も女性に活躍の場がたくさん用意されているので、

精神的にそうこたえないかもしれない。

しかし、人間も自然の摂理に従って生きていた近代以前は、

かなりリアルに自分の衰え、存在の危うさを

感じざるを得なかっただろう。

そういうところからこんな話が生まれてきたのではないかと思う。

 

若返っていくというのは自然の摂理に反することだから、

一種の恐怖であり、老いること以上に残酷であり、

したがってこの若水の話はホラーでもある。

 

このおばあさんは不思議な体験をし、平常心を失い、

欲にかられて若返ること自体が目的となってしまった

愚かな女である。

 

何のために若返るのか?

若返って自分は何をしたいのかよく考えよ。

 

そう言うのは正論だが、こうした愚かで弱いところが

人間らしいと言えば人間らしくて、すこぶる可愛い。

 

ぼくがこのおじいさんだったら、

若い娘も飛び越して、赤ちゃんに還ってしまった妻を

育てようとするだろうか?

あなたはどうですか?

 

 

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人間はひとりで生まれてこれないし、ひとりで死ねない

 

「生まれてきたときも、死んでいくときも、

しょせん人間はひとりなんだぜ」

BGMにジャズが流れるアンティークなバーで、

彼は煙草の煙をくゆらせながら遠い目をして語った。

 

「人間ひとりで生まれてきて、ひとりで死んでいくのよ」

小さなクラブでブルースを歌い終え、

ぐいっとフォアロゼのオンザロックを流し込んで一息ついた

彼女がため息交じりに言った。

 

僕が若者の頃に身を浸していた昭和の時代には、

人生の先輩方からよくそういう話を聞かされた。

 

カッコいいな。

わりと素直にそう思った。

おれも齢とってシブくなったら、

若いモン相手ににそんなセリフを吐きたいもんだぜ。

そう考えていた。

 

で、実際に、当時のその諸先輩方の年齢を超えた今、

彼らの件のセリフは単なるカッコづけだとわかった。

現実は歌や物語と違って、

もっとバタバタしてて、もっと全然みっともなくて、

孤独な男や孤高の女などやっていられない。

 

人間は一人ではこの世に生まれてこれない。

カミさんが息子を出産する時に立ち会ったが、

医者とか看護婦さんとか大勢の人が関わって、

はじめて子どもはこの世界の空気を吸える。

(僕はただデクノボーみたいに突っ立ていて、

出てきた息子を「ほれ」と抱かされただけだったけど)

 

文明社会の外だったらどうか?

森の中なり、砂漠なり、野生動物と同じように生まれ出たら?

これだって産院と同様、周囲に守ってくれる人たちが必要だ。

 

もしに誰もおらず、母親がそのまま死んでしまったら、

子どもは何日も生き延びられないだろう。

他の動物に食われるか、飢え死にするか、

暑くて死ぬか、寒さで死ぬかのどれかである。

 

死ぬときはどうか?

孤独死が社会問題になっているが、

ひとりで死んだとしても実際はそれで終わらない。

 

遺体を処理しなくてはならない。

自分の魂は抜けて、この世界のしきたりから解放されても、

遺体をそのまま放置して

腐らせるままにしておくことは許されない。

しかし、自分で自分の遺体の始末をすることは不可能なのだ。

 

「自分の葬式は必要ない」と言ってても、

必ず面倒を見る人がいる。

火葬してお骨を集めて手を合わせるぐらいのことは

“されなくては”ならない。

 

普通は肉親――遺族がそれをするが、

誰もいなければ行政の人とか、何らかの形で代理人になった人が

その仕事を引き受ける必要がある。

 

雪山や樹海に入ってそのまま消える。

おれの遺体は山犬に食わせてやる。

あるいは海に流してホオジロザメの餌になってもいい――

 

そういう夢見るユメオさんや夢子さんや

豪傑さんたちにも逢ったが、

こういう人こそ社会の大迷惑。

大変な騒ぎになって捜索隊とか出さなくてはならなくなり、

無数の人に面倒をかけることになる。

 

だから本当の意味での孤独死というものは存在しない。

生まれるときも死ぬときも人間はひとりではない。

少なくとも、こうしてパソコンやスマホで

インターネットを見られるような文明社会で

人生を送っている限りは。

 

 

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義母が歌う自分への子守歌とザ・ピーナッツの「村祭り」

 

毎晩と言うわけではないが、

夜、義母の部屋から歌声が聞こえてくる。

大声で歌っているわけではなく、

鼻歌程度の音量なので特に問題ない。

 

レパートリーは、いわゆる昭和歌謡

(昭和30年代から40年代初め頃)と、

童謡・小学唱歌などだ。

 

寝つきが悪いと、つい口をついて出てくるようで、

長いときは1時間以上歌っている。

まるで自分に子守唄を歌っているようだ。

 

べつに聞き惚れるというほどのものではないが、

ぼくはそれを聴くのが結構好きだ。

 

なんというか、ちょっと心が洗われるような気分になる。

そして、人間が結局落ち着くべきところに

案内してもらっているような気分になる。

 

最近よく歌っているのは「村祭り」。

ぼくが小学校の頃は音楽の教科書に載っていたが、

今はたぶんもうないだろう。

このメロディもちょっとユニークで美しく、

わりと好きだったことを思い出した。

 

それでYou Tubeで聴いてみようと思ったら、

なんと! ザ・ピーナッツが歌っている。

 

昭和歌謡の代表選手。

ポップスはもとより、ジャズやボサノバ、

モスラの歌まで何でも歌いこなす天才双子デュエット。

 

ユーライア・ヒープの「対自核」や

キング・クリムゾンの「エピタフ」を歌っていたのにも

びっくりしたが、こんな小学唱歌まで歌っていたとは!

 

彼女らが〽ドンドンヒャララ ドンヒャララ~

と歌うと、山奥から守護神の怪獣が目を覚ましそうだ。

 

今年はコロナ禍で秋のお祭りも中止なので、

ザ・ピーナッツを聞いて、

日本のお祭りの精神を愛でたいと思います。

 

 

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50年前の高校生たちのイキイキ「未知との遭遇」

 

UFO(未確認飛行物体=空飛ぶ円盤)は、

1960年代から頻繁に地球を訪れるようになった。

彼らは地球人に夢と希望を与えるために飛来するようになった。

あるいは「もっと賢くなれ」と警告するために?

 

きょうはテレビのミステリー番組で、

50年前、オーストラリアで起こったUFO目撃騒ぎを取り上げていた。

当時はかなり大きな話題になったようだが、すぐに忘れ去られた。

なんと言ってもUFOなんて“不要不急”の最たるものである。

 

UFO出現地点のすぐそばの高校にいた

高校生たちには緘口まで出たらしい。

「UFOを見たあんて言ってはダメ」というわけだ。

 

当時は(たぶん今でも?)教育上よろしくないとか、

反社会的だという道徳的理由があったのか、

それとも、未知の宇宙ウイルスとかがばらまかれるとか、

最悪の場合、誘拐されるかも・・・という噂が広がったのかもしれない。

 

その時のUFOを見たという高校生たちが

番組の求めに応じて集まっていた。

50年前の高校生だから、すでに全員、60代後半だ。

 

同窓会ムードも相まって、

みんな、なんだか楽しそうで、ちょっと興奮気味に

自分のUFO目撃談を話していた。

 

学校から飛び出してひとりでUFが着陸しているところまで

見に行ったという女性は、まるで17~8歳に若返ったかのように、

番組スタッフに熱意ある説明をしていた。

 

みんな50年の間に人生いろいろあったのだろうと思うが、

そのtのしそうな様子を見ていると、

「わたしはUFOを見た」という体験は、

苦しいときも哀しいときも

気づかないうちに彼ら・彼女らの心の支えになったかもしれない。

 

もしかしたらUFOとの遭遇は、就職や結婚や出産などよりも

大きな人生のイベントだったのかも知れない。

 

まじめなことや、まともなことばたかりだと人間、息切れする。

こうした傍から見たらバカげたことのほうが

人生を生き抜くエネルギーになるのではないかと思う。

 

 

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こなきじじい と ねこなきじじい

 

●こなきじじいの出世

こなきじじじいはかなり知名度の高い妖怪である。

カッパ、天狗、のっぺらぼう、ざしきわらしなどには及ばずとも、

知名度ランキングではベスト10に入るかどうかというところまで行くのではないだろうか?

 

こなきじじじいの名を世に知らしめたのは、

なんといっても妖怪マンガの巨匠・水木しげる先生の

「ゲゲゲの鬼太郎」のおかげである。

 

こなきじじいという妖怪がいることなんて、

ぼくたちの親の世代以上の日本人はほとんど知らなかった。

鬼太郎の友だち、ファミリーの一員となったことで

こなきじじいは日本でも指折りの妖怪に昇格・出世したのだ。

 

●柳田國男が発見した「こなきじじい伝説」

なぜ、それまでほとんど知られていなかったというと、

あまりにローカルな妖怪だったからである。

 

こなきじじいは阿波の国(徳島県)の山奥の出身だ。

この妖怪を“発見”したのは、民俗学者の柳田國男である。

 

阿波の山分の村々で、山奥にいるといふ妖怪。

形は爺だといふが赤児の啼声をする。

或は赤児の形に化けて山中で啼いてゐるともいふのは

こしらへ話らしい。

人が哀れに思って抱き上げると俄かに重く放そうとしてもしがみついて離れず、しまひにはその人の命を取るなどゝ、ウ

ブメやウバリオンと近い話になって居る。

木屋平の村でゴキヤ啼きが来るといつて子供を嚇すのも、

この児啼爺のことをいふらしい。(後略)

柳田國男『妖怪談義』1956

 

この記述から、水木しげるがあの金太郎の腹掛けをした

こなきじじいの姿を描き出した。

 

僕たちはこうした妖怪の話は大昔から地域の伝説として伝わっていると思い込んでいるが、じつはそうでもなくて、

このこなきじじいの話などは割と最近のことらしい。

 

●こなきじじいの正体は実在の徘徊じいさん

以下は妖怪小説の大家・京極夏彦氏の「妖怪の理 妖怪の檻」

(角川書店/平成19年)の記載事項(を僕なりにアレンジ)。

 

上記の柳田國男の記事を読んで、

本当にこんな妖怪がいるのだろうか?

と疑問を抱いた地元・徳島の郷土研究家が

詳細な現地調査を行ったそうだ。

 

柳田國男もまたある文献をもとに記事を書いたので、

そのネタ元をもとにあちこち調べまくったというから、

すごい情熱・執念である。

 

その結果、本当にこなきじじいがいた、

❝実在していた❞〝ということが判明した。

大昔の伝説でもファンタジーでもなく、リアルな事実。

 

その正体は、赤ん坊の泣き真似が得意で、

泣き真似をしながら山の中を徘徊していた、

実在の爺さんだったのだ。

 

ある家で子どもが悪さをしたり、言うことを聞かなかったりすると

「山からじじいが来るよ」と、嚇しのネタに使っていたという。

それが妖怪こなきじじいの出生の秘密だったのだ。

まさしく驚愕の事実。

 

●年寄りなんてそんなもの

柳田國男が収集したそのネタ元が、

いったいいつの時代のものかわからないが、

話の成り行きから察するにそう大昔のものとは思えない。

昭和初期くらいの話なのではないかと思える。

こなきじじいの歴史は100年に満たないのでないか。

 

それにしても赤ちゃんお鳴きまねをして

山中を徘徊している爺さんって・・・

いまの時代ならとても放っておいてもらえないだろう。

 

変質者として通報され、警察に保護されるか、

認知症患者として病院に連れていかれるに違いない。

 

昔はよく言えばおおらか、悪く言えばいい加減だったので、

こうしたこなきじじいも自由にしていられた。

 

そもそも年寄りはそんなもの、

齢を取れば大半の人間は、生産的な現実世界とは異なる、

妖怪的な世界の住人になっていく。

そんな暗黙の了解というか、

こころやさしい認識があったのかも知れない。

 

●ねこなきじじいは令和の妖怪?

そう考えて、ふと自分のことに思い至った。

そういえば昨日も義母と散歩の途中でネコに逢い、

にゃーにゃ―ネコの鳴きまねをしていた。

 

これは僕の得意技で、

いつもこれでネコを手なづけようとしている。

(が、ほとんど効果がない)

これはもう「ねこなきじじい」ではないか。

 

将来、認知症になって、ねこなきじじいとして妖怪伝説となる———

そういう未来が待っているのかも知れないニャー。

そうしたら、ネコ娘はなかよくしてくれるだろうか?

 

 

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ざしきわらしを追いかけて

 

ぼくがバイバイと子どもたち手を振ったら、

満面の笑みをたたえて手を振り返す3歳くらいの女の子がいた。

何度も振り返って手を振り、ひとりで林の中に入っていく。

 

かわいいなぁと思ってずっと見送っていたのだが、

ちょっと変なことに気が付いた。

その子の親とか保護者らしき大人が見当たらない。

面倒を見るきょうだいもいない。

あんな小さな子がこんな広い公園にひとりで遊び見来ているなんて不自然だ。

 

気になってぼくはその子の後を追い駆けた。

どんどんひとりで林の奥に入っていき、

一本の古い大きなクスノキのところで立ち止まった。

 

と思ったら、頭から木の中へダイブした。

まるでネコのように。

 

慌てて駆け寄って見ると、太い幹の真ん中に大きな穴があいている。

そこで、ははんと勘づいた。

 

あの子はざしきわらしである。

 

ネコとネズミは頭が入るところならどこにでも潜り込めるというが、

ざしきわらしもそうなのだ。

 

木の穴の中は真っ暗で何も見えない。

その奥には妖怪の国が広がっているに違いない。

 

そういえば、時おり、妖怪が現代の日本の都市に観光旅行に来ている

という話を聞いたことがある。

 

妖怪の国——妖怪の故郷は、

古き良き懐かしき日本である。

森があり、林があり、田んぼがあり、畑があり、

藁ぶきや木造で土間のある家があり、

木造りの学校がある。

祝いがあり、呪いがあり、婚礼の行列があり、葬列がある。

 

便利で豊かな暮らしには不要とされる様々なもの、

失われてしまったものがたくさんある幻の故郷。

100年前、200年前に、人間になることなく死んでしまった子どもたちが、

ざしきわらしとなって遊んでいるところ———

それはぼくたちの記憶にある故郷でもあった。

 

京極夏彦氏の妖怪規約。

妖怪とは、前近代的で、民俗学的で、通俗的である

——それはすなわち、日本人によって懐かしいものである。

 

妖怪のいるなつかしい日本にもう一度帰りたいとは思わないが、

ときどき観光旅行には出かけたいと思う。

ざしきわらしは連れてってくれるばろうか?

 


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「ピノキオボーイのダンス」限定無料最終日& 新刊告知「どうして僕はロボットじゃないんだろう?」

 

 

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そして、新刊エッセイ集

「どうして僕はロボットじゃないんだろう?」

8月28日(金)発売予定!

 

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2016年夏から2020年夏まで、AI・ロボット・インターネット・DXにまつわる4年間の考察を読み物にした面白まじめエッセイ集!

 


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【あらすじ】

21世紀からそう遠くない未来社会。

人間は労働力のみならず、エンターテインメントや精神面のケアなど、暮らしのあらゆる分野でロボットの力に頼って人生を送っていた。子どもや恋人を貸し出すレンタルロボットビジネスも盛んだ。

12歳の少年の姿をしたロボットもいろいろな人間のためにレンタルされて働いてきたが、酷い虐待を受けて故障し、喋ることができなくなっていた。

廃棄処分にされることを怖れて逃げ出した少年ロボットは旅の末、街の広場で年老いたダンサーと出会う。彼を〈かけがえのない友だち〉と呼ぶダンサーと一緒に暮らし始め、ダンスを学んだロボットは、踊ることで自己や世界を表現する喜びを発見し、過去の傷を癒していく。

その特異な才能に気付いたダンサーは「こころの医師」になることを薦め、彼を下町の小さな劇場の舞台に立たせる。

病み荒んだ観客たちに交じって、その劇場にやってきたのは、美しい若い女のレンタルロボット。彼女との出会いによって、神業的なスピリットダンスとして昇華した少年ロボットの演技はたちまち評判となり、大劇場の興行に招聘されるようになる。

しかし、師匠のダンサーは「自分のすべきことを見失わないように」と言い残し、彼のもとを去っていく。同じ頃、戦争が勃発し、世界は瞬く間に戦火に包み込まれた。

争を厭う人々は、スターになったロボットのダンスに希望と癒しと救済を見出そうとするが・・・。

 

 

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「ピノキオボーイのダンス」無料キャンペーン

 

おりべまことSF長編2編無料キャンペーン第2弾!

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「ピノキオボーイのダンス」を無料でお届けします。

 

人間はロボットに何を求めるのか?

ロボットは人間にどんな夢を託すのか?

僕たちが間もなく迎える未来を描くSFファンタジー小説。

 

 

 

 

【あらすじ】

21世紀からそう遠くない未来社会。

人間は労働力のみならず、エンターテインメントや精神面のケアなど、暮らしのあらゆる分野でロボットの力に頼って人生を送っていた。子どもや恋人を貸し出すレンタルロボットビジネスも盛んだ。

 

12歳の少年の姿をしたロボットもいろいろな人間のためにレンタルされて働いてきたが、酷い虐待を受けて故障し、喋ることができなくなっていた。

 

廃棄処分にされることを怖れて逃げ出した少年ロボットは旅の末、街の広場で年老いたダンサーと出会う。彼を〈かけがえのない友だち〉と呼ぶダンサーと一緒に暮らし始め、ダンスを学んだロボットは、踊ることで自己や世界を表現する喜びを発見し、過去の傷を癒していく。

 

その特異な才能に気付いたダンサーは「こころの医師」になることを薦め、彼を下町の小さな劇場の舞台に立たせる。

病み荒んだ観客たちに交じって、その劇場にやってきたのは、美しい若い女のレンタルロボット。彼女との出会いによって、神業的なスピリットダンスとして昇華した少年ロボットの演技はたちまち評判となり、大劇場の興行に招聘されるようになる。

 

しかし、師匠のダンサーは「自分のすべきことを見失わないように」と言い残し、彼のもとを去っていく。同じ頃、戦争が勃発し、世界は瞬く間に戦火に包み込まれた。

争を厭う人々は、スターになったロボットのダンスに希望と癒しと救済を見出そうとするが・・・。

 

 

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「オナラよ 永遠に」無料キャンペーン実施中

 

おりべまことSF長編2編無料キャンペーン第1弾!

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読み出したら愛も笑いも、ついでにオナラも止まらない面白さ。

あなたの心にクールな癒しとホットな旋風を。

スマホやタブレットでも読めるよ。

 

【あらすじ】

小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく攻める。

その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。この男の話によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。

救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。

ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。

その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。

はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

 

 

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猛暑もコロナもブォーン!とぶっ飛ばせ! 「オナラよ 永遠に」無料キャンペーン

 

おりべまことSF長編2編無料キャンペーン第1弾!

8月20日(木)16:00~22日(土)15:59まで

「オナラよ 永遠に」を無料でお届けします。

 

プータローはリズミカルにお尻を振って、オナラブラスバンドとともにドレミファソラシドを奏でた。みごとな音楽になっているけど、やっぱりちょっとくさい。

鼻をつまみながら、ぼくはしばらくの間、と言ってもほんの十秒間だが、考えた。

未来。

親も先生も、テレビに出てくるいろんなおとなたちも、みんな大好きな〈未来〉だけど、それがオナラのない世界になってしまっているとは・・・いったいどうしてそんなことになったのだろう?

「愛を忘れたからだよ」

そのシリアスな低音のセリフが目の前のプータローの口から出たものだと気がつくまでにちょっと時間がかかった。

さっきまで陽気な、というか、ふざけたヒップホップを歌っていた人とはまったく別人のようだ。まるで人類誕生の頃からこの惑星で暮らしている、秘境の部族の酋長のような語り口になって話を続ける。

「愛とはオナラをやさしく許せることだ。自由とはオナラをあたたかく笑いあえることだ。けれども人間はそのことを忘れて、便利なだけの生活を追求し、うわべだけの美しい街、かたちだけの美しい国を作ろうとした・・・」

 

読み出したら愛も笑いも、ついでにオナラも止まらない面白さ。

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その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。この男の話によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。

救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。

ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。

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ロボットとの対話は、より純粋なコミュニケーション?

 

いずれロボットと対話してみたいと思っている。

 

大阪大学・石黒浩教授が主催する

「JST ERATO 石黒共生ヒューマンロボットインタラクションプロジェクト」の

シンポジウムが8月6日にオンラインで開催された。

 

人間と親しく対話することができる自律型ロボット。

その実現は着々と進んでいる。

 

大人になった綾波レイを思わせる顔のERICAが

対話している様子を見ていると、

面接、インタビー、カウンセリングなどで

ロボットが活躍する時代がすぐそこに来ているようだ。

 

人間が相手から嘘やごまかしを言えても、

ロボットには言えるだろうか?

 

もしかしたらロボットの目に見つめらたほうが

純粋に自分の内面をさらけ出せるかもしれない。

 

さて、あなたはロボットと対話したいと思うだろうか?

 

 

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父のメガネを借りて終戦を見る

 

お盆。終戦記念日。

とりあえず、父の話の最終回。

 

5月14日の菜穂や大空襲の日、ほんの僅かなすれ違いのお陰で、

戦時を無傷で潜り抜けることの出来た16歳の父。

 

彼がその後、どのような思いで3か月後に終戦を迎えたのか、

そして復興期を過ごしたのかは生前、

殆ど聞くことが出来なかった。

 

今だったら食いついてでも聞き出すのに・・・

と歯噛みする思いだが、後の祭りである。

 

身内から話を聞くのは意外と難しい。

いつまでもあると思うな、親とカネ。

いつでも聞けると思うな、親のものがたり、である。

 

幸い、家族で戦死した者・被災して命を落とした者はいない。

そのせいか、ひどく戦争を憎んでいたわけでもないようだ。

 

終戦は父を大人にした。

当時の16歳は、現代のように「まだ子ども」では済まされない。

若い世代の男が少なくなっていたから、

早く大人にならなくてはならなかった。

 

それに明日の見えない焼け野原の中では、

子ども時代の感傷などに浸っていたら飢え死にしてしまう。

今日の食い扶持を確保し、

とにかく一日一日生き延びなくてはならない。

そんな戦時以上に過酷な季節を迎えた時の思いは

どんなものだったのだろうか。

 

僕が子どもの頃、家の中には

やたら戦争に関する書物や写真集などがあった。

また、テレビで戦記映画などをやっていると

父は熱心に、ときに食い入るように見ていた。

 

おそらく自分の子ども時代をほぼ全編にわたって

覆いつくした戦争という災厄から、

終生離れられなかったのだろう。

 

それは一つの原風景として、

ずっと心の中に宿り続けていたに違いない。

だから、あの戦争についてもっと知りたいという

欲求に駆られるのは当然のことなのかも知れない。

 

父にメガネを借りて終戦の日を見ると、

いつもと違う日本が見えてくる。

 

75年たってすっかり変わったと思っていたこの国も、

根っこのところでは、

ちっとも変わっていないものがたくさんあるように思える。

 

 

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名古屋大空襲:金のしゃちほこも燃えてまったがや

 

お盆なので亡父をしのぶ思い出話。

第3回は名古屋大空襲についての記録を少し書いておこうと思う。

 

昭和初期から名古屋は東京、大阪に次ぐ日本で三番目に人口の多い大都市であり、工場もたくさんあった。いわゆる中京工業地帯の中心地である。そしてこの時代、多くが軍需工場として稼動していた。

 

中でも地元でよく知られているのが現在、名古屋ドームがある北区の大曽根近辺で、ここは軍用飛行機の発動機(エンジン)や部品を作っていた日本最大級の飛行機工場があった。父が勤めていた工場は、そこから数キロ離れた西区の浄心町近辺にあり、これまたかなり大きな規模だったようだ。

 

こうした軍需施設は当然、米軍の爆撃目標となる。「空襲」と言えば、一般的には昭和20年(1945年)3月10日、一夜で9万人を超える人が死んだと言われる東京大空襲が有名だが、黒い猛禽B29は、もちろん東京だけでなく、日本全国の都市に繰り返し飛来し、焼夷弾や爆弾を雨あられのように浴びせかけた。

 

話を名古屋に限って言えば、昭和17年から何度か小規模なものがあったようだが、本格化したのは昭和19年(1944年)12月から。以降、翌年の終戦の前まで大規模な空襲が執拗に繰り返された。

 

記録によると特に激しかったのは、東京大空襲の2日後の3月12日、同・19日、5月14日、「熱田大空襲」と呼ばれる6月9日の4回。これらの空襲によって軍需工場はもとより、民家も含めた市街地はほぼ丸焼けの状態となり、街のシンボルである名古屋城も焼失した。

 

軍需工場で働いていたのは女性も含め、10代の若者が圧倒的に多く、学徒も相当数含まれていたという。

当然被害者もそういう若い人たちが主だった。

東京大空襲や広島・長崎の原爆投下時と同じような惨劇の舞台が、75年という年月の間に再構築されたこの街の下に眠っているのだ。

 

 

 

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父の話:ラッパ要員を兼ねて軍需工場に就職

 

昨日の続き。お盆なので父をしのぶパート2。

 

父が生まれた昭和3年には、のちにB29を日本の空に送り込む米国から

世界的アイドル・ミッキーマウスが生まれ、

そのアニメ映画第1号「蒸気船ウィリー」が公開された。

 

この年の東京市の死亡者は3万人弱だが、そのうちの約3分の1である1万人強が0歳から5歳までの乳幼児とのことだ。当時の子どもの死亡率がいかに高かったか分かる。 

 

父は戸籍上は次男だが、兄が幼くして病気で亡くなってしまったため、事実上の長男として成長した。

姉が2人、弟が3人、妹が1人。この時代には珍しくない〈貧乏人の子だくさん〉で、ごく当たり前のように生活は苦しかった。

 

学校では一番上の姉と並んでかなりの優等生だったそうで、読書好きなことでも知られていた。

しかし、食べることに精一杯だった家には本など買うお金はなく、専ら新聞小説を何度も繰り返し読んでいたという。

家計を助けるため、いろいろ内職(今で言うアルバイト)もやっていたようで、雇い主のおとなからよく「一銭を笑う者は一銭に泣く」という教訓(?)を聞かされた、と話していた。昭和前期のつましい庶民の暮らしが垣間見えるようである。

 

成績がいいので、今どきの親なら「ぜがひでも上のいい学校へ」「お金がなければ奨学金制度を使ってでも」となるところだが、この時代はそんな常識などなく、最初から諦めモード。

生前聞き損ねてしまったので、本人が上の学校、つまり今で言う高校・大学に行きたいと思っていたかどうかは不明だ。

 

そういうわけで尋常高等小学校を卒業後は素直に就職。

昭和18年。時代が戦争一色に染まっていたこともあり、

父は件の軍需工場の工員となった。

 

その際のエピソードが面白い。

単に就職するだけでなく、その会社の吹奏楽団に入ってほしい、と要望されたというのだ。しかも、パレードの先頭でラッパ(トランペットか?)を吹くことを要請されたらしい。軍需に関わる会社として士気を上げるため、独自に楽隊を組織していたというのも興味深いことだが、それ以上に父が音楽活動をしていたというのは意外だった。

 

生前、父が楽器を演奏する様子など見たことがない。

また、そんなイメージなどかけらも見受けられなかった。

おそらく、ちょっとラッパが吹ける程度だったのだろう。

それでも「楽団の先頭に」という要請があったのは、

新卒の中でも優等生として信頼されていたからなのかもしれない。

 

 

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大空襲をすり抜けた父は「生きてるだけでOK」

 

お盆なので亡くなった父を偲ぶ。

 

生前、父は10代の頃のことをよく話していた、

昭和3年生まれの父の10代は戦争とまるかぶりである。

兵役には行かなかったが、名古屋の軍需工場で働いていた。

 

名古屋の軍需工場は昼となく夜となく

大回転で機械を動かしていたが、

昭和19年頃から米軍の空襲が頻繁になり、

警報が発令されるたびに

稼動を止めざるを得なくなっていたようだ。

 

その日も夜十時過ぎ、警報が発令され、

従業員たちは決められた避難所に退避。

しばらくして解かれたが、父は避難中、

うたた寝をしていたため、

ひとり工場に戻るのが遅れてしまった。

 

まだ眠気が残り、身体もだるい。

そこに班長から怒られるだろうなぁ、という心配が加わり、

足取りはますます重くなった。

 

と、その時。

 

ゴオォォォォ……

足が止まった。

まさか。

空襲警報はついさっき解除されたはずなのに……

けれでも、あれは恐怖の感情とともに

耳に焼きついているエンジンの轟音。

漆黒の空を疾駆する猛禽B29のうなり声だ。

 

 

父は直感的に覚ったという。

これ以上あそこに近づいては危ないと。

そして、すぐに離れなくてはいけないと。

ほんの20メートルほど先に見える工場の建物にくるりと背を向け、

いま来たばかりの道を走り出した。

 

そのわずか数秒後。

ヒュルルルル・・・と中空に轟く、

間の抜けたような、尾を引く音。

その瞬間、背中が凍りつくような感触にとらわれた。

 

爆発音が鳴り響く。

振り返ると、工場は生まれてこれまで見たこともない、

巨大な炎に包まれていた。

 

父はそこでまた立ち止まり、呆然とその光景を目にしたという。

炎の中で幾つかの身もだえする人影が見える。

彼の同僚なのか、それとも上司なのか……

目を背けたいのに、そこから視線を離すことが出来ない。

何かが頭を押さえつけ、その惨劇を見続けることを強要していた。

そして、今そこにある事実を記憶に焼き付けるように命じていた。

あと1分か2分、早く到着していれば自分もあの中にいたことを。

 

同じ時間、そこから5キロも離れていない場所で

名古屋城も燃え上がっていた。

天守閣の頂に輝く金の鯱が炎に包まれて咆哮していた。

昭和20年5月14日。名古屋大空襲。

軍需工場の工員だった父はこのとき16歳だった。

 

彼が居眠りしていなければ、

頑張って遅れないよう職場に戻っていれば、

自分の直感を信じていなければ、

僕もこの世に生まれていなかっただろう。

 

ちょっとしたタイミングで人間の運命は変わってしまう。

 

基本的にはまじめな優等生で、

仕事でもそこそこ成功した人だったが、

いつもジョークっぽい生き方を愛し、

あまりまじめになりすぎないようにしていたフシがある。

それは「生きてるだけでOK」と思えるような

原体験があったからかもしれない。

 

 

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夏祭の女の子と大きな梨

 

お盆のお供えの梨。

梨と言うと、子どもの頃のカミさんの顔が思い浮かぶ。

 

といっても幼なじみじゃない。

カミさんと出会ったのは30を過ぎてからだ。

 

わりとよく自分の子どもの頃は

ああだった、こうだったという話をするので、

まったく知らない子ども時代の彼女の映像が

自然と焼き付けられた。

 

その一つに夏祭で山車を引いたご褒美(お土産)に

自分の顔と同じくらいの

でっかい梨をもらって大喜びをした、

というエピソードがある。

 

夕暮れの神社から家に向かって

汗まみれで飛び上がって嬉しがって、

大玉の梨を両手で抱えて走っていく

かわいい女の子の姿が浮かぶ。

 

娘はいないけど、なんだか娘の少女時代を

思い出しているお父ちゃんみたいな気分になる。

 

カミさんに限らず、その人の子ども時代の顔を想像するのが

僕の得意技なのだ。

ほとんど何の役にたたないんだけどね。

 

 

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夏の魔法のネコ時間

 

猛暑日でもわりと涼しい。

たぶん都心のコンクリ・アスファルトだらけのエリアより

2~3度は低いのではないだろうか。

 

なので朝や夕方は義母を連れて散歩する。

夕方は夕涼み中のネコと出くわす。

 

特にこのクロネコは頭の上を飛来するカラスにも、

散歩中のイヌにも、

わいわい寄ってくる人間にも、

まったく動じることなく、

いつも道の真ん中でゴロゴロして

自由気ままに真夏の夕べを満喫している。

 

僕はいつも彼(彼女かもしれない)を

ソーシャルディスタンスを保ってフォローし、

写真を撮らせてもらう。

おかげでスマホの中はクロネコだらけだ。

 

僕の友だちはクロネコだが、

義母の友だちは、この周辺の野良猫たちを

手なづけているネコ使いのばあさんだ。

 

ここんとこ毎日のように会うので、

すっかり顔なじみになって井戸端会議を始める。

はたで見ていても何の違和感もない。

 

ネコ使いのばあさんは、うちの義母が認知症だとは

夢にも思わないだろう。

 

午後6時の♪夕焼け小焼けの歌が流れると、

家路に向かう(といってもここから5分くらいだ)

 

家に帰って夕食時、「きょうもクロネコちゃんと

ネコ使いのばあさんに会えて楽しかったね」と話すと、

「え、ネコ? 何のこと?」と、と、なんにも憶えていない。

夢でも見たんじゃないの?って顔をされてしまう。

 

けれども翌日、あの道を通れば

「ああ、昨日はどうも。また今日も会いましたね」と

記憶がつながるのだろう。

 

けっこう奇妙な日々を送っているような気がするが、

まぁ、今日も無事に楽しく生きられました、ということで合掌。

 

 

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「ピノキオボーイのダンス」盆休み無料キャンペーン

 

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「ピノキオボーイのダンス」

8月8日(土)16:00から10日(月)15:59まで

2日間限定無料キャンペーン。

「おとなも楽しい少年少女小説」この機会にぜひ!

 

 

【あらすじ】

21世紀からそう遠くない未来社会。

人間は労働力のみならず、エンターテインメントや精神面のケアなど、暮らしのあらゆる分野でロボットの力に頼って人生を送っていた。子どもや恋人を貸し出すレンタルロボットビジネスも盛んだ。

 

12歳の少年の姿をしたロボットもいろいろな人間のためにレンタルされて働いてきたが、酷い虐待を受けて故障し、喋ることができなくなっていた。

 

廃棄処分にされることを怖れて逃げ出した少年ロボットは旅の末、街の広場で年老いたダンサーと出会う。彼を〈かけがえのない友だち〉と呼ぶダンサーと一緒に暮らし始め、ダンスを学んだロボットは、踊ることで自己や世界を表現する喜びを発見し、過去の傷を癒していく。

その特異な才能に気付いたダンサーは「こころの医師」になることを薦め、彼を下町の小さな劇場の舞台に立たせる。

 

病み荒んだ観客たちに交じって、その劇場にやってきたのは、美しい若い女のレンタルロボット。彼女との出会いによって、神業的なスピリットダンスとして昇華した少年ロボットの演技はたちまち評判となり、大劇場の興行に招聘されるようになる。

しかし、師匠のダンサーは「自分のすべきことを見失わないように」と言い残し、彼のもとを去っていく。同じ頃、戦争が勃発し、世界は瞬く間に戦火に包み込まれた。

争を厭う人々は、スターになったロボットのダンスに希望と癒しと救済を見出そうとするが・・・。人間とロボットとの間で明滅する光と闇を描くSF長編ファンタジー小説。

 

もくじ】

1  世界が機械仕掛けになる、ほんのちょっと前の話

2  電子頭脳は少しずつ動いていた

3  古い感情のデータがどっとあふれ出す

4   すべてを思い出した

5  子どもの頃、ぼくたちは友だちだった

6  人間はどうして自分たちに似せてロボットをつくったのか?

7  心にささやかな奇跡を起こせるかもしれない

8  ぼくたちのダンスは医術だ

9  人間の女はめんどくさい

10  折りたたまれていた白い翼がみるみるうちに伸びて広がった

11   その営みが始まった

12  いわれなき妬みや嫉みや憎しみも引き受けなくてはならない

13  幸福になったということだろうか?

14  新しい夢を探しに行くときが来た

15   脊椎動物の最高進化形になる

16   自分がやるべきことを見失わないように

17   血も涙も一滴も流されない

18  あなたはどこから来たの?

19   とても小さな素粒子のような種

20  造物主の意志だろうか?

21   生きるの死ぬのとジタバタしたいだけなんだ

22  こんなとき人間はどんな顔をするのだろう?

23   人を殺さない戦争は今だかつてない

24  アウ

25  くちびるだけを動かして堕天使はもう一度つぶやいた

26  でも行かなくてはならない

27  自分を守らなくてはならない

28  それは最後のダンスだった

29  記憶は失くしても身体は覚えていた

30  誰にも気づかれないようにひっそりとうめく

31   ただひたすら破壊と殺戮を繰り返すだけの機械だ

32   あなたといっしょに踊れるかもしれないという夢があるから

33   もうここにはいられないよ

34   そのための長い長い冒険がいま始まった

 

 

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ファットマンを地球最後の核兵器にするために

 

長崎に落とされた原爆「ファットマン」は、

今日まで「地球最後の(実戦で使われた)核兵器」とされている。

 

永遠にそうあり続けるよう願うが、

核兵器の開発は終わっていない。

 

75年前、アメリカが示した手本通りに、

それは相手を威嚇する脅しの道具として機能している。

 

そして、75年経った今でも

「強い国」「豊かな国」「進んだ国」の象徴であり続けている。

「我が国は核兵器を持っている」ということに

希望と誇りを感じる人が世界中に大勢いるのだ。

 

アメリカが世界に、未来にバラまいたウイルスは、

いまだに多くの国の子どもや孫やひ孫らの脳を侵し続けている。

 

核兵器の所有は罪悪であり、恥辱である――

そう思える子どもたちを増やすこと。

これからやるべきことは、それ以外には考えられない。

 


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「ピノキオボーイのダンス」真夏の無料キャンペーン2020

 

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「ピノキオボーイのダンス」

 

8月8日(土)16:00から10日(月)15:59まで

2日間限定無料キャンペーン。

「おとなも楽しい少年少女小説」この機会にぜひ!

 

 

【あらすじ】

21世紀からそう遠くない未来社会。

 

人間は労働力のみならず、エンターテインメントや精神面のケアなど、暮らしのあらゆる分野でロボットの力に頼って人生を送っていた。子どもや恋人を貸し出すレンタルロボットビジネスも盛んだ。

12歳の少年の姿をしたロボットもいろいろな人間のためにレンタルされて働いてきたが、酷い虐待を受けて故障し、喋ることができなくなっていた。

 

廃棄処分にされることを怖れて逃げ出した少年ロボットは旅の末、街の広場で年老いたダンサーと出会う。彼を〈かけがえのない友だち〉と呼ぶダンサーと一緒に暮らし始め、ダンスを学んだロボットは、踊ることで自己や世界を表現する喜びを発見し、過去の傷を癒していく。

 

その特異な才能に気付いたダンサーは「こころの医師」になることを薦め、彼を下町の小さな劇場の舞台に立たせる。

病み荒んだ観客たちに交じって、その劇場にやってきたのは、美しい若い女のレンタルロボット。彼女との出会いによって、神業的なスピリットダンスとして昇華した少年ロボットの演技はたちまち評判となり、大劇場の興行に招聘されるようになる。

 

しかし、師匠のダンサーは「自分のすべきことを見失わないように」と言い残し、彼のもとを去っていく。同じ頃、戦争が勃発し、世界は瞬く間に戦火に包み込まれた。

争を厭う人々は、スターになったロボットのダンスに希望と癒しと救済を見出そうとするが・・・。人間とロボットとの間で明滅する光と闇を描くSF長編ファンタジー小説。

 

 

【もくじ】

1  世界が機械仕掛けになる、ほんのちょっと前の話

2  電子頭脳は少しずつ動いていた

3  古い感情のデータがどっとあふれ出す

4   すべてを思い出した

5  子どもの頃、ぼくたちは友だちだった

6  人間はどうして自分たちに似せてロボットをつくったのか?

7  心にささやかな奇跡を起こせるかもしれない

8  ぼくたちのダンスは医術だ

9  人間の女はめんどくさい

10  折りたたまれていた白い翼がみるみるうちに伸びて広がった

11   その営みが始まった

12  いわれなき妬みや嫉みや憎しみも引き受けなくてはならない

13  幸福になったということだろうか?

14  新しい夢を探しに行くときが来た

15   脊椎動物の最高進化形になる

16   自分がやるべきことを見失わないように

17   血も涙も一滴も流されない

18  あなたはどこから来たの?

19   とても小さな素粒子のような種

20  造物主の意志だろうか?

21   生きるの死ぬのとジタバタしたいだけなんだ

22  こんなとき人間はどんな顔をするのだろう?

23   人を殺さない戦争は今だかつてない

24  アウ

25  くちびるだけを動かして堕天使はもう一度つぶやいた

26  でも行かなくてはならない

27  自分を守らなくてはならない

28  それは最後のダンスだった

29  記憶は失くしても身体は覚えていた

30  誰にも気づかれないようにひっそりとうめく

31   ただひたすら破壊と殺戮を繰り返すだけの機械だ

32   あなたといっしょに踊れるかもしれないという夢があるから

33   もうここにはいられないよ

34   そのための長い長い冒険がいま始まった

 

 

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SF長編小説 「ピノキオボーイのダンス」真夏の無料キャンペーン

 

8月8日(土)16:00から 10日(月)15:59まで

2日間限定無料キャンペーン。

約80,000字の「おとなも楽しい少年少女小説」。

 この機会にぜひ!

 

あらすじ】

21世紀からそう遠くない未来社会。

人間は労働力のみならず、エンターテインメントや精神面のケアなど、暮らしのあらゆる分野でロボットの力に頼って人生を送っていた。子どもや恋人を貸し出すレンタルロボットビジネスも盛んだ。

 

12歳の少年の姿をしたロボットもいろいろな人間のためにレンタルされて働いてきたが、酷い虐待を受けて故障し、喋ることができなくなっていた。

 

廃棄処分にされることを怖れて逃げ出した少年ロボットは旅の末、街の広場で年老いたダンサーと出会う。彼を〈かけがえのない友だち〉と呼ぶダンサーと一緒に暮らし始め、ダンスを学んだロボットは、踊ることで自己や世界を表現する喜びを発見し、過去の傷を癒していく。

 

その特異な才能に気付いたダンサーは「こころの医師」になることを薦め、彼を下町の小さな劇場の舞台に立たせる。

病み荒んだ観客たちに交じって、その劇場にやってきたのは、美しい若い女のレンタルロボット。彼女との出会いによって、神業的なスピリットダンスとして昇華した少年ロボットの演技はたちまち評判となり、大劇場の興行に招聘されるようになる。

 

しかし、師匠のダンサーは「自分のすべきことを見失わないように」と言い残し、彼のもとを去っていく。同じ頃、戦争が勃発し、世界は瞬く間に戦火に包み込まれた。

争を厭う人々は、スターになったロボットのダンスに希望と癒しと救済を見出そうとするが・・・。人間とロボットとの間で明滅する光と闇を描くSF長編ファンタジー小説。

 

 

【もくじ】

1  世界が機械仕掛けになる、ほんのちょっと前の話

2  電子頭脳は少しずつ動いていた

3  古い感情のデータがどっとあふれ出す

4   すべてを思い出した

5  子どもの頃、ぼくたちは友だちだった

6  人間はどうして自分たちに似せてロボットをつくったのか?

7  心にささやかな奇跡を起こせるかもしれない

8  ぼくたちのダンスは医術だ

9  人間の女はめんどくさい

10  折りたたまれていた白い翼がみるみるうちに伸びて広がった

11   その営みが始まった

12  いわれなき妬みや嫉みや憎しみも引き受けなくてはならない

13  幸福になったということだろうか?

14  新しい夢を探しに行くときが来た

15   脊椎動物の最高進化形になる

16   自分がやるべきことを見失わないように

17   血も涙も一滴も流されない

18  あなたはどこから来たの?

19   とても小さな素粒子のような種

20  造物主の意志だろうか?

21   生きるの死ぬのとジタバタしたいだけなんだ

22  こんなとき人間はどんな顔をするのだろう?

23   人を殺さない戦争は今だかつてない

24  アウ

25  くちびるだけを動かして堕天使はもう一度つぶやいた

26  でも行かなくてはならない

27  自分を守らなくてはならない

28  それは最後のダンスだった

29  記憶は失くしても身体は覚えていた

30  誰にも気づかれないようにひっそりとうめく

31   ただひたすら破壊と殺戮を繰り返すだけの機械だ

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おべまこと新刊情報:SF長編小説「ピノキオボーイのダンス」

 

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5  子どもの頃、ぼくたちは友だちだった

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8  ぼくたちのダンスは医術だ

9  人間の女はめんどくさい

10  折りたたまれていた白い翼がみるみるうちに伸びて広がった

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12  いわれなき妬みや嫉みや憎しみも引き受けなくてはならない

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15   脊椎動物の最高進化形になる

16   自分がやるべきことを見失わないように

17   血も涙も一滴も流されない

18  あなたはどこから来たの?

19   とても小さな素粒子のような種

20  造物主の意志だろうか?

21   生きるの死ぬのとジタバタしたいだけなんだ

22  こんなとき人間はどんな顔をするのだろう?

23   人を殺さない戦争は今だかつてない

24  アウ

25  くちびるだけを動かして堕天使はもう一度つぶやいた

26  でも行かなくてはならない

27  自分を守らなくてはならない

28  それは最後のダンスだった

29  記憶は失くしても身体は覚えていた

30  誰にも気づかれないようにひっそりとうめく

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おりべまこと電子書籍第7弾 SF長編小説「ピノキオボーイのダンス」本日発売!

 

【あらすじ】

21世紀からそう遠くない未来社会。

人間は労働力のみならず、エンターテインメントや精神面のケアなど、暮らしのあらゆる分野でロボットの力に頼って人生を送っていた。子どもや恋人を貸し出すレンタルロボットビジネスも盛んだ。

 

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病み荒んだ観客たちに交じって、その劇場にやってきたのは、美しい若い女のレンタルロボット。彼女との出会いによって、神業的なスピリットダンスとして昇華した少年ロボットの演技はたちまち評判となり、大劇場の興行に招聘されるようになる。

 

しかし、師匠のダンサーは「自分のすべきことを見失わないように」と言い残し、彼のもとを去っていく。同じ頃、戦争が勃発し、世界は瞬く間に戦火に包み込まれた。

 

戦争を厭う人々は、スターになったロボットのダンスに希望と癒しと救済を見出そうとするが・・・。人間とロボットとの間で明滅する光と闇を描くSF長編ファンタジー小説。

 

【もくじ】

1  世界が機械仕掛けになる、ほんのちょっと前の話

2  電子頭脳は少しずつ動いていた

3  古い感情のデータがどっとあふれ出す

4   すべてを思い出した

5  子どもの頃、ぼくたちは友だちだった

6  人間はどうして自分たちに似せてロボットをつくったのか?

7  心にささやかな奇跡を起こせるかもしれない

8  ぼくたちのダンスは医術だ

9  人間の女はめんどくさい

10  折りたたまれていた白い翼がみるみるうちに伸びて広がった

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16   自分がやるべきことを見失わないように

17   血も涙も一滴も流されない

18  あなたはどこから来たの?

19   とても小さな素粒子のような種

20  造物主の意志だろうか?

21   生きるの死ぬのとジタバタしたいだけなんだ

22  こんなとき人間はどんな顔をするのだろう?

23   人を殺さない戦争は今だかつてない

24  アウ

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27  自分を守らなくてはならない

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人生何度目かの宮沢賢治との再会

 

まるで星が巡るかのように、

人生のあちこちで出会う宮澤賢治さん。

 

中学生の時に「お別れ会」かなんかの催しで

「宮澤賢治伝」という劇(というかドリフみたいなふざけたコント)をやったのが、最初のご縁だったと思う。

 

演劇やっている人、歌手や俳優さん、

アートをかじっている人たち。

こういう人たちは宮澤賢治を好きな人が多く、

彼の詩や童話を演じたり、朗読したり、

モチーフにした絵などを描きたがっていて、

仕事や趣味で宮澤作品とはよく親しんだ。

 

童話と言っても宮澤賢治の場合、

子どもよりも大人のファンの方が多いと思う。

 

「ノックノック、トントン」の「雪わたり」や

「クラムポンはわらったよ」の「やまなし」は、

言葉のリズムが面白く、

チビだったうちの息子も読んでやると喜んでいたが、

ほかの詩や童話にはあまり食いつかなかった。

 

僕自身もじつはとくに熱心なファンというわけでなく、

あんまりちゃんと作品を読んでいるわけではない。

 

なのだが今回、仕事でその宮澤賢治さんと

またもやお付き合いすることになった。

そして今度はちゃんと勉強する必要がある。

 

で、初めてになるのだが「農民芸術概論綱要」という

文章に触れてみた。その序の部分。

 

おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらい

もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい

われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった

近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の

一致に於て論じたい

世界がぜんたい幸福にならないうちは

個人の幸福はあり得ない

自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する

この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか

新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある

正しく強く生きるとは銀河系を

自らの中に意識してこれに応じて行くことである

われらは世界のまことの幸福を索ねよう 

求道すでに道である

 

ちょっと宗教者とか求道者といった方向の文章だが、

いまの自分、そしてこれからの人間の生き方を考える上で

大事なことを書いていると思う。

1世紀前に生きた詩人・作家の思想が真価を発揮するのは、

じつはこれから先の時代なのかも知れない。

 

若い時分にはわからなかった宮沢賢治のスピリチュアルワールド。

もちろん、今でも手が届くかどうか怪しいけど。

 

 

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・茶トラのネコマタと金の林檎 ¥329 ASIN: B084HJW6PG

・魚のいない水族館 ¥328  ASIN: B08473JL9F 

 

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または「おりべまこと」、または書籍名を入れてアクセス。

 

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新刊「ピノキオボーイのダンス」7月31日(金)発売

 

12歳の少年の姿をしたロボットは、街中で年老いたダンサーと出会う。ダンサーはなぜかロボットを「かけがえのない友だち」と呼んだ。

娯楽も芸術も、人間の癒しや愛情もロボットテクノロジーにゆだねられた、機械仕掛けの世界で繰り広げられる、大人も愉しい、少年少女小説。長編SFファンタジー。


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期間限定無料キャンペーン本日27日(月)夕方まで

 

4連休は終わりましたが、6日間連続おりべまこと電子書籍無料キャンペーンは本日15:59まで続いてます。

最終回は「オナラよ永遠に」。このチャンスにぜひ。

 

 

オナラをテーマに展開する、

愛と笑いとメッセージを載せた

SF+ファンタジーテイストの少年少女小説。

 

小学5年生の小松救太郎は、

ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、

 

クラス中からいじめられる。

じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。

彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。

しかし、ユリカはお礼を言うどころか、

よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく責める。

 

その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。

そこに登場するのは、26世紀から来た、

オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。

この男の話 によると、

500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。

そして救太郎こそが、

失われたオナラを取り戻すための救世主であり、

ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、

不幸な歴史をやり直せると伝える。

 

救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑する母親のプレッシャーに

ユリカが苦しんでいること、

また、人類からオナラを奪おうとする

謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。

 

ヘビ魔女との対決や、

秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、

ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。

その方法はユリカのオナラをかばった日に

タイムスリップして戻り、

二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。

 

はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

 

読みだしたら止まらない面白さ。

オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。

そして人生の常備薬に。

 

 

●アクセス 

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コードナンバー「ASIN: B08473JL9F」、 

または著者名「おりべまこと」、

または書籍名「オナラよ 永遠に」を入れてアクセス。

 

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オナラよ 永遠に ~オナラに潜む人間存在の秘密~

 

固体であるウンコや液体であるオシッコと違って、

気体であるオナラは形がなく、目に見えない。

摩訶不思議でミステリアスな存在だ。

 

だから子どもは探究心と想像力を刺激され、

勉強なんかそっちのけでオナラのことに真剣になる。

 

自分が出す音やにおいの中に

自分がこの世界に存在する秘密が

隠されているのではないかと考え巡らせる。

もちろん無意識のうちに、ではあるが。

 

だけど大人になるにつれ、オナラのことなど忘れていく。

こんなどうでもいいものに、いつまでもかまけていられるほど、

人生はヒマじゃない。

 

そして、毎日の生活の中では、

そもそもこの世にオナラというものが

あることさえ忘れている。

自分が豆やイモを食べた後に、

思わずプリッともらすまでは

 

この作品はもともとラジオドラマ企画として書いた。

プ~と、ブリッとか、プパッとか、プピーとか、ス――ッとか、

いろんなオナラの音が聞けたら面白いな、ということで、

その音を聞かせるためにストーリーを作った。

 

結局、企画が実現することはなく、

長い間、ほったらかしにしていたのだが、

ある日、これをノベライズしてみたらどうだろうと思いついた。

主人公が子どもだし、

想定する読者も子どもなので児童文学(っぽい)スタイルに。

 

確か最初は原稿用紙60枚くらいの話だったのだが、

何度か書き直すうちにどんどん膨らみ、

200枚近い長編になった。

 

オナラを愛する子どもにとって面白いのはもちろんだが、

オナラのことなんてとっくの昔に忘れてしまった

おとなにも読んでほしい。

 

そしてできれば、永遠のバイブルにしてお手元に置き、

ときどき読み返してプププと笑ってほしい物語なのである。

 

 

おりべまこと 電子書籍 

6日連続ジュライモーニングキャンペーン

おりべまこと既刊3冊の小説を2日ずつ無料でGet!

 

★第3クール「オナラよ 永遠に」

日本時間 7月25日(土)16:00~27日(月)15:59 

期間限定無料

 

 

オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。

 

小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。

じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。

しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく責める。

 

その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。

そこに登場するのは、26世紀から来た、

オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。

この男の話 によると、

500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、

そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。

 

そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。

 

救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑する母親のプレッシャーに

ユリカが苦しんでいること、

また、人類からオナラを奪おうとする

謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。

 

ヘビ魔女との対決や、

秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、

ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。

その方法はユリカのオナラをかばった日に

タイムスリップして戻り、

二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。

 

はたして彼はユリカの気持ちを変え、

オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

 

読みだしたら止まらない面白さ。

オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。

そして人生の常備薬に。

 

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または著者名「おりべまこと」、

または書籍名「オナラよ 永遠に」を入れてアクセス。

 

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※新刊「ピノキオボーイのダンス」 

7月30日(木)発売予定!

 

12歳の少年の姿をしたロボットは、

街中で年老いたダンサーと出会う。

ダンサーはなぜかロボットを「かけがえのない友だち」と呼んだ。

娯楽も芸術も、人間の癒しや愛情も

ロボットテクノロジーにゆだねられた、

機械仕掛けの世界で繰り広げられる、大人も愉しい、

少年少女小説。長編SFファンタジー。

 


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おりべまこと 電子書籍  6日連続ジュライモーニングキャンペーン3

 

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★第1クール「魚のいない水族館」

日本時間 7月21日(火)16:00 ~ 23日(木)15:59

 

★第2クール「茶トラのネコマタと金の林檎」

日本時間 7月23日(木)16:00 ~ 25日(土)15:59

 

★第3クール「オナラよ 永遠に」

日本時間 7月25日(土)16:00~27日(月)15:59

 

 

●オナラよ 永遠に ~オナラに潜む人間存在の秘密~

 

固体であるウンコや液体であるオシッコと違って、

気体であるオナラは形がなく、目に見えない。

摩訶不思議でミステリアスな存在だ。

 

だから子どもは探究心を刺激され、

勉強なんかそっちのけでオナラのことに真剣になる。

 

自分が出す音やにおいの中に

自分がこの世界に存在する秘密が

隠されているのではないかと考える。

もちろん無意識のうちに、ではあるが。

 

だけど大人になるにつれ、オナラのことなど忘れていく。

こんなどうでもいいものに構っていられるほど、

人生はヒマじゃない。

 

そして、毎日の生活の中では、

自分が豆やイモを食べた後に、

プリッともらすまでは

そもそもこの世にオナラというものが

あることさえ忘れているのだ。

 

この作品はもともとラジオドラマ企画として書いた。

プ~と、ブリッとか、プパッとか、プピーとか、ス――ッとか、

いろんなオナラの音が聞けたら面白いな、ということで、

その音を聞かせるためにストーリーを作ったいう感じである。

 

結局、企画が実現することはなく、

長い間、ほったらかしにしていたのだが、

ある日、これをノベライズしてみたらどうだろうと思いつき、

主人公が子どもなので児童文学(っぽい)スタイルにした。

 

確か最初は原稿用紙60くらいの話だったのだが、

何度か書き直すうちにどんどん膨らみ、

200枚近い長編になった。

 

オナラを愛する子どもにとってはもちろん面白いが、

オナラのことなんてとっくの昔に忘れてしまった

おとなにも読んでほしい、

大切なメッセージの詰まった物語なのである。

 

 

オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。

小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。

 

じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。

彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。

しかし、ユリカはお礼を言うどころか、

よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく責める。

 

その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。

そこに登場するのは、26世紀から来た、

オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。

この男の話 によると、

500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、

そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。

そして救太郎こそが、

失われたオナラを取り戻すための救世主であり、

ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、

不幸な歴史をやり直せると伝える。

 

救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑する母親のプレッシャーに

ユリカが苦しんでいること、

また、人類からオナラを奪おうとする

謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。

 

ヘビ魔女との対決や、

秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、

ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。

その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。

 

はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

 

読みだしたら止まらない面白さ。

オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。

そして人生の常備薬に。

 

 

※新刊「ピノキオボーイのダンス」

 7月30日(木)発売予定!

 

12歳の少年の姿をしたロボットは、街中で年老いたダンサーと出会う。ダンサーはなぜかロボットを「かけがえのない友だち」と呼んだ。

娯楽も芸術も、人間の癒しや愛情もロボットテクノロジーにゆだねられた、機械仕掛けの世界で繰り広げられる、大人も愉しい、少年少女小説。長編SFファンタジー。

 


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茶トラのネコマタと金の林檎 ~だれの心の中にも金の林檎が埋まっている~

 

この作品はもともと20代の終わりの頃に上演した

「林檎探偵談」という戯曲のエピローグ部分を

膨らませてアレンジしたものだ。

 

もとネタは、実際に探偵稼業をしていた人が書いた

「事件簿」だった。

 

いろんな事件に携わり、おかしな人間と、

奇妙な体験をしたことを綴っていたが、

中でも面白かったのが、

山の中に財宝が埋蔵されているから掘ってくれという

あるばあさんの話。

 

そのばあさんの夢というか妄想に付き合った

探偵さんのエピソードをもとに、

3分程度のコントみたいなシーンを挿入してみたのだ。

 

それが実話なのか、面白おかしい作り話なのかは判然としないが、

認知症の義母の面倒を見ていると、

似たようなことに遭遇することもあるので、

まるっきりでっち上げだとは思えなくなる。

 

そうした「夢や妄想に付き合う力」は、

非現実的で、何の生産性もないけど、

人間に必要とされる能力の一つではないかな、

とさえ感じている。

 

どんな人間でも生きていれば、多かれ少なかれ、

いろいろな種類の夢・希望・願望が

自然とうじゃうじゃ湧き出してくる。

 

それらがすべて叶う人はひとりもいない。

それどころか大多数の人は、

残念ながら、ほとんど叶えられずに終わる。

 

そんな現実を知ってるのに、

大人は子どもや若者に

「夢を持たなアカン」などと

残酷なことを無責任にぬけぬけと言い放つ。

 

かなえられなかった夢は心の奥深くに蓄積され、

やがて埋もれて、いつしか「金の林檎」に変わっている。

 

日々の生活にいっぱいいっぱいだった人たちはみんな、

人生の終わりがけになると、

金の林檎がどこかに埋まっていることに気が付いて

一生懸命掘り返そうとするのだ。

 

書いてみて、ああ、これはそういう物語だったんだなと、

30年ぶりに再会した古い友だち、

私立探偵の健太と六郎に教えてもらった。

 

きっとあなたの心の中にも金の林檎が埋まっている。

それを死ぬまでに一度、掘り返してみるかどうかは、

もちろん、あなたの自由です。

 

おりべまこと 電子書籍 

6日連続ジュライモーニングキャンペーン

 

おりべまこと既刊3冊の小説を2日ずつ無料でGet!

 

 

★第2クール「茶トラのネコマタと金の林檎」

日本時間 7月23日(木)16:00~25日(土)15:59

 

 

20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。

その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。

山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

 

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。

そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。

健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

 

ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。

しかし、明らかに彼女の話はおかしい。

これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

 

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。

はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?

それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、コミカルでファンタジックな探偵小説。

短編。24,000字。

 

●アクセス 

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または著者名「おりべまこと」、

または書籍名「茶トラのネコマタと金の林檎」を入れてアクセス。

 

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今すぐスマホやタブレットで読める!

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●1ヶ月¥980でどんな本も読み放題の「Kindle unlimited」も

利用できる!

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※新刊「ピノキオボーイのダンス」 

7月30日(木)発売予定!

 

12歳の少年の姿をしたロボットは、街中で年老いたダンサーと出会う。ダンサーはなぜかロボットを「かけがえのない友だち」と呼んだ。

娯楽も芸術も、人間の癒しや愛情もロボットテクノロジーにゆだねられた、機械仕掛けの世界で繰り広げられる長編SFファンタジー。大人も愉しい少年少女小説第4弾!

 


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おりべまこと 電子書籍  6日連続ジュライモーニングキャンペーン2

 

おりべまこと既刊3冊の小説を2日ずつ無料でGet

第2クール突入!

 

★第1クール「魚のいない水族館」

日本時間 7月21日(火)16:00 ~ 23日(木)15:59

 

★第2クール「茶トラのネコマタと金の林檎」

日本時間 7月23日(木)16:00~25日(土)15:59

 

★第3クール「オナラよ 永遠に」

日本時間 7月25日(土)16:00 ~ 27日(月)15:59

 

 

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コードナンバー「ASIN: B08473JL9F」、 

または著者名「おりべまこと」、

または書籍名「茶トラのネコマタと金の林檎」を入れてアクセス。

 

●Kindle無料アプリをインストールすれば、今すぐスマホやタブレットで読める!

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●茶トラのネコマタと金の林檎 

~だれの心の中にも金の林檎が埋まっている~

 

以前のブログにも書いたが、

これはもともと20代の終わりの頃に上演した

「林檎探偵談」という戯曲のエピローグを膨らませたものだ。

 

ネタにしたのは、実際に探偵稼業をしていた人が書いた

「事件墓」だった。

 

山の中に財宝が埋蔵されているという

おばあさんの夢というか妄想に付き合った

エピソードが面白いなと思って、

それをもとにコントみたいなシーンを作った。

 

それが実話かどうかはわからないが、

認知症の義母の面倒を見ていると、

そうした「夢とか妄想に付き合う力」は

人間に必要な能力の一つだなと感じる。

 

夢・希望・願望――

人間生きていれば、多かれ少なかれ、

そうしたものが自然と湧いてくる。

 

そして、それらがすべて叶う人はひとりもいない。

それどころか大多数の人は、

ほとんどかなえられずに終わる。

 

なのに大人は子どもや若者に「夢を持て」と

無責任に残酷なことを言う。

 

かなえられなかった夢は心の奥深く蓄積され、

やがて埋もれて、いつしか「金の林檎」になる。

 

日々の生活にいっぱいいっぱいだった人たちはみんな、

人生の終わりがけになると、

それに気が付いて一生懸命掘り返そうとするのだ。

 

これはそういう物語だったのかと、

30年ぶりに再会した

愛すべき探偵の健太と六郎に教えてもらった。

 

きっとあなたの心の中にも金の林檎が埋まっている。

掘り返してみるかどうかは、あなた次第です。

 

 

20代半ばで独立起業し、

6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた

私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。

 

その健太のもとにホームページ経由で、

開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。

山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

 

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、

“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。

そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、

魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。

健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

 

ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、

黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、

どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。

 

しかし、明らかに彼女の話はおかしい。

これはかつて女優だったという女の空想か? 幻想か? 妄想か?

 

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、

山中の雑木林に入ってスコップを振るい、

肉体労働に精を出すことになった。

 

はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?

それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、

コミカルでファンタジックな探偵小説。短編。

24,000字(原稿用紙60頁)。

 

※新刊「ピノキオボーイのダンス」

7月30日(木)発売予定!

 

12歳の少年の姿をしたロボットは、年老いたダンサーと出会う。

ダンサーはロボットを「かけがえのない友だち」と呼んだ。

娯楽も芸術も、人の癒しや愛情もロボットにゆだねられた、

機械仕掛けの世界で繰り広げられる長編SFファンタジー。

 


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魚のいない水族館 ~かなわなかった夢はいつかリベンジできる~

 

夏休みになると思い出す。

息子が小学校に入った頃なので、かれこれ17年前。

水族館のお泊りツアー、つまりナイトツアーが始まった。

へえ、こりゃ面白そうだ、ぜひ息子と参加しようと思ったが、

誰でもOKというわけではない。

 

人数制限があり、予約制なので応募して当たらないとだめだ。

これが何度応募しても落選。

僕はくじ運が悪いので、息子やカミさんの名前で出してみたが、

やっぱり当たらない。

 

確か4年間トライし続けたが、結局、当選することはなく、

水族館お泊りツアーの夢は、海の泡となって消えた。

 

ということを昨年の夏に思い出し、

ブログに上記のような文章を書き始めたところ、

ふと、この悔しい体験を、

ちがう形でリベンジしたいという思いが湧いた。

 

そこで水族館をモチーフにした物語を書き始めた。

それがこの「魚のいない水族館」である。

 

どうしてあの時(たぶん今も)、僕は、そして大勢の人は、

夜の水族館に行きたい、泊まりたいと思ったのか?

そのわけをいろいろイメージしていくと面白くなって、

10日くらいで5回に分けて書いてみた。

 

それが初めてのまともな短編小説になった。

 

悔しかったこと(と言っても大したことじゃないけど)から

こんな物語を編み出せるなんて人生面白い。

 

夢がかなわなくても心配ない。

そのままの形ではないかも知れないけど、リベンジはできる。

あなたにも、きっと後からいいことある。

 

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★第1クール「魚のいない水族館」

日本時間 7月21日(火)16:00 ~ 23日(木)15:59

実施中!

失業中の主人公が足を踏み入れた、街のはずれにある水族館には魚が一匹もいなかった。

彼のまえに現れた、魚のような顔をした館長は言う。「魚はみんな海に返しました」

彼がそのことをブログに書くと、なぜか水族館はその夏の大人気スポットになる。

そして季節が変わるころ、館長は彼に声をかける。

「もしよければ、ここで仕事をしませんか?」

夏から秋にかけて不思議な水族館で起きる出来事を描く

大人も愉しいファンタジックな少年少女小説。

 

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※新刊「ピノキオボーイのダンス」

7月30日(木)発売予定!

 12歳の少年の姿をしたロボットは、年老いたダンサーと出会う。

ダンサーはロボットを「かけがえのない友だち」と呼んだ。

娯楽も芸術も、人の癒しや愛情もロボットにゆだねられた、

機械仕掛けの世界で繰り広げられる長編SFファンタジー。

 


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欲望がかなう街「マホガニー市」のアラバマソング

 

昨日はドアーズのファーストアルバム

「ハートに火をつけて」のことを書いたけど、

このアルバムに収録されている

「WiskeyBar(Arabama Song)アラバマソング」は、

いかにもドアーズ、ジム・モリソンらしい、

奇妙で捻じれた曲調の、エロチックでひどくユーモラスな歌だ。が、これは彼らのオリジナル曲ではない。

 

演劇人の間では有名な「三文オペラ」の作者

ベルナルト・ブレヒトが

作曲家のクルト・ワイル(ヴァイル)とコンビを組んで作った

「マホガニー市の興亡」というオペラの挿入歌である。

 

どこかの国(母国ドイツをイメージ?)から逃亡してきた

お尋ね者の3人組が、

アメリカ南部のアラバマ州(らしき地域の)の砂漠に

「マホガニー市」という「欲望がかなう街」を建設。

カネと酒と女(男)を求めて集まってくる

男や女たちの悲喜劇を描く。

 

この物語「マホガニー市の興亡」は初演が1930年のベルリン公演。

90年以上も前の作品にも関わらず、内容はあまりに現代的だ。

 

「三文オペラ」と同じく、

人間批評・社会批評たっぷりに描かれており、

あらすじを読む限り、ラ

ストも決して「人間って素晴らしい」と歌い上げる

ミュージカルなどとは真逆の、かなりシニカルな内容だ。

 

しかし、この作品は欧米で非常に人気が高く、

戦後、くり返し上演されてきたという。

 

その代表曲ともいえる「アラバマソング」も人気抜群で、

ドアーズをはじめ、実にいろんなミュージシャンや俳優が

この歌をカバーしている。

 

物語の世界観・菓子のユニークさも含め、

音楽家たちにとってチャレンジし甲斐がある、

面白い曲なのだろう。

 

ドアーズバージョンで、モリソンは2コーラス目

「Show me the way to next little Girl?」

(教えてくれよ、この近所にいい娘いないかい?)と歌うが、

オリジナルではnext prety Boy――

「近所にいい男いないかしら?」となっている。

 

つまりもともとこれは、

男を漁りに来た娼婦らが歌う歌なのだ。

 

このオペラについては「オペラ対訳プロジェクト」

というサイトで詳しく紹介・解説されており、

初演で主役を演じた女優(歌手)ロッテ・レーニャの

「アラバマソング」も聴ける。

 

対訳もすごく面白い。

「モシモイイ男ガ見ツカラナカッタラ、

私タチ死ヌヨリ他ナイノデス!」なんて最高だ。

 

ちなみにこのロッテ・レーニャという人は、

クルト・ヴァイルの奥さんなんだそうで、

同じドイツ人のせいか、

何となくマリーネ・ディートリッヒをイメージさせる。

 

この作品、最近では日本では

2016年に山本耕史やマルシアらが出演して

音楽劇として上演されている。

 

なかなか興味深いストーリーなので、

コロナ禍が去って再演されるようなことがあれば観てみたい。

 

 

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ロックの邦題マジック「ハートに火をつけて」/ドアーズ

 

ロックの邦題マジックシリーズ第2弾は

「ハートに火をつけて」(ザ・ドアーズ)。

 

●人気フレーズのオリジナル

日本人が大好きで、アイドルが歌い出しそうなこのキュートなフレーズは、少女マンガのタイトルにも用いられていた。

むかし、「りぼん」で一条ゆかり先生が書いたものが最初じゃないかと思う。

他にも少女マンガやライトノベルなどで同名のタイトルが使われているのを見かける。

 

J-POPはもっとすごい。

いちいちミュージシャンの名前は挙げないけど、

同名異曲が5つや6つはあるんじゃないか。

やっぱり魅力的で覚えやすいフレーズで、

ラブソングにぴったりだからだろう。

 

このフレーズを考え出したのは

1960年代の日本のレコード会社の人(たぶん)。

 

1967年にデビューしたアメリカ西海岸のロックバンド

The Doors(ドアーズ)の

ファーストアルバムにこの邦題がつけられた。

 

その意味では、J-POPもマンガもライトノベルも、

みんなドアーズのパクリである。

 

●異常なセックスソングとキュートな邦題とのギャップ

アルバムタイトルはバンド名の「The Doors」だが、

A面6曲目、シングルでもヒットした「LiLIght my Fire」が

「ハートに火をつけて」となり、そ

れがアルバムタイトルにもなった。

 

僕はこれも名邦訳だと思う。

 

現代の感覚で言うと、

原題が「LIght my Fire」?なんだ、だったらほぼ直訳じゃん。

と思うだろうが、

50年以上前に「ハートに火をつけて」なんて

お洒落な曲名がすんなり出てきたとは思えない。

 

そもそもこの曲自体、初期のビートルズのような

明るいヘルシーなラブソングじゃなく、

当時のサイケデリックのエッセンスを盛り込んだ

けっこうきわどい、いわばセックスソング。

 

「LIght my Fire」と言っている歌の主人公は、

恋する胸キュンの女の子じゃなくて、

女とやることしか頭にないスケベ野郎だ。

 

曲調もポップなラブソングでも美しいバラードでもなく、

のっけから猥雑さ漂う不気味なオルガンが

クネクネうねりまくる、かなり“異常な”曲である。

 

邦題的には「おれを燃やしてくれ」とか、

意訳して「エロスの焔」とかつけそうなものだが、

なんでこんな女の子が口にするような

キュートな邦題を考え付いたのか、

考えてみると不思議である。

 

いずれにしても、

ドアーズの奇妙でエロチックな独自の音楽世界と、

キュートな邦題とのギャップが素晴らしく、

日本でのドアーズ人気に一役買っていると思う。

 

●1stと2ndは歴史的大名盤

もちろん、英米でもこのファーストアルバムはド名盤で、

充実度は抜群。

クルト・ワイルのオペラ曲をカバーした「アラバマソング」や

カリスマロッカーにして詩人のジム・モリスンの名を

世に知らしめた大作「ジ・エンド The End」など、

めちゃくちゃ聴きごたえのある名曲が揃っている。

 

そもそもドアーズがその異常性・独自性を見せつけたのは

これとセカンドアルバム「まぼろしの世界 Strang Day」で、

その後はフツーのブルースロックバンドになってしまって

あまり面白くない。

 

これからドアーズを聴く人は、とにかくこの2枚とベスト盤です。

 

●モリソンの伝説とマンザレクの怪しいオルガン

ヴォーカルのジム・モリスンは、僕がロックを聴き始めた頃、

すでに他界していて、

ジミ・ヘンドリクスやジャニス・ジョプリンと同様、

最初から「伝説のロッカー」だった。

しかもセックスシンボルとして、

スキャンダラスなエピソードにまみれていた。

 

すごかったのがそのライブパフォーマンスで

性器を露出したり、

自慰をしたりして逮捕されたこともあるという。

 

アルチュール・ランボーなど、

フランスの詩人に影響を受けていたらしく、

1971年に人気絶頂のバンドを脱退し、

詩作のために恋人とパリへ移住して

そこですぐに死んでしまったらしい。

死因はドラッグのやりすぎというのが通説になっている。

 

いかにも昔の破滅的芸術家らしい人生を送ったせいか、

今でもカリスマ性が高く、やたら「信者」が多い、

そのため、ドアーズ=ジム・モリソンみたいな形で

語られることが多い。

 

だけど、僕にとってはモリソンと同格以上なのが

オルガンのレイ・マンザレクである。

 

「ハートに火をつけて」の

イントロ10秒を聴いただけでわかるように

孤高のドアーズサウンドは、マンザレクの

うねり、くねり、大蛇がのたうつような、

隠微な見世物小屋に誘い込むような

独特の怪しいオルガンに支えられている。

(彼も3年ほど前に他界してしまったようだ)

 

●還暦によみがえったドアーズ

実は僕は最近までドアーズをそんなに

熱心に聴いたことがなかった。

 

「ハートに火をつけて」と「まぼろしの世界」は

アナログレコードを持っていたが、

そんなに頻繁に針を落とすこともなく、

数年前に整理してしまった。

 

なんでか考えてみたが、たぶん理由は3つ。

 

・「サイケデリック」を感じさせる60年代的な音が

 時代遅れだと思ってた。

・「ジ・エンド」がフランシス・コッポラの映画「地獄の黙示録」

 (70年代のベトナム戦争をテーマに描かれた作品)

 で使われ、長らくそのイメージがまつわりついてた。

・ジム・モリソンの伝説が、今一つピンと来なかった。

 

ところがこの1週間ほど前、ふと脳の奥底から、

あのうねうねオルガンがよみがえってきたので、

久しぶりに――と聴いてみたら、

すっかりハマってしまったのである。

 

YouTubeでは、これまで見たことなかったライブも上がっていて、

ありし日のジム・モリソンの姿もたっぷり見られる。

 

「ハートに火をつけて」はマンザレクのオルガンを中心とした、

サイケで不気味でカッコいい、10分以上にもおよぶ、

長大なインストゥルメンタルも楽しめる。

 

音だけだとわからないが、映像付きだと

その間、モリソンが性行為を連想させるような

アクションをやりまくって、

観客が盛り上がるというクレイジーな世界が展開する。

 

興味のある人は、ぜひ半世紀前のヤバい

アナザーワールドを世界を体験してみてください。

 

 

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義妹からのお中元 夏みかんのお菓子「夏柑糖」

 

神戸の義妹からお中元が届いた。

京都の和菓子店の「夏柑糖(なつかんとう)」というお菓子。

 

原料は山口・萩の夏みかん。

夏みかんは実は“商品名”で、

本当の果実名は「夏橙(なつだいだい)」という。

 

夏橙は、江戸時代中期、黒潮に乗って南方から、

山口県長門市仙崎大日比(青海島)に漂着した

文旦系の柑橘の種を

地元に住む西本於長が播き育てたのが起源とされる。

――というのがウィキペディアの解説。

 

このお菓子の製造販売元である京都・老松の説明書きでは――

同じ海岸で、村の娘・お蝶が、流れ着いた珍しい果実を拾って、

その種を宅地に撒きつけたのが起源――となっている。

 

読み仮名がないけど西本於長とはきっと「にしもと・おちょう」。つまり同一人物だ。

 

でも「村の娘・お蝶ちゃん」というほうが、

夏みかん伝説としてキュートでファンタジックではないだろうか。

 

青い海と白い砂浜。

異国から流れ着いた黄色い大きな夏橙を赤い着物に

きゃしゃな体を包んだ12歳の娘が、

両手で大事そうに拾い上げるシーン(勝手に創作)が、

このお菓子のストーリーとしてふさわしい感じがする。

 

ちなみに大日比では、この夏橙、

「宇樹橘」「バケモノ」等と呼ばれ、

食用ではなく子どもが手毬の代わりにして遊んでいたらしい。

マリ? ボール?

 

それが食用の果実として有名になったのは、

明治以降、萩で栽培されるようになってから。

 

明治維新を推進した長州藩士らの故郷・萩は

夏みかんの名産地。

そのはじまりは、明治になって失業した武士らが

食っていくために屋敷の庭に

夏橙を植えて栽培するようになってから。

それが上方にも出荷されるようになり、全国的に有名になった。

 

その際、仲買をした大阪商人、なにわのあきんどが

 

「夏橙(なつだいだい)じゃアカンて。

上方もんは、みかんが好きやさかい、

名前を『夏みかん』にしたらどうや。

夏にもみかんが食えるゆうたら奴さんら、

大喜びで飛びつくこと疑いなしや。

ごっつもうかるでぇ」

 

というビジネス戦略で、ご存じの“商品名”で流通することになった。

 

時代は下って昭和40年代の名古屋。

僕は子どもの頃、夏休みになると、

酸っぱい夏みかんに砂糖をどっさりつけて食べていた。

スイカには塩、夏みかんには砂糖が夏の定番だった。

 

ところが昭和40年代も半ばを過ぎると、

甘夏なる甘い夏みかんが開発され、

外国からはグレープフルーツなどの「柑橘外来種」が入ってきて、

酸っぱい夏みかん(夏橙)は

市場から駆逐されてしまったのである。

 

しかし、そんな時代になってもは萩の夏みかんは

「お菓子の原料になる」という活路を見出し、サバイバルした。

 

ご当地では光圀という老舗和菓子店が

「夏みかん丸漬け」をはじめ、

ジャム、マーマレードなど、

もともとの酸っぱさとほのかな苦みを持った

夏みかんの個性を活かした加工品を開発。

 

この京都・老松も原料は萩の夏みかん以外、使わないという。

絞った果汁と寒天を混ぜ合わせたものを

くりぬいた夏みかんに流しこんだという、

いわば夏みかんゼリーだが、

甘すぎない、さっぱりとした後味が何ともさわやか。

また、味に負けず劣らず食感が素晴らしい。

 

いただいたのはゴロン、ゴロン、ゴロンと3個。

義母とカミさんと僕の3人で、

1個がデザート3人前としてちょうどいい。

ちょっと多いくらいだ。

 

コロナのおかげで神戸も京都も山口も

遠い地になってしまっているが、

西に手を合わせて、おおきに。ありがと。

 

 

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あなたが求めているもの・怖がっているものと神ってるナマケモノ

 

おりべまこと電子書籍 週末限定3冊連続無料キャンペーン続行中。

本日、7月12日、日曜日16;00から24時間は

「神ってるナマケモノ」です。

 

「動物にまったく興味がない」という人間は

この地球上に存在しない。

意識していようといまいと、僕たち人間は、

はるか昔の祖先の時代から、ずっと自らに問いかけ続けている。

 

自分という存在、あるいは

自分が求めているものや怖がっているものと、

こいつらはいったいどんな関係があるのだろう?

 

動物学者でもなく、飼育係でもなく、

金魚とミドリガメ以外、一度もペットを飼ったことのない僕も、

生まれてこれまでことあるごとに、

この問題について考え続けてきた。

 

すると、木にぶら下がっているだけの、あのナマケモノさえも

じつは人間にとって大切なことを教えに来た

神の化身ではないかと思えてくる。

 

このブログでも大人気の

「なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?」

「ウーパールーパーな女子・男子」

「金魚の集中力は人間以上」

「結婚記念日の花束と、ネコのいる花屋と、花を食べるネズミの話」

「四国化け猫➡猫神さま伝説」

「犬から、ネコから、人間から、ロボットからの卒業」

など36編を収録。

 

ぜひあなたもペットや動物たちとあなたの人生、

あなたの生きる社会、あなたの生きる世界を

リンクさせてみてください。

 

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「神ってるナマケモノ」

 

可愛いくて、楽しくて、笑える彼ら。奇妙で、不気味で、不思議な彼女ら。美しくて、おぞましくて、くさくて、汚くて、怖くて危険なやつらも。

僕たちはこの星の上で137万種類を超す動物たちといっしょに暮らしている。

イマジネーションを掻き立て、人間の世界観の大きな領域をつくってきた仲間たちについてのエピソードや、あれこれ考えたことを編み上げた面白エッセイ集。

 

 

 

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西城秀樹さん ラストステージの記憶

 

ユーライア・ヒープの「July Morning」、
キング・クリムゾンの「Epitaph」。
この2回、自分の好きなロックのことについて

書こうと思ったのに、なぜか西城秀樹さんの話になっていた。

 

たまたまネット上で音源を見つけたからだが、
彼がこれらの歌を歌っていたのをまったく知らなかったので、
本当に驚いてしまった。

 

そして、それが人気歌手が流行りに乗って
片手間で歌ってみました、という類のものではなく、
本気で取り組んでいたを感じて心動かされた。

 

本人はもちろんだが、
これはスタッフやバックミュージシャンも含めて、である。
西城秀樹という天才を中心に、

日本の大衆音楽を大きく育てていこう、
レベルを高くしていこうという熱いうねりが
当時はあったのだと感じる。

 

★情熱の嵐

僕は小学生から中学生の初め頃まで、
昭和の歌謡曲の世界にハマっていた。


ちなみに熱狂的な秀樹ファンである、
ちびまる子ちゃんのお姉ちゃんと同じくらいの世代である。

 

西城さんについては「情熱の嵐」「激しい恋」

「薔薇の鎖」などの振り付けが好きで、

よくマネして遊んでいた。

 

「情熱の嵐」では上着を脱いで

頭の上で振り回すアクションがあったが、
あれをマネして学校の休憩時間中、
振り回していた体操着が花瓶に当たって壊れ、
先生に怒られた記憶がある。

 

ただし、それっきり。
その後、特にファンだったわけでもないし、
レコードなどもを買わず、ライブに行ったこともない。

 

★2018年5月 青山葬儀所

けれども今回発見した「July Morning」や「Epitaph」の音源が
大阪球場や後楽園球場のライブだったことを知り、
2年前の5月、

青山葬儀所での西城さんのお葬式に行ったことを思い出した。

 

これもその時まで知らなかったが、
西城さんは1974年夏、日本人としては初めて
球場でライブをやったミュージシャンだったという。
それを記念して祭壇は大阪球場を模したものだった。
そこには「一生青春」の文字も刻まれていた。

 

日本の音楽シーンが活性化した

1970代後半から80年代、90年代にかけて
球場でライブをやることは、

そのミュージシャンがビッグになった証であり、
一つのステータスでもあったが、

その流れを作ったのも西城さんだった。

 

西城さんはさらに大きなミュージシャンとして

成長しようとしていた矢先、
病に倒れ、人生の後半は病気との闘い、リハビリの日々になった。

 

そして2018年4月の終わり、運命の日は来てしまった。

自宅で倒れ、意識不明のまま、翌5月半ばに帰らぬ人となった。

 

西城さんがアイドル、スターとして活躍した時間は、
トータルで見るとけっして長くない。
けれども凡人の何倍も濃密な時間を生きたのだと思う。
まさに太く短い人生だった。

 

葬儀が行われたのは亡くたって9日後。
僕はレギュラーワークの一つとして
葬儀・供養関連の専門誌のライターをやっているので、
その現場を取材する幸運に恵まれた。

 

 

★華やかであたたかいお葬式
式場には入らなかったが、
テレビ中継のスタッフや芸能記者たちに混ざって、
青山葬儀所内の別室にあるモニター画面で
告別式の一部始終を目にし、
野口五郎さんや郷ひろみさんらの弔辞を聴いていた。

 

告別式が終わり、真っ青なベールがかけられた棺が
真っ青な空のもとに運び出される。


黒いリムジンに乗せられた後、
MCの徳光和夫さんが集まった人たちに
「ヒデキ、ありがとうと言って送ってください」と呼びかける。

 

ファンかスタッフかわからないが最初に一人の男性が声を上げた。
「ヒデキ、ありがとう」
すると堰を切ったようにみんなが「ありがとう」と
ヒデキコールを繰り返し、火葬場へ向かうリムジンを見送った。

 

テレビやネットで観た人も多かったと思うが、
あれは本当に一世を風靡したスターらしい華やかで、
そしてあたたかいお葬式だった。

 

最後を締めた徳光さんの人柄や、
野口さん・郷さんの、あの時代の叙事詩を語るかのような
弔辞も影響しているが、
何よりもファンの、ここに来なくてはいられなかったという
思いの渦みたいなものが青山葬儀所を包み込んでいた。
(確か地方から旦那さんと泊りがけで来たという人もいた)

 

いま思えば、亡くなって10日足らずで
あれだけの規模・内容の式が出来たこと自体が奇跡のようだ。

 

企画・運営した人たちにも、
大スターの最後を飾る花道を作らなくては、
という使命感にも似た思いがあったのだろう。

 

今はがたとえ有名人が亡くなっても、
まず近親者だけで密葬をし、
あとからファンなどのためにお別れ会を開く――
といったパターンが多く、

それさえもないことも珍しくなくなった。

 

西城さんのご家族も、
気を遣わないで済む密葬(家族葬)で済ませ、
後日にお別れ会――という選択肢だって当然考えただろう。

 

しかし喪主である奥さんは、彼を支え応援してくれたファンと
悲しみを分かち合うのが義務と思ったのかも知れない。

 

また、病気を負った姿しか見ていない息子さんたちに、
父がいかに偉大なスターであり、ミュージシャンであったかを
胸に焼き付けてほしいという思いもあったのかも知れない。

 

★死してなお輝き続ける
青山葬儀所から出ていく西城さんの棺をその場で見送り、
ありがとう、さようならとコールを送った1万人の人たち。
その胸にも深い満足感と、
それまでの活躍の記憶がより深く刻み込まれただろう。


やはりテレビやネットで得られる、
効率の良い「情報」だけでは補えないものが
リアルな場にはあるのだ。

 

もしかしたら、いかなる昭和のスターでも、この先、
あんな華やかで、あたたかいお葬式はできないのでは・・・
とさえ思う。

 

ロックの話とすっかり離れてしまったが、
西城秀樹の歌は素晴らしい。
「July Morning」も「Epitaph」も、

その他、いろいろなジャンルの音楽を
自分のものして歌える才能は稀有なものではないか。

 

あの時代の音楽と、
それを糧にして育った日本人を語るに欠かせない存在して、
死してなお、西城秀樹は輝き続けるのかも知れない。

 

 

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エピタフとキング・クリムゾンと西城秀樹

 

「Confusion will be my Epitaph(混乱こそわが墓碑銘)」

その昔、自分の書いた芝居に 
KingCrimson キング・クリムゾンの
「Epitaph エピタフ(墓碑銘)」の歌詞をパクって
台詞に入れたことがある。

 

予言者達の書いた壁が
ひび割れたところから崩れ落ち


殺戮の道具の上に
日の光は燦然と輝く

 

誰もが悪夢や夢想とともに
引き裂かれていく時


栄冠など何処にもない
静寂が叫び声さえ呑み尽くす

 

1969年、KingCrimsonデビューアルバム
「クリムゾン・キングの宮殿」A面3曲目。

 

半世紀以上が経った今でも、キング・クリムゾンは、
プログレッシヴロックの王として君臨する。

そして「エピタフ」はその深紅の血塗られた王の
代名詞ともいえる名曲だ。

 

作詞のピート・シンフィールドは、
英国のさまざまな文学者の影響を受けていた。
特に彼がリスペクトしていたのは、
劇作家ウィリアム・シェイクスピアだ。

 

初期の1stアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」と
2ndアルバム「ポセイドンのめざめ」の楽曲の歌詞には、
シェイクスピア特有の、
ちょっと時代がかった(でも現代的な)
韻の踏み方、言葉のリズム、演劇的な匂いが感じられる。

 

「エピタフ」の歌詞も「リチャード3世」
「マクベス」「ハムレット」などの、
血と死と幻想を想起させる詩になっている。

 

ちなみにシンフィールドは作詞だけで楽器をやらないのに
正規のオリジナルメンバーだった。
このバンドの誕生時における、
一種のコンセプトメーカーだったのだと思う。

 

彼は自分が書いた詞を、少年時代、聖歌隊に属していた
グレッグ・レイク(ヴォーカル&ベース)が歌うのに
至上の喜びを感じていたという。

確かに若き日のレイクの声は、美しく神秘的だった。

 

ロックミュージックに文学・哲学・思想といった、
それまで誰も思いつかなかった知的なマテリアルを持ち込み、
見事に融合させたのはビートルズ、
とりわけジョン・レノンだが、
クリムゾンはデビューアルバムで、
ビートルズが導いた新しいロックの地平を一気に切り開いたのだ。

 

そのプログレッシブロックの代表曲が、
なぜか日本の昭和歌謡と親和性が高いのはどういうわけか?

 

ザ・ピーナッツや、

ジャニーズ事務所初期のスター・フォーリーブスが
「エピタフ」をカバーしているのにはびっくりした。

 

そしてまたもや西城秀樹だ。

 

ピート・シンフィールドが綴った原詩のまま歌っている。
確かに「エピタフ」なのだが、
ちょっと違う曲に聞こえて、すごく新鮮だ。

クリムゾンを吸収し、完全に自分の歌にしてしまっている。

どんだけすごいのか、天才だったのか、ヒデキ?

 

バックの演奏もいい。
特にベースとドラムは、そこはかとなく
クリムゾンのオリジナルメンバー、
グレッグ・レイク(ヴォーカルと共にベースも兼任)と
マイケル・ジャイルズ(ドラム)を意識していている気がする。

 

雷鳴と驟雨の音は、最初、レコーディング時の演出の
SEかと思ったが、これは野外(球場)ライブで、
この時、ほんとに嵐がきていたらしい。

 

ヒデキのキセキ。
すごすぎる。
40年もたってこんな音源に出逢えるとは、
まさしく僕の頭は「Confusion will be my Epitaph」。

 

 

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7月の朝とユーライア・ヒープと西城秀樹

 

7月になると「7月の朝」を聴く。
ユーライア・ヒープの「July Morning」は
70年代ロック不動の名曲だ。

 

中学生1年生のある時期、僕にとって
ユーライア・ヒープは世界最高のロックバンドだった。

単純に他のバンドをあまり知らなかったからだが、
「ユーライア・ヒープを聴いたら、
ビートルズなんかたかったるくて聴いてられねぇよ」
とうそぶいていた。

 

どうしてそこまでユーライア・ヒープに
肩入れしたのかと言うと、
「7月の朝」がとんでもなく好きだったからだ。

 

1971年リリース、ヒープのサードアルバムにして
ロック史に燦然と輝く名盤「対自核(Look at Yourself)」の、
アナログレコードならA面3曲目。

 

隣に住んでた2年年上の先輩がロック好きで、
それまでディープ・パープルの「ハイウェイスター」などは
聴いていた(聴かされていた)が、
ハードロックってうるせえなぁという印象だった。

 

けれども「7月の朝」は全然違っていた。
何といっても哀調を帯びたメロディが美しい。
そして、それまで聴いたことがなかったドラマチックな曲構成。

前半のバラードから後半、
ギターとオルガンがうねりまくるクライマックスに
繋がっていくのだが、
その盛り上がり方がまた美しく、すべてが完璧だった。

音楽を聴いて鳥肌が立ったのは、たぶんこの時が初めてだった。

 

ユーライア・ヒープは、
もちろんメンバーチェンジをしているものの、
今まだ活動しているようだ。
そのブランドとしての生命力には拍手を送りたいが、
やはり頂点はこのサード・アルバムで、
過去の遺産で食っている感は否めない。

 

ネットの記事によっては
「レッド・ツェッペリンやディープ・パープルと並ぶ
イギリスのハードロックバンド・・・」なんて
紹介の仕方をしているところもあるが、
正直、かなり格下だと思う。
悪いけど、ツェッペリンと並べないでほしい。

 

それでも、僕が若かりし時期、
「世界最高のロックバンド」と信じたように
当時(1970年代)のヒープの、特に日本における名声は
相当なもので、
来日公演も果たし、熱狂的なファンも大勢いた。

その音楽性が歌謡ポップスとの親和性に富んでいて、

日本の音楽関係者もかなり影響を受けたようだ。

 

そのヒープの大名曲「7月の朝 July Morning」を、
かの昭和歌謡のアイドル・西城秀樹が
カバーしていたということを、
彼の死後(2018年5月)、知った。

 

昔はアイドルが「こういう歌も歌えるんだぜ」と
カッコつけてロックを歌っていると思って、
まともに聴こうとしなかったが、
改めて聴くとその歌唱力に圧倒される。

 

デビッド・バイロン(全盛期のヒープのヴォーカリスト)に劣らぬ
詩情と感情あふれる表現力。
日本語の訳詞も良い。
完全に自分のものにしている。これはすごい。

天国の秀樹さん、ごめんなさい。

 

西城秀樹は他にも、
リズム&ブルースからプログレまで歌いこなす
素晴らしい歌唱力を持っていた。
ヒデキ、カンゲキ!

 

その西城秀樹の歌手としての凄み、カッコよさ、
そして当時の熱狂的な人気ぶりを物語る
1980年・後楽園球場での「7月の朝」。

 

 

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人形町での白昼夢

 

午後から久しぶりにリアル打ち合わせの「ダブルヘッダー」。
どちらも割と近所だったので、
人形町~京橋という、いわゆる日本橋エリアを歩く。

 

人形町駅周辺は、江戸時代、
歌舞伎小屋の中村座、市村座とともに、
薩摩浄瑠璃(薩摩座)や人形芝居(結城座)が行われていた地域。


そうした人形遣いが多く住んでいたことから、
人形町と呼ばれるようになったという。

 

日本に限らず、世界中どこでも、
生身の人間では伝えられない世界・物語を人形が担ってきた。
そういう意味では

人形遣いは魔法使いに相通じるものを持っている。


200年前、このあたりで人形遣いたちは
芝居の舞台でも日常でも、毎日、人形たちと向き合い、
語り合っていたのだろう。

 

特に夜、ろうそくの明かりのもとで向き合っていると、
人形と人形遣いとの魂が入れ替わることが、たびたび起きた。

 

人形の見る世界は、人間の見る世界と違っている。
物事の真実、本質が見えるのは、実は人形のほうかも知れない。

最近すっかりご無沙汰になっているが人形劇を見たくなった。

おりべまこと 電子書籍

神ってるナマケモノ

 

可愛いくて、楽しくて、笑える彼ら。

奇妙で、不気味で、不思議な彼女ら。
美しくて、おぞましくて、くさくて、汚くて、とてつもなく怖くて危険なやつらも。
僕たちはこの星の上で137万種類を超す動物たちといっしょに暮らしている。
イマジネーションを掻き立て、人間の世界観の大きな領域をつくってきた仲間たちについてのエピソードや、あれこれ考えたことを編み上げた、おりべまことの面白エッセイ集。「DAIHON屋のネタ帳」から36編を厳選・リライト。

内容

・ネコのふりかけ
・おしりを拭いてもらうイヌの幸せと人面犬の増殖について
・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?
・ウーパールーパーな女子・男子
・金魚の集中力は人間以上

・神ってるナマケモノ ほか

 

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姉ヶ崎の遠い海

 

3ヵ月ぶりのリアル取材。
「寺力本願」の取材で千葉県市原市姉崎へ。

人生未踏の地。


姉崎とは色っぽくい女と壮大な海原のイメージを抱かせる地名だ。

もろ肌脱いだ姉さんが岬の先端に立ち、
潮風に長い髪をなまびかせ、漁師の男たちに水平線を指し示す。
その指先には房総の海を行く巨大なクジラが潮を吹き・・・。

 

てな幻視を抱きつつ、内房線・姉ヶ崎の駅
(地名は姉崎だが駅名は姉ヶ崎)に降りたが、
もちろんそんなイメージを想起させる風景などカケラもない。

 

かつては確かにここには豊かな房総の海が広がっていた。
漁も盛んで、海苔の養殖、海水浴、潮干狩りなども行われていた。
時には沖合にクジラだって回遊していたかもしれない。

 

しかしその海は60年ほど前に消え去った。
高度経済成長時代の『所得倍増計画』を受けて
昭和35年度から『五井、姉崎、袖ヶ浦地区土地造成事業』が

スタート。

『京葉工業地帯造成計画』にもとづいて
石油精製・石油化学の諸企業がこの五井姉崎地区に誘致され、
姉崎の海は完全に埋め立てられた。


そして漁業に携わっていた人々の多くは漁業権を放棄した。

いまにして思えば、わずかなお金のために
かえがえのない、魂に等しいものを売り払ってしまった・・・
と言うと、感傷的に過ぎるだろうか。

 

農地・山林もそうした企業の社宅建設のため宅地や道路となり、
団地があちこちに建設されて、姉崎地区は大きく変貌。
「姉さんの岬」の伝統、暮らしは、はるかな過去のものになった。

 

 ただ、現代の僕たちからは「破壊」に見える

海の埋めたてや、山の切り崩しは、
当時の人たちにとっては新しい時代の訪れを告げる風景、
希望に胸高まる光景だったのだろう。
一概に批判はできない。

今やその工業地帯化・埋め立ての物語も過去のものとなり、
かつてここが海だったことを想像するのさえ不可能だ。

 

生活の場としての海、遊び場としての海。
これらの記憶は一部のお年寄りの記憶の中には

まだ残っているようだ。

 

今も盆踊りシーズンに歌われている

「姉﨑音頭」は昭和初期に作られたという。
その歌詞には当時の情景が描かれている。

 

「ハァ/磯の千鳥のヨ/鳴く音にあけてネヨイトネ/白帆うれしやうれしや姉ヶ崎/サァサヨイトコ姉ヶ崎」

 

遠浅の海には、米やまきを東京方面へ運ぶ

五大力船などの帆船が浮かび、
西には富士山、北には筑波山が望める

素晴らしい景色だったという。

 

バス停「別荘下」も、ここが東京からやってくるお金持ちの
別荘地でもあったことを忍ばせる。

 

「時折、船の霧笛が聞こえるんですよ」
取材先のお寺の住職はそう語った。


駅からは臨機工業地帯のコンビナートの煙突が見えた。
たしかに海は近い。
けれども僕には記憶の中にあるという
遠い遠い幻の姉崎の海のほうが心に焼き付いた。

 

 お待ちかね、おりべまこと電子書籍第6弾。

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「神ってるナマケモノ」 今週より発売!

 

可愛いくて、楽しくて、笑えるやつら。
奇妙で、不気味で、不思議なやつら。
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内容

・ネコのふりかけ
・おしりを拭いてもらうイヌの幸せと人面犬の増殖について
・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?
・ウーパールーパーな女子・男子
・ヌード犬・ファッション犬

・神ってるナマケモノ  ほか

 

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「アホな人間よりも優秀な機械ですよ」とは書かない

 

AIなど高度な技術に手を出す前に、
自社に合ったITツールの運用の仕方を見直しましょう。

 

そんな趣旨で、中小企業向けの
DX(デジタルトランスフォーメーション)の本を書いていたが、初稿からあちこち直しが入り、完成が近づいてきた。

 

コンサルタントの事例とノウハウを紹介するのがメインだが、
本であるからにはストーリーが必要ということで、
僕がその部分を担当した。

 

そのストーリーというのは、一言でいえば、
機械にできる「労働」「作業」はみんな機械にまかせて、
生産性を上げて余裕を作って、
「もっと人間らしい仕事をしましょうよ」ということになる。

 

もうちょっと言えば、
今まで「時間かけて、魂込めてやらなくちゃいかんぞ」
と思っていたところも、べつにタマシイなんぞいらんよ、
IT使って早く、ラクに、手を抜いてできたほうがいいよねーー
というわけ。

 

会議や打ち合わせなど、
その場でリアルに相手と向かい合わなければ、
ちゃんとした話し合いにならない――と言ってた人も、
コロナ禍で「大半はリモートでもOKだな」と考え直した。

セミナーもミーティングも、
リアルでなくては成り立たないというほどのものは
そう多くはないことを実感したはずだ。

 

さて、それはいいとして、
じゃあ「もっと人間らしい仕事って何?」と問われると、
クリエイティブな仕事とか、
そんな返事が返ってくるんだろうけど、
具体的なことはさっぱりわからない。

 

もちろん、僕にもわからない。
だってそれはそれぞれの業種・業態・会社によって
さまざまだから。
自分たちで考えてください、としか言いようがない。

 

考えてみたら、こういうことって、
工業化大量生産時代のフォーディズム、
要するにベルトコンベアの分担作業の頃から
ずっと言われ続けていたことだ。

 

機械を入れれば生産性が上がり、
良いものができ、会社が儲かる。
お客さまは幸せになり、働く人も幸せになる。
みんな幸せになって人間らしい暮らしが送れる。

 

場所が工場か、オフィスか。
仕事が製造・組み立てか、デスクワークか、の違いだけである。

 

と書いてみて、かれこれ30年以上前、
名古屋にある某有名家電メーカーの工場で
3カ月ほどのアルバイトで、

チャップリンしていたことを思い出した。


ちょっとコンベアのスピードが上がると
ついていけなくて、あちこち配置を代えられたことを憶えている。

 

映画「モダンタイムス」が制作されたのは1936年。
もうかれこれ80年以上前になる。
「人間らしい働き方」というのは、
そのころからの普遍的テーマなのだ。

 

20世紀の人たちからしてみれば、
21世紀の僕たちは、工場労働などの多くはロボットにやらせて、
みんなでコンピュータやスマホをいじくり、
いろんな情報を取り込んで、加工して・・・
なんてことをやってて、
実に人間らしい働き方をしているなぁ、と見えるのかも知れない。

 

よく言われているように、機械は人から仕事を奪う。
2015年に野村総研がリリースした
「日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に」
という研究報告が社会に与えた衝撃は大きく、
「いずれその日が来る」と
僕たちの潜在意識にインプットされてしまった。

 

これも時代の変化と言ってしまえばそれまでだが、
より安く、より良い製品・サービスを提供するために、
職場により進化したIT技術を導入するのは当然だろう。
そうなれば、会社が抱えきれなくなる人は続出するだろう。
これまで貢献して来ましたと言っても、もう通用しないのだ。

 

「そうした落ちこぼれる人に、
新たな活躍の場を作れないかと考えるのもDXです」
ストーリーはそんな願いを込めて、
ちょっとエモーショナルに結んでみた。

 

現実面ではともかく、本の中で
「アホな人間よりも優秀な機械ですよ」とは書かない、書けない。
僕に限らず、おそらく誰もが。
2020年の今の時点では。

 

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オナラよ 永遠に

オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。

小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。
じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく攻める。
その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。
この男の話 によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。
救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。
ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。
その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。
はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

読みだしたら止まらない面白さ。
オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。

 

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明治35年の少女とうさぎ

 

ブログや電子書籍に挿入する用に、

無料で使える画像をよく探している。
すると時々、思いがけないものに出会う。
これもその一つで「うさぎ 画像 無料」で

検索していったら出てきた。

 

山本芳翠(やまもと・ほうすい)という

明治時代の洋画家の作品だ。
岐阜の農家の出身だが、少年時代、

葛飾北斎の「北斎漫画」に出会い、
画家を志したという。

日本の西洋画の基礎を作った人のひとりと言える。

 

パブリックドメインのこの作品には
「おまちかね」という洒落たタイトルがついている。
ハイカラさん風の少女にウサギが

ニンジンをおねだりしているのが可愛い。

 

昔も今も、子どもでも年寄りでも、女性はウサギ好きである。
加えて日本の文化のなかでは

女の子とウサギはシンクロ率が高いというか、親和性がある。


「いなばの白兎」とか「かちかち山」などの

頭の切れるウサギには、
なんとなくボーイッシュな女の子のイメージがダブる。


「かちかち山」のウサギなど、
風の谷のナウシカをはじめとする

戦闘少女の原型のようなイメージすらある。

おりべまこと 

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ロンドンのハムカツ

「食」こそ、すべての文化のみなもと。

その大鍋には経済も産業も、科学も宗教も、
日々の生活も深遠な思想・哲学も、
すべてがスープのように溶け込んでいる。
「食べる」を学び、遊び、モグモグ語るおりべまことの面白エッセイ集。
自身のブログ「DAIHON屋のネタ帳」から33編を厳選・リライト。

内容

・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!
・お米を研ぐ理由と人間の味と匂いの話 
・永遠の現物支給 : 2018年3月15日
・フツーのおにぎりでも日本のコメなら800円!?
・ロンドンのハムカツ
・インヴァネスのベーコンエッグ ほか

 

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1Q84の「ネズミを取り出すミケランジェロ」

 

ミケランジェロは大理石の塊の中にダビデを見出し、解放した。
そう伝えられている。


若い時分、なにか美術関係の本で読んだのだが、
そのときは「ふーん」と思っただけだった。
ま、おれ、彫刻やるわけじゃないし、といったところ。

 

しかし最近、この言葉こそ創作の真実を表現し、
人生でやるべき最も重要な事ではないかと思うようになった。

 

彫刻とか芸術作品に限らない。
人はそれぞれ人生をかけてやるべきことを持っている。
それが見つけられるかどうか。
そして見つけたものをわが手で形にして取り出せるかどうか。
それがすべて、と思う。

 

村上春樹の小説「1Q84」の中で
このミケランジェロの逸話と共通する
印象深いエピソードがある。

 

女主人公の青豆に対し、
麻布のお屋敷のマダムの用心棒を務めるタマルが電話で、
自分の子ども時代の仲間について語るシーンだ。

 

タマルは在日コリアンの男で
戦後、樺太から引き上げてきた両親と離れ、
北海道の山奥の孤児院で少年時代を過ごした。

 

そこでひとりの頭の弱い混血児と友だちになり、
彼の面倒を見ることになる。
というか、いじめる連中から彼を守る用心棒になる。

その混血児が「ネズミを取り出すミケランジェロ」だった。

 

以下、BOOK2・第17章「ネズミを取り出す」から引用。

 

木の塊を手に取ってじっと長いあいだ見ていると、
そこにどんなネズミがどんなかっこうで潜んでいるのか、
そいつには見えてくるんだよ。
それが見えてくるまでにはけっこう時間がかかった。
しかしいったんそれが見えたら、あとは彫刻刀をふるって
そのネズミを木の塊の中から取り出すだけだ。
そいつはつまり、木の塊に閉じ込められていた架空のネズミを
解放し続けていたんだ。

 

タマルは村上作品中、最もハードボイルドな登場人物だ。
彼はゲイなので、青豆(彼女もハードボイルドキャラ)とは
友情関係のようなものを感じているらしい。

 

彼は14歳のとき、ひとりで生きる決心をし、孤児院を脱走する。
ミケランジェロのその後は知らないと言いつつも、
記憶は離れないと語る。

 

そいつが脇目もふらずネズミを木の塊から

『取り出している』光景は、
俺の頭の中にまだとても鮮やかに残っていて、
それは俺にとって大事な風景のひとつになっている。
それは俺に何かを教えてくれる。あるいは、何かを教えようとしてくれる。
人が生きていくためにはそういうものが必要なんだ。
言葉ではうまく説明はつかないが意味を持つ風景。
俺たちはその何かにうまく説明をつけるために生きていると思われる節がある。
俺はそう考える。

 

タマルが語った話の意味を青豆は

「私たちの生きるための根拠」と言い表す。
本筋とは関係ない逸話だが、ひどく胸にしみる場面だ。

 

人はそれぞれ無意識の領域では自分がやるべきことを知っている。
タマルの友だちのように他にやるべきことを持たず、
(彼は普通の仕事や社会生活に必要なことがまともにできない、
世間的には「とろいやつ」だ)
最初からただそれしかできないという人間は、
ある意味幸福。ある意味天才なのだろう。

 

僕たち凡人は望むなら
何らかの努力をし、何らかのタイミングで
ダビデなりネズミなりを見つけ出し、取り出さなくてはならない。
もし、それができれば人生の成功と言えるのはずだ。
ただし、世間的成功とイコールではないかも知れないが。

 

おりべまこと

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茶トラのネコマタと金の林檎

 

20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。

その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。
健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、コミカルでファンタジックな探偵小説。

 

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神さまのカケラを拾い集めて生きる

 

小さい頃は神様がいて、不思議に夢をかなえてくれた。

というのはユーミンの「やさしさに包まれたなら」の
出だしの歌詞だが、
本当に子どもの頃は神様はいたと思う。

 

子どもの脳は100パーセント開かれているので、
いろいろ見えて、あれこれ触れるらしい。

 

だが、現実社会の枠組みの中で
脳の使える部分は制限される。
人間が一生のうちで使う“脳力”は全体の1割とか2割。
みんなに100パーセント“脳力開放”されてもらっては、
社会として何かと困ることが多いのだろう。

 

というわけで僕たちは神さまを見失う。

 

ただ、齢を取って認知症などになると。
それまで使ってた1割・2割がダメになり、
あんまり社会で役に立たなくなる。
すると、
それまで制限されていた残り8割だか9割だかの
脳のどこかの部分が開放される、こともあるらしい。

 

それでいわゆる「妄想」が見えるようになる。
それは小さい頃いた神様なのかも知れないし、
妖精とか妖怪とか小人とか、

そういうちょっと禍々しいものかも知れない。

 

うちの義母はそこまでひどくないが、
時折、別世界に入っているのではないかと思えることもある。

 

目に映るすべてのことはメッセージ――
なんだろうか?

 

僕も一緒に朝とか夕方とか、
光が淡い時間に林を歩くと
神さまのカケラぐらいは感じ取れる。
カケラを拾い集めて、夜なべしてつなぎ合わせて明日も生きる。

おりべまこと電子書籍
子ども時間の深呼吸

だれの心のなかにも「子ども」がいる。

自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、何が本当に大切なのか、何が必要なのか、幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。
自分にとっての正解がきっとわかる。
〈少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉でモチモチこね上げた おりべまことの面白エッセイ集。
「DAIHON屋のネタ帳」から40編を厳選・リライト。

 

もくじ
・大人のなかの子ども、子どもの中のおとな 
・ちびちびリンゴとでかでかスイカ  
・天才クラゲ切り:海を駆けるクラゲ 
・子ども時間の深呼吸  ほか

 

 

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近日発売 ・神ってるナマケモノ(動物エッセイ集)

 

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青春ソングを愛する若者とおやじとアンドロイド

 

♪汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる・・・


最近、一緒に仕事をしている若い娘が
いきなりアカペラで歌い出した。


なんでこんな歌を歌い出したのかと思ったら、
「この歌ドンピシャっすか?
聴いてなんかリアクションするかなと思って」だと。


要するに僕が年齢不肖なので、
歌で探りを入れてみたというのである。


ほぉ、なかなかいい方法だ。
お見事、ドンピシャです。
中学生でしたけど。


きみにとっては、かぐや姫と言えば竹取物語か
auのコマーシャルだろうし、
イルカと言えば水族館の人気者しか思い浮かばないだろうけど、
「なごり雪」は世代を超えた名曲だ。


浪人生だそうだから19か20.
だいたいこれで判明しただろう。
僕はきみのお父さんよりずっと齢行ってると思うよ。
さすがに孫娘とは言わないけど。


「青春っすか?」って訊くので
「そうっすよ」って答えたら
アハハと笑って、
「あたしババアに見られるので、
なるべく最近の歌しか歌わないんですよ」と言う。

トンチンカンだけど、なかなか面白いやつである。

 

彼女と話していると、やたらと「青春」という言葉が出てくる。
若い連中の間では「青春」なんて死語だと思っていた。
うちの24の息子の口から「青春」なんて言葉を聞いたことがない。
しかし、こういう青春好きな
(どこまで本気で、どこまで冗談かわからないが)
若い女子もいるんだなぁと、
妙に感心して、ちょっと新鮮な気持ちになった。


今や青春と言えば、おっさん・おばさんの専売特許である。
べつに自分で歌を作ったわけでもなければ、
歌ったわけでもないのに、
やたらその時代のこと・自分が聴き込んだ歌のことを

自慢したがる輩が多い。
特に男に多いようだ。


たとえばYou Tube などで若い子が
「なごり雪」みたいな“青春”の名曲を
カバーしていたりする。


僕はうれしいと思うのだけど、
しばしばディスっているコメントに出会う。


「ちゃんと意味わかって歌ってるの?」とか、
「上手に歌えばいいってもんじゃないよ。上っ面だけだね」とか、
「〇〇(オリジナル)の足元にも及ばん」とか、
「おまえに何がわかるんや」とか・・・。
中にはくどくど数百字にわたってお説教している奴までいる。

こういう書き込みはたぶん、おっさんかジイさんだ。


自分の青春時代を大事にしたい気持ちはわかるけど、
なんだか見苦しくて、読んでると腹が立ってくる。
(だったら読まなきゃいいんだけどね)

こんな年寄りにはなるまいぞと心に誓うが・・・


本当に大丈夫かな? と、ちょっと心配だ。
20年くらいしたらアンドロイドのおねえちゃんが働いているバー
(コロナのせいで夜の街は人間が接客してはならないという
お触れが出た、という近未来SF設定)
で飲んだくれて、


「おまえらに人間の何がわかるんや? 
青春の何がわかるちゅうんや!」
と、くだを巻いているかも知れない。


それでもって、アンドロイドちゃんたちから
「ごめんなさい。セイシュンのこと、
いろいろ教えてくださいなセンセ」
とヨイショされて、
いい気分になってカラオケで青春ソングを歌い出したりして。

その歌を聴きながら彼女らはディープラーニングしているのある。


そんな未来が待っているのかも知れない。

 

おりべまこと電子書籍
子ども時間の深呼吸 

 

だれの心のなかにも「子ども」がいる。
自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、
何が本当に大切なのか、何が必要なのか、
幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。
自分にとっての正解がきっとわかる。
〈少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉でモチモチこね上げた おりべまことの面白エッセイ集。自身のブログ「DAIHON屋のネタ帳」から40編を厳選・リライト。

もくじ

・大人のなかの子ども、子どもの中のおとな 
    ・ちびちびリンゴとでかでかスイカ  

     ・天才クラゲ切り:海を駆けるクラゲ 
     ・子ども時間の深呼吸    他

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COVID19と情報化社会のダークゾーン

 

6月になって日常が戻ってきた。
通勤電車も満員で、3密厳禁もどっかへ吹っ飛んだ。
このままもとの生活に戻るのだろうか?

 

でも、改めてこの新型コロナウイルスはわけがわからない。
というのはやっぱり情報・データとしての恐怖だけで、
身近に感染したという人(発症した人)がいないからだろう。

災禍をかぶった人には申し訳ないが、
それが僕の実感だ。

 

日本の災禍が小さかったというのもミステリーだ。
本当に生活習慣と日本人の持つまじめさのおかげ?
アマビエのおかげ?
それともやっぱり日本人は神の子なのか?

 

笑うなら笑っていい。
けど、現代科学はいったい世界の何割くらいの真実を
解明してるのだろう?

 

お笑いついでに、
僕はやっぱり新型コロナウイルスは「使徒」

なんじゃないかと思っている。
単なる病原菌ではなくて、

情報化社会のダークゾーンと結びついている。
これは「人類〇〇計画」のシナリオの一部

なのではないかと思えてしまう。

 

いつの間にか僕たちの頭の中に入り込み、
無意識の世界から人間を操ろうとしているのかも知れない。


これからコロナに対する不安感を利用して
悪だくみをするやつも現れるだろう。

すべてが妄想に過ぎないことを祈ってもいるけど。

 

いずれにしても安易に、いつもの決まり切った
あくせくした元の生活に戻らないほうがいい。

新型コロナの第2波、第3波はたしかにこわいが、
もっとこわいのは情報の津波に呑み込まれることだ。

自粛期間の生活感を少しは体に止めておき、
自分を見つめなおす習慣はを続けたほうがいい。

おりべまこと電子書籍

オナラよ 永遠(とわ)に

 

オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。
小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。
じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。
しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく攻める。
その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。
そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。
この男の話 によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。
そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。
救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。
ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。
その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。
はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

 

読みだしたら止まらない面白さ。
オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。
そして人生の常備薬に。

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善福寺カモの赤ちゃんはいずこへ? 

 

神田川のカルガモの赤ちゃん目撃情報を聴いてから、
どうしてわが散歩コースの善福寺川のカルガモには
赤ちゃんができないのかと、ずっと疑問を抱えて
5月を生きてきた。

 

最近、カルガモさんたちは
夕日がきれいな白山前橋付近で
いつも気持ちよさそうにスイスイ泳いだり、
岸に上がってくつろいだり、
なぜだか時折、「ガーガー」と
大声を上げたかと思うと、
バサバサと羽を広げて舞い上がり、
初夏の空に見事に飛翔したりする。

 

どこへ飛んでいくのか分からないが、
また翌々日になるとちゃんと川に戻っていて、
水の中に首を突っ込み、藻かなんかを食べている。

 

その様子を見ながら5月も終わりの本日、
僕ははたと気が付いた。

 

あの「ガーガー」という大声は
「カーカー」というカラスに抗議するかのような声だ。
カラスはカルガモの天敵だ。

 

そういえば以前、神田川でカルガモが
生まれたばかりの赤ちゃんを1ダースほど
連れて泳いでいたのを発見したことがある。

保育園の子どもたちが「かわいい」と言って
大はしゃぎしていたが、
1日立つごとにだんだん数が減っていき、
1週間もすると2~3羽しか残っていなかったような記憶がある。

 

この善福寺川周辺はカラスの天国だ。
たぶん赤ちゃんはみんなカラスに食べられてしまったのだろう。
それとも卵のうちにやられてしまったのか・・・。

 

あの「ガーガー」という鳴き声には
カルガモの怒りと悲しみが篭っている。

この都会の真ん中を流れる川にも
日夜さまざまなドラマがあるのだ。

 

「そうだよニャ」
と声がするので、ふと振り向くと、
このあたりをねぐらにするワイルドキャット。


ふだんは近所のネコおばさんにねこかわいがりされ、
ニャーニャー甘えてキャットフードをもらっているが。

「赤ちゃんを食べちゃったのは黒いやつだニャ、きっと」
と、ニヤリと笑った。

 

え? も、もしやおまえ・・。。

おりべまこと電子書籍
茶トラのネコマタと金の林檎

 

20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。

その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。
健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、コミカルでファンタジックな探偵小説。

 

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人間1年生

 

自分の家系のことは知らないが、
少なくとも貴族やら武家やら商家やら、
由緒正しき家柄ではないことはわかる。

 

そうした現実的・歴史的なルーツとはべつに、
「前世が〇〇だった」という話を若い頃、よくした。
というか聞かされた。

この手の「なんちゃってスピリチュアル」は、
特に女の子が好きである。

 

実際、自分は篤姫の生まれ変わりとか、
ハプスブルグ家の皇女だったとか、
まじめに話す子と何人も会った。

正直もう顔も思い出せないが、
彼女らは今頃、おばさんになってどうしているんだろう?

よほどのセレブにでもなってない限り、
齢を取るとなおさら貴族の血が騒いで
現実とのギャップに苛まれるのではないかと心配だ。

 

それはさておき、前世がお姫様か召使いか、の前に、
そもそも人間だったのか? と考えてみる。

 

というのも、世の中にはすごい人たちがいっぱいいて、
こういう賢い人たち、器用に生きられる人たちは
もう何回も人間に生まれ変わっていて
経験を積んでいるんじゃないか、
この世の中を泳ぐ要領が最初からわかっているんじゃないかと
思えてしまう。

 

そもそもあらかじめ持っているスペックというか、
エンジンというか、CPUが違うのだ。

 

生来の不器用ぶり、知恵の回らなさを考えると、
僕はおそらく今回初めて人間になった1年生である。

 

では前世は何だったかと言えば、
運動神経も鈍いし、動物占いではコアラなので、
きっとコアラとか、ナマケモノとか、
その手のあまり精力的でも活動的でもない、
森の中でのんびり葉っぱを食べている動物だったのでは?
という気がする。

 

いずれにしても今回初めて人間になった1年生が
5年生や6年生にかなうわけがない。
還暦になると、いろいろ諦めもつき、
そんなにがんばらなくてもいいやと諦観する。

 

それでも幸運なことに、
ここまで楽しく面白く、好きなことをやって生きてこられた。

なので1年生の終わりへ向けて
「人間1年生をやってみて」というレポートを
書かなくていけない。
どうもそれが宿題になっているようだ。

 

というわけで
毎日引きこもって、何千字、何万字と書いている。
宿題出しても2年生になれるのかどうかわからないけど。

落第したら、またコアラやナマケモノに戻るのだろうか?
ま、それでもいいか。

 

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山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。
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ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
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ウィズコロナ、オンラインLOVEの恋人たち

コロナ自粛期間は終わったような終わらないような
微妙な状態になったが、恋人たちはどうしているのだろう?

すっかりそういう世界と関係ない、

寂しい大人になった僕でも気になる。

 

 いや、じつは何を隠そう、この数日、
気になって気になって頭から離れなくなって、
とうとうネット上のその手の恋愛相談を
あちこちかじり読みしてしまった。

 

Q. 感染拡大が続く新型コロナウイルスで外出自粛の要請が強化されている今、付き合っているパートナーとはどう接するべきですか? 今まで通りキスやセックスをしても大丈夫? 

 

A. 答えはノー。
ふたりがよくても、その先のリスクを想像して!
無キスのセックスでもダメ! 感染リスクはいたるところに。
同棲中でない限り、恋人と会うのは今は我慢!

 

・・・なんて書いてあるのを見て、
「ええっ?」とショックを受けた。

 

脳みそを8割がた性欲に支配されている若いカップルが、
キスもハグもセックスもNGの
状態に耐えられるのだろうか・・・。

僕が10代、20代、いや、30代だったとしても

無理なんじゃないかなぁ・・・
と、ありもしない仮定で考え込んでしまった。

 

試しに「オンラインキス」とかあるんだろうかと思って調べたら、これはない。

「オンラインセックス」はあるけど、これは風俗系みたいだ。

 

「オンラインデートを楽しもう」というのはある。
映画とか音楽とか食事で盛り上がって(?)
お互いセクシーな言葉をささやいて(?)

 

うーん・・・そりゃ1回、2回なら
オンラインも新鮮でいいかもしれないけど、
その後はバイバイ、おやすみ、では夢でまた会いましょうか・・・
こりゃ寂しい、というか、相当きつそうだ。

 

でも我慢・自粛を強いられる分、
「なんでも自由にしていいよ」より
盛り上がるのではないか。
手かせ足かせはめられたウィズコロナの恋愛は、
むしろドラマチックなのかもしれない。

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女の顔のハイパーソーシャルディスタンス

 

夜、目にするものは、たとえ現実世界の出来事でも半分は夢だ。
そういう思いを強くしたのは、

先週、ズムキャバ(オンラインキャバクラ)の
メニューにずらりとを並んだキャバ嬢の顔を見たから。

 

もう昔話になるから書くが、
夜、女の子と一緒に寝て、翌朝、起きたときに
キラキラした朝日の中でその顔を見たら、
「あんた誰?」となったことが一度ならずあった。

現代の、わが身に起こったのっぺらぼう伝説。

 

そんなのっぺらぼうさんの話なんてとっくの昔に忘れていたが、
ズムキャバのお嬢さんたちによって

記憶が掘り起こされてしまった。

ズムキャバに限らず、画像処理技術の発達で、
ネット上には詐欺女が跳梁跋扈している。


素顔との間の、行き過ぎたソーシャルディスタンス。
メイクなのか、画像処理なのか。
それともダブルスタンダードなのか。
まったく別人に見えたAちゃんとBちゃんとCちゃんが
実は同じ娘だった・・・なんてことは、
もはや普通にありそうだ。

いや、それどころか実は男でした、
ということもまた。

 

けれどそれもご愛嬌。
心の狭いことを言ってちゃいけない。

ウィズコロナの時代、オンライン需要が増えれば、
現実と虚構の間の壁は、今まで以上にますますメルトダウンする。
顔の修正ごときに目くじら立てていたらキリがない。
夢は夢で楽しめばいい。

 

夜の事象はうたかたの夢。
だから半分は信じないほうがいい。

自分のことだって信じないほうがいい。


通販サイトやテレビを観てて、
つい余計なもの買っちゃって後悔するのも、
たいてい夜中の出来事。

「この時間だけですよ」なんて煽り文句につられないよう、
「確定」するのは朝の光の中で。
信じていいのは、朝の自分ですよ。

だれの心のなかにも「子ども」がいる。
自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、
何が本当に大切なのか、何が必要なのか、
幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。
自分にとっての正解がきっとわかる。
〈少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉で
モチモチこね上げた おりべまことの面白エッセイ集。
自身のブログ「DAIHON屋のネタ帳」から40編を厳選・リライト。

 

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生きていく燃料としての記憶

 

コロナ騒ぎが起こった頃から、

なぜかまた10代の終わりから20代前半くらいの記憶が
日々の生活の合間によみがえるようになった。

 

具体的な一つ一つをシーンとして思い起こすのではなく、
そのころの光とか湿り気みたいなものを肌が感知したり、
匂いとか空気のようなものが鼻腔から肺に入ってくる。

「若者時間の深呼吸」なのか?

 

還暦になったせいだろうか?
そのころの仲間が一人、死んだせいだろうか?
(そういえば間もなく49日になる)
よくわからない。

 

村上春樹の「アフターダーク」という小説の中に
こんなセリフがある。

 

「人間ゆうのは、

記憶を燃料にして生きていくものやないのかいな。
その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、
生命の維持にとってはべつにどうでもいいことみたい。
ただの燃料やねん。
新聞の広告ちらしやろうが、哲学書やろうが、
エッチなグラビアやろうが、1万円札の束やろうが、
火にくべるときはみんなただの紙切れでしょ。
(中略)
それとおんなじなんや。大事な記憶も、

それほど大事やない記憶も、
ぜんぜん役に立たんような記憶もみんな分け隔てなくただの燃料」

 

主人公の娘に向かってこのセリフを言うのは、
ラブホテルの雑用係兼用心棒である

元・女子プロレスラーの手下の女だ。

 

何をしでかしたのかわらないが何者かに追われ、
日本中を逃げ回っていて、つかの間、

そのラブホに腰を落ち着けている。
そして彼女は続ける。

 

「もしそういう燃料がなかったとしたら、
もし記憶の引き出しみたいなものが自分の中になかったとしたら、
私はとうの昔にぽきんと折れてたと思う。
どっかしみったれたところで、

膝を抱えてのたれ死にしていたと思う。
大事なことやらしょうもないことやら、
いろんな記憶を時に応じてぼちぼちと引き出していけるから、
こんな悪夢みたいな生活を続けていても、
それなりに生き続けていけるんよ。
もうあかん、これ以上やれんと思っても、
何とかそこを乗り越えていけるんよ」

 

前半は話にコミカルな彩を添えるための端役として登場するが、
何を思ったのか、後半のいいところになって
作者は彼女の口からこんな貴重なセリフを言わせた。


どう解釈するかは「あなた次第です」だが、
僕はけっこう共感を覚え、その中身について考えたくなる。

 

あれも知らなきゃいけない、

これも憶えとかなきゃいけないという
情報が大量に渦巻く今日、
案外、あとあとになって僕たちが生きる燃料にするのは、
役に立たない、カネにならない、どうでもいい与太話や、
本当にささやかな喜びや感傷や、

夢のカスみたいなものなのもしれない。

だれの心のなかにも「子ども」がいる。
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ロボットが生まれて100年が経った

 

今年2020年で、この世界にロボットが生まれて

ちょうど100年になる。

チェコの作家カレル・チャペックが
「R.U.R――原題: チェコ語: Rossumovi univerzální roboti」
という戯曲を発表したのが、1920年のこと。

 

R.U.R.とは「ロッサム万能ロボット会社」。
この劇の発表によって「ロボット」という言葉が世界に誕生した。

 

R.U.R.とはこんな物語。

 

舞台は未来のとある孤島。そこにはR.U.R社のロボット工場がある。ここで製造されたロボットたちは世界中に送られ、

さまざまな労働に使われていた。

人々はロボットによって便利な生活をしはじめていた。

ある日、社長のハリー・ドミンの元に会長の娘であるヘレナ・グローリーが訪れる。

ロボットにも心があると考えているヘレナは人権団体の代表となり、地位向上や権利保護を訴えるために来たと話す。
(ウィキペディアより)

 

日本でも「人造人間」という邦題で、
わずか3年後の1923年に翻訳が出ている。

 

「ロボット」という言葉・概念は機械文明が飛躍的に発展していた
20世紀の世界を瞬く間に席巻し、人々の想像力を刺激した。

そして小説や映画の世界、
さらに漫画の世界でも瞬く間に一つのジャンルを構築した。

アイザック・アシモフも、手塚治虫も、
カレル・チャペックとこの作品の子どもだ。

 

さて、それから100年後の今日。
ロボットは大きな進化を遂げ、

日常の様々なシーンで目にすることも多くなった。


だが、チャペックの物語のような形で
労働市場にはまだ入ってきていない。

 

ロボット(身体)の進化よりもAI(頭脳)の進化のほうが

圧倒的に早い。
従って市場への導入も早い。

 

重い物を運ぶ・持ち上げるなど、力仕事をするロボット、
人間が立ち入れない危険な区域で活動するロボットは
どんどん実用化され、早期に普及するが、
人間のように複雑な動作ができるロボットが
社会で活躍するまでにはまだまだ時間がかかるだろう。

 

今回のコロナウィルスによる災禍から生じたテレワーク、
リモートワークへの移行の状況がを見ていると、
ホワイトカラーの仕事の7~8割はAIに置き換えられる。

たぶんここ10年、いや、5年で。


しかし、現場で働くブルーカラーの大半は生き残る。

するとどうなるか?

AIの指令、マネージメントのもとに
人間が作業を行うという世界になる。


それはもうすぐそこまで来ている。

問題はそれを僕たちがどう感じるかだ。

 

機械に管理されて屈辱を感じるのか?
そういうものだと割り切るのか?

 

ロボット生誕100年は、誰もが「人間とはなんだ?」
と考える時代の元年になるのかも知れない。

 

 

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チェコのカッパ

 

チェコの民話を読んでいたら、
チェコにもカッパがいた、ということが判明しました。

 

首都プラハの市街中心部には
ヴァルタヴァ川が流れています。
近年はクルーズ観光でも人気の川ですが、
その畔の一地域、ポドスカリー付近で
夕暮れ近くになるとカッパが出没し、
あたりをうろうろしていたらしいのです。

 

それどころか、プラハの街の中を堂々と
歩き回ることもあったらしく、
いつも緑色のマントを着て、
左の指をピチピチ鳴らしていたとか。

 

この“ピチピチ”という擬音が、
水かきのあるカッパらしくていいですね。

 

でも街の人たちはカッパを歓迎していたようです。
なにせこのカッパは客寄せの福の神。
カッパがお店に来ると、決まってその店は大繁盛したとか。

 

酒場に来て一杯やるのがお好きなようで、
日本のカッパは清酒ですが、
チェコのこのカッパはビールを飲むのだそうです。

カッパが来ると店のマスターは、どうぞどうぞと大喜び。


「緑の旦那が来てくれた。さあ、忙しくなるぞ!」

 

さて、このチェコガッパ、たぶん川の精とか、水の精を
翻訳者が「河童」と訳したのだと思います。

 

日本のカッパに似てるのかどうかは、
容姿についての描写がないのでよくわかりませんが、
「緑色のマント」とか、「緑の旦那」というくらいだから、
体色はグリーンで間違いなさそうです。

 

そしてなんとこのカッパには奥さんがいて、
彼女の名前が「サーラ」というのだそうです。

え、皿? 頭の?

日本のカッパとどれくらいリンクしているのか、
よくわからんけど面白い。


民話として語られるほど昔から
日本とチェコにつながりがあったのだろうか・・・。
もしかしたらかつては地下水脈でつながていたとか。
けど、遠すぎるなぁ。

 

そういえば先週だったか、
コロナウィルスでイタリアの経済活動が滞ったせいで
ベネチアの運河に魚やイルカがやってきた、
という記事を読んでびっくりしました。

 

人間の経済活動が停滞すると、
地球環境がよみがえるのか?

 

経済が死んでしまっては困るけど、
民話で語られているように、
かつて共存していた
地球各地の精霊やら妖怪やらが
この先、息を吹き返す可能性はあるかも知れません。

 

それに加えてチェコは、作家カレル・チャペックが
その作品「R.U.R」で
世界で初めてロボットをの生み出した国。

 

そう遠くない未来、
人間は生産活動の主役となるAI・ロボットと、
地球環境を守る精霊・妖怪との橋渡し的存在になるのだろうか?

 

(※参考文献:チェコスロバキアの民話「河童」より 大竹國広・訳編 恒文社 1980年刊)


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まむしの銀次、横須賀に死す

 

むかし一緒に芝居をやった友だちが亡くなった。
横須賀までお葬式に行ってきた。

 

京急・横浜中央駅では、
電車が到着するたびに
山口百恵の「横須賀ストーリー」が鳴り響く。


そして駅前通りのベンチには
演奏に疲れたジャズミュージシャンが休んでいる。

 

僕が書いて彼が出たのは、
黄泉の国から生き返った子どもが
自分の母親を求めて旅をする。
その母親の血を吸えばこの世に生まれ変るのだが・・・
というダークファンタジー系の芝居だった。

 

「まむしの銀次」という芸名だった。
やくざっぽい名前でがんばっていたが、
ずいぶんとやさしい男だった。

 

彼の役はストリッパーのヒモだった、ような記憶がある。
ずいぶん昔のことで、その台本も頭の中にしか残ってないので、
細かいところは忘れてしまった。

 

現実の世界でそのストリッパー(役)の彼女と結婚した。
おもろい夫婦だったのに、
なんでだか不幸なことがあった。

 

棺の中に愛用の藍色の作務衣と
麦わら帽子を入れたら、
元気だったころの姿がよみがえった。

最後は出棺を手伝い、霊柩車を見送った。

 

58歳。僕より若い。
みんな、ウサギのようにピョンピョン跳ねて
人生のゴールにたどり着いてしまう。
僕はカメのようにノロノロしている上に、
ときどき昼寝しているので、
まだまだゴールは遠そうだ。
またそのうち、ウサギの葬式に付き合うのかも知れない。


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2020年の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」と 新型コロナウィルスに犯された後の世界

 

毎年4月になると、村上春樹の
「4月のある晴れた朝に

100パーセントの女の子に出会うことについて」を読む。

今年は1日フライング。

 

いつもは春うららかな日差しを浴びて
いっとき青春の感傷と戯れるのだけど、
今年は響き方が違っていた。

 

互いにとって100パーセントの男の子と女の子が
もう一度かならず巡り会えることを信じて
いったん別れるのだが――

 

ある年の冬、

二人はその年に流行った悪性のインフルエンザにかかり、
何週間も生死の境をさまよった末に、

昔の記憶をすっかり失くしてしまったのだ。


彼らが目覚めたとき、

彼らの頭の中は少年時代のD・Hロレンスの貯金箱のように
空っぽだった。

 

二人がまるで、コロナウイルスに翻弄された

いまの世界そのもののようだ。

人々の精神的ダメージは3・11以上、
経済的ダメージはリーマンショックを上回るだろう。
それが世界規模で、地球規模で起こる。

 

コロナが終息しても
仕事を失った人たちはどこへ行けばいいのだろう。

 

どうなるのかわからないが、
確かなのはこれまでの常識が通じなくなること。
もうもとはもどれない。

 

過去の経験はすべてAIのデータとして吸い上げられ、
超管理社会の中で
僕たちは新しい100パーセントを探し始めなくてはならない。

 

願わくば、これで旧世界の悪弊が一掃され、
素晴らしい新世界に生まれ変わりますように。

 

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雪だるま  やよいの旅のお花見

 

ぼくは幸運な雪。
ついてるやよいの雪だるま。

よいときに舞い降りてきた。
よいところにこしらえてもらった。

やよいの旅にはお花見のオプションがついてたよ。

 

おお、これが桜だ。

ああ、これがお花見というものなんだぁ~~。

 

ずっとずっと憶えときます。

きみは春になって夏が来たら

たぶん、ぼくのことは忘れちゃうと思うけど、

ちょっとぐらいは憶えといてね。

 

ありがとう子どもたち。
さよなら弥生。さくらの季節。

ではまたいつか会える日に。

 

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なごり雪 なごみ庵 なごり花

 

最初のピアノのイントロ10秒を聴いたら、
もうそれだけで涙腺が緩む「なごり雪」。

 

3月になるとついこの懐メロを口ずさむけど、
桜も咲いたし、今年はまさか・・・と思ってたら、
なんと明日は雪予報。

今日は半袖で過ごせる暖かさだったのに、
まさかまさかの二乗です。

 

今週は月刊仏事の「寺力本願」の執筆。
今回は月曜日に取材した横浜の「なごみ庵」というお寺の巻です。

ここの住職は「死の体験旅行®」の講師として有名。


「死の体験旅行®」とは、
もともと欧米の終末医療の現場で考案されたワークショップで、
カードとペンと想像力を使って、

死を疑似体験するというプログラム。

 

ポイントは自分が大切だと思っているものを
一つ一つ捨てていくところ。
それによって最後に、

自分にとって本当に大切なものだけが残る。

それはあなたにとって何なのか?

家族? 仕事? お金? みんなの幸福?

それとも・・・

 

僕も一度体験してみないと、と思っていますが、
うちの義母と散歩すると、
彼女はもうその域を超越しているのかも、と思えます。

 

家族とか、大切だと思ってきた記憶をどんどん捨て去って、
自分にとって本当に大切なもの――
歌や花を楽しむ気持ちだけが残っている。

 

認知症だからなんだけど、
べつに認知症にならなくても、
人間の脳が行きつく先は、結局、
自分一人の宇宙なのかなぁ。

 

なんだか人生のたたみ方を教えてもらっている気がします。
明日、雪が降ったら今年の桜も終わりでしょうか?
あと何回、桜の花を見られるでしょうかね?

 


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ファンタジックな「地獄」を描く芥川龍之介

 

芥川龍之介といえば、夏目漱石と並んで
日本で最も有名な作家。
“最も”が言い過ぎなら、誰にとってもおそらく
5本の指、少なくとも10本の指には入る作家でしょう。

 

漱石みたいに紙幣の肖像にはならなかったものの、
「芥川賞」として名を残し、
毎年、「芥川」の名を冠した作家は増えるばかり。

 

それにおっさん、じいさんになる前に夭折したので、
文豪でありながら若いイケメンの姿しか残されていない――
というところで女性人気も高いと思います。

 

芥川が有名なのは、
「杜子春」や「蜘蛛の糸」が学校の教科書に載っていて、
多くの子どもがそれを読んでいるせいもあるでしょう。

 

教科書に載る話に対しては、
どこかで反抗心があって「けっ」という思いがあったのですが、
改めて読んでみると、
「杜子春」や「蜘蛛の糸」も心の奥深くまで響く名作です。

 

ただ、他の作品を読んだ人は少ないのでは?

 

僕も今回再読したのは40年ぶりくらい。
活躍していたのがほぼ100年前の人――大正時代の作家なので、
どうしても現代のセンスとはズレている部分が多く。
つまらないものも少なくありません。

 

でも、彼の作品はほとんど短編なので、
そんなに時間をかけずに読むことが出来ます。

 

平安時代あたりの古典や民話を下地にしたものから、
現代劇(と言っても明治・大正)まで、
作品の舞台背景も文体も語りの手法もバラエティに富んでいて、
メニューがカラフルです。

 

あんまり“文豪”なんて意識しないで、
軽い気持ちで読んでみるといいと思います。

 

今回印象的だったのは芥川の描く「地獄」です。
「杜子春」も「蜘蛛の糸」も「羅生門」も、
僕が最高傑作と感じる、そのものずばりの「地獄変」も、
モチーフは地獄、舞台は地獄、または地獄のような場所。
それも芥川の地獄は、どこかファンタジックな世界なのです。

 

最晩年の作品「河童」は、いわゆるユートピア小説で、
河童の世界を通して人間社会を風刺していますが、
これも「職工屠殺法」なるものが登場する、
ユートピアを反転させた地獄世界。

 

これらの作品を読んでいくと、
もっと生きていたらSF/ファンタジー作家として
寓話性の高い作品を生みだしていたのではないかと思います。
なにか手塚治虫と通じるものを感じるのです。

 

その芥川龍之介が35歳で自殺したのは、
昭和が始まって間もない昭和2年7月のこと。


それから100年近くたつ令和2年。
芥川が描いた地獄/ユートピアの情景が
2020年の“いま”と、その先にある世界と
ダブって見えてきます。

 

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記憶喪失の代償に人間の脳は新たな領域に進化する?

 

東京では桜満開のニュース。
うちの近所はまだ満開とまではいかず、
七分咲きくらいで、程よい賑わい。
カミさんと義母とお花見散歩に行きました。

 

義母のことで不思議に思うのが、
認知症が進むにつれて目がよくなったこと。
以前は老眼鏡をかけていたのに、
僕たちと暮らすようになってから
まったくいらなくなったようです。

細かい字など、僕やカミさんよりもよぽどよく見える。


ついでに歯も丈夫で、
すべて自前の歯で僕らと同じものを食べ、
歯医者の世話にもなっていない。

 

アルツハイマー型認知症で脳が委縮しているのだが、
その分、視力を司る脳の機能は以前よりも

働いているのかもしれなません。

 

一般的に人間は脳の機能の8割ほどは未使用のまま、
生涯を終えるといいます。
けれども認知症になって

これまでの記憶を貯蔵する能力が失われると、
その他の部分が全体を補完するしようと動き始めるのかも。

 

人間の脳は神秘の世界。
生活習慣の変化や何らかのトレーニング、
適切な刺激によって、
もしかしたら認知症は人間を
新しい領域に進化させるのかもしれない。

桜とお茶とドーナツを楽しみながら、
そんな希望をこめた妄想が花咲きました。

 

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井の頭公園駅のガード下からゆうやけ橋の神田川には 河童が出るのか?

 

河童が出てくる話を書いているので、
今年になってから、ヒマがあると、
というかヒマを作って東京の川を自転車で走っています。

 

神田川が流れ出す井の頭公園。
京王井の頭線の井の頭公園駅を降りてすぐの
ガード下からゆうやけ橋へ続く、
長さにして50メートルくらいのせせらぎは、
河童出没のスポットの一つにしたい場所です。

 

ここの風景は僕が東京に来て40年あまり、
ほとんど変わっていません。
いわば僕にとって、東京の故郷みたいなところです。

 

特に春はいい。
毎年というわけではないけど、
春になるとよくここに来ます。
あったかくなったので子どもが川に入って遊んでいます。
ここに来ると呼吸がラクになり、心も軽くなります。

 

ここ30年ほど杉並区で暮らしてきて、
近所を流れる神田川と善福寺川には
親しみを持ってきました。

が、あまり深くゆっくり川と向き合ったことは
ありませんでした。


けれども河童のことを考え始めてから、
なかなかこの川というのは面白いものだなと
興味を抱き始めました。

 

時代が進むにつれ、水害防止の護岸工事が進み、
もはや河童の居所はなくなってしまったかに見えますが、
目を凝らせば、深いところではまだ古代の水の影を
感じることができるかもしれません。

 

というわけで今年はゆっくり時間をかけて、
あちこちの川と、川の流れる街を
自転車で走破していこうと思ってます。

 

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永遠のさくら

 

村上春樹の「1973年のピンボール」の中に
「ねえ、10年って永遠みたいだと思わない?」
というセリフがあった。

けっこうしびれたフレーズだ。


新しい生活を始めた4畳半の部屋で寝ころびながら
自分も永遠みたいな時間のなかを泳ぎながら

ページをめくっていた。

 

そうだ、子どもの頃、10年は永遠に等しかった。
10代もまた。
20代もたぶん。

10年が永遠でなくなったのはいつからだろう?

 

咲いてしまったら散らなくてはならない運命。
生きてる限り、無理なこととわかっていても、
桜の花にいつまでもつぼみのままでいてほしいと呟く。
つぼみのままなら永遠に希望を抱き続けられる。


だけど、永遠のつぼみには

きっとひどくがっかりして、
どうして咲かないのかと腹を立ててしまうだろう。


また咲くよ、くりかえし10年でも、50年でも、100年でも。
そう言って笑って散っていく桜に
ぼくはなりたい。

 

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人生をやり直す VS バカは死ななきゃ治らない

 

「人生をやり直す」というカッコいいフレーズがある。
それに対して
「バカは死ななきゃ治らない」=人生はやり直せない、
という身もふたもないフレーズもある。
さて、あなたはどっちでしょうか?

 

「オナラよ永遠に」の主人公・救太郎は、
タイムトラベラーとなって
失敗した日をもう一度やり直すチャンスをゲットする。

 

どうなるかわかっているんだから
やり直せそうなもんだけど、そうは問屋が卸さない。

彼だけじゃなく、人間はほとんどの場合、
肝心なところでは同じ過ちを繰り返すと思います。

 

「1回失敗したんだから今度はうまくやれるはずだ。
何としてもうまくやらなきゃ」
という意識が逆に作用してしまう。

 

仮に自分が得するようにうまくやったとしても、
「本当にこれでよかったのか?」と、
うまくやっちゃった自分が、
なんだか違う人間のように思えて、
本当の自分に反していると考えて、
これなら失敗したほうがよかった、
という思いにとらわれる。
そこでわざと失敗や自滅の道を選んでしまったりする。

 

だから本当にやり直すためには死ななきゃならない。
死んでたましいが入れ替わらなきゃ、やり直しはできない。

そんなことがあって、昔の人は
「バカは死ななきゃ治らない」
という言葉を生み出したのではないか?
と考えています。

 

人生に2回目はない。
だけど本でも映画でも、いろんな勉強でも、
1回こっきりじゃ表面的なことだけで、なんだかよくわからない。

 

人生もそれと同じで、2回目、3回目がないと
本当に大事なものって見つかりません。

結局、人生のことも世界のことも
なんだかよくわからないまんま終わるんだろうなと予想するけど、
僕たちにできるのは、この1回こっきりを
一生懸命、納得できるように生きることだけです。

今回生きたのデータを一式残しておけば、

2回目、3回はもっとうまくできるかも、と期待しつつ。

 

でも、2回目・3回目はたましいが入れ替わっちゃって、
全然ちがう人間になっていて、
いまの自分がどうだったなんて忘れちゃってるんだけどね。


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下記からアクセスしてKindle無料アプリを入れれば、
スマホやタブレットですぐ読めます。

https://www.amazon.co.jp/gp/digital/fiona/kcp-landing-page

これを機会に電子書籍を体験してみてください。

 

●内容紹介

オナラをするすべての子どもとおとなに捧ぐ、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。
小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。


じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。
しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく攻める。


その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。
そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。


この男の話 によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。
そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。


救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。
ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。
その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。


はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?


読みだしたら止まらない面白さ。オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。そして人生の常備薬に。

 

もくじ
1 プロローグ
2 ある日のオナラ事件
3 学校一の美少女
4 ふしぎな夢
5 二十六世紀からの使者
6 トイレの中のヘビ魔女
7 オナラが出るジャパニーズディナー
8 ユリカの世界
9 プータロー危機一髪
10 人生最悪の日
11 ヘビ魔女との対決
12 鏡の中のユリカ
13 おそるべき真実
14 プータローの最後っぺ
15 やりなおしの一日
16 最後のチャンス
17 ユリカはユリカ
18 永遠の詩
19 エピローグ

 

67,000字(原稿用紙:約200枚)の長編小説です。
アクセスしていただければ,
出だしの部分の立ち読みができます。
救太郎とプータロー、そしてユリカの活躍をお楽しみください。

 


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オナラでコロナウィルスをぶっ飛ばせ! 「オナラよ永遠に」発売記念無料キャンペーン

 

お待ちかね、うわさの問題作「オナラよ永遠(とわ)に」が
本日からAmazon Kindle 電子書籍で販売開始しました。

 

●アクセス
https://www.amazon.co.jp/からASIN: B085BZF8VZ でアクセス。
もしくは検索ワード「オナラ」「おりべまこと」でアクセス。

 

●3/6~9まで無料キャンペーン第1弾実施
発売記念として、6日(金)午後5時から、
9日(月)午後4時59分までの72時間、
無料キャンペーン第1弾を実施します。

 

最初から最後までオナラ尽くし。
小学生から読める少年少女小説。
もちろん、もと子どもだったおとなも

小学生に帰って愉しく読めます。
新型コロナウィルスの盈虚で悶々と

家の中で過ごさなくてはいけない
すべての子どもと大人へ、笑って免疫力UPしてください。


●内容紹介
オナラをするすべての子どもとおとなに捧ぐ、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。


小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。


じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。


しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく攻める。


その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。
そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。


この男の話 によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。


そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。


救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。


ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。


その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。


はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?


読みだしたら止まらない面白さ。

オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。

そして人生の常備薬に。

 

●もくじ
1 プロローグ
2 ある日のオナラ事件
3 学校一の美少女
4 ふしぎな夢
5 二十六世紀からの使者
6 トイレの中のヘビ魔女
7 オナラが出るジャパニーズディナー
8 ユリカの世界
9 プータロー危機一髪
10 人生最悪の日
11 ヘビ魔女との対決
12 鏡の中のユリカ
13 おそるべき真実
14 プータローの最後っぺ
15 やりなおしの一日
16 最後のチャンス
17 ユリカはユリカ
18 永遠の詩
19 エピローグ

67,000字(原稿用紙:約200枚)の長編小説です。

 

●スマホやタブレットで読める

専用端末はいりません。下記からアクセスしてKindle無料アプリを入れれば、スマホやタブレットですぐ読めます。

https://www.amazon.co.jp/gp/digital/fiona/kcp-landing-page

にアクセスしていただければ出だしの部分の立ち読みができます。

救太郎とプータロー、そしてユリカの活躍を

大いに笑ってお楽しみください。

 


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近日販売開始 電子書籍第3弾 長編小説「オナラよ 永遠(とわ)に」

 

オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。


小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。

 

じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく攻める。


その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。

そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。

 

この男の話によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると説明する。


救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。

 

ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。


はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

 

今週中に販売開始予定。
また無料キャンペーンもやります。

新型コロナウィルスで非常事態の春休み、
外に遊びに行けず、家で過ごさねばならない
お子さん、そして、おとなのあなたもぜひどうぞ。
販売開始したらまた告知します。

 


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恐竜男と大福娘は6600万年前の夢を見る

 

恐竜が大好きな男と大福が売り物の和菓子屋の娘は

幼なじみだった。
幼稚園に通っていた頃まで、ふたりは犬っころにように、
いつもいっしょにじゃれあって遊んでいた。
おとなになったら結婚しようと約束までしていた。

 

だがじつは男はそんなことより恐竜に夢中だった。
彼らの暮らすその山間の集落の近くには大きな湖があり、
そこには謎の生き物が住んでいるという伝説があった。

 

「それはね、絶対に恐竜なんだよ」
彼にそう言ったのは、一つ年上のお寺の住職の息子だ。

1000年以上の歴史を持つそのお寺には、
湖に住む怪物の伝説がいくつも残されているという。

男と住職の息子は夢を見た。
1億年のはるか昔、

この集落の一帯を巨大な恐竜が歩き回っている姿を。

 

そんな男たちのバカげた夢に、
和菓子屋の娘も付き合った。
娘はいつもおやつにお店の美味しい大福を持ってきてくれた。
そして一緒に耳をすませて聞いた。
白亜の空にとどろく咆哮を。

学校に入り、年頃になり、だんだんおとなになるにつれ、
いつかそれは恐竜時代ほども遠い過去の記憶になっていった。

 

時は過ぎ、恐竜男も、和菓子屋の大福娘も、お寺の住職の息子も
まともな社会人になった。

恐竜男は東京の大学へ行き就職して働いていた。
が、会社がつぶれ、付き合っていた女と別れ、
もう東京暮らしに嫌気がさしていた。

 

和菓子屋の娘は関西の大学に行き、
そこで出会った、明治の文明開化期から続く
由緒ある神戸の有名洋菓子店の
ボンボンと結婚して玉の輿に乗った。
ところがそいつは最悪のDV男で、
家のしきたりにもついて行けず、結局離婚した。

 

寺の息子は、修行して寺を継ぐべく副住職になった。
しかし檀家はどんどん減り、お布施も減り、
今や寺の修繕費も賄えない状態だ。

 

恐竜男は一つの野望を持った。
故郷で民泊を開こう。


というのは、彼の故郷が
隠れたパワースポットとして地味ながら、
近年じわじわと観光拠点として知られてきている―ー


という話を、たまたま居酒屋で知り合った
スコットランドから来たバックパッカーの
マイケルから聞いたからだ。

 

マイケルの実家はインヴァネスで
フッシュアンドチップス屋をやっているという。
彼の興味は、おいしいフッシュアンドチップスと、
イギリスからのスコットランド独立運動と、
日本のラーメンとパワースポットにある。
そして「歴史は変わる」が彼の口癖だった。

 

インヴァネスと言えばネス湖観光の拠点の街。
「僕はすべての日本人に言いたい。ネス湖を見て死ね、とね」
と、マイケルは言い残し、スコットランドへ帰っていった。

 

大福娘の育った和菓子屋ももう店をたたむ
一歩手前に追い詰められていた。
離婚した彼女は子どもを抱えて戻ってきていた。


「恐竜大福」「恐竜団子」「恐竜饅頭」を
名物にして売りたいという野望を持っていた。

 

二人はお寺の息子を巻き込んで、
観光事業によって過疎化が進む故郷
をよみがえらせる事業計画を立てる。
そのカギとなるのが、かの恐竜伝説だ。

 

彼らの脳裏に子どもの頃の思い出と、
太古の遺伝子の記憶が同時によみがえる。

「すべての日本人よ、恐竜を見て死ね」
そんなキャッチフレーズのもと、
3人は過疎化が進む故郷をよみがえらせようと活動を始めた。
その故郷再生プランは、彼らの人生再生プランと重なっていた。

 


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人類を進歩させたのは「やばい食べ物」

 

今度はエッセイを電子書籍で出そうと思って
自分のブログを漁っていたら、
2年前のバレンタインデーに
「チョコレートは“やばい食べ物”と言われていた時代もある」
といったことを書いていました。

 

考えてみると、人類発展の歴史とは
「やばい食べ物」を探し求める旅だったと言っても
過言ではありません。

 

そもそも塩が「人類最初の麻薬」とも例えられるくらい。
だから、縄文人なんかを基準に置いたら、
アルコールはもとより、
砂糖、胡椒、数々のハーブ、スパイス、コーヒー、タバコ、
そしてチョコレート(カカオ)も、
今、世の中にある嗜好品や調味料の類は、
みんな最初は「麻薬」みたいなものだった。

 

その麻薬を発見し、「こいつはやばい!もっとくれ」と
人々が求め、それに応じて大量生産し、
世界中に行きわたらせることによって、
経済も産業も文化も、この200~300年の間に大躍進。

現代の社会が出現し、今日の姿になったのは、
めっちゃ大雑把に言うと、そういうことではないでしょうか。

 

僕もチョコレートのない人生よりも、
ある人生のほうが好きなので、
現代に生まれてよかったと思っています。

 

ところで「やばい食べ物」というのは動物にもあるようで、
ネコを飼ってる人ならみんな知ってると思うけど、
「チャオちゅ~る」というのは相当やばいらしい。


街角のその辺で番張ってる獰猛なノラでも、
これさえあればイチコロで手なずけられると聞きました。
ほんと?

 

べつにマタタビが入っているわけでもないようで、
メーカーの長年の研究・努力の成果なのでしょう。

 

最近「ワンちゅ~る」というイヌ用のが出たそうだけど、
こっちもあのCMに出ているワンちゃんたちみたいに
食いつきがハンパないのだろうか?

 

今年のバレンタインデーは
社内の義理チョコはスルーして
かわいいネコちゃん・ワンちゃんに
ちゅーるをプレゼントする女性が増えてるとかいないとか。

 


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誕生の恐怖・思春期の恐怖・最期の恐怖

 

化け物は最初から化け物だとそんなに怖くないけど、
普通の人間だと思ってた人が化け物になってしまうと、
めちゃめちゃ怖い。

そんな恐怖を僕たちはすべからく体験しています。

 

とある子どもの本に、思春期の子どもたちにとって
体が変化することがどれだけ恐怖することか
書かれていました。

 

自分はどうなってしまうんだろう?
自分はどこへ行ってしまうんだろう?

 

僕にとってはもう遠い昔のことなので、
そんな感覚はほとんど残っていなかったのですが、
その文章によって忘れていたものが少しよみがえってきました。

 

最近はほとんどの学校できちんと性教育が行われていて、
子どもたちにも知識・情報があるわけですが、
やはり実際に自分の身に起こると、
理屈通りにはいかない。


自分もそうだけど、
周りの連中が変わっていくのも怖かった。

 

小さいころ仲が良くて、いつも子犬みたいに
じゃれあっていた幼馴染の女の子とも
まるで知らない者同士のようになってしまった。

男はまだそういう意識が希薄だけど、
女の子は劇的に変わるからなぁ。

 

ところで思春期の変化は人生の中で唯一、
記憶できる変化です。
実はそれ以前に母親の胎内から外界に出た、
つまり誕生というのも、人間の体の最初の変化。

なにぶん1回目だし、
たぶんとんでもない恐怖なんだと思います。


ほとんどの人はそんなの憶えちゃいないけど、
(しっかり憶えてたら生きちゃいられない)
潜在意識のどこかにそれは刻み込まれているんでしょう。

 

その2回の変化の恐怖を乗り越えて、
ここまでこの世で生きてきた僕たちにとって、
残された最終最大の恐怖が「死の恐怖」です。

 

でも何といっても3回目。
大人の心構えを持って準備していれば、
誕生の恐怖と思春期の恐怖に比べたら
そう大したことではないのかもしれない。

 

南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい・・・
そういうものにわたしはなりたい。
(宮沢賢治「雨ニモ負ケズ」より)

 


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茶トラのネコマタと金の林檎 本日より無料キャンペーン

 

おとなも楽しい少年少女小説。
子どもも面白い大人小説。
短編なので、すぐ読める。
と同時に読みごたえもあります。
今日の心のおやつ、休日のお酒のおつまみにどうぞ。

おりべまことは、僕の創作時のペンネームです。

 

2月14日(火)12時まで無料です。
https://www.amazon.co.jp/ で
「茶トラのネコマタ」と入れて検索してみてください。
電子書籍はスマホやタブレットがあれば読めます。

 

★購入方法 

①https://www.amazon.co.jp/
にアクセスしてAmazonのアカウントを作って下さい。
すでに持ってる人はそのまま使えます。
 
②Kindleアプリ(電子書籍リーダー)をインストールしてください。
GooglePlayかAppStoreでダウンロードしてインストールします。
これはもちろん無料です。
これを入れれば、スマホでもタブレットでも読めます。
 
③Amazonのアカウントとパスワードを入れて
kindleアプリ(電子書籍リーダー)にログインしてください。

 

★こんな内容

20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。

 

その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。


そこに現れたのは茶トラのネコのようなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

 

ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。


しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?


それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、コミカルでファンタジックな探偵小説。

 

短編。24,000字(原稿用紙60頁)。

 

健太と六郎はしょーもないやつらですが、
若い時分から付き合っている僕の友達です。
二人とともに金の林檎を探してみてください。

 


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茶トラのネコマタと金の林檎/おりべまこと 出版

 

おりべまこと電子書籍第2弾。
「茶トラのネコマタと金の林檎」を出版しました。

 

要領が分かったので、
今回はらくらくアップロード。
審査もゆうべ就寝前に出しておいたら、
寝ている間にパスして、今朝にはもう販売が始まっていました。

 

内容はこんな感じ。

 

20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で

探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。
その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、

最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。


山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、

“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。


そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。
健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

 

ネコマタの目撃談によれば、

10月の第3日曜日の夕暮れ時、

黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、

どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。


しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、
山中の雑木林に入ってスコップを振るい、
肉体労働に精を出すことになった。


はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、
コミカルでファンタジックな探偵小説。短編。
24,000字(原稿用紙60頁)。

 

8日(土)正午から12日(火)正午まで

無料キャンペーンやります。
どうぞよろしく。


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魚のいない水族館/おりべまこと  Amazon Kindleで無料発売中(2/4正午まで) 

 

★内容紹介

失業中の主人公が足を踏み入れた、街のはずれにある水族館。
そこには魚が一匹もいなかった。
彼のまえに現れたのは半魚人かと見間違えるような、魚のような容貌の館長だった。

「魚はみんな海に返しました」と言う館長は、
彼に水槽に入ってみたら、と勧める。

空っぽの水槽に入って魚の気持ちになってみた彼は
その体験を自分のブログに綴ってみた。

すると驚くことに、そのブログが大きな反響を呼び、拡散され、
魚のいない水族館はその夏の大人気スポットに。
瞑想の場になったり、
人魚のファッションショーが開かれたりするようになる。

そして季節が変わるころ、館長は彼に声をかける。
「もしよければ、ここで仕事をしませんか?」

夏から秋にかけて、その小さな水族館で起きる
奇妙な出来事を描く
ファンタジックな、おとなも楽しい少年少女小説。


★購入方法

①https://www.amazon.co.jp/

にアクセスしてAmazonのアカウントを作って下さい。

 

②Kindleアプリ(電子書籍リーダー)をインストールしてください。
GooglePlayかAppStoreでダウンロードしてインストールします。
これはもちろん無料です。
これを入れれば、スマホでもタブレットでも読めます。

 

③Amazonのアカウントとパスワードを入れて
indleアプリ(電子書籍リーダー)にログインしてください。

 

④上記https://www.amazon.co.jp/で
「魚のいない水族館」と打ちこんで検索してください。
2/4正午まで無料購入OKです。


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Kindle本 無料キャンペーン 魚のいない水族館/おりべまこと

 

Amazon Kindleから本を出しました。
電子書籍です。
短編小説「魚のいない水族館」。
「おりべまこと」のペンネームで出してます。

 

KDPセレクトとして328円($3)で販売していますが、
明日1月31日(金)の正午から2月4日(火)の正午まで
無料キャンペーンをやっていますので
ぜひ読んでみて下さい。

 

Kindle本というと、
専用端末がないと読めないと思っている人も
多いかと思いますが、
そんなことはありません。
スマホでもタブレットでもOKです。

 

というわけで今日は第1弾の宣伝をしましたが、
はじめてなので、いろいろ戸惑いました。
誤植があって一度出版したのを引っ込めてやり直したり、
審査で引っかかってやり直したり。

 

Amazonは著作権に厳しい。
この小説は昨夏、ブログで公開したのだけど、
ブログの載っている文章は、まず間違いなく
審査で引っかかるようです。

なので本の著者とブログのオーナーが
同一人物であることを証明する必要があります。

 

ネットの世界では

他人が勝手にブログの文章をコピペして
私の本でございます、ということも
できちゃうわけだから、
考えてみれば、当たり前の話。

 

反面、品質については完全に自己責任。
誤字脱字には注意せねば。
とはいえ、間違いを発見しても、
すぐに、しかも無料で出し直せるので、
そこんとこは電子ならではのありがたさ。

 

現在、第2弾を製作中。
今週末には出版予定です。

 


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電子書籍第1号「魚のいない水族館」完成

 

おりべまこと というのは、
芝居をやっていたころのペンネームです。

今回、AmazonKindleで本を出すにあたり、
おりべを復活させることにしました。


戯曲や小説やドラマの脚本は、
どうも本名ではやりにくいので。

昔は漢字表記でしたが、
これ以降はかな表記です。

 

というわけで去年の夏に書いた
「魚のいない水族館」を電子書籍にしました。

現在レビュー(審査)中なので、
2~3日したら出ると思います。
出たらまたお知らせします。

 

ずっと紙の本じゃないと納得できない、
みたいな思いがあったのですが、
そうした思い込みというか、
こだわりもなくなりました。
還暦になったせいか?(笑)
いいか悪いか、面白いか面白くないかは
市場が判断してくれるでしょう。

 

本作は短編で30頁程度のボリュームだし、
すでに推敲済みで原稿をいじる必要はなかったので、
試しに作るにはやりやすかったです。

 

・・・というと軽く作れたようだけど、
以前のワード原稿は印刷用にレイアウトしていたので、
いろいろ不都合が出て、
結局、いったんメモ帳(シンプルテキスト)に落として、
それをまたコピペして白紙のワードに戻す、といった
ややこしいことをやったので、
結構時間がかかりました。

 

概念が紙の本と電子書籍ではだいぶ違うので
その混乱から抜け出すのに戸惑った感じ。

プレビューと原稿を見比べながら、
10回くらいアップロードしなおしを繰り返しました。


一応ちゃんと前付きと後付き、コピーライトも入れて
それらしく仕上がったので満足です。

表紙もアプリで、そこそこのものなら
簡単に自分でデザインできます。

 

今回のは短編小説なので、目次も画像も入れませんでしたが、
今後いろいろ創っていきたいと思っています。

次回は今月終わりから来月初め、
ブログに書いたエッセイを集めたものを出す予定です。


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義母のカエルコール

 

「帰ります」

「どこへ?」

「わたしの家。お母さんのいるところ。

あにき(亡くなった義父)もいるし」

 

夕方、久しぶりに義母の「カエルコール」が飛び出した。

帰るっていったって一人じゃなんか分からない。

たぶん、いったん表に出たら

迷子になって二度とここに帰ってこられません。

 

夕焼けを見て帰りたくなったのでしょうか。

小さい子は「黄昏泣き」というのをしますが、

おそらくあれと同じ情動が働くのでしょう。

 

ここが今、あなたの家なんですよ。

そもそも帰るところなんて、他にどこにもないんですよ。

 

そう言いたくなるけど、

これは認知症の義母にとって、

ひどく残酷なセリフとして響くでしょう。

 

お父さんも、お母さんも、きょうだいも、

そして長年連れ添ってきた伴侶も、

もうこの世界をあとにして、

向こうの世界に行ってしまった。

ひとりぼっちで取り残されて、

帰るところなんか、どこにもない。

それって・・・。

 

あくまで僕たちが一緒に住んでいる今の家は、

母にとって仮の宿でしかありません。

いつかは自分の本当の家に帰るのだ。

心の片隅で絶えず「カエルコール」が

鳴っているのかもしれません。

 

そんなふうに考えると、人間って、

いったん世の中に出てしまった後は、

自分の帰るべきところをずっと探して旅している――

結局それが人生なんだろうか・・・

という思いに囚われます。

 

そういえば同じ認知症だった知人のお母さんが、

入っていた東京郊外の施設から脱走し、

どうやってたどり着いたのか、

家族も誰も知らない北陸の山に入って

凍死しているのが発見された

――という話を聞いたことがあります。

 

その人はどこを目指していたのだろう?

どこへたどり着きたかったのだろう?

すべてはミステリー――とのことでした。

 

今日、「カエルコール」が出たのは、

お天気いいのに僕が仕事をしていて

昼間、放っておいたせいかも知れません。

せめて30分くらいでも散歩に外へ連れ出せば、

黄昏時に切なくなってしまうこともなかったかもな・・・

ごめん。

と、ちょっと後悔・反省。

 

晩ごはんを食べるころには

カエルといったことも忘れて

ケロケロっとしていましたが。

 


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おとなも楽しめる少年少女小説

 

「星の皇女さま、カッパを探しに旅に出る」

という小説を書き始めた。

殆んどタイトルそのままのお話です。

 

昨年、スティーブン・キングの

「スタンド・バイ・ミー」を

読み返してから、

こういう物語を書きたいとモヤモヤ考えていた。、

年が押し迫るとともに、イメージの原型ができてきて、

クリスマスの日に出だしの何行かを殴り書きしてみたら、

ノート3頁分になった。

というわけで、旅に出る準備がでした。

やっと始める気になった。

 

目指すのは「少女版スタンドバイミー(The Body)」であり、

おとなも楽しめる少年少女小説である。

 

とりあえず3か月ほど、彼女らと一緒に旅をしてみたいと思う。

 

2020年はこれまでに書いたタイトル――

「オナラよ永遠に」「いたちのいのち」「ばんめしできたよ」など、

小説や脚本や随筆を電子出版で出していきます。

 

それでは良いお年を。

 


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わたしも「コンビニ人間」:自分の世界≒世界とつながる

●世界の一部になる

「コンビニで仕事をすることは、

私にとって世界の一部になること」

そんな主人公のセリフが印象的。

 

秀逸なタイトルの持つ、

面白おかしく、超現実的で、

ちょっと不穏な雰囲気そのままの物語だ。

 

そして読み終えた後、切ないような哀しいような、

地下へ降りる巨大なトンネルに一歩二歩、

足を踏み入れたまま、フリーズしてしまったような、

奇妙な気持ちになる物語である。

 

村田沙耶香の2016年芥川賞作品で、

読もうと思って頭の片隅にメモしておいたが、

あっという間に3年経過していた。

そこでやっと先日、大掃除の合間に読み始めた。

 

ここのところ目が悪くなり、

すっかり読書スピードが落ちてしまっているが、

これは面白くて、掃除は適当に済ませて、

ほぼ1日で読み切った。

文章のリズムが良く、読みやすい。

 

●就職・結婚・出産・子育てをスルー

コンビニに勤め続け、

就職も結婚もしていない30代半ばの女性が主人公。

彼女のキャラクター設定が最高だ。

僕も彼女と同じ部分を持っており、

おそらくあなたも持っている。

 

通常、社会の歯車の一つになる――

という言説は、

ネガティブな意味で使われることがほとんど。

 

主人公の表現は「世界の一部分になる」と、

やや異なるが、意味としては同じ。

でもその使い方はポジティブで、

世界の一部分になったことに喜びを感じている。

 

それほど彼女は、周りから浮き上がった

個性的な人間である。

その個性ゆえに生き辛く、

就職・結婚・出産・子育てなど、

この社会で生きる人間のミッションとされることを

スルーしてきてしまった。。

 

そんな彼女にとって

唯一、心の拠り所なのが、

18歳からアルバイトを始めた

コンビニエンスストアだったのだ。

 

コンビニの店員として働くことによって、

言い換えると、

コンビニというシステムの一部になることによって、

彼女は自分の存在が世の中から認められていると

実感できるのだ。

 

●個性的であること、歯車になること、どちらを選ぶか?

いわば、世界は大きなコンビニである。

僕もあなたも誰もかも、その歯車の一つとして、

誰かの生活をより便利に、

より豊かにする機械の部品として日夜働いている。

そう見立てることも可能だろう。

 

個性的であることが、

やたらと持てはやされる時代、

「歯車なんてやってられるかよ!」

と啖呵を切るのはカッコいいが、

いざ歯車をやめてしまったら、

果たして僕らはまともに生きていけるのだろうか?

 

世界の一部になる自分と、自分の世界まるごとの自分。

双方を両立させ、」スイッチングができるかどうかが、

幸福な人生の鍵になるのではないか。

そう思わせてくれる小説だ。

 

●2019コンビニ問題

そういえば、この30年ほどの間、

コンビニは休むことなく働き続けてきたが、

今年は本部の搾取醸造に対するフランチャイズ店=歯車たちの反乱、

慢性的な人員不足など、様々な問題が吹き出した。

 

あなたの近所のコンビニも、

もしかしたらお正月はお休みかもしれない。

 

そういえば僕が東京で暮らし始めた頃、

セブンイレブンは自宅から歩いて10分くらいの所にしかなかった上に、

営業時間も文字通り、午前7時から午後11時だった。

 

それでも深夜や早朝、CM通り「あいててよかった」と、

しみじみ思えた。

そんな時代に戻ってもぃい。

いや、戻らないか。

人間はいなくてもAI・ロボットが相手してくれるから。

 


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ミラクルクリスマス

 

最近、クリスマスなのに奇跡が起きなくなった。

 

昔、シナリオ教室に通っていた頃、

習作で1時間もののドラマのプロット(あらすじ)を書いて

提出するのだが、

 

「秋口になると、やたらクリスマスの話が増えるんだよね。

それもほとんどミラクルやマジックやらが起こる話なんだ」

 

と、講師のライターが呟いていたのを覚えている。

 

人のことは言えない。

僕もそういう話――

たしか「傷天」のショーケンみたいなチンピラが

奇跡のような幸運に遭遇するのだが、

愛すべきバカさ加減でチャンスを取り逃がす――

といった話だった。

 

もちろん、本当に昔はクリスマスに

奇跡が起きていたわけではない。

ただ「起きるかもしれない」

「奥たらいいな」「起きそうだ」

「いや、絶対起きる。起こしてみせる!」

といった気概が人々の心の中にあった。

 

早い話、ネッシーはいるとか、UFOがやってくるとか、

ノストラダムスの予言は当たるとか、

そういうのと同じ類の、

アナログな世界ならではの、発熱系の幻想である。

 

デジタルな世界になり、

何でも数値化されるようになるにつれ、

熱を帯びた幻想は冷え切り、

クリスマスの奇跡は人々の心の中から消滅していった。

 

今、シナリオ教室に行っても、

クリスマスの奇跡なんて話を書くやつは

ほとんどいないだろう。

 

けど、もうしばらくしたらまた復活しそうな気がする。

「やっぱりクリスマスなんだから、

奇跡ぐらい起こってもらわなきゃ困る」

と、みんなが言い出して、

あちこちでどんどん奇跡が起きるようになるだろう。

そんな日がきっと来ると僕は思う。

 

というわけで、

今晩は夢の中で素敵なプレゼントを戴くことにしmます。

メリークリスマス。

きよし夜を。

 


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モスラが繭を作り、ギャオスが巣を張った東京タワーは、地方出身者にとって 愛すべき&憎むべき東京のシンボルなのだろうか?

 

●東京タワーの誕生日

12月23日は今年から天応誕生日ではなくなったが、

依然として「東京タワーの日」であり続けている。

 

昨日、年に一度の東京タワー詣でに行った。

この足もとのお寺に、

10年前に亡くなった友達のお墓があるので、

毎年、12月の命日あたりに墓参りに来るのだ。

 

その友だちは50で死んだが、

東京タワーはもう還暦を過ぎた。

昭和33年(1958年)12月23日竣工。

61歳におなりだ。

 

後輩の東京スカイツリーに高さも人気も

追い越された感が強いが、

まだまだ引退というわけにはいかない。

 

●金の卵と東京タワー

前回の東京オリンピックの頃、

地方から集団就職で上京してきた「金の卵」たちにとって、

東京タワーは、いまだにかけがえのない

東京のシンボルであり続けているはずだ。

 

僕はさすがにその時代のことは知らないが、

バーチャルの世界で、東京タワーが多くの人にとって

いかに巨大な存在かを思い知らされた。

 

●神のモスラ、悪魔のギャオス

昭和の時代、映画の中でこの塔はモスラに繭を作られた。

平成の時代になると、今度はギャオスに巣を張られた。

 

いずれのシーンも、そのあまりの美しさが、

特撮映画ファン、怪獣映画ファンの間で、

令和になった今も語り草になっている。

 

他にも映画だかテレビの中で、

いろいろな怪獣の攻撃目標になっていた。

 

それら、人間社会にとっての破壊と

神とも悪魔ともつかない

モンスターにとっての誕生のシーンは、

この都市に限りない愛着と、果てしない憎悪という

二律背反の思いを抱く、

地方出身者たちの心の中を映し出しているように思う。

だから東京タワーは、

彼らが、僕らが生き続ける限り、

シンボルであり続けるのだ。

 

●東京タワーが抱かせてくれる幻想

少なくとも新参者で、まだ7歳のの東京スカイツリーに

そんな幻想を被せる人はあまりいないだろう。

積み上げられた時間の差、刻み込まれた歴史の差は

いかんとも埋めようがない。

 

僕も地方出身者なのでそう感じるのだろうか?

東京タワーに特に愛着があるわけではないけれど、

年に一度、ここを訪れるたびに、

そんな妄想に取りつかれてしまう。

 


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私のちいさなお葬式(解凍された鯉) 終活と成功と幸福を考える、現代のロシア民話

 

●マトリューシュカみたいな現代のロシア民話

「終活映画」という振れこみで公開された

「私のちいさなお葬式」。

銀座の映画館に観に行ったが、チラシやサイトを見て

想像していた作品とは少し印象が違った。

 

終活映画というより、

現代のロシア民話みたいな印象を受ける。

 

映画館の販売店でお土産に

マトリューシュカを売っていたが、

マトリューシュカみたいな感じの映画――

というと雰囲気が伝わるかな。

 

●ユーモラスだけどシュール

主人公のおばあちゃん先生エレーナは、

可愛くてユーモラスなんだけど、

どこかシュールな不気味さも持っている。

 

だいたい、まだ死んでもいないのに

検死医のところへ死亡診断書を書かせたり、

自分で役所に行って埋葬許可証を出させたり、

棺桶を買い込んで、自分で自分の葬式の準備をする。

めちゃくちゃシュールなキャラである。

 

いわゆる終活映画の半分くらいはコメディだ。

その理由は、やっぱり人間、

行き着く所までたどり着くと、

社会人として活動していた頃には陰に隠れていた、

どうしようもなく滑稽な部分が現れるからだと思う。

 

それに加えて、わけのわからない

シュールでアバンギャルドな部分も

むき出しになってくる。

 

年寄りは敬うべきだけど、

それと同時に僕はいつも笑っている。

うちの90歳の母も、84歳の義母も、

オーガニックなボケをかまして、

僕を面白がらせてくれる。

 

●鯉は秘密の隠し味

もう一つ、この映画の民話っぽさというか、

シュールなおとぎ話感を演出しているのが、

余命宣告を受けたエレーナが、

その帰り道で出会う「鯉」である。

 

この鯉は、これも彼女の教え子だった、

偏屈そうなおっさんが、

湖で釣り上げ、頭をボコボコに打ち付け、

気絶させたのをあげると言って、

ほとんど無理やり押し付けるのだ。

 

彼女はしかたなく受け取って家に帰り、

そのまま冷蔵庫の冷凍室に押し込める。

 

ロシア料理については、

ボルシチ以外よく知らなかっので調べてみたら、

「ウハー(Уха)」という魚のスープがあって、

これによく鯉が使われるという。

あんまりおいしそうではないが・・・。

 

最初はなんでこんな鯉のエピソードを引っ張るのだろう?

と思って見ていたが、

この鯉が、実はこの映画の大きなキーポイントなのだ。

 

後から気が付いたのだが、

「私のちいさなお葬式」というのは邦題で、

原題は「Thawed Carp」――「解凍された鯉」。

メタファー感、寓話感たっぷりのタイトルである。

 

●成功=幸福なのか?

エミーナとともにもうひとりの主人公とも言えるのが、

息子のオレクである。

僕もそうだが、まだ終活するには早い男は、

たぶん彼の立場から、彼の視線で、この映画を観ると思う。

これはこの息子が再生する物語で阿もある

 

彼は故郷を後にし、母親から離れ、

都会で暮らすビジネスマン。

それも成功して、お金持ちになっている風の男で、

自己啓発セミナーを主催し、

講師として、成功したい人々を導く―

そんな役割を担っている。

言ってみれば、お母さんと同じ「先生」なのだ。

 

ところがこの成功者であるはずの彼が、

あんまり、というか全然、幸福そうに見えない。

 

「居心地のいいところに安住していてはいけない。

目標をしっかり掲げて前を向いて進まなくてはいけません」

と彼はセミナーで集まった受講生らに説く。

僕もビジネス書・啓発本の類で聞き覚えのある言葉だ。

 

ところが、受講生の一人の女性から

「わたしの目標は幸福になることです」

と返されると、なぜかしどろもどろになってしまう。

講義の内容とは裏腹に、

彼自身がもう目標を見失ってしまっているかのようだ。

 

成功と幸福はちょっと違うものなのだろう、たぶん。

いや、まったく違うのだ、きっと。

 

日本でこういう成功セミナーをやったり、

本を書いたりしている人はどうなんだろうな?

と、ふと思いがよぎった。

 

これはこの息子が再生する物語でもある。

「解凍された鯉」とは、彼のことなのかもしれない。

 

●若くても観たら面白い

観に行ったのは、平日の昼間だったこともあり、

お客は年輩の、それも女性ばっかりだったが、

ちらほら若い人も見かけた。

 

「終活映画」という触れ込みだからしかたないと思うが、

自分には関係ないと思って無視するには、ちょっともったいない。

 

それほど、いろんな示唆と寓意に溢れた、

笑って深く考えられる、

大人のおとぎ話のような映画である。

若い人も観たらいいのではないかと思う。

 


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ボロ市と天使

 

「わたしは賑やかな所が好きなのよ」

と言うのが、最近の義母の口癖になっている。

 

公園やうちの住宅街の周辺を歩くと、

「人通りの少ない、さみしいところね」などとほざく。

 

公園や住宅街が新宿や渋谷の繁華街みたいに

人でごったがえしてたら困りますよ、お母さん。

あ、そうか――

といっても5分もすればもう忘れてて、

また同じセリフを繰り返す。

 

相手は認知症なのでしかたない。

しかし、というか、だから、というか、

時々、彼女が地上の人間界を

視察に来た天使のように見える。

 

そこで今日は天気も良いし、今日は

義母とカミさんと世田谷のボロ市に行ってきた。

今シーズンの初日、少々寒いがピーカンで、

しかも日曜日と重なったのですごい人出だ。

 

ボロ市は毎年1月15・16日、12月15・16日の4日間、

路面電車でおなじみ、東急世田谷線の

世田谷駅と上町駅の間で開かれている。

 

天正6年(1578年)に小田原城主・北条氏政が

このあたりで楽市を開いたのが始まりで、

400年以上の歴史がある。

 

最初は古着や古道具など農産物等を持ち寄ったことから

「ボロ市」という名前がついたとされ、

今は代官屋敷のあるボロ市通りを中心に、

骨董品、日用雑貨、古本などを売る露天が立ち並ぶ。

 

僕が目をひんむいたのが、

江戸時代、明治~戦前の時代の教科書を

まとめて売っている露店があったこと。

いったいどこからこんなものが出てきたのか。

 

明治時代のものはなんとか2~3割読めるが、

江戸時代の教科書なんて、

何が書いてあるのかチンプンカンプンだ。

 

天使さんは僕らがお供について

賑やかな場所に来られたのが、楽しいらしくい。

 

最近、とみに元気になって食欲も旺盛。

今日もお日に入った蕎麦屋で、

天丼を1人前ペロリと平らげ、

「全然疲れてないわよ」などと言う。

その言葉通り、健脚ぶりを発揮。

僕とカミさんのほうがよっぽど疲れた。

 

3時ごろまでウロウロして、

義母には外出時用の肩掛けポシェットと、

古着屋で気に入った

300円のノルディック柄のパーカーを買った。

 

あんまり電車が混まないうちに帰ってきたが、

帰り道では、そのポシェットとパーカーを見て、

「これ何?」

「これ誰の?」

と言っていた。

 

でも、今日の視察には満足したようで、

夕食を食べた終えたら、ほどなくしてAngel Sleep。

 


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2019グレタ現象:未来のことは子どもに学ぶ

 

●グレタ現象の意味するもの

「TIME」の今年の顔にグレタ・トゥーンベリさんが選ばれた。

彼女のことが好きか嫌いか、

彼女の意見が是か非かはともかく、

やはり何かを象徴することなんだろうと思う。

 

僕たち日本の大人の大半は(たぶん)

「こんな小娘に何がわかる」と言っていた。

あの台風の災害がなければ、まだそう言い続けていただろう。

 

今年の漢字一文字は無難に令和の「令」になったが、

「災」とか災害絡みの文字を

思い浮かべた人も多いのではないだろうか。

僕はそうだ。

 

そして今後、これまでの季節感が

どんどん壊されていく気がする。

食物を生産する農業に与えるダメージも甚大だ。

 

「異常気象と温室効果ガスの因果関係は

はっきりわかっているわでけはない」

確かにそうだけど、

確かな数値が出そろう日なんていつ来るかわからない。

 

僕たちは脳のどこかで、実はもうはっきりわかっている。

証拠としての数値が揃わなければ何もやらないというのは、

行動を起こさないための言い訳に過ぎないのだ。

 

●本気のイノベーション

でも、まったく行動してないわけじゃない。

買物にはエコバッグを使っているし、

節電もしているし、使い捨てもだいぶしなくなった。

 

・・・ということはもう20年も30年も前からやっている。

 

企業も環境に配慮し、色んな開発をして

CO2削減の努力をしているし、

消費者もそういう企業が好ましいと思っている。

水や空気を汚して儲けまくっている企業など許されない。

 

そして、本、映画、テレビ、音楽。

さまざまなメディアを通して警鐘も鳴らされてきた。

 

・・・ということはもう20年も30年もさんざん行われてきた。

何もしてないわけじゃない。

 

それでも一向に環境が改善されないのは、

そんな取り組み方じゃ全然甘くて駄目なんだろう。

未来を生きる子どもたちは許さない。

 

大きな発想の転換。

地球と共存するための知恵。

本気のイノベーションが求められている。

 

●世界を動かす少女と20世紀の化石人

20年も30年も大して動かなかったことが、

ひとりの戦士のような少女が現れたことで、

大きく動くのであれば、それは素晴らしいことではないか。

今までのエコ活動は助走・伏線だったのだ。

そして今、求められているのは、その大幅なUPDATEである。

 

グレタさんの言動をあれこれ批判するヒマが会ったら、

どーんと受けて立って、

あれだけの発言をする裏付けになっている

科学的データを直視して

どうやってライフスタイルを変えるべきか、

これからの経済活動をどうすべきか、」

徹底的に考える。

それが僕たち大人の取るべき姿勢ではないか。

 

未来のことは子どもに学ぶ。

100まで生きるつもりなら、そうした態度が必要だと思う。

でないと、老害を振りまく20世紀の化石人になりかねない。

 

 


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中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と 47年後の和訳演奏

 

●「エリナ・リグビー」の詩

中1の時、国語の時間で自分の好きな詩を選んで書き、

それに自作のイラストを添えて発表するという課題があった。

国語の先生はクラス担任の北原先生と言って、

僕にとっていちばん良い記憶に残っている先生だが、

今考えるとイキな課題を出したものだ。

授業参観の日に教室の後ろに貼り出していた。

 

僕は確か、高村光太郎の「無口な船長」という詩を書いたのだが、

昨日紹介したビートルズオタクのイナガキくんが選んだのは、

レノン・マッカートニーの「エリナ・リグビー」の詩だった。

 

イナガキくんは、すべてにおいて“そこそこ”の少年で、

勉強もスポーツも、とびきりできるわけでもなく、

さりとて明るい性格や芸人気質で教室を賑わすわけでもなく、

リーダーシップを発揮して人望を集めるわけでもない、

要するに僕と似たり寄ったりの目だたない生徒だった。

 

ビートルズオタクだったけど、

僕自身、ビートルズというバンドは知っていたが、

ほとんど意識していなかった。

 

そもそもその頃(1972年)、「ビートルズはもう古い」と言って

隣のロック好きな先輩はバカにして、ハードロックを聴いていた。

 

ところがその彼が書いた詩を見て、僕は仰天した。

「ああ、あんなにさみしい人たちは何処へ行くのでしょう?」

大人になりかけた子ども心に、その詩のインパクトはものすごかった。

その時からイナガキくんをちょっと尊敬するようになった。

 

●衝撃の弦楽四重奏

それから間もなくして、ビートルズを馬鹿にしていた先輩が

「兄貴の友だちから貰ったけど、俺はビートルズなんで聴かんから」

と言って、ビートルズの「オールディーズ」というLPをくれた。

 

「リボルバー」までのシングル曲を集めた、

いわゆるベストアルバムで、

「シーラブズユー」も「抱きしめたい」も「涙の乗車券」も

入っていたのだが、その頃はあんまりピンと来す、

最高に響いたのが「エリナ・リグビー」だった。

 

それまで抱いていた「なんだか歌謡曲っぽいロック」という

ビートルズのイメージが、

あの美しくて切ない弦楽四重奏で木端微塵に吹っ飛んだ。

生まれて初めての異次元の音楽体験だった。

そして、あのイナガキくんの詩のインパクト。

初めて「ビートルズってすごいバンドだ」と認識した瞬間だった。

 

・・・というのがマイビートルズ・ベスト10の

第7位「エリナ・リグビー」のマイストーリー。

 

●ああ、この孤独な人々

最近、YouTubeで和訳のカバーを聴いて驚いた。

ギター2本とアコーディオンの素朴な編成で

あの美しいメロディを奏でる。

これは素晴らしい!

イナガキくんも聴いていrるだろうか?

 

初めて聞いた頃、僕の中でエリナはまだ10代の少女で、

マッケンジー神父も「イマジン」を歌っていた頃の

ジョン・レノンに似た青年だったが、

年月を経た今は、二人とも齢を取った姿で現れる。

なんとなく孤独死や、無力な宗教者を連想させる。

 

もう半世紀以上も前からビートルズは

現代人の孤独と不安を歌っていた。

信じられるもの、心を寄せられるものが

どんどん消え失せていく時代において、

ますます多くの人の心をつかみ、深化し、

アレンジされて口ずさまれるだろう。

 


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夏狩の太郎・次郎滝  富士の水湧く瞑想空間

 

昨日訪れた、山梨県都留市の耕雲院は、

富士急行・大月と河口湖の間のちょうど真ん中にある

「東桂(ひがしかつら)」という駅にある。

 

寺の界隈は「夏狩(なつかり)」という地名で、

副住職の話によると、かつて源頼朝が

夏になるとこの辺りに狩りに来ていたので、

そうした地名が付いた――

という言い伝えがあるらしい。

 

この界隈一帯にはゴォゴォと水の流れる音がひびいている。

さらに、副住職が子供だった30年余り前

――昭和の終わり頃までは、

この辺りは織物産業が盛んだったそうで、

家のあちこちから織機のガタンガタンという音が聞こえ、

水の音と相まって「うるさい~」と思ってたと言う。

 

 

しかし東京の大学に行っていた彼が戻ってきた頃には

織機の音は途絶え、水の音だけが残っていた。

ゴォゴォゴォゴォ・・・

人の暮らしや仕事は変わっても、

自然はそれっぽっちの短い時間では変わらない。

ここは霊山・富士山からの湧水が流れる地域なのだ。

 

その中心になっているのが、

「太郎・次郎滝」という美しい二本の滝のある場所。、

ここは「平成の名水百選」に選ばれており、

隠れたパワースポットにもなっているらしい。

 

本当に気持ちの良い所で、

少年だった副住職も、

織機のノイズが溢れる町の中から逃げてきて、

夏はここでよく川遊びに興じたと言う。

 

 

「夏狩」が源頼朝ゆかりの名なので、

太郎・次郎というのは源氏の武士か、

何かこの辺りの村人を救った英雄の名かと思ったら、

なんとこの二人は兄弟の盗賊。

 

盗みに入ったところを村人に見つかり追い詰められて、

この滝から飛び降りて死んでしまったという。

兄の太郎が飛び降りたところが太郎滝。

弟の次郎が飛び降りたところが次郎滝。

 

しかしそんな賊でありながら、

死して滝として名を遺してもらい、

今や「平成の名水百選」になっているのだから、

果報者の兄弟と言わざるを得ない。

 

 

それにしても、周囲の紅葉も相まって

本当に美しく、聖性さえ感じさせる場所だ。

 

特に空気の澄んだ朝早い時間とか、

ここで耕雲院のお坊さんと瞑想などやったら

心が洗われ、脳もリフレッシュされるだろうと思った。

 

また、この近くにはワサビ園もあり、

良質な水を活かして、

大正時代から100年以上にわたり、ワサビを栽培している。

 

仕事の取材に来て、思いがけず

こうした美しい風景に出会えるのは幸運で嬉しい。

 


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あなたや僕が死んだら、サイバー空間の存在証明と お金にならない自分の財産はどこへ行くのか?

 

●遺された文章

フェイスブックから送られてくる、

友達のお誕生日のお知らせ。

昨日来たお知らせはスルーせざるを得なかった。

なぜなら、その人はもうこの世にいないから。

 

そっと覗いてみたら、今年も何人かのおめでとうメッセージが

入っていて、何とも奇妙な気持ちになった。

 

ついでに、と言っては何だが、

10年前に亡くなった友達のアメブロも覗いてみた。

最後の更新からすでに3700日近く経っているが、

こちらも依然として存在している。

 

●きっとそれは遺産

フェイスブックは、生前に追悼アカウント管理人を

指定しておけば、後始末を任せられる。

ただ、他の財産管理と同様、条件は厳しく、

本人が確かに認めたという証明も必要とされるので、

かなり面倒だし、責任も重い。

たかがSNS、たかがブログと侮れない。

 

そう考えると、いま書いているこのサイバー空間の文章も、

あなたや僕のアイデンティティの証であり、

世界の一つだけの存在証明であり、

お金にはならないけど貴重な遺産・財産なのだ。

 

●だけど運営会社が潰れたら・・・

ただし、それも運営会社次第と言えるのかもしれない。

もしフェイスブックやアメブロが倒産したり、

「もう仕事辞めます」と言って閉鎖したら、

いったいどうなるのだろう?

 

煙のように消えてしまうのだろうか?

 

最近、「デジタル終活」という言葉をよく聞くようになり、

故人が持っていた仕事上のデータ、

金銭がらみのアカウントなどどう処理すればいいのか、

大きな問題になっている。

 

SNSやブログの文字や映像がお金になることは

滅多にないと思うが、

その人の生きた証をどうと扱うか、

これもまたデジタル社会が進むにつれて

大きなテーマになっていくだろう。

 

●そして文は永遠に残る

こう書いてみて思うのは、

いまや人生の半分はパソコンやスマホの中の

サイバー空間に入っているんだなぁということ。

 

そして、それが残っている限り、

肉体は滅んでも、

僕たちは永遠に生き続けるのではないかということ。

 

レッド・ツェッペリンの歌に

「The Song Remains the Same(永遠の詩)」

というのがあったが、まさしくそれだ。

 

自分を取り巻く世界が、

ますます奇妙で不思議なものに見えてくる。

 


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「忘れられた巨人」は、僕たちの未来を描いた物語なのかもしれない

 

カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」は5世紀の

ブリテン島、つまり、今の英国を舞台にした物語。

かのアーサー王亡き後の時代という設定だ。、

 

英国の歴史には詳しくないが、

魔法使いや円卓の騎士らが登場する

「アーサー王伝説」は英国のみならず、

世界中で知られている。

 

アーサー王自身が現実に存在したのかどうか曖昧な

ファンタジー的な人物だが、

この物語は、そのアーサー王亡き後の、

ブリトン人とサクソン人が対立する世界を描く。

テーマは「失われた記憶」だ。

 

離れた土地に暮らす息子を訪ねて行く

老夫婦の旅を軸にして、

戦士や、戦士候補の少年、そして、

アーサー王の騎士だったという老人などが絡んで

繰り広げられるドラマは、けっして波乱万丈とか、

大ドンデン返しみたいな派手なプロットではない。

 

けれども1行1行読み進めていくうちに、

じわじわと見たことのない、

はるか昔のブリテン島の世界のイメージが、

リアルな肌触りとともに広がっていくような

不思議な感触を覚える。

そして、そのいたるところに現代世界のメタファーが溢れている。

 

これは現代の寓話である。

その寓話の向こうには、これから始まる

僕たちの未来の世界が広がっているようにも感じる。

 

原文で読んでいるわけではないが、

イシグロの文章には何ともいえない香りと気品を感じる。

その静謐な筆致からこれほどダイナミックな物語を

紡ぎ出せるところは素晴らしい。

 

老夫婦は息子を訪ねて旅をするのだが、その息子のことは

「息子」としか呼ばず、名前は呼ばない。

 

また、夫は妻のことを常に「お姫様」と呼ぶ。

もうこうした仕掛けだけでも想像力をそそられる。

 

かと言って、けっして小難しい文学ではなく、

エンターテインメント性豊かな冒険ファンタジーなのだ。

 

これは絶対、映画化されるのではないかなと思って調べてみたら、

案の定、「ソーシャルネットワーク」などを手掛けた

大物プロデューサーが、すでに2015年に映画化権を獲得しているようだ。

製作は進んでいるのだろうか?

 

いずもにしても、何回も繰り返し読みたい傑作だ。

 


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酒・タバコ、やめて100まで生きたバカ:2019シガーバー&愛煙家通信編

 

★JOKERはチェーンスモーカー

先日、「JOKER」について書いたが、

あの映画の舞台・ゴッサムシティは

明らかに1970年代のニューヨークをモデルにしている。

 

世界一繁栄を誇る、と同時に、

世界一荒廃したこの都市の

底辺生活者の代表でもある、

主人公アーサー、のちのJOKERは、

ひっきりなしにタバコを吸い続ける

チェーンスモーカーだ。

 

アメリカで猛烈な禁煙運動が起こるのは、

その後、80年代に入り、

レーガノミクスという経済政策

(アベノミクスのお手本)が始まってから。

 

1970年代までの喫煙習慣は、

世界中の近代国家で、

明らかに一つの屹立した文化を形作っていた。

昭和までの日本も、もちろんその例外ではない。

 

僕より上の年代の人たちの中には、

ごくまともでも、

アーサーみたいなチェーンスモーカーが

今でも大勢いるのではないかと思われる。

 

★2020世界の模範都市・東京のシガーバー

20世紀、近代国家が成長する過程で

創り上げられた、一つの喫煙文化は、

今、絶滅の危機に瀕している。

 

2020に向けて世界の模範都市になるために、

東京都はますます喫煙に厳しくなった。

弱小の飲食店にも圧力がかけられ、

2020年4月1日から従業員を雇っている店は原則禁煙となる。

都内の少なくとも約84%の店が禁煙になる見込みだと言う。

 

僕の友人がやっている神楽坂の店は、

1950~70年代の雰囲気を売りにしていて、

常連客の大半はスモーカー。

そしてご年輩の人も多い。

 

現在、昼間カフェ、夜はバーだが、

来年4月からは「シガーバー」として営業するようだ。

そうでなければ営業できなくなるのである。

 

完全分煙のために店を改装する費用が出せないのが理由だが、

もはや店内にはタバコの匂いが深く染み付いてしまっているので、

建て替えでもしなければ、煙草嫌いは寄ってこないだろうと言う。

 

「シガーバーも受動喫煙防止法の対象で禁煙になりますか?」

なんて笑い話みたいな質問がウェブ上に載ってたりして、

これはこれで混乱が起こりそうな気がする。

 

★愛煙家通信

 

“あるホテルのシガーバーで、おばさんに「タバコやめてくれませんか」と言われて大喧嘩になったことがある”

 

そう語るのは作家の北方謙三氏だ。

 

これは「愛煙家通信」というウェブサイトに載せられた

北方氏の投稿文の一部。、

 

この文章がめっぽう面白く、こんな一節もある。

 

“男というのはね、女が価値を認めないようなものを

大事にするものなんですよ。

煙になって消えて行くようなものの価値なんて、女にはわかりませんよ。

男なんて人生そのものが煙みたいなものだから、自分と重ね合わせて、

そういう消えて行くものの価値を大切にする。

ほとんどの女は絶対、煙になって消えようなんて思ってないですからね”

 

さすがハードボイルド作家。

人生における喫煙の意味、そして女には理解困難な、

喫煙に対する男の心情を見事に言い表した

含蓄のある言葉である。

 

こじつけ?

そう、タフガイらしい、そのこじつけ力が素晴らしい。

 

この「愛煙家通信」の投稿コーナーは、

「禁煙ファシズムにもの申す」と題され、

さまざまな著名人の意見やエッセイが載っている。

 

ちなみに杉浦日向子氏や上坂冬子氏など、

女性作家や学者なども寄稿している。

 

「たばこはわたしの6本目の指」なんて、

そそられるタイトルで書いているのは女優の淡路恵子氏。

こんな色っぽいことを囁かれたら、

夜のブラックホールに吸い込まれそうだ。

 

好き嫌い、良い悪いはともかく、

なぜ、20世紀の近代国家の成長段階で、

あれほど喫煙が持てはやされ、

一つの文化を7築いたのか、

歴史を知る意味でも

「愛煙家通信」は一読の価値があると思う。

 

★かつては愛煙家、じつは今も

僕はかれこれ20年近く前に25年間の喫煙習慣を捨てた人間だ。

心情的には喫煙者・禁煙者、双方の間を、

コウモリみたいに、どっちつかずで行ったり来たりしている。

 

だから性懲りもなく、毎年思いついたように

この「酒、タバコ、やめて100まで生きたバカ」という

シリーズを書き続けている。

 

それはやっぱり体はタバコを受け付けなくなったが、

心のどこかで、過去の自分を含め、

タバコを吸っていた人たちを愛していたいからだと思う。

早い話、ノスタルジーや思い出の世界。

変わりゆく世界への抵抗、なのかもしれない。

 

時々、あのまま吸い続けていたら、

今ごろどうなっていたか?と考える時もある。

 

もしかしたら今と変わらず元気でいるかもしれなし、

重大な健康障害に陥っていたかも知れない。

中年以降の人生は今とは違ったものになっていたかもしれない。

 

そんなこと、誰にもわからない。

自分にもわからない。

ただ、やめてしまったからこそ、

一つの世界、一つの文化として

却って興味をそそられる部分がある。

 

酒もタバコも人間の愚かしい習慣だと思う。

でも、その愚かしいストーリーがある世界から

たぶん一生離れられない。

  


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子どもの中にどんな花を咲かせる種が眠っているのか、誰も知らない

 

●無職・プータローという未来

子どもが自分たちの未来を見つけに行く物語を書こうと思っている。

子どもはどうやって自分の未来を見つけるのだろう? 

 

ここでいう未来とはおもに職業ということになるのだろう。

だとすれば「無職」「プータロー」という未来だって

あり得るのではないか。

今の時代はそれでもOKなのではないか。

それに代わる生きる理由があるのなら。

 

前の時代だったら許されないことだったと思うが、

今は許される。

職業=プロ=お金を稼ぐ、だとすれば。

 

●大人の期待に応えるストーリーにjはもうアキアキ

不登校、引きこもりの子どもは無意識のうちに

「無職」という自分の未来に気付き、

それを選び取っている可能性もある。

 

そんな子どもたちが何かのきっかけで仕事を見つけ、

職業に就く。

めでたし、めでたし――

というストーリーがテレビなどで紹介されることがあるが、

視聴者の大人としてはそうなってほしい、

そういうオチがついていてほしいと期待して見ているから、

製作者もその期待に応えるように作るのだ。

 

でも何か違うような気がする。

学校でだって「将来の夢」に

無職だのプータローだのって書けないから、

そんな子はいないように思えるが、

それはみんな親とか先生とか、

大人の顔色を窺ったり、

慮ってそう言っているような気もする。

 

●子どもの中から未知のエナジーが湧き出ている

現代は親が未来=職業を指し示すパターンが

多いのかも知れない。

しかし、親が子供の未来を決めてしまうのはよくない。

 

昔の身分制社会だったら、

それは当たり前だったのだろうが、

今のような自由社会はそうではない。

 

自由な環境に置かれると人間の中には、

それまでの時代と全く違ったものが

湧き出てくるのではないかと思う。

 

公に差別のあった身分制社会では、

財力も何らかのステータスもない民衆はきつい枠――

たとえとしては不適切かもしれないが、

イヌをつなぐリードとかハーネス、

首輪みたいなものを付けられて、

勝手なふるまいを抑えられていた。

 

今はそれらが解けて放牧状態だ。

僕らの時代でさえも、

「役者になる、歌手なる、漫画家になる」

なんて言おうものなら、

大半の親はだ大反対したと思う。

だが今はそんな頑なに

昔ながらの伝統を守っているような親は少なくなった。

 

基本的に放牧なのに、

親や大人に未来を決められてしまうのは、

自分だけが鎖に繋がれているような思いに

駆られてしまうのではないか? 

 

今、子どもや若者の中からは、

従来の人類にはなかった、何か未知のエナジーのようなものが

内側から湧き出ているのではないかと感じることがある。

 

●人間とは何か?自分とは何か?

ひとりの人間の中に、どんな花を咲かせ、

どんな実を実らせる種が眠っているのかは、

親も誰も知らない。

そして、その本人にさえ分かっていない。

 

揶揄されることの多い「自分探し」だが、

これからは誰もが、何歳からでも、

自分探しをしなくてはならない時代になる。

僕もあなたも日々、そのヒントを探し回っていると思う。

 

もう豊かさを追求する時代は終わった。

人間とは何か?

自分とは何か?

自分という人間は何をするために、

ここにいるのか?

誰もlがそれを追究せざるを得ない時代になった。

 

 

 


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なぜ人はJOKERに魅了されるのか?

 

●JOKER誕生の物語?

これは、バットマンのライバルとなる

あの究極の愉快犯「Joker」が

どのように生まれたのか?

 

ひとりの平凡な男が、

なぜ稀代の大悪党になったのか?

 

それを解き明かす物語だと思っていた。

 

観たいなと思った映画は、

いつもなるべく事前に情報を入れないようにしているけど、

どうしてもチラホラと小耳に挟んでしまう。

 

だから、子どもの頃、

親に虐待されたトラウマがどうだとか、

 

分断された格差社会の犠牲者だとか、

 

自分を貶めた偽善者たちへの復讐だとか、

 

いろんな悲劇の上に、

あの残虐な笑いを湛えたサイコパスが生まれた

――という説明がなされるのだと思っていた。

 

それをすごいクオリティでやってのけたから、

ハリウッド製のメジャーな映画は賞が獲れないとされる

ヴェネチア国際映画祭で最高賞を獲ったのだろう。

そう思ってた。

 

そうした先入観はぶち破られた。

 

●原因と結果はそう簡単に結びつかない

悲劇であることは間違いないのだ。

 

ジョーカーになってしまう主人公アーサーの

家庭環境は酷すぎる。

父親も母親もめちゃくちゃだ。

 

それが原因となって、

彼は精神障害を抱えて生きざるを得ない。

 

あのジョーカーキャラの最大の特徴となっている、

誤ってキノコのワライタケを食べてしまったような、

マッドで素っ頓狂な笑いは、その症状であり、

重い十字架になって、差別や誤解のもとになっている。

 

そして当然のように極貧の生活を送り、

社会の底辺から這い上がれない。

それでも彼は年老いた母親のために尽くす良い息子なのだ。

 

そんな彼を社会は蔑み、嗤い、潰そうとする。

その中にはバットマンも含まれている。

 

そりゃ可哀そうだ。

そりゃ恨んだり憎んだりもするわな。

そりゃ悪党・犯罪者になってしまってもしかたない。

 

・・・というふうに、

主人公に同情し、部分的に共感し、理解を示し、

この物語を解釈してしまうことも可能だ。

 

でもそんなにクリアに「わかった、理解した」とは

とても言えない。

そう言ってしまうと、とてもつまらない。

何か違う。

原因と結果がそう簡単に結びつくわけではないのだ。

 

●道化の仕事

主人公のアーサーには一つだけ希望の灯がある。

それは仕事だ。

道化の仕事。

もちろん底辺の仕事だが、

少なくともそれは奴隷労働ではない。

 

彼はいやいやそれをやっているわけではない。

人を笑わせることが好きなのだ。

それで自分もハッピーになれると信じている。

生きがいなのだ。

 

そしてそれは彼の夢である

スターコメディアンの道に繋がっている。

 

ロジカルに説明するなら、

アクシデントによってその仕事を失った時から、

彼が自分の中に潜む悪魔に気付き、

Jokerへの変貌が始まる。

 

けれどもやっぱりそう単純ではない。

 

●現実か妄想か

1970年代の最も治安が悪かった頃のNYC。

その負の部分を凝縮したかのような

ゴッサムシティを舞台にした

このドラマの中にはもっと不条理な何かが渦巻いている。

 

そこには機械化による人間性の喪失を描いた初めての映画、

チャップリンの「モダンタイムス」や、

主人公が破滅していく「タクシードライバー」や

「カッコーの巣の上で」などの

1970年代のアメリカンニューシネマの

オマージュも溶け込んでいる。

 

途中挟まれる、

隣人の女への愛が成就したかのようなシーン。

少し後にそれは彼の頭の中の

妄想だったことがわかるのだが、

その他も全て――殺人をはじめ、

この中で起こるドラマチックな出来事すべてが

アーサーの妄想に過ぎなかったのではないか、

という疑惑さえ抱かせる。

 

●「笑う」という行為の奥底に広がる宇宙

これは1週間以上前に観たのだが、

いったい何をどう書いていいのか、わからなかった。

 

そろそろ書けるかなと思って書いてみたけど、

やっぱりダメだった。

 

ただただ、圧倒的なクオリティ。

娯楽映画のはずなのに、その行間にある深淵がすごい。

 

悲劇も喜劇も、悪も正義も、

愛も憎悪も哀しみも、すべてを包みこんだ「笑い」。

 

人間の「笑う」という行為の奥底に

天使と悪魔がせめぎ合う宇宙が広がっている。

 

遥か昔から数多の作家や芸術家たちが、

その宇宙の秘密をつかもうとしてきた。

この映画は漆黒の宇宙に浮かぶ

星のカケラを見せてくれる。

 

僕はフェニックスのJokerに魅了されている。

 


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ラジオドラマ脚本「ちぢむ男」完成

 

毎度のことながら、創作部の仕事は、

出来上がるとすごくうれしい。

 

「ちぢむ男」は

最初のアイデアから約1年。

 

アイデアが熟してきたら

何となくのあらすじを書く。

 

今回は5パターンくらい書いた。

 

実際の執筆は2か月程度。

たいてい初稿から半分以上は書き直す。

 

今回は最初の10枚くらいがなかなか決まらず、

かなり大胆に手術した。

 

コテコテ書き直しを繰り返した。

結果、当初考えていたのと全然ちがう話になった。

たぶん、最終稿は第7稿。

やってる間、ずっと面白かったけど、

ずっと抱えているわけにはいかない。

ので本日、コンペに投稿。

 

一昨年の「ばんめしできたよ」は

書き直しを繰り返して、しつこく3回出したが、

結局、うち2回は最終選考まで残った。

 

昨年の「星のおじいさま」は

一次予選敗退。

 

「ちぢむ男」はどこまでいくか?

 

ま、宝くじみたいなものなんで、

当分の間、夢を抱えて生きられる。

 


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認知症の義母は、オバケのQ太郎だった

 

●ばなな氏の「私のQちゃん」

オバケのQ太郎全集の2巻の最後に、

作家のよしもとばなな氏の解説が載っている。

 

彼女は大のQちゃんファンで、

藤子・F・不二雄先生が亡くなった時、

肩にQちゃんの入れ墨を入れたそうである。

 

彼女がこの解説で書いていることは、

いちいち自分にも当てはまる。

 

思えば、ラーメンという食べ物を初めて知ったのも、

オバQの小池さんに出会ったからだ。

小池さんが食べるラーメンの美味しそうなことと言ったら!

 

というわけで、マンガとともに

よしもとばなな氏の話にすっかり共感し、

より深いオバQワールドに入り込みつつある。

 

ばなな氏は、ドラえもんよりもQちゃんに肩入れしているが、

その理由は、ドラえもんが役立ちすぎるのに対して、

Qちゃんはほとんど何の役にもたたないからだと言う。

 

まさしくまさしく。

 

僕も役に立って頼りになるドラえもんより、

役立たずで全然頼りにならないQちゃんが大好きだ。

 

さらにばなな氏は、Qちゃんのキャラクターを評して、

“涙もろいし人情家ではあるけれど、わがままだしマイペースだし、

怒りっぽいし、案外なんでもすぐ割り切るし、けっこうクールなのだ”

と言う。

 

●オバQ要素てんこ盛りの認知症

これを読んで気づいたことがある。

 

義母そっくり。

 

もちろん、人によって違うだろうが、

認知症の人の多くは、こうしたちょっと

マンガチックなオバQ要素を

いくつか持っているのではないかと思う。

 

そうか、義母はオバQになったのだ。

僕は相棒の正ちゃんである。

そう考えると、一緒に過ごす日々が

楽しいし、愛おしくなる。

 

この2巻と3巻の表紙のQちゃんの表情は

本当にそっくりだ。

(ラジカセで昭和歌謡を聴いて歌うのが日課になっている)

 

第3巻ではQちゃんの家族がやってきたり、

正ちゃんを連れてオバケの国へ行ったりする。

 

●人間族はオバケ族に還る?

そこで妹のP子ちゃんがオバケの国のことを物語る。

 

「ずーっとむかし、地球にはオバケ族と人間族がいたんですって。

ところが世の中が進歩するにつれて、

ノンビリ屋のオバケは人間にかなわなくなくなったの。

 

多い詰められたオバケは、人間をおどかしたこともありました。

このころの言い伝えが、いろんなバケモノを想像させたのよ。

 

しかし、けっきょくオバケは雲の上に逃げ出しちゃったの。

オバケはうそをついたり、人をきずつけたりできなかったからよ」

 

子どもの頃は、ただ面白がって笑っていたけど、

大人になってオバQを読んで、

これほど考えさせられるとは思わなかった。

 

社会で役に立たなくなった認知症の人は、

人間の悪い部分が抜けて、

オバケみたいなところだけが残るのかも知れない。

 

オバケの国に帰る日まで良い友達でいたいと思う。

 


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認知症の義母の価値はどうやって見つけるか?

 

認知症の義母とこの4ヶ月一緒に暮らしているが、

昨日と今日はいない。

施設のショートステイに預けたのだ。

特に理由はないのだが、いわゆる「ならし」で

一度、利用してみようと思った。

 

将来的に、もし自分たちで面倒を見られなくなったら、

施設に預ける―ーその伏線でもある。

 

認知症患者専用のフロアには

魂の抜けたようなばあちゃんたちが大勢いた。

(なぜだか圧倒的に女性が多い)

比べるのは悪いが、義母は比較すると相当元気だ。

 

残していく時にはちょっと胸が痛く、

逃げるように出てきた。

 

久しぶりにカミさんと二人だったので、

新宿に行って映画を見てきた。

 

義母がいないと気楽だし、仕事もはかどるが、

ちょっと寂しい。

 

これはどういうわけだろう?

 

義母はもう社会の役には立たない人だ。

それでも一生懸命、僕らの役にたとうと

料理や掃除を手伝いたがり、洗い物や片づけを手伝う。

 

効率性を考えると、少々邪魔なこともあるが、

「手伝わなくいいよ」とは言えない。

 

役にたちたいというのは、

人間の本能の次に来るものだ。

自分の存在の証明でもある。

 

小さい子どもも役に立たないが、

子どもは「可愛さ」それ以上に「未来」という

大人にとって圧倒的にありがたいプレゼントをくれる。

 

残念ながら、老人にはそれがない。

子どものようになってしまっても、子どもではなく、

子どもと同じ価値もない。

 

ほとんど役に立たず、わがまま、マイペース。

おまけに認知症だとトンチンカン。

明日迎えに行ったとき、

はたして僕やカミさんのことを憶えているかも怪しい。

しかし、言葉にできないが、価値はあるのだ。

 

彼女といかに楽しく暮らし、

そのまたとない価値を見出せるかが、

僕の生きるテーマとなりつつある。

 


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人間とロボットの未来は、トイレ掃除がカギを握っている

 

●トイレ掃除はサービス業の大問題

お店のトイレに入って清掃表を見たことはあるだろうか?

「決められた通り、○時○分にお掃除しました」という証明に、

それぞれのスタッフがハンコを押すアレ。

 

あれを見るたびに、

「ああ、もっとスタッフが楽できる方法はないのかなぁ」と

思ってしまう。

 

そして、このAI・ロボット社会の黎明期にあって、

このトイレ掃除こそ、

いの一番にロボットの力を借りるべき部分ではないかと思う。

 

大勢のお客さんが出入りするお店は、

とにかく掃除が大変だ。

やってもやってもすぐに汚れてしまう。

そのため、30分おきとか1時間おきとか、

かなりの頻度で掃除しなくてはならない。

 

けっして生産的な仕事ではない。

にもかかわらず、重要度は相当高い。

トイレがきれいか汚いかというのは、

その店の印象を大きく左右するからだ。

 

特に飲食店などではイメージを決定づける一大要素になる。

どんな高級レストランや、お洒落で美味しいお店でも、

トイレが汚かったりすると、どっちらけ。

食事の満足感がご和算になったりもする。

 

男の僕がそう思うくらいだから、

女性はもっと敏感だろう。

 

●トイレこそ機械不可侵の、人類の聖域

もちろん、ちゃんとした経営者は

そういうところがよくわかってて、

スタッフに指示してまめに掃除を行う。

 

しかし、ヒマな時間ならいいけど、

多忙な時間にそれを実行するのは、たいへんな負担だ。

少し大げさかもしれないが、

サービスの質を落とすことにもなりかねない。

 

それで僕はロボットに掃除を任せよう

――と提案するのだが、

これは意外とハードルが高いようだ。

 

床掃除のロボットはすでに出ているが、

トイレ掃除のロボットというのはまだ聞かない。

 

ロボットにとってトイレという場所は難易度が高い。

何といっても水を使う場所は、機械に不向きだ。

 

自分でやってみるとわかるが、トイレ掃除は

床掃除などと比べて、ずっと複雑で細かい動作を必要とされる。

それも割と小さなスペースの中で動かなくてはならないので

けっこう大変だ。

 

そしてまた、排せつはロボットが体験できない行為。

ウンコやオシッコの構成物質については

科学的に分析出来るのだろうが、

人間があの空間に求めるデリカシーを

はたしてどこまで理解し、配慮し、実現できるのか。

 

ある意味、トイレこそ最も人間らしいスペースであり、

機械が入り込めない最後の聖域なのかもしれない。

 

●ロボットカフェがオープンしても、

トイレ掃除は人間の仕事

ところで今度、12月5日に渋谷の東急プラザに

「Peppar PARLOR」なるカフェがオープンする。

「ロボットと過ごす未来を体感できるカフェ」が

キャッチフレーズで、

店名の通り、かのPepparくんをはじめとする

ロボットたちがおもてなししてくれるようだ。

当然、話題になるだろうし、

僕もぜひ行ってみたいと思う。

 

https://robotstart.info/…/…/06/pepper-parlor-menu-robot.html

 

だけど、Pepparくんは看板スターだ。

トイレ掃除なんかしないだろう。

 

床掃除をするロボットはいるらしいが、

こいつもトイレは無理だと思う。

 

今日までマイナビでアルバイトの募集をしていたので、

トイレ掃除は彼ら・彼女ら人間の仕事になるに違いない。

 

(トイレはお店専用でなく、そのフロアの共用トイレを使う

可能性があるので、Peppar PARLORのアルバイトさんたちは

掃除はせずに済むかもしれない)

 

要するに、AI・ロボット社会は始まったばかり、

まだそういう段階だということ。

 

●トイレ掃除ロボットは今後最大のビジネス

しかし、こうした問題のあるところにこそ

ビッグなビジネスチャンスがある。

 

ロボットメーカーか、トイレメーカーか、清掃会社か

いずれか、あるいは共同で、

高性能(と言っても人間お清掃員ができるレベル)の

トイレ掃除ロボットを開発したら、

とんでもなく儲かるのではないだろうか。

 

店でも駅でも公共施設でも、

入口の隅でちょこんと坐って待っているロボットが、

トイレの汚れを感知して、いそいそと入っていって

キュキュキュと素早くきれいにしてくれる――

そんなトイレ掃除ロボットが活躍じ始める時こそ、

本格的なAI・ロボット社会が来るのではないかと思う。

 


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見捨てられた恋人のようだったアナログレコードが、 なぜ絶滅の淵から回帰したのか?

 

●古き時代への浪漫、だけではない

長年、レコードコレクターがいるのは知っていたが、

それは考古学者が目を輝かせて

恐竜の化石を発掘する

―ーそうした喜びに似ているんだろうと思っていた。

 

ひとことで言えば、過去へのノスタルジー。