逝く夏を惜しまない

 

川沿いの散歩道は木陰が多く、

猛暑日でも午前中や夕方近くは耐えられるレベルの暑さ。

体感的には、日向のアスファルトの路上に比べて

4~5度くらい違うのではないかと思える。

 

時おり吹き抜ける風は、

葉間や川面で冷やされ、思いのほか涼しく、

この先の少し高台になっている藤棚の下は

オアシスのように涼しく、

夕方はお散歩中のワンちゃんたちの憩いの場になっている。

 

セミの合唱がものすごいが、

ここ数日、ミンミンゼミやアブラゼミの声に混じって

ツクツクホウシの声が混じるようになってきた。

 

ツクツクホウシの声は日に日に響きをまし、

ふと地面に目をやると、

アブラゼミの死骸がコロコロ転がっている。

 

まだ秋の足音とまではいわないが、

夏は確実に後半戦に入っている。

 

子どもから手が離れた頃から、

逝く夏を惜しむということがなくなった。

コロナと猛暑。

むしろ早く終わってほしいと思うのだが、

それも何だか季節感をぞんざいにしているみたいで

ちょっと寂しくて、

夏の終わりを愛おしく思えた時代よ、

帰って来いと唱えている。

 

★おりべまこと電子書籍 夏休み企画2022★

真夏の世の夢 16日間連続無料キャンペーン

 

20歳から、40歳から、60歳からでも、面白く

生きる!エッセイ集

本日8月17日(水)16:00~20日(土)15:59

 

★酒タバコやめて100まで生きたバカ

http://www.amazon.com/dp/B09MDX2J45

・わたしの中の人間のクズ

・客観性という名の神様と自分の物語

・映画「はじまりへの旅」の寓意とユーモア

・人を食った話

・「2020年の挑戦」への挑戦

・夏のテレビのニュースで、道行く人たちが「暑い」とコメントすることに関する考察 ほか全35編

 

★いつもちょっとクレイジーでいるためのスキル

https://amazon.co.jp/dp/B09QQ823C9

・とんかつ屋はいかにして声優に転身したか

・eパン刑事、その愛と死とスマホ

・負けっぱなしでも強く、しぶとく、勝っているやつよりハッピーに生きている

・自分の中の文脈を探る冒険

・子どもの大学受験は「良い親検定」

・電車で若者に座席を譲る  ほか全38編

 

★銀河連邦と交信中なう

http://www.amazon.co.jp/dp/B09Z6YH6GH

・「人間を大事にしています」ってどういうこと?

・いい人のサービス残業問題

・慢性硬膜下血腫で頭の手術の顛末記

・みずから幸福になることを放棄している日本人

・電車内スマホゲームはなぜカッコ悪いか

・生殖機能終了後の人生とは? ほか全38編

 

あなたのレビューお待ちしています。