東京メトロ永田町駅のトイレの美しさとカミさまのいる幸福

 

「今日こんなもの食べたよ」

とネットで発信する人はいっぱいいるのに、

「今日(おしりから)こんなもの出したよ」

と発信する人はあまりいない。

当たり前か。

でも「今日こんなトイレに入ったよ」ならいいだろう。

 

取材で永田町に行ったのだが、

東京メトロ永田町駅のトイレが

すごくきれいなのに感動した。

単純に新しいからだと思うが、

駅でこんなきれいなトイレに入ったのは初めてだ。

思わず清掃員の女性の方に「感動したっ!」

と言ってしまった。

 

最近、コロナで都内でもあまり出ていなかったのだが、

もしや東京メトロは全駅でトイレを

新設しているのだろうか?

それともこれは国政のお膝元の

永田町ならではの特別待遇なのだろうか?

 

いずれにしてもトイレがきれいなのはいいことだ。

おかげで仕事に対するテンションも上がった。

 

かつて昭和時代は鉄道駅のトイレと言えば、

くさい・汚い・危険の3Kトイレの代表格だった。

 

マンガ「おそ松くん」で

俳句を作る競争のエピソードがあって、

おそ松くんが「おトイレや 紙がないので 手でふいた」

という句を読んでいたが、笑いごとではない。

 

平成しか知らない若者には信じがたい話からもしれないが、

昭和の駅のトイレには紙がないのが普通だったのである。

 

出先でもよおして駅のトイレに飛び込んだら、

オーナイゴッド! ああ、カミさま~というわけ。

(表に自販機があって売ってたりもしていたが、

小銭がなければやっぱりアウトである)

 

これはとてつもない恐怖で、

いまだにトラウマとして抱えている人もいる。

 

平成になり、あの「カミさまのいない恐怖」

というストレスから解放され、

安心して駅のトイレに入れるだけでもありがたかった。

 

それはが令和になって、

東京メトロ永田町駅のように

美しいトイレに巡り会えるとは・・・。

カミ様に感謝しよう。

今日はウンの良い日だった。

 


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11月30日は「いいおしりの日」

 

今日は11月30日、11の最後ということで

「いいおしりの日」でした。

11月はいろんな「いい」日があってイイね。

あなたもいいお尻を見ながらハッピーな月越しを。

2021年もあと1ヶ月です。

 

 

おしりといえばオナラが出るところ。

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「大粒ほぼカキフライ」の一件でサミット西永福店を称賛する

 

東京都杉並区に本拠地を置く

スーパーマーケットのサミット西永福店は良い店だ。

ここではカネテツの「大粒ほぼカキフライ」を売っていたのに、

あろうことか最近、リストラされたようで

店頭から姿を消していた。

3回ほど店頭にないのを見て、

リストラを確信し、

担当者に聞いてみたところ、

「いや、ちょっと今はお取り扱いしてなくて・・・」

という想定内の返事。

 

僕は襟を正して、丁寧に

そこの売り場の担当者にねじこんだ。

 

「カキフライを食べたいのに

カキフライが食べられない人もいる。

あの『大粒ほぼカキフライ』は

カネテツさんの技術を結集した

なんちゃってカマボコの芸術品であり、

救いの代替食品だった。

売れ筋の商品ばっか揃えて、

開発したメーカーさんのご苦労と、

それを楽しみにしてた人たちを

みんなのスーパー・サミットが

がっかりさせるような仕事をしていいのですか」

 

それらしい反論なり、

言い訳なりが返ってくると思ったが、

意外にも素直に

「わかりました。すぐというわけにはいきませんが

週末にはまた入れるようにします」

と、わりかし軽く返された。

 

というのが水曜日の話。

 

そして、その場しのぎで適当なこと

いったんじゃねーだろーなーと思って

今日また行って見たら、

ちゃんと練り物売り場に並んでいた。

 

疑ってごめんなさい。

ちゃんとお客の声を素直に反映する

サミット西永福店はすばらしい!

あの担当者の方を見つけてお礼を言おうと思ったが、

見当たらなかったので、この場を借りてお礼・称賛します。

サミット西永福店えらい!

 

ついでに他のサミットの店も仕入れてほしい。

そしてみんなもカネテツの「大粒ほぼカキフライ」を

食べてみよう。

 


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電子書籍「酒タバコ やめて100まで生きたバカ」 無料キャンぺーンあと1日!

11月28日(日)16:59まで。

 

「人生100年」と言われるようになったのは割とつい最近のこと。

あなたも僕も、そんな心の準備はできていなかった。

顔では笑って「うれしいです、ありがたいです」と言ってみても、内心「さあ、大変なことになった」と思っている。

カネが要る。

健康でなくてはならばい。

周りから邪魔者扱いされないよう気を遣う必要もある。

けれども、何よりも大事なのは。

面白く生きられるかどうか。

笑って死ねるかどうか。

あなたにとって面白い人生とは?

その答えはもちろん僕にはわからないけど、

ちょっとは参考になる話もあるかもしれない。

 

心の常備薬として、あなたのお部屋の片隅に

置いてほしいエッセイ集。

 

もくじ

・人生のすべては十代にある

・こわくて暗い夜ふたたび

・わたしの中の人間のクズ

・客観性という名の神様と自分の物語

・人生最後の全力疾走?

・母の卒業

・1976年の夏休みの星空と自己の存在証明について

・子どもの青春はこれからだけど、あんたの青春はもう終わり

・「赤い服の少女」に学ぶ人生タマタマ

・母の世界が縮小し深化する

・お正月のワクワクすごろく

・「この世界の片隅に」を見ると、世の中そうたやすく悪くはならないと思える

・この世界の片隅に居所を見つけられる未来のために

・酒タバコ やめて100まで生きたバカ

・公務員の仕事は障害者にまかせよう

・冠婚葬祭は人生のストーリーを形にするツール

・カルテット:おとなとこども、あるいはアリとキリギリスのハイブリッドライフスタイルと友だち家族の未来

・「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」ですべてが変わる

・アンパンマンと「ちっちゃいおじさん」のいるところ

・創造的な仕事をするなら眠らニャいと

・バカは死ななきゃ治らないけど、死ぬまでちょっとは成長できるかも

・きみも一生に一度は着ぐるみアクターに

・5月病は克服しない

・他人のメガネをかけ、靴を履いてみることについて

・最後の晩餐の演出

・映画「はじまりへの旅」の寓意とユーモア

・雨女に遇った 

・人を食った話

・人間には最初から子供から大人まで全部詰まっている 

・「2020年の挑戦」への挑戦

・夏のニュースで道行く人たちが「暑い」とコメントすることに関する考察

・おんな・おとこか、女性・男性か、あなたはどっちが好き?

・映画やテレビドラマの世界では高齢の犯罪者が増えている?

・長く生きるのはそれだけで価値がある――と誰もが思えるように

・おとなの事情を優先して、自分の中の子どもを虐待していませんか?

全35編収録

 


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週末の懐メロ58:イッツ・ア・ミステリー/トーヤ

 

1981年。トーヤのセカンドアルバム「聖歌」の挿入歌。

世界の神秘を歌う詩人のようなトーヤの歌と

2本のアコースティックギターの響き。

5年ほど前にイギリスの新設ラジオ局で

収録されたものらしい。

 

トーヤ(TOHA)はバンド名であり、

彼女の名前(トーヤ・ウィルコックス)でもある。

1980年代のパンク・ニューウェーブの流れでデビューした

イギリスのアーティストで、俳優としても活躍している。

 

イメージ的にはケイト・ブッシュのフォロワー、

日本で言えば戸川純というところか。

 

非日常の世界に引っ張り込んでくれる

エキセントリックな女性アーティストが好きだったので、

彼女の音楽もよく聴いてた。

アルバムも5枚持っていた。

 

バリバリにロックしていた頃のトーヤは、

髪をオレンジ色に染め上げたり、突っ立てたり、

メイクも衣裳も、とにかく奇抜さを追求。

今ならゲームのキャラクターにでもなりそうな

妖精かSFヒロインみたいな恰好で、

神話やファンタジーから題材をとった楽曲を

パンク仕立て、ニューウェーブ仕立て

時にはプログレのスパイスを加えつつ

ステージで暴れまくりながら歌っていた。

 

「イッツ・ア・ミステリー」は、

その親しみやすいメロディで、

彼女の代表曲ともいえる楽曲だが、

原曲はシンセサイザーがビンビン響き、

リフレインでどんどん盛り上がっていく

テンション上がりまくりの曲だった。

 

もちろん僕は大好きだったのだが、

先日、このアコースティックバージョンに

巡り会って再びハートを射ぬかれた。

 

だてに40年歌い込んできたわけではない。

昔やっていた突き抜けるようなシャウトは

もうできないのだろうが、

その分、丁寧に思いを織り込むように歌うトーヤの声は、

若い頃よりも深く、優しく、可愛く、

不思議な色気に溢れている。

まるでケルト神話の森に誘い込まれるかのようだ。

 

後から調べてみたら、2015年に

「アコースティック・アルバム」を出していて、

他にピアノバージョンや、

弦楽四重奏バージョンまでやっていて、どれも素敵だ。

 

若い頃はエキセントリックな面しか見えていなかったが、

改めて本当にいい曲だなと思う。

アコースティックにしたことで、

むしろ21世紀の音楽として昇華したという感じがする。

すごく新鮮に響く。

 

さて、80年代のトーヤを知る人は少ないと思うが、

彼女は最近、YouTubeでちょっと話題になっている。

それはキング・クリムゾンの総帥ロバート・フリップと

コンビでやっているロック漫才である。

彼女はかのプログレの巨匠のカミさんなのだ。

 

厳格な求道者と見られていた夫のイメージを

お笑い芸人か? と思えるところまで

完膚なきまでに叩き潰した功績は大きい。

 

二人の結婚生活は結構長く、

もう30年以上に及ぶはずだ。

 

フリップ(クリムゾン)とトーヤの音楽からは、

愛情とか結婚とか家庭とか、

一般的な幸福感といったものは

微塵も感じられないけど、

とても仲睦まじいようだ。

人間はいろんな矛盾した面を

併せ持っているからこそ面白い。

 

以前からイギリスのテレビ番組などには

「おもろい夫婦」として出演していて、

暖かく幸福そうな笑顔を振りまいていたようだ。

 

だからYouTubeEでのお笑いパフォーマンスも

そう唐突なことでもないのかもしれない。

 

それにしてもフリップをここまで改造してしまった

女の力はまさしくミステリー。

 

夫婦漫才を始めた動機は、

コロナ禍でステイホームを余儀なくされた人たちを

少しでも楽しませたい、というもの。

かつてのエキセントリックなニューウェーブガールは

包容力と慈愛の深い女性に成熟したのだ。

 

そんなことを考えあわせると、

この「イッツ・ア・ミステリー」の

アコースティックバージョンも

より味わい深く響いてくる。

 

 

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あんたの青春はもう終わり

・「赤い服の少女」に学ぶ人生タマタマ

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世の中そうたやすく悪くはならないと思える

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★もくじ

・人生のすべては十代にある

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・創造的な仕事をするなら眠らニャいと

・バカは死ななきゃ治らないけど、死ぬまでちょっとは成長できるかも

・きみも一生に一度は着ぐるみアクターに

・5月病は克服しない

・他人のメガネをかけ、靴を履いてみることについて

・最後の晩餐の演出

・映画「はじまりへの旅」の寓意とユーモア

・雨女に遇った 

・人を食った話

・人間には最初から子供から大人まで全部詰まっている 

・「2020年の挑戦」への挑戦

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・映画やテレビドラマの世界では高齢の犯罪者が増えている?

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読んでくださった方はぜひレビューお願いします。



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東宝特撮×日活ロマンポルノ?「監禁惑星アメーバ」

 

ちょっと息抜きに映画を観よう。

昔の東宝特撮みたいなの、あるかな?

と思って検索したら出てきた

「監禁惑星アメーバ」

 

タイトルとサムネ映像からSFとエロがイメージできる。

紹介文は以下の通り

 

日本の上空に出現した小惑星。

地上から連れ去られた女性たちはアメーバ状の生命体に

レイプされ、妊娠させられる。

拉致された妹のため、小惑星に向かう女性の奮闘を描く。

川上奈々美主演のエロティック・スリラー。

 

どうも想像するには、

1960年代の東宝特撮のSF怪奇系

(マタンゴ、ガス人間など)と

1970年代の日活ロマンポルノを

合体させたような路線をねらって作られた模様。

 

2018年製作というのが

ちょっと信じられないほどの映像クオリティだ。

「わざとでしょ」と、つい言いたくなる。

 

レビューを見ると★一つがずらずら。

一様に「ひどい」「つまらない」「チープ」と

酷評が並んでいる。

 

これだけ見事な酷評を見てしまうと、

どんだけひどいのか、つまらんのか、チープなのか、

自分の目で確かめずにはいられなくなる。

 

主演の川上さんというのはAV女優さんで

セクシー界では演技派として評価が高いらしい。

出ている女優さんはほとんどAV系の人。

 

ただし、これはアダルトビデオでなく、

あくまでSF映画なので、

エロシーンはかなり控えめです。

 

ちょっと濡れ場の多い恋愛系・情事系映画より

少ないくらいで、刺激も強くない。

女性もあまり不快感なく見られるレベル。

逆にH方面を期待する男性は肩透かしを食らう。

 

というわけで観てみたけど、

まぁ尺も1時間ちょいだし、息抜きとしては

こういうのもアリかなという感じ。

 

主役をわざわざこんなやさぐれキャラでなく、

もっとカッコいい捜査官みたいなヒロインに

すればよかったのにと思った。

 

それにしても終わった後、謎の生命体と

上空の小惑星はどうなったのか?

気になる。

もしや「2」を用意しているのか?

 


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電子書籍新刊「酒タバコやめて100まで生きたバカ」 発行日延期のお知らせ

 

本日22日発行予定でしたが、最後の価格設定まで済ませて何度もUPしようとしてもこの2日間、

Kinndleの原因不明の不具合で、

エラーが出てUPできません。

そのため数日遅れそうです。

楽しみにされていた方、ごめんなさい。

発行でき次第お知らせします。

 

●内容のご紹介

 

「人生100年」と言われるようになったのは

割とつい最近のこと。

あなたも僕も、そんな心の準備はできていなかった。

顔では笑って「うれしいです、ありがたいです」

と言ってみても、

内心「さあ、大変なことになった」と思っている。

カネが要る。

健康でなくてはならばい。

周りから邪魔者扱いされないよう気を遣う必要もある。

 

けれども、何よりも大事なのは。

面白く生きられるかどうか。

笑って死ねるかどうか。

あなたにとって面白い人生とは?

その答えはもちろん僕にはわからないけど、

ちょっとは参考になる話もあるかもしれない。

心の常備薬として、

あなたのお部屋の片隅に置いてほしいエッセイ集。

 

●もくじ

・人生のすべては十代にある

・こわくて暗い夜ふたたび

・わたしの中の人間のクズ

・客観性という名の神様と自分の物語

・人生最後の全力疾走?

・母の卒業

・1976年の夏休みの星空と自己の存在証明について

・子どもの青春はこれからだけど、

あんたの青春はもう終わり

・「赤い服の少女」に学ぶ人生タマタマ

・母の世界が縮小し深化する

・お正月のワクワクすごろく

・「この世界の片隅に」を見ると、

世の中そうたやすく悪くはならないと思える

・この世界の片隅に居所を見つけられる未来のために

・酒タバコ やめて100まで生きたバカ

・公務員の仕事は障害者にまかせよう

・冠婚葬祭は人生のストーリーを形にするツール

・カルテット:おとなとこども、あるいはアリとキリギリスのハイブリッドライフスタイルと友だち家族の未来

・「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」で

すべてが変わる

・アンパンマンと「ちっちゃいおじさん」のいるところ

・創造的な仕事をするなら眠らニャいと

・バカは死ななきゃ治らないけど、

死ぬまでちょっとは成長できるかも

・きみも一生に一度は着ぐるみアクターに

・5月病は克服しない

・他人のメガネをかけ、靴を履いてみることについて

・最後の晩餐の演出

・映画「はじまりへの旅」の寓意とユーモア

・雨女に遇った 

・人を食った話

・人間には最初から子供から大人まで全部詰まっている 

・「2020年の挑戦」への挑戦

・夏のニュースで道行く人たちが「暑い」とコメントすることに関する考察

・おんな・おとこか、女性・男性か、

あなたはどっちが好き?

・映画やテレビドラマの世界では

高齢の犯罪者が増えている?

・長く生きるのはそれだけで価値がある――

と誰もが思えるように

・おとなの事情を優先して、

自分の中の子どもを虐待していませんか?

 

全35篇収録


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週末の懐メロ57:暗黒(スターレス)/キング・クリムゾン

 

1974年発表、アルバム「レッド」の最終曲。

計ったことはないが、キング・クリムゾンは、

おそらく僕がこれまで最も長い時間、

その演奏を聴いたミュージシャンである。

 

アルバムも1980年に発表されたものまでは

ライブ盤、ベスト盤を含めてすべて持っていた。

 

なぜそれほどハマったのか?

ほとんどビョーキだったとしか思えない。

今でいう「中二病」というやつだろうか。

 

紅王との遭遇

 

「レッド」と出会った時は中三のだった。

忘れもしない、初めて買った音楽雑誌

「ミュージックライフ」のレコードレビュー欄に

新譜としてこのアルバムが紹介されていた。

 

そこにある情報はジャケット写真と曲名と、

100~200字程度の短いレビュー。

ツイッターで書ける程度の分量だったと思う。

 

脳髄に入り込んだのは 収録された全5曲の曲名の並び。

表題作のほかはすべて漢字で、

「堕落天使」「再び赤い悪夢」「神の導き」「暗黒」。

全部合わせてもわずか16文字。

カタカナ名の「レッド」を入れても19文字。

 

語彙の少ない当時の中学生が、

まだあまり目にすることのなかった

ダークで宇宙の深淵を感じさせるような

言葉の並びに

それまで持っていたロック、ポップスの概念が

破壊されるようなインパクトを受けた。

 

それと合わせて、暗闇にメンバー3人の顔が

浮がび上がるジャケ写真。

それだけで迷わず小遣いをはたいてレコードを買った。

 

レコードから出てきたのは、

これまで聴いたことのない「異様」としか

表現できないような音楽だった。

その時の感触は今でもよく憶えている。

 

特にメロディアスな部分を多く含む

「堕落天使」と「暗黒」には

完璧に心を支配された。

 

クリムゾンの音楽のすごさと魅力は

その過激なメリハリにある。

むき出しの暴力性と、

それを取りなすような優しさ・切なさ・美しさ。

地獄と天国、悪魔と天使との矛盾を

ギリギリのところで抱え込んだ圧倒的存在感が、

まさしくプログレの中のプログレ。

キング・オブ・プログレッシブロックだ。

 

僕が読んだ「ミュージックライフ」のレビューでは

5点満点で星4つ。

「そこそこいいよ」といったレベルだった。

 

そして1974年から75年頃、クリムゾン自体も、

プログレッシブバンドとしての人気は、

ELP、イエス、ピンク・フロイドの後塵を拝していた。

 

ところが半世紀近く経った今、

キング・クリムゾンはその名の通り、

依然としてプログレのキングとして君臨。

70年代最後のアルバム「レッド」は、

1969年のデビュー盤「クリムゾンキングの宮殿」と並ぶ

深紅の王の最高傑作として、

また、ロック史に輝く名盤として

世界中の人たちに評価され、寵愛されている。

 

そして曲名は日本人の英語力のレベルアップ?)に伴って、

「堕落天使➡フォールン・エンジェル」、

「再び赤い悪夢➡ワンモア・レッドナイトメア」

「神の導き➡プロヴィデンス」

「暗黒➡スターレス」

といった具合に、そのまんま原題のカタカナ名に、

たぶんアナログレコードからCDへの変わり目の時に

改名された。

 

ついでに言うと、

「21世紀の精神異常者」は「21世紀のスキッツォイドマン」に、

「放浪者」は「エグザイルㇲ」に、

「夜を支配する人」は「ザ・ナイトウォッチ」になった。

 

なんだかプロレス技の「岩石落とし」が「バックドロップ」に、

「人間風車」が「ダブルアーム・スープレックス」に、

いつの間にか変わったのと似ている。

 

1960~70年代と80年代以降の間に流れる深い河、

昭和と平成の間の感性のギャップを感じる。

 

●燃え尽きた紅王

 

 

僕が初めてクリムゾンの音楽に遭遇したアルバム「レッド」は、

彼らのラストアルバムだった。

その半年後に「U.S.A」というライブ盤が出たが、

収録は「レッド」のほうが後なので、

実質的にはこちらが最後と言っていいだろう。

その時、1960~70年代のクリムゾンの歴史は

いったん幕を下ろしたのだ。

 

「暗黒(スターレス)」はその有終の美を飾る大曲で、

集大成、燃え尽きるクリムゾン、などとも評された。

 

実際はこの曲はアルバムの他の曲よりも先にできていて、

1973~74年のヨーロッパやアメリカのツアーで

たびたび演奏されていた。

ライブ盤「U.S.A」にもアナログでは入っていなかったが、

CD化された時に収録されていた。

 

この映像で演奏されているのは、

その頃の、いわゆるアーリーバージョンで、

まだデヴィッド・クロス(バイオリン/キーボード)が

脱退する前の、4人の時に演奏されている。

 

「レッド」製作の際には、

これにイアン・マクドナルドやメル・コリンズなど、

初期の旧メンバーの管楽器群が加わって完成された。

 

この4人だけでもすごいのに、

マクドナルドらが参戦して、

後半は各楽器の圧倒的なバトルロワイヤルになって展開。

クライマックスでメインテーマに戻ってきて

エンディングに向かって激走する最後の1分間は、

まさしく集大成・燃え尽きる感じがして、

クリムゾンの音楽のすごさが凝縮されている。

 

●神秘のベールに包まれた紅王

 

10代から20代前半の頃は、どちらかというと、

「宮殿」に代表される初期のサウンドが好きだった。

 

最初のクリムゾンは、イアン・マクドナルドと

作詞家ピート・シンフィールドの個性が強く出た

まるでシェイクスピア劇のような荘厳な世界だった。

 

けれども齢を経るとともに、

「太陽と戦慄」から「レッド」にいたる

この頃のクリムゾンサウンドが好きになった。

その思いは今も変わらない。

 

クリムゾン史上最強のメンバー。

 

ロバート・フリップ(ギター/メロトロン)

ジョン・ウェットン(ベース/ヴォーカル)

ビル・ブラッフォード(ドラムス/パーカッション)

デヴィッド・クロス(バイオリン/メロトロン)

 

アルバム「太陽と戦慄」(これもすごい邦題!)で

集結したこの四人は、1973~74年にかけて

ヨーロッパ・アメリカで

長期のライブツアーを行い、膨大な音源を残した、

 

じつはこの時、

日本公演もスケジュールに組まれていたらしいが、

あまりのタフさにクロスが音を上げてバンドを脱退。

そして、フリップが限界を感じて解散を決めた。

そのために残念ながら来日公演は実現しなかった。

 

70年代のクリムゾンは音源は膨大にあるが、

映像はほとんどなく、後から加工されているとはいえ、

このスタジオでの収録風景の映像は

かなり貴重なものである。

 

ちなみに高校生の時、

行きつけのレコード屋のマスターからプレゼントされた

ワーナーパイオニア(レコード会社)のカレンダーに

各月それぞれ12組のロックバンドが載っていて、

確か9月だか10月だかがキング・クリムゾンだった。

そこで使っていた写真が、

このスタジオでの演奏シーンだった。

 

何と言っても、

まだ20代半ばの若きメンバーらの風貌がいい。

今は亡きジョン・ウェットンは

まるで映画俳優のような顔立ち。

デヴィッド・クロスも、とてもハンサムだ。

ビル・ブラッフォードのエキセントリックな表情もいい。

ちなみにビル・ブラッフォードは、

今は「ブルーフォード」と呼ぶらしい。

 

この当時は今と比べると情報量に

天と地ほどの開きがある。

 

特にクリムゾンの音楽活動に関しての情報は非常に乏しく、

音源以外の情報といえば、

レコードについているライナーノーツと

雑誌のわずかな論評のみ。

動画はおろか、カラー写真もないし、ステージ写真もない。

ビジュアルがほとんどない。

しかし、それが却って他のミュージシャンにはない、

神秘感を醸し出していた。

 

ライナーノーツや雑誌に載る

モノクロ写真のメンバーの姿は、

ロックミュージシャンというよりも

世界史の本に載っている

思想家とか哲学者・文学者を想起させた。

それもまた、僕の中でキング・クリムゾンが

別格の存在になった要因でもある。

 

そういえばレコードについている帯には

「神秘のベールに包まれた・・・」

といったカッコいいフレーズが謳われていた。

要するに情報が少なかっただけなのだが。

 

●1980年の来日公演

 

1974年のラストアルバムで罹患したクリムゾン病は

その後、どんどん進行していったが、

それと反比例するかのように、

70年代半ばをピークにプログレの人気は急降下し、

代わってパンク、続いてニューウェーブが台頭していく。

まるでクリムゾンの終焉が

プログレの時代の終わりを暗示していたかのように。

 

ところが80年代に入った途端、

なんと死んだはずのキング・クリムゾンは

「ディシプリン」というアルバㇺを出して生き返る。

 

これはロバート・フリップが、

ビル・ブラッフォードと再び組み、

ギター、ヴォーカルのエイドリアン・ブリュー、

ベースのトニー・レヴィンを入れて結成した

新しいバンドだった。

 

当初のバンド名は「ディシプリン」だったのだが、

フリップはこのバンドに再び

「キング・クリムゾン」の名を冠した。

 

フリップの意思だったのか、

マネージメント側やレコード会社の意向だったのか、

わからないが、

この時から「キング・クリムゾン」は

バンド名であるとともに、

音楽ビジネスのためのブランド名になった。

 

驚きと不安の中で聴いた「ディシプリン」。

それはかつてキング・クリムゾンとは

まったく別の音世界だった。

僕は混乱した。

 

それでも初の来日公演を行うというので、

チケットを手に入れないわけにはいかなかった。

 

来日公演について宣伝をしたり、

熱く語った覚えはないのだが、

なぜかプログレなんてほとんど聴いたこともない友だちが

「おれもいく」「あたしも行きたい」とか言い出し、

5、6人くらいで連れ立って会場へ向かった。

 

東京の会場は、今はなき浅草国際劇場。

「なんで浅草?」という違和感と

実際のステージを見た時の違和感は忘れらない。

 

ああ、やっぱり。

このキング・クリムゾンは、

僕が知っている、ぼくを病気にした

キング・クリムゾンではない。

 

「レッド」と「太陽と戦慄パート2」はやってくれたが、

暗黒も、堕落天使も、21世紀も、宮殿も、放浪者もない。

 

ディスコやニューウェーブの影響を受けた

「デイシプリン」のサウンドに、

60~70年代のクリムゾンのイメージに支配されていた

僕は脳も体もついていけなかった。

 

唯一、日本のあいさつを勉強してきたロバート・フリップが

お坊さんみたいに手と手を合わせて「アリガト」と

観客にお辞儀していたのが心に残った。

 

浅草からの帰り道、

本当にプログレッシブロックの時代は

終わってしまったんだとしみじみ感じた。

でも、その頃からロックとは、

音楽とはこういうものがいいんだ

という思い込みから解き放たれ、

より幅広い音楽を自由に楽しめるようになった気がする。

 

振り返ると、プログレのカテゴリーからは外れるが、

「ディシプリン」は今聴いても面白い、

時代の先端を先取りしていた、優れたアルバムだと思う。

ただし、僕がクリムゾンのレコードを買ったのは

ここまでだ。

 

●永遠の暗黒

 

その後、クリムゾンは何度か解散・再結成を繰り返し、

90年代以降はヘヴィメタみたいになってしまい。

6人編成になったり、8人編成になったりした。

オールドファンの要望に応えてか、

最近は60~70年代の曲もよくやっている。

そういえば今年もこれから来日公演をやるらしい。

 

おそらく御大ロバート・フリップが生きている限り、

活動を続けるのだと思うが、

僕はそんなに興味を避けなくなってしまった。

 

ただ、フリップ師には最近、ちょっとまた注目している。

 

独自の道を行くプログレ王であり、

厳格な求道者というイメージだったフリップ師は、

最近、キャラが激変。

 

奥さんのトーヤにそそのかされたのか、

コロナ禍でステイホームしている人たちを楽しませようと、

YouTubeでお笑いコスプレや、

ロック夫婦漫才みたいなことをやっているのだ。

 

まさかあのクリムゾンの総帥が、

お茶目で可愛いじいさんぶりをご披露してくれるとは

夢にも思わなかった。

時代は変わる、人間は変わる、人生は変わる。

 

しかし、これも長きにわたるクリムゾンの活動で、

自分が追求する音楽を成し遂げたという

余裕がなせる業なのかもしれない。

 

今やフリップが従来のイメージを自ら破壊しようとも、

キング・クリムゾンは

微動だにしない圧倒的な世界と物語を構築した。

もうこうなると古いとか新しいとかいった論評は

意味をなさない。

 

普遍的なロッククラック。

プログレッシブロックという名の孤高の文化。

「暗黒」――「スターレス」はそのバイブルとして、

永遠の生命力を持って聴き継がれ、

語り継がれると信じてやまない。

 


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電子書籍:新刊予告 「酒タバコ やめて100まで生きたバカ」

 

エッセイ集:生きる①

「酒タバコ やめて100まで生きたバカ」

人生100年時代を面白く生きたい人のための心の常備薬。

11月22日(月)発売予定。

 

もくじ

・客観性という名の神様と自分の物語

・人生最後の全力疾走?

・母の卒業

・1976年の夏休みの星空と自己の存在証明について

・子どもの青春はこれからだけど、

あんたの青春はもう終わり

・「赤い服の少女」に学ぶ人生タマタマ

・母の世界が縮小し深化する

・お正月のワクワクすごろく

・「この世界の片隅に」を見ると、世の中そうたやすく悪くはならないと思えてくる

・この世界の片隅に居所を見つけられる未来のために

・酒タバコ やめて100まで生きたバカ

 

ほか 全31篇収録


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フランケンシュタインの母

 

メアリー・シェリーは「フランケンシュタイン」の

作者である。

そのメアリー・シェリーを描いた映画が

2017年に公開されていたのを知って、

例によってAmazonPrimeで観た。

 

「メアリーの総て」という邦題は

わかりやすいけど、イケてない。

もうちょっと気の利いたタイトルは

付けられなかったのかと思う。

 

今や知らない人はいない人造人間フランケンシュタイン。

正確にはフランケンシュタイン博士が

死体をつなぎ合わせて作った怪物。

 

その原作小説を書いたのは女性で、

「シェリー夫人」とい

う人だーーということは

子どもの頃、読んだ雑誌で知っていた。

 

そのシェリー夫人という名前から、

僕は長年、妙齢の有閑マダムだと思っていた。

 

その雑誌にもイラストで40歳か50歳くらいの

金持ちそうなおばさんが描かれており、

「すごく怖い夢を見たの。この夢をもとに小説を書くわ」

といったセリフが付いていた。

 

さらに

「こうしてフランケンシュタインは誕生したのですーー」

といった解説がついていた。

おそらくその雑誌のライターも

シェリー夫人については何も知らなかったのだろう。

 

実際のシェリー夫人=メアリー・シェリーは、

もとは19世紀ロンドンの本屋の娘で、

両親がちょっと名を知られた思想家だったようだ。

そのためか、彼女にも文学的才能があり、

若い頃から怪奇小説を書きたがっていた

というベースがある。

 

そして彼女はフランケンシュタインの物語を書いたのは、

まだ18歳の時。

出産も経験していたものの、まだ少女と言っても

おかしくない齢だった。

執筆時、のちに夫となる詩人パーシー・シェリーとは

まだ正式に婚姻関係を結んでいなかった。

 

「フランケンシュタイン」をSFの元祖、

ロボット小説の元祖と見る向きもあるが、

メアリー・シェリーは科学に興味を持っていたものの、

科学的知識、理系のセンスはほとんどない。

 

フランケンシュタインの物語は、

あくまで当時、19世紀・大英帝国時代の

イギリス・ヨーロッパにおける思想・哲学・文学の

水脈から生まれてきたものだ。

 

そこには現代よりもずっと厳しい道徳性や保守思想、

それに反発する自由への希求、美への憧れ、

理想主義などが渦巻いている。

 

映画ではなぜ若い彼女があの物語を生んだのか、

ただのひらめだけでなく、その背景にどんな事実があり、

どんな心の動きがあったのかを丁寧に描いていて、

僕にはとても興味深かった。

 

ただし、「フランケンシュタイン」からイメージする

ホラー要素を期待して観るととがっかりする。

画面に怪物は一切出てこない。

 

しかし、怪物なるものの正体は、

ストーリーの中でとても分かりやすく描かれている。

ジャンル分けをするなら、

ヒューマンとか恋愛映画に入るのかな?

 

フランケンシュタインの物語は、

おそらくこの先も半永久的んな生命力を保つと思うが、

実は僕も原作は読んだことがないので、

こんどしっかり読んでみようと思う。

 


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ぼーっと生きている

 

空が美しい。

雲が流れていく。

そのままボーッと見ていればいいのに、

スマホなんてものを持ち歩いているので、

つい写真を撮ってしまう。

 

子どもの頃、ぼーっとするな、とよく怒られた。

死んでからぼーっとしろ、

死んだらいくらでもボーッとできるから、

と言われたこともある。

 

だけど死んだらぼーっとしていることなんてきない。

生きているからぼーっとできるんだ。

 

生きてるのか死んでるのかわからないぐらい

ぼーっとしてるのが本来の自分であったはずなのに。

アクティブな人間世界に生まれてきたのは

何かの間違いだったはずなのに、

大人になるとぼーっとするのが難しくなった。

 

ぼーっとしながら見る世界は結構美しくて、

見とれて、また輪をかけてぼーっとなる。

でも、そうしていると、

頭の中でいろんな思考が熟していく。

 

それで結局、夜になるとパソコンに向かって

チャカチャカ何か書いている。

ああ、せっかく今日はぼーっとできた良い日だったのに。

 


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週末の懐メロ56:ホワット・ア・フィーリン/アイリーン・キャラ

 

1983年。

アイリーン・キャラは、自分も出演してしていた

映画「フェーム」(1980年)と

この「フラッシュダンス」で。

続けざまに主題歌をヒットさせ、大スターになった。

 

この曲が流れてくるとともに、自転車に乗った主人公が

朝焼けの街を疾駆する「フラッシュダンス」の冒頭3分は、

これまでに観た映画の中で、最も希望に溢れた

オープニングシーンだ。

 

みどころは、もちろんダンスシーンなのだが、

僕はそれ以上に、ジェニファー・ビールス演じる

主人公アレックスの、昼間はガテンな溶接工、

夜はセクシーバーで金を稼ぐ、という

大都会で夢を追いながら生きる

タフなサバイバーぶりが好きだった。

 

夢見る少女ダンサーの物語に

こんな設定を加えて映画にすることができたのは、

やはり女性が自由にふるまえるようになり、

ライフスタイルが変わった80年代だったからではないかと思う。

 

今では女性も当たり前にガテンな仕事をするようになったが、

この頃の日本じゃ工場や倉庫や建築現場で

若い女の子が働くなんて、とても考えられなかった。

アメリカだって女性溶接工なんて、

まだそんなにいなかったと思う。

 

それでいてアレックスは可愛い女の子で、

自分の夢にまっすぐで、

ちょっとエッチなところもあって、

成功に向かってがんばって、

予定調和的なシンデレラストーリーを

実現させちゃう。

 

なんだかおいしところてんこ盛りで、

斬新でありながら、意外と古典的なヒロインの、

今考えるとよくできた話だった。

 

時代は変わっても、齢を取っても

やっぱり自然と希望が胸に溢れ出してくるような

音楽と映画に親しんでいたい。

 


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美魔女の終活と年賀状じまい

 

美魔女から喪中のハガキが来た。

彼女は確か僕と同い年かちょっと下か、

ちょっと上。

早い話、アラカンである。

 

もと某地方局のアナウンサーで、

司会をやったり、

インタビュアーをやったりしていて、

むかし、あるイベントで5年ほど

いっしょに仕事をしたことがある。

 

最後に逢ったのはもう10年くらい前で、

その後はずっと年賀状のやり取りだけだった。

 

会った時からびっくりしていたが、

ほんとに若くて美人で、

時々、ブログものぞいていたが、

写真で見る限り、ほとんど変わっていない。

ずっとテレビやイベントなどで活躍しているようだ。

 

その彼女が、この夏、二世帯住宅で一緒に暮らしていた

義理のお父様が亡くなったため、

年賀の挨拶は控えるとのこと。

 

それはいいのだが続けて、

「私自身も今後の人生の在り方、終活に思いを巡らせ・・」

とあり、

「そこで、と言っては何ですが、

来年以降、年賀状でのあいさつは

ご遠慮させて頂くこととしました」

とある。

 

昨年、こうした終活➡「年賀状じまい」のについての

記事を書いたが、

彼女がこんなことを言い出すのは少々意外で、

もしや病気だろうか? とブログを見てみたが、

相変わらずの元気ぶり・美魔女ぶりで安心した。

 

それにしてもやっぱり還暦になると

「年賀状じまい」をする人が増えるようである。

親の死はそのきっかけになるようだ。

 

虚礼廃止と身辺整理ということなのだろうが、

オンライン上のつながりと

年賀状のつながりは違ったものに思える。

 

なので母や義母が亡くなっても、

僕には「年賀状じまい」の予定はない。

今のところは、だけど。

 

アラカン、それ以上のあなたはどうですか?

 

ところで最近、有名人の中でも亡くなる方が多く、

今日は瀬戸内寂聴さんと細木数子さんという

スピリチュアル界(?)の大御所が亡くなったのを知った。

 

しかし正直、このあたりの人になると、

不謹慎な言い方だが、

一体誰がまだ生きてて、誰が亡くなってしまったのか、

だんだんわからなくなってきた。

世界はどんどん変わっていく。

 


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日本のごはんがおいしいシンプルな理由

 

先月から「マイナビ農業」の仕事が復活。

といっても今回は取材はなく、

各種資料をもとに

47都道府県の農産物や農業の実情、

新規就農者の教育・技術講習などの概要について

伝えるというもの。

これまでに高知・徳島・鳥取・島根・新潟・富山の

6県をやった。

 

農林水産省は各都道府県の産出額を品目ごとに

細かく集計しており、ランク付けもしている。

たとえば新潟県は全体では13位だが、

米は1位。やっぱコシヒカリ強い。

ちなみに全体のベスト3は、北海道、鹿児島、茨城。

北海道は全般にわたって強く、

鹿児島は肉・玉子類、茨城は野菜が強い。

 

そんなわけでどこも

新しいお米・新しい野菜・新しい果物などの

開発・生産・販売に一生懸命になっている。

 

生産効率の向上に取り組んだり、

ブランド品をプロデュースしたり、

そして農業従事者の高齢化が著しいので、

若者(農業の世界では40代でもまだ若者である)の

就農者を増やそうと躍起になっている。

 

あちこちデータを見て思ったのは、

こんなに各地域が農産物を作って売るのに

がんばって競争している国って、

ほかにもあるのだろうか?

ということ。

こりゃ日本がグルメ大国になるわけだ。

 

安い日用のものから高級食材まで

バラエティ豊かな食べ物を届けてくれる

農業者の人たちには頭が下がる思いになる。

 

おりべまこと電子書籍

ロンドンのハムカツ

「食」こそ、すべての文化のみなもと。

その大鍋には経済も産業も、科学も宗教も、日々の生活も深遠な思想・哲学も、

すべてがスープのように溶け込んでいる。

「食べる」を学び遊び語るエッセイ集。

もくじ

・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!

・お米を研ぐ理由と人間の味と匂いの話 

・永遠の現物支給

・ロンドンのハムカツ

・インヴァネスのベーコンエッグ ほか

 


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義母とざしきわらしとちっちゃいおじさん

 

「ざしきわらしに勇気の歌を」というのは、

認知症の老人がざしきわらしに出逢うお話だ。

1年ちょっと前にひらめいて書いてみたのだが、

これが正夢になりつつある。

 

というのも最近、ときどき義母の部屋に

ざしきわらしが出没するらしいのだ

 

なんだか誰かと話してる声が聞こえて来たり、

ときどき唐突に

「あの男の子、どこに行っちゃったの?」とか

3時のおやつをあげると

「あの子と一緒に食べちゃった」などという。

 

べつに怖がったりすることもなく、

わりと楽しんでいるようなので、

「そうですか。それはよかった。

また遊びに来てくれるといいね」

などと適当に合わせている。

 

ざしきわらしは家を裕福にしてくれる

良い妖怪なので何も心配ない。

ついでに僕たちにもハッピーのおこぼれを授かりたい。

 

ただ、ざしきわらし体質になると、

いろいろ他のもついてきてしまうようだ。

 

今日は昼間、久しぶりに早く仕事を済ませて

余裕があったので、

2時間近くかけて大宮八幡宮を往復した。

するとなぜか帰り道、

「あの男の子は?」と言い出した。

 

ざしきわらしが出張してきたのかと思ったら、

川の向こう岸を歩いているおっさんを一生懸命探している。

義父(夫)の面影を追っているのか、

それとも大宮八幡で「ちっちゃいおじさん」を見てしまったのか?

 

何人ものちっちゃい子どもたちから

大宮八幡での「ちっちゃいおじさん」の目撃談を聞いた。

 

どう認識してるのかはともかく、

認知症の義母にも見えるのだ。

奇しくも七五三詣での腕の真っ最中でもある。

ちっちゃいおじさんたちも

元気に走り回っているに違いない。

もちろん僕にはさっぱり見えないけど、

 

ちっちゃいおじさんに逢いたい人は、

ちっちゃい子供か、認知症の人を連れて行くと

何万分の1くらいのチャンスはあるかもしれない。

 

あなたも、ちっちゃいおじさん情報、

そして、ざしきわらし情報、

ありましたらお寄せください。

 

電子書籍:おとなも楽しい少年少女小説

ざしきわらしに勇気の歌を/おりべまこと

ロボット介護士に支えられて余生を送っている寅平じいさんが、ある日、林の中を散歩していると不思議な子どもに出逢う。

その子を追って木の穴に潜り込むと、奥には妖怪の国が広がっていた。

子どもの正体はざしきわらし。

ざしきわらしは最強の妖怪“むりかべ”の脅威から人間を守るために闘うので、応援してほしいと寅平に頼む。

寅平はこれぞ自分のミッションと思い、闘うざしきわらしのために勇気の出る歌を歌う。


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キンドル・ペーパーバックの可能性

 

Amazon Kindleから電子書籍を

これまで14冊出した。

あと年内に2冊出そうと思って、

新作小説とエッセイ集を作成中だが、

最近、Amazonが

これを紙の本にするというサービスを始めた。

 

これは驚いた。

紙の本と言っても、本屋で売っているような

きちんと装丁されたものでなく、

いわゆるペーパーバック、

パンフレットの少し厚いもののようだ。

(まだ現物を見ていない)

 

ただ、今ある電子書籍の原稿を

そのまま使えるかと言うとそうではなく、

いろいろ細かく設定し直さなくてはならず、

けっこう手間暇はかかるようだ。

 

しかしPC上で入稿さえすれば、

電子と同じく、その後はめちゃくちゃスピーディーで、

2,3日fで発売できるという。

 

ロイヤリティ(印税)は電子が70%に対して、

こちらは60%と安め。

しかもそこから紙代とか印刷代とかのコストが引かれる。

白黒に比べ、カラー印刷は当然高くなる。

まだちゃんと計算してないが、

相当売れなくては利益は出なさそうだ。

 

しかし、使い方によってはPR素材として最適である。

売る必要はない。

たとえば自分で何十部とか買い取って

ビジネスの相手に配るとか。

たぶんチラシやカードを作ってまくコストと

ほとんど変わらないだろう。

 

なんだかんだと言っても、

まだまだ大多数の人は、

デバイスの画面で本を読むのは抵抗がある。

 

自分や会社や商品やサービスを

ストーリー付きで売りたいときには

最高のツールとなる。

 

ペーパーバックだから、装丁された本ほど立派でないが、

その分、相手は割と軽い気持ちで受け取れる。

 

よほどのがファンや信者でない限り、

「私の自伝です」とか、

「わが社のヒストリーです」とか言われて、

ドーン!と重たい本を渡されても困惑する。

 

その点、ペーパーバックなら、

面白かったらマジで読んで本棚に置いといても、

パラパラ読んでつまんなかったら、

ゴミ箱にポイでも心が痛まない。

(著者としては少しは痛んでほしいだろうけど)

 

もちろん写真や紙質のクオリティにこだわる場合は

不向きだと思うが、

いろいな活用法があるのではないだろうか。

 

Kidle出版社者としては一度試してみて、

企画を考えて、提案していきたい思っている。

2022年最初の課題はこれだね。

 


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週末の懐メロ55:アローン・アゲイン/ギルバート・オサリヴァン

 

秋風に吹かれると口ずさみたくなる曲の一つ。

アイルランド生まれのイギリス人シンガーソングライター、

ギルバート・オサリヴァンが1971年にリリース。

 

その時は小学生なので、

たぶん初めて聴いたのは中学生になってから。

ラジオの深夜放送で、

たぶん秋が深まって来た今ごろの季節だと思う。

(脳内で記憶を捏造している可能性はあるが)

 

20歳くらいの頃、友だちが

僕が住んでいたアパートのそばの

ゴミ置き場に捨ててあった、

小さなシングル盤レコード専用の

ポータブルプレーヤーを拾ってきて

僕の部屋でこの曲のレコードを

えんえん繰り返し聴いていたことを憶えている。

 

そいつはもう死んでしまったが、

そんなくだらないことばっかりよく思い出す。

 

ちょっぴり切なさはあるけど、

乾いた明るさを持った覚えやすく、歌いやすい

ミディアムテンポの心地よいメロディ。

 

好きな女の子に振られた男が、

「またひとりになっちゃたよ、当たりまえみたいにね」

と、ヒューッと口笛吹きながらつぶやいて、

もうあの子のことは忘れちゃおう、

でも忘れられないなーー

そんなふうに歌っていると、ずっと勝手に思っていた。

 

ところが最近、ちゃんとした歌詞・訳詞を知ってびっくり。

あまりにシリアスで重い内容なのだ。

ちょっとダイジェスト版でご紹介。

 

少し経っても この気分が晴れなければと

自分に約束したんだ

近くの塔に登って身を投げるのだ 

打ちのめされた人間が

どんなことになるか

きみに知らせてあげるために

 

教会に佇んでいると 周りの人たちが言う

「もう充分だ 彼は婚約者に見捨てられ

 私たちがここに残る理由は無い」と

僕らは家に帰ることになるだろう

自分から仕掛けたように

僕はまた一人になった 当り前のように

 

この世界にはまだ他にも

救われない心がたくさんあって

誰にも治してもらえないまま

忘れ去られていく

僕らはどうすればいいのだろう

何をしてあげられるのだろう

また一人になってしまった 当り前のように

 

何年も前のことを振り返る

前にもこんなことがあったなと

思い出したよ 父が亡くなったとき

僕は泣き明かして 涙もろくに拭わなかった

そして母は65歳で死んだ

僕は理解できなかった 

なぜ彼女が愛した唯一の人を奪われて

傷ついたまま生きていかなければならなかったのか

 

母はだんだん喋らなくなっていった

僕が励ましたのにも関わらず

そして 彼女が死んだとき

僕は一日中 泣き続けた

そしてひとりぼっちになったんだ 当然のように

また一人になるんだ 当たり前のように

 

曲と詞とのギャップに驚くが、それ以上に

こんな歌を世に送り出してヒットさせた

ギルバート・オサリヴァンの才能と、

この曲の持つ芸術性に高さに

50年後の今、改めて感心する。

 

この時代、60年代・70年代の

ポップミュージックは、

若者たちがこれからの人生を思い描き、

愛も自由も、生も死も好きなように

想いを奏でられる時代だった。

 

だから聴く人たちは、こんな絶望的な歌からでも

自由に自分を表現し、自由に生きていいんだという

希望のメッセージを感じとることができた。

芸術性を見出し、世界を広げることができた。

そこに「アローン・アゲイン」の世界的大ヒットの、

そして後世に残る名曲になり得た秘密があるように思える。

 


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認知症の義母と散歩中のワンちゃんと演じるシュールな野外劇についての断章

 

人間というのはとても複雑で面白い。

義母といると良い勉強になる。

 

基本的にこの人はあんまり生き物が好きではない。

ところが、なぜかそれを認めたがらない傾向があり、

時々、自分が飼っていたというイヌやネコの話をしたがる。

動物をかわいがる自己像を大事にしているのかもしれない。

 

そのせいか、散歩中の犬とすれ違うと、

たいてい「わぁ、かわいいワンちゃん」と大きな声を上げる。

100%本心ではなく、

連れている飼い主さんに気を遣っている部分が大きい。

 

しかし、多くの犬は「かわいい」という言葉がわかるので、

尻尾をふって寄ってくる。

そうすると、ビビッて引いてしまう。

 

しょうがないので代わりに僕がその犬を撫でてあげると、

義母と犬と飼い主さんの間で平和で安定した場が成り立ち、

なんとなく一つのエピソードが完結する。

 

それでたぶん、その飼い主さんから見ると、

義母は「イヌ好きな良い人」というイメージとして残る。

 

義母のほうはその場を離れたとたん、

犬のことも飼い主のことも忘れている。

 

それで橋を渡って折り返してくると、

同じ犬と飼い主さんに出くわすことがある。

すると、先ほどと同じシーンが繰り返される。

 

飼い主さんは顔で笑いながらも内心、

「さっきも同じことしたんだけど・・・」

と思っている。たぶん。

 

僕も敢えて「認知症なんで・・・」と説明することなく、

同じことを繰り返す。

なんだかシュールな野外劇のようだ。

 

ネコに対しては、飼い主さんがいないので、

「かわいいわね」と言いつつも、

僕が対話しに行くのを、ちょっと距離を置いて見ているだけ。

ソーシャルディスタンスを守っている。

 

そのくせ、離れるとまたもや

「私の家も子どもの頃はネコを飼っててね」と

言い出したりする。

 

この人、じつは幼い頃、女中さん・使用人がいる

目白のお屋敷で育ったお嬢様である。

とは言っても、それは4,5歳までのことで、

認知症になる前も、そんな記憶はほとんどなかったらしい。

 

けれども時おり、本当に、あ、そうだったのかなと思う時もある。

時々発症する「カエル病」も

そのお屋敷のイメージがどこかに残っていて、

魂がそこに帰ろうとするらしい。

 

そうすると、僕はさながら

おつきのじいやといったところかもしれない。

なんとなく「ちびまる子ちゃん」に出てくる

花輪君のおつきの「ひでじい」を思い浮かべる。

 

黒塗りのリムジンは運転できないが

そういう設定で面倒を見ると、

また面白くなる気がする。

 


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小室眞子さんに自由に幸福になってほしい

 

眞子さんには自由になってほしい。

そして自分の幸福を追求してほしいと思う。

もちろん、小室氏にも。

 

一度ニュースを見たら、

次から次へとスマホにネットニュースが入ってくる。

眞子さんと小室氏の結婚の話。

 

ストーリーの詳細はよく知らないけど、

小室氏の母のかつての婚約者の男が、

彼を大学に行かせたいという親心を抱いた。

男は彼女の願いを聴いてお金を出した。

これは男として最高にカッコいい。

 

ところが、それを小室氏が眞子さんと婚約したとたん、

カネが入ると思ったのか、

「あのカネ返せ」と言い出した。

これは男として最低にカッコわるくて、情けねー。

 

元婚約者について、僕は昭和の人間なので

「おまえに男のプライドはないのか」と、

本当にあきれ返ったよ。

 

いずれにしても、それで大騒ぎになり、

騒げば騒ぐほどこじれていく。

説明不足だの、あとあとの対応が拙かったのはわかるが、

これ、どこをどう見ても

小室氏に非はないではないか。

 

彼はただ勉強して、自分が望む職業について

人生を切り拓きたかっただけである。

 

ところが彼を標的にバッシングが起こった。

バッシングしている人たちの真意が見える。

その人たちは、

他人が持っている地位とか権威とかにすり寄って、

いい暮らしがしたり、おいしい思いをしたい。

そんな人たちだ。

自分はそういう幸運に恵まれないのに、

この男は皇族の娘にすり寄ってうまくやりやがった。

 

羨ましい、妬ましい。憎たらしい。

 

あれこれ理屈を並べ立てて正論化しているが、

そういう醜い感情にへ理屈をつけて、

やれ日本人としてどうの、

皇族の在り方がどうのと懸命に

まっとうなことを言っているように見せかけている。

 

ただ羨ましいだけ。

妬ましいだけの話だ。

 

小室氏の真意は知らない。

そりゃ相手は皇族のお嬢さんだから

一般人の恋愛・結婚と違ったものになることぐらい

わかっていただろう。

メリットのある結婚だ。

眞子さんを利用しようという気持ちがゼロだったとは思わない。

 

けどね、打算も思惑も妥協も忖度も何もなく、

100%、この人が好きだという思いだけで

結婚する夫婦がどれだけいるというのか?

 

むしろ100%の恋愛なんてすぐに終わってしまって、

結婚生活なんて長続きしないのではないか。

 

利用ということでは、むしろ眞子さんのほうが

小室氏を利用したのではないかと思う。

あの家を出るために。

 

責められることではない。

女性には息苦しい家から脱出するために

結婚という手段、救いがあるのだ。

自分の自由と幸福を追求するために

たとえ100%の恋愛感情でなくても、

男を利用していい。

 

今の時代、皇族なんぞに生まれても

いいことなんてほとんどない。

 

選んで生まれついたわけでもないのに、

よけいなところからいっぱい干渉されて、

ささやかな自由も許されない。

自分の感情を出すことも許されない。

 

皇族の品位を守れ?

国民の尊敬と愛情がある?

そんなものより自分の自由と幸福を追求する方が大事だ。

 

特に平成生まれの若い子たちは

みんなそう思っているのではないか?

あんな環境に置かれて、

精神がおかしくならないほうが不思議なくらいである。

 

眞子さんは5、6年前のイギリス留学の記憶が

あったのだろう。

1年間だけでも息苦しい日本から出られてよかった。

だから外国に行くのは正解だ。

 

みんな、1年でも2年でも

出来るだけ若いうちに外国で暮らしてみたほうがいい。

どこの国でもあちこちおかしなところがある。

日本もかなりおかしい国であることが

外国で暮らすとよくわかるだろう。

皇族を続けるにせよ、辞めるにせよ、

そうした経験は必要だ。

 

眞子さんはやめることを選んだ。

彼女と妹の別れのハグを見て、

「リアルアナ雪」なんてコメントがあったが、

あの歌のように「ありのままに」生きてほしい。

 

小室氏が弁護士試験に落ちてしまって

厳しい暮らしになるとは思うが、

このまま日本にいて、

あの家の中で澱んでいるより全然マシである。

 

騒いでる日本のアホどもにアカンべーして、

早くニューヨークに飛んで、

二人で新しい生活をスタートしてほしいと思う。

そして、自分なりの幸福を追い求めてほしい。

 

ついでにいつか心安らぐときが来たら、

僕に回顧録を書かせてくれないかな。

 


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変わらなくてよかったね

 

11月の訪れ。

赤とんぼも飛ぶうららかな秋の日々。

 

コロナで自宅待機者が大勢死んでしまったことも、

自殺者・失業者があふれたことも

みんな、あっという間に忘れてしまった。

 

選挙での自民党大勝利のいちばんの要因は、

コロナが収まったことだろう。

もちろん、野党がダメダメなことも大きいけど。

 

十分とは言えないまでも、平和な日常が戻り、

2年前と同じような生活が送れるメドがつけば、

「ま、いいんじゃね? わざわざ変えて波風立てなくても」

という心境になるのは自然。

ある意味、日本人はとても賢くて優秀なのだ。

 

政治に限らず、企業だって

もう30年くらい前から、

変えよう、変えなくては、

変わるぞ、変わります、変わっちゃえ、へんし~ん!

と、掛け声だけはうんざりするほど聞くが、

一向に変わる気配はない。

 

そうこうしているうちに昭和の人たちは、

「僕たちがんばったから、

あとは任せたから

がんばってねー。

老人の面倒見てね。

地球環境のこともよろしくねー」

と言って、この世から去っていく。

 

いつかは変わる日が来るのだろうか?

いつの間にか変わってた、よかったねー、

大過なく変わって、と、そんなことを言える日が。

 


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世界のEnding Watch キャンペーン to be continued

 

ハロウィーンも選挙も終わっちゃったけど、まだキャンペーンやってます。

これからは死生観が問われる時代。

世界のエンディングの伝統や実態に目を向けてみよう。

 

ハロウィーンの原型となったメキシコの「死者の日」をはじめ、伝統的な風習から現代の各国のエンディング事情まで。

鎌倉新書発行の葬儀・供養の業界誌「月刊仏事」の連載をまとめたエッセイ集。

 

この本で世界のエンディングを旅してみてください。ハロウィーンの特別無料キャンペーン実施中!

11月1日(月)16:59まで。

 

もくじ

・わたしを忘れないで(メキシコ)

・ラストドライブ最後の旅(ドイツ)

・メモリアルベンチ(イギリス)

・安楽死できる国は幸福か?(オランダ)

・葬式ストリップショーに禁止令(中国)

・地球環境にやさしいコの死装束(アメリカ)

ほか全23篇

 


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週末の懐メロ54:ロックバルーンは99/ネーナ

 

1983年、ドイツで生まれたロックナンバーが

翌年、アメリカをはじめ、日本やイギリスなど、

世界中を席巻した。

 

わたしに時間をくれたなら

あなたのために歌ってあげるよ 

地平線の彼方へ飛んで行った

99個の風船の歌よ

 

抜群にノリがよく、

メロデイーもサウンドも歌声もキュート。

明るくポップでパワフルな、

まさしく1980年代屈指の世界的大ヒットだが、

内容は反戦の意思を志を秘めた寓話の世界の歌だ。

 

風に乗って飛んで行った風船を

敵国の爆弾と勘違いして、

軍人や政治家が大騒ぎして

攻撃を仕掛けるさまを

ちょっとコミカルなメルヘンのように歌う。

 

99年間の戦争の果て、勝者なんて誰もいない

国もない 大臣たちももういない 

戦闘機の影もない

 

いつもの道を歩いて行ったら

瓦礫の街の片隅に 1個の風船を見つけたの

そしてあなたのこと思いながら 空へ飛ばしたの

 

「ネーナ」はこの曲を世に送り出したバンドの名前であり、

ヴォーカリスト・ネーナ・ケルナーの名前でもある。

もともとはスペイン語で

「ちっちゃな女の子」という意味らしい。

 

最初にドイツと書いたが、正確には1983~84年は

「西ドイツ」だった。

当時はまだベルリンの壁が存在し、

ドイツは西と東に分断されていたのだ。

 

その壁が崩壊したのは、この曲のヒットから

5年後の1989年11月9日。

32年前のことである。

 

ベルリンの壁の崩壊は、

アメリカとソ連の冷戦終結を意味していた。

対立と分断の時代が終わり、世界中の人々が手を取り合い、

より良い世界が訪れる――

多くの人がそんな、限りなくリアルな夢を抱いた。

 

けれども現実はそんなに単純なものではなかった。

世界は新たな混乱と暴力と分断の時代に

入ってしまった。

32年経ったけど、

いまはまだ夢の途中なのだろうか?

 

ふたたびネーナの話。

バンドは解散し、ヴォーカルのネーナは一時引退し、

5人の子どもの母となり、そして歌の世界に帰って来た。

この「ちっちゃな女の子」は僕と同い年である。

 

3年前の映像だが、アラカンでこの若さと元気さ。

親子世代がいっしょに歌う、今なお新鮮なポップロック。

21世紀のロックバルーンに

驚きと感動を抑えることができない。

 

おりべまこと電子書籍

「世界のEnding Watch」

ハロウィーン無料キャンペーン

実施中!

10月27日(水)17:00~

11月1日(月)16:59


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ロンブー田村淳氏の会社itakotoの「私の心のこり展」

 

株式会社鎌倉新書の葬儀供養業界の業界誌・月刊仏事の

ライターとして毎月、記事を書いている。

ニュース欄も担当しているので、毎月、月末になると

プレスリリースを見てネタを探すのだが、

今朝アップされていたリリースが興味深かった。

 

ロンドンブーツ1号・2号の田村淳さんが

一昨年設立した会社「itakoto(イタコト)」が

「私の心のこり展」という展示会を開いたという

ニュースである。

 

この展示会は先週の週末、

10月23・24日に東京の渋谷にある

「渋谷シブテナスペース」

というところで開かれたもので、

イベント告知ではなく、事後情報である。

 

時節柄、大勢押し寄せて密にならないようにと

配慮をしたのか、

あまり大きな告知はしていなかったようだ。

にもかかわらず、500人ほどの人が来場したらしい。

 

展示会のコンセプトは

「心のこりに覆われる日」。

 

「この世から、心のこりをなくしたい」を理念とする

itakotoが、

人々に心のこりが生まれないよう意識してほしいと

企画した展示会で、

田村さんも初日にはあいさつに来たらしい。

 

このitakotoという会社は、

遺書動画サービスを事業としており

田村さんが一昨年設立したという。

 

展示会の内容や会社の概要はリンクを見てほしいが、

記事を読んで、改めて“いま”という時代を考えさせられた。

ひとりひとりが死生観をしっかり持っていないと、

この先は人生に美しさも面白さを見出せなくなると思う。

 

おりべまこと電子書籍「世界のEnding Watch」

ハロウィーン無料キャンペーン

10月27日(水)17:00~11月1日(月)16:59

 

ハロウィーンの原型となったメキシコの「死者の日」をはじめ、伝統的な風習から現代の各国のエンディング事情まで。鎌倉新書発行の葬儀・供養の業界誌「月刊仏事」の連載をまとめたエッセイ集。この本で世界のエンディングを旅してみてください。

ハロウィーンに読む本はこれ!

 

もくじ

・わたしを忘れないで(メキシコ)

・ラストドライブ最後の旅(ドイツ)

・メモリアルベンチ(イギリス)

・安楽死できる国は幸福か?(オランダ)

・葬式ストリップショーに禁止令(中国)

・地球環境にやさしいキノコの死装束(アメリカ)

ほか全23篇

 


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ハロウィーンに読もう!「世界のEndoing Watch」

おりべまこと電子書籍「世界のEnding Watch」

ハロウィーン無料キャンペーン

10月27日(水)17:00~11月1日(月)16:59

ハロウィーンの原型となったメキシコの「死者の日」をはじめ、伝統的な風習から現代の各国のエンディング事情まで。

鎌倉新書発行の葬儀・供養の業界誌「月刊仏事」の連載をまとめたエッセイ集。

この本で世界のエンディングを旅してみてください。ハロウィーンの特別無料キャンペーン実施!

 

もくじ

・わたしを忘れないで(メキシコ)

・ラストドライブ最後の旅(ドイツ)

・メモリアルベンチ(イギリス)

・安楽死できる国は幸福か?(オランダ)

・葬式ストリップショーに禁止令(中国)

・地球環境にやさしいキノコの死装束(アメリカ)

ほか全23篇

 


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ハロウィーン無料キャンペーン予告 「世界のEnding Watch」

 

「わたし、死に興味があるんです」

そう大っぴらに言える人はあまりいないでしょう。

でも人間はいつの時代も、ずっと

「どう死ねばいいのか」を考えてきました。

だって、この世に生まれた人は

ひとり残らず、

いつかどこかで死ななくてはならないのです。

だから死に対する考え方はいろいろあり、

国や人種や宗教が違えば死生観も変わります。

 

 ハロウィーンの原型・ディズニー映画の題材にもなった

メキシコの「死者の日」などの先祖供養の風習、

人生最後の旅や最後の晩餐を提供する臨終ケア、

森や土に還り地球と一体化するエコ葬、

死を意識した人なら誰でも一度は考える安楽死の現実、

そして、新型コロナウイルスによってもたらされた

各国の死と葬送の記録などをエッセイにして収めました。

 

このエッセイ集「世界のEnding Watch」は、

株式会社鎌倉新書発行の葬儀・供養の業界誌

「月刊仏事」で2018年6月号から2021年2月号まで

連載した記事を一冊に収録したものです。

 

 死はもちろん哀しいこと・寂しいこと、

深刻なこと・恐ろしいことです。

けれども、なぜだか笑えるところもあったりする、

とてもユニークでユーモラスな事象です。

そして忘れてはいけないのは、

生きているからこそ、そう考えられるということ。

 

死を取り巻く古今東西の人々の

様々な思考や行動をつぶさに見ていくと

人間という生き物がとても愛おしくなります。

死について思いを巡らせられるのは生きている証。

あなたも一度、日本社会の常識の囲い、

日常生活の常識の囲いからちょっとだけ出て、

この本で世界のエンディングを旅してみてください。

 

10月27日(水)17:00~11月1日(月)16:59

 明日からハロウィーンの特別無料キャンペーン実施!

 

もくじ

・わたしを忘れないで(メキシコ)

・ラストドライブ 最後の旅(ドイツ)

・メモリアルベンチ(イギリス)

・安楽死できる国は幸福か?(オランダ)

・葬式ストリップショーに禁止令(中国)

・地球環境にやさしいキノコの死装束(アメリカ)

ほか全23篇

 


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2022年へゆるゆる助走

 

先日、AI開発に関する本の執筆協力を

させていただいたところ、

12月に東京ビッグサイトで開かれる

「中小企業 新ものづくり・新サービス展」の

ご招待をいただいた。

 

ポストコロナの時代、

社会を変えていく産業・技術・ビジネス

を考える上で、とても面白そうな展示会だ。

 

また、今日は久しぶりに渋谷に降り立ち、

某有名大企業の新サービスについての取材をしてきた。

 

話していて感じたのは、

持続可能社会とか、SDG'sとか、循環社会とか、

きれいごとのお題目だよ、世の中カネだろカネ、

と思ってたいたことが、

すでに古い価値観になりつつあるなということ。

(とはいえ、カネがモノを言うことは変わらないんだけど)

 

べつに大企業だから、というわけではないけど、

ちゃんと突っ込んで話を聴くと、

体裁の良いコンセプト文だけでなく、

ちゃんと広くアンテナ張って、

中長期を見つめて企業活動やっているなと感心した。

 

いずれにしても、社会はいろんな技術を使って

本気でSDG'sに向かって舵を切り始めている。

そこんとこの新しい価値観をしっかり身に着けることが、

これからの時代をを生きていくポイントだなと思う。

 

今年も残りあと2カ月。

2022年へのゆるゆる助走し始める。

 


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秋晴れの焼きいもと安心のオナラとコロナ再来の不安

 

5月の連休以降、

姿を消していた公園の焼きいも屋の屋台が帰って来た。

 

イモ類に目のない義母は買う買う、食べたいと訴える。

1個買ってお昼のデザートに食べたら

プップーとオナラが出てしかたない。

 

さわやかな秋晴れの青空に

オナラが舞い上がっていく。

日曜日で良い天気。

暑さもコロナも過ぎ去った。

みんな気がゆるみっぱなし。

おしりの穴もゆるみっぱなし。

子どもも大人もプップ、プップ。

オナラの嵐が巻き起こる。

 

感染者激減から1ヵ月。

もう日本人はみんなコロナのことなんか忘れている。

ところが。

解放感に水を指すつもりはないけど、

イギリスやシンガポールをはじめ、

海外ではすでにコロナがぶり返している。

 

ワクチンを打っていてもかかる。

デルタプラス。

デルタ株の進化型。

死んだり重症化したりしないから大丈夫だとか言ってるけど、

本当か?

ワクチンを過信してないか?

医療体制はちゃんとと整えているんか?

 

解放感に水を差すつもりはないけど、

安心してオナラをかましていられる平和な日常は

いつまで続くのか?

年末や正月は大丈夫なのか?

 

コロナはすかしっぺのように

サイレントモードで潜伏しているのかもしれない。

わりと不気味に感じています。

プシューっ。ス~っ。

 

 

電子書籍・長編小説

オナラよ永遠に

 

オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。

読みだしたら止まらない面白さ。

オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。そして人生の常備薬に。


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週末の懐メロ53:スリラー/マイケル・ジャクソン

 

ハロウィーン近しと言うことで、ちょっとベタだけど、

何の説明もいらない、1982年発表の同名アルバムの

超ヒット曲。

 

マイケル・ジャクソンは10歳の頃から

ジャクソン5の一員として活躍しており、

全米のアイドルだったが、

このソロ第2作のアルバム「スリラー」で、

他の追随を許さない世界のビッグスターに駆け上がった。

 

めちゃくちゃ久しぶりにミュージックビデオの

フルバージョンを見た。

40年前は画期的なビデオだったが

映像技術が発達した現代の視点からは、

割とチープなつくりに見えてしまう。

そこがまた面白かったりもする。

 

チープなのは映像技術だけでなく、

マイケル・ジャクソンの芝居もだ。

裏とダンスはこの頃から超一流的だったが、

芝居はチープでへたくそで、そこがまた楽しい。

 

そして何と言っても、まだ若くて、と言うかガキっぽくて、

そのへんにいる女の子とイチャつくのが大浮きな

おにーちゃんという感じが、たまらなく良い。

 

彼がすでにこの世から旅立って10年以上経つ今、見ると、

こうしてオバケごっこをやっていた時代が、

マイケル・ジャクソンにとっても最も幸福で、

ミュージシャンとしても頂点だったんじゃないか

という気がしてくる。

 

この「スリラー」をきっかけに超大物になった彼は、

その後も歌とダンスに磨きをかけ、

世界一のエンターテイナーになった。

それはいい。

 

けれども黒い肌が白く変わり、

整形を繰り返していくさまは

とても痛々しくてまともに見ていられなかった。

 

当時、彼は白人になろうとしているなどと言われたが、

どうも肌が白くなるのは一種の病気だったらしい。

また、ステージや撮影中のケガなどによって

整形も余儀なくされていたようだ。

 

彼としては音楽の仕事に集中し、

持ち得る技をより高みに引き上げることが

唯一、自分自身を救う手段だったのではないか。

 

1990年代以降のマイケル・ジャクソンは、

つねに世界の人々の熱狂の渦の中にいて、

「キング・オブ・ポップ」の称号を手に入れた。

けれども、それと引き換えに

何かとても大切なものを失ってしまった。

 

いろんな事象が絡み合い、

自分ひとりでは抗えない、何か大きな世界の力、

ポップスターの神を求める人々の想念の渦みたいなものに

取り込まれてしまった。

そんな感じがする。

 

僕にはマイケル・ジャクソンを死へ追い詰めていった

世界の力、神を求める大衆の想念のほうが

「スリラー」に思える。

 

 

電子書籍 ハロウィーン無料キャンペーン予告

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10月27日(水)17:00~11月1日(月)16:59

 

ハロウィーンの原型となったメキシコの「死者の日」をはじめ、伝統的な風習から現代の各国のエンディング事情まで。

鎌倉新書発行の葬儀・供養の業界誌「月刊仏事」の連載をまとめたエッセイ集。

もくじ

・わたしを忘れないで(メキシコ)

・ラストドライブ 最後の旅(ドイツ)

 

・メモリアルベンチ(イギリス)

・安楽死できる国は幸福か?(オランダ)

・巣式ストリップショーに禁止令(中国)

ほか全23篇


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終わってゆく母との再会

 

昨日は名古屋に行って母と会ってきた。

コロナでずっと行けなかったので、

会うのは約2年ぶりである。

 

母は昨年(2020年)4月から施設に入って暮らしている。

月に一度くらい電話はしていたので、

それなりに元気なのはわかっていたが、

正直、実際どうなんだろう?

今の姿を見たらちょっとショックを受けるかも

・・・と、ちょっと怖った。

 

感染症対策として

家玄関のガラスドア越しの面談。

 

とても穏やかで優しい顔をしていた。

そして誤解を招く言い方かも知れないが、

半分、この世の人ではなかった。

もう終わっていく人の顔だ。

 

92歳。

今は元気な90代の人も多いが、

母はこのあたりがゴールのようだ。

 

認知症と診断はされてないが、

もういろんなことを忘れている。

辛うじて僕や妹の顔はわかるが、

うちのカミさんや息子(孫)などのことは

あやふやなイメージのようだ。

なのでうちの家族のここ10年くらいの写真を

ちょっとしたアルバムにして持っていったが、

見てもやっぱりあんまりわかっていないようだった。

 

「お父さんが死んでもう13年になるから

そろそろ迎えに来るかもね」といったら、

「そうだといいねー」と言っている。

だけど、もうお父さんの顔も忘れちゃったけどねーと

笑って言っている。

 

だんだん食べる量も減っているらしいが、

終わる身体にそんなにエネルギーは必要ないので、

ごく自然なことだと思う。

お土産のクッキー、食べきれるかなぁ。

 

半ば僕の願望が混じっているが、

人間、こんなふうに終わるのが理想だよねー

という終わり方なのかもしれない。

 

母にまだ仕事が残っているとしたら、

子どもである僕たちに、人間、おしまいはこんなものだよ、

と僕らに教えることなんだろうと思う。

 

穏やかなおしまいが訪れますように。

 


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感動!カネテっちゃんの「ほぼカキフライ」

 

名古屋の人間はみんなエビフリャーが大好物、

というレッテルを貼られてまって、

はや40年ぐりゃー経ったもんでよ、

今や、名古屋の裕福な子どもはエビフリャーを

くわえて生まれてくるとか、

名古屋の年寄りは最期の晩餐にエビフリャーを喰って死ぬ、

という都市伝説さえあるらしいわ。

 

そんだもんだで名古屋出身のおまえもそうなんだろうと

よく言われるけどよ、

おれはエビフリャーよりカキフリャーのほうが好きだがや。

フリャーを格付けすると、

1、カキ、2.イカ 3.エビ だでよ。

 

というわけで標準語に戻ると、

やっぱり好物はカキフライである。

 

僕の場合、カキが好きなわけでなく、

カキフライが好きなのだ。

生ガキやカキなべなどはこのまま一生、二度と喰えなくても

何の悔いもないが、カキフライはそうはいかない。

 

もしかしたら最後の晩餐として選ぶのは、

ソースをたっぷりかけてカラシをちょいちょいとつけた

アツアツのカキフライと白いほかほかごはんかも知れない。

ああ、またカキフライの季節がやって来た。

うれしい。

 

ところが、である。

家ではカキフライは食えない。

なぜかというと、

カミさんがカキフライがダメだからである。

 

しかもたちの悪いことに彼女は嫌いなわけではなく、

「好きだけど食えない」という立場なのだ。

 

聞くところによると、食べられた時期もあったようだが、

2,3度あたって、以降、僕と付き合い始めた頃には

まったくダメになっていた。

しかし、「おいしかった」:という記憶は持っている。

これは厄介だ。

 

こんな人間を前に、「おれは大好物だでよう」と言って、

ガツガツ見せびらかすようにカキフライを喰うなんて、

デリカシーのないことは僕にはできない。

てか、気が弱いので怖くてできない。

なので毎年、こっそり外食して素知らぬ顔をしていた。

 

しかし今年、確かお盆過ぎだったか、スーパーで

「ほぼ大粒カキフライ」という代物に出会い、

わが家のにポッとロウソク程度の灯りがともった。

 

この「ほぼ大粒カキフライ」なるものの正体は、

かまぼこというか練り物で、

おでこに豆絞りハチマキのおなじみキャラ、

かねてっちゃんのカネテツの製品である。

 

「ほぼカニ」とか「ほぼウナギ」とか、

あくなき挑戦を繰り返すカネテツが放った

ホームラン、とまでは言わないまでも、

タイムリークリーンヒットくらいの価値はある。

 

サミット(スーパー)の安売りで150円くらいのとき

(普段は198円で売っている)、買ってきて

喰ってみたら、「おお、これは・・・・」と

思わずうなった逸品だ。

 

ちゃんとカキフライのちょっと磯っぽい味と、

ふんにゃりした食感を見事に再現しているのには敬服した。

すばらしい技術力だ。

やるじゃねえか、カネテっちゃんよ。

 

さすがいに衣のサクサク感だけはイマイチだが、

まぁ、揚げてからちょっと時間のたった

カキフライと思えば問題ない。

 

トースターであっためて、

ソースやタルタルソースをかけて食べれば十分イケる。

 

何よりカキが食べられなかったカミさんが、

もどきとはいえ、

カキの風味を十分に楽しめる。

なので1パック4つ入りなので、彼女に2つあげて、

僕と義母で1個ずつ食べる。

 

アレルギーでカキなど貝類NGの人も

これなら大丈夫だと思う。

カネテツのあくなき「ほぼ」への挑戦と追求に

惜しみない拍手を送りたい。

 

あなたもぜひ200円なりの

カキフライもどきを賞味してみてください。

 

こうなると、次なる作品は、いよいよ

「ほぼエビフリャー」だろうか?

名古屋人に「うみゃー」と言わしたれ!

 

 

おいしい食のエッセイ集

ロンドンのハムカツ

もくじ

・想やストーリーでおいしくなる日本食

・肉じゃがは幻想のおふくろの味

・恐竜の唐揚げ

・スーパーマーケットをめぐる冒険旅行

・むかしのコロッケ、みらいのコッケ、まあるいコロッケ

・ドラもんがどら焼きの売り上げに及ぼした経済的効果 ほか

 


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ねこがくる

 

昔から児童公園の砂場でよく見かける看板。

いつから出してるのか知らないけど、

ゆうに30年は変わってないと思う。

 

「ねこがきます」と言ったら

「えー、ネコが来るの、うれしい。

どんなかわいいニャンコがくるんだろう?」と

目をキラキラさせる子どもはいないのだろうか。

 

「ねこが来るまで待ってる」とか

「ねこと遊びたい」と

がんばる子どもはいないのだろうか?

 

ちゃんと「ねこがうんちをしちゃいます」とか、

はっきり書けばいいのに。

 

ねこがくるからニャンなんだ?

とツッコミ入れる人はいないのだろうか?

 

 

楽しい動物エッセイ集

神ってるナマケモノ

もくじ

・ネコのふりかけ

・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?

・ウーパールーパーな女子・男子

・いやしの肉球

・金魚の集中力は人間以上 ほか 全36編

 


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週末の懐メロ52:ノーモア“アイ・ラブ・ユーズ”/アニー・レノックス

 

1995年リリース。「メドゥサ」のトップナンバー。

もともとは「ザ・ラヴァ―スピークス」という

イギリスのバンドが1986年に発表した曲である。

 

それはそれでななかなかいいのだが、

これをカヴァーしたレノックスのバージョンが凄すぎた。

 

おそらくほとんどの人は、

彼女のオリジナル曲だと思っている。

かくいう僕もつい最近までその一人だった。

 

圧倒的な歌唱力に加え、

ひと睨みで男を石にする蛇魔女メドゥサの魔性。

 

悪魔の館か、倒錯趣味の変態秘密クラブか、

奇怪な世界を描いた演劇風のミュージックビデオは、

そこはかとなく楽しくユーモラスでもある。

 

これは現在も世界中を巡演している

男性だけのバレエ団

「トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ」への

オマージュとして制作したらしい。

 

愛を囁く人たちは怪物たちの話をする。

 

「No more "I love you's"」とともに 

歌詞の中で繰り返される「モンスター」とは、

誰もの心の中にいる、もう一人の自分の姿だ。

 

だって人はこぞってハロウィーンに

オバケになりたがる。

年に一度、自分の中のモンスターを解放するのは、

健康の秘訣なのかもしれない。

 

レノックスはこの曲で第38回グラミー賞(1996年)の

「最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞」を

受賞した。

 

ちなみに「メドゥサ」ではチークダンスでおなじみ、

プロコルハルムの「蒼い影」なども歌っている。

これまた圧倒的なレノックス節で素晴らしい。

 


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長生きして何をするのか?  何のために長生きしたいのか? 北斎に学べ

 

葛飾北斎は、言わずと知れた「富嶽三十六景」を描いた

江戸の浮世絵師である。

そして海外の人にも最も良く知られた、

日本を代表する画家と言って過言ではない。

その北斎の話を面白く読んだ。

 

「江戸のジャーナリスト葛飾北斎/千野境子・著」

(国土社)は、10代の青少年に向けて、

北斎の人生を紹介する本だ。

図書館で何気に手に取ってページをめくってみたら、

北斎の絵は1枚も入っていない。

けれども文章はめっぽう面白いし、わかりやすい。

 

江戸社時代の平均寿命は現代に遠く及ばない。

50歳、もっと若くて30歳くらいという説もある。

しかし、みんながみんな若死にしたわけではない。

 

江戸社会の平均寿命が極端に短いのは、

子どもがたくさん死んだからである。

 

考えてみれば、医療が発達し、衛生環境が整ったのは、

この50年くらいの話。

僕らの親世代(昭和ひとケタ生まれ)までは

子どもの死亡率はとても高く、伝染病をはじめ、

ちょっとした患いでバタバタ死んだ。

貧乏な家庭では、飢饉でもあれば普通に間引きも

行われていた。

 

だから子ども時代を無事に生き延びた大人は、

けっこう長生きする人が大勢いたらしい。

 

北斎もその一人で、90歳で大往生を遂げた。

そして死の3ヵ月前まで絵筆を執り続けた。

まさに「生涯現役」を体現した芸術家である。

 

昔の芸術家だし、あの有名な「神奈川沖浪裏」のような

豪快な絵を描くのだから、

さぞや豪放磊落な生き方をした、というイメージがあった。

 

ところが実際は、ほとんど遊ばず、ろくに酒も飲まず、

人付き合いも必要最小限で、健康に気を遣って

ひたすら長生きを願って生きていたらしい。

 

それには大きな理由がある。

彼には絵があったからである。

大好きな絵を描くために長く生きたかった。

 

そして、70になっても80になっても。

頂点はまだ先だ、と自分の伸びしろを信じていた。

 

しかも北斎は死後にやっと認められた芸術家ではない。

人生の半ばで江戸の大人気絵師となり、

人気も栄光も獲得した成功者だった。

 

にもかかわらず、満足も慢心もせす、

自分はまだまだ成長できるのだという

強力な信念があったところがすごい。

 

遊びも贅沢な暮らしもうっちゃって、

ひたすら健康に気を付けていたのは、

少しでも長く、1枚でも多く絵を描きたかったから。

 

そんな「基本理念」に裏打ちされた北斎の人生は、

ユニークで人間臭くて感動的だ。

 

めちゃくちゃカネを稼いだはずなのに、

なぜか死ぬまで貧乏で、最期も長屋暮らしだったとか、

彼が甘やかしたせいで、

孫がとんでもない放蕩者になってしまったのが

汚点になったとか、

なんで?と思える生きざまをあれこれ紹介・考察し、

10代の青少年らに語り伝えているところが面白い。

 

そしてこれは人生100年時代を生きる高齢者が

読むべき本である。

特に戦後の日本人は「定年」「老後」という言葉に

支配されてきた。

今からでも遅くないので、できるだけ早くこの二つの言葉を

頭の中から削除した方がいい。

 

そして北斎にとっての絵にあたるものを見つけないと、

とてもじゃないけど生きていけない。

漫然とめしだけ喰って生きる100年は長すぎるし、

いずれ家族にも疎んじられるだろうし、

おそらくかなり辛い思いをする。

 

財産はおカネだけでは駄目だ。

生きるエネルギーになり得る心の財産がないと。

 

著者の千野さんもこの本を通し、

すべての世代へ向けてそうしたメッセージを

送りたいのだろう。

この方、生年は書かれていないが、経歴から察するに

若くても今、70代半ばである。

自分を鼓舞し、北斎の生き方に学びたいという思いが

ひしひしと伝ってくる。

とても読みやすく面白い本なので、

ぜひ読んでみてください。

 

ちなみに新しいパスポートの査証欄には

「富嶽三十六景」が、

2024年から発行される新千円札には「神奈川沖浪裏」が

刷り込まれるそうです。

まさしく日本の国民的アーティスト・葛飾北斎。

 


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同窓会延期と「いつまでもあると思うな 渋谷スクランブル交差点」

 

 

驚くべきことにコロナ感染者が急に激減した。

ちょっと不気味な感じがするが、

とりあえず素直に喜んで、この1か月あまりは

割と安心して外出できそうだ。

 

でも、この秋、予定していた

専門学校の同窓会は中止・延期にした。

いちおう幹事役みたいなことをやってて、

昨年企画していたが中止。今年もまた、である。

 

3年前にやった時は20人くらい集まって楽しかったのだが、

さすがにいまはまだそういうわけにはいかない。

週末にメルアドのわかるメンバーにはみんな連絡した。

 

人間、いつ死ぬかわからなくて、この仲間もすでに二人、

あの世に行ってしまったので、

このご時世でどうなっているのかわからない。

元気で暮らしていることを祈るばかりである。

 

いつまでもあると思うな、

親とカネと友だちと青春の思い出。

人生は束の間である。

 

全然関係ないけど。コロナでこの2年ほど、

新宿にも澁谷にもほとんど降り立っていない。

 

渋谷はコロナ禍にも関わらず、

再開発工事がやたら順調に進んでおり、

完成の暁には、車両はすべて地下を通ることになるようだ。

 

ということはかの名物、いまや国際的な観光名所でもある

澁谷スクランブル交差点は近々、

消滅するということになる。

 

見慣れた、当たり前の風景もあと5年かそこらで

消えてなくなってしまうのだろう。

 

いつまでもあると思うな、

親とカネと友だちと青春の思い出、

そして、僕らの渋谷スクランブル交差点。

 

「ありがとう、渋谷スクランブル交差点。

今日で君とはお別れだけど、愛した記憶は忘れない」

なんてセリフが今から聞こえてきそうだ。

 

あなたも今年のハロウィーンはオバケになって

渋谷スクランブル交差点へ出向いて

名残を惜しんでください。

 

なんてね。

こんなこと言って密になって騒ぐのを

煽ってはいかんのだろうけど。

 

ハロウィーンの原型・ディズニー映画の題材にもなったメキシコの「死者の日」などの先祖供養の風習、
人生最後の旅や最後の晩餐を提供する臨終ケア、
遺体をキノコの培養体やフリーズドライにして森や土に還すエコ葬、
安楽死の現実、コロナによる各国の死と葬送の記録など。
葬儀・供養の業界誌「月刊仏事」で連載した記事を一冊に収録したエッセイ集。

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週末の懐メロ51:サンシャイン・ラブ/クリーム

 

ハードロックの元祖クリーム。

1968年11月、ロンドンの古式ゆかしい

ロイヤルアルバートホールを

ぶち壊すかのような壮絶なラストライブ。

 

バンドの活動期間はわずか2年半ほどだったが、

エリッククラプトン(ギター)、

ジャック・ブルース(ベース/ヴォーカル)、

ジンジャー・ベイカー(ドラム)の

最強トリオの凄まじい演奏は、

ロック史に巨大な足跡を残した。

 

「サンシャイン・ラブ(Sunshine of Your Love)」は

1967年リリースのアルバム「カラフル・クリーム」に

収録された、大好きなヒットナンバーだ。

初めて聴いたのはその10年後だったけど。

 

僕が高校生の頃は

「レッド・ツェッペリン? 

ディープ・パープル?

ブラック・サバス?

だっせ~。おれはクリーム聴いてるんだよ」

と言えば、なんだか自慢できた(笑)。

アホみたいだけど、要はそれくらい偉大なバンドとして

認識されていたのだ。

 

何と言っても、当時からすでに“神”の称号を受けていた

世界最高峰のレジェンドギタリスト、

エリック・クラプトンが若々しく、

バリバリにロックしていたということが大きい。

 

しかし、聴けばお分かりのように、

ブルースのベースも、ベイカーのドラムも、

クラプトンを圧倒するほどの

凄いエネルギーを放っている。

 

曲の中盤以降はチームワークなどまるで無視して、

ほとんど3人のバトルロワイヤル状態。

最後までこの曲を続けられるのか、

途中で崩壊してしまうんじゃないかと

ハラハラするほどだ。

 

そしてクリーム以上に凄まじいというか、

面白いのが観客。

この頃の客は会場で

平気でタバコ(マリファナか?)を

ふかしながらタテノリしまくっている。

この人たちは今、ほとんどが70代だろう。

 

ハチャメチャな1960年代。

見方を変えれば、思う存分、音楽を楽しみ、

それだけで世界を変えられると、

みんなが信じていた牧歌的な時代。

 

そんな時代の空気を満喫できるこんなライブを、

普通に家にいて観られるとは、

今もまた、それなりにいい時代なんだよな。

 


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世界のEnding Watch 発売!

 

「わたし、死に興味があるんです」

そう大っぴらに言える人はあまりいないでしょう。

でも人間はいつの時代も、ずっと

「どう死ねばいいのか」を考えてきました。

だって、この世に生まれた人は

ひとり残らず、いつかどこかで死ななくてはならないのです。

 

だから死に対する考え方はいろいろあり、

国や人種や宗教が違えば死生観も変わります。

 

ハロウィーンの原型・ディズニー映画の題材にもなった

メキシコの「死者の日」などの先祖供養の風習、

人生最後の旅や最後の晩餐を提供する臨終ケア、

森や土に還り地球と一体化するエコ葬、

死を意識した人なら誰でも一度は考える安楽死の現実、

そして、新型コロナウイルスによってもたらされた

各国の死と葬送の記録などをエッセイにして収めました。

 

このエッセイ集「世界のEnding Watch」は、

株式会社鎌倉新書発行の葬儀・供養の業界誌

「月刊仏事」で2018年6月号から2021年2月号まで

連載した記事を一冊に収録したものです。

 

死はもちろん哀しいこと・寂しいこと、

深刻なこと・恐ろしいことです。

けれども、なぜだか笑えるところもあったりする、

とてもユニークでユーモラスな事象です。

そして忘れてはいけないのは、

生きているからこそ、そう考えられるということ。

 

死を取り巻く古今東西の人々の

様々な思考や行動をつぶさに見ていくと

人間という生き物がとても愛おしくなります。

 

死について思いを巡らせられるのは生きている証。

あなたも一度、日本社会の常識の囲い、

日常生活の常識の囲いからちょっとだけ出て、

この本で世界のエンディングを旅してみてください。

 


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「生きていくなら仕事しなきゃあな」という本

 

高齢社会において「ノスタルジー」は巨大市場である。

だからこういう本は一定の需要があるに違いない。

昨年末にグラフィック社から発行された

「失われゆく仕事の図鑑」が面白い。

 

著者は永井良和、高野光平ほか、全部で8人。

年齢は平均すると僕とほぼ同じか、ちょっと若いくらい。

 

丁寧によく調べてある上に、

写真もたくさん載っている。

文章はそれぞれの実体験も書き込まれていて、

単なる解説でなく、エッセイ風に読めて面白い。

 

僕にとって、この本に載っている仕事の世界は、

かつてのアングラ演劇や

ATGみたいなマイナーな日本映画の世界とつながっている。

 

汲み取り屋、バスガール、流し、押し売り、活動弁士、

傷痍軍人、花売り娘、見世物小屋、三助、ダフ屋、

売血、キャバレーのホステス・・

 

僕が社会に出た頃――昭和の最後の10年間には、

もうこうした仕事はどんどんなくなりつつあって、

多くは、演劇や映画で教えてもらった。

舞台やスクリーンの中には、

こうした得体の知れない人間がうようよいた。

 

 

僕が10代から20代の頃、今から40~50年くらい前まで

人も機械も、きれいで清潔で正義といえない、

時にインチキで、まがまがしいことをやりながら

一生懸命生きていた。

 

そうしたことがひしひしと伝わってきて、

人間が愛おしくなる。

 

そして人間にとって仕事は何なのだろう?

これから先、人間にとって仕事は

どんな意味を持つようになるんだろう?

と改めて考える。

 

生きがい? きれいごとだ。

カネだけ? かもしれないけど、だとしたらさびしい。

 

僕もノスタルジー市場の一員になってしまっているが、

できたら若い衆にも読んでほしい。面白いよ。

 


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ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力・4週連続無料キャンペーンTAKE4

10月2日(土)17:00~10月3日(日)16:59

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キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

 

 

1969年にスタートしたキング・クリムゾンは、

メンバーの中に「作詞家」がいた。

「作詞家」は楽器を演奏しない。

歌も歌わない。

だからライブをやってもステージに立たない。

そんな人がバンドの正式メンバーとして

クレジットされている。

曲自体もすごかったが、

そうした他にないユニークな面もあって、

僕の中でキング・クリムゾンは特別な存在になった。

 

その作詞家――ピート・シンフィールドは、

おそらくキング・クリムゾンのコンセプトメーカーという

位置づけだったのだろう。

当初のクリムゾンはバンドと言うよりも、

一種の音楽プロジェクトのような集団だったのだと思う。

だからアルバム一枚出すごとに

メンバーチェンジを繰り返していた。

 

「風に語りて」はかの名盤「クリムゾンキングの宮殿」で二曲目に収められており、一曲目の荒々しい狂気の世界から一転、イアン・マクドナルドが奏でるフルートの音色が印象的な、平和でやさしい世界を醸し出していた。

 

じつはこの曲、クリムゾンの前身のバンド時代に

原曲があり、ヴォーカルをグレッグ・レイクではなく、

Judy Dybleジュディ・ダイブルという

フォーク系の女性歌手が歌っていた。

 

彼女は1960年代にわずかな作品を残して、

70年代・80年代の英国音楽シーンで

華々しい活躍することもなく消えていった・・・

と思っていたら、なんと、

21世紀になってから復活していたことを最近知った。

 

どういう事情があってのことかはわからない。

おそらく結婚・出産・育児が終わって・・・

ということだと思うが、

30年以上の年月を経ての復活だ。

ミュージシャンの中には

若い時代の栄光にしがみついて沈んでいく人もいるが、

こんな人もいるんだと、ちょっと感心した。

 

人生何があるか。どう転がるかわからない…と思いながら、ジュディ・ダイブルのニューヴォーカル、

ニューアレンジで歌う 

21世紀版「風に語りて」に耳を傾ける。

(2014年7月18日)

 

※追記:ジュディ・ダイブルは2020年7月、

肺がんのため永眠した。享年71歳。R.I.P。

 

●余命9ヵ月のピアニスト

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

●プログレッシヴ・ロックスターの死①:ジョン・ウエットンの訃報、そしてロンドンの寿司

●プログレッシヴ・ロックスターの死②:キース・エマーソンの尊厳死(1周忌に捧ぐ) ほか全33篇


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週末の懐メロ50:エニウェア・イズ/エンヤ

 

1995年末のリリースのサードアルバム

「メモリー・オブ・トゥリーズ」の代表曲。

エンヤという稀有なミュージシャンの

代表曲とも言えるかもしれない。

 

このアルバムはちょうど息子が生まれた頃よく聴いていた。

中世を思わせるケルトの民族ドレスをまとった

エンヤのジャケットがとても神秘的で美しかった。

 

エンヤは1980年代の終わりごろから

アイルランドの歌姫として

世界のミュージックシーンで知られるようになった。

 

その登場は衝撃と言うよりも、

当時のワールドミュージックの潮流に乗って、

まるでひたひたと潮が満ちるように、

いつの間にかそこに存在していたという感じがする。

 

ワールドミュージックは

ごく大雑把に言えば、

現代文明が構築される以前の人間が

どう時間を捉え、どう人生を捉えていたかを

歌と音で伝えるツールである。

 

「エニウェア・イズ」は

人生の謎について問いかけ、答える歌だが、

ポップでありながら宇宙の律動のような響きを持っている。

 

いろいろな人の和訳を拾ってみると

最後のほうではこんな内容のことを歌っている。

 

 

何度やり直しても、どの道を選んでも

また新たな始まりが始まる。

ずっと答を探し求めてきたけど

終わりを見つけることはできない

今ここにあるこの道、

そして、向こうに広がるあの道

どっちを選んでもいい

今、わたしが選んだこの道も

あの頃のわたしが選んだあの道も

みんな始まりに過ぎないのかもしれないし

終わりはすぐそこなのかもしれない

 

 

人間ひとりの脳の中には

さまざまな次元の時間が流れている。

 

親子であっても、夫婦であっても

共有できるのは、そのほんの一部に過ぎない。

広い社会の中ではなおのこと。

 

若い頃は単一方向にしか流れていなかった時間が、

齢を取ってくると、放射状にあらゆる方向に伸び始める。

 

細かく切り刻まれた

現代社会における時間とは対照的な、

山上からな海へ向かって流れ続ける大河のような時。

 

個人の過去。

日本という国・地域の文化に包まれ過去。

ヒトという地球に生きる種族の過去。

 

個人の未来。

日本という文化の未来。

ヒトという種族の未来。

 

それらすべてを孕んで僕たちの現在(いま)がある。

 

始まりもなく終わりもない道をどう歩いてゆくのか。

きっとEnywhere、どこへでも歩いてゆける。

エンヤの歌を聴くと、いつもそんなことを考える。

 

音楽エッセイ集

ポップミュージックをこよなく愛した

僕らの時代の妄想力

4週連続無料キャンペーン

第4回:10月2日(土)17:00~3日(日)16:59

収録33編

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌

●阿久悠の作詞入門

●余命9ヵ月のピアニスト

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

●プログレッシヴ・ロックスターの死①:ジョン・ウエットンの訃報、そしてロンドンの寿司

●プログレッシヴ・ロックスターの死②:キース・エマーソンの尊厳死(1周忌に捧ぐ) 

●勝手にビートルズ・ベストテン

●中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と和訳演奏

●純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡

●人間は幸せに慣れると、幸せであることを忘れてしまう

●義弟のアナログレコードと帰ってきたカレン・カーペンター

●いちご畑で抱きしめて

●ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れとジュリアンの心の修復作業

●抹消された20世紀パンクと想像力の中で生きる19世紀型スチームパンク

●悲しいことなんてぶっとばすロックンロールバンドのモンキービジネス

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」とYESの3文字の秘密

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」と「イマジン」の秘密

●いろいろな人が弾くから、心に響くロンドンのピアノ

●ストリートミュージックが商品になった街ロンドン

●アナログレコードとの再会

●見捨てられた恋人のようだったアナログレコードが、 なぜ絶滅の淵から回帰したのか?

●さすらいのレコード・コレクター:男のバカバカしくて痛快な生きザマ

●クリスマスにちょっとだけ世界と自分を変える

●森田童子の思い出:僕らの時代の子守唄

●自分をリライトする

●よみがえる死者・よみがえる歌:AIの音楽

●20世紀の愛と平和のロックなんて忘れてしまっていた

●だいじょうぶです、なすがままになさい

 


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6600万年前の夢を見て死ね

 

世界中に張り巡らされた恐竜マニアの秘密組織。

アクセスするためのパスワードは

「6600万年前の夢を見て死ね」。

本部はネス湖のあるスコットランドのインヴァネス。

日本支部は、もちろん日本一の恐竜県・

福井県の福井市である。

 

南青山5丁目にはその出張所がある。

見た目は飲食店や名産品ショップの集まりだが、

その奥に潜入すると、秘密の扉が開き、

6600万年前の夢を見ることになる。

 

約3ヵ月ぶりに都心に出張・リアル取材。

じつは福井県とも恐竜とも何の関係もない仕事で、

ここにあるレンタルスペースで

展示会をやっている会社の取材に来たのだが、

久しぶりに目の当たりにした都心の風景に、

つい夢想癖が抑えられなくなった。

 

なかなか味わい深く、妄想のトリガーになり得る

福井のドクター・ダイナソー。

入口に鎮座されておられるので

近所に寄ったらちょっと覗いてみてください。

 


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「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」を読んで デジタル社会に備えよう

 

あいかわらず快調に売れているDX本

「なぜDXはバックオフィスから始めると

うまくいくのか」。

最新情報では紀伊国屋ランキング第3位。

自分も執筆しているのでおこがましいようですが、

DXに悩むすべての中小企業におすすめの良書です。

 

コロナ第5波はほとんど終息したが、

すべてがもとに戻るわけではない。

 

最近取材した企業は、

ほとんどテレワークになって、

オフィスも小さなところに移動したという。

 

今月からかオープンしたデジタル庁も

だんだん本腰になってくるだろう。

ホームページを見たら、

10月10日・11日は「デジタルの日」だそうで、

かの落合陽一氏が動画で呼びかけをしている。

https://www.digital.go.jp/

 

 

「デジタルの日」って何をするのかと思ったら、

優れたDXの取組みをやっている

企業・団体・プロジェクトに対して

「デジタル社会推賞」というものの表彰をするらしい。

これはちょっと気にしておくといいかもしれない。

 

「官公庁のやることなんて」と

馬鹿にする向きもあると思うが、

こうやって国が本気になって動くと、

いつの間にかけっこう大きなウェーブになっていて、

気が付いた時は海の底に沈んでた、

なんてことになりかねない。

 

自分の生活を振り返っても、

いちいち銀行に行ってお金を振り込むなんて、

もうしなくなった。

 

スーパーに行っても、すいているセルフレジで

すませるので、レジ係さんのいるレジに並ぼうなんて気は

Never起こらない。

 

「映画は映画館で観るもんや」と言ってたけど、

いまやAmazon Primeで古いのも新しいのも

いつでも好きなものを観られる魅力には抗えない。

(それでもちょっとは映画館にも行くけど)

 

てなわけで、

もうひたひたとデジタルの潮が満ちてきている。

コロナが落ちついてる間に、

ぜひ、この本を読んでDXの準備を進めてください。

特に10人~50人くらいの小会社ビジネスには

もう必須だと思います。

 


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いろんな国のお葬式・お墓・終活を探検する本

 

株式会社鎌倉新書発行の葬儀・供養の業界誌「月刊仏事」で

2018年6月号から2021年2月号まで、2年半にわたって

24回連載した(飛んだ月もあるので)

「世界のEnding Watch」をまとめて本にした。

 

会社にOKもらったので、

いつものペンネーム・おりべまこと名義で

今週末,Amazon Kindleにて発売予定。

 

連載を始める頃、ちょうどディズニー/ピクサーの映画

「リメンバー・ミー」がヒットしていた。

この映画の題材は、ハロウィンの原型と言われている

メキシコの「死者の日」を題材にしたもの。

 

この「死者の日」の話を第1回にして、

各国の巣式や供養・お墓・先祖供養などの

伝統的な風習を面白く紹介するというコンセプトの企画だった。

 

しかし、じつはそういうのは他に本も出てるし、

葬儀社などのサイトでもやっている。

なので、できるだけ現代の各国の

エンディング事情をたくさん盛り込んだ。

 

死は人生最大のライフイベントである。

にも関わらず、というか当たり前だけど、

自分は死んでしまうので、葬式もお墓もその後の供養も。

自分の力ではどうにもならない。

 

昔はよほどの特権階級の人でない限り、

あの世へ行くときは、

“神や仏に身をゆだねる”しかなかった。

 

ところが現代人はどこの国の人も

自我が強くなってて、

それでは満足・納得できない。

そのジレンマにドラマがある。

 

哀しいこと・深刻なことでありながらも

けっこう笑える。

そして、人間という生き物が愛おしくなる。

 

自分で言うのもなんだけど、

こうやって集めてみると、すごく面白いのだ。

 

あなたも一度、日本の常識から離れて、

この本で世界のエンディングを旅してみてください。

もう数日待っててね。

 


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ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想瑠億・4週連続無料キャンペーンTAKE3

9月25日(土)16:00~9月26日(日)15:59

週末限定実施中!

http://www.amazon.com/dp/B08SKGH8BV

 

♪ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌

 

同曲がジョンの一人目の息子・ジュリアンに贈るために書かれたことは発表された当初から有名だ。

けれども、その背景にあったドラマについてはあまり知られていない。というか周囲がジョンとポールの関係に気を遣って口を閉ざしていたのではないだろうか。

 

50年近くたってそれを語ったのが、ジョン・レノンの前妻であるシンシア・レノンさんだ。

 

彼女が著者である「わたしの愛したジョン」に

詳しく書かれているが、

「ヘイ・ジュード」は単に、

父親を失ったジュリアンを励ますというだけでなく、

家族のこと、友だちのこと、青春のこと、人生のこと・・・いろいろ複雑な思いを盛り込んだ歌なのだ。

 

僕は「ヘイ・ジュード」はポールにとって、真の意味でのビートルズのラストナンバーだったのではないかと思う。

 

彼にとっての真の意味での「ビートルズ」とは、

ジョンとの友情や青春時代の熱、

サクセスへのストーリーを含む総称であり、

そうしたものへの決別の思いを込めて作ったのが

「ヘイ・ジュード」なのだ。

ラストのえんえんとしたリフレインが、

そうしたポールの気持ちを表しているようでならない。

 

彼にとってその後の四人での活動は、

ビートルズという名の音楽実験、

ビートルズという名のビジネス、

あるいはビートルズの名を借りた自己表現の場だった。

 

あの永遠不滅のメロディラインには、

普遍的な人間の感情の多くが盛り込まれている。

(2013年7月19日)

 

 

●勝手にビートルズ・ベストテン

●中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と和訳演奏

●純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡

●人間は幸せに慣れると、幸せであることを忘れてしまう

●義弟のアナログレコードと帰ってきたカレン・カーペンター

●いちご畑で抱きしめて

●ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れとジュリアンの心の修復作業

ほか 全33編


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週末の懐メロ49:永遠の調べ/キャメル

 

今週は美しい月に心奪われた。

そこで“ロック界のアンデルセン”こと、

イギリスのプログレバンド・キャメルの

1976年リリースの名盤

「ムーンマッドネス:月夜の幻想曲(ファンタジア)」から

メインナンバー「永遠(とわ)の調べ」をご紹介。

 

フルートの音色が形づくる、やさしく神秘的な前半部と、

リズミカルな高揚感に溢れたクライマックスとの

コントラストが美しい、This is Camelと呼ぶのに

ふさわしい名曲だ。

 

二人のムーンチャイルドが肩を寄せ合って月を見つめる。

絵本のようなアルバムジャケットも好きだった。

この絵がキャメルの音楽全般のイメージを

端的に描き出している。

 

叙情と幻想、寓話・神話のイメージは、

プログレッシブロックの大きな特徴の一つだが、

キャメルの音楽は、

それらをとても親しみやすい形で表現しており、

誰にも聴きやすく、

それでいて刺激的なサウンドになっている。

 

フルートの演奏が入るのもプログレならではだが、

キャメルもこの曲をはじめ、随所でフルートを使い、

彼らの世界観を印象付けていた。

 

絶頂期はこのアルバムを出した70年代後半だが、

この頃の映像はあまり残っていない。

 

80年代以降、長きにわたってバンドを存続させてきた

唯一のオリジナルメンバー、

ギタリストのアンディ・ラティマーが

こんなふうにフルートを奏でる姿を見たのは、

この2018年のライブが初めてだ。

 

長髪とサングラスがトレードマークだったラティマーも

すっかりじいさんになってしまったが、

演奏力と音楽の感性は衰えていない。

 

そして何より自分たちの創り上げた楽曲に

変わらぬ愛情を注いで、

とても大切にしていることが伝わってくる。

 

70年代の遺産で食っている

ーーといった悪口も聞こえてくるが、

それから50年近くたってもこれだけ元気で

ライブができるのは、

演奏者にとっても聴衆にとっても幸福なことだ。

 

キャメルの弱点はヴォーカルだった。

 

イエスのジョン・アンダーソン、

ジェネシスのピーター・ガブリエル、

ELPのグレッグ・レイク

キング・クリムゾンのジョン・ウェットンといった

プログレ特有の、華のある、

個性的でエキセントリックな

リードヴォーカリストが不在だった。

 

そのため、ラティマ―はじめ、各楽器の奏者が

掛け持ち・交替で、ヴォーカルをやっていた。

そこが他のバンドに比べて、

いま一つ評価の低い要因かも知れない。

 

けれどもそれはキャメルらしさでもある。

 

もともとインストゥルメンタル中心のバンドで、

「白雁(スノーグース)」という

児童文学のストーリーを組曲化したアルバムなどは、

一切ヴォーカルなし・全編インストのみだったが、

それでも十分聴きごたえがあった。

 

この「ムーンマッドネス」のアルバムでも

「転移」「月の海(ルナ・シー)」といった

フュージョンっぽいインストの名曲が入っている。

 

テクニシャンぞろいのキャメルのインストナンバーは

耳に心地よく響き、仕事中のBGMにも適しているのだ。

 

それを考えると、プログレバンドの中でも

最近いちばん長時間聴いているのはキャメルかも知れない。

 

“ロック界のアンデルセン”とは

僕が勝手につけたキャッチフレーズだが、

キャメルの楽曲は、アンデルセン童話のごとく、

新しい世代のリスナーを獲得しながら、

長く愛され続けるのではないかと思う。

 

音楽エッセイ集

ポップミュージックをこよなく愛した

僕らの時代の妄想力

4週連続無料キャンペーン

第3回:9月25日(土)16:00~26日(日)15:59

 

収録33編

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌

●阿久悠の作詞入門

●余命9ヵ月のピアニスト

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

●プログレッシヴ・ロックスターの死①:ジョン・ウエットンの訃報、そしてロンドンの寿司

●プログレッシヴ・ロックスターの死②:キース・エマーソンの尊厳死(1周忌に捧ぐ) 

●勝手にビートルズ・ベストテン

●中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と和訳演奏

●純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡

●人間は幸せに慣れると、幸せであることを忘れてしまう

●義弟のアナログレコードと帰ってきたカレン・カーペンター

●いちご畑で抱きしめて

●ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れとジュリアンの心の修復作業

●抹消された20世紀パンクと想像力の中で生きる19世紀型スチームパンク

●悲しいことなんてぶっとばすロックンロールバンドのモンキービジネス

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」とYESの3文字の秘密

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」と「イマジン」の秘密

●いろいろな人が弾くから、心に響くロンドンのピアノ

●ストリートミュージックが商品になった街ロンドン

●アナログレコードとの再会

●見捨てられた恋人のようだったアナログレコードが、 なぜ絶滅の淵から回帰したのか?

●さすらいのレコード・コレクター:男のバカバカしくて痛快な生きザマ

●クリスマスにちょっとだけ世界と自分を変える

●森田童子の思い出:僕らの時代の子守唄

●自分をリライトする

●よみがえる死者・よみがえる歌:AIの音楽

●20世紀の愛と平和のロックなんて忘れてしまっていた

●だいじょうぶです、なすがままになさい

 


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にゃんころな

 

ニャンとも平和な時間が流れる

川沿いのねこにわ。

 

このあたりにお住いのニャンコたちは

この1年くらいでずいぶん太ったような気がする。

コロニャぶとり?

 


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凶悪・孤狼・凪待ち:白石和彌監督の映画が面白い

 

白石和彌監督の映画を立て続けに3本観た。

「凶悪」「孤狼の血」「凪待ち」

どれもめちゃ面白い。

面白いが、人間やってるのが怖くなるような映画だ。

 

いちばん凄いのは「凶悪」で、

実際にあった連続殺人事件を題材に作られた。

本当にこんなひどい奴らがいたのかと思わせる、

本当にひどい内容・ひどい事件である。

 

「孤狼の血」も凄まじい暴力描写があるヤクザ映画だが、

役所広司・松坂桃季といったスターが主演しているのと、

昭和ヤクザの世界を舞台にしている分、

現代の日常からやや離れたものとして見えるので、

少し安心して観ていられる。

 

「凶悪」の怖さはやっぱりリアルなドキュメンタリーっぽいところか。

狂気のような人殺しをした連中が

時間と場所によって、ごく自然にスイッチを切り替えて

普通の人間に戻ってしまう。

 

まったく平和な日常生活そのままに

飯を食ったり、子どもに対しては

やさしい父親になってしまう。

 

頭からケツまで冷血非道な人間かと思いきや、

妙にあったかかったり、

可愛いところ・愛すべきところがあったりもする。

 

仕事術や勉強術を伝授するような本の中で

よく「なんでも習慣化すれば身に着く」

といったことを説いているが、

あれとまったく同じで、

人間、慣れれば人殺しも死体遺棄も普通に出来てしまう。

それで心が揺らぐこともない。

 

そんなのは特殊な人間だろ、と思うかもしれないが、

僕らだってきっとそうなれる。

それもわりと簡単に。

 

人殺しとかするやつは、

頭からケツまで冷血非道な人間かと思いきや、

妙にあったかかったり、

可愛いところ・愛すべきところがあったりもするのだ。

 

だから誰の心の中にも、こいつらと同じ「凶悪」がある、

じつはいい人も悪い人も、ほとんど違いなどなくて、

光の部分と闇の部分が交互に現れるだけ。

 

たまたま人生のどこかのタイミングで、

闇の部分がぱーっと広がると、

アッと言う間に人間丸ごとそれに支配されてしまう。

 

「凶悪」でおそるべき殺人首謀者だった

リリー・フランキーが、

「凪待ち」では、おそるべき“いい人”になるが、

彼がそれを証明しているかのようだ。

 

しかし、リリー・フランキー、

改めてすごい俳優だなと思う。

見た目軽くて、全然すごそうでないところがすごい。

 

さらに言うと、これらの作品の登場人物の特徴は、

およそ論理とはかけ離れた、不可解な行動をとる。

 

不条理とかシュールといった文学的な表現も

なんだか似合わない、もっと地を這うような感覚のもの。

ひどく奇妙でありながら、やたらとリアリティがあるのだ。

「人間はどうしてこういう行動を取るのか」

も白石映画の面白さの一つになっている。

 

撮影現場でのひらめきや俳優のアドリブなどが

たくさん含まれていると思うが、

それ以前の脚本の段階で、

こうした人物造型とストーリーを構築できるのが

素晴らしいと思う。

 

それにしても、映画の中でのたうち回る

犯罪者・ヤクザ・労働者・ギャンブル中毒者・

カネの亡者・借金地獄の人たちを見ていると、

明日、自分もこういう世界に

巻き込まれているんじゃないかと感じて

心底身震いがしてくる。

 


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月光浴しながら僕は考えた

 

今宵、中秋の名月が満月ということで浮足立っていた。

そこで日の暮れたあと、

川沿いの散歩道に出かけたら、

同じように浮き足だってお月見に来た人たちが

けっこう大勢ゆらゆら歩いてた。

 

一回りするうちに月はどんどん高くのぼって、

帰ってきたら自分の部屋からばっちり見える。

 

窓から差し込む銀の月の光。

これは気持ちいい。

そのまま30分ほど月光浴をしていた。

 

今夜の月の光はいつもより強くて、

たっぷり月光エネルギーを吸い取れる。

オオカミ男になれそうな気分だ。

 

そうしているうちにビジネスアイデアが浮かぶ。

日焼けサロンというのはあるが、

月光浴サロンというのはない。

 

この月の光を集めて月光浴サロンを開いたら

儲かるのではないか。

 

かのクレオパトラは月光浴で美を保ったという。

実際、科学的にもデトックス効果があるようだ。

 

本当に美容効果を得ようと思ったら

日焼けと同様、裸になって肌に直に当てるのがいいようである。

これは家ではなかなかできないと思うの江、

ニーズが十分にある。

月光ならUVダメージの心配もない。

 

さらに言えば、パワーストーンとか、

スピリチュアルグッズのお清めなどにも

月の光は効果的らしい。

 

これはけっこうぼったくれそうだ。

どなたか商才ある方、いかがでしょう?

もうかりまっせ。

 

せっかくの美しい神秘的な月夜に

しょーもない話でごめんなさい。

 


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まだ若い敬老の日と人生100年時代の宿題

 

「敬老の日」はかなり“若い”祝日である。

調べてみたら、国民の祝日として制定されたのは、

1966年(昭和41年)。

 

小学生になった頃から祝日だったので、

少なくとも戦後間もなくからずっとだと思っていたが、

生まれてまだ55年しかたっていない。

 

その頃はまだ若者が多い社会だったので、

たんなる年寄りだとしても、

生きているだけで

「人生の大先輩」としての価値があった。

 

それから半世紀以上が過ぎ、

残念ながら今ではもうそうではない。

 

もちろん、それぞれの家族や地域において、

それなりの存在価値はある。

 

しかし、超高齢社会において、

たんなる年寄りには、

少なくとも55年前のような「希少価値」はない。

 

ただ生きているだけでは大事にされない。

敬ってもらうこと・愛されることは難しい。

 

それぞれ何か自分の価値を作り、

人に、社会に示すことが求められる。

これからはそんな時代になるのだと思う。

 

いまや連休を構成する1部としか

認識されない「敬老の日」は

5年後、60年という還暦を迎えて

なくなってしまうかもしれない。

 

幸か不幸か、

人生100年時代という概念が何となく定着した昨今、

還暦を超えたら、100まで生きるために

目標を立てて、自分の宿題をやるといいかもしれない。

 

僕の場合は、とりあえず、

 

7歳にも17歳にもなれる70歳になる。

8歳にも18歳にもなれる80歳になる。

9歳にも19歳にもなれる90歳になる。

 

そして、10歳にもなれる100歳になったら、

ゼロ歳にもどる、かな。

 


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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」4週連続無料キャンペーン TAKE2ー2

9月18日(土)16:00~9月20日(月)15:59

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中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と和訳演奏

 

「オールディーズ」はデビュー曲から

アルバム「リボルバー」までのシングル曲を集めた、

いわゆるベストアルバムで、

「シーラブズユー」も「抱きしめたい」も

「涙の乗車券」も入っていたが、

その頃はあんまりピンと来ず、

最高に響いたのが「エリナ・リグビー」だった。

 

それまで抱いていた「なんだか歌謡曲っぽいロック」という

ビートルズのイメージが、

あの美しくて切ない弦楽四重奏で木端微塵に吹っ飛んだ。

 

生まれて初めての異次元的音楽体験だった。

そして、あのイナガキくんの、ではなく、

レノン・マッカートニーの詩のインパクト。

初めて「ビートルズってすごいバンドだ」と

認識した瞬間だった。

 

・・・というのがマイビートルズ・ベストテンの

第7位「エリナ・リグビー」のマイストーリー。

 

最近、動画サイトで和訳のカバーを聴いて驚いた。

ギター二本とアコーディオンの素朴な編成で

あの美しいメロディを奏でる。

これは素晴らしい! 

イナガキくんも聴いているだろうか?

 

初めて聞いた頃、僕のイメージの中では、

エリナはまだ十代の少女.

マッケンジー神父は「イマジン」を歌っていた頃の

ジョン・レノンに似た青年だった。

 

しかし年月を経た今は、二人とも齢を取った姿で現れる。

なんとなく老女の孤独死や、

無力な現代の宗教者を連想させる。

もう半世紀以上も前からビートルズは

現代人の孤独と不安を歌っていた。

 

信じられるもの、心を寄せられるものが

つぎつぎと消え失せていく時代において、

彼らの音楽はますます多くの人の心をつかみ、

深化し、アレンジされて口ずさまれるだろう。

(2019年12月7日)

 

●勝手にビートルズ・ベストテン

●中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と和訳演奏

●純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡

●人間は幸せに慣れると、幸せであることを忘れてしまう

●義弟のアナログレコードと帰ってきたカレン・カーペンター

●いちご畑で抱きしめて

●ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れとジュリアンの心の修復作業

ほか 全33編

 


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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」4週連続無料キャンペーン TAKE2

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♪自分をリライトする

 

今までやってきたことを書き直す。

リライトは今後の自分のテーマである。

と思って、久しぶりにアジアンカンフージェネレーションの「リライト」を聴いた。

とんでもない重量感と疾走感。

こんなカッコいいロックに出会ったのはどんだけぶりだ~と、ぶっとんだのが、はや十五年ほど前のことだ。

アニメ「鋼の錬金術師」のラストクールのオープニング曲だったので、ハガレンのクオリティが十倍UPした。いま聴いてもレジェンドでなく、なつメロでもなく、現在進行形のリアル感満点で、ザラザラした音の塊がより深く胸をえぐってくる。

リライトは形を成した文脈をもう一度掘り進めて、新しい価値と意味を見つけ出す作業。

書いて休んで書いて休んで、また書き直す。

個人的なことだけど、今の時代はみんな同じようなことをして、自分の生きてきた中から、何かを掘り出そうとしているのではないだろうか。

あなたは何回自分を書き直すだろうか?

(2018年2月21日)

 

全33編

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●森田童子の思い出:僕らの時代の子守唄

●自分をリライトする

●よみがえる死者・よみがえる歌:AIの音楽

●20世紀の愛と平和のロックなんて忘れてしまっていた

●だいじょうぶです、なすがままになさい

                ほか


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週末の懐メロ48:今夜はブギ・ウギ・ウギ/ テイスト・オブ・ハニー

 

1978年リリースの全米ナンバー1ディスコソング。

そして女ベースと女ギターの最高峰。

 

いわゆるディスコミュージックって踊ってなんぼ。

音楽としてはそんなに熱心に聴いてなかった.

ところが、この曲は別格。

レコード買って聴きまくっていた。

 

女だてらに、なんて言っちゃ怒られるが、

演奏に秀でた女性ミュージシャンが

まだ少なかったこの時代、

このジャニス・マリー・ジョンソンのベースと、

ヘイゼル・ペインのギターの腕前は圧巻だった。

 

もちろん40年以上たった今聴いても

エッジ立ちまくりで超ヤバい。

 

ジャニスのベースは熱いため息。

エロチックにからむヘイゼルのギター。

そして二人の歌声は

甘く切ない蜜の味のよう。

 

なんて、昭和おやじが書くようなコピーが

レコードジャケットに刷り込まれていたが、

(実際、レコード会社の昭和おやじが

書いていたんだろうけど)

確かにエロっぽさとうねりまくりのグルーヴ感は

ハンパなくカッコいい。

 

バックのドラムとキーボードもキレまくってて、

ジャズ、ソウル、ファンクのエッセンスが

見事にミックスアップ。

数多のディスコソングと一線を画す

不死身のダンスナンバーだ。

 

そして、わが胸にはまだ10代だった

70年代終わりのゆらめく夜が鮮烈によみがえる。

 

音楽エッセイ集

ポップミュージックをこよなく愛した

僕らの時代の妄想力

4週連続無料キャンペーン

第2回:9月18日(土)16:00~20日(月)15:59

収録33編

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌

●阿久悠の作詞入門

●余命9ヵ月のピアニスト

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

●プログレッシヴ・ロックスターの死①:ジョン・ウエットンの訃報、そしてロンドンの寿司

●プログレッシヴ・ロックスターの死②:キース・エマーソンの尊厳死(1周忌に捧ぐ) 

●勝手にビートルズ・ベストテン

●中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と和訳演奏

●純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡

●人間は幸せに慣れると、幸せであることを忘れてしまう

●義弟のアナログレコードと帰ってきたカレン・カーペンター

●いちご畑で抱きしめて

●ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れとジュリアンの心の修復作業

●抹消された20世紀パンクと想像力の中で生きる19世紀型スチームパンク

●悲しいことなんてぶっとばすロックンロールバンドのモンキービジネス

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」とYESの3文字の秘密

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」と「イマジン」の秘密

●いろいろな人が弾くから、心に響くロンドンのピアノ

●ストリートミュージックが商品になった街ロンドン

●アナログレコードとの再会

●見捨てられた恋人のようだったアナログレコードが、 なぜ絶滅の淵から回帰したのか?

●さすらいのレコード・コレクター:男のバカバカしくて痛快な生きザマ

●クリスマスにちょっとだけ世界と自分を変える

●森田童子の思い出:僕らの時代の子守唄

●自分をリライトする

●よみがえる死者・よみがえる歌:AIの音楽

●20世紀の愛と平和のロックなんて忘れてしまっていた

●だいじょうぶです、なすがままになさい

 


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認知症の症状は命の芸術表現

 

今月は成年後見・家族信託の本を書いている。

士業の会社の著作だ。

 

とっかりのテーマは「2025年問題」。

団塊の世代が75歳になり、後期高齢者に突入する。

 

そして、怖い情報として、

65歳以上の高齢者の5人に1人が

認知症という社会が訪れる。

という話を綴っていく。

 

そこから財産をどう管理・運用するのか・・・

というお金がらみの話に変わるわけで、

そこは専門家の皆さんにお任せだが、

一般向けにはどうしても

自分たちの文章だと固くなりがちなので・・・

ということで導入の1章分だけ僕が依頼された。

 

毎日、義母の様子を見たり、

あちこちから話を聞いたり、

本やネット情報を読んだりしていると、

認知症の症状は、人によって千差万別であると同時に、

一つの傾向があるようだ。

 

記憶を失うというのは誰にも共通の、

ベーシックな症状だが。

男女別にそれぞれ特徴的な症状がある。

 

男性には、怒りっぽくなって、周囲に暴言・暴行を働く。

女性はうつっぽくなって、「お金を取られた」とか

「夫が他の女と浮気している」といった被害妄想に陥る。

 

これはやはり年代的なものではないかと思える。

 

一般的に、昭和の女の人生は男次第。

専業主婦となり、夫と子供の面倒を見ながら、

心が抑圧されていた人が多かったのだと思う。

娘たちの世代がっ自由なのを見て、

面白くなかった人も多いだろう。

それがうつや被害妄想となって現れる。

 

じゃあ男はみんないい目を見ていたかというと、

そうではない。

「男の沽券」というものに拘り、

過度なプライドと戦わなくてはいけなかった。

それが認知症になり、人の世話を受けなければ、

まともに生活できない、大人の男として見られない。

そんな自分自身に対する怒りと苛立ち。

それが暴言・暴力となって現れる。

 

もちろん、ものすごく大雑把な分毛方だが、

今の70代以上の人たちは

そういう時代を生きて来たので、

どうしてもこうした傾向が現れるのではないか。

時代精神というものが反映されているのだ。

 

認知症は社会生活を送るために学習し、

獲得してきた能力と記憶をなくしていく病気である。

 

とはいえ、完全に子どもに還ってしまうわけではない。

最後に残るのは、この世で自分を偽ったり、

不自由さを感じながらも生きてこざるを得なかった

その人のコアのようなもの。

 

数十年生きて社会によって歪められて

それでも最後に残ったその人の本質である。

 

だから認知症の症状は、

その人の生き方の最終的な表現と言えるのだろう。

ある意味、一種の命の芸術なのか?

そう考えると、皆が覚悟しなくてはならない

この病気に対する見方が変わるかも知れない。

 


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紀伊国屋でついにビジネス書部門売上第1位! 『なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか』

 

八重洲ブックセンター本店→ ビジネス書2位!

紀伊國屋書店新宿本店→ ビジネス書1位!

 

中小企業DX推進研究会の書籍『なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか』が大好評!

 

発売以来、八重洲ブックセンター、

紀伊国屋書店本店で3週連続ランキング上位入りするなど、話題の1冊となっています。

 

僕も執筆に参加した本。

DXに興味のある人は、ぜひ一度、読んでみて。

 

★内容

第1章 なぜ中小企業のDXは失敗するのか?

1.DXはこうして失敗する

2.DXへの期待と誤解

3.取り組まないこと・目的を見失うことがDXの失敗

4.中小企業のDXには進め方がある

 

第2章 なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか

1.バックオフィスとな何か

2.バックオフィスから始めるDXはハードルが低い

3.バックオフィスのデジタル化で生産性向上

4.バックオフィスにはコストをかける経営的価値

 

第3章 なぜ会計事務所がバックオフィスのデジタル化に強いのか

1.必要なのはITリテラシーよりビジネスリテラシー

2.会計事務所が伝えたい「データの生かし方

3.会計事務所と共に進める最大の強み

 

第4章 バックオフィスのデジタル化を進めよう

1.経理退職!危機乗り越え、未来志向に進化できた理由

2.直感的操作でバックオフィスを一元管理。経営判断にも効果大

3.会社のクラウド化から、紙の電子化・営業支援へ

4.勤怠・給与の作業時間が4分の1になった仕組み

5.残業時間10分の1、勤怠管理のデジタル化から社員の意識も変わる

6.残業時間20%削減、電話をテキスト情報にしてくれる電話番サービス

7.作業の確認時間が90%削減。介護の煩雑な管理業務がスッキリ

 

第5章 バックオフィスから会社は変わる

1.企業文化が変わる

2.「未来会計」で「これから」を見よう

3.バックオフィスのDXが目指すもの

 

その他。コラムも多数収録

 

DXの失敗にはワケがある!? 中小企業の正しい進め方を会計事務所が紹介。バックオフィスからのDXを推進する書籍

 

中小企業DX推進研究会プレゼンツ

「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」

定価1,650円

全国の書店、Amazonで発売中!

 


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ワクチンショック後日譚: 現場で役に立たないアタフタ医療者

 

カミさんがコロナワクチン接種に行って、

アナフィラキシーショックを起こし、

緊急搬送されて10日あまり経つ。

 

その後は何ともなくて、

翌々日くらいからは普通に生活してるが、

まだ毎晩、寝る前に抗アレルギー剤を飲まないと

ちょっと苦しくなることがあるようだ。

 

今朝、ワクチン2回接種の人が50パーセントを超えた

という報道を見て、たぶん今後、

日本も経済を動かすために

欧米同様、ワクチンパスポート導入

ということになるんだろうと思う。

 

そしたら躊躇している人も

接種に踏み切るかもしてない。

 

カミさんも迷ったあげく、

感染リスクを重視して接種したのだが、

やっぱ駄目だった。

 

それはしかたないんだけど、

問題は会場の医療体制である。

 

杉並区は「万全の体制を整えていますから、

安心して接種にお越しください」とアナウンスしている。

 

ところが、実際は彼女が15分の待機時間の間に

異常を起こしたのにも関わらず、

現場の医師も看護師もアタフタしてパニクって

まったく役に立たなかったらしい。

 

僕のところに電話がかかってきたときも

「大丈夫そうで。ご本人は帰れるとおっしゃてますが・・・」という感じ。

 

それでも心配なので慌てて外に出て

タクシーを捕まえたら(最初の電話から10~15分後)。

また電話が来て、こんどは「救急車呼びました」という。

 

会場に着いたら救急車の中にいたので、

いっしょに乗り込んで救急病院まで行った。

 

その時は会場の医師や看護師のことなど

意識になかったが、後から話を聞くと

だんだん腹が立ってきた(おそいけど)。

 

最初は「しばらく様子を見ましょう」

という話だったらしいが、

5分と経たないうちにヤバイ状態になったらしい。

 

やばいそうか、そうでないかなんて

医療者ならすぐわかりそうなものだが、

みんなボンクラだったようだ。

 

救急車まで呼ばなくちゃならないのなら、

いったい何のために医療者が現場に立ち会っているのか?

人数合わせで、ただそこにいればいいだけなら、

僕がバイトでやったって同じだ。

 

何か注射するなり、投薬するなりできなかったのか?

緊急事態に対するトレーニングが

ちゃんと出来ている人が配備されているのか?

 

全員でなくてもいいけど、

1人や2人はそういう指導ができる人がいなきゃダメだろ。

 

たまたまその時間、

その会場にいた医療者が全員無能だった、

とも考えられるが、そりゃ運が悪かったねで

片付けられてはたまったもんじゃない。

 

それにあの日、あの会場に居合わせて

ドタバタ劇を目撃した人は、どう思っただろう?

けっこうトラウマになって、

やっぱワクチン怖い、

2回目打てなくなったという人もいるのではないか?

 

これは杉並区に限ったことなのか?

他の地域・会場でも同じなのか?

 

国がワクチン接種を進めたいのはわかるし、

僕も健康に問題ない人はやったほうがいいとい思うけど、

この1件で、やっぱり全面的に信頼はできないなと

わかった。

 

うちのカミさんは別にみんながやっているから

自分も打とうと思ったわけではない。

 

ただ、自宅待機死など、

ひどいことも現実に起こっているわけなので、

感染リスク・重症化リスクを抑えたいと、

ワクチン効果ありそうだし・・・と考えるのは当然である。

その判断が裏目に出た。

 

彼女同様、健康リスクを抱えながら迷っている人は

一定数いると思う。

 

そこから接種に踏み切る人は、

行政の「安心・安全アナウンス」を鵜吞みにせずに

緊急対応のマニュアルはちゃんとあるのかとか。

もし、アナフィラキシーなど起こした場合に

どういう対応をするのか、

事前にしつこく質した方がいいと思う。

 

逆に考えれば、彼女は現場で即座に異常が出たから

よかったとも言える。

その場の15分ではOKでも、帰宅後、異常が出る人もいて、

実際に接種後、亡くなった人

(ワクチンとの因果関係は確実でないが)もいるようだ。

 

パーセンテージは低くても、

当事者・家族にとっては100パーセント。

ワクチンも感染も甘く見ないようにしてほしい。

 


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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」4週連続無料キャンペーン TAKE1

 

♪八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

 

八王子市の中央部にある富士森公園の駐車場は、

ある一部の人たちにとって特別な場所である。

ある一部の人たちというのは、RCサクセション、

あるいは忌野清志郎の音楽が好きな人たちだ。

ちなみにそこには僕自身も含まれている。

 

この駐車場は彼らの名曲「スローバラード」の舞台なのである。

清志郎は、市営グランドの駐車場に停めた車の中で

女の子と手をつないで眠ったと、その曲の中で歌っている。

 

そうなのだ、ここはもともと運動公園で

陸上競技のグランドになっていた。

おそらく清志郎がこの歌を作った若かりし頃は、

現在のようにきちんと整備・舗装されていない、

土の駐車場だったのだと思う。

 

そんなイメージを抱きながら、

僕は仕事の合間にこの入口に立ち、

頭の中にスローバラードの切ないメロディを響かせてみた。

 

すると一瞬のち、この場所は

もう何の変哲もないただの駐車場ではあり得ず、

光り輝くロックの聖地に変貌を遂げる。

 

おそらく僕だけでなく、

一九六〇~七〇年代のロック・ポップミュージックに

浸っていた輩は、こうした想像力が旺盛だ。

 

当時はインターネットはおろか、

まだミュージックビデオさえもなかった。

僕たちが得られる音楽周辺の情報は、

一部の音楽雑誌に載る記事と、

ごく限られた写真、ラジオ、ごくたまにテレビ、

そしてレコードジャケットのアートワークと

ライナーノーツだけだった。

 

現代と比べればごくわずかなそれらの情報をタネに、

僕たちは想像力を駆使して、

その音楽の中からほとばしる感情を受け止め、

立ち現れる世界に没頭し、

ひとりひとりが自分の感性によりぴったりくるよう

頭の中でアレンジを施し、

「自分の歌・自分の音楽」に育てあげていた・・・。

(2017年10月4日)

 

 

 

9月11日(土)16:00~12日(日)15:59 実施中!

http://www.amazon.com/dp/B08SKGH8BV

 

 

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌

●阿久悠の作詞入門

●余命9ヵ月のピアニスト

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

 

 ほか全33編

 

 


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週末の懐メロ47:ああ青春/中村雅俊+ゴーイング・アンダーグラウンド

 

作詞・松本隆、作曲・吉田拓郎というレアな取り合わせ。

1975年に歌ったのは「トランザム」というグループだった。

 

それにしても。またもや松本隆のマジカルワードワールド。

聴けばわかるが、この曲は数え歌になっている。

1970年代の若者の心情を

1から10までの数を使って見事に歌に仕立て上げた。

この歌詞のユニークさと完成度はどうだ。

 

じつはこの「ああ青春」は

最初、インストゥルメンタルで

ドラマのオープニング曲に使われていた。

 

僕が高校生の時にやっていた

そのドラマ「俺たちの勲章」は、

革ジャン・グラサンの松田優作と

スリーピース・バギーパンツの中村雅俊の

対照的なコンビが主人公の刑事ドラマだった。

 

「バカヤロー、コノヤロー」と、

容疑者の胸ぐらをつかんでぶん殴る

松田ハードボイルド刑事を、

中村ソフト刑事が「まぁまぁ」となだめる。

そんな感じで犯罪捜査と青春を

掛け合わせたような話だった。

 

原曲はフォークっぽくて、

トランザムとは別に中村雅俊もその後、

自分のアルバムの中で歌い、持ち歌の一つにしていた。

 

ゴーイング・アンダーグラウンドは

1990年代から活動しているバンドで、

中村にオリジナル曲を提供したこともある。

 

青春ロックを売りにしていたので、

この曲をロックアレンジにして

中村と共演することになったらしい。

 

こうしてロック調で聴くと新鮮で、

懐かしい原曲とはまた違った味わいがある。

ほんとうに良い曲だ。

 

一時期、「青春」なんて口走るのは恥ずかしかったが、

この齢になると、もうべつに恥ずかしくも怖くもない。

この曲も今でもそらで口ずさめてしまう。

10代の頃からまったく成長していない

ってことなのかもしれない。

 

音楽エッセイ集

ポップミュージックをこよなく愛した

僕らの時代の妄想力

4週連続無料キャンペーン

第1回:9月11日(土)16:00~12日(日)15:59

 

収録33編

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌

●阿久悠の作詞入門

●余命9ヵ月のピアニスト

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

●プログレッシヴ・ロックスターの死①:ジョン・ウエットンの訃報、そしてロンドンの寿司

●プログレッシヴ・ロックスターの死②:キース・エマーソンの尊厳死(1周忌に捧ぐ) 

●勝手にビートルズ・ベストテン

●中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と和訳演奏

●純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡

●人間は幸せに慣れると、幸せであることを忘れてしまう

●義弟のアナログレコードと帰ってきたカレン・カーペンター

●いちご畑で抱きしめて

●ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れとジュリアンの心の修復作業

●抹消された20世紀パンクと想像力の中で生きる19世紀型スチームパンク

●悲しいことなんてぶっとばすロックンロールバンドのモンキービジネス

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」とYESの3文字の秘密

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」と「イマジン」の秘密

●いろいろな人が弾くから、心に響くロンドンのピアノ

●ストリートミュージックが商品になった街ロンドン

●アナログレコードとの再会

●見捨てられた恋人のようだったアナログレコードが、 なぜ絶滅の淵から回帰したのか?

●さすらいのレコード・コレクター:男のバカバカしくて痛快な生きザマ

●クリスマスにちょっとだけ世界と自分を変える

●森田童子の思い出:僕らの時代の子守唄

●自分をリライトする

●よみがえる死者・よみがえる歌:AIの音楽

●20世紀の愛と平和のロックなんて忘れてしまっていた

●だいじょうぶです、なすがままになさい

 


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めでたき9・9 重陽の節句 まさか一生上り坂?

 

今日は9月9日。重陽の節句。

得体の知れないスピリチュアル占いとかやって

○月○日は運気が最高だの、

最低だのって騒いでるあなた、

じつは今日こそが日本人として公明正大に

最もめでたく、ラッキーでハッピーな日と言えるのだよ。

 

日本には5つの節句がある。

これは江戸時代に定められた式日(今でいう祝日)のこと。

 

1月7日 人日の節句(七草粥)

3月3日 上巳の節句(桃の節句/雛祭り)

5月5日 端午の節句

7月7日 七夕の節句

9月9日 重陽の節句

 

1,3,5.7.9と奇数ばっかり。

それもそのはず。

古来、日本では奇数は縁起の良い「陽数」、

偶数は縁起の悪い「陰数」と考えらえてきた。

 

その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりで、

めでたい反面、悪いことにも転じやすいと考え、

お祝いとともに厄祓いをしていたそうな。

 

中でも一番ビッグな陽数「9」が重なる9月9日は、

陽が重なると書いて「重陽の節句」と定め、

不老長寿や繁栄を願う行事をしてきた。

 

それにしても他のお節句は、

七草がゆだの、ひな祭りだの、こいのぼりだの、

ずいぶん賑やかなのに比べて、

この9月9日のジミ~なこと。

 

そもそも「重陽の節句」なんて知らなくて、

めでたいどころか、

「9と9のダブル。苦しい苦しいで最悪~」

なんて思っている日本人が大半なのではないだろうか。

 

べつに派手なお祝いなどしなくていいので、

部屋に花でも飾るなりして、

心静かに感謝とお祈りをすれば、

いいことあるかもよ。

 

それにしてもおめでたいお節句なら、

めでたい、めでたい、ワハハハ・・・と

何も考えずに笑っていればいいのに、

「悪いことにも転じやすいと考え、

お祝いとともに厄祓い」

という日本人は、どんだけ心配性の民族なんだ~。

 

てっぺんまで上ったけど、

ついつい「この先、おれは下るだけ」

と不安になってしまうんですな、ご苦労様です。

 

そうすると、いつまでたってもうだつの上がらない

ぼくのような人間も

「おれは一生、死ぬまで上り坂」と自慢できてしまって、

案外ハッピーなのも知れない。

 

要は気の持ちようだって、

身もふたもない結論にたどり着いちゃうな~。

 


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まぼろしの家へカエル病

 

「どうもお世話になりました。

わたしは家に帰ります」。

 

夕方、デイサービスから帰ってきて、

さて一服、あともう少しだから

仕事の残りをやるかと思ったてたら、

いきなり義母の「カエル病」が発症した。

 

やれやれゲロゲロと思うが、あまり抵抗せず、

「そうですか。ではお気をつけて。

そこまでお見送りしますケロ」と言って、

いっしょに表に出る。

 

しかし、外に出てもどう帰っていいかわらない。

彼女の帰る家は「まぼろしの家」なので当然だ。

 

ぼくに道を訊くので、じゃあそこまで行きましょうと。

クルマの通らない、いつもの散歩コースである

川沿いの遊歩道まで連れて行く。

 

すると「ここからならだいたいわかります。

もう遅いのでお帰りなさい」と言われてしまった。

 

「はい、それでは」と言って別れたフリをしたら、

いつもの散歩コースをスタスタと歩き出す。

体力は後期高齢者と思えないほど満点だ。

 

僕は探偵のように離れてずっと尾行する。

 

やがて住宅街に入って行き、

迷子になって焦っているのが背中からわかる。

 

クルマも来るので、そのへんで

たまたま会ったフリをして声をかけると、

やっと改心してネコやイヌやカルガモらに

声をかけながら家に帰る。

 

でも義母にとって、こっちは「仮の住まい」でしかない。

子どもの頃の家族(と言っても、とっくにみんな亡くなっている)

がいる「まぼろしの家」こそ、

いつか帰っていく本当の家なのだ。

 

9月になって急に涼しくなり、

日が暮れるのも速くなったせいか、

「カエル病」の発症頻度が高くなった。

認知症には困ったケロ。

 


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「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」 紀伊国屋ビジネス書ランキング 第2位に浮上!

 

レプリカントみたいなおねーちゃんが、

エイトマンみたいに弾丸よりも速く

突っ走るコマーシャルを見て、

「こんなの、うちじゃムリだ~」

なんてビビっているる場合じゃないですよ、社長!

 

先週の紀伊国屋書店週間ランキングで第2位。

カッコよさからも未来感からも程遠い

「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」が、なぜ売れているのか?

 

それはあくまで現実的、実践的な本だから。

そしてITオンチの気持ちがわかる

ITポンチの僕が執筆したからです。

 

僕やあなたのように

本当のDXはもっと地味で、ダサくて、

どんくさいものです。

そういうものこそ役に立つ。

 

そろそろみんな、

そのことに気が付いてきたようですよ、社長。

 

中小企業DX推進研究会の

「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」はこんな内容で、あなたをジミーな

デジタルトランスフォーメーションの世界へお連れします。

 

★内容

第1章 なぜ中小企業のDXは失敗するのか?

1.DXはこうして失敗する

2.DXへの期待と誤解

3.取り組まないこと・目的を見失うことがDXの失敗

4.中小企業のDXには進め方がある

 

第2章 なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか

1.バックオフィスとな何か

2.バックオフィスから始めるDXはハードルが低い

3.バックオフィスのデジタル化で生産性向上

4.バックオフィスにはコストをかける経営的価値

 

第3章 なぜ会計事務所がバックオフィスのデジタル化に強いのか

1.必要なのはITリテラシーよりビジネスリテラシー

2.会計事務所が伝えたい「データの生かし方

3.会計事務所と共に進める最大の強み

 

第4章 バックオフィスのデジタル化を進めよう

1.経理退職!危機乗り越え、未来志向に進化できた理由

2.直感的操作でバックオフィスを一元管理。経営判断にも効果大

3.会社のクラウド化から、紙の電子化・営業支援へ

4.勤怠・給与の作業時間が4分の1になった仕組み

5.残業時間10分の1、勤怠管理のデジタル化から社員の意識も変わる

6.残業時間20%削減、電話をテキスト情報にしてくれる電話番サービス

7.作業の確認時間が90%削減。介護の煩雑な管理業務がスッキリ

 

第5章 バックオフィスから会社は変わる

1.企業文化が変わる

2.「未来会計」で「これから」を見よう

3.バックオフィスのDXが目指すもの

 

その他。コラムも多数収録

 

DXの失敗にはワケがある!? 中小企業の正しい進め方を会計事務所が紹介。バックオフィスからのDXを推進する書籍

 

中小企業DX推進研究会プレゼンツ

「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」

定価1,650円

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週末の懐メロ46:イエローサブマリン音頭/金沢明子

 

原曲はもちろんビートルズの「イエローサブマリン」。

レノン=マッカートニーの作詞・作曲で、

リンゴ・スターがトボけた歌を聴かせていた。

 

ノイジーな効果音とブラスバンドの音が楽しく賑やかで、

ビートルズナンバーの中でも異彩を放つ、

面白メルヘンソング。

 

当時(1966年)のロック・ポップスの常識から外れた、

実験的で、いわば、プログレッシブロックの源流うぃ

創った楽曲の一つでもある。

 

そのイエローサブマリンを音頭にして歌ったのが、

民謡の女王・金沢明子。

そして、その背後にいたのは、

日本のシティポップの王・大滝詠一だ。

 

大滝詠一プロデュースで1982年にリリースされたこの曲に、

作者であるポール・マッカートニーも

ぶっ飛んで笑いころげたという伝説も伝えられている。

 

訳詞は大滝の盟友、そして日本の作詞王でもある松本隆。

原曲のストーリーを大切に、

日本語でここまで愉快なファンタジックワールドを

構築してしまうのだから、舌を巻く。

 

それを歌い上げる金沢明子のコブシ回しも最高だ。

 

そして編曲の萩原哲生(てっしょう)は、

「スーダラ節」をはじめ、

クレージーキャッツの数々のコミックソングを産み落とした

昭和のレジェンド。

これは彼が晩年に手掛け、ほぼ最後の名作となった。

 

つまりこの「イエローサブマリン音頭」は、

ビートルズ×はっぴいえんど(大滝・松本)×

クレージーキャッツ×日本民謡の

超絶コラボレーションなのだ。

 

今年もコロナで、日本のいたるところで

夏祭り・秋祭りが中止になってしまった。

 

ちょっとでいいから黄色い潜水艦に乗り込んで、

笑ってお祭り気分を楽しもう。

 

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続・ワクチンショック

 

昨日はカミさんがワクチンのショックで

救急搬送されて焦ったが、

点滴打って薬を飲んで寝て、

結局、大ごとにはならなかった。

今日は微熱と腕の痛みだけだそうである。

どうもお騒がせしました。

 

ワクチンに対しても、感染してどうなるかも、

本当にひとりひとり反応が違うようだ。

 

僕も自分が平気だから、

ひとりだったらナメてかかっていただろうけど、

こういう敏感な人がそばにいると

慎重にならざるを得ない。

 

彼女は子どもの頃、体が弱く、

何度も死にかけたようなので、

健康や薬のことに関しては

かなり自分自身と対話できるようだ。

(子どもの頃、医者から出された薬を

「これはやばい」と感じて捨てたこともあるらしい)

それでもコロナワクチンに関しては見誤った。

 

それほど「ワクチン打て打て」という声は大きいし、

ネットなどでも「僕も打った、私も打った」と聞くと、

打たないと不安になるようだ。

 

でも確率は相当低いとはいえ、

亡くなる人もいる。

自分がそれに当たらないという保障はない。

 

情報はいっぱいあるけど、

最終的に決めるのは自分だし、

取るべき行動は、打つか・打たないの二つに一つ。

 

この先まだ長そうなコロナの世界では、

こんな局面がまだ何度か来るのかも知れない。

 


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秋風とともにワクチンショック

 

きょうはカミさんが午前中、

初めてワクチン接種に行ったのだけど、

昼過ぎ、そこから電話が来て、

すぐに迎えに来いと言われた。

 

通りに出てタクシーを捕まえて乗り込んだら、

また電話が鳴って、救急車を呼んだという。

 

会場に着いて荷物を渡され、

いっしょに救急車に乗った。

呼吸困難の症状が出ていた。

 

病院では気が気でなかったが、

点滴を打ってなんとか回復し、

家に戻って来た。

 

彼女はもともと喘息身持ちなので、

ワクチンを受けようかどうか悩んでいて

やっと決断したが、

やっぱりだめだった。

もうワクチンは打てない。

 

べつにワクチン反対派でなくて、

打ちたくても打てない人も結構いる。

 

巷ではコロナ=第3次世界大戦説もあると聞く。

両大戦とも4、5年続いた。

コロナの終息にもそれくらいかかるんではないかという話。

ちょっと「戦時下」を感じた。

 

それにしても5年は長い。

あと3年半もある。

もうちょっとおまけしてくれ。

 



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『なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか』 書店ランキング入り

 

★八重洲ブックセンター ビジネス書2位

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1.DXはこうして失敗する

2.DXへの期待と誤解

3.取り組まないこと・目的を見失うことがDXの失敗

4.中小企業のDXには進め方がある

 

第2章 なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか

1.バックオフィスとな何か

2.バックオフィスから始めるDXはハードルが低い

3.バックオフィスのデジタル化で生産性向上

4.バックオフィスにはコストをかける経営的価値

 

第3章 なぜ会計事務所がバックオフィスのデジタル化に強いのか

1.必要なのはITリテラシーよりビジネスリテラシー

2.会計事務所が伝えたい「データの生かし方

3.会計事務所と共に進める最大の強み

 

第4章 バックオフィスのデジタル化を進めよう

1.経理退職!危機乗り越え、未来志向に進化できた理由

2.直感的操作でバックオフィスを一元管理。経営判断にも効果大

3.会社のクラウド化から、紙の電子化・営業支援へ

4.勤怠・給与の作業時間が4分の1になった仕組み

5.残業時間10分の1、勤怠管理のデジタル化から社員の意識も変わる

6.残業時間20%削減、電話をテキスト情報にしてくれる電話番サービス

7.作業の確認時間が90%削減。介護の煩雑な管理業務がスッキリ

 

第5章 バックオフィスから会社は変わる

1.企業文化が変わる

2.「未来会計」で「これから」を見よう

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その他、コラムも多数収録

 


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どうだ、どうだ、ぶどうだ

 

岡山からブドウが送られてきた。

グリーンのが「天山(てんざん)」、

いゐるブドウ色というか、ピックっぽいのが

「クイーンニーナ」。

 

むかし天山という相撲取りがいたような気がするが、

あけてびっくり。デカッ!

まさしく横綱級の粒の大きさ。

 

「クイーンニーナ」も巨峰をしのぐでかさ。

沢田研二が「追憶」という歌で「ニーナ!」と

恋人の名を呼んでいた。

 

どっちも東京のスーパーでは

お目に掛かったことがない。

どうも栽培が難しく、作るの農家が少ないので、

あまり市場に出回らないのだそうだ。

 

お味はどうかと言うと、どっちもプリっと

コシがあって歯ごたえ抜群。

 

天山はわりとさっぱりめでボーイッシュな味。

クイーンニーナは尼さと香りのバランスが抜群で、

ガーリーなお味。

といったら伝わる?

 

夕食のデザートにしたら、

おいしくて食べ応えがあって、

それぞれ3粒食べたらお腹がいっぱいになった。

 

ありがとう岡山!

それにしてもブドウが出てくるともう秋だね。

 

おりべまことエッセイ集:食べる

ロンドンのハムカツ

・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!

 

・インヴァネスのベーコンエッグ

 

・ハムカツの呪い

・脳が構築する「風味」:人間の食と世界観

・幻想やストーリーでおいしくなる日本食 

・肉じゃがは幻想のおふくろの味 

・恐竜の唐揚げ 

・スーパーマーケットをめぐる冒険 ほか 

 

Amazonに好評発売中 ¥282

 


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どうして人は地球滅亡・人類滅亡の物語を創り続けるのか?

 

コロナで人類が滅亡すると思っている人は

ほとんどいないが、この先のことはわからない。

変異を繰り返して、

おそるべき大量殺戮ウイルスにならないとも限らない。

 

でも、そうしたら世界中の人々は

現在のように分断された状況ではなく、

心を一つにして「人類の敵」に立ち向かっていくだろう。

 

そんなことを考え出したのは、

そう言えばここ最近、

地球滅亡・人類滅亡系の映画を観ていないなぁと

ふと思ったからである。

 

最後に観たのは「アルマゲドン」だったか。

ということは、

21世紀になってからほとんど観ていないのか?

 

小説やマンガはどうか?

「寄生獣」などは人類滅亡系のカテゴリーに

 

入らなくはない。

 

「エヴァンゲリオン」は?

20世紀の旧作(旧劇場版)はそのニュアンスが強かった。

しかし、新劇場版になると、心の問題にすり替わった。

 

「地球滅亡・人類滅亡は、あなた自身の心の問題です」

というわけだ。

 

キリスト教瀬世界では「ノアの箱舟」など、

地球滅亡・人類滅亡は

大昔から語り継がれてきた一大テーマである。

そこから救世主・英雄の物語が展開した。

 

20世紀後半以降、それが現代科学の発展、

核兵器の開発などと結びついて、

SF分野で地球滅亡・人類滅亡の物語が

量産されるようになった。

 

また、僕らの世代の日本人は

「ノストラダムスの大予言」に当たってしまったので、

「地球滅亡・人類滅亡」に脳のコア部分が侵食されている。

 

僕はこの20年余り、さすがに食傷して、

あんまりその手の物語を楽しめなくなっていたが、

相変わらず滅亡映画は創られ続け、

どれもそこそこヒットしているようである。

 

観客がいなければ映画なんて作らないので、

やはり安定した需要があると考えられる。

 

そして、なんでそんなに需要があるのか?と考えると、

答は割と簡単で、先進国社会はおしなべて、

この先、人口が減っていくからである。

 

先進諸国の人口はピークアウトしている。

ピークアウトしているからこそ先進国であり、

豊かな経済・豊かな生活を実現していると言ってもいい。

 

ということは極論すると、

いずれは日本なら日本人がいなくなり、

人類が地球からいなくなるということだ。

 

もちろんそれは遠い遠い未来の話で、

僕たちや、僕たちの子どもや孫の時代に

起こることではない。

けれどもどれほど先かはわからないけど、

確実にそれはやってくる。

 

現代の人間と同じ新人類が地球に出てきたのが、

およそ20万年前だというから、

それくらいのスパンで人類は消滅するとも考えられる。

あるいは、もう人類とは呼べない、

ちがう生き物になっているのかもしれない。

 

ぼくたちの脳はもうそのことをどこかで感知している。

じつは得体の知れない不安のもとはそれである。

 

僕も含めてみんな、漠然とした将来への不安を抱え、

なんとか拭い去ろうと躍起になっているが、

はっきりいって無理である。

 

いずれ人類は滅亡する。

ぼくたちはその途上にいる。

 

人が地球滅亡・人類滅亡の物語を創り続けるのは、

一時的にでもその不安を払しょくし、

心の安定を取り戻すため。

いわば、一種の宗教的行為なのである。

 

そこには女神が、英雄が、救世主がいる。

そしてあなたの隣に愛する人が、大切な人がいる。

地球滅亡・人類滅亡の物語はそう教え、人々を導く。

安心できるためには、

やっぱり「愛」と「信じること」が必要なのだ。

 

と、ここでアルマゲドン愛のテーマ、

エアロスミスの「I Don't Want To Miss A Thing」が

ドラマチックに流れる。

ああ、また映画が観たくなった。

 

というわけで、もしコロナがおそるべき変異を遂げたら、

マスクしろ・しなくていい、

ワクチン打つべし・いや、あれは毒だ、支配層の陰謀だと

しょーもない喧嘩をすることなく、

人類は愛の心で一丸となてるのではないか?

 

もちろん、そんなことは望んでないけど、

たとえコロナが今のレベルでも、

かかったら重症化して死んでしまう可能性は誰にでもある。

 

べつに地球が滅亡しなくても、人瑠が滅亡しなくても、

あなたが死んだら、

あなたの地球も世界もそれで終わってしまう。

だから気を付けてね。

そして、死なないでね。

あなたの地球、あなたの世界を守るために。

 

電子書籍新刊「1日3分の地球人」

8月31日(火)15:59まで

新発売記念5日間無料キャンペーン

忙しくて目の前のことしか見えない。考えられない。

でも1日3分でいいから、空に浮かんで地球を見つめてみる。

脳だけ旅人にして世界を歩いてみる。

せっかくこの星に生まれたのなら、

自分が芥子粒のように思える広い空間と長い時間こ手足を伸ばして寝そべりたい。

そんな思いを抱いて綴った地球・世界についてのエッセイ集。

ブログ「DAIHON屋ネタ帳」より30編を厳選・リライト。

●もくじ

他者に不寛容だから幸福度低い?ニッポン

1月21日のルイ16世とマリー・アントワネット

アムステルダムのナシゴレンとコロッケとアンネ・フランク

孤独担当相の誕生

ヒトラーの人間力

 「GACHI」という言葉を外国人に説明すると

 未来のことは子どもに学ぶ

 人新世(アントロポセン)を生きる ほか

 


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週末の懐メロ45:Summer/久石 譲

 

テレビのコマーシャルやBGMでよく耳にするこの曲は、

1999年に公開された北野武監督の映画「菊次郎の夏」のテーマ曲。

 

「遠く離れて暮らすお母さんに会いに行きたい」

「よし、おじさんが連れてってやる」

 

ちょっとどんくさい感じの少年マサオを、

たけし演じる寅さんみたいなヤクザ男・菊次郎が

小さな旅に連れ出す。

 

ただそれだけの話なのだが、

ふさけてて笑えて、

かわいくて切なくて、

少年の心と中年男の心が重なり合う。

僕の心の地図の中で最高峰に位置する映画である。

 

歌詞のないインストゥルメンタル曲だが、

メロディラインの中に映画で描かれる

夏、旅、海、花火、お祭り、無垢で不器用な少年、

アホでこころやさしい大人、笑い、涙。

そして昭和から平成初期にかけての近過去の日本。

そのすべてのエッセンスが盛り込まれている。

まさしく懐メロの中の懐メロだ。

 

YouTubeにはこの映画と音楽に関する

北野監督のインタビューが投稿されている。

 

Q「『菊次郎の夏』では、作曲家の久石譲との協力が

いつにもなく強調されており、

そこから尊敬と称賛の意を受け取ることができます。

あなたがた二人がどのように作品を作っていくのか、

より詳しく教えていただけますか?」

 

監督「いつもは編集したものを見せて、

さあ、これにつけろとぜんぶ任せてたんだけど、

今回だけは、こういったメロディラインでって、

音楽の内容にまでかなり言ったので、

こんなような音楽が出来てくるだろうなって

思って撮っていったので当たったんだろうね」

 

この曲はたけし監督の想いを

見事に反映した曲でもあるのだと思う。

 

けれども、近所のどこの馬の骨とも知らぬおっさんが

熱中症も気にすることなく、

ヤバイ場所、うさんくさい場所も含めて

子どもをあちこち連れ回すことはもうできないし、

心を重ね合わせることもできない。

 

菊次郎や僕たちが体験した「昭和の夏」

「日本ならではの夏」は、

時代が変わり、社会が変わり、環境が変わった今、

洗練され、加工され、

アク抜き処理をされたパッケージ商品のようになっていく。

 

この先もナチュラルな形で残していくのは、

もう難しいのかもしれない。

 

その代わりと言っていいのかどうかわからないが、

ジブリ映画などの音楽も手掛ける久石譲は、

いまや現代の日本人の心の原風景を作っているかのようだ。

 

「日本ならではの夏」を伝えていくためにも

懐メロ映画や懐メロ音楽を愛し続けたい。

 

電子書籍新刊「1日3分の地球人」

8月26日(木)16:00~31日(火)15:59

新発売記念5日間無料キャンペーン

忙しくて目の前のことしか見えない。考えられない。

でも1日3分でいいから、空に浮かんで地球を見つめてみる。

脳だけ旅人にして世界を歩いてみる。

せっかくこの星に生まれたのなら、

自分が芥子粒のように思える広い空間と長い時間こ手足を伸ばして寝そべりたい。

そんな思いを抱いて綴った地球・世界についてのエッセイ集。

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●もくじ

他者に不寛容だから幸福度低い?ニッポン

1月21日のルイ16世とマリー・アントワネット

アムステルダムのナシゴレンとコロッケとアンネ・フランク

孤独担当相の誕生

ヒトラーの人間力

 「GACHI」という言葉を外国人に説明すると

 未来のことは子どもに学ぶ

 人新世(アントロポセン)を生きる ほか

 


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「1日3分の地球人」発売記念無料キャンペーン

 

特にこれといったきっかけがあるわけでもなく、時々ふと地球のことを考える。

 

脳が森の中に分け入ったり、深海に潜ったりしてみる。

そこで生きている生き物たちのことを僕らは分かっているようで何も知らない。

 

みんな、草か木の実か肉かプランクトンか、とにかく何か食って排泄して、生殖して眠る……ということは知っているけど、彼らだってきっとメシとトイレとセックス以外の何かを考えながら生きている。

 

人間の「思考」とはちょっと違うものかも知れないけど。動物だけでなく植物も。その想念みたいなものが集まって「地球環境」というのは形づくられているのではないか。そんな妄想にかられる。

 

同じように人間が作ってきた世界のことを考える。

脳がさまざまな時代を旅して、あちこちの国に行ってみて、あの時代、この国の人たちが、あの国の人たちが

どうやって世界を認識していたのか訊いてみる。

そして今、自分がどこにどうやって立っているのか

確かめてみる。

 

情報化社会の恩恵を受けた現代人は、正しく「地球人」であり「世界人」である。

そんな地球人・世界人が皆、1日ほんの3分間、

森や砂漠や海中にダイブして、こういう星で暮らしているんだ、と感じるだけで、地球は少しだけ変わる。

あるいはタイムトラベルして、こうして今、自分はここにいるんだと思うだけで、世界は少しだけ変わる。

 

8月26日(木)16:00~31日(火)15:59

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●もくじ

・一日三分の地球人

・他者に不寛容だから幸福度低い?ニッポン

・1月21日のルイ16世とマリー・アントワネット

・アムステルダムのナシゴレンとコロッケとアンネ・フラン

 ク

・孤独担当相の誕生

・ヒトラーの人間力

・世界を作った歴史人は?(世界史編)

・ロンドン旅行記より:観光都市は空港からエンターテイン

 メント

・京都探訪記より:外国人観光客の群れ、そしてキモノ女の

 大増殖

・急落マクロン株と安定上昇アントワネット株

・EU離脱と大英帝国の幻想とお国のアイデンティティ

・「GACHI」という言葉を外国人に説明すると

・世界初・英国孤独問題担当相 いわくつきの誕生から1年

・ルワンダを復興させた女性たち

・新元号発表とゴッド・セーヴ・ザ・キングと

 戦争のあった時代

・ほんとは幸福になんかなりたくない日本人

・和服でサムライプレゼン

・ロンドン旅行記より:新名所は鉄道駅

・世界自閉症啓発デー&発達障害啓発週間と人権意識の未来

・地球に生きる人間の数と、人間の適正な大きさについての

 疑問

・最強台風と地球温暖化問題

・ハリウッドストーリーがロックスターに打ち克った日

・未来のことは子どもに学ぶ

・「メリークリスマス!」は 時代遅れの宗教ハラスメントな

 のか?

・嵐が丘への旅の記憶

・人新世(アントロポセン)を生きる

・ファットマンを地球最後の核兵器にするために

・日本の子ども・高齢者の幸福度と大人のエゴ

・ロンドン旅行記より:「国家の英雄」が乗った海賊船

・僕たちは世界という方舟に乗船している

。ちょっと地球になって海に潜ってみる

 


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おりべまこと電子書籍「1日3分の地球人」本日発売!

 

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明日8月26日(木)16:00~31日(火)15:59

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●もくじ

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・京都探訪記より:外国人観光客の群れ、そしてキモノ女の

 大増殖

・急落マクロン株と安定上昇アントワネット株

・EU離脱と大英帝国の幻想とお国のアイデンティティ

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社長、なんとなくDXを考えてるならおススメです

 

コロナ禍はまだ5年、10年続くかも?

もう元の世界には戻らない。

なんとなく考えているDX、そろそろ始めないと。

 

DXの失敗にはワケがある!? 中小企業の正しい進め方を会計事務所が紹介。バックオフィスからのDXを推進する書籍

中小企業DX推進研究会プレゼンツ

「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」

定価1,650円

全国の書店、Amazonで発売中!

 

★内容

第1章 なぜ中小企業のDXは失敗するのか?

1.DXはこうして失敗する

2.DXへの期待と誤解

3.取り組まないこと・目的を見失うことがDXの失敗

4.中小企業のDXには進め方がある

 

第2章 なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか

1.バックオフィスとな何か

2.バックオフィスから始めるDXはハードルが低い

3.バックオフィスのデジタル化で生産性向上

4.バックオフィスにはコストをかける経営的価値

 

第3章 なぜ会計事務所がバックオフィスのデジタル化に強いのか

1.必要なのはITリテラシーよりビジネスリテラシー

2.会計事務所が伝えたい「データの生かし方

3.会計事務所と共に進める最大の強み

 

第4章 バックオフィスのデジタル化を進めよう

1.経理退職!危機乗り越え、未来志向に進化できた理由

2.直感的操作でバックオフィスを一元管理。経営判断にも効果大

3.会社のクラウド化から、紙の電子化・営業支援へ

4.勤怠・給与の作業時間が4分の1になった仕組み

5.残業時間10分の1、勤怠管理のデジタル化から社員の意識も変わる

6.残業時間20%削減、電話をテキスト情報にしてくれる電話番サービス

7.作業の確認時間が90%削減。介護の煩雑な管理業務がスッキリ

 

第5章 バックオフィスから会社は変わる

1.企業文化が変わる

2.「未来会計」で「これから」を見よう

3.バックオフィスのDXが目指すもの

 

その他。コラムも多数収録

 


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そこの社長、 「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」を読んでください

 

経理・人事・労務・総務部などの社員、

そして何よりも経営責任者、必読!

 

DXがなかなか進まない会社への処方箋

「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」が本日8月23日(月)、全国の書店に並びました。

 

著者は中小企業DX推進研究会。

僕も執筆のお手伝いをさせていただきました。

 

コロナ禍がいつ明けるのか、

いまだ予想はつかないが、

そのトンネルを抜けた先に

デジタル社会が広がっていることだけは確か。

 

最低限の準備をしておくためにも

経理・人事・労務・総務など、

バックオフィスのデジタル化を進めておこう。

 

台所がしっかりしていない会社は、ちゃんとした料理、

つまり製品やサービスをきちんとお客様に提供できない。

 

機能性・生産性の高い台所づくりのためには

お金の計算、勤怠管理、人事管理などの面倒な部分は、

もう人間がやらなくてもいい仕事になる。

 

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豊富な事例解説でIT初心者でも丸わかり。

 

正しく、素早く、楽しくDXをやっていこう!

 

8月23日(月)から全国の書店、

およびAmazonで発売開始!

定価:1,650円(税込)

 


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おりべまこと電子書籍新刊「1日3分の地球人」8月25日(水)発売予定!

 

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未来のことは子どもに学ぶ

 

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日本の子ども・高齢者の幸福度と大人のエゴ

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週末の懐メロ44:少年ヴィーナス/ビョーク

 

アイスランドで初の世界的ミュージシャンとして

羽ばたいたビョークが

1993年にリリースした必殺の1曲。

 

未来チックでありながら

懐かしい子守歌のような音色とリズムは

浮遊感たっぷりで

どこかべつの宇宙へつれていかれそうだ。

 

かつてのケイト・ブッシュを彷彿とさせる

サウンドとパフォーマンスだが、

ビョークは顔立ちが東洋系のせいか、

妖精というよりかわいい妖怪といった感じ。

影ふみをして遊ぶざしきわらしのように見えてしまう。

 

「彼は美を信じる少年ヴィーナス」という歌詞は

けっこうエロいニュアンスがあるけど、

少女のように見える彼女、

じつはこの頃、すでに母親だった。

 

なのでこの歌は、もしかしたら

息子への愛情を歌ったものなのかもしれない。

なんとなく子守歌っぽく聞こえるのはそのせいかも。

 

ジャン・レノ主演・リュック・ベッソン監督の

映画「レオン」の挿入歌として憶えている人も多い。

「やさしい殺し屋のララバイ」というところか。

 

彼女自身もこの後、映画女優として活躍。

 

2000年には「ダンサー・イン・ザ・ダーク」という

かなりヤバい映画に主演し、

第53回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール、

そして主演女優賞を獲得した。

 

北の果ての国から生まれた特異な才能。

月光のなかでゆらゆら揺らぎながら歌うビョークは、

むし暑い夏の夜をひんやりクールにしてくれる。

 

Amazon Kindle 電子書籍

エッセイ集:音楽

ポップミュージックを

こよなく愛した僕らの時代の妄想力

ロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代。僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する音楽エッセイ集33篇。

もくじ

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」 ほか

 


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コロナ・デルタモードでビキニのおねえちゃんはもはやノスタルジー

 

昨日、テレビで3、4年前の日本のビーチ

(たぶん湘南あたり)の映像が出てきた。

ビキニの女の子が笑顔でインタビューに答えている。

 

そのVを見ていたコメンテーターの芸人が思わず漏らした。

「なんだか懐かしい風景や」

 

その感覚は正しいと思った。

3年前の夏、僕は頭の手術をやって入院し、

海もプールも自粛していたが、

その頃のことが本当に昔のことに思えてしまう。

 

個人的な生活の変化もあるが、

もちろんそこにはコロナが大きく介在している。

 

コロナ前とコロナ後の世界は完全に分断されそうな気配だ。

 

仕事でも調べものでネット記事をあちこち検索するが、

2019年以前の記事はちょっと注意して読む。

 

古い記事に価値がないわけではないが、

そのビジネス自体が陳腐化していたり、

プロジェクトが終了したりしているケースが

けっこう見受けられるからだ。

 

企業サイトでもニュースやブログが

2020年以降、更新されていないのを発見すると、

この会社は本当にちゃんと稼働しているのか、

ちょっと心配になる。

 

もし更新をサボっているだけだったら、

不信感を抱かれないために

ちゃんとアップデートした方がいい。

 

それにしても、今振り返れば昨年はまだよかった。

日本は被害が大したことなかったので、

自分も含めて、コロナをなめていた。

 

政府もよけいな金や労力をかけなくても

国民に我慢させときゃ、いずれ嵐は過ぎ去ると

思っていたのだろう。

 

 

それでオリンピックもできちゃって、

もしかしたら奇跡が起きて感染が減退するかと

わずかに期待したが、残念ながら、

オリンピックの神様は日本に金メダルをくれなかった。

 

ワクチン打ってオリパラやって、

この夏でコロナ一件落着となっていた

シナリオは見事に崩れてしまっている。

 

メディアに煽られている部分はあるかも知れないが、

今回のコロナ・デルタモードはまじヤバイ気がする。

 

もしかしたら今までのは前座に過ぎず、

日本のコロナ禍はこれからが本番なのかもしれない。

 

ワクチン打ってても安心できない。

とりあえず年末までは自粛を続けるしかなさそうだ。

これが単なる思い過ごしでありますように。

 

ついでに言うと、

最近「ポストコロナのビジネス云々」という広告が

よく目に入る。

 

その人たちの中でコロナ禍を予測できた人も、

ここまで(さらに来年以降まで)トンネルが続くと

予測できた人は一人もいない。

話は2、3割聞いておけばいいと思う。

 


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「なぜDXはバックオフィスから始めるとうまくいくのか」発売!

 

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DX本の制作に参加。

 

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「テレワークは1回きりでやめた」

「ソフトを買ったけれど使いこなせなかった」

「一部の社員だけのメリットで、

 他の社員に不満があった」

 

そんなDX(デジタルトランスフォーメーション)に

挫折した会社・事業者に超オススメ。

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週末の懐メロ43:ラヴ・ラヴ・ラヴ/ザ・タイガース

 

映画情報に触れて、ふと沢田研二のことを思い出し、

聴いていたら何曲目かに出てきた「ラヴ・ラヴ・ラヴ」。

 

リリースは1969年末。

他のグループのメンバーも夜中にスタジオに集まってきて、

レコーディングに参加した、という逸話もあるくらい、

かなり気合を入れて作られたらしい。

が、その割にはあまりヒットしなかった。

 

熱狂的だったブームは瞬く間に過ぎ去り、

ザ・タイガースをはじめとする

日本のGS(グループサウンズ)の時代は

もう終わろうとしていた。

 

僕もまだ子どもだったので、

リアルタイムでこの曲を聴いたことは、

ほとんどなかった。

 

テレビで観た憶えもないし、

いつ、どこで、どう耳にしたのかわからない。

けれども、このメロディはずっと脳のどこかに

こびりついていた。

 

そして、おそらく50年ぶりに聴いて衝撃を受けた。

 

明らかにビートルズの

「愛こそはずべて(All you need is LOVE)」に

インスパイアされた曲だ。

 

だけどこれ、ビートルズよりうんといいやんか。

めっちゃ素晴らしい曲やんか。

 

 

沢田研二は先日公開された

山田洋次監督の「キネマの神様」で、

昨年コロナで亡くなった志村けんの代役を務めている。

 

エロチックでデカダンで

ファンタジック。

日本人離れしたな魅惑のパフォーマンスで

1970年代の日本のポップス界をリードした沢田研二。

 

あの頃の若い女と男を魅了しまくった

スーパースター“ジュリー”が、

「寅さん」に代表される山田人情映画で、

人生を破綻させた老人役を演じるなんて

誰も夢にも思わなかっただろう。

 

けれども年齢を重ね、

いろいろな経験を重ねた彼にとっては

そんなに特別なことではなかったのかもしれない。

 

 

僕らが抱くかつてのジュリーの幻想から離れて数十年、

沢田研二はずっとコンサートを開き、

歌い続け、音楽とともに生きてきた。

 

この曲も自分のソロコンサートで、

そしてタイガースの復活コンサートで、

ずっと大事に歌い継いできた。

 

映像は復活タイガースの2013年のコンサート。

GSの中でもトップだった人気バンドは、

ただのアイドルではなかった。

ヴォーカルも演奏力も一流だった。

 

5人ともすっかりじいさんになってしまったが、

サポートを受けずとも素晴らしい演奏を繰りひろげていく。

 

ドラマ・映画の名わき役として知られる

岸部一徳(旧名・修造、愛称サリー)の唸るベース。

 

ハートビートを打ち続け、

クライマックスに炸裂する瞳みのる(愛称ピー)のドラム。

このカッコよさはどうだ。

 

そして沢田研二のヴォーカルも

若い頃からけっして衰えていない。

むしろ齢を取って深みを増しているように感じる。

 

本当に時はあまりにも早く過ぎてゆく。

喜びも悲しみもすべてつかの間だ。

 

「ラヴ・ラヴ・ラヴ」の歌詞は、

いま歌ってこそ、いま聴いてこそ、

深く心に染みる。

 

ラヴ・ラヴ・ラヴ 愛こそすべて

 

映画観に行くよ。

まだまだ終わらない。

がんばれジュリー!

 

 

 

 

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思いもかけない世界が開く夏の旅へ

 

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夢みたび。TOKY02040開催決定! (という夢を見た)

 

不運にまみれてたのに、

こんな厳しい条件のもと、みんなよくがんばった。

 

今週はテレビもネットも、

日本のメダリストおめでとう! 

勇気をどうもありがとう!

 

ボランティアの皆さんのおもてなし 

すばらしい 海外も絶賛!

 

という声があふれている。

 

それを僕たちはエアコンのきいた

涼しい部屋の中で見聞きして胸を熱くしてる。

これでめでたしめでたしでいいのか?

 

なんで開会式で「イマジン」を歌うのか?

なんで閉会式で「愛の賛歌」を歌うのか?

なんで広島・長崎への黙禱がないのか?

 

不可解なこといっぱいの東京オリンピックで

やっぱり最大のミステリーは

「なんで真夏の東京でオリンピックなのか?」

と、最初から言っていたことに戻ってしまう。

 

あまり大きくは報道されなかったようだが、

テニスでもアーチェリーでも競歩でもマラソンでも

熱中症になる選手が続出。

(競歩とマラソンは会場を札幌に移しても変わらなかった)

ボランティアも50人以上が熱中症で倒れたそうである。

 

これでもし観客を入れていたら・・・

と思うと空恐ろしくなる。

死人だって出ていた可能性が高い。

皮肉だけどむしろコロナに感謝すべきだった

のかもしれない。

 

招致の段階で日本側は「東京は温暖な気候」だから

「選手にとっても最適な環境」という文言を入れていた。

 

それは1964年と同じく、10月に開催されたときの話だ。

当時と違って開催日程が真夏なのはわかっていたこと。

IOCだって東京の真夏が競技するのに適した環境かどうか

わかっていたこと。

 

ミステリーでも何でもない。

 

最初から選手ファースト無視、

理念も無視した大会だったのは明らか。

ということは忘れないほうがいいと思う。

 

でも、こんなに素晴らしい日本人主催のオリンピックが

コロナのせいで無観客になり、

海外の人も来られなくて本当に残念。

と思っている人は少なくないだろう。

 

そこでちょっとおめでたい情報を得た。

パリ、ロス、ブリスベン、2036はイスタンブールが有力。

 

ならばその後の2040、また東京でどうですか?

せっかく作ったこの素晴らしい施設、

上手にメンテすれば

19年後なら十分再利用できるんじゃないですか?

 

ぼくたちだってまたおもてなしを受けたいし、

今度こそたっぷりおいしい日本食食べて、観光もしたいよ。

競合なしで決めちゃってもいいからさ。

 

と、IOCのお偉方が去り際に持ち掛けたとか。

 

ええー! 夢みたび。TOKY02040

ぜひぜひとも! とJOCも都も政府も色めきたったとか。

 

ーーというのはもちろん真夏の夜の夢です。

真夏の東京オリンピック、ノーモア。

 

 

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思いもかけない夏の小さな旅へどうぞ。

 


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日本だから発信できる、大事なメッセージが抜け落ちていた東京オリンピック

 

開催中は選手の活躍にエキサイトした。

感動ストーリーもたくさん生まれた。

日本のメダルラッシュも喜ばしいことだ。

 

でもやっぱり終わってみて、

オリンピックの開催意義を考えざるを得なかった。

 

最後まで理念が抜け落ちたままだった

東京オリンピック。

その印象は変わらない。

 

それを象徴するかのように

閉会式は締まりのないものだった。

 

選手が解放的になり、リラックスするのはいい。

競技をやり遂げた喜びを表すのはいい。

 

けれども平和の祭典・多様性の象徴であるはずの

オリンピックが日本で行なわれているのに、

それも日程に8月6日を含んでいるのに、

閉会式翌日(=きょう)は8月9日なのに、

どうして広島・長崎への黙禱が行われないのか?

 

橋本会長・バッハ会長のスピーチの時に

それはできたはずである。

 

それがあれば閉会式も全然違った印象になったのだろうに。

東京で、日本で開催した意義も、価値も、

後世に与える印象も違っていただろうに。

 

これもまた政治・思想に

オリンピックを利用するのはまかりならん、

ということに当てはまるのだろうか?

 

黙禱はお祭りにふさわしくないからか?

そうとは思えない。

 

1994年のリレハンメル(ノルウェー)冬季大会の開会式では

サラエボに向けて黙祷が行われた。

 

サラエボオリンピック(冬季大会)は、

その10年前の1984年に行われた。

旧ユーゴスラビア(現ボスニアヘルツェゴビナ)の首都である。

 

しかしオリンピック開催後、東西冷戦構造の瓦解に伴って、

ユーゴスラビアという国家自体が崩壊。

いくつもの国に分断され、

サラエボは内戦と民族間の対立と大量虐殺の舞台となってしまった。

 

僕はもちろんテレビで観ていただけだが、

あの黙禱にシーンは

27年経った今でも鮮明に覚えている。

それくらいオリンピックという場はメッセージの発信力が強い。

 

もちろん、サラエボはかつての開催地であるなど、

事情や背景は異なっているが、

それにしてもやっぱり、なぜやらないのか? 

という疑念はぬぐえない。

 

当然、裏では議論もあったようだが、

結局、IOCは首を縦に振らなかった。

 

パンデミックという厳しい条件の下で、

半ば無理やり開催したのだから、

単なる祭典ではない、スポーツだけではない、

オリンピックの独特意義を謳ってよかった。

謳うべきだった。

 

それが、人類がコロナウイルスを克服した証云々にも

繋がるんじゃないの?

菅首相も、小池都知事も

もっとがんばれなかったのか?

・・・といっても、もう遅いけど。

 

パフォーマンスの一部に出演した大竹しのぶさんも

そのことを残念がっていた。

..

宮澤賢治の詩を子どもたちに語って聞かせるという、

ちょっと意味不明のお芝居。

 

正直「なんでこんなシーン入れるの?」と思ったが、

あれは黙祷をしない・できないことの代償だったのか?

しかし、あれではメッセージにはならない。

せっかく東京で、日本で開かれたのに。

せっかく大きなチャンスだったのに。

 

選手の活躍や喜びに水を差すつもりはないけど、

今回のオリンピックは、

かなり残念な気持ちでいっぱいだ、

 


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週末の懐メロ42:秘密の花園/松田聖子

 

ミステリアスなランデブーからたおやかに広がっていく

夜の海の情景。

イメージ豊かな旋律が魅惑的な松田聖子1983年のヒット曲。

 

特にファンというわけではないのだが、

なぜか唯一この曲だけは完全にツボにはまってしまった、

 

愛らしい少女と

セクシーなおとなの女性の混じり合った神秘感と、

月や星の光に照らし出された海のファンタジー感が

重なり合う聖子ワールドの頂点、とでも言えばいいのか。

今でも聴くとゾクゾクする。

 

作詞は松本隆、作曲は呉田軽穂。

 

松田聖子のシングルの楽曲は

1981年の「白いパラソル」から

84年の「ハートのイアリング」まで3年間、

松本隆が作詞を一手に引き受けていた。

 

その絡みなのか、松本隆と縁の深いアーティストたちが、

次々と楽曲を提供するようになり、

不滅の聖子ワールドが構築されていく。

 

中でも多いのが財津和夫(チェリーブラッサム、夏の扉、白いパラソル、野ばらのエチュード)と

呉田軽穂(赤いスイートピー、瞳はダイアモンド、渚のバルコニー、小麦色のマーメイド)。

 

呉田軽穂ってだれ?と当時は謎だったが、

後年。松任谷由実(ユーミン)のペンネームと知って納得。

 

彼女は自分の名前を出さず、

純粋に作曲家として他の歌手(特に若手の女性)に

曲を提供する場合に限って、

このペンネームを使っていたようだ。

 

原田知世の「時をかける少女」、

薬師丸ひろ子の「Woman(Wの悲劇)」など

呉田軽穂の作曲。

女優のグレタ・ガルボをもじった名前らしい。

 

実はこの「秘密の花園」は最初、財津和夫作曲の歌だった。

財津バージョンというのは

デモ(試作品)のレベルかと思ってたけど、

つい最近、YouTubeに上がっていたのを聴いたら、

しっかり編曲もされて完成している。

 

正式tリリースされた呉田バージョンに比べて

アップテンポで、ポップで元気で明るい歌になっている。

 

財津和夫はもちろん当時のビッグネーム。

そしてまた当時の聖子人気からすれば、

これでもたぶん№1ヒットになっただろう。

 

しかしプロデューサー氏はじめ、

この時代の聖子プロジェクトのスタッフは妥協しないで

さらなる高みを目指していた。

 

正直、どこかこれまでの歌に似ている。

弾んだ感じはいいかが、歌詞まで軽い感じがする。

もっと新しい聖子ワールドを開きたい・・・・

たぶん、そんな思いに駆られたのだろう。

作りなおしを決断した。

 

作詞の松本隆も乗り出して、

ツアー中の松任谷由実を捕まえた。

時間がないと断る彼女を、そこを何とかと口説き落とした。

 

ツアーの合間に松任谷から呉田へスイッチして

かなり短時間で書き上げたらしい。

 

しかし、そこは彼女の才能とキャリアをもってすれば

驚くには当たらない。

30分で傑作が生まれることもあれば、

30年かけても駄作しかできないことがある。

創作の神は愛する者のもとに一周運のうちに舞い降りる。

 

とにかくそんないわくつきで「秘密の花園」は生まれた。

スタッフの判断は大正解だった。

財津さんにはたいへん申し訳ないが、

この曲に限ってはユーミンの完勝。

 

彼女の紡ぎ出すたおやかで繊細なメロディは

歌詞の奥に秘められた物語を存分に引き出した。

ここまでドラマチックに、ファンタジックに昇華し、

まさしく「秘密の花園」までたどり着けたのは

ユーミンマジック、そして、

編曲の松任谷正隆(ユーミンの旦那)のセンスの

賜物である。

 

僕は長らく「秘密の花園」は夏の歌だと思っていたが、シングルが出たのは1983年1月。真冬である。

 

そう思っていたのは「ユートピア」という

夏と海をテーマにしたアルバムに入っていたからだ。

 

「秘密の花園」「天国のキッス」という

2枚のヒットシングルを収めた「ユートピア」は、

呉田と財津をはじめ、

当時のニューミュージックのトップレベルの

ミュージシャンたちが集結して楽曲を提供した。

 

アルバム曲ならではの名作「マイアミ午前5時」や

「セイシェルの夕陽」などもここから生まれた。

 

アイドルポップスをはるかに超えた、

1980年代のJ-POP(という言葉はまだなかったが)の

金字塔ともいえる名盤だと思う。

 

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こよなく愛した僕らの時代の妄想力

ロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代。僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する音楽エッセイ集33篇。

もくじ

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」 ほか

 


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オリンピックはコロナ無限トンネルの一瞬のオアシスなのか?

 

昨日はワクチン2回目接種の日だった。

ちょうど出かける時間が、

五輪の女子スケボーパーク決勝と当たってしまっていた。

 

最後のスカイ選手と岡本選手の滑りまで

見ずには出て行けなくなった。

 

岡本転倒。残念!

メダルは獲れなかったけど、

技術は上の3人より上だというのは

素人が見ても分かる。

 

平均点ではなく、最高点で競うので

とにかくみんなガンガンチャレンジする。

3回目はいちかばちかの賭けで転倒続出。

 

でも一発逆転を狙って

思い切りチャレンジできるというのは素晴らしい。

 

それにスケボーは遊びの延長みたいな感じでやっているから

国籍問わず、遊び仲間同士でほめあったり、

慰め合ったりしているのが

見ていてとても気持ちよかった。

 

元来、スポーツはこういうものだった。

それが発展すると

国力争いの代理戦争みたいになってしまう。

そして自分を含めて、それを楽しむ人々が大勢いる

…と思うと、ちょっと複雑で矛盾した気分。

 

日本はスケボーめっちゃ強いじゃんか、

金メダルめちゃいっぱい取れるじゃんか、

ときがついたお偉いさんたちが

オリンピックのために強化選手養成

――みたいなことにならなきゃいいけど、と思う。

 

でも今回作ったスケボー会場は

選手の活躍のおかげで

終わった後、取り壊される予定だったのが

残されることになったとか。

それはめでたい。

 

というわけで遅刻しそうになって。

灼熱の太陽の中、慌ててチャリを飛ばし接種会場へ。

 

ぎりぎりセーフで、

特にドラマもトラブルもなく、

平凡にワクチン2回目接種完了。

こっちはドラマなんてないほうがいい。

 

それにしてもコロナワクチンより、

オリンピックを優先していた自分がいた。

理念を無視した、利権優先のオリンピックに

ブーイングを飛ばしていたが、

実際に開かれると、やっぱオリンピック面白いな~、

自分の国や文化をアピールしたり、

人権をアピールしたりするために、

世界のためには、やっぱりこういうイベントが

必要なんじゃないかな~

と思ってしまう。

 

多くの日本人は多かれ少なかれ、

僕と同じ気持ちなのではないだろうか?

 

でも、いまはまだ夢の中ということなのだろうか。

終わった後、感染拡大・医療崩壊の現実を突きつけられ、

再びコロナ無限トンネルが始まるかもしれないと思うと、

けっこう怖い。

 


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この夏の猛暑と矛盾に耐えられるか?

 

別に今回に限ったことではないが、

テレビのオリンピック報道にはほとほとうんざり。

自国開催ということもあってか、

いつもより感動押しつけ度が強い気がする。

 

「感動ストーリーばっかりやりやがって」とか、

「メダル取りそうな日本人選手の競技ばっかじゃなくて、

他のもちゃんとやれ」とか、

「メダルなんていくつとろうがどうでもいいよ」とか、

いろいろひとりでうそぶいていたのだが。

 

昨日、柔道のチームを率いていた井上康生監督が、

「パパはがんばったのにメダルもらえないから」

と、子どもたちが手作りのメダルを贈ってくれた

という記事を読んだ瞬間、涙腺崩壊。

 

監督、こんな価値ある金メダルは人生一度きりだよ。

やっぱオリンピックっていいもんやの~。

 

と、完全に自己矛盾に陥った。

 

井上監督の指導力は高く評価され、

精神論・根性論でやっていた日本の柔道を大きく変えたようだ。

勝つためには大量のデータをもとにした科学分析が不可欠。

柔道に限らず、スポーツ界はDX先進業界だ。

 

それにしても日本は、

片やオリンピックで沸き返り、

片やコロナの感染拡大で苦り切るという、

矛盾のドツボにはまってしまった。

 

新たに延長・拡大された緊急事態宣言もどこ吹く風。

多くの人の頭の中では、もうコロナなんて終わっている。

 

テレビなんて見ない人たちは、

自分の好きな情報、都合の良い情報しか入れないから、

自分の身に降りかからない限り、

コロナの感染拡大なんて、あってもなくても

どっちでもいい事実なのだ。

 

冬ならまだしもステイホームで我慢できるかも知れないが、

開放的になる夏は無理。

指導者はそうした人の心理を完全に見誤っていた。

 

そこにオリンピック開催という矛盾が加わり。

コロナの感染拡大に関して、

日本中がーーとまでは言わないまでも、

少なくとも東京都民、首都家の人間は

完全に諦めモードに入っている。

このまま集団免疫が得られればいい、という考えか?

 

安部前総理も、IOCの役員も、菅総理も、

「人類がコロナに打ち克った証としての五輪開催」

と叫んでいたが、

本当にオリンピックが奇跡を起こし、

閉会したら感染が激減・・・ということになれば、

これ以上の感動ストーリーはない。

 

オリンピックの神様、なんとかしてください。

よくがんばった日本にご褒美の金メダルをください。

 

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私立私立探偵の健太が受けた仕事は難題だった.依頼人のネコマタマダムとともに黄金の林檎の発掘作業に明け暮れる日々。その中で見つけたものは? 人生で大切なものは何か、探しているあなたに贈るコミカルな探偵物語。

 


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週末の懐メロ41:カナリア諸島にて/大滝詠一

 

あなたはカナリア諸島に行ったことがあるか?

僕はない。

でもこの40年間、毎年のようにこの季節、

脳みそだけは永遠の夏に遊びに行く。

 

大滝詠一の不朽の名盤「ロングバケーション」が

リリースされたのは1981年。

「カナリア諸島にて」は、その3曲目、

シングル盤では「君は天然色」のB面だったが、

僕にとってはこの曲こそが「ロンバケ」を象徴する曲だ。

 

日本人が戦後の貧しさから抜け出し、

豊かさを実感し始めた80年代前半、

この曲に代表される大滝の音楽は

現代日本人の心に、現実とは別の心象風景をつくった。

 

南の島のパラダイス。

天国に一番近い島のリゾート。

 

それは豊かになった日本人が次に目指したい、

辿り着きたい場所だった。

 

少し前の時代はハワイが「夢の島」だった。

しかし、グァムもハワイも一般庶民が行けるようになってきて、

なんだか俗っぽくなってきた。

 

もっと新しい夢に相応しい南の島はないか?

でもまだ戦後36年(今年は76年)。

忌まわしい太平洋癒戦争の記憶がまだ残っている。

そんな残滓があるような島を選ぶわけにはいかない。

 

そこでアフリカ北西部にある

スペイン領カナリア諸島が選ばれたのかもしれない。

 

海が美しいのはもちろん、

日本からはるかに遠く、手あかがついていない聖地。

「カナリア」という言葉の響きも明るかった。

 

しかし、大瀧詠一も、作詞の松本隆も、

この頃、まだカナリア諸島には行ったことはなく、

詞も曲も完全に彼らの幻想・妄想から出来上がった。

 

いや、幻想・妄想だったからこそ

名曲になり得たし、僕たちの心に

「永遠の夏」を植え付けられたと言っていいだろう。

 

後年、松本隆は実際にカナリア諸島に行き、

その現実の風景をを目の当たりにして冷や汗をかいたーー

という話を聞いた。

 

大瀧詠一は生前、旅したことがあったのだろうか?

 

いずれにしても、1981年はもちろん、

それから40年経った今も、

カナリア諸島に行ったことのある日本人は、

せいぜい1~2パーセント程度だろう。

 

これからもそんなに大勢の日本人が

かの地に出かけていくとは思えない。

 

それでいいのだ。

 

そして僕らは薄切りのオレンジを浮かべた

アイスティーを飲みながら,

永遠にたどり着けない

カナリア諸島の夢の風景に自らを癒しつつ、

酷暑の夏、コロナの夏をやり過ごしていく。

 

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エッセイ集:音楽

ポップミュージックを

こよなく愛した僕らの時代の妄想力

ロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代。僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する音楽エッセイ集33篇。

もくじ

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」 ほか

 

 


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岡山の桃とAIと桃太郎

 

ここのところ、AI開発の本の執筆に取り組んでいる。

その開発者である岡山の女性社長と

ちょくちょくオンラインでやり取りしているのだが、

今日は彼女から桃のプレゼントが届いた。

 

桃太郎の物語が伝わる土地だけあって

桃が特産品。

「鬼滅の刃」では鬼が恐れるのは藤の花だったが、

岡山に残る桃太郎伝説によると、

鬼は桃を恐れると言われているそうだ。

 

今回いただいた「清水白桃」は

その中でも最高級とされる。

 

箱のふたをあけると甘い桃の匂い。

そして5つ並んだ、ちょっと小ぶりの桃は

美しい乳白色の5つ子の赤ちゃんみたいで

食べちゃいたいくらい可愛い。

 

もちろん食べるんだけど、

すぐに手を付けるのはもったいないので

一晩はそのままお供えしておこうと思う。

 

ホームページを見てみたら、

「この清水白桃が味わえるのは、

毎年7月下旬から約10日間限り」とある。

ずいぶん貴重なものを頂いた。

 

ちなみに僕らが知っている昔ばなしの桃太郎は

明治時代以降に各地の伝説を題材に作られたもので、

富国強兵思想が色濃く反映されたもの。

 

岡山に伝わっているのは、その題材の一つになったもので、

吉備津彦命(きびつひこのみこと)という英雄が

温羅(うら)呼ばれた鬼を退治した伝説である。

 

そういえばちょっと前にNHKの「昔ばなし法定」で

鬼を殺した桃太郎の裁判劇をやっていたのを見た。

めっちゃ面白く、考えさせられた。

 

愛があれば桃太郎と鬼は手を取り合えたのか?

富国強兵の時代が過ぎても、

現代日本人がずっと考えるべき課題かもしれない。

 

ちなみに本のタイトルは

「AI(愛)があればAIができる」である。

 

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おとなも楽しい少年少女小説

ピノキオボーイのダンス

12歳の少年の姿のまま、何十年も孤独な人たち・不幸せな人たちのために尽くしてきたレンタルロボットにも終わりの時がやって来た。けれども年老いたダンサーが彼を拾い上げ、自分の踊りを教え込む。人間とロボットの友情と裏切り・死と再生の物語。

 


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週末の懐メロ40:真夏の出来事/平山みき(代官山ミラクルキャバレー)

 

学生の頃、平山三紀の歌声に初めて大人の女性を感じた、

「セクシー」という言葉はその当時

まだ知らなかったと思うが、

そのお洒落で色っぽい声にしびれていた。

「希望の旅」と「真夏の出来事」は

あの時代の歌謡ポップスの中で最も印象深い2曲だ。

 

という思い出が、つい1週間ほど前によみがえった。

ちょうど50年前、1971年の夏の大ヒット

「真夏の出来事」を久しぶりに聴いてみようと検索したら、

オリジナルとともに出てきたのが

この代官山ミラクルキャバレーによる

スウィングジャズバージョン。

 

グループを率いているのは、

なんとご本家の平山みき(芸名をひらがなに改名していた)

なので、超びっくり。

 

お齢は僕より10歳は上のはずだが、

依然として色っぽくて可愛くて、

歌声も歌い方も50年前のまま。

 

美脚・胸元ガン見せの女の子たち、

迫力満点のドラッグクイーンのおねえさんたちとともに

お洒落に楽しく華やかに、かの名曲を歌う。

 

仲間とお遊び感覚でやってみました

といったノリのパフォーマンだが、

思わず感動してしまった。

まさしく「真夏の出来事」として胸に刻みたい。

 

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エッセイ集:音楽

ポップミュージックをこよなく愛した

僕らの時代の妄想力

ロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代。僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する音楽エッセイ集33篇。

もくじ

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」 ほか

 


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世界を感じたオリンピック開会式と聖火への疑問

 

オリンピックの開会式を最初から最後まで、
リアルタイムで見たのは、ずいぶん久しぶりだ。
 
改めて、何よりすごいなと思ったのは、
各国選手団の入場行進だ。
 
特に中南米とかアフリカあたりには、
知らなかった国、
いつの間にか独立していた国、
いつの間にか国名が変わっていた国が
いっぱいある。
 
ちょっと前にNHKの「人体」を見て、
ケニヤの選手がマラソンをはじめ、
長距離走に強いのは
糖質が豊富な食物をいっぱい食べるからだ、
という話をしていた。
 
タンパク質ではなく、糖質が瞬発性と持久性に優れた
筋力を生み出すというのである。
 
けれどもそれはケニヤの民族の人たちが
そういう遺伝子を持っているからだ。
 
日本人や欧米人がその論理を真似ると、
ただ太るだけで、筋力アップにはまるで役立たない。
その民族、その人の個性に合ったことを
やらなくては駄目なのだ。
 
人間って本当に面白いなと思った。
 
なので、今日まで知らなかったこの国の人たちは、
いったい何を食べて、
どんな練習をして出場したのだろうとか、
 
毎日どんな暮らしをしているんだろうとか、
コスチュームはどうやって作ったのだろうとか、
そんなことばかり気になっていた。
 
難民のチームもいるし、
シリアなど、今も内戦をやっている国もいるし、
ルワンダやボスニア・ヘルツェゴビナなど、
いったいどうやってあの悲惨な虐殺や暴政から
復興して選手を送り出せるようになったのか。
といったことも気になった。
 
そして、脱走して強制送還されてしまった
ウガンダの選手は
本国に帰って大丈夫なのか、
今ごろ何をしているんだろうかとか、
ひどく心配になってしまった。
 
今回の開催にはいろいろ問題があると思うけど、
やはり普段意識に上らない世界のことを
あれこれ考えられる機会が出来るのは、
オリンピックの大きな価値だなと思う。
 
いずれにしても開催されたのだから、
日本人選手の応援もいいけど、
知らない国の選手のこともできる限り、知っていきたいと思う。
 
開会式は次々と人が辞めて大変だったが、
最初の野村萬斎が総指揮をする予定だった時の
コンセプトはどれくらい残っていたのだろう?
もっと渋く「和の世界」に徹しても良かったと思う。
 
けど、まぁがんばった。
人も次々と辞めるドタバタ劇の中で、
とりあえずなんとか完走できた。
スタッフはほっとしているだろう。
 
けど。ひとつだけ、
最後の聖火について言わせてもらうとーー
 
未来とロボットを想起させる点火台はカッコよかった。
でも、なんで最終ランナーがプロ選手の大坂なおみなのか?
「多様性と調和」から彼女を選んで
持ってきたのはわかるが、
なんか表面的過ぎる。ウケ狙いに見えた。
 
ここにいたるまでの「多様性と調和」に反する
さまざまな失態を、彼女を起用することによって
一気に帳消しにしようとした。
そう取られてもしかたない。
 
大坂さんにケチをつけるわけでないが、
オリンピックの聖火をともすのは
現役のトップアスリートや
人気のプロプレーヤーではないと思う。
 
震災からの復興五輪、そいて未来への希望を謡うのなら、
あの東北の子どもたちが点火してよかったのではないか。
 
あるいはコロナとの闘いを象徴するなら
あの医療従事者のおじさん・おばさんとか。
 
あるいはコロナのせいで戦わずして出場がかなわなかった
名もなき選手たちが、
せめて点火の栄養を受けてもよかったのではないか。
そう思った。

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小山田問題:才能と人間性

 

世の中は芸術的才能よりも

人間性を重視している。

人として正しく生きている上での

才能でなければ認められない。

そういう世界になった。

 

数年前、ハリウッドの女優が

映画プロデューサーのパワハラ・セクハラを

掘り起こして糾弾したあたりから、

世界が急速に人権や個人の尊厳といったものを

クローズアップするようになった。

 

この流れはもう止まらない。

そして、元に戻ることはない。

 

昔は真逆だった。

 

才能がすべてだ。人間性なんか関係ねーだろ。

 

誰だったか忘れたが、むかし芝居をやっていた頃、

僕もそう言われたことがある。

 

かれこれ40年近く前の話だが、

当時、それは真実の言葉だった。

 

作家も俳優もダンサーも画家も映画監督も、

そして音楽家も、

およそ芸術・娯楽の分野で仕事をしようとする者にとって

それは鉄の掟のようなものだった。

 

いや、でも人間性も大事なんじゃないでしょうか。

そんなことを言おうものなら嗤われ、馬鹿にされた。

 

「いい人」に何ができる?

世間の常識にとらわれた人間に

面白い表現、人を感動させる表現などできるわけがない。

そう言われたらグウの音も出なかった。

 

僕の実感は昭和時代のものだが、

これは割と最近まで、おそらく10年ちょっと前くらいまで

生きていた鉄則ではないかと思う。

 

小山田氏があんなひどい虐待・暴行を

さも自慢げに、笑い飛ばすように話したのも

1990年代半ばは、そうした芸術分野の

才能至上主義みたいな常識が

まだしっかり生きていたからだろう。

 

才能があり、人気もあり、

セールスを上げているミュージシャン。

ほとんど無敵である。

何を言っても、何をやっても許される。

あの記事の内容を読む限り、

そうした自信(今となっては驕り)

が見て取れる。

 

僕は今回読んで吐き気がしたけど、

当時はああした話を歓迎して受け止める風潮も

世の中にあったのだろうと想像する。

 

だから出版したし、

あの雑誌自体もそこそこ売れたらしい。

 

そういう観点からすると、

記事を企画し、リリースに関わった

ライター、インタビュアー、編集者、そして出版社にも

相当大きな責任がある。

(出版社は謝罪文を出した)

 

小山田氏に関して、全然彼の音楽を知らなかったので、

フリッパースギターとか、

コーネリアスとか、ちょっとずつ聴いてみた。

 

胸に響くというほどではないにせよ、

そこそこカッコいいし、才能を感じる。

 

さすが開幕式の音楽担当に選ばれるだけあって、

作曲能力も演奏表現も優れている。

実績も立派なものだ。

 

だけど、時代は変わった。

芸術を生み出すにはにはもちろん才能が必要だが、

それは人間性とセットでなければ、

社会に受け入れてもらえない。

 

それでこの先、本当に面白いものは生まれるのだろうか?

新しい芸術は生まれるのだろうか?

と、古い常識にとらわれた僕は

ちょっと疑問には思っている。


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