週末の懐メロ67:冬の散歩道/サイモンとガーファンクル

 

1966年リリース。

僕が中学生の頃(1970年代半ば)、

みんなが好きな洋楽と言えば、

ビートルズ、カーペンターズ、ミッシェル・ポルナレフ、

そして、サイモンとガーファンクルだった。

 

代表曲「明日に架ける橋」をはじめ、

「サウンド・オブ・サイエンス」「スカボロフェア」

「コンドルは飛んで行く」など、

ビートルズに匹敵する名曲・影響力のある曲の数々を

世に送り出したS&Gだが、フォークのイメージが強くて、

かの時代の中二病に掛かっていたロック小僧たちからは

軟派音楽として軽んじられていた。

 

そんなわけでやはりロック小僧だった僕も、

「サイモンとガーファンクルっていいね」とは

なかなか言えなかったのだが、

彼らのロックっぽい曲の中でも最大のヒットとなった

この「冬の散歩道」だけは別格。

 

特に切れ味鋭く、スパッとカットアウトする

エンディングは、めっちゃカッコよくて、

ロック小僧の皆さんもシビれていた。

 

解放的に明るく、青春を謳歌する

春夏モードの楽曲と対照的に、

秋冬モードの楽曲は舞い落ちる落ち葉や雪に

哀しみや寂しさの感情を乗せた叙情的なものが多い。

 

しかし、そこをキリっとした緊張感のある曲調で、

寒くてグレイな風景を描きながら

哲学的な歌詞を載せたこの歌は

やはり特別の味わいがある。

今もって、これに追随するような

ポップミュージックは数少ない。

 

ただ邦題の「散歩道」というタイトルが、

曲のイメージと相反するのんびりムードを

醸し出しているところが

ちょっと残念かな。

憶えやすくはあるんだけど。