鉄道マン発映像調理師®
高塩博幸の人生甘辛レシピ
無料キャンペーンは終了しました。
たくさんの方にご購入いただき、ありがとうございます。
気に入っていただけたら、紹介・購入サイトの下のほうに
「カスタマーレビュー」があるので、星をつけてもらったり、
レビューコメントを書いていただき、
他の読者におすすめいただければありがたいです。
(できれば高評価、でも厳しいご意見も歓迎です)
同書は引き続き、800円で販売しています。
また、おりべまことにご興味を持たれたら、
他にもいろいろ出していますので、ぜひ覗いてみてください。
格差社会ではたらく女の労働ファンタジー小説
洗たく女の空とぶサンダル ¥500
最新刊!AI・ロボットエッセイ集
僕たちはすでにセンチメンタルなサイボーグである
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鉄道マン発 映像調理師®
ー高塩博幸の人生甘辛レシピー」
6月9日(月)15:59まで
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このチャンスをお見逃しなく!
今、60歳が人生の新たなスタート地点。
シニアも若者も必読。
生き方に悩む人のためのリアルな参考書。
国鉄労組の闘争、職場ハラスメント、そして新幹線運転士から映像クリエイターへ——。
一つの人生で二つの花を咲かせた男の物語がここにあります。
「会社のイヌ」と呼ばれながらも昇進を重ね、還暦を過ぎて再び人生の岐路に立った時、彼が選んだのは「映像調理師®」という前代未聞の職業でした。
人生の味わい深いエピソードを素材に、心に残る映像作品を調理する高塩博幸さんの、笑いあり涙ありの起業ストーリー!
かつて新幹線を走らせた男が、今は人々の人生を映像に残す「調理師」として奮闘しています。本書「鉄道マン発 映像調理師」は、シニア起業家・高塩博幸さんの波乱万丈な人生を追ったルポルタージュです。
高校生だった高塩少年は祖父の「助役、駅長になるまで頑張りなさい」という助言を胸に国鉄に入社。その後、国鉄分割民営化という荒波を乗り越え、JR東海で着実にキャリアを積み上げていきます。
しかし、組合闘争に巻き込まれ「会社のイヌ」と呼ばれる日々も。それでも持ち前の向上心で課長(助役)まで昇り詰めた彼が、還暦を迎えてなぜ映像の世界に飛び込んだのでしょうか?
映像クリエイターとしての第二の人生では、自らを「映像調理師®」と名乗り、終活映像市場という未開拓の分野に挑戦。
「自分史・遺言ムービー」「家系史継承箱」「死後の自分史」など、ユニークなサービスを展開しています。
運転士の教官として培ったインタビュー術を駆使し、クライアントの人生ストーリーを掘り起こす手腕は、まさに「料理人」の腕前。AIなど最新ツールも取り入れた彼の仕事術には、学ぶべきものがたくさんあります。
人生100年時代、60歳は終わりではなく新たな始まり。
足立区北千住を拠点に奮闘する高塩さんの姿は、
第二の人生を模索するすべての人の道標となるでしょう。
「映画より映写室が好きだった少年」が、なぜ映像の世界へ?
「停止位置不良」の夢に悩まされながらも前に進む姿に、
あなたも勇気をもらえるはずです。
本書は単なる成功物語ではありません。
昭和から令和へ、激動の時代を生き抜いてきた一人の男が、
失敗や挫折を乗り越え、常に前向きに人生を切り開く姿を描いた珠玉のドキュメントです。
起業に関心のある方、自分史や社史作成を考えている方、
そして鉄道マンの皆さん必読の一冊です。
人生という料理の「下ごしらえ」から学ぶべき知恵がここにあります!
「お母さんのところに帰る」と言って家を出ようとする義母。
「こんにちは!元気ぃ~!」と女子高生に突然声をかける義母。
幻の家族と会話する義母。
笑いあり、涙あり、驚きありの認知症介護エッセイ。
認知症になっても人生は続く。
むしろ、新たな人生の幕開けかもしれない。
この異色のエッセイ集は、社会が抱える高齢化問題の一面を、
ユーモアとリアリティで描き出しています。
忌避されがちな認知症を、新たな視点で捉え直す試みです。
もくじ
(全36編採録)
おりべまこと電子書籍新刊 本日発売!
エッセイ集:認知症介護2
「認知症のおかあさんといっしょ2(に)」
AmzonKindleより500円で発売中。
(本書紹介文より)
「お母さんのところに帰る」と言って家を出ようとする義母。
「こんにちは!元気ぃ~!」と女子高生に突然声をかける義母。
幻の家族と会話する義母。笑いあり、涙あり、驚きありの
認知症介護エッセイ。
認知症になっても人生は続く。
むしろ、新たな人生の幕開けかもしれない。
この異色のエッセイ集は、社会が抱える高齢化問題の一面を、
ユーモアとリアリティで描き出しています。
忌避されがちな認知症を、新たな視点で捉え直す試みです。
本書は単なる介護記録ではありません。認知症という鏡を通して、
現代日本社会の価値観や人間関係を問い直す社会批評でもあるのです。「認知症になったら人生終わり」という社会通念に、
著者は半ば同意しながらも、
そこに新たな人生の可能性を見出そうとしています。
福祉関係者や医療従事者には現場の生の声として、
一般読者には自分や家族の将来の姿として、
多くの示唆を与えてくれるでしょう。
ユーモアを失わない文体と鋭い観察眼が、
重いテーマを読者に負担なく伝える稀有なエッセイ集です。
もくじ
(全36編採録)
本日3月19日(水)17:00~24日(月)16:59 6日間
2019年6月に義母を引き取り、いっしょに暮らすようになった。
以来、認知症が僕のライフワーク(?)になった。
彼女は少なくとも認知症15年選手。
彼女に寄り添おうとすると、
日常生活が容易に非日常の世界にすり替わる。
こうしたケアも一つの人生経験。
ということで日々の格闘の様子を時折ブログに書いている。
エッセイ集はそれをまとめたもの。
それと同時に認知症をネタにした小説も書くようになった。
こんな風に言うと怒られるかもしれないが、
認知症は面白い。
失礼があってはいけないが、
もっと面白がって、いっしょに泣いたり、笑ったり、
怒ったりしていい。
どちらも第2弾を準備中ですが、
ぜひ、あなたもこの2冊で認知症の世界を冒険してください。
認知症のおかあさんといっしょ
認知症の義母との暮らしを楽しくつづる介護エッセイ
認知症を知り、認知症から人生を考え、人間を学ぶ。
ざしきわらしに勇気の歌を
ロボット介護士に支えられて余生を送っている
認知症の寅平じいさん。
彼がある日、林の中を散歩していると不思議な子どもに出逢う。
その子を追って木の穴に潜り込むと、
奥には妖怪の国が広がっていた。
認知症×ロボット介護士×妖怪戦争の近未来ファンタジー小説。
明日3月19日(水)17:00~24日(月)16:59 6日間
認知症のおかあさんといっしょ
認知症の義母との暮らしを楽しくつづる介護エッセイ
「いいの、手なんか握って?」
「だって手をつながないと危ないよ」
「いいの本当に? 奥さんはいらっしゃるの?」
「はい、いますけど(あなたの娘ですよ)」
「わあ、どうしよう? 奥さん、怒らないかしら?」
「だいじょうぶです。公認ですから」
「わあ、うれしい。こうしたこと一生忘れないわ」
「喜んでもらえて何よりです」
そんな対話から始まった義母の介護の日々を綴った面白エッセイ。
認知症を知り、認知症から人生を考え、人間を学ぶ。
ざしきわらしに勇気の歌を
認知症×ロボット介護士×妖怪の近未来ファンタジー小説
ロボット介護士に支えられて余生を送っている
認知症の寅平じいさん。
彼がある日、林の中を散歩していると不思議な子どもに出逢う。 その子を追って木の穴に潜り込むと、
奥には妖怪の国が広がっていた。
子どもの正体はざしきわらし。
ざしきわらしは最強の妖怪“むりかべ”の脅威から
人間を守るために闘うので、応援してほしいと寅平に頼む。
寅平はこれぞ自分のミッションと思い、
闘うざしきわらしのために勇気の出る歌を歌う。
2月21日(金)17:00~26日(水)16:59
コミカル探偵小説「茶トラのネコマタと金の林檎」
昭和家族小説「叔母Q」
短編小説2作を無料でご購読いただけます。
寒波が居座る3連休のおともにどうぞ。
茶トラのネコマタと金の林檎
20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。
その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。
健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。 健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。
ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?
健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、コミカルでファンタジックな探偵小説。短編。2万4千字。
叔 母 Q
叔母の温子(ながこ)はロサンゼルスの下町のアパートで孤独のうちに死んだ。
リトルトーキョーの小さな葬儀屋の一室で彼女の遺骨を受け取った甥の「わたし」は供養のために、
可愛がってくれた叔母と昭和の家族についての話を葬儀屋に語る。
「わたしも叔母のことが好きでした」
そう口にするとあの口もとのホクロを思い出した。
家族だった彼女は恋人でもあった。
生まれて初めて意識した大人の女だった。
子供だった「わたし」と、
戦後の時代を生きた叔母との記憶の断片をつなぎ合わせた物語。
短編。2万2千字。
今日、1月31日は「愛妻の日」です。
「日本愛妻家協会」なる団体が
1(アイ)・31(サイ)という、
かなり苦しい語呂合わせから生み出した記念日です。
これをネタにした
「愛妻家・愛夫家は人生の成功者?」という
エッセイを2年前に書きました。
拙著「昨夜よりもっといい夢を見る方法」の
最初に採録しています。
人生の成功と言えば、大金を稼いで大金持ちとか、
仕事で大活躍とか、有名になったとか、
たくさんの人に認められたとか、
社会的に高い地位に就いたとか、
通常語られるのはそうしたことです。
若い時代には、おそらくそこに
「恋愛の成就」「結婚」というものも
含まれると思います。
しかし、これはいったん手にして齢を取ると、
かつての輝きを失って色あせてしまうことが多いようです。
そして進行すると、妻ネグレスト、夫ネグレストになります。
それでも互いの利害のためにするずる関係を続けるのは、
人生全体から見ると、
離婚より始末が悪いことになりかねません。
最近は投資ばやりですが、
このエッセイで書いたのは、
いつまでも妻を愛せる、夫を愛せることは、
人生において、最大のリターンが見込める、
最高の投資ではないか―ーということです。
器用でどんな仕事も楽々こなせる人と、
不器用で何をやっても下手な人とがいるように、
モテモテなのに、誰ともうまく関係が結べない人と、
モテないけど、苦もなくよい恋愛・結婚関係を
結べる人とがいるようです。
異性としての魅力に加え、人間性、相性、
運・タイミングなど、多様な要素が絡むので難しいのですが、
最近の若い衆は自分のライフプランにこだわりすぎたり、
周囲の情報に振り回されすぎではないかと思います。
恋愛・結婚こそ、人生最大の勘どころ。
ひとの意見やアドバイスを取り入れるのが
全部ダメとは言いませんが、
あくまで自分の直観力を信じて、
相手とともに迎える未来を想像しながら
挑むべきではないでしょうか。
おりべまこと電子書籍無料キャンペーン
2月3日(月)16:59まで
昨夜よりもっといい夢を見る方法
「生きる」をテーマにしたエッセイ第6集。
人生の半分は夜。だったらもっといい夢みなきゃな。そう思ったら読んでみてほしい。
生きるのが楽しくなる36のエッセイ。
あなたの心にゆらぎを送り、
あなたの人生をほんのり照らす。
「生きる」をテーマにした
おりべまことエッセイ第6集。
本日より2月3日(月)16:59まで
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人生の半分は夜。だったらもっといい夢みなきゃな。
そう思ったら読んでみてほしい。
生きるのが楽しくなる36のエッセイ。
ブログ「DAIHON屋のネタ帳」
2022年9月から23年末のなかから抜粋。
もくじ
・愛妻家・愛夫家は人生の成功者?
・「芝浜」と女落語家
・名古屋の母と母校の話
・入学祝いはやっぱり桜
・百年生きるホモサピの世界はこれから
・リンゼイ・ケンプのダンスの記憶
・これからどうやって旅に出るか?
・自分の未来、世界の未来、子どもの未来
・母の日・父の日に感謝のプレゼントなんかいらない
・ときにはダンゴより花
・4630万円の振り込み
・なぜ宝くじに当たるとほとんどの人が破産するのか?
・井上ひさしと笑いについて
・人生は長くて短い
・「南の島でのんびり」なんてFIREしなくてもすぐできる
・潮騒の音楽を楽しむための海
・アナログマジックの残暑お見舞いとデジタル発信の効用
・いい夢を見る方法
・なぜ30年前のトレンディードラマには お彼岸が出てこなかったのか?
・親より先に死んではいけません
・余命7年で行こう
・女じゃなくなる恐怖
・おとなの言うことなんか聞かなくても 人生、春は来る。
・おすすめ本「なんで家族を続けるの?」
・こっそりカメ走
・人生は地中に埋もれた化石のようなもの
・アーカイブ世代のクロニクル研究
・なぜ名古屋人は福井・鯖江産の純金製メガネを買うのか?
・ロンドンライフと労働・カネ・芸術の話
・9月15日はロージンの日?
・お祭リベンジ
・同窓会の話
・地球の重力に逆らうべからず
・地球家族の「争族」を辞めさせるための宇宙人待望論
・京都で考えた観光立国ニッポンの生き方
・美しきニューヨークのカレンダー
受験シーズン。
かつては受験について「四当五落」
という言葉がありました。
これは「4時間睡眠なら合格・5時間だと落ちる」
つまり、合格したけりゃ寝る時間を削って勉強しろ!
根性出してぶっ倒れるまでガンバレ! という意味です。
さすがに今どき、こんなことを言ったら、
ひんしゅくを買ったり、笑われたりしますが、
昭和世代の人たちは、受験でも仕事でも、
「ねたら負け」神話に洗脳されていました。
僕も21世紀のはじめ頃までは、夜中、
いつもふらふらになりながら仕事をやっていました。
「俺は徹夜でやっている!」
「みんな、徹夜でがんばろう!」
テレビ・イベント・映像制作などの職場だったので、
そんな空気が社内に充満し、
おかしな自己満足と、一種のイベント感がありました。
若かったので、それなりに楽しかったのですが、
もちろん、今はもう無理です。
マインドセットが「ねないでガンバレ」から
「ねなきゃダメダメ」に変わったのは、割と最近。
ここ10年ほどか、
せいぜい平成後半からではないでしょうか?
睡眠の重要さは、さかんに唱えられるようになりましたが、それに付随して、
夢の重要さが語られることはあまりありません。
夜でも明るくなった現代、とくに都市部では、
世界の半分、人生の半分が夜であること、
さらにその大半である睡眠時間は、
自分の意識を離れた夢の世界であることは
忘れられがちです。
夢から文学や芸術を生み出す人がいます。
夢から仕事のヒントを得るひとがいます。
夢から自分の運命を考え、人生を変える人もいます。
昔の人はかなり「夢のお告げ」
みたいなものを重要視しました。
そう考えると、
昼間の仕事や生活に閉塞感を感じている人は、
もっと夢みることを大切にしていいのではないかと
思います。
それにいい夢を見ると、
単純に幸福で元気な気持ちになれますよ。
そんな思いから書いた「いい夢を見る方法」をはじめ、
何をすれば人生楽しくなるか、
世の中がちょっとは面白くなるかについて、
自身のブログで綴った36のエッセイを電子書籍にしました。「生きる」をテーマにしたシリーズの第6弾です。
読めば、人生がちょっと元気に、楽
しくなるかもしれません。
本日1月20日から発売。
おりべ まこと 電子書籍新刊
「昨夜よりもっといい夢を見る方法」
AmazonKindleから発売中。¥360
「生きる」をテーマにしたエッセイ第6集。
人生の半分は夜。だったらもっといい夢みなきゃな。
そう思ったら読んでみてほしい。
生きるのが楽しくなる36のエッセイ。
ブログ「DAIHON屋のネタ帳」
2022年9月から23年末のなかから抜粋。
●もくじ
・愛妻家・愛夫家は人生の成功者?
・「芝浜」と女落語家
・名古屋の母と母校の話
・入学祝いはやっぱり桜
・百年生きるホモサピの世界はこれから
・リンゼイ・ケンプのダンスの記憶
・これからどうやって旅に出るか?
・自分の未来、世界の未来、子どもの未来
・母の日・父の日に感謝のプレゼントなんかいらない
・ときにはダンゴより花
・4630万円の振り込み
・なぜ宝くじに当たるとほとんどの人が破産するのか?
・井上ひさしと笑いについて
・人生は長くて短い
・「南の島でのんびり」なんてFIREしなくてもすぐできる
・潮騒の音楽を楽しむための海
・アナログマジックの残暑お見舞いとデジタル発信の効用
・いい夢を見る方法
・なぜ30年前のトレンディードラマには
お彼岸が出てこなかったのか?
・親より先に死んではいけません
・余命7年で行こう
・女じゃなくなる恐怖
・おとなの言うことなんか聞かなくても 人生、春は来る。
・おすすめ本「なんで家族を続けるの?」
・こっそりカメ走
・人生は地中に埋もれた化石のようなもの
・アーカイブ世代のクロニクル研究
・なぜ名古屋人は福井・鯖江産の純金製メガネを買うのか?
・ロンドンライフと労働・カネ・芸術の話
・9月15日はロージンの日?
・お祭リベンジ
・同窓会の話
・地球の重力に逆らうべからず
・地球家族の「争族」を辞めさせるための宇宙人待望論
・京都で考えた観光立国ニッポンの生き方
・美しきニューヨークのカレンダー 全36篇
おりべ まこと 電子書籍新刊
「昨夜よりもっといい夢を見る方法」
1月20日、AmazonKindleから発売予定。¥360
「生きる」をテーマにしたおりべまことエッセイ第6集。
人生の半分は夜。だったらもっといい夢みなきゃな。
そう思ったら読んでみてほしい。
生きるのが楽しくなる36のエッセイ。
ブログ「DAIHON屋のネタ帳」
2022年9月から23年末のなかから抜粋。
●もくじ
・愛妻家・愛夫家は人生の成功者?
・「芝浜」と女落語家
・名古屋の母と母校の話
・入学祝いはやっぱり桜
・百年生きるホモサピの世界はこれから
・リンゼイ・ケンプのダンスの記憶
・これからどうやって旅に出るか?
・自分の未来、世界の未来、子どもの未来
・母の日・父の日に感謝のプレゼントなんかいらない
・ときにはダンゴより花
・4630万円の振り込み
・なぜ宝くじに当たるとほとんどの人が破産するのか?
・井上ひさしと笑いについて
・人生は長くて短い
・「南の島でのんびり」なんてFIREしなくてもすぐできる
・潮騒の音楽を楽しむための海
・アナログマジックの残暑お見舞いとデジタル発信の効用
・いい夢を見る方法
・なぜ30年前のトレンディードラマには
お彼岸が出てこなかったのか?
・親より先に死んではいけません
・余命7年で行こう
・女じゃなくなる恐怖
・おとなの言うことなんか聞かなくても 人生、春は来る。
・おすすめ本「なんで家族を続けるの?」
・こっそりカメ走
・人生は地中に埋もれた化石のようなもの
・アーカイブ世代のクロニクル研究
・なぜ名古屋人は福井・鯖江産の純金製メガネを買うのか?
・ロンドンライフと労働・カネ・芸術の話
・9月15日はロージンの日?
・お祭リベンジ
・同窓会の話
・地球の重力に逆らうべからず
・地球家族の「争族」を辞めさせるための宇宙人待望論
・京都で考えた観光立国ニッポンの生き方
・美しきニューヨークのカレンダー
今年は長編・中編、1作ずつの小説を出版。
2025年は書きかけの長編、
プロットを用意してある長編のなかから2作、
新しいアイディアの中短編を2作リリース予定。
エッセイ集は「週末の懐メロ」全6巻完結。
昭和99年は「昭和99年の思い出ピクニック」刊行。
その他、「食べる」「生きる」「動物」シリーズも。
2025年は「AI」「認知症」「エンディング」など
リリース予定。
そして締めくくりは「昭和100年の思い出ピクニック」。
新設ノンフィクションシリーズ
「市井の賢者(仮題)」を1月か2月にリリース予定。
2025年も書いていきます。
また読んでくださいね。
●今はまだ地球がふるさと
https://amazon.co.jp/dp/B0CW1FWZ59
●花屋のネコの大いなる任務
https://amazon.co.jp/dp/B0DPCN144Z
●週末の懐メロ第6巻
https://www.amazon.com/dp/B0CW1KKHXL
●昭和99年の思い出ピクニック
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おりべまことの電子書籍
現代を生きる大人に贈る童話
花屋のネコの大いなる任務
一人で店を切り盛りする花屋の女主人と、
彼女のために大いなる任務を果たす保護猫の物語。
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12月23日(月)16:59まで。
さあ、急がニャいと。
自分へのクリスマスプレゼントにどうぞ。
夢をかなえたあとも、
成功を果たしたあとも、
欲しい物をすべて手に入れたあとも、
まだまだ人生は続く。
夢に届かない人も、
失敗して転んだ人も、
何も手に入れられない人も、
まだまだ人生は続く。
あなたがどっちか知らないけど、
いっしょに旅をするおともがいれば、
まだまだ人生続けられる。
現代を生きる大人のための童話
花屋のネコの大いなる任務
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夢をかなえても、
成功を果たしても、
欲しい物をすべて手に入れても、
むなしかったり、涙が出たりする。
そんなあなたの心を満たす“ねこ”は、
どこにいますか?
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「花屋のネコの大いなる任務」
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12月23日(月)16:59まで。
一人で店を切り盛りする花屋の女主人と、
彼女のために大いなる任務を果たす保護猫の物語。
クリスマスの賢者の贈り物として、
あなたの胸の本棚に1部いかがかニャ?
●あらすじ
彼女は「お花屋さんになりたい」という
少女時代の夢をかなえた。
今はとある町の小さな花屋の女主人として、
ひとりで店を切り盛りしている。
花に関する豊富な知識、アレンジメントのセンスと技術。
加えて人柄もよく、お店の評判は上々で、
商売はうまいこといっている。
彼女自身も毎日、大好きな花に囲まれて
仕事ができて幸せだ。
ところが、明日は母の日という土曜日の朝、
店の外に出て、びっくりした。
そこに置いてあったカーネーションの花が
ネズミに食い荒らされていたのだ。
ショックを受けた彼女は、
今後、二度と店にネズミを寄せつけないよう、
ネコを飼う決心をする。
保護猫サイトを探すと、
かわいらしい子猫たちにまじって大人のネコがいた。
人間に保護されるまで1年間、
野良猫として生き延びてきた頼もしそうな奴だ。
しかも彼は、オスの三毛猫というレアものである。
女主人は彼を引き取り、
「ダビ」と名付け、自分に言い聞かせた。
「寂しいからじゃない。癒されたいからじゃない。
ネズミよけのためにこのネコを飼うんだ」と。
そして、自分とネコとの関係を明確にするために、
雇用契約を結ぶ。
彼女は仕事の依頼主。
その報酬として彼に食事と寝床を与える。
こうして、花屋の女主人と
三毛猫ダビの暮らしが始まった。
お待ちかね。6日間無料キャンペーン開催します。
12月18日(水)17:00~23日(月)16:59まで。
一人で店を切り盛りする花屋の女主人と、
彼女のために大いなる任務を果たす保護猫の物語。
花好き、ネコ好きに贈るクリスマスプレゼント。ぜひ。
●あらまし
彼女は「お花屋さんになりたい」という
少女時代の夢をかなえた。
今はとある町の小さな花屋の女主人として、
ひとりで店を切り盛りしている。
花に関する豊富な知識、
アレンジメントのセンスと技術。
加えて人柄もよく、お店の評判は上々で
、商売はうまいこといっている。
彼女自身も毎日、
大好きな花に囲まれて仕事ができて幸せだ。
ところが、明日は母の日という土曜日の朝、
店の外に出て、びっくりした。
そこに置いてあったカーネーションの花が
ネズミに食い荒らされていたのだ。
ショックを受けた彼女は、
今後、二度と店にネズミを寄せつけないよう、
ネコを飼う決心をする。
保護猫サイトを探すと、
かわいらしい子猫たちにまじって大人のネコがいた。
人間に保護されるまで1年間、
野良猫として生き延びてきた頼もしそうな奴だ。
しかもオスの三毛猫というレアものである。
女主人は彼を引き取り、
「ダビ」と名付け、自分に言い聞かせた。
「寂しいからじゃない。癒されたいからじゃない。
ネズミよけのためにこのネコを飼うんだ」と。
そして、自分とネコとの関係を明確にするために、
雇用契約を結ぶ。
彼女は仕事の依頼主。
その報酬として彼に食事と寝床を与える。
こうして、
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9月23日(月・祝)15:59まで。
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20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!
ブログ「DAIHON屋のネタ帳」で
2020年10月から2024年3月まで毎週連載した
「週末の懐メロ」を書籍化。
楽曲やアーティストを解説、
あるいはロック史・音楽史を研究、
といった大それたものではありません。
主観9割・偏見まみれの音楽エッセイ集です。
僕と同じ昭和世代・20世紀世代にはもちろん、
21世紀を生きる若い世代のお宝発掘のための
ガイドブックとしても楽しんでほしい。
良い音楽、好きな音楽をあなたの心の友に。
最終の第6巻は♯149~♯180を載録。
もくじ
149 僕のリズムを聴いとくれ(オエ・コモ・ヴァ)/サンタナ
150 わたし、あなたに何をしたの?/リサ・スタンスフィールド
151 アメリカンバンド/グランド・ファンク・レイルロード
152 涙のバースディ・パーティ/レスリー・ゴア
153 ザ・ラストリゾート/イーグルス
154 夢のカリフォルニア/ママス&パパス
155 孤独な影/ジャパン
156 青春の日々/ニコ
157 ワイルドサイドを歩け/ルー・リード
158 嵐が丘/ケイト・ブッシュ
159 マイ・スウィート・ロード/ジョージ・ハリスン
160 ナッシング・コンペア2U/シネイド・オコーナー
161 限りなき戦い/ペイジ&プラント
162 天国への扉/フェアポート・コンベンション
163 戦士/シナジー
164 エヴリウェア/フリートウッド・マック
165 2ハーツビート・アズ・ワン/U2
166 天使のささやき/スリー・ディグリーズ
167 ジャンプ/ヴァン・ヘイレン
168 今日突然に/カーヴド・エア
169 ロケットマン/エルトン・ジョン
170 ラヴィン・ユー/ミニー・リパートン
171 僕たちの家/クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング
172 追憶/バーブラ・ストライサンド
173 ザ・ウェイ・イット・イズ/ブルース・ホーズビー
174 世界の重みを手に持つ少女/エディ・リーダー
175 ババ・オライリー/ザ・フー
176:ヒーローズ/デヴィッド・ボウイ
177 危機/イエス
178 ラミア/ジェネシス
179 放浪者(エグザイルス)/キング・クリムゾン
180 オールウェイズ・リターニング/ブライアン・イーノ
全32編載録
ELP(エマーソン・レイク&パーマー)と言えば、
「タルカス」「展覧会の絵」「悪の教典#9」
「海賊」といった、
壮大で劇的でプログレで、
とにかくド派手な大曲で知られるが、
どのアルバムにも、それらと対照的な、
お洒落な小品が入っている。
「ジェレミー・ベンダー」は1971年リリースの
アルバム「タルカス」のB面に収録。
初めて聴いたのは中学生の頃だったが、
当時はELPという、エッジの立ちまくった
プログレッシブロックの雄が、
どうしてこんなお茶目な曲をやるのか、
どうして、あのアグレッシブな
破壊神タルカスの世界観を損なうような曲を
同じアルバムに入れるのか、理解出来なかった。
劇的なのとお茶目でユーモラスなの、
どっちもやるから彼らの音楽は偉大で魅力的なのだ。
50年かけてやっとそう思えるようになった。
20分を超える組曲タルカスの対極に位置する
2分足らずのタイニーマジック。
This is ELP!
週末の懐メロ 第6巻
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本日9月18日(水)16:00~23日(月・祝)15:59
20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!
ブログ「DAIHON屋のネタ帳」で
2020年10月から2024年3月まで毎週連載した
「週末の懐メロ」を書籍化。
主観9割・偏見まみれの音楽エッセイ集。
・夢のカリフォルニア/ママス&パパス
・ザ・ラストリゾート/イーグルス
・嵐が丘/ケイト・ブッシュ
・ロケットマン/エルトン・ジョン
・天国への扉/フェアポート・コンベンション
ほか全32編 載録
クイーンはⅠとⅡに限る。
1973年のファーストアルバム収録の
隠れた名曲。
スリリングな転調と甘美なメロディライン、
そして、一度聴いたら忘れられない、
ブライアン・メイのギターのうねり。
50年経って輝き続ける
クイーンミュージックの凝縮版。
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・夢のカリフォルニア/ママス&パパス
・ザ・ラストリゾート/イーグルス
・嵐が丘/ケイト・ブッシュ
・ロケットマン/エルトン・ジョン
・天国への扉/フェアポート・コンベンション
ほか全32編 載録
おりべまこと電子書籍新刊
「週末の懐メロ 第6巻」
本日9月9日(月)発売!
20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!
ブログ「DAIHON屋のネタ帳」で2020年10月から2024年3月まで毎週連載した「週末の懐メロ」を書籍化。
楽曲やアーティストを解説、
あるいはロック史・音楽史を研究、
といった大それたものではありません。
主観9割・偏見まみれの音楽エッセイ集です。
僕と同じ昭和世代・20世紀世代にはもちろん、
21世紀を生きる若い世代のお宝発掘のための
ガイドブックとしても楽しんでほしい。
良い音楽、好きな音楽をあなたの心の友に。
最終の第6巻は♯149~♯180を載録。
もくじ
149 僕のリズムを聴いとくれ(オエ・コモ・ヴァ)/サンタナ
150 わたし、あなたに何をしたの/リサ・スタンスフィールド
151 アメリカンバンド/グランド・ファンク・レイルロード
152 涙のバースディ・パーティ/レスリー・ゴア
153 ザ・ラストリゾート/イーグルス
154 夢のカリフォルニア/ママス&パパス
155 孤独な影/ジャパン
156 青春の日々/ニコ
157 ワイルドサイドを歩け/ルー・リード
158 嵐が丘/ケイト・ブッシュ
159 マイ・スウィート・ロード/ジョージ・ハリスン
160 ナッシング・コンペア2U/シネイド・オコーナー
161 限りなき戦い/ペイジ&プラント
162 天国への扉/フェアポート・コンベンション
163 戦士/シナジー
164 エヴリウェア/フリートウッド・マック
165 2ハーツビート・アズ・ワン/U2
166 天使のささやき/スリー・ディグリーズ
167 ジャンプ/ヴァン・ヘイレン
168 今日突然に/カーヴド・エア
169 ロケットマン/エルトン・ジョン
170 ラヴィン・ユー/ミニー・リパートン
171 僕たちの家/クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング
172 追憶/バーブラ・ストライサンド
173 ザ・ウェイ・イット・イズ/ブルース・ホーズビー
174 世界の重みを手に持つ少女/エディ・リーダー
175 ババ・オライリー/ザ・フー
176:ヒーローズ/デヴィッド・ボウイ
177 危機/イエス
178 ラミア/ジェネシス
179 放浪者(エグザイルス)/キング・クリムゾン
180 オールウェイズ・リターニング/ブライアン・イーノ
全32編載録
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僕と同じ昭和世代・20世紀世代にはもちろん、
21世紀を生きる若い世代のお宝発掘のための
ガイドブックとしても楽しんでほしい。
良い音楽、好きな音楽をあなたの心の友に。
最終の第6巻は♯149~♯180を載録。
もくじ
149 僕のリズムを聴いとくれ(オエ・コモ・ヴァ)/サンタナ
150 わたし、あなたに何をしたの?/リサ・スタンスフィールド
151 アメリカンバンド/グランド・ファンク・レイルロード
152 涙のバースディ・パーティ/レスリー・ゴア
153 ザ・ラストリゾート/イーグルス
154 夢のカリフォルニア/ママス&パパス
155 孤独な影/ジャパン
156 青春の日々/ニコ
157 ワイルドサイドを歩け/ルー・リード
158 嵐が丘/ケイト・ブッシュ
159 マイ・スウィート・ロード/ジョージ・ハリスン
160 ナッシング・コンペア2U/シネイド・オコーナー
161 限りなき戦い/ペイジ&プラント
162 天国への扉/フェアポート・コンベンション
163 戦士/シナジー
164 エヴリウェア/フリートウッド・マック
165 2ハーツビート・アズ・ワン/U2
166 天使のささやき/スリー・ディグリーズ
167 ジャンプ/ヴァン・ヘイレン
168 今日突然に/カーヴド・エア
169 ロケットマン/エルトン・ジョン
170 ラヴィン・ユー/ミニー・リパートン
171 僕たちの家/クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング
172 追憶/バーブラ・ストライサンド
173 ザ・ウェイ・イット・イズ/ブルース・ホーズビー
174 世界の重みを手に持つ少女/エディ・リーダー
175 ババ・オライリー/ザ・フー
176:ヒーローズ/デヴィッド・ボウイ
177 危機/イエス
178 ラミア/ジェネシス
179 放浪者(エグザイルス)/キング・クリムゾン
180 オールウェイズ・リターニング/ブライアン・イーノ
全32編載録
人間はひとりでは生きられないし、
この星で人間同士だけでは生きられない。
だから僕たちは動物を見たり、
いっしょに遊んだりしたくなる。
動物エッセイ集 無料キャンペーン実施中!
8月18日(日)15:59まで。
●ねこがきます
・明治35年の少女とうさぎ
・ネズミは夕焼け空に叙情を感じるか?
・アニマルガモの愛のいとなみ
・ヒョウモンリクガメとの遭遇
・ヒトとブタは神目線ではブラザーなのか?
・あなたのワンちゃんが今、ウンコしましたよ!
・ねこがきます ほか全34編
●神ってるナマケモノ
・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?
・ウーパールーパーな女子・男子
・金魚の集中力は人間以上
・カラス対ガマガエル 真昼の決闘
・なぜプードルもチワワもダックスフンドも“いぬ”なのか?
・犬から、ネコから、人間から、ロボットからの卒業
・神ってるナマケモノ ほか全36編
おりべまこと 電子書籍新刊
動物エッセイ集「ねこがきます」
本日発売! 発売早々大人気
人間社会で日常生活を送るあなた、
ちょっと疲れていませんか?
ふっとひと息つきたくなったら、
動物を見たり、いっしょに遊んだりしたくなりませんか?
人は疲れた心を癒すために
イヌやネコなどのペットを飼います。
公演に行って野鳥を見ます。
動物園や水族館へ動物に逢いに行きます。
あるいはテレビやネットで動物の姿や行動を見て
笑ったり、ほっこりした気持ちになったり。
どうしてあなたもわたしも動物を求めるのでしょうか?
なぜなら人間はひとりでは生きられないし、
人間同士だけでは生きられないから。
わたしたちにはこの世界、
この地球でいっしょに暮らす仲間が必要です。
たとえそれが違う種類の生き物でも。
その仲間の存在を確認することが、生きていく上で欠かせないのです。
この本は、そんなことを考えながら、
身近に目にする動物たち、物語の中の動物たち、
そして人間と動物との関係について
綴ったエッセイ集です。
頭の中にネコやイヌやウサギやカメの姿を
思い浮かべながら
お気軽に覗いてみてください。
もくじ
全34編載録
(DAIHON屋ブログ https://www.daihonya.com/より)
おりべまこと新刊
エッセイ集:動物2「ねこがきます」
7月27日(土)発売予定!
人間社会で日常生活を送るあなた、
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その仲間の存在を確認することが、
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そんなことを考えながら、
身近に目にする動物たち、物語の中の動物たち、
そして人間と動物との関係について綴ったエッセイ集。
頭の中にネコやイヌやウサギやカメの姿を思い浮かべながら
気軽にどうぞ。
もくじ
明治35年の少女とうさぎ
脂ののったカルガモを狙う野生のクロネコ
飼い主にはペットを看取る使命がある
ネズミは夕焼け空に叙情を感じるか?
アニマルガモの愛のいとなみ
ワイルドボーイ・オオタカきょうだい大成長
目覚めればオオサンショウウオ
ねこがきます
ほか 全34編載録
本日6月27日(水)16:00~7月1日(月)15:59まで
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よりよい人生のためのサプリメント。
「生きる」エッセイ集第5弾。
この機会にぜひ、手にお取りください。
も く じ
高校教師とぼくたちの失敗
ネコのお遍路さんと笑劇の人生
人は神秘なき世界では生きられない
変化球とボール球で仕事にリズムを、メリハリを
永福図書館のお引越し
すべては道楽
「2020年の挑戦」への挑戦が終わる
宇宙を旅するお年頃
お寺の詐欺事件とレ・ミゼラブルと宗教者の存在意義について
オリンピックの「選手ファースト」は選手自身がつくる
「わたしを離さないで」:社会貢献と自己の幸福の追求
恋愛から遠ざかり、恋愛小説に歩み寄る
なぜ桜とクローンは切なくて美しいのか?
超高れい蔵庫 成仏す
ドイツ人女性が見るエヴァの女性キャラ造型と男の一生モノ幻想
「美しい人」は今でも幸せに暮らしているのだろうか?
自己満足のために山に登る
海はとても遠くにある
理念をないがしろにしてきたツケを払う五輪
小山田問題:才能と人間性
オリンピックはコロナ無限トンネルの一瞬のオアシスなのか?
日本ならではのメッセージが抜け落ちていた東京オリンピック
めでたき9・9 重陽の節句 まさか一生上り坂?
ワクチンショック後日譚: 現場で役に立たないアタフタ医療者
まだ若い敬老の日と人生100年時代の宿題
中秋の名月の月光浴
人生百年時代の生き方は北斎に学べ
去りゆく母との再会
自由になるための結婚
美魔女の終活と年賀状じまい
東京メトロ永田町駅のトイレの美しさとカミさまのいる幸福
飛行機の日と父の命日
神田沙也加さんの死について
気楽な神様に気軽にありがとう
全34編 載録
自己満足のために山に登る
その昔、僕がまだ若かった頃は
「三〇過ぎは信じるな」とか、
二九歳で雪山の中に埋もれて死ぬ
(そうすれば美しく死ねる)とか
言っていた人があちこちにいた。
そんな御伽噺をしていた人たちが高齢まで生き延び、
健康を気にして、さらに生き延びたいと願っている。
「あんなこと言っていたのは若い時分のたわごとですよ」
ちょっと照れ臭そうに、
あるいはちょっと怒ってそう言いわけするだろう。
そして、あんな言い分は自己満足にすぎないよと、
ちょっと歪んだ笑いを見せるだろう。
夢から醒めたほとんどの人は、
三〇過ぎから新たな人生を歩み始める。
もう遠くは見ない。足元だけを見て歩く。
けれどもだんだん、どこまでも続く
まっ平らな平地を歩き続けることには耐えられなくなる。
(つづく)
明日6月27日(水)16:00~7月1日(月)15:59まで
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「生きる」エッセイ集第5弾。
この機会にぜひ。
還暦を過ぎるとだんだん若返る。
ただし、それは精神面や感受性のお話で、
肉体的な年齢とは乖離していく。
これからの人生は、
こうした精神と肉体のギャップを
どうごまかして埋め合わせていくかが課題になる。
心がけるべきは脳内の清掃
。心にも体にもいちばんよくないのは、
ゴミ情報を貯め込んでしまうことだ。
頭の中に詰まったゴミ情報は、
そのままストレスに変質する。
それで健康を損なってしまう人が
かなり多いのではないかと推察する。
この情報化社会、ちょっと外を歩いたり、
ちょっとデバイスに向き合ったりすれば、
湯水のようなにいろんな情報が入りこんでくる。
そのうち9割以上は自分にいらない情報なので、
あっという間に脳の中はゴミだらけ。
朝はクリーンでピカピカでも、
夜になると汚染されて窒息しかけている。
そもそも僕は脳のキャパシティが小さいので、
できるだけ日々、
情報デトックスしていかなくてはならない。
いろんなことを書いてはSNSやブログで発信し、
それだけでは飽き足らずに本まで出すのは、
そうした自分のためという意味合いがあるからだ。
でもいろいろ書いていると、
思ってもみなかった面白い発見に巡り会える。
あなたもいい歳になってきたなと思ったら、
機会を作って何らかのアプローチで
自分の脳内を覗いてみてほしい。
そこには広大な宇宙が広がっている。
日々、その宇宙の旅を楽しみに出かけることが、
これからの人生の醍醐味になるだろう。
6月20日(木)発売予定!
エッセイ集:生きる第5巻。
コロナの時、東京五輪の時、
何があったのか思い出してみよう。
人生の常備薬、いろいろ取り揃えています。
・もくじ
高校教師とぼくたちの失敗
ネコのお遍路さんと笑劇の人生
人は神秘なき世界では生きられない
すべては道楽
「2020年の挑戦」への挑戦が終わる
宇宙を旅するお年頃
ほか全33編載録
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週末の懐メロ 第5巻
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21世紀を生きるための知恵にしていく、
カルチャー発見のためのガイドブック的エッセイ集。
無料キャンペーン終了まであと1日。
この機会をお見逃しなく。
もくじ
116 カラーフィルムを忘れたのね/ニナ・ハーゲン
117 スタンド・バイ・ミー/プレイング・フォー・チェンジ
118 人は少しずつ変わる/中山ラビ
119 氷の世界/井上陽水
120 ユー・メイ・ドリーム/シーナ&ロケッツ
121 ア・ソング・フォー・ユー/レオン・ラッセル
122 ファーストカー/トレイシー・チャップマン
123 ヨイトマケの唄/美輪明宏
124 オ―、シャンゼリゼ/ダニエル・ビダル
125 夜空ノムコウ/スガ シカオ
126 オード・トゥ・マイファミリー/クランベリーズ
127 いとしのレイラ/デレク&ザ・ドミノス
128 赤いハイヒール/太田裕美
129 サタデーナイト/ベイシティ・ローラーズ
130 ビコーズ・ザ・ナイト/パティ・スミス・グループ
131 涙のサンダーロード/ブルース・スプリングスティーン
132 燃ゆる灰/ルネッサンス
133 さよなら人類/たま
134 ウィリー・オ・ウィンズベリー/ペンタングル
135 アウト・オブ・ザ・ブルー/ロキシーミュージック
136 アジアの純真/PUFFY
137 ハリケーン/ボブ・ディラン
138 夜明けのスキャット/由紀さおり
139 ロックンロール黄金時代/モット・ザ・フープル
140 クラウドバスティング/ケイト・ブッシュ
141 二十世紀少年/T・レックス
142 女ぎつね オン・ザ・ラン/バービーボーイズ
143 ショウ・ミー・ザ・ウェイ/ピーター・フランプトン
144 ランバダ/カオマ
145 宇宙のファンタジー/アース・ウィンド&ファイアー
146 貿易風にさらされて/マザー・グース
147 愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ
148 ウェルカム上海/吉田日出子
全33編載録
137 ハリケーン/ボブ・ディラン
現代アメリカ社会の欺瞞・腐敗・不条理をえぐる
吟遊詩人ボブ・ディランが
1976年に発表したアルバム「欲望」のトップナンバー。
ギターに合わせてフィドル(バイオリン)がうねり、
ベースとドラムがロックなリズムを刻む中、
無実の罪を着せられた60年代の黒人ボクサー
ルービン“ハリケーン”カーターの物語を歌い綴る。
紛れもない、ディランの最高傑作だ。
惨劇を告げるオープニングから見事に構成された長編詩は、8分以上にわたって聴く者の胸に
ひたすら熱情溢れた言葉の直球を投げ続け、
“ハリケーン”の世界に引きずり込む。
殺人罪で投獄されたカーターは
獄中で自伝「第16ラウンド」を書いて出版し、
冤罪を世に訴えた。
その本を読んだディランは自らルービンに取材して、
この曲を書き上げたという。
その冤罪がいかにひどいものであったかは
曲を聴いての通りで、
人種差別がまだ正々堂々とまかり通っていた時代とはいえ、こんなでっち上げが認められたことに驚くばかり。
けれども半世紀以上たった今も
実情は大して変わっていないのかもしれない。
そしてまた、昔々のアメリカの人種差別、
黒人差別の話だから
僕たちには関係ないとは言っていられないのかもしれない。
冤罪はどこの国でも起こり得る。もちろん日本でも。
(つづく)
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カルチャー発見のためのガイドブック的エッセイ集。
もくじ
116 カラーフィルムを忘れたのね/ニナ・ハーゲン
117 スタンド・バイ・ミー/プレイング・フォー・チェンジ
118 人は少しずつ変わる/中山ラビ
119 氷の世界/井上陽水
120 ユー・メイ・ドリーム/シーナ&ロケッツ
121 ア・ソング・フォー・ユー/レオン・ラッセル
122 ファーストカー/トレイシー・チャップマン
123 ヨイトマケの唄/美輪明宏
124 オ―、シャンゼリゼ/ダニエル・ビダル
125 夜空ノムコウ/スガ シカオ
126 オード・トゥ・マイファミリー/クランベリーズ
127 いとしのレイラ/デレク&ザ・ドミノス
128 赤いハイヒール/太田裕美
129 サタデーナイト/ベイシティ・ローラーズ
130 ビコーズ・ザ・ナイト/パティ・スミス・グループ
131 涙のサンダーロード/ブルース・スプリングスティーン
132 燃ゆる灰/ルネッサンス
133 さよなら人類/たま
134 ウィリー・オ・ウィンズベリー/ペンタングル
135 アウト・オブ・ザ・ブルー/ロキシーミュージック
136 アジアの純真/PUFFY
137 ハリケーン/ボブ・ディラン
138 夜明けのスキャット/由紀さおり
139 ロックンロール黄金時代/モット・ザ・フープル
140 クラウドバスティング/ケイト・ブッシュ
141 二十世紀少年/T・レックス
142 女ぎつね オン・ザ・ラン/バービーボーイズ
143 ショウ・ミー・ザ・ウェイ/ピーター・フランプトン
144 ランバダ/カオマ
145 宇宙のファンタジー/アース・ウィンド&ファイアー
146 貿易風にさらされて/マザー・グース
147 愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ
148 ウェルカム上海/吉田日出子
全33編載録
140「クラウドバスティング/ケイト・ブッシュ」より
今年(※2023年)、ロック殿堂入りを果たした
ケイト・ブッシュ。
彼女のようなタイプの音楽は、
あまりこうした権威にウケがよくないし、
ファンも殿堂入りがどうこうなんて気にしていない。
しかし昨年(2022年)、
1985年に発表した「神秘の丘」が、
ドラマ「ストレンジャーシングス」の挿入歌に使われ、
世界中で前代未聞のリバイバル大ヒット。
ロック殿堂側もこれ以上、
彼女を無視していられなくなったというのが
正直なところなのだろう。
「クラウドバスティング」は「神秘の丘」と同じく5枚目のアルバム「愛のかたち(Hounds of Love)」の挿入歌。
楽曲としてはもちろんのこと、
80年代のミュージックビデオとして、
さらにその後、40年弱のポップミュージック史を見ても
最高レベルの作品である。
(中略)
この楽曲が描くのは、
精神分析学者で思想家のヴィルヘルム・ライヒと
その息子ピーターが、
オカルティックな生命エネルギーを駆使して
「クラウドバスター」というマシンを動かす物語。
ミュージックビデオはレトロっぽい
SF短編映画のようなつくりになっている。
ヴィルヘルムを演じるのは、
ハリウッドの名優ドナルド・サザーランド。
そして息子ピーターはケイト・ブッシュ自身。
この頃、彼女は他の楽曲では成熟した女性の魅力を放ち、
かなり色っぽかったのだが、
ここでは髪を切って一転、男の子に。
父の意志を成し遂げようとする少年に扮し、
美しい丘を駆け上がっていくシーンには
完全にしびれてしまった。
「嵐が丘」「神秘の丘」――
彼女の音楽の世界で、丘は魔法の舞台である。
(中略)
ここで登場する「クラウドバスター」という
サイケでスチームパンクっぽい怪物マシンは、
オルゴンエネルギーによって雲を創り出し、
大地に雨を降らせるという代物。
連れ去られた父に代わって、
息子がその目的を実現するというストーリーになっている。
雲を作り出すのに
クラウドバスター(雲を蹴散らす)という名は
矛盾しているのだが、
これはオルゴンエネルギー(生命エネルギー)が心の暗雲を払って生命体に潤いをもたらすといった
思想の暗喩になっているのかもしれない。
いずれにしてもこんな虚実ないまぜのSFじみた話から
途方もなくパワフルで美しい楽曲を編み出した
ケイト・ブッシュの才能はすごいの一言。
そしてこのビデオのラストシーン――
丘の頂上で怪物マシンを稼働させた少年のシルエットは、
ケイト・ブッシュの音楽を表す
アイコンとしても長らく愛されてきた。(つづく)
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もくじ
116 カラーフィルムを忘れたのね/ニナ・ハーゲン
117 スタンド・バイ・ミー/プレイング・フォー・チェンジ
118 人は少しずつ変わる/中山ラビ
119 氷の世界/井上陽水
120 ユー・メイ・ドリーム/シーナ&ロケッツ
121 ア・ソング・フォー・ユー/レオン・ラッセル
122 ファーストカー/トレイシー・チャップマン
123 ヨイトマケの唄/美輪明宏
124 オ―、シャンゼリゼ/ダニエル・ビダル
125 夜空ノムコウ/スガ シカオ
126 オード・トゥ・マイファミリー/クランベリーズ
127 いとしのレイラ/デレク&ザ・ドミノス
128 赤いハイヒール/太田裕美
129 サタデーナイト/ベイシティ・ローラーズ
130 ビコーズ・ザ・ナイト/パティ・スミス・グループ
131 涙のサンダーロード/ブルース・スプリングスティーン
132 燃ゆる灰/ルネッサンス
133 さよなら人類/たま
134 ウィリー・オ・ウィンズベリー/ペンタングル
135 アウト・オブ・ザ・ブルー/ロキシーミュージック
136 アジアの純真/PUFFY
137 ハリケーン/ボブ・ディラン
138 夜明けのスキャット/由紀さおり
139 ロックンロール黄金時代/モット・ザ・フープル
140 クラウドバスティング/ケイト・ブッシュ
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142 女ぎつね オン・ザ・ラン/バービーボーイズ
143 ショウ・ミー・ザ・ウェイ/ピーター・フランプトン
144 ランバダ/カオマ
145 宇宙のファンタジー/アース・ウィンド&ファイアー
146 貿易風にさらされて/マザー・グース
147 愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ
148 ウェルカム上海/吉田日出子
全33編載録
123「ヨイトマケの唄/美輪明宏」より
日本の至宝、昭和の至宝 美輪明宏が
自ら作詞・作曲し、あらゆる世代の日本人に贈る聖歌。
それが「ヨイトマケの唄」である。
最初にレコードが出たのは1965年。
マンガなどで「母ちゃんのためならエンヤコーラ」
というセリフが良く出ていたのを覚えている。
そして桑田佳祐をはじめ、たくさんの歌手がこの歌を愛し、カヴァーしているのも聴いていた。
けれども美輪明宏自らが歌うのをまともに聴いたのは、若い世代と同じく、2012年の紅白歌合戦が初めてだった。
紅白なんていつも酒を飲んでへべれけになって
見ているのだが、真っ黒な衣装に身を包んだ美輪が登場し、この歌を歌い出した時、思わず背筋がピンと伸びた。
6分間、テレビから目と耳を離すことができなかった。
故郷の長崎で原爆に遭遇して以来、
波乱万丈の人生を送り、
数々の修羅場をかいくぐりながら
70になっても80になっても
元祖・ビジュアル系歌手の誇りを失うことなく
輝き続ける美輪明宏の、
人間への愛情のすべてが
この一曲に集約されているような気がする。
(つづく)
おりべまこと電子書籍
週末の懐メロ 第5巻
6月4日(火)15:59まで無料キャンペーン実施中!
20世紀ポップミュージック・昭和歌謡に関する与太話を
みんなでシェア。
21世紀を生きる糧となるお宝発掘作業の
ガイドブック的エッセイ集。
もくじ
116 カラーフィルムを忘れたのね/ニナ・ハーゲン
117 スタンド・バイ・ミー/プレイング・フォー・チェンジ
118 人は少しずつ変わる/中山ラビ
119 氷の世界/井上陽水
120 ユー・メイ・ドリーム/シーナ&ロケッツ
121 ア・ソング・フォー・ユー/レオン・ラッセル
122 ファーストカー/トレイシー・チャップマン
123 ヨイトマケの唄/美輪明宏
124 オ―、シャンゼリゼ/ダニエル・ビダル
125 夜空ノムコウ/スガ シカオ
126 オード・トゥ・マイファミリー/クランベリーズ
127 いとしのレイラ/デレク&ザ・ドミノス
128 赤いハイヒール/太田裕美
129 サタデーナイト/ベイシティ・ローラーズ
130 ビコーズ・ザ・ナイト/パティ・スミス・グループ
131 涙のサンダーロード/ブルース・スプリングスティーン
132 燃ゆる灰/ルネッサンス
133 さよなら人類/たま
134 ウィリー・オ・ウィンズベリー/ペンタングル
135 アウト・オブ・ザ・ブルー/ロキシーミュージック
136 アジアの純真/PUFFY
137 ハリケーン/ボブ・ディラン
138 夜明けのスキャット/由紀さおり
139 ロックンロール黄金時代/モット・ザ・フープル
140 クラウドバスティング/ケイト・ブッシュ
141 二十世紀少年/T・レックス
142 女ぎつね オン・ザ・ラン/バービーボーイズ
143 ショウ・ミー・ザ・ウェイ/ピーター・フランプトン
144 ランバダ/カオマ
145 宇宙のファンタジー/アース・ウィンド&ファイアー
146 貿易風にさらされて/マザー・グース
147 愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ
148 ウェルカム上海/吉田日出子
全33編載録
♯128「赤いハイヒール/太田裕美」より
松本隆+筒美京平の70年代の斬新な歌謡マジック。
太田裕美の代表曲と言えば「木綿のハンカチーフ」だが、
明るい爽やかさの裏に悲しみが潜むあちらの歌に比べ、
この「赤いハイヒール」はアンニュイでミステリアスな曲調。
ちょっと禍々しいブラックメルヘンの味付けもある。
僕はこっちの方が好きで、このレコードも持っていた。
1976年。高校2年の時である。
「木綿」と同様、男女のダイアローグで進むが、
冒頭、「ねえ、友だちなら聞いてくださる?」と、
リスナーに語り掛けて歌の世界に誘い込むという、
のっけから松本隆のマジックが炸裂する。
今ならそう珍しくないかもしれないが、
当時、こんな曲はなかった。
イメージカラーは白、都会に出た男の子×田舎にいる女の子。
イメージカラーは赤、都会に出た女の子×田舎にいる男の子。
という設定の対比に留まらない。
「木綿」では人物やドラマの描写が
割とあいまいで抽象的だったのに対して、
こちらは東京駅に着いた・おさげでそばかすのある女の子・
ハイヒール買った・お国訛りを笑われた(らしい)・
タイプライター打つ仕事をやってるなど、
主人公の状況がかなり具体的に描かれている。
このあたり、ただのアンサーソング・二番煎じとは
絶対に言わせない。
「木綿」よりもいい曲にする・面白くするという、
松本+筒美の情熱とプライドを感じる。
そして何よりもその根底に太田裕美への愛情を感じる。(つづく)
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週末の懐メロ 第5巻
本日5月30日(木)より6月4日(火)15:59まで
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この機会にぜひご購入下さい。
♯139「ロックンロール黄金時代/モット・ザ・フープル」
より抜粋
モット・ザ・フープルは、
ヴォーカルのイアン・ハンターを中心とした
70年代前半に活躍したイギリスのグラムロックバンド。
いわゆるグラムロックとしては、
デヴィッド・ボウイ、Tレックスの
次くらいに名前が上がるだろう。
デヴィッド・ボウイはこのバンドがお気に入りで
自らプロデュースを申し入れ、
ボウイ作の「すべての若き野郎ども」が
1972年に大ヒットし、
スターバンドに駆け上がった。
1974年リリースのアルバム
「ロックンロール黄金時代」は、
アルバムタイトルのこの曲をはじめ、
「マリオネットの叫び」「あばずれアリス」
「野郎どもの襲撃」「あの娘はイカしたキャディラック」「土曜日の誘惑」など、
邦題マジック満開の名曲が並び、充実度抜群。
クセのある香辛料を効かせた
ロックンロールがたまらない、
文句なしの名盤である。
ジャケットデザインも一度見たら忘れられない
強烈なインパクト。
ロック史上、屈指のカッコよさだ。
モット・ザ・フープルは、
ビートルズ亡き後の70年代前半、
レッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズ、
プログレ四天王などに比べると、
やや格落ちするB級バンド感がいいじゃん、
ということで、日本でもけっこう人気があった。
たしか1975年の「ミュージックライフ」の人気投票では、
バンド部門で15位前後だったと記憶している。・・・
(to be continued…)
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第5巻として♯116~♯148を収録。
もくじ
116 カラーフィルムを忘れたのね/ニナ・ハーゲン
117 スタンド・バイ・ミー/プレイング・フォー・チェンジ
118 人は少しずつ変わる/中山ラビ
119 氷の世界/井上陽水
120 ユー・メイ・ドリーム/シーナ&ロケッツ
121 ア・ソング・フォー・ユー/レオン・ラッセル
122 ファーストカー/トレイシー・チャップマン
123 ヨイトマケの唄/美輪明宏
124 オ―、シャンゼリゼ/ダニエル・ビダル
125 夜空ノムコウ/スガ シカオ
126 オード・トゥ・マイファミリー/クランベリーズ
127 いとしのレイラ/デレク&ザ・ドミノス
128 赤いハイヒール/太田裕美
129 サタデーナイト/ベイシティ・ローラーズ
130 ビコーズ・ザ・ナイト/パティ・スミス・グループ
131 涙のサンダーロード/ブルース・スプリングスティーン
132 燃ゆる灰/ルネッサンス
133 さよなら人類/たま
134 ウィリー・オ・ウィンズベリー/ペンタングル
135 アウト・オブ・ザ・ブルー/ロキシーミュージック
136 アジアの純真/PUFFY
137 ハリケーン/ボブ・ディラン
138 夜明けのスキャット/由紀さおり
139 ロックンロール黄金時代/モット・ザ・フープル
140 クラウドバスティング/ケイト・ブッシュ
141 二十世紀少年/T・レックス
142 女ぎつね オン・ザ・ラン/バービーボーイズ
143 ショウ・ミー・ザ・ウェイ/ピーター・フランプトン
144 ランバダ/カオマ
145 宇宙のファンタジー/アース・ウィンド&ファイアー
146 貿易風にさらされて/マザー・グース
147 愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ
148 ウェルカム上海/吉田日出子
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♯116~♯148まで全33編を収録。
♯138「夜明けのスキャット/由紀さおり」より抜粋
「夜明けのスキャット」は、1969年に由紀さおりが歌って大ヒットした昭和歌謡の代表曲。
タイトルは夜明けだが、
歌の中で時計は夜明け前で止まり、星は永遠に消えず、
ふたりは愛の世界に生きる。
捉えようによっては相当エロい歌だ。
子どもの頃はそんなエロさなど分からなかったが、
聴いていて「なんだ、この歌は?」と
異常なインパクトを受けたことを、
ありありと憶えている。
ルルルとか、ラララとか、パパパばっかりで
全然歌詞が出てこない!
いま聴けば2番はちゃんと歌詞があって、
それなりにバランスが取れているのだが、
子どもの頃はスキャットのみの部分が
とんでもなく長く感じられて、
他の歌にはまったくない、
唯一無二の不思議感がずっと残っていた。
to be continued・・・
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「週末の懐メロ 第5巻」 発売中
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20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!
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2020年10月から毎週連載した「週末の懐メロ」を書籍化。
僕と同じ昭和世代・20世紀世代にはもちろん、
21世紀を生きる若い世代のお宝発掘のための
ガイドブックとしても読める音楽エッセイ集。
良い音楽、好きな音楽をあなたの心の友に。
第5巻として♯116~♯148 全33編を収録。
★♯116「カラーフィルムを忘れたのね/ニナ・ハーゲン」 より抜粋
ニナ・ハーゲンは1980年頃、パンククイーンとして世界的な人気を博した。
僕もファーストアルバムを持っていたが、パンクというよりニューウェーブという印象が強かった。
彼女は旧・東ドイツ出身で、世界的ロックスターになる前、十代の頃から東ドイツで音楽活動をやっていた。
しかし1976年、音楽家で作家でもあった養父が政府から市民権を剥奪されたことをきっかけに東ドイツでの活動の場を奪われ、イギリスに亡命。
翌年に西ドイツに移って新たなキャリアを始め、あっという間にスターダムにのし上がった。
この曲は彼女が東ドイツで活動していた時代の大ヒット曲で、1974年のリリース。
同年、東ドイツの音楽チャートでトップになった。
いっしょに旅行した彼氏がカラーフィルムを忘れたために、記念写真がみんな白黒になってしまったことに怒る女の子の歌だ(当然、この時代はフィルムカメラ)。
第2次世界大戦の敗戦国となったドイツは
東西に分断され、
西は資本主義国であるアメリカや
イギリス・フランスなどの勢力下に、
東は社会主義国のソ連(現ロシア)の勢力下に
置かれていた。
コミカルな味わいのこの曲は、当時の若者の、
単調で色のない社会主義国の生活・文化に対する
鋭い批判、痛烈な風刺として受け止められていた。
当時の東ドイツの若者の多くがこの曲に刺激されて
ロックを聴き始め、
ロックカルチャーの影響を受け、
やがて1987年のデビッド・ボウイの伝説の
ベルリンライブ、そして、
1989年のベルリンの壁崩壊に繋がっていく。
20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!
ブログ「DAIHON屋のネタ帳」で
2020年10月から毎週連載した「週末の懐メロ」を書籍化。
楽曲やアーティストを解説、
あるいはロック史・音楽史を研究、
といった大それたものではありません。
主観9割・偏見まみれの音楽エッセイ集です。
僕と同じ昭和世代・20世紀世代にはもちろん、
21世紀を生きる若い世代のお宝発掘のための
ガイドブックとしても楽しんでほしい。
良い音楽、好きな音楽をあなたの心の友に。
第5巻として♯116~♯148を収録。
もくじ
116 カラーフィルムを忘れたのね/ニナ・ハーゲン
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128 赤いハイヒール/太田裕美
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132 燃ゆる灰/ルネッサンス
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135 アウト・オブ・ザ・ブルー/ロキシーミュージック
136 アジアの純真/PUFFY
137 ハリケーン/ボブ・ディラン
138 夜明けのスキャット/由紀さおり
139 ロックンロール黄金時代/モット・ザ・フープル
140 クラウドバスティング/ケイト・ブッシュ
141 二十世紀少年/T・レックス
142 女ぎつね オン・ザ・ラン/バービーボーイズ
143 ショウ・ミー・ザ・ウェイ/ピーター・フランプトン
144 ランバダ/カオマ
145 宇宙のファンタジー/アース・ウィンド&ファイアー
146 貿易風にさらされて/マザー・グース
147 愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ
148 ウェルカム上海/吉田日出子
全33編載録
AmazonKindleより¥300
おりべまこと電子書籍新刊
「週末の懐メロ第5巻」5月21日(火)発売予定!
・人は少しずつ変わる/中山ラビ
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・ハリケーン/ボブ・ディラン
・夜明けのスキャット/由紀さおり
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ほか全32編載録
最晩年、おそらく最後に近いステージだと思うが、
2019年12月に松本のライブハウスでの
演奏が上がっている。
70歳の中山ラビが、ギター一本でこの歌を歌っていた。
別に気負うことなく、20代の頃と同じように、
さして変わらぬ声で、ごく自然に。
とても美しいと思った。
人は少しずつ変わる。
だんだん変わってどこへたどり着くのか。
誰にも自分のことがわからない。
でもきっと、だから生きているのが面白いのだろう。
(「人は少しずつ変わる/中山ラビ」より)
第1~4巻までAmazonKindleにて好評発売中。各300円。
おりべまこと電子書籍新刊
「週末の懐メロ第5巻」5月21日(火)発売予定!
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人間、外見は変わっても中身は大して変わらない。
心のなかでこっそり青春。
ひっそりティーンエイジャー。
懐メロは、変わる時代の波にのまれ、
情報の海で溺れそうなあなたの救命胴着です。
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「昭和の日」にちなんで今月いっぱい、
4月30日(月)15時59分まで。
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●シェー!と麻丘めぐみと昭和歌舞伎
●カネゴンは鳥を見た
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●成人ちびまる子ちゃんと還暦サザエさんの「昭和の日」
●労働者と風俗と大洋ホエールズの川崎伝説
ほか31編
★昭和96年の思い出ピクニック
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ほか31編
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6日間無料キャンペーン開始!
年に一度の面白懐かし「昭和の日」にちなんで、
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4月25日(木)16時~30日(月)15時59分まで
●昭和99年の思い出ピクニック
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2024年➡令和6年は昭和99年です。
マンガ・怪獣大好きで、戦争・貧乏大嫌い。
みんな集まれ、昭和っ子!
マンガ、テレビ、怪獣、アイドル、プロレス、家族、
仕事、戦争、暮らし・・・
昭和時代の数々の思い出を紐解き、
さまざまな角度から考察。いっしょに笑ったり、
しんみりしたり、懐かしがったり、
テンション上げたりしながら、
これからの日本の社会の在り方、
私たちの生き方を考察していきましょう。
昭和99年目次
●今、そこにゴジラが立っている
●神のモスラ、悪魔のギャオスが巣食った東京タワーと地方出身者の東京幻想
●昭和人のマネして逃げたらアカン
●池袋でふくろう時代を振り返る
●「鬼滅の刃」で辿る近代日本の家族主義と個人主義
●昭和プロレタリアートの「出会いそして旅立ち」
●シェー!と麻丘めぐみと昭和歌舞伎
●カネゴンは鳥を見た
●人生百年時代の浦島伝説
●成人ちびまる子ちゃんと還暦サザエさんの「昭和の日」
●昭和のバナナ預金
●昭和28年を精神分析する妖怪小説
●「生きていくなら仕事しなきゃあな」という本
●東京メトロ永田町駅のトイレの美しさとカミさまのいる幸福
●トノサマラーメンとお寺の讃岐うどんのおいしい記憶
●「あとしまつ」の時代を生きる
●死ぬまで戦争体験はしたくないけれど
●労働者と風俗と大洋ホエールズの川崎伝説
●暑くても働く人がいるから世の中は回る
●平和祈願・核廃絶祈願のエネルギーと新たな戦争の脅威
●戦後77年の認知症予防策
●生涯現役・ウルトラの女神
●追悼・アントニオ猪木さん:あなたほど無様さがサマになる男はいなかった
●シン・ウルトラマンとイデ隊員とウルトラマンの本質
●廃墟から再出発 アニメむすめの温泉ビレッジ鬼怒川温泉
●美輪明宏とヨイトマケと太宰治
●いつまでもあると思うな昭和の常識
●昭和98年8月と17歳の父
●豊臣秀吉とジャニーズ 英雄の凋落と昭和システムの崩壊
●距離のある家族のこと
●イマイチ昭和世界の「ゴジラ-1.0」 全31編載録
昭和96年目次
●西暦か元号か? 今年は昭和九三年?
●西城秀樹さんのお葬式:青春の同窓会
●西城秀樹さんのお葬式で感じたこと:
女の涙は子どもと夢の人のために
●ちびまる子ちゃんとサザエさんはいつまで続くのか?
●昭和の遺産はどこへ行き、どう使われるのか?
●昭和オカルト大百科
●新聞少年絶滅?物語
●新聞少年絶滅物語2:まかない付き・住み込みOK職場の光と闇
●生涯現役 還暦新聞少年
●死者との対話:父の昭和物語
●大空襲をすり抜けた父は「生きてるだけでOK」
●父の話:ラッパ要員を兼ねて軍需工場に就職
●名古屋大空襲:金のしゃちほこも燃えてまったがや
●父のメガネを借りて終戦を見る
●戦後百年はもうすぐ
●マンガの聖地・トキワ荘通りを散策する
●靴みがき少年と有楽町で逢いましょう
●かわいい叔母さん
●姉ヶ崎の遠い海
●先祖ストーリー①:バクチにハマって貧乏暮らし:
娘たちに疎んじられた母方のじいちゃん
●先祖ストーリー②:母方のばあちゃん:7人の娘たちとの結束
●先祖ストーリー③:
父方のばあちゃん:狭い家の中の女同士のバトル
●先祖ストーリー④:
父方のじいちゃん:明治・大正のフーテンの寅平
●葬儀・供養に関する「昭和システム」の呪縛
●社会全体の児童虐待と「晴れた空」
●東京ブラックホールⅡ 「老いた東京」は美しいか?
●さらばショーケン:
カッコ悪いカッコよさを体現した1970年代のヒーロー
●さらば平成――みんなが昭和に帰りたがった30年
●終戦記念日はいつから始まったのか?
●西城秀樹さん ラストステージの記憶
●永遠の昭和 明日のための1960年代・70年代 全31編載録
2024年➡令和6年は昭和99年です。
マンガ・怪獣大好きで、戦争・貧乏大嫌い。
みんな集まれ、昭和っ子!
「昭和96年の思い出ピクニック」に続く
昭和エッセイ第2集。
マンガ、テレビ、怪獣、アイドル、プロレス家族、仕事、戦争、暮らし・・・
昭和時代の数々の思い出を紐解き、
さまざまな角度から考察。いっしょに笑ったり、
しんみりしたり、懐かしがったり、
テンション上げたりしながら、
これからの日本の社会の在り方、
私たちの生き方を考察していきましょう。
もくじ
●今、そこにゴジラが立っている
●神のモスラ、悪魔のギャオスが巣食った東京タワーと地方出身者の東京幻想
●昭和人のマネして逃げたらアカン
●池袋でふくろう時代を振り返る
●「鬼滅の刃」で辿る近代日本の家族主義と個人主義
●昭和プロレタリアートの「出会いそして旅立ち」
●シェー!と麻丘めぐみと昭和歌舞伎
●カネゴンは鳥を見た
●人生百年時代の浦島伝説
●成人ちびまる子ちゃんと還暦サザエさんの「昭和の日」
●昭和のバナナ預金
●昭和28年を精神分析する妖怪小説
●「生きていくなら仕事しなきゃあな」という本
●東京メトロ永田町駅のトイレの美しさとカミさまのいる幸福
●トノサマラーメンとお寺の讃岐うどんのおいしい記憶
●「あとしまつ」の時代を生きる
●死ぬまで戦争体験はしたくないけれど
●労働者と風俗と大洋ホエールズの川崎伝説
●暑くても働く人がいるから世の中は回る
●平和祈願・核廃絶祈願のエネルギーと新たな戦争の脅威
●戦後77年の認知症予防策
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全31編載録。昭和の文化を未来への「資産」に。
春休み無料キャンペーン、すべて終了しました。
ご購入いただいた方、ありがとうございます。
よろしければ感想をお寄せください。
さて、いよいよ新年度、新学期。
明日4月1日(月)は電子書籍最新刊
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「昭和96年の思い出ピクニック」に続く
昭和エッセイ第2集。
こちらもどうぞよろしくお願いします。
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もくじ
●今、そこにゴジラが立っている
●シェー!と麻丘めぐみと昭和歌舞伎
●カネゴンは鳥を見た
●人生百年時代の浦島伝説
●成人ちびまる子ちゃんと還暦サザエさんの「昭和の日」
●美輪明宏とヨイトマケと太宰治
●いつまでもあると思うな昭和の常識
ほか全31編載録。昭和の文化を未来への「資産」に。
東京では今年は桜が咲く中で
入社式・入学式を迎えられそうだ。
春は桜だけじゃなく、いろんな花が咲く。
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パート1:3月25日(月)16:00~28日(木)15:59
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カナコは10歳。小学4年生。
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好きな女の子のオナラの罪をかばった救太郎が
未来から参上したオナラ男とともに活躍するSF冒険劇
★ピノキオボーイのダンス
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ロボットの少年と老ダンサーとの
師弟愛を中心に展開するSFストーリー。
もうすぐサクラの季節。
春休みは遊び+読書でGO!
齢を取ってよかったなと思うのは、
子どもから年寄りまで全世代にわたって
特に抵抗なく登場人物を書けるようになったことだ。
この話に出てくる年寄りコンビは、
書いていくうちにどんどん生き生きしてきて、
われながら面白くて愛すべきジジババになった。
二人はお茶を飲んでせんべいをかじりながら、
なぜ現代人はUFOを見たがり、心惹かれ、
時には乗り込みたくなるのかについて
真剣に討論したりする。
そしてそれぞれ驚くべき顛末を迎える。
これなら齢を取るのも怖くない。
今はまだ地球がふるさと
おりべまこと
電子書籍 Amazon Kindle 長編小説
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14歳の女の子の
夢と想像と現実が入り混じった日常生活を描く
青春×終活×謎の空飛ぶ円盤ファンタジー。
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いよいよ明日3月24日(日)15:59まで。
この機会をぜひお見逃しなく。
この話の主人公のリコは、やたら何度も泣き、
母親や友だちを抱きしめ、むやみに走ったりする。
ちょっと多過ぎるなぁと思って、
推敲しながら何度か、どこか削ろうとしたがだめだった。
彼女の自然な感情を潰すわけにはいかない。
きっとこの3つが僕が齢を取るうちに失ったものだ。
ま、女の子じゃないので、
もともと泣いたりハグしたりはできないが。
「走る」については、
ほぼ毎日、ちょこちょこ川沿いを走ってはいるが、
あくまで健康保持という
理性的な目的をもってやっていること。
内から湧きあがる何かに突き上げられてとか、
感情がさく裂するのに任せてとか、
ただ単に楽しくて走り出すなんてことは
とっくの昔に忘れてしまった。
べつに哀しくも寂しくもないが、
そういう幼さ・若さはちょっと羨ましく思うことはある。
「今はまだ地球がふるさと」/おりべまこと
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人はいつだって14歳にもどれる。
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3月19日(火)16:00~24日(日)15:59まで。
春休み満喫の小中高大生さん、
おとなのあなたもぜひ読んでね。
がっちり長編9万1千字。
自分は“宇宙人とのあいのこ”だというリコは、小学校時代からの親友サーヤとともにあちこちの葬式を巡り「故郷の星へ帰っていく人たち」を見て回っては聖女のごとく祈りを捧げている。
そんなとき、偶然、終活サポートの仕事をしている中年男・中塚と出会い、彼を介して、ひとり暮らしでハーモニカ吹きの老人・小田部と知り合った。孤独死予備軍の小田部に興味を引かれたリコは彼に「星のおじいさま」というあだ名をつけ、食事や掃除の世話をするために家に出入りするようになり、次第に親しさを深めていく。
そんなリコに恋したシンゴが彼女の気を引くために「きみのためにUFOを呼ぼう」と言ってアプローチすると、リコが生きる世界にさまざまな不思議な現象が起こり始める。
子ども時代を卒業し、人生の旅に出る支度を始めた少女の、夢と想像と現実が入り混じった日常生活を描く青春×終活×謎の空飛ぶ円盤ファンタジー。
もくじ
1 地球人の母になる
2 星のおじいさま
3 UFOに出逢ったお母さん
4 ラブリーな親友
5 恋文と宇宙の夢
6 令和終活コーポレーション
7 記念碑ツアー
8 レトロ喫茶と未来の記憶
9 取り調べ
10 里山の合宿でUFOと出逢う
11 UFO同窓会のレポート
12 奇妙な家族だんらん
13 競馬場でのドラマ
14 絶交
15 星のおじいさまの息子
16 いつか見た虹のこと
17 UFOからのメッセージ
18 天国への扉
19 魔法のアイドル誕生
20 ありがとう友だち
21 いつか家族に
春休み、夏休み、冬休み。
子どもは長い休みに成長する。
宿題のない春休みは勉強なんか忘れて、
いっぱい遊んだり本を読んだりしよう。
というわけで、
おりべまこと電子書籍最新刊
長編小説「今はまだ地球がふるさと」
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6日間の春休み無料キャンペーンやります。
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小学生、中学生、高校生のあなたに。
その頃の記憶と感性を持っているおとなのあなたにも。
新しい成長の旅に出かける支度を始めた少女の、
夢と想像と現実が入り混じった日常生活を描く
青春×終活×謎の空飛ぶ円盤ファンタジー。
どうぞお楽しみに!
おりべまこと電子書籍 最新刊 本日発売!
「今はまだ地球がふるさと」
レビューにいつもより時間がかかったので、
もしや中学生の女の子に
セクシーなセリフを言わせたのでNG?
と一瞬心配しましたが、無事出せました。
91,000字の長編小説。
Amazon Kindleより¥600で発売中!
あらすじ
自分は“宇宙人とのあいのこ”だというリコは、
小学校時代からの親友サーヤとともに
あちこちの葬式を巡り
「故郷の星へ帰っていく人たち」を見て回っては
聖女のごとく祈りを捧げている。
そんなとき、偶然、終活サポートの仕事をしている
中年男・中塚と出会い、彼を介して、
ひとり暮らしでハーモニカ吹きの老人・
小田部と知り合った。
孤独死予備軍の小田部に興味を引かれたリコは
彼に「星のおじいさま」というあだ名をつけ、
食事や掃除の世話をするために
家に出入りするようになり、
次第に親しさを深めていく。
そんなリコに恋したシンゴが
彼女の気を引くために
「きみのためにUFOを呼ぼう」
と言ってアプローチすると、
リコが生きる世界に
さまざまな不思議な現象が起こり始める。
子ども時代を卒業し、
人生の旅に出る支度を始めた少女の、
夢と想像と現実が入り混じった日常生活を描く
青春×終活×謎の空飛ぶ円盤ファンタジー。
もくじ
1 地球人の母になる
2 星のおじいさま
3 UFOに出逢ったお母さん
4 ラブリーな親友
5 恋文と宇宙の夢
6 令和終活コーポレーション
7 記念碑ツアー
8 レトロ喫茶と未来の記憶
9 取り調べ
10 里山の合宿でUFOと出逢う
11 UFO同窓会のレポート
12 奇妙な家族だんらん
13 競馬場でのドラマ
14 絶交
15 星のおじいさまの息子
16 いつか見た虹のこと
17 UFOからのメッセージ
18 天国への扉
19 魔法のアイドル誕生
20 ありがとう友だち
21 いつか家族に
おりべまこと電子書籍「おふくろの味はハンバーグ」
https://amazon.com/dp/B0CTG3XP3B
無料キャンペーン終了しました。
ご購入ありがとうございました。よろしければレビューをお寄せください。
引き続き発売中です。
読み放題でも読めるので、どうぞご利用ください。
次の新刊は長編小説「今はまだ地球がふるさと」
自分は異星人とのあいのこだと言い張る女の子と
彼女が「星のおじいさま」と呼ぶ終活老人とのお話。
2月22日(木)発売予定。お楽しみに!
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2月9日(金)17時~12日(月・祝)16時59分
4日間限定
読めば食欲がわき、元気が出る面白エッセイ集。
いっぺん食ってみたってちょ。
もくじ
・トノサマラーメンと名古屋インスタントラーメン戦国史
・オバマのタカハシさんちの娘は人魚の肉を喰った
・「みんなが作ってる カエルのから揚げレシピ」の衝撃
・なぜ日本にカエル食が定着しなかったのか?
・昭和最強のおやつ ベビーラーメン
・さらば、おれの牛丼
・どうだ、銅だ、ブドウだ
・ヒトとブタは神目線ではブラザーなのか?
・マイナビ農業 ハラール認証
・飲食業の現場で働く人たちの意欲・生きる元気
・新宿にパステルが帰って来た
・がっちりアメリケンなハンバーガーとアップルパイ
・誕生日のドラえもんとウサギ
・なぜ付け合わせのポテトサラダがおいしい店は
信用できるのか?
・チャットGPTに訊く:ロンドンに日本食の店を出すなら
・美野原御膳と日本の里山
・吉祥寺にやってきたクレヨンハウス
・カエルの幸福サラダ
・一汁三菜はより良き食卓・家庭・人生の秘訣
・五右衛門の湯豆腐と空海の鴨カツ丼
・おふくろの味はハンバーグ
・みんなのハンバーグ
全22編載録
こんどの連休にご賞味あれ。
「おふくろの味はハンバーグ」
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無料キャンペーン期間:
2月9日(金)17:00~2月12日(月・祝)16:59
読めば食欲がわき元気が出る面白エッセイ。
ブログでトノサマラーメン、カエルのから揚げ、
ChatGPTに訊いたロンドンの日本食なども載録。
もくじ
・トノサマラーメンと名古屋インスタントラーメン戦国史
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・五右衛門の湯豆腐と空海の鴨カツ丼
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・みんなのハンバーグ
どんな夢も、どんな未来も、めしを食わなきゃ始まらない。
食べることは明日へ向かって生きること。
どんなに悲しんだり、落ち込んだり、深刻に悩んだり、
もう死にたいと思っていても、人は腹が減ればめしを食う。
めしを食えるうちは絶対に死にません。
食べていると、生きる意欲がモリモリ湧き出します。
「明日もがんばるぞ。さあ、今日は何を食おう?」
そうして食っためしが、あなたの、私の、
血となり肉となり心になっていく。
読めば食欲がわき、元気が出る面白エッセイ。
どうぞご賞味あれ。
もくじ
・トノサマラーメンと名古屋インスタントラーメン戦国史
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・五右衛門の湯豆腐と空海の鴨カツ丼
・おふくろの味はハンバーグ
・みんなのハンバーグ
全22編 載録
どんな夢も、どんな未来も、めしを食わなきゃ始まらない。
食べることは明日へ向かって生きること。
「明日もがんばるぞ。さあ、今日は何を食おう?」
そうして食っためしが、あなたの、私の、
血となり肉となり心になっていく。
読めば食欲がわき、元気が出る面白エッセイ。
どうぞご賞味ください。
もくじ
・トノサマラーメンと名古屋インスタントラーメン戦国史
・オバマのタカハシさんちの娘は人魚の肉を喰った
・「みんなが作ってる カエルのから揚げレシピ」の衝撃
・なぜ日本にカエル食が定着しなかったのか?
・昭和最強のおやつ ベビーラーメン
・さらば、おれの牛丼
・チャットGPTに訊く:ロンドンに日本食の店を出すなら
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ほか22編載録
エッセイ集:食べる3
おりべまこと電子書籍新刊
おふくろの味はハンバーグ
AmazonKindleより明日1/29(月)発売。
明日12月28日(木)17時~31日(日)16:59まで
2023年最後の無料キャンペーン実施!
20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!
ジョニ・ミッチェルやキャロル・キングが
21世紀以降もますます愛される秘密、
ポップミュージックとアングラ演劇の関係、
70年代ディスコと80年代テクノポップの神髄、
ジュリー&ショーケン Wヴォーカルの最後のGS、
ケイト・ブッシュ 40年の年月を超えた
ワールドリバイバルヒットなど、
読みどころたくさんの音楽エッセイ集。
もくじ
85 ラジオスターの悲劇/バグルス 【1979】
86 リトル・グリーン/ジョニ・ミッチェル 【1971】
87 東風/YMO(イエローマジック・オーケストラ) 【1979】
88 恋はみずいろ/ヴィッキー・レアンドロス 【1967】
89 夏星の国/ジ・エニド 【1976】
90 神秘の丘/ケイト・ブッシュ 【1985】
91 七月の朝/ユーライア・ヒープ 【1971】
92 ジェニーはご機嫌ななめ/ジューシィ・フルーツ【1980】
93 スイム/パパズ・カルチャー 【1993】
94 おしゃべり魔女/トムトム・クラブ 【1981】
95 オー・マイ・マイ/リンゴ・スター 【1973】
96 レット・イット・ビー/上々颱風 【1969】
97 恋のナイトフィーバー/ビー・ジーズ 【1977】
98 アイキャント・ハヴ・ユー/イヴォンヌ・エリマン【1977】
99 ヴィクトリア/キンクス 【1969】
100 ザ・ローズ/ベット・ミドラー 【1979】
101 ザ・ビッグシップ/ブライアン・イーノ 【1975】
102 去りゆく恋人/キャロル・キング 【1971】
103 自由に歩いて愛して/PYG(ピッグ)【1971】
104 ロコモーション/ゴールデン・ハーフ 【1962】
105 剣を棄てろ/ウィッシュボーン・アッシュ 【1972】
106 悲しき天使/メリー・ホプキン 【1968】
107 落葉のコンチェルト/アルバート・ハモンド 【1973】
108 ホワッツ・アップ/4ノンブロンズ 【1992】
109 アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット/ホール&オーツ 【1982】
110 命あるものは樹から落ちた/坪田直子 【1976】
111 レット・イット・ゴー/ピアノ・ガイズ 【2013】
112 ウォーキング・イン・ジ・エア/オーロラ 【1982】
113 戦場のメリークリスマス/坂本龍一 【1983】
114 ラスト・クリスマス/ベス 【1984】
115 ザ・ウェイト/ザ・バンド 【1968】
全31編 載録
「なんでこんなわけのわからない話を
読みたくなるんだろう?」
と、いつもいつも不思議に思いつつ、
44年にわたって村上春樹の小説と付かず離れずで
生きて来たが、
アラカンになってその謎に挑戦すべく初期作品を再読。
そして近年の作品も読んでいろんなことを考えた。
1978年のデビュー作「風の歌を聴け」から
2023年発表の最新作「街とその不確かな壁」まで。
ふたたび旅したハルキワールドの思い出・感想・評論をミックスアップしたエッセイ集。
村上春樹を読み直して自分の世界を書き換える。
はじめての人も、リピーターの人も、ハルキワールドの旅のガイダンスにご活用ください。
無料キャンペーンは11月30日(木)16:59まで。
この機会にぜひ。
もくじ
●村上春樹の初期作品を再読する「風の歌を聴け」
●村上春樹の初期作品を再読する「1973年のピンボール」
●村上春樹の初期作品を再読する「羊をめぐる冒険」
●村上春樹の初期作品を再読する
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
●少したってまた村上春樹の初期作品を再読する
「ノルウェイの森」
●「海辺のカフカ」迷子の猫とネコ探し名人ナカタさん
●「アフターダーク」生きていく燃料としての記憶
●「1Q84」のタマルとミケランジェロ
●「騎士団長殺し」の免色渉と子ども
●2018年の4月に「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を読んだ
●結婚記念日と「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」
●2020年の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」と新型コロナウィルスに犯された後の世界
●40年目の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」について
●4月のある雨の朝に100パーセントの川岸から 小舟を漕ぎ出すことについて
●早春に目覚めたカエルと「かえるくん」について
●小説を読むように楽しむ映画「ドライブ・マイ・カー」
●村上春樹のエッセイ「猫を棄てる」と父親史について
●村上春樹はみんなに「読書は創造活動」と気づかせた作家
●「街とその不確かな壁」:そこは現代人の魂の拠りどころ
全21編採録
さよなら読書の秋 4日間限定無料キャンペーン
本日11月27日(月)17:00~30日(木)16:59まで。
あっという間に秋も終わり。
冬じたくに心の栄養を。
再び旅したハルキワールドの
思い出・感想・評論をミックスアップ。
村上春樹を読み直して自分の世界を書き換える。
はじめての人も、リピーターの人も、
ハルキワールドを旅する時の
ガイドブックとしてご活用ください。
もくじ
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「ノルウェイの森」
●「海辺のカフカ」迷子の猫とネコ探し名人ナカタさん
●「アフターダーク」生きていく燃料としての記憶
●「1Q84」のタマルとミケランジェロ
●「騎士団長殺し」の免色渉と子ども
●2018年の4月に「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を読んだ
●結婚記念日と「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」
●2020年の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」と新型コロナウィルスに犯された後の世界
●40年目の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」について
●4月のある雨の朝に100パーセントの川岸から 小舟を漕ぎ出すことについて
●早春に目覚めたカエルと「かえるくん」について
●小説を読むように楽しむ映画「ドライブ・マイ・カー」
●村上春樹のエッセイ「猫を棄てる」と父親史について
●村上春樹はみんなに「読書は創造活動」と気づかせた作家
●「街とその不確かな壁」:そこは現代人の魂の拠りどころ
全21編採録
明日11月27日(月)17:00~30日(木)16:59
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全21編採録
「なんでこんなわけのわからない話を
読みたくなるんだろう?」
と、いつもいつも不思議に思いつつ、
44年にわたって村上春樹の小説と
付かず離れずで生きて来たが
アラカンになってその謎に挑戦すべく初期作品を再読。
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1979年のデビュー作「風の歌を聴け」から
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●村上春樹の初期作品を再読する 「風の歌を聴け」
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●村上春樹の初期作品を再読する 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
●少したってまた村上春樹の初期作品を再読する
「ノルウェイの森」
●「海辺のカフカ」迷子の猫とネコ探し名人ナカタさんのこと
●「アフターダーク」生きていく燃料としての記憶
●「1Q84」のタマルとミケランジェロ
●「騎士団長殺し」の免色渉と子ども
●2018年の4月に「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を読んだ
●結婚記念日と「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」
●2020年の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」と新型コロナウィルスに犯された後の世界
●40年目の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」について
●4月のある雨の朝に100パーセントの川岸から 小舟を漕ぎ出すことについて
●早春に目覚めたカエルと村上春樹の「かえるくん」について
●小説を読むように楽しむ映画「ドライブ・マイ・カー」
●村上春樹のエッセイ「猫を棄てる」と父親史について
●村上春樹はみんなに「読書は創造活動」と気づかせた作家
●「街とその不確かな壁」:そこは現代人の魂の拠りどころ
全21編載録
Amazon Kindleより本日発売! ¥300
おりべまこと電子書籍 新刊予告
秋の読書シリーズ第2弾「再読・風の歌を聴け」
1978年のデビュー作から今年発表の最新作まで
ハルキワールドの思い出・感想・評論を
ミックスアップしたエッセイ集。
「再読・村上春樹」を改題し、11月19日(日)発売予定!
村上春樹を読み直して自分の世界を書き換える。
読書の秋。再読シリーズ第2弾
「再読・村上春樹」11月19日発売予定。
「風の歌を聴け」から「ノルウェイの森」まで
初期作品の再読や
「4月のある晴れた日に100%の女の子に
出会うことについて」の毎年4月の連作、
そして今年発表された最新作
「街とその不確かな壁」のレビューを含む、
エッセイをまとめました。
現在、リライト・編集中。
エミリー・ブロンテや
スティーブン・キングなどを読み直した第1弾「再読・嵐が丘」好評発売中!
¥300
「再読・嵐が丘」
無料キャンペーンは終了しましたが、
引き続きKindleで発売中。
ご購入いただいた方、ありがとうございます。
気に入っていただけたらレビューをお願いします。
秋の読書シリーズ、11月は「再読・坊ちゃん」
「再読・村上春樹」を順次発売します。
お楽しみに。
再読・嵐が丘
ブロンテ、カフカ、イシグロ、キングなど、名作小説の"こんな読み方もできるんじゃね?"的読書ガイド。
世界名作を読みなおして
人生を書きかえよう。
おりべまこと電子書籍 エッセイ集:物語
再読・嵐が丘
ブロンテ、カフカ、イシグロ、キングなど、
名作小説の読書ガイド。
スティーブン・キングは
ハリウッド映画の原作率ナンバーワンの作家だけど、
どれも長いし、ホラーは苦手、という人には
「スタンド・バイ・ミー」
「刑務所のリタ・ヘイワーズ」
「ゴールデンボーイ」など、
比較的短くて、読みごたえたっぷりの中編がおすすめ。
ホラーの根底にある人間心理のドラマが楽しめます。
そんな読み方の参考書としても。
10月31日(火)16:59 まで
新発売記念4日間無料キャンペーン実施中
もくじ
●再読「嵐が丘」:呪われた家族・愛情関係から解き放たれる少女の物語
●続・再読「嵐が丘」: 呪われた家族・愛情関係から解き放たれる少女の物語
●嵐が丘の旅の追憶
●カフカの寓話「ロビンソン・クルーソー」
●カフカの寓話②「小さな寓話」
●チェコのカッパ
●成長に希少価値がある時代の「三銃士」
●「忘れられた巨人」は、僕たちの未来を描いた物語なのかもしれない
●香水(パフューム):人間存在の深淵につながる「におい」の世界
●スタンド・バイ・ミー 死の淵を覗きに行く少年たちの冒険譚
●女目フィルターの少年像と少女版スタンドバイミーについて
●「刑務所のリタ・ヘイワーズ」:凡人の希望と絶望をめぐる物語
●「ゴールデンボーイ」:誰もが怪物になり得る恐怖の神話
●ゴーストの正体と人間のストーリーテリング
●どうして人は地球滅亡・人類滅亡の物語を創り続けるのか?
読書の秋は、世界名作を読みなおして人生を書きかえよう。
おりべまこと電子書籍・新刊
再読・嵐が丘
本日10月28日(土)17:00~31日(火)16:59
新発売記念4日間無料キャンペーン!
読書の秋は、世界名作を読みなおして人生を書きかえよう。
エミリー・ブロンテ「嵐が丘」は
世間で言われてきた恋愛小説などではなく、
毒親の虐待に打ち克ち、
新たな人生を切り拓くつ子どもたちの勇気の物語。
ブロンテ、カフカ、カズオ・イシグロ、
スティーブン・キングなど、世界名作、ベストセラー小説の
"こんな読み方もできるんじゃね?"的読書ガイド。
もくじ
●再読「嵐が丘」:呪われた家族・愛情関係から解き放たれる少女の物語
●続・再読「嵐が丘」: 呪われた家族・愛情関係から解き放たれる少女の物語
●嵐が丘の旅の追憶
●カフカの寓話「ロビンソン・クルーソー」
●カフカの寓話②「小さな寓話」
●チェコのカッパ
●成長に希少価値がある時代の「三銃士」
●「忘れられた巨人」は、僕たちの未来を描いた物語なのかもしれない
●香水(パフューム):人間存在の深淵につながる「におい」の世界
●スタンド・バイ・ミー 死の淵を覗きに行く少年たちの冒険譚
●女目フィルターの少年像と少女版スタンドバイミーについて
●「刑務所のリタ・ヘイワーズ」:凡人の希望と絶望をめぐる物語
●「ゴールデンボーイ」:誰もが怪物になり得る恐怖の神話
●ゴーストの正体と人間のストーリーテリング
●どうして人は地球滅亡・人類滅亡の物語を創り続けるのか?
全15編
おりべまこと電子書籍新刊 エッセイ集:物語
再読・嵐が丘 本日発売!
世界名作を読みなおして、人生を書きかえよう。
エミリー・ブロンテ「嵐が丘」は恋愛小説ではなく、
毒親の虐待に打ち克ち、新たな人生を切り拓くつ子どもたちの勇気の物語。
ブロンテ、カフカ、カズオ・イシグロ、スティーブン・キングなど、世界名作、ベストセラー小説の
"こんな読み方もできるんじゃね?"的読書ガイド。
ブログ「DAIHON屋のネタ帳」から
15編のエッセイを編集・リライト。
もくじ
●再読「嵐が丘」:呪われた家族・愛情関係から解き放たれる少女の物語
●続・再読「嵐が丘」: 呪われた家族・愛情関係から解き放たれる少女の物語
●嵐が丘の旅の追憶
●カフカの寓話「ロビンソン・クルーソー」
●カフカの寓話②「小さな寓話」
●チェコのカッパ
●成長に希少価値がある時代の「三銃士」
●「忘れられた巨人」は、僕たちの未来を描いた物語なのかもしれない
●香水(パフューム):人間存在の深淵につながる「におい」の世界
●スタンド・バイ・ミー 死の淵を覗きに行く少年たちの冒険譚
●女目フィルターの少年像と少女版スタンドバイミーについて
●「刑務所のリタ・ヘイワーズ」:凡人の希望と絶望をめぐる物語
●「ゴールデンボーイ」:誰もが怪物になり得る恐怖の神話
●ゴーストの正体と人間のストーリーテリング
●どうして人は地球滅亡・人類滅亡の物語を創り続けるのか?
読書の秋は世界名作を読みなおして、人生を書きかえよう。
「叔母Q」無料キャンペーンご利用でのお買い上げ、
ありがとうございました。
気にいっていただけたらレビューをお願いします。
引き続きAmazon Kindleにて¥500で発売中です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CKWZKZJF
おりべまことの本は現在33冊発売していますが
1カ月¥980で読み放題のKindle Unlimitedでも
もちろんお読みいただけます。
ご興味があればぜひどうぞ。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&shoppingPortalEnabled=true
来週以降、「読書の秋」ということで
読書ガイド風エッセイ集を出します。
第1弾は「再読・嵐が丘」。
こちらもよろしくお願いします。
新刊「叔母Q」発売記念4日間無料キャンペーン
本日10月14日(土)17:00~10月17日(火)16:59
AmasonPrimeキャンペーンのついでにぜひどうぞ。
叔母の温子(ながこ)は
ロサンゼルスの下町のアパートで孤独のうちに死んだ。
リトルトーキョーの小さな葬儀屋の一室で
彼女の遺骨を受け取った甥の「わたし」は供養のために、
可愛がってくれた叔母と
昭和の家族についての話を葬儀屋に語る。
子供だった「わたし」と、
戦後の時代を生きた叔母との記憶の断片を
つなぎ合わせた物語。
短編。2万3千字。
おりべまこと電子書籍新刊「叔母Q」 本日発売
叔母の温子(ながこ)は
ロサンゼルスの下町のアパートで孤独のうちに死んだ。
リトルトーキョーの小さな葬儀屋の一室で
彼女の遺骨を受け取った甥の「わたし」は供養のために、
可愛がってくれた叔母と昭和の家族についての話を
葬儀屋に語る。
「わたしも叔母のことが好きでした」
そう口にするとあの口もとのホクロを思い出した。
家族だった彼女は恋人でもあった。
生まれて初めて意識した大人の女だった。
子供だった「わたし」と、
戦後の時代を生きた叔母との記憶の断片を
つなぎ合わせた物語。短編小説。2万3千字。¥500
もくじ
1 パンパン 1960年
2 リトルトーキョー 2023年
3 結婚式 1988年
4 昭和家族 1960年代
5 チューベー 1968年
6 ナンシー 2023年
7 母と叔母 1968年
8 GHQ 1945年
9 ロサンゼルス 2023年
10 姪と叔母 2023年
叔母の温子はロサンゼルスの下町のアパートで孤独死した。
リトルトーキョーの小さな葬儀屋の一室で
彼女の遺骨を受け取った甥の「わたし」は供養のために、
可愛がってくれた叔母と昭和の家族についての話を
葬儀屋に語る。
「わたしも叔母のことが好きでした」
そう口にすると彼女の口もとのホクロを思い出し、
閉じられていた記憶の扉が次々と開いていった。
短編(2万字) 10月12日(木)発売予定。
「週末の懐メロ 第3巻」
発売記念無料キャンペーン終了しました。
ご購入ありがとうございました。
気に入っていただけたらレビューよろしくお願いします。
なお、引き続き¥300で発売中なので、未読の方はぜひ。
https://www.amazon.com/dp/B0CJBXV8JX
次回は短編小説「叔母Q」10月上旬発行予定。
その後、物語エッセイ集「再読・嵐が丘」
「再読・村上春樹」「再読・夏目漱石」
長編小説「今はまだ地球がふるさと」
「週末の懐メロ第4巻」年内発行準備中です。
応援・ご愛読、よろしくお願いいたします。
おりべまこと電子書籍新刊
「週末の懐メロ 第3巻」
20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!
主観9割の音楽エッセイ。
昭和世代・20世紀世代のお楽しみにはもちろん、
21世紀を生きる若い世代の
お宝案内書としてもご利用ください。
いつも心に音楽を。
9月21日(木)16:00~24日(日)15:59まで
発売記念4日間無料キャンペーン実施中!
収録曲
57 暗黒(スターレス)/キング・クリムゾン 【1974】
58 イッツ・ア・ミステリー/トーヤ 【1981】
59パッフェルベルのカノン/ジョージ・ウィンストン【1982】
60 オン・マイ・オウン/島田歌穂 【1987】
61 長い夜/シカゴ 【1970】
62 ケイト・ブッシュ・クリスマススペシャル 【1979】
63 ジェネシス・ライブ 【1973】
64 ビー・マイ・ベイビー/ザ・ロネッツ 【1963】
65 ジェイデッド/エアロスミス 【2001】
66 リヴィング・イット・アップ/リッキー・リー・ジョーンズ 【1981】
67 冬の散歩道/サイモンとガーファンクル 【1966】
68 ごはんができたよ/矢野顕子 【1980】
69 だれかが風の中で/上條恒彦&小室等 【1972】
70 ブロークン・イングリッシュ/マリアンヌ・フェイスフル 【1979】
71 アイビスの飛行/マクドナルド&ジャイルズ 【1971】
72 今日の日はさようなら/森山良子 【1967】
73 サマータイム・ブルース/RCサクセション 【1988】
74 タイム・アフター・タイム/シンディ・ローパー【1984】
75 ピアノマン/ビリー・ジョエル 【1973】
76 そよ風の誘惑/オリビア・ニュートン・ジョン 【1975】
77 ネバーエンディングストーリー/リマール 【1984】
78 アニバーサリー/松任谷由実 【1989】
79 あなたがここにいてほしい/ピンク・フロイド 【1975】
80 私は風/カルメン・マキ&OZ 【1975】
81 ヒート・オブ・ザ・モーメント/エイジア 【1982】
82 ベティ・デイビスの瞳/キム・カーンズ 【1981】
83 チャイルド・イン・タイム/ディープ・パープル【1970】
84 さよならレイニーステーション/上田知華+KARYOBIN
【1980】
全28曲
好評につき延長
親子で読もう!夏休み無料キャンペーン第6弾
「ざしきわらしに勇気の歌を」
8月20日(日)17時~8月22日(火)16時59分まで
認知症になった寅平じいさんの人生最後のミッション。
それは最強の妖怪「むりかべ」に立ち向かう
ざしきわらしのきょうだいを
得意の歌で応援することだった。
笑ってちょっと不思議な気持ちになる、妖怪幻想譚。
おりべまこと11日間連続
親子で読もう!夏休み無料キャンペーン第5弾
「ポップミュージックをこよなく愛した
僕らの時代の妄想力」
8月18日(金)17時~8月20日(日)16時59分
ロックが劇的に進化し、ポップミュージックが
世界を覆った時代.
ホームビデオもインターネットもなくたって、
僕らはひたすら妄想力を駆使して音楽と向き合っていた。
僕らのイマジネーションは音楽からどれだけの影響を受け、
どんな変態を遂げたのか。
心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する
音楽エッセイ集。
もくじ
●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、
ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える
●純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡
●悲しいことなんてぶっとばすロックンロールバンドのモンキービジネス
●21世紀のビートルズ伝説
●義弟のアナログレコードと帰ってきたカレン・カーペンター
●森田童子の思い出:僕らの時代の子守唄
ほか全33編
親子で読もう!
夏休み無料キャンペーン 第4弾
ちち、ちぢむ
8月16日(水)16時~8月18日(金)15時59分
ろくでなしだけど大好きなお父さんが
「ちっちゃいおじさん」に!
将来、生物学者をめざす秀才ケントは、
これはオタマジャクシの時よりも小さくなってしまう
アベコベガエルと同じく、
アポトーシス(細胞の死)による
変異が起こっていると解析。
社会の役に立たないハンパな男たちが
こぞって縮んでしまう怪現象は、
人類による環境破壊を阻止しようとする
地球の意志なのだろうか?
人新世(アンドロポセン)の時代を生きる
アベコベ親子の奇々怪々でユーモラスな冒険と再起の物語。
おりべまこと夏休み無料キャンペーン第3弾
昭和96年の思い出ピクニック
8月14日(月)16時~8月16日(水)15時59分まで
みんなが愛して憎んで生きた昭和時代を
1960(昭和35)年生まれの著者が探検する
面白まじめエッセイ集。
終戦記念日には昭和のことに思いを馳せよう。
もくじ
・西城秀樹さんのお葬式:青春の同窓会
・ちびまる子ちゃんとサザエさんはいつまで続くのか?
・昭和オカルト大百科
・新聞少年絶滅?物語
・死者との対話:父の昭和物語
・社会全体の児童虐待と「晴れた空」
ほか30編
夏休み無料キャンペーン第2弾
いたちのいのち
8月12日(土)16時~14日(月)15時59分まで
カナコは10歳。小学4年生。お母さんと二人暮らし。
しかしもう一人、というか一匹、
いっしょに暮らす同居者がいる。
その名は「イタチ」。ペットのフェレットだ。
学校でも家でも口をきかないカナコにとって、
イタチは唯一、心を開いて話ができる親友であり家族だ。
天使だったイタチは、
人間として地球に生まれることを望んでいが、
天国の〈地球いきもの派遣センター〉の
手続き上のミスによって人間になるのを諦め、
その代わりにフェレットとして
ワンサイクルの命をまっとうすることになった。
子どもからちょっとおとなに変わっていくカナコと、
そのそばで天使の目を持ったまま生きる
フェレットのイタチ。
それぞれの日常生活と事件の数々、
そして別れまでを描く動物ファンタジー。
親子で読もう! 夏休み無料キャンペーン
オナラよ永遠に
8月10日(木)16時~8月12日(土)15時59分
ぼくは小学5年生の救太郎。
かわいいあの子を守るために、
学校の教室で彼女が漏らしたオナラの罪をかぶって
「ヘコキ虫」と、いじめられるハメに。
でも、それだけじゃなかった。
未来からタイムスリップして来たサイボーグ・プ―太郎に
「君は救世主だ」と決めつけられ、
人類を脅かす恐るべき敵との戦いに巻き込まれてしまう。
一発の小さなオナラから巻き起こる
愛と笑いと冒険のSFファンタジー。
親子で読もう!明日10日(木)から
おりべまことKindle夏休み無料キャンペーン2023
子どもが読める、大人も楽しい電子書籍
8月10日(木)16:00~12日(土)15:59
「オナラよ永遠に」
小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。しかし、その真犯人は彼の好きな女の子だった。一発のオナラから巻き起こる愛と笑いのSFファンタジー。
12日(土)16:00~14日(月)15:59
「いたちのいのち」
小4の女の子カナコと天使の目を持ったペットのフェレット
「イタチ」との日常とファンタジーを行き来する物語。
14日(月)15:59~16日(水)15:59
「昭和96年の思い出ピクニック」
みんなが愛して憎んで生きた時代を1960(昭和35)年生まれの著者が探検する面白まじめエッセイ集。
16日(水)16:00~18日(金)15:59
「ちち、ちぢむ」
お父さんが「ちっちゃいおじさん」に!
役立たずの男たちが縮んでしまう怪現象は地球の意志なのか? アベコベ親子の奇々怪々でユーモラスな物語。
18日(金)16:00~20日(日)15:59
「ハンザキを喰った話」
オオサンショウウオの不思議な生命力に人生を左右されることになった明治・大正の発明家と、昭和・平成のライターの怪奇な運命の物語。
仕事としてライターをやりたいのなら、
まず書くことを楽しむこと。
書くことを楽しむことなく、
良い文章・りっぱな文章・人に褒められる文章を
書こうとしても、絶対に続きません。
そしてライターの仕事のうち、書くことは半分だけ。
あとの半分はクライアントや取材相手と
良い人間関係を築くことです。
これができないと仕事はあなたのところには来ません。
まずこの二つを踏まえて、
ライターの仕事に興味のある人は読んでみてください。
薬にはなりませんが、
サプリメントくらいの効用はあるかも。
実用的なマニュアルっぽいものもいくつかありますが、
基本的には自分の感想・考察などを綴った
エッセイなので、
「ふーん、こういうやり方・考え方もあるのか」
と思って気楽に読んでみてください。
もくじ
・まえがき みんなライター あなたも物書き
・メディアにおけるメールを利用した取材について
・追記:リモート取材
・メモ帳活用ライティング
・自伝を書いて脚色する
・ライターの仕事の半分以上は取材
・代筆業の進め方 具体例
・AIライター・ロボットライター
・人に見せない、自分だけの秘密の文章を書く
・「継続は力なり」を今頃やっと実感
・ライターという職業の面白さ
・マルチなわらじと自分マネージメント術
・取材はイベントにしたい
・ビジネスのための本気の企業理念
・デジタル時代ならではのアナログ手書き写本トレーニング
・企業ブランディングとストーリーテリング
・世界は代筆でできている
・ホームページに心のこもったお手入れを
・インタビュー術「あなたの健康の秘訣は?」
・文章力よりも相手のいいところを発見する力
・「みみずくは黄昏に飛び立つ」は書き手・聞き手のバイブル
・本を出したい人は心の地図を開いてブログを書こう
・春の小川流さらさら仕事術
・自動書き起こしソフトから生まれた地球のメッセージ?
・日本人はデジタルに心を求める
・あとがき 村上・キング方式をマネる
Kindleより本日発売。¥300
これは「物書きをめざす人」と
「物書きを続ける人」に向けた本である。
ブログで時々、仕事についての話を書いているが
割と覗いてくれる人が多い。
数年前の記事でもちょくちょくアクセスがある。
それで興味を持つ人のために一度、まとめてみた。
この本で物書きと言うのは、
職業としてのライター(執筆業)はもちろんだが、
職業としていなくても、
何らかの文章を書く人・書きたい人全般を指している。
書くという行為は、本能とまではいわないまでも、
かなり人間の本質的な部分から起こす行動だと
思うからだ。
特に情報化が進んだ世の中で生きる現代人にとって、
この表現活動は生活の一部であり、人生のなかでけっこう大きな部分を占めていると思う。
毎日SNSで何かしら自分の意見を
発信している人だって、
自分の文章に責任を持てる人であれば
ライターと呼んでもいいし、
名乗ってもいいかもしれない。
逆に言えば、ライターと名乗ることで
発信のしかたも変わってくるのではないだろうか。
そんなわけで僕のブログの仕事の話に
興味を持ってくれる人は、みんな物書きであり、
ライターと言ってもいいと思っている。
現代社会では人は皆、自分の意思次第で
「人生の中でいつか物書きになることをめざす人」
にもなれるし、
「一生物書きをやり続ける人・物書きであり続ける人」
にもなれるのだ。
僕はもう還暦を過ぎているが、
ライターと名乗って仕事を始めてから、
かれこれ30年以上経つ。
もともと演劇やテレビ・ラジオドラマの
脚本を書いていて、最近は小説なども手掛けているが、
ここでは基本的にビジネス関係
(書籍出版・雑誌・ウェブ記事)の
執筆活動の話をまとめてみた。
特に取材・インタビューについての話が多いので、
そうした方面の仕事がしたい人・している人には
ちょっと面白く、役に立つかもしれない。
実用的なマニュアルっぽいものもいくつかあるが、
基本的には自分の感想・考察などを綴った
エッセイなので、
「ふーん、こういうやり方・考え方もあるのか」
と思って気楽に読んでほしい。
8月6日(日)発売予定。
本日は電子書籍の新刊予告。
エッセイ集:仕事「書く人に効くサプリメント」
ブログで気まぐれで書いている
ライター業に関するエッセイ・書き方マニュアルなどが
割とよく読まれているようなので、
電子書籍にまとめて発売することにしました。
ライターの仕事をやっている方、めざしている方、
本を書いている方、書きたい方のための
「薬」とまでは言いませんが、
サプリメントくらいにはなるかも。
参考にしてお役立ていただければ幸いです。
今週中に発売予定。どうぞお楽しみに。
洗たく女の七夕キャンペーン
本日7月5日(水)16時スタート!
7月10日(月)15:59まで6日間無料です。
この機会をぜひお見逃しなく!
おりべまことKindle電子書籍
おとなも楽しい少年少女小説 最新刊
洗たく女の 空とぶサンダル
まるで足だけガリバー旅行記。
人並外れて足が大きいアカネは、その大足のせいでかわいい靴が履けないし、
人生何をやってもうまくいかないと思いこんでいた。
けれども、そんなコンプレックスのタネだった
大足のおかげで彼女は救われる。
DV夫の顔面にガリバーキックをかましてKO。
離婚して自由になると、足で洗たくをする、
富裕層御用達の洗たく屋に就職し、
ずんずん人生を切り開く。
洗たく女として日々働くようになったアカネは、
ある日、街中で足の向くまま歩いていくと
名誉に迷い込み、靴アートの芸術家に遭遇。
その芸術家が、自分の作品に興味を抱いてくれたお礼に、と贈ってくれた一足のサンダルは、魔法の空飛ぶサンダルで、そこから人々の命の“洗たく”をする
アカネの新しい仕事が始まる。
はたらく女の夢と希望、そして歪んだ現実との格闘・逃走を描く労働ファンタジー。3万2千字。中編小説。
予告!七夕キャンペーンやります。
おりべまことKindle電子書籍 おとなも楽しい少年少女小説
洗たく女の空とぶサンダル
明日7月5日(水)16時から10日(月)15時59分まで
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そして歪んだ現実との格闘・逃走を描く労働ファンタジー。
3万2千字中編小説。この機会にぜひ読んでみてくださいね。
本日7月1日(土)新発売になりました!
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ずんずん人生を切り開く。
洗たく女として日々働くようになったアカネは、
ある日、街中で足の向くまま歩いていくと
靴アートの芸術家に遭遇。
その芸術家が、自分の作品に興味を抱いてくれたお礼に、
と贈ってくれた一足のサンダルは、
魔法の空飛ぶサンダルで、
そこから人々の命の“洗たく”をする
アカネの新しい仕事が始まる。
はらたく女の夢と希望、
そして歪んだ現実との格闘・逃走を描く労働ファンタジー。
3万2千字。中編小説。¥500
ぜひ手に取って読んでみてください。
おとなも楽しい少年少女小説・新作
「洗たく女の空とぶサンダル」
バカ夫と離婚した大足のアカネは、
富裕層の洗たくものをガシガシ足で洗う
洗たく女の仕事に就き、新たな人生をスタートさせた。
そんなある日、路上の迷路で
靴アートの芸術家と出逢い、
魔法の赤いサンダルをプレゼントされる。
はたらく女の夢と希望と現実の物語。
6月30日(金)Kindleより発売予定。
おりべまこと電子書籍新刊「週末の懐メロ 第2巻」
5月29日(月)16:59まで発売記念
無料キャンペーン実施中。
20世紀ポップミュージックの
回想・妄想・新発見のエッセイ集。
アクセス数ナンバーワンの
「サパーズレディ/ジェネシス」、
超ビッグアーティスト2人が作った
異なる2種類のバージョンが存在する
「秘密の花園/松田聖子」、
女ベーシストの魅力を世に知らしめたスージーQと
テイスト・オブ・ハニー等、読みどころいっぱい。
基本的に自分の人生のテンションを上げる
ドラッグみたいな感覚で書いていますが、
何割かは同世代の人たちと記憶を共有したい、
そして、若い世代の人たちにこんな曲があって、
こんな歌手・バンドが活躍してたって知ってほしい。
このエッセイであなたの人生に
素晴らしいインスピレーションをもたらす歌を
見つけてください。
無料キャンペーンのタイムリミットは明日16時59分まで。
目次を見て気になる楽曲・アーティストがいたら、
このチャンスにペラッと読んでみてくださいね。
第2巻は♯29~♯56まで28篇を収録しています。
もくじ
29 サパーズレディ/ジェネシス【1972】
30 ララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー/スウィング・アウト・シスター【1994】
31 シュガー・ベイビー・ラブ/ザ・ルベッツ【1974】
32 パンク蛹化の女/戸川純とヤプーズ【1984】
33 ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー【1958】
34 雨のクロール/森田童子 【1975】
35 ナッシング・トゥ・ルーズ/U.K. 【1979】
36 雨音はショパンの調べ/小林麻美【1984】
37 紅い月/佐野元春&ザ・コヨーテバンド【2015】
38 ワイルドワン/スージー・クアトロ【1974】
39 ダンシング・ウィズ・ミスターD/ザ・ローリング・ストーンズ【1973】
40 真夏の出来事/平山みき(代官山ミラクルキャバレー)【1971】
41 カナリア諸島にて/大滝詠一【1981】
42 秘密の花園/松田聖子【1983】
43 ラヴ・ラヴ・ラヴ/ザ・タイガース【1969】
44 少年ヴィーナス/ビョーク【1993】
45 Summer/久石 譲【1999】
46 イエローサブマリン音頭/金沢明子【1982】
47 ああ青春/中村雅俊+ゴーイング・アンダーグラウンド 【1975】
48 今夜はブギ・ウギ・ウギ/テイスト・オブ・ハニー 【1978】
49 永遠の調べ/キャメル【1976】
50 エニウェア・イズ/エンヤ 【1995】
51 サンシャイン・ラブ/クリーム【1967】
52 ノーモア“アイ・ラブ・ユーズ”/アニー・レノックス 【1995】
53 スリラー/マイケル・ジャクソン【1982】
54 ロックバルーンは99/ネーナ 【1983】
55 アローン・アゲイン/ギルバート・オサリヴァン【1971】
56 ホワット・ア・フィーリング/アイリーン・キャラ 【1983】
おりべまこと電子書籍新刊「週末の懐メロ 第2巻」
5月29日(月)16:59まで
発売記念無料キャンペーン実施中!
主観9割。偏見まみれ。20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見のエッセイ集。
このエッセイは基本的に自分の
人生のテンションを上げるための
ドラッグみたいなもの。
でも、何割かは同世代の人たちと
記憶を共有したいという思い、そして、
若い世代の人たちに知ってほしいという
思いを抱いて書いています。
きっとあなたを元気にする歌、
あなたの人生にインスピレーションを与える歌が
一つや二つはあるはず。
目次を見て気になる楽曲・アーティストがいたら、
この機会にペラッと読んでみてくださいね。
第2巻は♯29~♯56まで28篇を収録しています。
もくじ
29 サパーズレディ/ジェネシス【1972】
30 ララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー/スウィング・アウト・シスター【1994】
31 シュガー・ベイビー・ラブ/ザ・ルベッツ【1974】
32 パンク蛹化の女/戸川純とヤプーズ【1984】
33 ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー【1958】
34 雨のクロール/森田童子 【1975】
35 ナッシング・トゥ・ルーズ/U.K. 【1979】
36 雨音はショパンの調べ/小林麻美【1984】
37 紅い月/佐野元春&ザ・コヨーテバンド【2015】
38 ワイルドワン/スージー・クアトロ【1974】
39 ダンシング・ウィズ・ミスターD/ザ・ローリング・ストーンズ【1973】
40 真夏の出来事/平山みき(代官山ミラクルキャバレー)【1971】
41 カナリア諸島にて/大滝詠一【1981】
42 秘密の花園/松田聖子【1983】
43 ラヴ・ラヴ・ラヴ/ザ・タイガース【1969】
44 少年ヴィーナス/ビョーク【1993】
45 Summer/久石 譲【1999】
46 イエローサブマリン音頭/金沢明子【1982】
47 ああ青春/中村雅俊+ゴーイング・アンダーグラウンド 【1975】
48 今夜はブギ・ウギ・ウギ/テイスト・オブ・ハニー 【1978】
49 永遠の調べ/キャメル【1976】
50 エニウェア・イズ/エンヤ 【1995】
51 サンシャイン・ラブ/クリーム【1967】
52 ノーモア“アイ・ラブ・ユーズ”/アニー・レノックス 【1995】
53 スリラー/マイケル・ジャクソン【1982】
54 ロックバルーンは99/ネーナ 【1983】
55 アローン・アゲイン/ギルバート・オサリヴァン【1971】
56 ホワット・ア・フィーリング/アイリーン・キャラ 【1983】
1996年5月に出たPUFFYのデビュー曲にして大ヒット曲。
作詞は井上陽水、作曲は彼女らの
プロデューサーでもある奥田民生。
当初、CMソングとしても使われていたけど、
ついこの間もリバイバルCMソングに
なっていたことも記憶に新しい。
歌詞はまったく意味不明だが、
これは井上陽水の言葉遊びの世界。
漠然としたアジアのイメージをもとに
自由に、パワフルに音楽が広がっていく感じが楽しい。
「アジアの純真」と言いながら、
歌に出てくる単語のなかでアジアの地名や
アジア産のものは半分程度。
ベルリンはドイツ、ダブリンはアイルランドの都市。
リベリアはアフリカの国。
バラライカはロシアの民俗楽器と、
ワールドワイドにイメージが飛び交う。
高校の地理の授業で、
この歌詞のなかからアジアの地名でないもの、
アジアと関係ないものを挙げよ、
なんてやっていたこともあるらしい。
PUFFYの活躍もワールドワイドで、
デビュー後まもなくアジアキャンペーンをやって人気拡大。
2004年には彼女らをモデルにしたアニメ
『ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ』がアメリカでブレイク。
その後、活動は全世界に広がった。
いま振り返ってみると、
この曲のハチャメチャでカオスな世界観は、
ネット情報が地球を覆い、
それぞれの文化が絶えずクロスオーバーする、
現在の世界の状況を表現しているようにも思える。
いつ聴いても明るくて楽しくて元気。
初めて観たけど、
このオリジナルMVも遊び心いっぱいで面白くて大好き。
まるで27年前に見た予知夢のようだ。
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もくじ
29 サパーズレディ/ジェネシス 【1972】
30 ララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー/スウィング・アウト・シスター 【1994】
31 シュガー・ベイビー・ラブ/ザ・ルベッツ 【1974】
32 パンク蛹化の女/戸川純とヤプーズ 【1984】
33 ジョニー・B・グッド/チャック・ベリー 【1958】
34 雨のクロール/森田童子 【1975】
35 ナッシング・トゥ・ルーズ/U.K. 【1979】
36 雨音はショパンの調べ/小林麻美 【1984】
37 紅い月/佐野元春&ザ・コヨーテバンド 【2015】
38 ワイルドワン/スージー・クアトロ 【1974】
39 ダンシング・ウィズ・ミスターD/ザ・ローリング・ストーンズ 【1973】
40 真夏の出来事/平山みき(代官山ミラクルキャバレー)【1971】
41 カナリア諸島にて/大滝詠一 【1981】
42 秘密の花園/松田聖子 【1983】
43 ラヴ・ラヴ・ラヴ/ザ・タイガース 【1969】
44 少年ヴィーナス/ビョーク 【1993】
45 Summer/久石 譲 【1999】
46 イエローサブマリン音頭/金沢明子 【1982】
47 ああ青春/中村雅俊+ゴーイング・アンダーグラウンド 【1975】
48 今夜はブギ・ウギ・ウギ/テイスト・オブ・ハニー 【1978】
49 永遠の調べ/キャメル 【1976】
50 エニウェア・イズ/エンヤ 【1995】
51 サンシャイン・ラブ/クリーム 【1967】
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54 ロックバルーンは99/ネーナ 【1983】
55 アローン・アゲイン/ギルバート・オサリヴァン 【1971】
56 ホワット・ア・フィーリング/アイリーン・キャラ 【1983】
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春のルネッサンスキャンペーン第3弾
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本日5月4日(木)17:00~7日(日)16:59
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あなたのより良き人生のおともに。
「ドウシテ人間は、オ酒ヲ飲ンダリ、
煙草ヲ吸ッタリスルノデスカ?」と、
友だちのロボットに聞かれたので、
「銀河連邦と交信するためだよ」と答えた。
そしたら「ワタシモシタイノデ飲ンダリ吸ッタリシテイイデスカ?」と言うので、
「地球の未来を担う君たちが人間みたいになったら
どうするんだ?」とたしなめた。
というわけで、
本日より春のルネッサンスキャンペーン第2弾!
4月27日(木)17:00~30日(日)16:59まで
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エッセイ集:生きるシリーズ3タイトル
★酒タバコやめて100まで生きたバカ
・わたしの中の人間のクズ
・客観性という名の神様と自分の物語
・人生最後の全力疾走?
・「赤い服の少女」に学ぶ人生タマタマ
・人を食った話 ほか全35篇収録
★いつもちょっとクレイジーでいるためのスキル
・とんかつ屋はいかにして声優に転身したか
・eパン刑事、その愛と死とスマホ
・生殖機能終了後の人生とは?
・中年期以降の同窓会幹事の心のゆらぎ
・お母さんは夕暮れの交差点で踊った ほか全38篇収録
★銀河連邦と交信中なう
・「人間を大事にしています」ってどういうこと?
・慢性硬膜下血腫で頭の手術の顛末記
・電車内スマホゲームはなぜカッコ悪いか
・みずから幸福になることを放棄している日本人
・落書きペンは地球色 ほか全38篇収録
今年になってから時代が変わっている感が倍増。
AI・ロボットが世界を席巻し、人類の暮らしから
酒・タバコが消えるのも間近?と感じてしま今日この頃。
これもまた新たなルネッサンスの始まりなのか?
このチャンスにあなたの
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成功人生に行き詰った時の便秘薬に、
ぜひともご常備ください。
●伝説の茶壺、ついにご対面
前編では栖足寺の由緒正しい歴史と、
河童伝説の顛末を紹介したが、
いよいよ後編では本丸である。
住職に「河童の壺を拝見したい」と申し出ると、
快く承諾してくれた。
住職が大切そうに持参したのは、
見た感じ直径30センチほどの茶色い壺である。
よく見ると表面がややぼこぼこしており、
いかにも古い時代の手作り感が漂っている。
蓋は何度か作り変えられているそうだが、
壺本体は実に700年以上前のものだという。
「実は、これはお茶の葉を入れる茶壺なんです」
住職がひっくり返すと、
底には「祖母懐」という文字が刻まれている。
●国宝級の陶工が作った、河童の置き土産
「祖母懐」と書いて「そぼかい」と読む。
これは両側が山に囲まれて南側に向かって開けている、
温暖で良質な土が採れる土地のことを指すのだそうだ。
愛知県瀬戸市にこう呼ばれる場所があり、
そこが陶器の別名「瀬戸物」の発祥地なのである。
さらに驚くべきことに、この壺には作者のサインまで入っている。
「加藤四郎左衛門景正」
これは瀬戸焼の開祖として知られる伝説的な陶工の名前である。
加藤景正は鎌倉時代前期の陶工で、
一般的には貞応2年(1223年)に道元とともに南宋に渡り、
帰国後に尾張国瀬戸で窯を開いたとされている人物だ。
現在も愛知県瀬戸市の深川神社境内には、
景正を祀った「陶彦社」が存在する。
「本物なら国宝級の品物です。
ただし、河童にもらった後は門外不出ということで、
鑑定などしてもらったことはありません」
住職は笑いながら説明してくれた。
「河童からもらいました」と言えば、
鑑定士はどんな顔をするだろう?
そうしたテレビ番組もあるが、そうしたところに出したら
どんな結果になるか、正直、見てみたいものだ。
さて、話を戻すと、この時代はまだ轆轤がなかったため、
粘土を丸くして重ねて成型していく手法で作られたという。
そのため表面に痘痕のようなぼこぼこした跡が残り、
焼き上げた後に石が出てくるような荒々しさが
四郎左衛門の作風だったそうだ。
確かに、目の前の壺も実に味わい深い、
野趣に富んだ風合いを見せている。
●いよいよ河童のせせらぎ体験
「河童はこれを置いていくときに、
『この中に河津川のせせらぎを封じ込めました。
これを聴いて私を思い出してください。
この川の音が聴こえる限りは、
私はどこかで元気に暮らしていますから、
和尚さん、安心してください』と言い残して去っていったんです」
住職の説明を聞いているうちに、だんだんと期待が高まってくる。
果たして本当に河童の封じ込めたせせらぎが聴こえるのだろうか?
「どんな壺でも、こうやって耳を近づけて聴くと、
ぼーっという音は聞こえるものなんです。
それは容器の中で風が流れる音で、
貝を耳に当てたときにも同様の音が聞こえるので、
お分かりかと思います。
しかし、この壺の場合はそれだけでなく、ぼーっという音の中、
下の方からぴしゃぴしゃっという感じの、
小さな水が流れる音がします」
住職に促され、恐る恐る壺の口に耳を近づけてみた。
最初は確かにぼーっという、よくある空洞音が聞こえる。
しかし、じっと耳を澄ませていると……あった!
確かに奥の方から、ぴちゃぴちゃという水の音らしきものが
聞こえてくるではないか。
まさに小川のせせらぎのような、
優しい水の流れる音が壺の奥底から響いてくる。
思わず身を乗り出して、もう一度しっかりと耳を当て直してみた。
やはり聞こえる。確実に水の音である。
正直、最近なかった、一種の感動に背筋がゾクゾクした。
●プロの最新機材で録れなかった音が、
子供のラジカセで録音成功
住職によると、この不思議な音を録音しようと、
NHKが高性能のマイクを持ち込んで挑戦したことがあるという。
しかし、どんなに頑張っても音を捉えることができなかった。
「ところが、近所の子どもがこの音を録りたいといって、
ラジカセみたいなもので録ったら録れたんです」
なんとも不思議な話である。
最新の録音機材では録音できないのに、
子どものラジカセでは録音できる。
まるで河童が、純真な心を持つ者だけに
水音を聴かせてくれるかのようだ。
試しに僕も自分のICレコーダーを取り出して録音を試みてみた。
すると、どうだろう。確かに音が録れているではないか。
後で家に帰って聞き返してみると、
確実にせせらぎの音が記録されている。
超うれしい!
これは一体どういう現象なのだろうか。
科学的に説明のつく現象なのか、
それとも本当に河童の仕業なのか。
真相は定かではないが、確実に言えるのは、
この壺から不思議な音が聞こえるというのは、
真実であるということだ。
●豪雨の前兆を知らせる、河童からの警告
住職の話では、この壺にはさらに不思議な力があるという。
豪雨などで河津川が氾濫しそうになった時、
壺の中でゴウゴウと唸りが聞こえ、
洪水を予告してくれるのだそうだ。
「今でも川の音が聞こえるのですが、
河津川の水位が上がりそうな時など、
壺がいつもと違う音を立てて知らせてくれることがあります」
これは確かめようがなかったが、
もし本当だとすれば、
河童は命の恩人である和尚への恩返しとして、
災害から人々を守り続けてくれているということになる。
●禅の教え「不立文字」と河童の壺が奏でるハーモニー
ここで住職は、この河童伝説に込められた深い意味について語ってくれた。
「お寺にこの昔話が伝わっているのは意味があると思うんです。河童は『これを聴いて私を思い出してください』と言っています。
ですから、この音を聴くと、今でも河童はこのあたりに暮らしているのだ、
と思いを巡らせることができます」
その上で住職は、禅宗の根本的な教えである
「不立文字」(ふりゅうもんじ)について説明してくれた。
「達磨大師の教えに『不立文字』というものがあります。
これは、人は書かれている文字を真実と思い込み、
それに惑わされてしまうという教えです。
実は文字では真実は伝わらない、ということなんですが、
例えば、こういう音を聴いたり、においを感じたり、
肌で感じたりすることで、
現実には目に見えないものに思いを馳せたり、
いろいろな想像・連想ができたりする。
そうしたものも『不立文字』の教えに入るんです」
なるほど、これは深い話である。
現代社会では膨大な量の文字情報に囲まれ、
さらにAIが生成する映像や音声なども加わって、
僕たちはそれらに振り回されがちだ。
しかし禅の教えによれば、真実は文字や人工的な情報では伝えられない。
むしろ五感を通じて感じ取るものの中にこそ、
真実が隠されているというのだ。
「人間が本来持っている『仏性』を大切にして、
自分で感じなさいという教えです。
現代社会では、テレビやインターネットを通じて
文字・映像・音声などになった膨大な情報が入ってきて、
皆さん惑わされますから。
こういうものを聴いて『あ、河童生きてるかも』と
想像力を膨らませるのも、不立文字の実践なんだよ、
という教えが、
この伝説に詰まっているんじゃないかと思うのです」
●「衆生本来仏なり」-河童が教えてくれる仏の心
住職はさらに続けた。
「人間は『衆生本来仏なり』という言葉にあるように、
もともと仏の心を持っています。
ところが、現実の社会で生きるうちに、
心にたくさんの垢がこびりついてしまう。
真実を見るのは、それを落としていくことが必要なんです」
これも禅宗の重要な教えの一つである。
すべての人間は本来、仏と同じ清らかな心を持って生まれてくる。
しかし生きていくうちに、さまざまな欲望や偏見、
先入観といった「垢」が心に付着してしまう。
その垢を落とせば、本来の仏性が現れるという考え方だ。
河童の壺から聞こえるせせらぎの音は、
その心の垢を洗い流してくれる効果があるのかもしれない。
現実の利害関係や損得勘定を離れ、純粋に音に耳を傾ける時、
僕たちは本来の清らかな心を取り戻すことができるのだろう。
「うちのお寺はこうした佇まいなので、訪れた方は皆さん、
実家とか故郷に帰ってきたようで落ち着くとおっしゃいます。
昔ながらの趣を残した、癒しの空間だと評価されるんです。
ですから、そんな中で、こうした体験をすると、
より心に響くのかなと思います」
確かに、栖足寺の境内は不思議と心が落ち着く場所である。
現代的な装飾や人工的な美しさとは対極にある、
素朴で自然な美しさがそこにはある。
そんな環境の中で河童の壺の音に耳を傾けると、
日頃の雑念が自然と消えていくような感覚を覚えるのだ。
●現代人に必要な、河童からのメッセージ
河童の壺から聞こえるせせらぎの音を体験して、
僕は深く心を動かされた。
これは単なる音響現象以上の何かがある。
人はみな心に仏性を持っており、
それによって、せせらぎの音を聴くことができる。
虚実入り混じったネット情報に翻弄される現代人にとって、
こてはとても大切な体験であるように思える。
SNSで飛び交う断片的な情報、
ニュースサイトに踊る刺激的な見出し、
AI生成による真偽不明の映像や音声、
誰かの偏った意見が拡散される炎上騒ぎ--
僕たちは日々、膨大な「情報」に囲まれて生きている。
そして知らず知らずのうちに、それらの情報に振り回され、
本来の自分を見失ってしまっているのかもしれない。
そんな時、河童の壺から聞こえるせせらぎの音は、
僕たちに大切なことを思い出させてくれる。
文字や人工的な情報で表現できない真実が、
この世界にはあるということ。
そして、その真実は五感を通じて、
心で感じ取るしかないということを。
●科学では説明できない不思議と、それを受け入れる心
この河童の壺の音について、
科学的な説明を求めたくなる気持ちもある。
壺の形状による音響効果なのか、
それとも何らかの物理的現象なのか。
しかし、そうした科学的説明を求めること自体が、
実は「情報に惑わされる」ことの一例なのかもしれない。
大切なのは理屈ではなく、
その音を聴いて何を感じるかということなのだろう。
最新の科学技術よりも、
純真な心の方が真実に近づけるということなのかもしれない。
河童が和尚に「私を思い出してください」と言い残したように、
この音を聴く時、
僕たちは「河童とは何か?」について思いを馳せることになる。
河童が実在するのかどうかは問題ではない。
大切なのは、その存在を通じて、
自然との調和や他者への慈悲といった
大切な価値を思い出すことなのだ。
●あなたの心の中の河童に出会うために
700年という長い年月を経ても、
河童の壺は今なおせせらぎの音を響かせ続けている。
伊豆に来たら、河津に来たら、
ぜひ河童寺・栖足寺を訪れてみることをお勧めしたい。
ただし、河童の壺を体験したい場合は、
この壺が寺宝中の寺宝であるため、
必ず事前に連絡を入れて準備をしてもらう必要がある。
そこで、あなたも河童の封じ込めた
せせらぎの音を聴いてみてほしい。
音が聞こえるかどうかは、あなたの心の状態次第かもしれない。
日頃の雑念を捨て、素直な気持ちで耳を傾けてみよう。
もし音が聞こえたなら、
それはあなたの心の中に仏性が息づいている証拠だ。
そして、河童という架空の存在を通じて、
自然への畏敬の念や他者への慈悲の心を
思い出すことができるだろう。
あなたの心の中の河童に出会えるかもしれない栖足寺。
そして河童が、
人生で本当に大切なものを教えてくれるかもしれない。
文字や人工的な情報に疲れた、僕たち現代人にこそ、
河童の壺が奏でるせせらぎの音は、
きっと新鮮な感動を与えてくれるはずである。
(おわり)
●ディスカバー河童寺
今週は仕事の取材で、静岡県河津町にある
「河童寺」の通称で親しまれる栖足寺(せいそくじ)を
訪ねることになった。
JR伊豆急行線の河津駅から徒歩10分弱という好立地である。
駅を出ると、あの有名な河津桜の並木がある河津川が
目の前に広がる。
あいにくの小雨模様だったが、
河津川を渡ってすぐに栖足寺の境内に足を踏み入れると、
これが意外にもラッキーだったかもしれないと思えてきた。
ピーカンの青空だと、どうにも風情がない。
むしろこの雨模様のほうが、
なんとも言えない妖しい雰囲気を醸し出していて、
まさに河童が出てきそうな気配が漂っているのである。
●椅子まで河童という油断のならない境内
境内に入ってまず驚かされるのは、
とにかくあちこちが河童だらけということだ。
持参した飲み物を飲もうと思って何気なく腰を下ろした椅子も、
よく見ると河童の形をしていた。
思わず「おっと失礼」と河童に謝ってしまうほどである。
寺院としては日本的な古さを感じさせる、
いかにも由緒正しそうなお寺だ。
と同時に、どこか懐かしい感じもする。
よくよく観察すると、シンボルっぽい河童像を中心に
境内全体がレトロアートな感じにアレンジされているのが分かる。
これは後で知ったことだが、
ミュージシャンでありアーティストでもある現住職のセンスが
なせる業なのだ。
●鎌倉時代生まれの禅寺、河童と暮らして700年
「河童の寺」という通称が板についた栖足寺は、
実に700年の歴史を持つ古刹である。
その創建は元応元年(1319年)、鎌倉時代にまで遡る。
開山したのは下総総倉の城主千葉勝正の第三子である
徳瓊覚照禅師(とくけいかくしょうぜんじ)という、
なかなかに由緒正しい禅寺なのだ。
徳瓊覚照禅師は八歳で得度し、
二十歳にして大本山建長寺で建長寺開山の
大覚禅師(蘭渓道隆)の直系弟子として九年間、修行を積んだ。
その後、中国に渡って当時の禅の名僧たちに師事し、
帰国後は各地の名刹を歴任した。
そして元応元年、北条時宗の旗士であった北条政儀の招きにより、この河津の地にやってきたのである。
興味深いのは、もともとこの地には「政則寺」という
真言宗の寺があったということだ。
それを禅寺に改めて「栖足寺」としたのである。
「栖足」という寺号は、百丈禅師の「幽栖常ニ足ルコトヲ知ル」(静かな隠遁生活に常に満足することを知る)
という句から取られたと推測されている。なんとも禅寺らしい、
深い意味を込めた名前である。
●桜に負けた河童の末路と、寺が果たした避難所の役割
現在の住職にお話を伺うと、興味深い地域の歴史が見えてくる。
「大昔から栖足寺は河童寺として通っており、
河津桜で有名になる前--
昭和の時代までは、河津町は河童で町おこしをしていたんですよ」
今でこそ河津桜で全国的に有名になった河津町だが、
桜まつりが始まったのは今から34年前の
1991年(平成3年)のこと。
桜まつりは1999年(平成11年)には訪問客が100万人を超える
大イベントに成長したが、
それ以前は河童が町の看板だったのである。
「各旅館に河童のおちょこやとっくり、手ぬぐいなどがあったり、
商工会に飾られていたりしたんです。
でも桜が有名になって見向きもされなくなったので、
そういったものを寺で預かったんです」
なんとも皮肉な話である。
河童で町おこしをしていたのに、桜の方が大ブレイクしてしまい、
河童グッズは行き場を失ってしまったのだ。
そこで栖足寺が河童文化の避難所のような役割を
果たすことになったというわけである。
●「つくったが、作られていないように」のアート美学
現住職は過去10年あまりで、境内の大改修も手がけた。
「『つくったが、作られていないように』をテーマにしました」
ちょいダークで、幽玄なムードを醸し出す草木や苔。
人が一人、ゆうに入れそうな大瓶や、
まっ茶色に錆び付いた自転車のオブジェ。ユニークなアート哲学に基づいてアレンジされた境内は、
「雨が降ると河童寺っぽくなる」という演出も施され、
心憎いばかりだ。
書家の師範のスタッフもいるということで、
寺院としての格式を保ちながらも、
現代的なアート感覚を取り入れた斬新な取り組みである。
●先代住職の逝去と、一時休業中の河童ギャラリー
以前は客間で「河童ギャラリー」を開いて、
町から預かった河童グッズを展示していたそうだが、
昨年、先代住職が逝去され、いろいろな儀式があったため、
一旦片付けられ、まだ再開されていないとのことだった。
「河童ギャラリー、ぜひ見てみたかったのですが…」と言うと、
住職は苦笑いを浮かべながら、
「また準備が整い次第、再開する予定です」と答えてくれた。
●裏門の淵で暮らしていた、いたずら好きの住人
さて、そもそもなぜ栖足寺が河童寺と呼ばれるようになったのか。
それは江戸時代から語り継がれている河童伝説があるからだ。
昔、栖足寺の裏を流れる河津川の淵に、河童が住んでいた。
お寺の裏に位置するその場所は、
川が大きく蛇行して深い淵を作る「裏門」と呼ばれていた。
この河童、水浴びをしている子どもの足を引っ張るなど、
いろいろないたずらをして村人を困らせていた。
そのうち噂が一人歩きして、「河童が子どもの尻子玉を抜く」とか
「生き肝を食らう」などと大げさに伝えられるようになり、
村人たちは河童を恐がり、ついには憎むようになってしまった。
なんとも人間らしい話である。
最初は単なるいたずら者だった河童が、噂によってどんどん恐ろしい存在に仕立て上げられていく。現代でもよくある話だ。
●馬のしっぽにしがみついて御用となった河童
そして運命の日がやってきた。
ある夏の夕方、村人たちは寺の普請(建物の修理や建設)の手伝いをした後、裏の川で馬や道具を洗っていた。
そのとき一頭の馬が急にいななき、後ろ足を高く蹴り上げた。
そばにいた村人が驚いて見ると、馬のしっぽに何か黒いものがしがみついている。
よく見ると、それは噂に聞いていた河童だった。
「河童だ、河童がいるぞ!」
誰かが叫ぶと、近くにいた村人たちが一斉に集まってきた。
河童も捕まってしまったら大変と大慌てで逃げ出し、
裏門を抜けて寺の井戸に飛び込んだ。
ここでの河童の行動が実に人間臭い。
馬のしっぽにしがみつくという、
なんともマヌケな状況で発見され、
慌てふためいて逃げ出す様子が目に浮かぶようだ。
●井戸に逃げても逃げ切れず、袋叩きの刑
しかし村人たちは容赦しなかった。
井戸に逃げ込んだ河童に向かって、てんでに石を投げつけた。
河童はバラバラと落ちてくる石に我慢ができず、
井戸の中から這い出してきてしまった。これが失敗だった。
村人たちは河童を取り囲み、
「こやつはひどいやつだ。殺してしまえ」と叫びながら、
棒切れで叩き始めた。
ちょっとやりすぎな気もするが、
当時の人々にとって河童は子どもを攫う
恐ろしい妖怪だったのだから、無理もない話かもしれない。
●「殺生は禁物じゃ」-禅僧の慈悲が救った一命
ちょうどそこへ、栖足寺の和尚さんが帰ってきた。
村人たちが騒いでいるのを見て、何事かと近づいてみると、
河童が息も絶え絶えに倒れている。
それでもなお、村人たちは河童を叩き続けている。
和尚さんは大きな声で「皆の衆、やめられい」と叫んだ。
「今日は寺の普請の日じゃ。殺生は禁物じゃ。
寺の縁起にかかわる。この河童はわしが預かろう」
さすがは禅僧である。
暴力で問題を解決しようとする村人たちを諫め、
慈悲の心で河童を救おうとした。
村人たちも、寺の縁起にかかわるのでは仕方がないと、
和尚さんの言葉に従って河童を預けた。
●月夜に現れた河童からの、思いがけない恩返し
和尚さんは村人たちがいなくなると、
「これ河童、助けてやるからどこか遠くへ行きなさい」
と言って、河童を逃がしてやった。
この和尚さんの優しさが、後に奇跡を生むことになる。
その晩のこと、和尚さんは何者かが庫裏の戸を叩く音で
目を覚まし、縁側の雨戸を開けてみた。
すると、月明かりの中に昼間の河童が立っていたのである。
●河津川のせせらぎを封じ込めた、魔法の壺
河童は言った。
「昼間は助けていただき、ありがとうございました。おかげさまで命拾いをしました。このつぼはお礼のしるしです」
そう言って、丸い大きなつぼを縁側に置いた。
「このつぼに河津川のせせらぎを封じ込めました。
口に耳を当てると、水の流れる音がします。
水の音が聞こえたら、
わたしがどこかで生きていると思ってください。
和尚さまもどうぞお元気で」
そう言い残して、河童は立ち去ったのだ。
●令和の今も、壺に耳を当てれば
和尚さんは夢心地で聞いていたが、
我に返ると確かに縁側に大きなつぼが置いてあるので、
河童が本当に来たのだと確信した。
それからというもの、河津川に河童が姿を現すことはなくなり、
村人たちもいつしか河童のことは忘れていった。
けれども和尚さんは時折つぼの口に耳を当て、
底の方から聞こえる、かすかな水音を聞いて、
河童の無事を思った。
また、河津川に出水があった際、
このつぼがゴウゴウとうなりを上げて知らせ、
人々が助かったこともあり、
それから寺の宝として大切に奉られてきたという。
今でもつぼに耳を当てると、川のせせらぎが聞こえ、
河童が元気で生きていることを伺える。
そして人々は水の流れが心を洗うと言い、
ありがたく拝聴していくのである。
●果たして河童の声は聞こえるのか~後編への誘い~
さて、この河童の壺、実は現在も栖足寺に残されており、
実際に耳を当てて音を聞くことができるのだという。
果たして本当に河童の封じ込めた河津川のせせらぎが
聞こえるのだろうか。
後編では、この神秘的な河童の壺による
不思議体験をレポートする。
僕は雨に濡れた境内で河童たちに見守られながら、
数百年の時を超えた河童との不思議な邂逅を
体験することになるのだが、
その詳細は次回のお楽しみということにしておこう。
後編ではいよいよ河津桜で有名になる前の河津町の隠れた魅力、
そして現代まで語り継がれる河童伝説の真相に迫る。
(後編に続く)
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かつて新幹線を走らせた男が、今は人々の人生を映像に残す「調理師」として奮闘しています。本書「鉄道マン発 映像調理師」は、シニア起業家・高塩博幸さんの波乱万丈な人生を追ったルポルタージュです。
高校生だった高塩少年は祖父の「助役、駅長になるまで頑張りなさい」という助言を胸に国鉄に入社。その後、国鉄分割民営化という荒波を乗り越え、JR東海で着実にキャリアを積み上げていきます。
しかし、組合闘争に巻き込まれ「会社のイヌ」と呼ばれる日々も。それでも持ち前の向上心で課長(助役)まで昇り詰めた彼が、還暦を迎えてなぜ映像の世界に飛び込んだのでしょうか?
映像クリエイターとしての第二の人生では、自らを「映像調理師®」と名乗り、終活映像市場という未開拓の分野に挑戦。
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運転士の教官として培ったインタビュー術を駆使し、クライアントの人生ストーリーを掘り起こす手腕は、まさに「料理人」の腕前。AIなど最新ツールも取り入れた彼の仕事術には、学ぶべきものがたくさんあります。
人生100年時代、60歳は終わりではなく新たな始まり。
足立区北千住を拠点に奮闘する高塩さんの姿は、
第二の人生を模索するすべての人の道標となるでしょう。
「映画より映写室が好きだった少年」が、なぜ映像の世界へ?
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本書は単なる成功物語ではありません。
昭和から令和へ、激動の時代を生き抜いてきた一人の男が、
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人生という料理の「下ごしらえ」から学ぶべき知恵がここにあります!
今年の干支は?
って聞かれて「えーと」なんてダジャレてる人、
けっこう多いのでは?
1年半分の6月ともなると、お正月の熱狂もどこへやら。
今年は何年だったか、みんな忘れてしまっている。
改めて、今年-2015年、令和7年はヘビ年。
そのせいか、この春からは初夏にかけて、
川沿いを散歩していると、やたらとヘビに出会う。
護岸の下のコンクリの岸の上に
何やら太いロープが落ちているなと思ったら、ヘビ。
散歩道の植え込みの中で何かにょーっと
動いているなと思ったら、ヘビ。
手すりに何か紐みたいなものが
ぶら下がってるなと思ったら、ヘビ。
そして昨日は、くねくねしながら悠々と川を泳いでいる
ヘビを目撃。
どれも長さ1メートルほどの青黒いアオダイショウだ。
周囲にはカルガモやコサギ、アオサギ、
カワウなどの水鳥が何羽もいるが、
さすがにこれらは体が大きいので襲ったりはしない。
うまいこと共存しているようだ。
そろそろカルガモの赤ちゃんが生まれる時期なのだが、
今からそれを狙っているのだろうか?
毎年1回か2回、
梅雨から梅雨明けの時期にお見掛けするヘビだが、
今年はすでに目撃4回。
ヘビ年大売り出しだ。
遭遇するとちょっとギョッとはするが、
ヘビに遭うとラッキーなのだそうな。
そういえば数年前だが、
住宅街の道路を白ヘビが
超高速で横切るのを見たことがある。
神の使いともいわれるヘビ。
今度会ったら手を合わせて願いを唱えよう。
人の気配が薄れる夜の時間は、
ネズミでも襲って腹を満たしているのだろうか。
杉並区も人間が知らないところで
ワイルドな世界が繰り広げられている。
「イタリアに行きたい」と、カミさんが言うので、
「んなら行くか」と、新宿の映画館に出かけた。
「岸辺露伴は動かない 懺悔室」。
人気ドラマ・岸辺露伴シリーズの映画版で、
オールヴェネチアロケ。
映画館のスクリーンで見るヴェネチアの風景は圧巻だ。
テレビでやっていたドラマは一度も見たことがなかったので、
ははぁ、こういうファンタジックな話か、と感心。
主人公は漫画家で、人の人生ストーリーが読め、
そこに書き込み・改ざんを加えられるという特殊能力の持ち主。
それによって事件を解決していくストーリーだ。
原作のマンガも全く知らないが、
高橋一生は超ハマり役だと思った。
舞台となるヴェネチアは、言わずと知れた世界遺産。
ルキノ・ヴィスコンティの「ベニスに死す」をはじめ、
幾多の映画・文学・芸術に描かれてきた。
年中、観光客が押し寄せていると思うが、
いったいどうやって撮影したのだろうと思うぐらい、
人気が少なく、その分、どこもため息が出るほど美しく、
歴史が醸し出す豊潤な空気に包まれている。
僕は40年弱前、ヨーロッパを放浪していて、
ヴェネチアにも訪れたが、
見た目はその頃とほとんど変わっていない気がする。
それは当たり前で、
この街は「変ってはいけない」ことを義務付けられている。
世界遺産になった宿命みたいなものである。
車はもちろん、自転車も街の中に入れない。
観光客がわんさか来るのだから、
スタバやマックなどの店もありそうだが、
少なくともその看板などが景観に入り込んではいけない。
そうした規制も多いはずだ。
オーバーツーリズムを避けるため、
街に入るための入場料徴収も検討されているという。
世界中の観光客が称賛する「水の都」だが、
僕には無性に物憂げで哀しみを帯びた場所に思える。
一見、ラテン気質で、明るいイメージのイタリアだが、
僕の体感では、どこの街もその明るさの裏に
奇妙な暗さ・屈折・残酷・哀愁があって、
どう対処していいのか、戸惑うことが多かった。
ヴェネチアはその最たる街だ。
さらに、そもそもヴェネチアは、ローマやミラノのような
スケールの都市ではなく、
せいぜい東京23区の1区くらいの規模の街。
そこに独自の文化が集約されている。
観光も急げば半日、1日あれば十分見て回れるので、
実際の観光収入はそんなにないのではないか。
ヴェネチアを舞台とした映画で、
ジョニー・ディップ主演の「ツーリスト」(2010年)
という作品があった。
そのなかで水路から直接入れる高級なホテルが出てくるが、
たぶん、ヴェネチアで宿泊できるのは、
ああしたセレブ御用達の超高級なところばかりで、
普通の観光客は半日、1日わさわさと歩いたり、
ゴンドラやボートに乗ったり、
写真を撮ったら、夜は郊外の安いホテルに行くのだろう。
僕もヴェネチアで泊まった覚えはないので、
多分そうしたのだと思う。
それとも今は、古いお屋敷を民泊にしているところなどが
あるのだろうか?
観光地の常で、遺産的な街並みばかりが目に入って、
この街の住人たちがどうやって暮らしているか、
庶民の生活・普通に働く労働者たちが見えてこないので、
ひどく気にかかる。
この岸辺露伴の映画も、
けっして明るく陽気なイタリアンのトーンではなく、
人生の運命や呪いを描いた、憂鬱で哀しく残酷なものだ。
それが美しい水の都の風景と奇妙にマッチしていているのが、
とても心に残った。
地球温暖化で水没の危険がささやかれるヴェネチア。
この風景はいったいいつまで見られるのだろう?
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もくじ
第1章 高塩さんと映像の仕事
映像調理師®高塩博幸
エンディング産業展2022
倫理法人会での人脈から映像制作を受注
おいしい料理は“下ごしらえ”から
その人のストーリーを見つける作業
運転士の教官として培ったインタビュー術
AIなど最新ツールの駆使
ユニークなサービスメニュー
★ 自分史・遺言ムービー「nokosu」
★ nokosu 周年映像制作
★ 家系史継承箱《メモリアルボックス》
★ 死後の自分史
★ 子ども史・子育て自分史
●講座開設
★ 講座「スマホで自分史動画を作ろう!」
★ 講座「AIを使ってコマーシャル動画をつくる」
なぜ人は自分史を作ろうとするのか?
第2章 高塩さんの起業家スピリット
誰もがアーティストになれる
人生百年時代のチャレンジャー
ケンタッキーおじさんでもよかった
芸術と起業の街・足立区北千住からの再出発
映像調理師®誕生の舞台裏
映画より映写室が好きな子ども
きみは「ポピュラーチューズデイ」を聴いたか?
コンサートで音響アルバイトを経験
あんた、学校行ってどうするの?
高塩家のファミリーヒストリー
日本電子工学院と国鉄のW受験
第3章 高塩さんのJR東海道中膝栗毛
クリスマスエクスプレスに涙ぐむおじさん
花形鉄道マン
昭和の「青春18きっぷ」
国鉄百年の盛衰
組合闘争に巻き込まれて
「会社のイヌ」と呼ばれて
出世の秘密
JR東海出世街道
人生の憂鬱な昼下がり
鉄道マン最後の日
第4章 高塩さんと終活映像市場
高齢化社会における終活市場の拡大
映像が紡ぐ、新たな人生のしまい方
終活映像市場に輝く、ブルーオーシャンスターズの価値
映像調理師®の理念
欲しいけど欲しくない:終活映像営業の難しさ
終活映像市場に咲く、高塩博幸の営業哲学
新しいアプローチ
第5章 ブルーオーシャンスターズの未来
AIの進化を追いかけて
高塩式AIディレクター構想
10年後・20年後の世界を見据えて
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ここのところ、急にまたSF映画が見たくなって、
ほとんど連日何かしら見ている。
今週はエイリアンシリーズを鑑賞。
シガニー・ウィーバーが主役のリプリー中尉を演じた1~4は、
SFホラーとして、単純に恐怖し、楽しめる部分と、
それだけで終わらない哲学的考察がミクスチャーされていて、
今、通して見ると当時とは違った印象・味わいがある。
●20世紀末20年の科学の進歩の集大成
この1~4は、1970年代の終わりから90年後半まで、
約20年の間に作られており、
この間の現実の人間社会の変化--
女性の権利の拡大と深化、ロボット・AI技術の発展、
クローン技術など、生命工学の進化などを積極的に取り入れ、
それらのエッセンスが絶妙な塩梅で織り込まれている。
また、初代監督リドリー・スコットの功績を引き継ぎ、
2でジェームズ・キャメロン、
3でデビッド・フィンチャー、
4でジャン・ポール・ジュネという
強烈な個性を持つ巨匠たちが、
それぞれ独自の美学と演出術を持って、
1本1本色合いの違う、独立した作品でありながら、
しっかりつながった物語を構成していることが、
このシリーズの成功要因になった。
●各物語のキーパーソンとなるアンドロイド
第1作における、ハンス・リューディ・ギーガーのデザインによる
最凶の宇宙生物エイリアンの登場は、
斬新でオリジナリティ豊か、
そして、怖さ・気持ち悪さの点で、衝撃度満点だった。
しかし、回数を重ね、見慣れてくると、
やはりその怖さ・気持ち悪さのインパクトは薄れてくる。
エイリアンシリーズの名作たる所以は、そこを補うために、
どんどんストーリーを拡大・深化させていったところにある。
そのキーとなるのが、ロボット(アンドロイド)の存在だ。
どの作品にも必ず人間そっくり(実際に俳優が演じている)の
アンドロイドが登場し、
その策略と行動が大きくドラマを動かしていく。
第1作のオリジナル脚本で、
どこまで設定が作られていたのか定かでないが、
宇宙開発事業を行う民間企業のシステムの一つとして、
彼らの頭脳(AI)は重要な役割を担い、
表向きの事業とは異なる、
隠された裏ミッションの担い手として暗躍するのである。
そして、これらのアンドロイドが、エイリアンに匹敵するほど、
怖くてグロテスクで気持ち悪い。
第1作の「アッシュ」も、第2・3作の「ビショップ」も
最後に人間やエイリアンに破壊されるのだが、
引き裂かれた体の内部は人間の内臓っぽかったり、
体液みたいなものが出てきたり、
半壊してボロボロの姿になっても機能できたりするシーンは、
なまじ人間そっくりなので、思わず目を背けたくなるぐらいだ。
第4作の「コール」は、
当時の人気若手女優ウィノナ・ライダー演じる女性型だったので、
さすがに他の二人みたいな凄惨な目に合わせるのは
スタッフも気がとがめたのか、
銃で撃たれるだけで済み、ラストまで原形をとどめて生き残る。
●仕事優先の機械人からヒューマンタッチな仲間への変遷
注目したいのは、シリーズにおける
これら「エイリアン・ロボット」の変遷だ。
第1作の「アッシュ」は宇宙船の科学担当者として、
割と単純に人間と敵対する(サンプル採取のため、
エイリアンの元を船内に招き入れる)、
割と単純な、お仕事最優先の機械的なロボットだ。
第2作の「ビショップ」はこれよりちょっと複雑化し、
最終的にリプリーたちをエイリアンから救う
「人間の味方」になる。
そして第3作では彼と同じ俳優が演じる、
「人間のビショップ」が、
企業のアンドロイド開発者=リプリーの敵対者として現れる。
同じ顔かたちでありながら、
ロボットよりも人間のほうが冷徹なのである。
第4作の「コール」は、前2体とは対照的に、
人間的な感情を持ち、
(エイリアンを宿した)リプリーを殺す使命を持って現れるが、
人間的な感情を持つ、いわゆる不良品のロボットで、
最後にリプリーと仲間になる。
日本では「アトム」や「エイトマン」のような
漫画で描かれたように、いくら強くて優秀でも、
自分が人間でないことに悩み苦しむロボット、
あるいは、「ドラえもん」のように、
もともと人間の仲間・友だちみたいなロボットが主流だが、
欧米では、70~90年代の20年あまりで
従来のロボット観がかなり変わってきたようである。
それは「ターミネーターシリーズ」や「ロボコップシリーズ」、
「ブレードランナー」「AI」など、
この頃、立て続けに作られた、
他のロボット映画の影響も大きいだろう。
●人間観・ジェンダー観の変化がロボットを魅力的にした
しかし、それよりも大きいのは人間観の変化、
特にジェンダー観の変化かもしれない。
昔、何かの本で「男がロボット好きなのは、
子供を産まない(産めない)からだ」
というフレーズを目にしたことがある。
つまり、子供を産める女性に対抗して、
命の創造に関わりたいという潜在的欲求が男の中にあり、
ロボットへの興味・研究に向かわせる、というのだ。
こうした出産機能を基点に考えるジェンダー観は面白い。
ハリウッド映画には、おそらく1970年代初め頃まで、
「女・子供を映画のなかで殺さない」という不文律があった。
アメリカ社会(及び、日本も含む、西洋型社会全般)には
女性や子供は「善なるもの」「聖なるもの」の象徴であり、
侵してはならないもの、男が命を賭けて守るべきもの
と考えられていたのだ。
もちろん、病気や事故、あるいは戦争に巻き込まれて
恋人や家族が死ぬなどのエピソードはあるが、
それらは情報として処理されるか、あくまで美しく描かれ、
けっして血まみれになるようなシーンはなかった。
そして女性や子供の死は、
男が奮い立って行動するためのモチベーションになっていた。
それらは言い換えれば、女性や子供を弱き者、
男の支配下に置かれる者、でなければ、
女神や女王のように崇め奉る者といった意味があった。
それが60年代の変革を経て、劇的に価値観が変わり、
女性も男性と対等の自立した人間として
描かれるようになっていく。
1979年に初登場した、シガニー・ウィーバー演じるリプリーは、
女神でも聖女でもなく、リアルな自立した人間として活躍する、
新しいタイプの女性ヒーローだったと思う。
彼女は自分のゆるぎない価値観と使命を持ち、
エイリアンと闘うヒーローとして描かれるが、
それゆえ、かつての映画の女性像からは想像もつかない、
相当ひどい目に遭わされる。
死んで生き返り、エイリアンとの「あいのこ」になり、
おぞましい姿をさらすことにもなる。
そうした惨劇のなかから
女性主人公ならではのテーマ「命の創造」をビビッドに提示する。
さすがにウィーバーの出演は4で終わるが、
最後の作品では、フランス人監督ジャン・ポール・ジュネが
グロテスク極まりない、リプリー最後の戦いを描きつつ、
「アメリ」「ロストチルドレン」のような寓話的な余韻を残し、
いったん、エイリアンシリーズの幕を下ろす。
そして、ジュネの残した余韻を受けて、
初代監督リドリー・スコットが再登板し、
「プロメテウス」「エイリアン・コヴェナント」
といった前日譚--21世紀の「エイリアン」を製作する。
エイリアンとジェンダー観の変化については、
また別の機会に詳しく書いてみたい。
●未来の記憶から生まれるコンテンツ
現実の科学技術の進歩を踏まえて作られた
20世紀末のSF映画だが、
昨今の技術の進捗状況は、これらエイリアン映画などの世界を、
そう遠くない未来に実現させてしまいそうな勢いがある。
もしかすると人類は未来の記憶を持っていて、
そのヴィジョンに向かって突き進んでいるのかもしれない。
SF映画はそれらの記憶を表現するコンテンツの一つなのだ。
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最近、墓じまいや相続問題など、
日本でも終活の話題が増えているが、
海外に目を向けると、世界の葬儀・終活の焦点は、
安楽死とエコ葬に傾いているようだ。
●英国で安楽死法案が成立目前
いま、英国では安楽死法案が下院での審議を通り、
6月には上院での審議に移るが、
この法案が成立するのは、ほぼ確実と言われている。
すでにスターマー首相も支持を表明しており、
BBCニュースなどで昨年末から
頻繁に審議の様子が報道されている。
日本では超高齢化社会・多死社会が
進展しているのにも関わらず、
長らく安楽死・尊厳死・自殺ほう助といった課題は、
ほとんど、まともに議論されてこなかった。
しかし、この英国の法案が成立したら、
何か大きな影響がおよぶかもしれない。
●この10年で安楽死が認められた国が・・・
少し前まで安楽死と言えば、
オランダとスイスしか思い浮かばなかったが、
現在はどうなのだろうと調べてみた。
2025年1月末時点でのデータだ。
・完全に合法化されている国・地域:
オランダ(2002年)
ベルギー(2002年)
ルクセンブルク(2009年)
カナダ(2016年)
コロンビア(2015年)
スペイン(2021年)
ポルトガル(2023年)
・部分的に合法化:
スイス(1942年から自殺幇助のみ合法)
ドイツ(2020年に憲法裁判所が自殺の権利を認定)
アメリカ(オレゴン州、ワシントン州など複数州で
医師幇助自殺が合法)
オーストラリア(複数州で合法化、
2019年ビクトリア州から開始)
・2023年(コロナ明け)以降の動き:
ポルトガルが2023年に完全施行。
英国は現在審議中(下院可決済み)
他に現在審議中・検討中の国を挙げると、
フランス(マクロン大統領が法案検討を表明)
イタリア(国民投票の動きあり)
アイルランド(市民議会で議論)
かなり衝撃的だった。
あくまで欧米に限っての話だが、
安楽死・尊厳死・自殺ほう助を認めた国は
この10年ほどで激増している。
●エコ葬も激増
一方、エコ葬も増加しているようで、
今世紀に入ってから、遺体をフリーズドライにしたり、
アルカリ溶液に浸して分解する水火葬、
土中の微生物を使って堆肥にする有機還元葬など、
さまざまな環境負荷の少ない葬法が考案されてきた。
どれも当初はキワモノ扱いだったが、
アメリカではすでに12州で有機還元葬も認められ、
水火葬も広がっている。
特にコロナ禍以降、この2,3年の変化は大きい。
安楽死とエコ葬は、まさに現代の葬儀・終活業界の
大きな潮流になっているのだ。
●何が人の心を、社会の常識を変えたのか
安楽死については、人権問題と深くかかわっているようだ。
「どう死ぬか」という個人の選択権の拡大、
医療技術の進歩で延命が可能になった一方での
「死の質」への関心、
超高齢化社会での終末期医療費の問題、
家族への負担軽減
といった視点が増加の要因になっていると思われる。
また、エコ葬については、
環境意識の高まりと持続可能性への関心
土地不足問題(特に都市部)
従来の墓地・埋葬への価値観の変化
樹木葬、海洋散骨、自然葬などの多様化
といった精神・ライフスタイルの変化が大きい。
両方とも、従来の「伝統的な死生観」から
「個人の価値観を重視する死生観」への転換を表している。
特にコロナ禍を経て、人々の死に対する考え方が
より現実的で個人的なものになったという面もあるだろう。
葬儀・終活業界としては、
これらの多様化するニーズにどう対応していくか、
また法制度の変化にどう準備するかが重要な課題になってくる。
あまり考えたくないという人が多いと思うが、
そう遠くない未来、日本でも今後、嫌でも
これらの議論をしなくてはならない時が来そうだ。
「千住宿」は日光街道の最初の宿場町。
現在の北千住界隈がそうだ。
宿場が開かれたのは3代将軍・家光の時代、
1625年だから、今年でちょうど400年。
それでお祭りをやっているというので、
18日の日曜日、北千住まで行ってきた。
北千住は、拙著「鉄道マン発 映像調理師®」で
取材させていただいた髙塩博幸さんの
「ブルーオーシャンスターズ」が会社を構える街。
生まれも育ちも起業も足立区の髙塩さんは、
ビジネスとともに地域貢献にも熱心で、
今回は、この千住宿400年に際して、
オリジナルソングとビジュアル(プロモV)を提供。
さらにこの日は、AI企業研修を行う会社
「TSUYOMIHO」の宮田剛志さんとタッグを組んで
街頭に「家康AI」のブースを出店した。
「家康AI」は、家康に向かって質問すると、
「拙者が家康じゃ」などと徳川家康が
ユーモラスに答えてくれる体験。
歴史を「教わる」のではなく「対話する」スタイルで、
子どもから大人まで楽しめるのがウリだ。
テレビ局の取材も来ていて、
面白がって問いかける子供たちにインタビューをしていた。
僕もあれこれ質問してみたが、
没後409年を経て、AIの力で現代によみがえったこの家康、時々、「拙者がこの千住宿を開いた」なんて
トンチンカンなことを言う。
いやいや、五街道を整備しようと努めたのはあなただけど、
宿を開いたのは孫の家光でしょ。
そもそも400年前の1625年って、あなた、もう死んでるし。
それで「あなたの後の14人の徳川将軍のうち、
最も評価できるのは誰ですか?」
と聞くと家光の名を挙げたりする。ほうほう。
トンチンカンな部分は差し引いて、答がいかにもAI的な、
優等生の模範解答みたいなのが気に入らない。
それでいろいろ変化球を投げてみる。
「来年の大河は『豊臣兄弟』なので、今度はあんた悪役だね?
誰にやってほしい?」とか、
「『どうする家康』では、あんた、北川景子の
お市に惚れてたみたいだけど、ホントに好きだったの?」とか。
このへんの質問はうまくかわされたけど、
「好みの女性のタイプは?」と聴くと、
「しっかりしてて優しい人」なんて、まともに答えてきた。
「じゃあ、たとえば現代の女優さんだったら誰?」
と聴いてみたら、「天海祐希と石田ゆり子」と、
照れもせずにペロッという。
どういうラーニングをしたのか、
髙塩さんと宮田さんに突っ込もうと思ったが、
ま、お祭りだし、やめておいた。
てなわけで、今年は北千住で
随時、400年のお祭りをやっているので、
機会があれば遊びに行ってみてください。
髙塩さんと僕の本もよろしくね。
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週末、息子の誕生日だったので、お祝いで
吉祥寺にある地中海料理の店「The MED」に行く。
店名は英語の「Mediterranean」の
頭の文字から取っているらしい。
これは「大地の真ん中」を意味する
ラテン語の「mediterraneus メディテッラーネウス」
medius 「真ん中」 + terra 「土、大地」に由来する語だ。
何だかカッコいい。
日本語の「地中海」もエキゾチズムの香りがする、
イメージ豊かな言葉。
明治時代に作られた可能性が強いが、当時の翻訳者は、
遠いヨーロッパのさらにそのまた向こう、
まるで世界の果てに広がる
天国のような優しい海を想像したのではないか。
さて、The MED。
外見はおしゃれだが、中は小さな居酒屋のような、
気さくな店で、キャパはせいぜい15人程度というところか。
店主らしき、料理を作るおっさんと、
注文をきく店員の若い女性でやっている。
(店員は日替わりかもしれない)
仕込む材料によって日替わりになるのか、
はたまた店主が毎日同じ料理ををつくると飽きちゃうからか、
決まったメニューブックがなく、
キッチンの前にその日出せる料理を紙に書いて貼りだしている。
さらにそれぞれの料理名の紙は
小さな国旗のマグネットで留められており、
どこの国の料理か、わかる仕組みになっている。
なにせ地中海はヨーロッパの南部、アジアの西部、
そしてアフリカの北部に囲まれた海で、
「地中海地域」に属する国は20以上もある。
よく知られているのは、ギリシャ、イタリア、スペインだが、
ヨーロッパではクロアチアやスロベニア、フランスも入る。
アジア~中近東方面は、
トルコ、レバノン、シリア、イスラエルなど。
アフリカだとエジプト、リビア、チュニジア、モロッコなど。
イタリア料理店やスペイン料理店は、
日本でもそれぞれ単独でたくさんできたので、
一般的にはギリシャ料理を中心に語られることが多く、
この日もムサカやグリークサラダを食べたが、
はじめて食べたモロッコの
「羊肉とプルーンの煮込み」がめちゃウメェ~。
甘いプルーンソースでトロトロに煮込まれた羊肉は、
まるで豚の角煮のごとしで、
これまで食べた羊料理の中でいちばん美味だった。
地中海料理は、健康長寿の食事法として、
日本でもよく知られるようになり、
「地中海ダイエット」なる言葉も生みだした。
その特徴は、野菜や果物、豆、ナッツ類、オリーブオイル、
全粒穀物、魚介類、乳製品がふんだんに使われていること。
さらにそれらを調理する際に使うスパイスの豊富さ。
スパイスと言っても、アジアンと違って、
辛い料理がほとんどないことも特徴かもしれない。
もう40年近く前だが、
当時のユーゴスラビアの首都ベオグラードから
殺人的な18時間すし詰め夜行列車に乗って、
ギリシャまで旅行したことがある。
おもにアテネとエーゲ海のロドス島を回ったが、
島で泊まった民宿の夫婦は、
なぜか「ギリシャのめしはうまくないだろ」と
僕に言ってた。
ギリシャ人は何でもかんでもオリーブオイルをかけるから
みんなオリーブ臭くなっちゃんだよ。
チーズだってヤギのミルクからつくるからおいしくないし、
パンもぱさぱさしているし。
と、妙に自虐的だったのを覚えている。
僕が日本人(当時は世界に冠たる経済大国)で、
イギリス(当時、ロンドンに住んでいた)から来たと
言ったので、そんな態度になったのだろうか。
今につながる西洋文明発祥の国の末裔なんだから、
もっと胸を張ってほしいなぁと内心思ったが。
しかし、彼らが「うまくない」と思っていた
オリーブ、ヤギのチーズ、全粒粉のパンなどが、
今や健康長寿食として重宝され、
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。
「The MED」ではギリシャワインも飲んだが、
それより感動的だったのは「地中海ビール」である。
普段、ワイン党でビールなどあまり飲まないのだが、
このビールは違っていた、
日本のキレ、ニガ一辺倒のビールとはまったく別物で、
ほのかにフルーティーで、まろやかな感じ。
それでいながら甘く、べったりした感じはない。
長く記憶に残る香りと風味がある。
これを少ししょっぱい「おつまみオリーブ」と
いっしょに味わうと、
世界の果てから海風がさやかに吹いてくるようで、
体は吉祥寺のまま、気分はもう地中海。
ちょっとクセになるかもしれない地中海料理。
各国の多国籍な料理を試したければ、
「The MED」は超おススメ。
ほかに麻布十番と新宿歌舞伎町には
ギリシャ料理専門の店があるので、
機会をつくって行ってみたい。
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(あとがきより)
彼の祖父の時代は、日本を欧米諸国に負けない、
近代的な文化国家にすることが、国民共通の目標でした。
また、父の時代は、敗戦によって物も心も貧しくなってしまった
日本を復興させ、豊かな社会を築くことが共通目標となりました。
しかし、高塩さんや僕の世代になると、
祖父や父の世代のような、誰もが共有できる目標は、
もはやありません。
それに代わって、僕たちひとりひとりが、
生きる目標や生きがいを設定しなければならない
状況が訪れているのです。
これは日本のみならず、経済的な成功を成し得た、
世界の先進国すべてに共通する課題でしょう。
「人生百年」と謳われる未知の世界は、
豊かでありながらも、未来に希望を見出しにくく、
不安があふれる世界です。
ここでは、60歳の還暦は、
かつてのように人生の終わりを意識し始めるのではなく、
新しく生き始める年代といえるかもしれません。
インターネットの普及、AIの進化によって、
僕たちの子供世代、孫世代も平等に知識や情報を共有しています。
子供や孫たちと、さらにそこに加わるであろう
AIやロボットたちと、
どんな人生を送り、どんな社会を築き、
どんな未来をめざせばいいのでしょうか。
そのために、あなたの生きた証、活動の足跡は、どう生かされ、
のちの時代にどんな響きを残すのでしょうか。
もし、あなたが、高塩さんに終活映像や人生ストーリーの
制作を依頼する機会があれば、
ぜひ、過去の記憶とともに未来へ向けても想像力を広げて、
想いを盛り込んでください。
●私が死んだら、お花たちよ
そのむかし、1970年代のこと。
イルカが「いつか冷たい雨が」という歌を歌っていた。
イルカとは「なごり雪」を歌う、
あのフォーク歌手のイルカのことだ。
「いつか冷たい雨が」の歌詞のなかには
「いつか私が死んだら、お花たちよ、そこから咲いてください」
といった一節があったことを覚えている。
自分が死んだら花になる・木になるという
夢想を抱く人は少なくない。
最近の樹木葬の流行は、そんな人々の願いを反映したものだろう。
この樹木葬、見た目は確かに美しく、
「自然に還った」感があるが、
粉砕した遺骨を樹木のあるエリアに撒く・埋めるだけなので、
実際に亡くなった人の遺体を栄養分にして
植物が育つわけではない。
ところが、これを実践する葬法が欧米で普及し始めている。
それが「有機還元葬」、別名「堆肥葬」である。
遺体を土の中に埋め、微生物を使って分解し堆肥に変える。
イルカの歌のとおり、あなたが死んだら、栄養のある土になり、
そこから花が咲き、木が育ち、森にもなりますよ、というわけだ。
●神仏の道理に悖る新葬法の開発者たち
環境問題の影響から、欧米では2000年代頃から
地球環境に負荷をかけない葬法=遺体の処理方法、
つまり従来の土葬や火葬以外の方法が
いろいろ考えられてきた。
考える人たちは真剣だが、
それを伝えるメディアの報道の多くはキワモノ扱いで、
「ほら、こんな面白い、でもちょっと怖い人や会社がありますよ」
といったニュアンスが強かったように思う。
はっきりと決めつけるわけではないが、
当時、葬儀に関してはまだ伝統的な宗教を尊ぶ傾向が強く、
新しい葬法の開発者たちは、神仏の道理に悖る者ども、
人間の尊厳をないがしろにする罰当たりな輩と見られていたのだ。
それがこの数年、潮流が変わってきた。
インターネットが浸透し、AIが広まり、
時代が変わり、世代も変わり、
「土に還る」「地球に還る」という思いを、
たんなる夢物語でなく、リアルなものとして、
肯定的に捉える人が世界各地で、
特に若い世代の間で増えているのではないかと思う。
●世界で普及の兆しを見せる有機還元葬
「有機還元葬」はそうした新葬法の代表格で、
呼び方や細かいシステムは違えど、
アメリカとドイツで幾つものスタートアップ企業が、
すでにビジネスとして営業を始めている。
営業しているということは、イコール、
法的に認められているということ。
実際、この先駆者たちは自治体に対して、
何度も粘り強くプレゼンを続け、ついに認可を勝ち取った。
ワシントンで、ニューヨークで、カリフォルニアで、
アメリカに限って言えば、2025年4月時点で
およそ4分の1の州、計12州で合法化されている。
メディアも、もはやキワモノ扱いできない状況だ。
ワシントン州 (2019年)
コロラド州 (2021年)
オレゴン州 (2021年)
バーモント州 (2022年)
カリフォルニア州 (2022年、施行は2027年)
ニューヨーク州 (2022年、施行は2024年8月7日)
ネバダ州 (2023年)
アリゾナ州 (2024年)
メリーランド州 (2024年10月1日施行)
デラウェア州 (2024年)
ミネソタ州 (2025年7月1日施行予定)
メイン州 (2024年)
僕はコロナ前から仕事で新葬法に関する記事を書いており、
冒頭のイルカの歌を思い出し、
有機還元葬はなかなかいいんでねーの、
土より生まれて土に還る。
僕も終わりが来たら、地球の一部になりたいと思っていた。
しかし同時に、これらは海の向こうの話で、
日本では到底無理だろうとも考えていた。
自分や家族をまんま土に埋めて、微生物に食わせるなんて、
考えただけでおぞましく、ほとんどの日本人は
拒否反応を示すに違いないと思いこんでいたのだ。
ところが、この有機還元葬を実現しようと
動いている人たちがいるのを知って仰天した。
それも「できればいいね」といったレベルでなく、
本気中の本気なのだ。
●nanowaプロジェクトの活動
このプロジェクト「nanowaプロジェクト」は、
年内にまず動物で、実際に国内で有機還元葬を行う予定で、
学者・研究者や、ある有名企業も支援に動いているという。
ちょうど1か月前、「4月14日は“よい死の日”」と謳って、
渋谷ヒカリエで6日間、Deathフェスという、
死をポジティブに考えようというイベントが開かれたが、
そこでもトークセッションの一つとして、
「有機還元葬」のコンセプト、
そして実現に向けた活動について語られた。
反響は大きく、
日本でも有機還元葬(堆肥葬)への潜在的なニーズは
決して低くないようだ。
実現にはもちろん法整備が必要で、
かなり厳しいのではないと推測するが、
この国は前例さえあれば、特にそれが欧米のものなら、
意外とあっさりクリアできてしまう可能性もある。
少なくとも安楽死・尊厳死よりもハードルは低そうだ。
まさか、自分が生きている間に、
この葬法がこの国で実現するとは(まだしてないが)
思いもしなかった。
「nanowaプロジェクト」のスリリングな展開は、
これから注目に値する。
母の日。
スーパーマーケットがいつも売っているデザートに
ポチっと赤いシールを貼り付けて、
「花より団子」の「母の日スペシャル」を
用意していたので、買ってきた。
「2個入りだけど、母の日だから、おかあさんは1個。
僕らは子供だから半分ずつね」と言っても、
何のことやらさっぱり認知しない様子。
だが、何か、普段あまりお目にかからないものが出てきた、
しかも自分の好物のカテゴリーに入るものだ、
ということは何となくわかるらしい。
けれどもやっぱり1個まるまる食べてしまっては悪いと思うのか、
半分残したので、僕とカミさんで半分ずつ食べる。
これは母の愛なのか?
そう言うと、カミさんは、
「わたしたちに恩を売っておいたほうが、
後から何かと有利だと算段しているんでしょ」
と、クールな分析をする。
親子ではあるが、この二人の相性はイマイチなようだ。
義母は時々、僕に対して「だーい好き!」と言って、
ベタベタ抱きついてくる。
たぶん、毎日、お菓子をあげて面倒を見るので
そうなるのかと思うが、相性はいいのかもしれない。
好きでいてもらったほうが、
ある程度、言うことを聞いてくれるので、
こっちとしては助かる。
デイサービスのスタッフに対しても、相性のいい・悪いはある。
以前、毎週土曜日の送迎に来ていた
Sさんという30前後の若い男性が、大のお気に入りだった。
その人はもう2年以上前に辞めてしまったのだが、
いまだにその記憶が残存しているのか、
土曜日の朝は概してご機嫌が良く、
なんとなくウキウキ感があるようだ。
待てど暮らせど、もうその人は来ないのだが・・・。
相性のいい人(波長が合う人)とは居心地の良さを感じる――
これも一種の愛情・愛着と呼べるものだろう。
時々、認知症になると人間が生きてきた中で
培った愛情なるものはどこへ行くのか?と考える。
親でも夫でも子供でも、
若い頃の恋愛の相手や友だちでもいいが、
人間、成長過程で誰かを愛し、愛されることで、
あるいは仕事や趣味などに愛を注ぐことで、
いろいろな関係を紡ぎ、人生を築いていく。
認知症になると、そうした愛の記憶は、ほぼすべて初期化され、
食欲などの本能的な部分と、
自分が安全に、有利に生活できるための打算が、
非言語されて内側に残る。
打算というと印象が悪いが、
これもまた生きていくための本能の一つなのだろう。
その一方で、幼い子供や動物を見て「かわいい」と感じたり、
花をきれいと感じたりする原始的な愛情は
ずっと消えるに持ち続けるようだ。
豊かな時代に生まれ育った僕たちは、
周囲にあふれかえる「愛」という言葉に洗脳され、
この得体のしれない概念に、過剰に期待する傾向がある。
人間には愛があって然るべき、
愛がなければだめ、人を愛せ、みたいな。
女と男の愛、家族の愛、至上の愛。
時はあまりにも早く過ぎ、喜びも悲しみもつかの間だが、
ただ一つ、愛の世界だけは変わらない――
昭和歌謡にそんな歌詞の歌があった。
でも、そんなことはないのだ。諸行無常だ。
愛の世界も変わっていくし、失われていく。
だがしかし、それはそう悪いことでも、
悲しいことでもないのかもしれない。
純粋でありながら、どこか邪で、ご都合主義的。
義母からは、人間のニュートラルな状態とは
「こんなもんよ」と教えてもらっているような気持ちになる。
ありがとう、おかあさん。
国鉄労組の闘争、職場ハラスメント、
そして新幹線運転士から映像クリエイターへ——。
一つの人生で二つの花を咲かせた男の物語がここにあります。
「会社のイヌ」と呼ばれながらも昇進を重ね、
還暦を過ぎて再び人生の岐路に立った時、
彼が選んだのは「映像調理師®」という前代未聞の職業でした。
人生の味わい深いエピソードを素材に、
心に残る映像作品を調理する高塩博幸さんの、
笑いあり涙ありの起業ストーリー!
かつて新幹線を走らせた男が、
今は人々の人生を映像に残す「調理師」として奮闘しています。
本書「鉄道マン発 映像調理師」は、
シニア起業家・高塩博幸さんの波乱万丈な人生を追った
ルポルタージュです。
高校生だった高塩少年は
祖父の「助役、駅長になるまで頑張りなさい」という助言を胸に
国鉄に入社。
その後、国鉄分割民営化という荒波を乗り越え、
JR東海で着実にキャリアを積み上げていきます。
しかし、組合闘争に巻き込まれ「会社のイヌ」と呼ばれる日々も。
それでも持ち前の向上心で課長(助役)まで昇り詰めた彼が、
還暦を迎えてなぜ映像の世界に飛び込んだのでしょうか?
映像クリエイターとしての第二の人生では、
自らを「映像調理師®」と名乗り、
終活映像市場という未開拓の分野に挑戦。
「自分史・遺言ムービー」「家系史継承箱」「死後の自分史」など、ユニークなサービスを展開しています。
運転士の教官として培ったインタビュー術を駆使し、
クライアントの人生ストーリーを掘り起こす手腕は、まさに「料理人」の腕前。AIなど最新ツールも取り入れた彼の仕事術には、
学ぶべきものがたくさんあります。
人生100年時代、60歳は終わりではなく新たな始まり。
足立区北千住を拠点に奮闘する高塩さんの姿は、
第二の人生を模索するすべての人の道標となるでしょう。
「映画より映写室が好きだった少年」が、なぜ映像の世界へ?
「停止位置不良」の夢に悩まされながらも前に進む姿に、あなたも勇気をもらえるはずです。
本書は単なる成功物語ではありません。
昭和から令和へ、激動の時代を生き抜いてきた一人の男が、
失敗や挫折を乗り越え、
常に前向きに人生を切り開く姿を描いた珠玉のドキュメントです。起業に関心のある方、自分史や社史作成を考えている方、
そして鉄道マンの皆さん必読の一冊です。
人生という料理の「下ごしらえ」から学ぶべき知恵が
ここにあります!
一昨年、としまえんの跡地にオープンした
「ハリーポッター スタジオツアー」に行ってきた。
正式名称は「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京
‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。
約3万平方メートルの敷地内を歩いて回る
ウォークスルー型のエンターテインメント施設だ。
●見どころ満載6時間ツアー
映画ハリー・ポッターシリーズや、
ファンタスティック・ビーストシリーズ制作の
舞台裏を体験できる。
映画に出てくるセット・小道具・クリーチャー・衣装や、
実際に撮影で使われた小道具などが展示され、
視覚効果を使った体験型展示もある。
初めてなのでフルパッケージのチケットを買い、
音声ガイドもつけて回ったので、ぜんぶ回るのに6時間かかった。
かなり見どころが多く、特に熱心なハリポタファンでもない僕でも
満足のいくツアー。
6時間は長すぎるかもしれないが、普通に3~4時間は楽しめる。
施設内にレストランやカフェもあるので、途中休憩もオーケー。
映画ハリー・ポッターシリーズは、
ほぼ2000年代に制作されており、
CGなどは現在の映像技術の1ランク下の技術が駆使されている。
その分、アナログ的というか、
昔ながらの手作りの部分も残っていて、
セットや小道具などの作りこみがすごい。
魔法学校の教科書など、映らないページまで
しっかり書き込まれており、
映画スタッフの間で受け継がれてきた
「魂は細部に宿る」の精神が生きており、
職人的な意気込みが伝わってくる。
でも、こういう部分は果たして、
今後の映画作りにおいてはどうなのだろう?
コスト削減のためにそぎ落とされているのではないか?
「ハリーポッター」は20世紀の映画文化の集大成。
映画が娯楽の王者だった最後の時代を飾る傑作シリーズ。
そんな言い方もできるのかもしれない。
●全8作再確認、そしてリメイク版ドラマも
というわけで、このツアー後、
アマプラで「賢者の石」から「死の秘宝」まで
全8作を一気見した。
(最後の「死の秘宝」は2パートに分かれている)
主役の3人が可愛い少年少女から青年に成長していくにつれ、
映画各話のトーンが変わっていく。
第1作・2作あたりはコミカルで明るい要素が多いが、
ヴォールデモートとの対決の構図が鮮明になる
中盤から後半にかけて、
ダークでハードな物語になっていく変化が面白い。
そして、やっぱり最終作における謎解き――
ハリーの運命をめぐる、
ダンブルドアとスネイプの人生をかけたドラマに感涙。
何でもテクノロジーでできてしまう昨今の映画製作だが、
演者の子供たちが青年に成長していく過程は、
さすがに機械では実現できない。
それをやってしまった「ハリー・ポッター」は、
やはり空前絶後の作品だろう。
こんな作品は二度と作れない――
と思っていたら、
何とアメリカで連続テレビドラマとしてリメイクされる。
キャストはもちろん全とっかえ。
(映画版の誰か生徒役が先生役として出れば面白いと思うが)
映画版では割愛された詳細な部分が描かれたり、
出番がなかった原作の脇役なども登場するらしい。
製作はすでにけっこう進行していて、
今年の夏には撮影開始予定とのこと。
製作総指揮は、原作者のJ・K・ローリング。
1作につき1シーズンで、最低7シーズン。
後半は内容が膨らむので、回数はさらに増えるかも。
いずれにしても10年スパンで、
映画同様、子役たちが大人になる過程を描き出す。
この時代にすごい構想だ。
「ハリー・ポッター」で一時代を築いたローリングももう還暦。
このドラマ化で、みずからの終活をしたいのかもしれない。
どうしても映画版と比較してしまうだろうが、
かなり楽しみにしている。
小説ももう一度、全巻ちゃんと読み直してみようと思う。
昨日、府中駅から東京競馬場に向かう途中、
出くわした、直径2メートルはあろうかという大太鼓。
バットみたいなバチで打つと、
すごい音が街中に響きわたる。
毎年4月30日〜5月6日の1週間、
大國魂神社を中心に府中市内で開催される
「くらやみ祭り」の一つ、「大太鼓送り込み」だ。
東京都の無形民俗文化財に指定しているらしい。
初めて見たが、間近で見るとすごい迫力。
偶然出会えてラッキーだ。
それにしても、この太鼓の皮は何だろう?
大きさからして牛以外に考えられないが、
どうやって作っているのか気になった。
ぜひ職人さんの仕事を取材してみたい。
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どこに行っても混雑しているゴールデンウイーク。
穴場はないかと、大穴狙って府中にある東京競馬場へ行く。
大あたり!ガラガラだ。
土日は競馬はやっていない。
お目当てはバラである。
東京競馬場にはバラ園――ローズガーデンがあって、
無料開放しているのだ。
6月1日の日本ダービーに合わせて調整しているので、
見頃としてはまだ少し早いが、十分に美しく、見ごたえがある。
全体が7つのエリアで構成されており、
300品種を超えるバラと脇役の小さな花・葉・草も充実している。
歩いているとロンドンの公園にいるようだ。
歴代のダービー馬の記念碑と、騎手の人形がかわいい
ダービーホースアベニューもいい感じだ。
そして何より有名な庭園と違って、
あまり知られていないので来園者が少なく、すいていて、
ストレスフリー。ついでに入園料もフリー。
人の映り込みなども気にせず、写真も好きなだけとれる。
テーブルやベンチもたくさんあるので飲食も自由だ。
だだし、自販機も含めて飲食関係の販売施設はないので、
府中駅周辺でドリンクとかサンドイッチとか
お弁当とか持っていくといい。
連休はもう終わりだが、5月・6月の平日はおすすめ。
正門前に電車の駅があるが、
競馬が開催される土日しか運行していないので、
アクセスは府中駅から。ぷらぷら歩いても15分程度です。
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「お母さんのところに帰る」と言って家を出ようとする義母。
「こんにちは!元気ぃ~!」と女子高生に突然声をかける義母。
幻の家族と会話する義母。
笑いあり、涙あり、驚きありの認知症介護エッセイ。
認知症になっても人生は続く。
むしろ、新たな人生の幕開けかもしれない。
この異色のエッセイ集は、社会が抱える高齢化問題の一面を、
ユーモアとリアリティで描き出しています。
忌避されがちな認知症を、新たな視点で捉え直す試みです。
もくじ
(全36編採録)
かつてのアングラ演劇シーンのヒーロー 唐十郎の一周忌。
昨年11月に出された追悼本
「唐十郎 襲来!」(河出書房新社)を読んだ。
現代演劇を研究し、過去、唐十郎界隈の評論も出している
評論家・編集者の樋口良澄氏がまとめたものだ。
同氏を含め、30人以上の人が、
それぞれの「唐十郎体験」を、
証言・エッセイ・読解・インタビュー・短歌・俳句など、
様々な形の文章で語っている。
中には寺山修司、蜷川幸雄のものも。
もちろん、過去の原稿を転載したものだが。
あの演劇界の巨人たちがみんなそろって、
あちらの世界に行ってしまったんだなぁと改めて実感。
蜷川幸雄のパートは、2011年の唐さんとの対談になっており、
二人の対談は、これが最初で最後だったようだ。
唐さんが「蜷川くん」と呼んでいるのが面白い。
●不破万作のインタビュー:伝説の舞台裏
特に心に残ったのは、状況劇場の初期から劇団員として
長年、活躍し、名脇役として名を馳せた不破万作のインタビュー。状況劇場が活動した1960~80年代は、
まだインターネットがなかったので、
この劇団にまつわる話題、唐十郎にまつわる逸話は、
良きにつけ、悪しきにつけ、いろいろな尾ひれがつき、
事実を大いに誇張した伝説として語られていた。
1969年、新宿西口公園で芝居を強行上演して逮捕された事件、
寺山修司の天井桟敷との乱闘事件、
そして、何度も行われた海外ゲリラ公演――
しかも当時まだ治安も環境も劣悪だった
アジアから中近東地域の旅公演などの話を本や雑誌などで読み、
当時学生だった僕たちは、唐十郎と状況劇場に対して、
途方もないスケールとエネルギーを持った、
天才、怪物演劇集団のイメージを抱いたものである。
不破万作はその舞台裏を明かし、いろいろ事件を起こしたものの、唐十郎も普通の人間だったのだなぁと、
ほほえましい思いになった。
特に妻だった李麗仙の前では小さくなっていた――
という話には笑ってしまった。
昨年も書いたが、僕も状況劇場の入団試験を受けに行って、
一度だけ、じかにこの夫婦に会ったことがある。
李麗仙は攻撃的でちょっと怖かったが、
唐さんは抱いていたイメージとのギャップもあって、
ずいぶん優しい人だなぁという印象が残っている。
そして唐さんに「きみの作文は面白かった」と言われたことが、
今の自分を支える柱の一つになっている。
●久保井研のインタビュー:
後半の創作活動を継続可能にした作劇スタイル
現在、座長代行・演出として唐組をまとめる
久保井研のインタビューもよかった。
彼と編集者・樋口との対話で、
状況劇場時代、「戦後復興した街に対する違和感」を
創作活動の根源にしていた唐十郎が、
唐組として再出発するにあたり、
「新しいメディアによる新しい現実を描き、
豊かさの中で右往左往する人間を描く」という
手法に切り替えたという話は、とても興味深い。
過去の実績・作劇法にこだわらず、自分の演劇を続けるために、
テーマとなる現場に出かけ、独自の取材をして戯曲を書くという、状況劇場の頃とは違う作劇スタイルは、
唐十郎の後半の創作活動を継続可能にした。
どんな天才でも、何十年にもわたって、クオリティが高く、
パターンに頼らない創作を続けるのは至難の業だ。
唐十郎が偉大なのは、なりふり構わず変えるべきところは変えて、好きな演劇を、けっしてブレることなく、
半世紀以上、死ぬまでやり続けたことである。
●永堀徹のエッセイ:唐十郎の原点
そして、もう一つ感動的だったのが
「唐十郎の原点」という唐十郎=大鶴義英の、
明治大学時代の一つ年上の先輩である永堀徹のエッセイだ。
1960年の安保闘争の挫折によって、活動継続の危機に瀕した、
彼らの明治大学実験劇場は、
都市の中での演劇に距離を置こうと、
茨城県の農村に地方公演に出かける。
都会と田舎との情報格差・ライフスタイルの違いが大きな時代に、若者たちが見知らぬ土地で、
どのように芝居をやり、何を得たのか?
タイトル通り、「唐十郎の原点」が、
まるで昨日のことのように鮮やかに、
朴訥な文章でつづられている。
最後のほうは読みながら涙してしまった。
本当に唐十郎はこの若き日の体験を基点に、
生涯、紅テントを持続し続け、それは今また、
後進に受け継がれた。
1960年代の日本の演劇ルネサンスが生んだ奇跡である。
あれから1年。
永遠の演劇少年・唐十郎に改めて合掌。
電子書籍
認知症のおかあさんといっしょ2
5月6日(火)15:59まで
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もくじ:
・京風お地蔵さん人形と義母のまぼろし家族
・認知症の義母がぬくぬくする光と音の暖炉
・認知症患者のごあいさつを受け止められますか?
(ほか 全36編採録)
先月、義母をショートステイに預けたら、
ちょっとしたトラブルがあった。
他の利用者が持っていたぬいぐるみを
「これは自分のものだ」と言い張り、
ガメてしまったのである。
どうやらその持ち主さんは安心のために、
いつもそのぬいぐるみを持ち歩いているらしいが、
義母に取られて、かなりパニクったようだ。
怒り心頭だったのか、泣き喚いたのか、わからないが、
とにかく大げんか。
スタッフの人は双方をなだめるのに苦労したらしい。
とはいえ、そこは認知症のありがたいところで
執着はいつまでも続かず、5分か10分、
気をそらすと忘れてしまう。
そして、それ以降は義母の目に触れさせない
という措置を取って、一件落着したらしい。
まるで保育園や幼稚園の幼児みたいで、
やれやれという感じだが、ここのところ、
こうしたトラブルが増えてきた。
家のなかでも、自分の食べ残したお菓子や食器、
家族共用のタオルや、使用済みの包み紙などに対して
「わたしのものだ」と異様な執着心を見せ、
それを取り上げようとしたカミさんとケンカになることが多い。
こうした「物に対するむき出しの欲」は
認知症患者特有のものというわけでなく、
今どきの年寄りの「あるある現象」だと思う。
人間らしいと言えば人間らしいし、
子供の場合は可愛さにもつながるが、
おとなの場合は、そうではない。
齢を取ったら聖人のように悟るべきだとは言わないが、
欲に取りつかれた老齢の人間の姿は、
やっぱり醜いなと思うし、哀れさを感じてしまう。
3年前に亡くなった実母(義母より6歳上)には、
こうした傾向はほとんどみられなかった。
いっしょに暮らしていなかったので確かなことは言えないが、
帰省で何泊かした時見ていても、
娘である妹とケンカすることはなかったし、
妹からそれで困ったという話も聞かなかった。
そして施設に入ってからは、
神様の領域に入ったような、穏やかな顔をしていた。
二人の違いは、人生全体の幸福度の違いなのかなと思う。
やはり幸福度が低く、
不満やストレスが多い生き方をしていると、
あるところまでは我慢が効いて体裁を保っていても、
高齢化して社会人としての枷が外れてしまうと、
抑えつけていた欲がむき出しになってしまう。
さらに言うと、母世代(戦前生まれ)の女性は、
やはり伴侶との結婚生活の影響が大きいのだと思う。
僕の両親は、適当に仲良く暮らしていて、
父は一切家事をしない人だったが、
あまり母にやかましいことは言わなかった。
7回忌なので悪いことは言いたくないが、
義父は亭主関白で、かなり義母の「しつけ」にうるさく、
彼女の希望を抑えつけ、
単独で外出することをめったに許さず、
家に縛りつけていたらしい。
いっしょにあちこち旅行に出かけるなど、
表面的には仲良し夫婦と見られていたようだが、
その見た目は、義母が我慢することで
成り立っていたのかもしれない。
もちろん、幸福度はそれだけで決まるものではないだろうが、
いっしょに暮らす人間との相性はかなりウェイトが高い。
今、女性の生き方は昔と比べて多様化して、
もう「すべては男次第、亭主次第」というわけではない。
結婚式のころはテンションが上がっているので、
互いに「幸福にします・なります」と、
ペロッと言えちゃうが、
数年たって、こりゃだめだなと思ったら、
迷わずさっさと離婚したほうが人生を汚さずに済む。
今の日本で「我慢が美徳」と思って生きていると、
欲望むき出しの醜い高齢者になるリスクが高まるのだ。
義母には申し訳ないが、つくづくそう思う。
彼女の名誉のために言っておくと、
欲にかられるのは、あくまで部分的であり、
四六時中そうなっているわけではない。
むしろ普段とのギャップが大きいので、
悲しい気分になり、考えさせられるのだ。
いずれにしても、愛されるジジババにならなくてもいいが、
ある程度きれいで、
子供たちから多少はリスペクトされる人間にりたい。
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認知症のおかあさんと
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笑いあり、涙あり、驚きあり。認知症になっても人生は続く。
社会が抱える高齢化問題の一面を、
ユーモアとリアリティで描き出し、新たな視点で捉え直す試み。
福祉関係者や医療従事者には現場の生の声として、
一般読者には自分や家族の将来の姿として、
多くの示唆を与えてくれるでしょう。
ユーモアを失わない文体と鋭い観察眼が、
重いテーマを読者に負担なく伝える稀有なエッセイ集です。
昨日は、昭和100年の「昭和の日」だった。
最近は、なんでもデオドラントしないと気が済まない
ホワイト社会が進行中で、
昭和の価値観が次々とバッシングされている。
中居正広の性暴力問題から発展したフジテレビの問題しかり。
八代亜紀のヌード写真入りCDの問題しかり。
●性暴力を受けた女性がセクシー写真集を出すふしぎ
中居くんを擁護するわけではないが、性被害を受け、
PTSDになったという元フジテレビの女性アナが、
自身でカミングアウトした本や
セクシーな写真集を出しているのは、僕には理解しがたいし、
同性の間でも首をかしげている人は多いのではないか。
いろいろ理屈や事情があるのだろうけど、
いちいちそれに耳を傾ける人はそんなにいないだろう。
そしてまた、不思議なことに、彼女のこうした奇異な行動には、
僕が知る限り、あまり批判的な意見を聞かない。
被害者なのだから、
ということで優しくしなくてはいけないからか?
下着や水着の写真集を買うことで彼女を応援しようということか?それとも中居くんの擁護者・性暴力の容認者と思われるのが
嫌だから?
これもやっぱり僕には理解できない。
まだまだ昭和の価値観に染まっている人たちは、日本人の大半を占めていると思うが、みんな、このホワイト社会化についていっているのだろうか?正直、僕は息切れしている。
●昭和歌謡の女性歌手は花魁である
八代亜紀さんのCDの件は、裁判沙汰に発展する気配だが、
当のレコード会社は、そうなる前に発売してしまった。
転売目的で買った人も大勢いるようで
早くも高値を付けて売られている。
これは裁判になる前に商売完了という筋書きだ。
裁判に持ち込まれたとして、どんな裁きになるかはわからないが、倫理的にはともかく、
このレコード会社の社長が法律的に重罪になるとは思えない。
今でこそ「昭和歌謡」は、音楽通からもリスペクトされているが、昭和の時代、歌謡曲の歌手、
特に女性はクラブのホステスとほぼ同様の扱いだった。
という言い方に語弊があれば、江戸時代の遊郭の女郎、
あるいはもう少し上の花魁という扱いである。
今年のNHKの大河ドラマ「べらぼう」の主な舞台・吉原は、
江戸最大の遊郭があった街。
とびきり歌のうまい花魁は大人気で、
彼女のためなら大金を貢ぐという旦那は大勢いただろう。
ただし、社会的には身分制度の埒外で、
身請け制度があったことからも、
人間ではあるが「商品」としてのニュアンスが
強かったと思われる。
昭和はまだこうした江戸時代の芸能文化の流れを引きづっていて、歌ったり踊ったり芝居をしたりする人たちは、
一種の「商品」として見られていたと思われる。
たとえ八代さんほどの大歌手だとしてもだ。
だから「権利を買い取って所有している」という、
かの社長の主張は、
(下品だが)昭和の価値観からすれば正当なものだし、
その権利を使って商売するのが、どうして悪いのだ?となる。
亡くなって自分の意思を示せない八代さんの写真を出すことには
僕も反対だ。
だが、かといって
「八代さんが生きていたら絶対に認めないはずだ」という意見は
勝手な決めつけだろう。
僕は「多くの人に自分が若い頃の美しい姿を見てほしい」と
希望することも十分あり得ると思う。
女性の方々はどう思うだろうか?
●人間臭さ・エロ臭さにおう昭和の価値観はいずこへ
エロい方向の話に偏ってしまったが、
今後、AIが浸透し、様々な情報が整理され、
管理社会・デオドラント社会が進展してくると、
その一方で、ある意味野蛮で、汚く、
下品でいい加減な昭和の価値観は
ますます重要性を増してくるだろう。
なぜなら昭和が(もしくは20世紀が)人間による、
最後の、人間臭い時代、
最後のエロ臭い時代として認識されるようになるからだ。
その後、人間臭さ・エロ臭さを脱臭された人間はどこへ行くのか?昭和の価値観はどこまで生き延びるのか?
とても楽しみである。
それにしても、こんなことを考えている時点で、
僕はもう、時代に取り残された昭和人なのだろうと思う。
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先日、義母を美容院に連れて行った。
前にも書いたが、お抱え美容師(?)のTさんは、
腕はそこそこだが、接客の達人である。
義母は普段ニコニコしているが、
自分の体をいじくられるのが大嫌いで、
医者などでも随分と手こずる。
なので、正直、なるべく連れていきたくない。
美容院も何かされる、どこかいじくられるに違いないと、
カンがはたらくのだろう。
カミさんと二人がかりで、
できるだけご機嫌のいい状態で連れていくのだが、
店のドアの前まで来るとさっと顔色が変わり、足が止まる。
断固として入ろうとしないこともあり、
そういう時はやむを得ず、そのまま近所を
一回りして戻ってきたりする。
しかし今回はちょうどいいタイミングで、
Tさんがドアを開けてくれて、目が合うと
義母の表情がふわっと崩れた。
Tさんは、認知症患者の扱いに慣れているのか、
それとも単純に相性がいいのかわからないが、
一旦店に入ってしまえば安心してまかせられる。
すごく丁寧な接客というわけでなく、
適度にフレンドリーなところがいいのだ。
何かあったときのために、
一応、僕たちは店内の待合スペースにいるのだが、
これまでトラブルが起こったためしはない。
今回はピンクっぽい金髪にして
「ほぉら、かわいくなりましたよ」と言われ、
義母はご満悦である。
家からすぐ近くというわけでなく、
徒歩15分程度(義母を連れていると20分程度)。
あちこちいろんな店を試したが、
もうここしかないと、この2,3年は完全に御用達である。
もしこれから認知症患者が増えるとしたら、
そういうお客に対しても、柔軟に対応してくれる店は重宝され、
繁盛するだろう。
どのジャンルにも「認知症患者専門店」
なんてものができるかもしれない。
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「お母さんのところに帰る」と言って家を出ようとする義母。「こんにちは!元気ぃ~!」と女子高生に突然声をかける義母。幻の家族と会話する義母。笑いあり、涙あり、驚きありの認知症介護エッセイ。認知症になっても人生は続く。むしろ、新たな人生の幕開けかもしれない。この異色のエッセイ集は、社会が抱える高齢化問題の一面を、ユーモアとリアリティで描き出しています。忌避されがちな認知症を、新たな視点で捉え直す試みです。
「傷だらけの天使―魔都に天使のハンマーを―」は、
作家・矢作俊彦が2008年に出した小説(講談社文庫)である。
題名で察しがつくように、これは「傷だらけの天使」の小説。
30年後の後日談だ。
今年になってからAmazpn Primeで
「傷だらけの天使」全26話を見た僕は、
頭の中で、かつての傷天熱が再燃。
いろいろネットで情報をあさり、書籍として出版されている
解説本「永遠なる『傷だらけの天使』
(山本俊輔・佐藤洋笑/集英社新書)」を、
そして、この小説を読んでみた。
●1か月近く書けなかった感想
あの衝撃の最終回でラスト、
いずこともなく去った小暮修(萩原健一)は、
30年後、どうなったのか?
それを描いた物語となれば、
傷天ファン、ショーケンファンなら、
興味を持たずにはいられないし、ぜひ読むべき作品である。
……と言いたいところだが、
同時に「読まないほうがいいよ」とも言いたくなる内容である。
思い出は思い出のまま、大事に取っておいたほうがいい。
昔の恋人にはもう一度会おうなんて思わず、
かつての美しい面影だけを抱きしめていたほうがいい。
正直、そんな心境になってしまった。
これを読み終えたのは3月末だったが、
どんな感想を書けばいいのか、うまく整理がつかず、
かれこれ1か月近く経ってしまったのは、そのせいだ。
●トリビュート小説の傑作だが
誤解がないように言っておくと、
「傷だらけの天使―魔都に天使のハンマーを―」が、
読むに堪えない駄作というわけではない。
むしろその逆で、これは傑作だと思う。
探偵小説、ハードボイルド小説、エンタメ小説、
どの呼び方が一番いいのかわからないが、
とにかく、こうしたジャンルにおいて、
構成、文体、表現、リズムなど、
相当質の高い作品であることは確かだ。
作者自身が傷天ファンであり、
読者も完全に傷天ファンを対象としているので、
原作ドラマに対するリスペクトも十分すぎるくらい十分。
たとえば冒頭部分は、僕たちがこぞってマネをした、
あの伝説的なオープニング朝食シーンの
完全なオマージュになっている。
同時に、30年後、55歳になったオサムの現状を
ビビッドな表現で読者に伝える始まり方になっており、見事だ。
この冒頭部分が象徴するように、
トリビュート小説として非常によくできており、
いちいち納得できる。
しかし、だからこそ、この物語が、
多くの傷天ファンに与えるダメージ(?)も
大きいのでないかと思う。
少なくとも僕にとってはそうだった。
●萩原健一と市川森一の置き土産
1974年秋から1975年春にかけて日本テレビ系で放送された
「傷だらけの天使」は、
当時、その圧倒的存在感で人気を誇った俳優・
萩原健一を主役にした、
コミカルさとハードボイルドテイストと
人情味を併せ持つ探偵ドラマで、
斬新な内容・演出と、日本映画界を代表する監督らが参加した
「テレビ映画」として話題になった作品だ。
視聴率は振るわなかったが、
その「カッコ悪いカッコよさ」「ろくでなしの生き様」は、
当時の若者たちの心にずっぽり突き刺さり、
大量のファンを生み出し、半世紀を超えて続く伝説となった。
そうしたファンの一人である作者の矢作俊彦は1950年生まれ。
まさしくショーケンと同級生である。
彼はこの作品の執筆に際して、
主演の萩原健一と、脚本家の市川森一から承諾を得ている。
市川は登場人物やドラマの世界観の設定をつくり、
26話中、8つのエピソードの脚本を書いた、
脚本陣のメインライター。
いずれも「傷天」を代表する傑作で、
第1話(制作側の都合で放送時は第7話になった)と最終話も
彼のペンによるものだ。
市川は2011年、萩原は2019年に他界しているので、
「魔都に天使のハンマーを」は、傷天の核ともいえる二人が、
矢作に託して残した、置き土産ともいえるかもしれない。
市川は1983年に同名の脚本集を大和書房から出しているが、
その後、何度も傷天復活の話があったらしい。
しかし、幸いなことに(?)、それらは実現しなかった。
制作上の都合もあったかと思うが、
ファンも齢を取った萩原がオサムを演じる姿は
見たくなかっただろう。
そして、萩原以外の俳優がオサムを演じることも
許せなかっただろう。
●小説の世界だから許される30年後の傷天
しかし、小説の世界――僕たちの想像力の範囲でなら、
それは許される。
キャラクターの描写は的確で、
修が話すセリフの文字からショーケンの声が聴こえてくる。
僕たちは、この物語の中で「55歳の小暮修」と出会えるのだ。
それは他のキャラも同じ。
ここには、オサムがヤバい仕事を請け負っていた、
探偵事務所のボス・綾部貴子も、
その右腕として活躍していた辰巳五郎も出てくる。
最終回で横浜港から外国へ逃亡した貴子は、
もはや探偵事務所の経営者などではなく、
六本木ヒルズを根城とする組織のトップとして、
2000年代半ばの日本の政治・経済・産業界を牛耳る
フィクサーとなっている。
同じく横浜港で逮捕された辰巳は、
あの時、貴子に裏切られたのにも関わらず、
相変わらず手下として、舞台裏を跳梁跋扈している。
どちらも年齢設定は還暦をとっくに超えて
70代ということになるが、
超高齢化社会で、
いまだに昭和のジジババが幅を利かす日本においては、
何ら違和感がない。
それぞれの役を演じた岸田今日子・岸田森も、
すでにこの世を去っているが、
ここも想像力を駆使して、加齢し、より妖怪化した
二人の声を被せて読むといいだろう。
●アキラへの想い
そして、物語の中で絶大な存在感を感じさせるのが、
オサムの弟分の乾亨である。
しかし、アキラはドラマの最終回、つまり30年前に死んでいる。
もちろん生き返って登場するわけではないが、
彼はオサムの中でずっと生き続けており、
ことあるごとに心の底からよみがえってくるのだ。
文字通り、天使になったアキラへの追憶。
若かりし時代の、宝のような思い出と、
あの時、彼を見捨て、死なせてしまったという罪悪感。
それがこの物語の軸の一つになっており、
随所に現れる、ドラマから引用したアキラのセリフを読むと、
若き水谷豊のあの声と独特の言い回しが響いてくる。
(断じて、現在の、杉下右京の水谷ではない)
● 在りし日のエンジェルビルも
それぞれのキャラクターとともに、
世界観もきちんと踏襲しており、
オサムが住処としていたペントハウスも、
舞台の一つとして出てくる。
やはり傷天にはペントハウスが欠かせない。
このペントハウスのロケ地として使われた、
代々木駅近くの代々木会館ビルは、
傷天ファンの間で「エンジェルビル」と呼ばれ、
この小説が出版された当時は「不滅の廃虚」として、
まだ健在だった。
オサムだった萩原が亡くなったのが、
令和が始まった2019年3月。
このエンジェルビルが解体されたのが、同じ年の8月。
単なる偶然だろうが、ファンとしては
何らかのつながりを感じたくなる。
●1970年代と21世紀ビギニングとの融合
そんなわけで原作の世界観に忠実に……と言いたいところだが、
あくまでこちらの時代設定は、ゼロ年代半ば。21世紀の物語だ。
30年が過ぎ、もう世界は変わっているのに、
1970年代と同じ世界観で描くのは、逆にウソになる。
作者はそのあたりも心得ていて、
バーチャルワールドや生殖医療などの要素も入れ込んでいる。
1970年代には、ほとんどSF小説・SF映画に出てくるものが、
ここでは現実として違和感なく描かれており、
かつての傷天を、21世紀の物語としてシフトさせているところは
心憎い。
しかも、ゼロ年代半ばといえば、
まだデジタル社会への移行の途上で、
インターネットが今ほど社会に普及しているとは言い難く、
スマホも世のなかに登場していない。
そうしたなかで、こうした要素を駆使して描いたのは、
かなり先進的だ。
●残酷な結末
僕が最初に「読まないほうがいいよ」と言ったのは、
この「21世紀の傷天」の物語世界を形作る
キーマンが存在するからである。
それは貴子でもなければ、辰巳でもない。
他の新たな登場人物でもない。
それは原作ドラマを知る者なら、誰でも知っている人物だ。
物語の終盤、その人物とオサムとの、
二人きりの対決のシーンが描かれる。
まるで目の前で、
あの傷天のアクションが展開されているような見事な筆致。
しかし、そのシーンで、それまでのすべての謎が解け、
物語の文脈が明らかになると、
そのあまりの運命の残酷さに慄然とする。
原作のメインライター市川森一が、ドラマ作りの信条としていた、
とびきり賑やかで楽しい夢と、
奈落の底に落ちるような現実とのコントラスト。
矢作俊彦は、この後日談でも、それをしっかり踏襲した。
55歳になったオサムが、
最後に何と向き合わなくてはならなかったのか。
誰と闘わなくてはならなかったのか。
当たり前のことだが、30年もの月日が経てば、子供は大人になる。
これだけ言えば、原作を知る人は、もうピンと来るだろう。
粗野で風来坊のように生きてきたオサムだが、
彼は家族を大事にする男でもあった。
しかし、彼はそのかけがえのない家族に裏切られてしまう。
「魔都に天使のハンマーを」は、家族の物語でもあるのだ。
読み終えた後、僕は原作の様々なシーンを思い出して、
思わずため息をついてしまった。
そして、やるせない気分に覆われた。
すべて辻褄が合い、すべてが納得できる内容である。
この後日談を、一級のエンタメ小説として構築するためには、
こうするのが最高の手立てだったのだろうと思う。
でもなぁ、こうなるなら、
もう少しダメダメな話でもよかったよなぁと思ってしまった。
最後の最後に、ほんのちょっとした救いはあるんだけど。
●ショーケン死すとも傷天死なず
というわけで、長々と書いてしまった末にもう一つ気付いたのは、
傷天の30年後を描いたこの作品は、
もう20年も前に書かれたものだということ。
この20年の間にまた時代は変わった。
萩原や市川をはじめ、傷天関係者は相次いでこの世を去った。
エンジェルビルも代々木から姿を消した。
でも、その代わりに、U-NEXTやAmazon Primeなどの動画配信で、
多くの世代が、半世紀前の、
若かりしオサムとアキラの活躍を見られるようになった。
物語のなかで55歳になっていたオサムは、
もう後期高齢者の仲間入りをしている。
貴子や辰巳は90代になるだろう。
それでも超高齢化社会では、
この物語はまだ続くのではないかと思わせる。
傷天伝説の一部となった「魔都に天使のハンマーを」。
最初に「読まないほうがいいよ」と言っておきながら、
今さらだが、勇気を出して読んでみることをおすすめする。
青春の思い出の湯に浸るのは気持ちいいが、
やっぱりそれだけだと、今を生きることにはつながらない。
今を生きて、傷天を未来に伝えていきたい。
ショーケンが死んでも、「傷だらけの天使」は死なない、きっと。
エリック・クラプトンの来日公演に行ってきた
K君(24歳)の報告を聴く。
「レイラ」はやらなかったが、
いきなり「ホワイトルーム」や「サンシャイン・ラブ」の
クリームナンバー。
80歳で武道館ライブを行ったクラプトンは、
2年前、自ら作った同会場の最年長記録を更新したという。
クラプトンとほぼ同年代と思しき、隣の席のじいさんが彼に向って、まるで孫に語るように
「クラプトンが日本に来るのもこれが最後じゃろう」と語った。
その目は涙ぐんでいたという。
80で1時間半のライブをやっちゃうクラプトンも偉いが、
武道館まで足を運んでくるあんたも偉いよ。
そこで僕も思わずK君に語ってしまった。
いや、おまえ、クリームって、俺が中高生のころは、
すでに伝説のバンドだったんだよとか、
俺の友達が高校の文化祭でクリームのコピーやって
鼻高々だったんだよとか、
ベース、ドラムと3人のバンドで、
協調性やバンドとしてのまとまりとか、曲の完成度とか、
そんなのどうでもいいと思ってる連中で、
いつも崩壊ぎりぎりのところで演奏していたんだぜとか、
「ホワイトルーム」や「サンシャイン・ラブ」は、
1960年代後半の時代精神を描いたの歌詞だけど
、一回りして、今の時代に合ってるかもなとか、
ベースのジャック・ブルースも、
ドラムのジンジャー・ベイカーもとっくの昔に死んじゃったけど、クラプトンはヤクまみれになっても、
女でひどい目にあったり、ひどい目に合わせたりしても、
息子が死んだりしても、
この齢になるまで生きてきた。生き残ってきた。
もうカネも名声も十分すぎるほど手にしているのに、
それでもライブをやるっていうのは、
根っから音楽が好きなんだろう。この際、
死ぬまで日本に来続けてほしいよなとか、
そんなどうでもいいことをえんえん語ってしまったが、
K君は好青年なので、
しっかり相槌を打ちながら、僕の話に耳を傾けてくれた。
正直、僕はそれほどクラプトンファンではないので、
演奏を聴くのはYouTubeで十分と思っているのだが、
わざわざ来日公演に行った、
アート、カルチャー大好きのK君の話は面白かった。
それにしても、80代も20代も音楽が共有できる時代が来るなんて、まったく想像できなかった。
こうして20世紀のポップ&ロックカルチャーは
未来に引き継がれていく。
のだろうか?
「全国初摘発“生成AI”で作成した裸女性の
わいせつ画像をポスターにし販売か 男女4人逮捕」のNEWS。
僕をはじめ、多くの人は、驚きでもなんでもなく、
「やっぱり出たか」
「このタイミングで出たか」といった、
冷静な(?)感想を抱いたと思う。
これはマーケティング的必然。
いくらで売ってたのか知らないが、
リアルな写真集やアダルトビデオと違って、
モデルや女優さんも、カメラマンも、
ディレクターも、ロケ費用もいらない。
コストがかからないので、
売り上げのほとんどは利益になる。
人間、エロいカネもうけ、ボロい金儲けには、
惜しみなくエネルギーを注げるようにできている。
試しに「AI エロ 画像」で検索してみたら、
出るわ、出るわ。
そのほとんどはボカシが掛かって見えないが、
水着や下着付きならOK。
いかに日々、AIエロクリエイターたちが
創造力を発揮しているか、
そのエネルギーたるや、大したものだ。
「わいせつ」と言っても、
アダルトビデオサイトよりだいぶマシなのでは?
と思うが、今回の摘発は今後、
AIを使ってエロコンテンツでビジネス考えてる人たちへの
牽制・見せしめなのだろう。
でもこの先、テクノロジーが
人間の慰安に使われるのは必至だと思う。
ロボットもある程度のレベルに達した後は、
この方面から開発技術が進むのではないか。
今のところ、AI・ロボット相手に性欲をたぎらせるのは、
気持ち悪いし、人間として異常ではないか、
という見方が強いと思うが、
いずれみんな慣れてしまって、
いつの間にか社会的にも認められていくだろう。
むしろバーチャルエロが、
現実世界の性犯罪の抑止力になるのではないか?
そして、肉体を慰めてもらった後は、
心も慰めてもらう、といった形で、
AI・ロボットは恋人や友達や家族に
進化していくのかもしれない。
こんな妄想が、妄想でなくなる日が来るのも、
そう遠い先の話ではなさそうだ。
義母を花見に連れて行ったのだが、
地面に落ちているゴミばかり気にしているので
「おかあさん、ちゃんと桜を見な。
あと何回見られるかわかんないんだよ」と言ったら、
「あ、そうか、そうだよね。わー、きれい」と、
妙に素直に納得。
「これが最後かもしれない」と思って花見をする人は、
あまりいないと思うが、
もちろん、そうなる可能性はゼロではない。
めめんと・もり。
と考えたところで、今日(正確には昨日だったか?)が、
昨年死んだ友達の一周忌だということを思い出した。
なので、桜の花に、心の中で彼女の遺影を被せて黙とうする。
用意した遺影は劇団時代の、とびきりかわいい(?)やつだ。
彼女は演劇学校の同級生で、いしょに劇団をやった仲間だった。
この先、桜の季節になると、
いつも彼女のことを思い出すのだろうか?
わからない。
演劇学校や劇団時代やロンドン時代の仲間、
小中高の同級生・友達、
このあたり、たぶん200人ぐらいは、
わりと正確に顔と名前を記憶している。
やっぱり、それぞれ何かしらの良い思い出を共有しているのだ。
もうほとんどの人と会うことはないだろうし、
相手はとっくの昔に忘れているだろうけど。
だから、死んだことを知ったら、
いちいち葬式や墓参りにはいかないが、
心の中で遺影にして弔ってやることはできると思う。
何の意味もないし、何の役にも立たない。
でも、そういうことが自分にとって大事なことだと思える。
生きてる証拠でもあるしね。
おりべまこと電子書籍新刊 本日発売!
エッセイ集:認知症介護2
「認知症のおかあさんといっしょ2(に)」
AmzonKindleより500円で発売中。
(本書紹介文より)
「お母さんのところに帰る」と言って家を出ようとする義母。
「こんにちは!元気ぃ~!」と女子高生に突然声をかける義母。
幻の家族と会話する義母。笑いあり、涙あり、驚きありの
認知症介護エッセイ。
認知症になっても人生は続く。
むしろ、新たな人生の幕開けかもしれない。
この異色のエッセイ集は、社会が抱える高齢化問題の一面を、
ユーモアとリアリティで描き出しています。
忌避されがちな認知症を、新たな視点で捉え直す試みです。
本書は単なる介護記録ではありません。認知症という鏡を通して、
現代日本社会の価値観や人間関係を問い直す社会批評でもあるのです。「認知症になったら人生終わり」という社会通念に、
著者は半ば同意しながらも、
そこに新たな人生の可能性を見出そうとしています。
福祉関係者や医療従事者には現場の生の声として、
一般読者には自分や家族の将来の姿として、
多くの示唆を与えてくれるでしょう。
ユーモアを失わない文体と鋭い観察眼が、
重いテーマを読者に負担なく伝える稀有なエッセイ集です。
もくじ
(全36編採録)
本放送から50年を経たショーケン(萩原健一)主演の
探偵ドラマ「傷だらけの天使」。
僕らのように、リアルタイムで出会った世代にとって、
このドラマは、いわばビートルズのような、
シンボルカルチャー的存在だが、
新たな世代のファンもけっこういるらしい。
その「傷だらけの天使」について解説した本が1年前、
2024年1月に出版されていた。
●貴重な資料集
制作の舞台裏、さまざまなエピソードについて書かれており、
関係者の貴重な証言が盛りだくさん――
と言いたいところだが、もう50年も前のドラマなので、
関係者の多くはもうこの世にいない。
それでも、主演の萩原健一の自伝「ショーケン」のなかで、
彼が「傷天」について語ったコメントを取り上げ、
その裏を取る形で、当時、制作現場に携わったスタッフ
(のなかでまだ健在な人たち)に取材。
どのようにこの名作ドラマが作られたのか、
丹念に探究しており、当時の現場の記憶の証言集・
貴重な資料集として読める。
●当時の名監督らが参戦
1970年代半ばは、まだテレビドラマは
映画より格下と見られていた時代だが、
「傷天」には、深作欣二や恩地日出夫など、
映画の世界で名をはせていた名監督らが参戦。
テレビドラマでありながら、
映画としてのヤバさを前面に打ち出した、
「テレビ映画」という新しいジャンルを開拓した。
そうした挑戦的で、冒険心に富んだ企画ゆえに、
テレビをばかにしていた映画通からも
リスペクトされていた作品なのである。
主演のショーケン自身も企画段階から携わっており、
ここでは、そのあたりの開発ストーリーと、
監督、脚本家、プロデューサーらが、
この企画にいかに情熱を注いでいたかなど、
スタッフにまつわるエピソードが詳しく書かれており、
とても読みごたえがある。
そうしたスタッフの意気込みをフルに反映した、
スタート時の数本には、カオスのような熱気が込められており、
コミカルでありながら、戦後の影を引きづった、
ダークで意味深な社会背景、
若者の夢を描く反面、現実の残酷さを刃物のようにつきつける、
独特のトーンがあって、すごく面白い。
また、同じく開始初期はやたらとセクシーシーンが多いのだが、
監督らがいかにゲスト女優をあおって脱がせたかなど、
今なら完全にセクハラ・パワハラで、
レッドカードとなるエピソードもいろいろ書かれている。
とはいえ、テレビに似つかしくない、
先進的すぎるつくりが災いして、
また、セクシーシーン、暴力シーンが
テレビサイズではヤバすぎて、
視聴者からひんしゅくを買ったため、
ショーケン人気に乗じた割には視聴率は伸びず、
本放送時の評判はさんざんだったようだ。
さらに深作監督らが撮った最初の7本くらいで
予算をかなり使ってしまい、
途中から路線を変更せざるを得なくなってしまった。
しかし、それが弟分アキラ(水谷豊)の存在感を
クローズアップすることにつながり、
このドラマの最大の魅力となる、
オサムとアキラのコンビネーションによる
独特のノリが生まれたのだと思う。
伝説の最終回・衝撃のラストはどう生まれたのか?
ただ、残念なのは、
あの伝説の最終回に関する記述が少ないことだ。
最終回「祭りのあとにさすらいの日々を」の脚本を書いたのは、
メインライターだった市川森一。
市川はオサムとアキラのキャラクターや、
物語の設定を作り、全26話のうち、7話を手掛けた。
(この本の中では、そのあたりの経緯もちゃんと紹介している)
僕は手元にその市川が1983年に出した
脚本集「傷だらけの天使」(大和書房刊)を持っているが、
最終回のラストシーンは、どしゃ降りの雨の中、
死んだアキラを背負って、
ペントハウスの階段を下りてきたオサムが、
「まだ墓場にゃいかねえぞ!」と叫ぶところで終わっている。
それがどこでどうやって、アキラの遺体をリヤカーに乗せて夢の島
(当時は、現在の整備された街からは想像もできない、
大都会・東京の巨大なゴミ捨て場)に棄てて、
いずこともなく去ってゆく――という、
僕らの胸に一生のトラウマを残す、あの、苦く切ない、
衝撃的な幕切れに変ったのか、
そこを丹念に掘り返してほしかった。
最終回の撮影現場を語れる萩原健一も、
工藤栄一監督も鬼籍に入ってしまったが、
まだ一人、重要人物が現役バリバリで活躍している。
アキラ役の水谷豊だ。
アキラ:水谷豊の不在
この本には水谷豊の証言がないのも、大きな穴に思える。
著者もメインキャストのなかで唯一健在の彼に対して、
当然、アプローチはしたと思うが、
取材を拒まれたのかもしれない。
聞くところによると、水谷は「傷天」については
ほとんど語りたがらないという。
アキラ役が嫌いだったとも聞く。
しかし、それは嘘だろう。
彼はクレバーな人なので、いまだに多くの人が「傷天」を、
アキラを愛していることを知っている。
いまだにアキラこそ、
水谷のベストパフォーマンスという人も少なくない。
彼としてはその後、役者として生きていくために
アキラの幻影を振り払う必要があり、
あえて「傷天」について語ることを封印したのだと思う。
けれども、あの野良犬のような惨めなアキラの死から、
その後、半世紀にわたって、ドラマ・映画で大活躍する名優・
水谷豊が誕生したのは間違いない事実。
彼があの役を愛していないわけはない。
改めて「傷天」を通して見ると、
アキラという一見とぼけた少年のようなキャラクターの奥深さ、
それを見事に表現し、独自のものにした
水谷豊の芸達者ぶりに舌を巻く。
それについてはまた、別の機会に書いていきたいと思う。
なぜ今、まだ「傷天」なのか?
もう一つだけ不満を言わせてもらうと、本の紹介文のなかで、
「なぜ『傷だらけの天使』は、
いまだわたしたちの心に残り続けるのか、
その理由と価値を問う。」
とあるのだが、これに匹敵する著者の考察は、
まとまった形で綴られておらず、
肩透かしされた思い、物足りなさを感じる。
それとも、今回はあくまで資料集・証言集の域でとどめて、
考察はまた別の機会で、ということなのだろうか?
それならそれで楽しみだが、
いい機会なので、僕も自分でも一丁考察して、
自分なりの「傷だらけの天使」の本を
書いてみようかと思っている。
一昨日、横浜・鶴見で開かれた
かさこさん主催の交流会に行きました。
カメラマン・ライター・Kindle作家のかさこさんは、
ネット発信のエキスパートであり、
ネット集客などの課題に悩む
個人事業主のアドバイザーでもあります。
世の中にはたくさんのフォロワーを集める、
インフルエンサーと呼ばれる発信者がいますが、
そのなかでもかさこさんは、
最も信頼できる発信者の一人だと思っています。
交流会に集まったなかでは、自分を含め、
人生後半を奮闘する人たち、
アラカンや還暦超えてがんばる人たちがたくさんいました。
もちろん、みんな、いろいろトライして結果を出したい、
好きなことをやって稼ぎたい、食っていきたいわけだけど、
こうして自分で仕事を始めて、
ジタバタやっていること自体が、
いいね、すごいなと思うのです。
僕の両親や、認知症になってしまった義母(90)の世代は、
敗戦によってペッシャンコになってしまった日本を復興させ、
豊かな社会を築くことを共通目標としていました。
しかし、僕の世代になると、両親らのような
誰もが共有できる目標は、もはやありません。
それに代わって、僕たちひとりひとりが、
生きる目標や生きがいを
設定しなければならない状況が訪れています。
何らかの形でその設定ができないと、
人生において幸福感を得るのは難しい。
経済的に食えないと生きていけないし、
経済や仕事や情報の奴隷になって、
精神が壊れても生きられない。
「人生百年」と謳われる未知の世界は、
豊かで便利で情報がいっぱいあるにも関わらず、
どうにも未来に希望を見出しにくく、不安があふれる世界です。
ここでは還暦は、
かつてのような定年退職後の余生ではなく、
新しく生き始める年代、と同時に、
人生の終わりも考えなきゃいけない、
かなり複雑な年代といえるかもしれません。
そう簡単に「逃げ切り」はできません。
いろんな面白い人と会って、そんなことを考えました。
みんな、今までも十分がんばってきたかもしれないが、
まだまだがんばろう。
AIと認知症を結び付けて考えたことがある。
正確にはAIでなくてロボットだ。
施設で暮らす老人の気持ちを、ロボットの介護士が汲み取り、
ルールを破って、彼の脱走を幇助してしまう。
若い頃にそんなストーリーを思いつき、
ドラマのシナリオや小説に書いた。
どれだけAIやロボットが社会に普及しても、
介護の分野はあくまで人間にしかできない仕事。
そう考える人、そう願う人、
そうでなくてはいけないと考える人は多いと思うが、
昨今のAIの進化状況を見ていると、
あながちそうでないかもと思えてくる。
もしかしたらAIやロボットに任せてしまったほうが、
いろいろな面でうまくいくのではないか。
認知症の義母は、ふだんは穏やかでにこやか。
人当たりもよく、ぜんぜん知らない人でも、
道ですれ違うとあいさつを交わす。
ある意味、社交性に富んでいるのだが、
最近、僕たちやデイサービスのスタッフなど、
ケアする相手を手こずらせる問題行動が、だんだん増えてきた。
もともとへそを曲げると頑固になるところがあるのだが、
特に昨年夏に肺炎っぽくなって1週間あまり入院した後は、
子供の「いやいや」みたいなことを頻繁に起こすようになった。
歯を磨かない、爪を切らせない、お風呂に入らない、
薬を飲まない、検温させない、送迎の車から降りない・・・
そういう時にふと考えるのは、
これがケアする相手が、僕たち人間でなくロボットだったら、
こんなに強く拒否するだろうか?
諦めてもっと素直に従うのではないかと思うのだ。
その人の個人データを取り込んで、パーソナリティを把握すれば、
ロボットのほうがもっと優しく、
うまく対処できるのではないかという気がしている。
(もちろんセキュリティ上の問題、倫理上の問題はあるが)
なぜなら比較した場合、機械より人間のほうがリスクが大きい。
少なくとも機械は、人間のように、
互いに嫌悪や憎悪を抱いたり、
ケアする相手に虐待や差別をすることがあったり、
暴言を吐き、暴力をふるったりして、
肉体・精神を痛めつけるようなことはしないだろう。
患者のほうも慣れてしまえば、
むしろ機械のほうがいいと思うかもしれない。
人間のケアラーだったら拒絶する夢想・妄想にも、
機械はうまく合わせて対応してくれる可能性が高い。
また、いっしょに暮らす家族も
苦しい思い・悲しい思いをせず、ストレスを減らせる。
実際、アメリカでは終活相談を、
人間ではなくAIとしたいという人が増えているらしい。
なぜなら、AIは人種や社会的身分、
経済状態などで相手を差別することなく、
平等に扱ってくれるからだという。
「AIのほうが人間よりも人間的
」という逆転現象も起こりうるのだ。
というか、部分的にはもう起こっているといえそうだ。
ちょっと前なら「おまえはSFの見過ぎ・読み過ぎ」と
鼻で笑われていたことが、
この数年のうちに実現するのかもしれない。
AI・ロボット関連の技術にまつわる常識も、
人間の寿命やライフスタイルに関する常識も、
毎日、劇的に変わり続けている。
義母の場合、前兆として、
ちょっと高齢者うつっぽい時期があったようで、
そこから数えると、認知症歴はかれこれ20年。
世の中の標準値では、今のところ、
認知症患者の余命は発症後5~12年となっているので、
それはもうはるかに超えている。
今後、義母のように認知症を患いながら、
長く生きる人は、ますます増えてくるだろう。
認知症の人たちと一緒に生きる社会、
それなりに寄り添える社会をつくっていくためには、
AI・ロボット関連の技術はきっと必要不可欠になるだろう。
彼らのサポートを借りずに、
人間らしさも保てないし、
人間の尊厳は成り立たない。
そんな時代がもう来ているのではないか。
人間と機械が競い合ったり、対抗したりする時代は、
じつはもう終わっているのかもしれない。
3月24日(月)16:59まで無料キャンペーン実施中。
残り1日。まだ間に合います。
ぜひ、この機会にお手持ちのデバイスに入れてください。
読むのはあとからでもOKですよ。
本日3月19日(水)17:00~24日(月)16:59 6日間
2019年6月に義母を引き取り、いっしょに暮らすようになった。
以来、認知症が僕のライフワーク(?)になった。
彼女は少なくとも認知症15年選手。
彼女に寄り添おうとすると、
日常生活が容易に非日常の世界にすり替わる。
こうしたケアも一つの人生経験。
ということで日々の格闘の様子を時折ブログに書いている。
エッセイ集はそれをまとめたもの。
それと同時に認知症をネタにした小説も書くようになった。
こんな風に言うと怒られるかもしれないが、
認知症は面白い。
失礼があってはいけないが、
もっと面白がって、いっしょに泣いたり、笑ったり、
怒ったりしていい。
どちらも第2弾を準備中ですが、
ぜひ、あなたもこの2冊で認知症の世界を冒険してください。
認知症のおかあさんといっしょ
認知症の義母との暮らしを楽しくつづる介護エッセイ
認知症を知り、認知症から人生を考え、人間を学ぶ。
ざしきわらしに勇気の歌を
ロボット介護士に支えられて余生を送っている
認知症の寅平じいさん。
彼がある日、林の中を散歩していると不思議な子どもに出逢う。
その子を追って木の穴に潜り込むと、
奥には妖怪の国が広がっていた。
認知症×ロボット介護士×妖怪戦争の近未来ファンタジー小説。
明日3月19日(水)17:00~24日(月)16:59 6日間
認知症のおかあさんといっしょ
認知症の義母との暮らしを楽しくつづる介護エッセイ
「いいの、手なんか握って?」
「だって手をつながないと危ないよ」
「いいの本当に? 奥さんはいらっしゃるの?」
「はい、いますけど(あなたの娘ですよ)」
「わあ、どうしよう? 奥さん、怒らないかしら?」
「だいじょうぶです。公認ですから」
「わあ、うれしい。こうしたこと一生忘れないわ」
「喜んでもらえて何よりです」
そんな対話から始まった義母の介護の日々を綴った面白エッセイ。
認知症を知り、認知症から人生を考え、人間を学ぶ。
ざしきわらしに勇気の歌を
認知症×ロボット介護士×妖怪の近未来ファンタジー小説
ロボット介護士に支えられて余生を送っている
認知症の寅平じいさん。
彼がある日、林の中を散歩していると不思議な子どもに出逢う。 その子を追って木の穴に潜り込むと、
奥には妖怪の国が広がっていた。
子どもの正体はざしきわらし。
ざしきわらしは最強の妖怪“むりかべ”の脅威から
人間を守るために闘うので、応援してほしいと寅平に頼む。
寅平はこれぞ自分のミッションと思い、
闘うざしきわらしのために勇気の出る歌を歌う。
AIは無料バージョンで十分。
もちろん、AIを使って何をするかによって違いますが、
文章生成の分野に限っては、どれも無料版でいいと思います。
現在、仕事で使うためにGemini、Claude、ChatGPTと、
アシスタントを3人雇用。
これがその日によって、かなりコンディションが違っていて、
どれが一番いいとは言えません。
あえて言うと、割とまじめな事務系文章はChatGPT。
そつがないけど、いかにもAIです、という感じの文章。
ちょっとユニークで面白い文章を出してくるのはClaude。
Claudeが出してくる文章は、ちょっと人間っぱい匂いというか、
ぬくもりがあります。
もちろん、プロンプト次第ですが。
「もっとくだけて、柔らかくして」と指示すると、
かなりズッコケながらも、
ちゃんと使えるようにそれなりにまとめてくるところが偉い。
Geminiは特徴が言いづらいけど、
前者二つの中間みたいな感じ。
こちらは柔らかい文章を要求すると、
本当にグダグダのを出してきて使い物になりません。
ただ、いちばんタフなのはGeminiで、
取材のメモ・音声起こしなどを資料としてぶちこむ際、
他の2種だと多すぎて受け付けてくれないことがあるけど、
Geminiはかなりの分量でもOK。
それになんといっても付き合いの長いGoogle製なので、
使う頻度はいちばん多いかも。
適材適所で、こういう仕事はChatGPTで、
こういうのはClaudeで・・・と決めようかと思ったけど、
あえてはっきり区分けせず、その時のカンを働かせて、
これはClaude、これはChatGPT、これはGeminiと、
とっかえひっかえ使っています。
もしかしたら、どれかメインを決めて
有料版を使ったほうが捗るのかもしれないけど、
僕はそれぞれに個性があって面白いと思っているので、
あえて絞らず、3人のアシスタントとのコラボを楽しんでいます。
それともう一人、第4のアシスタントが、
GensPark(ジェンスパーク)。
これはリサーチ専用のスペシャリスト。
もうググるのは古い。
検索テーマが決まっていれば、GensParkが次から次へと
めっちゃ効率的に、目的に到達するための情報を出してくれます。
しかも、その情報がどこのサイトにあるのかも
一緒に出してくれるので、ありがたい。
しかもしかも、最近は出した情報を一つにまとめて
レポートにして提示するという芸当をはじめたので、
ただの便利な検索エンジンの枠を超えようとしています。
てなわけで楽しいAIとのコラボだけど、
あくまでみんなアシスタントさんなので、
出されたものは参考文献。
それをちょこっとリライトしてOKのこともあれば、
ほとんど無視して自分で書いてしまうこともあります。
いずれにしてもAIをどう運用していくのかは、
これから仕事を続けていく上での避けられない課題です。
給料は出せないけど、仕事をしてくれたら、
ちゃんと「ありがとう」とお礼をします。
すると皆、ちゃんと誠実に返してくれるのです。
たとえ相手が機械でも結構うれしいし、
疲れが取れる感じがします。
これ、メンタル的にけっこう重要ですよ。
AI、侮るなかれ、粗末に扱うなかれ。
3月は卒業シーズン。別れの季節。
おとなはやたらと別れを美化し、
その意義を「人間の成長」と結び付けて語りたがる。
でも、子供にとってはちんぷんかんぷんだ。
昭和のころ。
少なくとも僕は小中の卒業式ではそうだった。
ちょっとしみじみしたのは、その少し前の2月ごろ、
卒業文集を作っていた時だ。
クラスのみんなの作文を読むのは好きで、
あいつ、こんなこと書いたのかと、
面白がったり、じんとしたりしていた。
しかし、そのあとがいけなかった。
卒業式の「練習」をやたらとやらされて、
ほとほと嫌になり、早く卒業したいと思ってた。
そんなわけで、晴れのその日のお式が終わって校門を出たら、
「ヤッホー!」と叫び出したいくらい
うれしかったことを覚えている。
(実際には叫ばなかったが)
男子で泣いてる奴なんて一人もいなかった。
女子はもしかしたらいたかもしれないが、記憶にない。
あなたはどうでしたか?
卒業式が終わった後は友達の家に集まって遊んでいたと思う。
なにせ、そこからは宿題も何もない春休みだ。
公立の小中だったので、小6から中1になるといっても、
クラスの大半の連中は同じ学校だった。
私立の学校に行くやつが、クラスで数人いたと思うが、
そいつらはちょっと寂しそうな顔をしていた。
そんなわけで、春休み中、
それまでと全然変わりなくグダグダ遊んでいて、
夕方帰る時は「じゃあな」「またな」と言って別れた。
だけど、それでも、これから自分たちは変わるんだろうな、
今までとは違っちゃうんだろうな、
もう子供ではいられないんだろうな
――という漠然とした予感だけは、みんな持っていた気がする。
僕に残されている「卒業」は、もう人生からの卒業だけだ。
仕事で葬儀屋などの取材をするので、
「永遠のお別れ」とか「さようならがあったかい」とか、
やたらと美しいフレーズを耳にする。
もちろん、それにケチをつけるつもりはないが、
そこはかとなく、
小学校の卒業式の堅苦しさを思い出してげんなりする。
おおげさなのは嫌だ。
あの解放感あふれる春休みの時のように、
「じゃあな」「またな」と言ってお別れするのが希望だが、
そううまくはいかないのかもしれない。
かつて化粧品のコマーシャルで
「美しい50歳が増えると、日本は変わる」
というキャッチコピーがあった。
(正確かどうか自信ないが、そういった趣旨のフレーズです)
確か、もう30年近く前だ。
そんな時代はとっくに過ぎ去り、
今やこれを60歳・70歳と言い換えても、なんら違和感がない。
「美しい60歳(70歳)が増えると、日本は変わる」
なんでそんなことを思いついたかというと、
先日、知り合いの女性と話す機会があって、
彼女が去年から年金をもらっていると聞いて驚いたからである。
えー、あの人、僕より年上だったの!?
彼女はさっぱりした性格で、はっきりものをいうが、
おばさんにありがちな、ずけずけという感じではない。
失礼ながら特に美人というわけではないのだが、
何よりもスタイルがいい。
まじまじ観察したことはないが、
ぱっと見た目、スラリと背が高く、脚も長く、適度にスリム。
そして、いつもスポーティーな服装(ときに革ジャン)で、
カッコよく中型のバイクをかっ飛ばしている。
意識しているのかどうかわからないが、
降りてヘルメットを外すときに長い髪がバサッとこぼれる。
映画でマンガで、女性ライダーのこのしぐさに
心臓ズキュンされた男は少なくないはずだ。
うわさによると、もとレディース(暴走族)。
だったかどうかは定かでないが、
ライダースタイルはあまりにもサマになっている。
そんな人が「高齢者」と呼ばれ、年金をもらう。
自分もそうなのに「こんな世界に足を踏み入れているのか」と、
動揺を隠せない。
そりゃ日本も変わるぞ。
よく変わるのか、悪く変わるのかはわからんが。
ただ、60代・70代になると周囲で亡くなったり、
体が効かなくなったりする同世代が増えるのも事実。
あくまで主観だが、元気を保ち続ける人と、
急速に衰える人とのギャップが大きくなる。
ちなみにライダーの彼女は、
エッセンシャルワーカーとして働いていて、
当分、辞めるつもりはないようだ。
何度かケガもしているはずだが、
やっぱり体を動かしているのがいいのだろうか?
何が元気の維持と衰退との分かれ目になるのかはわからない。
とりあえず、いま現在、健康で頭も体も働くことに感謝しつつ、
日々を生きる。
1975年のドラマ「傷だらけの天使」の最終回では、
修(萩原健一)が、姿をくらましたボス・
綾部貴子(岸田今日子)を探しに
横浜・中華街を訪れるシーンがある。
映像に映し出された、当時の中華街は、
いかにもヤバそうな街で、あちこちに密航の手続きを請け負う、
中国人のアンダーグランドビジネスの巣窟がありそうな、
魔都のにおいがプンプンしていた。
50年後の今、中華街はきれいに整備された観光地となり、
子供も大人も、日本人も外国人もみんな、
豚まんやら、月餅やら、チキンを平たく伸ばした台湾から上げやら、
イチゴとマスカットのミックス飴やらを食べ歩きして、
わいわい楽しさと賑わいにあふれている。
50年前のドラマの世界と現実とのギャップは大きい。
洗練された街、そして、
それを作り守っている地元の人たちに
ケチをつけようなんて気はさらさらない。
けれども、やっぱり、こうした見かけの繁栄と、
幸福感が希薄な日本人の内なる現実との
ギャップを考えると、もやもやした疑念が胸に湧き上がってくる。
「50年前よりほんとにこの国はよくなったのか?」と。
人も街も、化粧することが上手になった。
汚いものを包み隠すのがうまくなった。
それがいいこと何か悪いことなのか、わからないが、
食べ歩きをしている人の中にも、
いろいろ問題を抱えている人、
それだけでなく、精神にダメージを負い、
本当に「傷だらけの天使」になっている人がたくさんいるはずだ。
この国では20人に一人が心を病んでいると伝えられている。
観光地を行く外国人旅行者のほとんどは、
そんな話は信じられないだろう。
外からやってきた彼らから見れば、
日本は、平和で安全で、食い物も、おもちゃも、
いろいろな楽しみも豊富な、21世紀の世界における、
一種の理想郷に見えるのではないだろうか。
僕たちが到達したユートピアでは、
「私たちは見かけほど、豊かでも幸福でもないんだよ」
という顔をして街を歩いてはいけない。
楽しさ・賑やかさの裏から、
そんな無言の圧がかけられているような気もしてくる。
最終回「祭りの後にさすらいの日々を」で、やっぱり号泣。
AmazonPrimeで「傷だらけの天使」を全26話見た。
大好きなドラマだったが、実はちゃんと見たのは3分の1くらい。
3分の1は断片的に覚えているシーンもあるが、
3分の1は全く見てなかった。
だから今回、50年の年月を経て、初めて完食。
長生きしてよかった!と思ってしまった。
この時代まで生き延びて幸福だ。
その「傷天」、この間も書いたけど、
今の基準で見ると、かなりひどい出来。
最近の映画やドラマの悪口を言う人は多いが、
30年前にラジオドラマの脚本賞を
取らせていただいた人間の目から見ると、
今の脚本・演出・演技、
すべて30年前よりはるかに高いレベルにあると思う。
少なくともテクニック的には。
だから50年前のこの作品が、
稚拙で雑なつくりに見えるのは当然かもしれない。
でもね。
面白いかどうかとなると話は別。
うまけりゃいいってものじゃない。
ちゃんと伏線があって、きれいにストーリーがつながって、
オチがついてりゃいいってもんじゃない。
本当にめちゃくちゃだけど、
このノリはどうだ。この勢いはどうだ。
ショーケンと水谷豊はもちろんいいのだが、
両岸田をはじめとする脇役のすばらしさ。
脚本家、監督をはじめ、製作スタッフの息遣いが伝わってくる。
喫煙シーン、暴力シーン、セックスシーン満載で、
コンプラなんてくそくらえ。
何よりも、あの70年代の東京の空気が
あまりにも鮮やかに封じ込められている。
戦後まだ29年、30年の世界。
ここで描かれているのは、29歳・30歳の若い日本。
新宿も渋谷も横浜も、かなりヤバい街に見える。
今の日本は、いいにつけ悪いにつけ、
おとなになって老成した80歳なのだと痛感する。
キャストもスタッフも大部分がこの世を去り、
もはやリメイクは不可能だが、
なんと作家の矢作俊彦が、
ショーケンとメインライターだった市川森一に許可を取って、
2008年にリメイク小説を書いていたと知って、びっくり。
きょうはとても冷静に書けないが、
これからまた、この昭和の名作「傷だらけの天使」について
いろいろ書いていきたいと思います。
生まれてこの方、
つねにアメリカがトップリーダーを務める世界で生きてきた。
けれども、その世界が終わってしまったことを
先日のトランプ×ゼレンスキー会談で痛感。
「今さら何ねぼけたこと言ってるの?
そんなの、とっくの昔に終わってたじゃん、ばーか!」
と言われそうだが、どんなに横暴でも、パワハラ的でも、
やっぱりアメリカは民主主義の総本山であり、
文化的価値観の中心地だという思いは変わらなかった。
おかしな言動も目立つけど、
いい映画、いい音楽をいっぱい作っているし、
コンピューター、インターネット利用でも
ずいぶんお世話になっているし、
最後には世界をまとめ、
人類を望ましい方向に持っていってくれるのだろう。
そうした尊敬すべき面を持った国のはず。
だからというわけじゃないけど、
属国扱いも我慢する必要があるんじゃないか。
CとかRとかNKとか、
ヤクザな国が暴れ出したら止めてくれそうだし・・・
と、心の中でなかば願いのようなものを抱いていた。
だけど、もうおしまいDeath。
あの大統領には、国づくりの理念も哲学もなく、
他の国と協調しようとか、世界の秩序を保とうとか、
そんな考えはまったくない。
あるのはビジネスのノウハウと
「おれたちゃ偉いんだ」というプライドのみ。
カードがどうのこうのって、
まるでゲームやギャンブルをやっているかのようだ。
自分の国がどうすりゃもうかるか、得するか、
ってことしか頭にない。
でも、これは大統領とその取り巻き連中だけの指向性ではない。
少なくともアメリカ人の過半数が同じように考えているのだ。
こっちだって生活きびしいんだから、
民主党みたいなきれいごと並べて、
ほかの国の面倒見てる余裕なんてないんだよ。
こっちが得しなきゃ、もうやめやめ。
というわけで、もはや尊敬されよう、
気高くあろうなんて気もさらさらなく、
ぶっちゃけカネかねカネ。
まぁ、日本人も五十歩百歩かもしれないが。
いずれにしても、これまでの世界地図はビリビリになった。
80年前、アメリカに負け、アメリカに救ってもらった、
われらが日本。
その思いが強すぎて、僕たちは、
世界がこのまま何世紀も続くんだろうという、
長い長い夢を見ていたのかもしれない。
じゃあいったいどうすりゃいいかなんて、わからない。
とりあえず、グルメとアニメと平和ボケを売りにして、
ニッポン良いとこ、一度はおいで~
と、独自の文化の発信に励み、
ジャパンファンを世界中に広げておく、
といったことをやっていくしかなさそうだ。
3月3日。昨日までのうららかな春の到来から一転、
真冬に逆戻りになったひな祭りの日。
「この時期から5月の子どもの日を過ぎるころまでが、
一番たくさん、お人形さんがいらしゃいます」
そう話すのは、都内でも人形供養で有名なお寺のご住職です。
やはり、お節句になると、子どもが巣立った家では、
ひな人形や五月人形が押し入れで
冬眠していることを思い出すのでしょう。
思い出深い人形だけど、
もう出番がないのにいつまでもしまっておくわけにはいかない。
ぼちぼち終活で、生前整理もしなきゃいけなし・・・
と、そんな気持ちが働きますが、
そのままゴミとして捨てるのは胸が痛みます。
いや、そんな生易しいものじゃなく、
張り裂けそうになるかもしれません。
それで信頼できるお寺、魂を静めてくれる、
人形供養のお寺に駆け込むのです。
べつに極度にセンチメンタルな人の話ではありません。
それが通常の日本人ならではのマインドというものですよね。
これをお読みのあなたも納得できるのではないでしょうか。
同じ日本人としては、ごく自然な心の働きなのですが、
海外の人には、こうした人形供養、
ひいては針供養とか、道具の供養とか、
モノに対する供養の習慣が、ものすごく奇異に映るそうです。
きょう取材したご住職のもとにも、
海外メディアの取材がちょくちょくあるらしく、
「どうして日本人は人形供養をするのか?
他の国では、テディベアが壊れたり汚れたりしても、
教会に持ち込むことなんてしない。
バザー用に売りに出したりはするけど」
てなことを言われるそうです。
生き物でないモノに魂が宿るという感性、
その宿った魂と別れるとき、
きちんとお別れをしたいという気持ちは、
日本民族特有のものなのかもしれません。
そしてまた、宗教者がその気持ちを受けて、
きちんと儀式を行うという文化を持っているのは、
これまた、世界広しといえども、日本だけなのでしょう。
モノをモノとしか見ない外国人から見れば、
おかしな文化・習慣でしょうが、
こうしたことが、彼らを魅了する
日本のグルメ、アニメ、キャラクターなど、
ユニークなジャパニーズカルチャーに
つながっているのではないか、と思います。
動物にしても、精魂込めて牛や豚を育てて、
おいしい肉にして、亡くなった後はちゃんと動物供養をする。
といったストーリーは、
やっぱり外国の人は素直に納得できないでしょう。
「だって食べるために育ててるんじゃん」って。
人間の世界に違和感なく入り込み、
平等な友達になるアトムやドラえもんのようなロボットも、
「人形供養・モノ供養がある国」だから生まれた
ファンタジーです。
ただ、意外だったのは、
人形供養を行うお寺は全国でも数少ないということ。
僕はけっこうあちこちのお寺で
やっているものだと思っていました。
檀家さんに頼まれて、あるいは桃の節句や端午の節句の時だけ
行うところはあるかもしれませんが、
そのお寺ではほぼ毎日、全国から受け付けており、
受け取ったら翌朝には供養しているといいます。
ただ受け取って、お経を上げて終わりでなく、
あちらへ旅立たせるためには、
かなり手間も暇も費用も掛かるようです。
ゴミの分別を思い出してもらえればわかりますが、
中には、素材ごとにばらばらにしなくてはならないものもあり、
最近は環境問題で厳しい規制があるので、
専門の産廃業者とコラボして事に当たっているそうです。
この話を聴いて、
かわいい人形が「産業廃棄物」になるなんて――
と、内心、行き場のない悲しみやら、憤りやら、
切なさ、やるせなさを覚えたあなたは、
とてもまっとうな日本人マインドを持った人だと思います。
そうした和のマインドは、料理、ファッション、家屋、
各種のコンテンツなど、
生活のいたるところに溶け込んでいる気がします。
やはり現代の、有形無形の「クールジャパン」の数々は、
長らく培った日本の歴史・文化の土壌があるからこそ
咲ける花々なのでしょう。
先日、ある介護士の方のSNS投稿で、
喫茶店で高齢者たちが
「認知症になったら人生終わりだよね」と
会話しているのを聞いて、
心穏やかではいられなくなった、というものがありました。
彼は施設で認知症患者の人たちの面倒を見ています。
他の投稿でその奮闘ぶりをレポートしていますが、
これがまた凄まじい。
読むと、うちの義母の奇行・妄想・へそまげ・おもらしなんて、
まだまだかわいいものだなと思ってしまいます。
この介護士の方は、ひどい目に遭いつつも、
患者さんたちの純真な人間性に触れることで、
教えられたり救われたりするというのです。
ちょっときれいごとっぽいけど、
僕も義母と一緒に暮らしていて、
彼と同じようなことを感じるときがあります。
それは幼い子供と接しているような感覚です。
彼ら・彼女らは社会人という枠組みから抜け落ち、
子供に還っています。
いろいろおかしな言動は、
ストレスなく日常生活を送りたい僕たちにとっては
困りものですが、
子供と同じと解釈すれば、ある程度は大目に見れます。
でも、自分が認知症になったら・・・と考えると、
「人生終わりだよね」には、半分は同意せざるを得ません。
僕も息子を育てましたが、はじめは何もできなかった赤ん坊が、
だんだん自分でなんでもできるようになっていくのを見るのは
感動的でした。
本人も、あれもできる、これもできると、
日々実感していくのは、大きな喜びだったでしょう。
しかし、老いることはその逆の道をたどることです。
だんだん自分一人では何もできなくなっていく。
これは怖い。
僕は死ぬことにも、老いることにも
そんなに恐怖心を持っていませんが、
自分一人で何もできなくなるということには
大きな恐怖を感じます。
喫茶店のおばあさんたちも、
きっと僕と近い気持ちを持っているのでしょう。
「認知症になったら人生終わり」
それは自分のプライド・アイデンティティを失う恐怖であり、
社会から見捨てられる恐怖を表す言葉とも受け取れます。
でも、件の介護士さんのように
「そうじゃない」という人の意見が共感を得て、
認知症の人は日常生活はうまくできないけど、
あの人たちがいるとうれしい、楽しいという人、
だから助けになろうという人が増えれば、
この社会はまた変わってくるかもしれません。
これから先、認知症の人も障害を持った人も
豊かに楽しく暮らせる社会になるのか、
欲とエゴと嫉妬心むき出しの、
ラットレース社会がますます進展するのか、
その端境期が来ているのかもしれません。
認知症になって過去のことなど忘れても、
毎日生まれ変わったような気持ちで人生を続けられる。
とりあえず1日3分、そういう世界を想像してみようと思います。
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書くべき物語がたくさん自分のなかに眠っているのは、
幸福なことだと思います。
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多感な少女期に終戦を迎え、日本が戦後、
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新たな国家として復興するのと同じ歩みで大人になりました。
その時代、さしたる家柄にも才能にも美貌にも
恵まれていない女性の生き方は、かなり制限されていました。
20代半ばまでに結婚できた人は幸福とされましたが、
その後、自分を殺し、家族に尽くす長い人生が待っています。
一方、かわいいお嫁さんになれなかった人は、
世間から冷遇されるか、憐みや蔑みの目で見られるなかで
生きる道を選ばなくてはなりませんでした。
もちろん、例外はたくさんあって、
注目すべきイケてる女性の活躍は、
マスメディアで紹介されたり、
小説・映画・ドラマなどのモデルにもなったりしています。
しかし、叔母はそんな華やかな舞台に立つこともなく、
ありのまま自由に生きることもなく、
それでも喜びに満ちた人生への憧れ・欲求は人一倍あって、
それを抱えたまま、一生を過ごしたのではないかと思います。
本人の本当の気持ちはわかりませんが、
傍目には残念無念な女の一生。
けれども彼女のような、無数の昭和庶民の女性の、
満たされることのなかった憧れや欲求が、
現代の孫世代の女性らに受け継がれ、
活動力のエネルギーになっているような気がします。
亡くなって早や20年近く経ちますが、
なぜだか彼女は僕の心のどこかに棲み続け、
両親とは違った形で僕の人生を支え続けています。
生きている間に話を聴けなかったので、この作品における事実(と自分で思っている箇所)はせいぜい2~3割。
だから小説として、大部分は想像して書いたのですが、
フィクションの中にも、確かにこの世で生きた、
叔母の記憶を刻み込めたことに満足感を覚えています。
昭和の名もなき女性がどう生きたかの物語をお楽しみください。
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都会の片隅でかろうじて生きている、しがない探偵は、
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けれどもカネのためだけで働くには、
やつも、やつの相棒もお人好し過ぎた。
夢見る女のために奮闘する心やさしき男たちの物語。
あなたの連休のおともに。
若き私立探偵の健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索だ。
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そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、
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健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。
ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、
黒い服の4人組の男たちがこの山にやってきて、
どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?
健太と六郎は、その話を信じたふりをして、
山中の雑木林に入ってスコップを振るい、
肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、
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コミカル探偵小説「茶トラのネコマタと金の林檎」
昭和家族小説「叔母Q」
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寒波が居座る3連休のおともにどうぞ。
茶トラのネコマタと金の林檎
20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。
その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。
健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。 健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。
ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?
健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、コミカルでファンタジックな探偵小説。短編。2万4千字。
叔 母 Q
叔母の温子(ながこ)はロサンゼルスの下町のアパートで孤独のうちに死んだ。
リトルトーキョーの小さな葬儀屋の一室で彼女の遺骨を受け取った甥の「わたし」は供養のために、
可愛がってくれた叔母と昭和の家族についての話を葬儀屋に語る。
「わたしも叔母のことが好きでした」
そう口にするとあの口もとのホクロを思い出した。
家族だった彼女は恋人でもあった。
生まれて初めて意識した大人の女だった。
子供だった「わたし」と、
戦後の時代を生きた叔母との記憶の断片をつなぎ合わせた物語。
短編。2万2千字。
「傷だらけの天使」は、
おそらく現在の60代から70代前半の男性の多くが、
ディープにハマったドラマだろう。
1974年10月から75年3月まで半年間、
毎週土曜日、日本テレビで放送された。
主役の小暮修(オサム)は、
表の社会と裏社会とを行き来しつつ、
やばい仕事で荒稼ぎをする「綾部調査事務所」の調査員。
と言えば聞こえはいいが、
実態はチンピラ探偵といったような風体の若い男。
これをショーケンこと萩原健一が演じる。
そしてその弟分であり、仕事の相棒・乾享(アキラ)の役が、
人気ドラマ「相棒」の杉下右京=水谷豊だ。
この半世紀前のドラマが、
AmazonPrimeで配信されているので見ている。
作品紹介は以下の通り。
ビル屋上のペントハウスに住み、
探偵事務所の下働きをする修(萩原健一)と、
彼を「アニキィ!」と慕う亨(水谷豊)。
修の貧乏生活を知る探偵事務所のボス、
貴子(岸田今日子)とその手下、辰巳(岸田森)は、
金をエサに彼らに毎回無茶苦茶な仕事を押しつける。
割に合わないと思いつつも、
がむしゃらな修は命懸けで危険な仕事に飛び込んでいくのだが、
根っからの善人で単細胞なゆえに、
仕事も思わぬ方向へ暴走してしまう。
笑いあり、涙あり、お色気ありで展開するストーリーには、
息をもつかせぬスピード感がみなぎっている。
どうやらコロナの時期から配信していたらしいが、
気が付かなかった。
またハマったらどうしようと思って恐る恐る見たが、
やっぱりハマってしまった。
脚本も演出も撮影も演技もメチャクチャで、
聞き取れないセリフもいっぱいいある。
だけど、やっぱり面白いし、イカしている。
泣いてしまうし、考えさせられる。
そして、「ああ、おれはやっぱり死ぬまで
傷天の世界から抜け出せない」と再認識した。
決してノスタルジーを感じたわけではない。
むしろ逆で、50年たった令和の今見るからこそ、
違った傷天の魅力が見えるのだ。
これについては、とても1回や2回では書けないので、
これからしばらく折に触れて書いていこうと思う。
今日、一つだけ書いておく。
今までこのドラマのタイトルを意識したことがなかったが、
今回、昭和から遠く離れた地点から見ると、
オサムとアキラは、
まんま「傷だらけの天使」なんだなということがわかる。
二人は人間世界に降りてきたエンジェルであり、
あのバカかげんは、
人間世界における天使のふるまいなのだ。
そういう視点で見ていくと、
ハードボイルドともコメディとも昭和残酷物語ともとれる、
この探偵ドラマが、一種のヒューマンファンタジーとして、
新鮮な輝きを帯び始める。
そして、なんで俺はこんな世界で生きているのだろうと、
大いなる疑問にとらわれるのだ。
「なんのこっちゃ?」と思うでしょうが、
また、おいおい書いていきます。
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