西城秀樹さん ラストステージの記憶

 

ユーライア・ヒープの「July Morning」、
キング・クリムゾンの「Epitaph」。
この2回、自分の好きなロックのことについて

書こうと思ったのに、なぜか西城秀樹さんの話になっていた。

 

たまたまネット上で音源を見つけたからだが、
彼がこれらの歌を歌っていたのをまったく知らなかったので、
本当に驚いてしまった。

 

そして、それが人気歌手が流行りに乗って
片手間で歌ってみました、という類のものではなく、
本気で取り組んでいたを感じて心動かされた。

 

本人はもちろんだが、
これはスタッフやバックミュージシャンも含めて、である。
西城秀樹という天才を中心に、

日本の大衆音楽を大きく育てていこう、
レベルを高くしていこうという熱いうねりが
当時はあったのだと感じる。

 

★情熱の嵐

僕は小学生から中学生の初め頃まで、
昭和の歌謡曲の世界にハマっていた。


ちなみに熱狂的な秀樹ファンである、
ちびまる子ちゃんのお姉ちゃんと同じくらいの世代である。

 

西城さんについては「情熱の嵐」「激しい恋」

「薔薇の鎖」などの振り付けが好きで、

よくマネして遊んでいた。

 

「情熱の嵐」では上着を脱いで

頭の上で振り回すアクションがあったが、
あれをマネして学校の休憩時間中、
振り回していた体操着が花瓶に当たって壊れ、
先生に怒られた記憶がある。

 

ただし、それっきり。
その後、特にファンだったわけでもないし、
レコードなどもを買わず、ライブに行ったこともない。

 

★2018年5月 青山葬儀所

けれども今回発見した「July Morning」や「Epitaph」の音源が
大阪球場や後楽園球場のライブだったことを知り、
2年前の5月、

青山葬儀所での西城さんのお葬式に行ったことを思い出した。

 

これもその時まで知らなかったが、
西城さんは1974年夏、日本人としては初めて
球場でライブをやったミュージシャンだったという。
それを記念して祭壇は大阪球場を模したものだった。
そこには「一生青春」の文字も刻まれていた。

 

日本の音楽シーンが活性化した

1970代後半から80年代、90年代にかけて
球場でライブをやることは、

そのミュージシャンがビッグになった証であり、
一つのステータスでもあったが、

その流れを作ったのも西城さんだった。

 

西城さんはさらに大きなミュージシャンとして

成長しようとしていた矢先、
病に倒れ、人生の後半は病気との闘い、リハビリの日々になった。

 

そして2018年4月の終わり、運命の日は来てしまった。

自宅で倒れ、意識不明のまま、翌5月半ばに帰らぬ人となった。

 

西城さんがアイドル、スターとして活躍した時間は、
トータルで見るとけっして長くない。
けれども凡人の何倍も濃密な時間を生きたのだと思う。
まさに太く短い人生だった。

 

葬儀が行われたのは亡くたって9日後。
僕はレギュラーワークの一つとして
葬儀・供養関連の専門誌のライターをやっているので、
その現場を取材する幸運に恵まれた。

 

 

★華やかであたたかいお葬式
式場には入らなかったが、
テレビ中継のスタッフや芸能記者たちに混ざって、
青山葬儀所内の別室にあるモニター画面で
告別式の一部始終を目にし、
野口五郎さんや郷ひろみさんらの弔辞を聴いていた。

 

告別式が終わり、真っ青なベールがかけられた棺が
真っ青な空のもとに運び出される。


黒いリムジンに乗せられた後、
MCの徳光和夫さんが集まった人たちに
「ヒデキ、ありがとうと言って送ってください」と呼びかける。

 

ファンかスタッフかわからないが最初に一人の男性が声を上げた。
「ヒデキ、ありがとう」
すると堰を切ったようにみんなが「ありがとう」と
ヒデキコールを繰り返し、火葬場へ向かうリムジンを見送った。

 

テレビやネットで観た人も多かったと思うが、
あれは本当に一世を風靡したスターらしい華やかで、
そしてあたたかいお葬式だった。

 

最後を締めた徳光さんの人柄や、
野口さん・郷さんの、あの時代の叙事詩を語るかのような
弔辞も影響しているが、
何よりもファンの、ここに来なくてはいられなかったという
思いの渦みたいなものが青山葬儀所を包み込んでいた。
(確か地方から旦那さんと泊りがけで来たという人もいた)

 

いま思えば、亡くなって10日足らずで
あれだけの規模・内容の式が出来たこと自体が奇跡のようだ。

 

企画・運営した人たちにも、
大スターの最後を飾る花道を作らなくては、
という使命感にも似た思いがあったのだろう。

 

今はがたとえ有名人が亡くなっても、
まず近親者だけで密葬をし、
あとからファンなどのためにお別れ会を開く――
といったパターンが多く、

それさえもないことも珍しくなくなった。

 

西城さんのご家族も、
気を遣わないで済む密葬(家族葬)で済ませ、
後日にお別れ会――という選択肢だって当然考えただろう。

 

しかし喪主である奥さんは、彼を支え応援してくれたファンと
悲しみを分かち合うのが義務と思ったのかも知れない。

 

また、病気を負った姿しか見ていない息子さんたちに、
父がいかに偉大なスターであり、ミュージシャンであったかを
胸に焼き付けてほしいという思いもあったのかも知れない。

 

★死してなお輝き続ける
青山葬儀所から出ていく西城さんの棺をその場で見送り、
ありがとう、さようならとコールを送った1万人の人たち。
その胸にも深い満足感と、
それまでの活躍の記憶がより深く刻み込まれただろう。


やはりテレビやネットで得られる、
効率の良い「情報」だけでは補えないものが
リアルな場にはあるのだ。

 

もしかしたら、いかなる昭和のスターでも、この先、
あんな華やかで、あたたかいお葬式はできないのでは・・・
とさえ思う。

 

ロックの話とすっかり離れてしまったが、
西城秀樹の歌は素晴らしい。
「July Morning」も「Epitaph」も、

その他、いろいろなジャンルの音楽を
自分のものして歌える才能は稀有なものではないか。

 

あの時代の音楽と、
それを糧にして育った日本人を語るに欠かせない存在して、
死してなお、西城秀樹は輝き続けるのかも知れない。

 

 

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エピタフとキング・クリムゾンと西城秀樹

 

「Confusion will be my Epitaph(混乱こそわが墓碑銘)」

その昔、自分の書いた芝居に 
KingCrimson キング・クリムゾンの
「Epitaph エピタフ(墓碑銘)」の歌詞をパクって
台詞に入れたことがある。

 

予言者達の書いた壁が
ひび割れたところから崩れ落ち


殺戮の道具の上に
日の光は燦然と輝く

 

誰もが悪夢や夢想とともに
引き裂かれていく時


栄冠など何処にもない
静寂が叫び声さえ呑み尽くす

 

1969年、KingCrimsonデビューアルバム
「クリムゾン・キングの宮殿」A面3曲目。

 

半世紀以上が経った今でも、キング・クリムゾンは、
プログレッシヴロックの王として君臨する。

そして「エピタフ」はその深紅の血塗られた王の
代名詞ともいえる名曲だ。

 

作詞のピート・シンフィールドは、
英国のさまざまな文学者の影響を受けていた。
特に彼がリスペクトしていたのは、
劇作家ウィリアム・シェイクスピアだ。

 

初期の1stアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」と
2ndアルバム「ポセイドンのめざめ」の楽曲の歌詞には、
シェイクスピア特有の、
ちょっと時代がかった(でも現代的な)
韻の踏み方、言葉のリズム、演劇的な匂いが感じられる。

 

「エピタフ」の歌詞も「リチャード3世」
「マクベス」「ハムレット」などの、
血と死と幻想を想起させる詩になっている。

 

ちなみにシンフィールドは作詞だけで楽器をやらないのに
正規のオリジナルメンバーだった。
このバンドの誕生時における、
一種のコンセプトメーカーだったのだと思う。

 

彼は自分が書いた詞を、少年時代、聖歌隊に属していた
グレッグ・レイク(ヴォーカル&ベース)が歌うのに
至上の喜びを感じていたという。

確かに若き日のレイクの声は、美しく神秘的だった。

 

ロックミュージックに文学・哲学・思想といった、
それまで誰も思いつかなかった知的なマテリアルを持ち込み、
見事に融合させたのはビートルズ、
とりわけジョン・レノンだが、
クリムゾンはデビューアルバムで、
ビートルズが導いた新しいロックの地平を一気に切り開いたのだ。

 

そのプログレッシブロックの代表曲が、
なぜか日本の昭和歌謡と親和性が高いのはどういうわけか?

 

ザ・ピーナッツや、

ジャニーズ事務所初期のスター・フォーリーブスが
「エピタフ」をカバーしているのにはびっくりした。

 

そしてまたもや西城秀樹だ。

 

ピート・シンフィールドが綴った原詩のまま歌っている。
確かに「エピタフ」なのだが、
ちょっと違う曲に聞こえて、すごく新鮮だ。

クリムゾンを吸収し、完全に自分の歌にしてしまっている。

どんだけすごいのか、天才だったのか、ヒデキ?

 

バックの演奏もいい。
特にベースとドラムは、そこはかとなく
クリムゾンのオリジナルメンバー、
グレッグ・レイク(ヴォーカルと共にベースも兼任)と
マイケル・ジャイルズ(ドラム)を意識していている気がする。

 

雷鳴と驟雨の音は、最初、レコーディング時の演出の
SEかと思ったが、これは野外(球場)ライブで、
この時、ほんとに嵐がきていたらしい。

 

ヒデキのキセキ。
すごすぎる。
40年もたってこんな音源に出逢えるとは、
まさしく僕の頭は「Confusion will be my Epitaph」。

 

 

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7月の朝とユーライア・ヒープと西城秀樹

 

7月になると「7月の朝」を聴く。
ユーライア・ヒープの「July Morning」は
70年代ロック不動の名曲だ。

 

中学生1年生のある時期、僕にとって
ユーライア・ヒープは世界最高のロックバンドだった。

単純に他のバンドをあまり知らなかったからだが、
「ユーライア・ヒープを聴いたら、
ビートルズなんかたかったるくて聴いてられねぇよ」
とうそぶいていた。

 

どうしてそこまでユーライア・ヒープに
肩入れしたのかと言うと、
「7月の朝」がとんでもなく好きだったからだ。

 

1971年リリース、ヒープのサードアルバムにして
ロック史に燦然と輝く名盤「対自核(Look at Yourself)」の、
アナログレコードならA面3曲目。

 

隣に住んでた2年年上の先輩がロック好きで、
それまでディープ・パープルの「ハイウェイスター」などは
聴いていた(聴かされていた)が、
ハードロックってうるせえなぁという印象だった。

 

けれども「7月の朝」は全然違っていた。
何といっても哀調を帯びたメロディが美しい。
そして、それまで聴いたことがなかったドラマチックな曲構成。

前半のバラードから後半、
ギターとオルガンがうねりまくるクライマックスに
繋がっていくのだが、
その盛り上がり方がまた美しく、すべてが完璧だった。

音楽を聴いて鳥肌が立ったのは、たぶんこの時が初めてだった。

 

ユーライア・ヒープは、
もちろんメンバーチェンジをしているものの、
今まだ活動しているようだ。
そのブランドとしての生命力には拍手を送りたいが、
やはり頂点はこのサード・アルバムで、
過去の遺産で食っている感は否めない。

 

ネットの記事によっては
「レッド・ツェッペリンやディープ・パープルと並ぶ
イギリスのハードロックバンド・・・」なんて
紹介の仕方をしているところもあるが、
正直、かなり格下だと思う。
悪いけど、ツェッペリンと並べないでほしい。

 

それでも、僕が若かりし時期、
「世界最高のロックバンド」と信じたように
当時(1970年代)のヒープの、特に日本における名声は
相当なもので、
来日公演も果たし、熱狂的なファンも大勢いた。

その音楽性が歌謡ポップスとの親和性に富んでいて、

日本の音楽関係者もかなり影響を受けたようだ。

 

そのヒープの大名曲「7月の朝 July Morning」を、
かの昭和歌謡のアイドル・西城秀樹が
カバーしていたということを、
彼の死後(2018年5月)、知った。

 

昔はアイドルが「こういう歌も歌えるんだぜ」と
カッコつけてロックを歌っていると思って、
まともに聴こうとしなかったが、
改めて聴くとその歌唱力に圧倒される。

 

デビッド・バイロン(全盛期のヒープのヴォーカリスト)に劣らぬ
詩情と感情あふれる表現力。
日本語の訳詞も良い。
完全に自分のものにしている。これはすごい。

天国の秀樹さん、ごめんなさい。

 

西城秀樹は他にも、
リズム&ブルースからプログレまで歌いこなす
素晴らしい歌唱力を持っていた。
ヒデキ、カンゲキ!

 

その西城秀樹の歌手としての凄み、カッコよさ、
そして当時の熱狂的な人気ぶりを物語る
1980年・後楽園球場での「7月の朝」。

 

 

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認知症の人が東京都知事選挙に投票?

 

散歩中、義母はイヌを連れて歩いている人とよく立ち話をする、
かわいいわが子を褒められるので、

飼い主さんはみな上機嫌になる。
会話はごくまっとうなので、

誰も義母を認知症だとは思わないだろう。


だけど、いったん会話が終わって離れて10歩も歩くと、
もうそのイヌのことも飼い主のことも忘れている。

 

その散歩道の途中に東京都知事選の候補者の掲示板があり、
いつも立ち止まって誰がいいかとしきりに喋っていた。
この人の顔がいい、この人はいろいろやってくれそうだとか、
あれこれいっちょ前の評論をする。

 

「お義母さんは誰に投票しますか?」と聞いてみると、
「うん、わたしは〇〇さんだね」と明言。
たぶん横で知らない人が聴いてたら、
99パーセント、この人が認知症だとは

やっぱり気が付かないだろう。

 

家に帰って夜、テレビのニュースで
立候補者の話をふんふんと聴き入っている。
けど、コロナのこともオリンピックのことも
さっぱりわかっていない。

 

また「お義母さんは誰に投票しますか?」と聞いてみると、
「この人がいい。けど、この人も。この人もいいね」と、
今度は3人くらい指名する。
「いやいや、一人しか選べないんですよ」
「あら、そうなの。一人だけっていうのはねえ・・・
他の人が気の毒だしねぇ」といった調子。

いちおうカミさんとどうするか話したが、
投票権はあるものの、
やっぱりこれじゃ投票所には連れていけないし、
まともな一票にはならないので、
本日、デイサービスに行っている間に
二人で期日前投票に行った。

 

義母のように一見まともそうに見えても、
夢の中で生きていく人は今後も増加する。
政治に何とかしろとは言えないが、
これからそういう人たちを大勢抱えた社会になっていくよ、
ということは視野に入れておいてほしい。

 

 

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あなたの夏休みの自由課題は何ですか?

 

いろんな夏があったけど、
今年はどんな夏になるだろう?


想像して期待したほうがいい。
少しはわくわくしたほうがいい。
そして、子どもみたいに夏休みの目標を立てて
何年も先送りにしていた自由課題をやるといい。


どうせコロナでどこにも行けないし・・・
なんてボヤいてばかりいると、ろくなことが起こらない。


暑さでバテても、ちゃんと前を向いて、
心に刻めることをいくつかやろう。


受験生ではないが、この夏が勝負。
この夏の過ごし方が、

この先10年の人生を決めてしまうかもしれない。

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2020年の挑戦への挑戦 ♯02

 

2020年も半分過ぎた。
みんなが待ってたスターイヤーだったのに、
まさかウイルスがこれほど大流行して
今までの生活が変わってしまうなんて
ほとんどの人が考えていなかっただろう。


年の初めのオリンピックのお祭りくるくるムードが夢のようだ。

東京の感染者数は相変わらず減らないが、
もうみんな平気で電車に乗ったり、
街の中を歩いてて、3月・4月のような切迫感はまるでない。

 

もう慣れた。
このままテキトーにやり過ごすか、という心境なのだろうか?
かくいう僕がそうだ。
マスクは今やパンツみたいなものだから、
しかたなくつけているだけ。
手洗いだけはちゃんとやってるけどね。

 

カラオケ屋に勤めている若者Mくんは、
キャバ嬢を連れて歌いに来た40代のおっさんに
「手を消毒してください」と言ったら、
「うるせえ、このヤロー! おれはコロナなんて怖くねえんだ!」と怒鳴られたという。

 

こんな調子の人たちが大勢いるようだから、
やっぱり感染者はそうそう減らない。

 

けれどもその一方で、コロナが怖くて家から出られない、
という人も結構いるし、鬱になってしまった人もいる。
コロナの恐怖と経済的困窮のダブルパンチの鬱だ。

 

本当にひどい状況になってしまったが、
ここでもう一度、今年の初めに立ち返って
リセットしたらどうだろう?

 

僕はおみくじで大吉を引いて喜んでたし、
みんな「今年はこうしたい」と
何かしら年頭の誓いを立てたのではないだろうか。


それを“コロナのせいで”あきらめるのはよくない。

そのを目標の何パーセントでもいいから達成できるよう、
いや、達成なんかしなくてもいいから、
ちょっとでも近づけるようがんばって、
2020を自分にとっての良い年にしよう。

 

「もう半分」ではなく「まだ半分」。
このままコロナに振り回されてグダグダしてたら、
ネガ反転して蒸発してしまうよ。

 

ケムール人が闇の向こうからあなたが
グダグダになるのを狙っているんだから。
ブオッフォッフォ・・・
(ウルトラQ「2020年の挑戦」より)

 

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何事も思い立ったが吉日

 

2年前の今頃、ロンドンにいた。
17年ぶりのロンドン。
昔暮らしていた1980年代のロンドンとは

ずいぶん様変わりしていて、
正直、ちょっと心は離れた。

 

それでもあの時、行ってよかったなあと思う。
カミさんが割と強硬に主張したからだが、
義母を引き取った昨年や、コロナが蔓延した今年だったら
完全にアウトだった。

人生、本当に何が起こるかわからない。

 

「急いては事を仕損じる」とか「満を持して」とか言われるが、
基本的には「思い立ったが吉日」のほうが人生には多いと思う。

自分の中に湧き出る気持ちを大事にした方がいい。
「宇宙の法則」みたいな、

なんちゃってスピリチュアルではないが、
自分の気持ちが流れを、リズムを、勢いを生み出し、
何かを引き寄せるのだ。

 

旅行も、子育ても、結婚も、仕事のいくつかも、
もっとさかのぼれば、80年代のロンドン暮らしも、
劇団活動も、東京に出てきたのも、
ほとんどその時の勢い・幸運みたいなものだった。

望んで声を上げてアプローチしたら、願いはかなった。

 

もちろん、すべてうまくいったなんて言わない。
てか、うまくいかないことの方が多い。
手痛い失敗もあったけど、

あれはしかたなかったなと今では思える。

 

自分のやりたい、行きたい、逢いたいといった気持ちは

大事にすべきだ。
それで失敗しても、本当の意味での失敗ではない。
変な理屈をつけて押さえつけると、だいたいろくなことはない。

 

近年携わったプロジェクトのいくつかは

リーダーが慎重になるあまり、
他のメンバーの中にあった流れ・リズム・勢いが萎え、

うまくいかなかった。


リーダーはいくらカリスマ性があっても、
素晴らしいアイデア・プランを持っていても、
人に協力してもらう以上、
自分の流れだけじゃなく、

協力者らの内面の流れも読めなくては駄目だ。

 

いろいろ勉強したり、
あれこれ議論して練り上げるのもいいけど、
「満足できる自分」なんて永遠になれない。
「準備万端のスタート」なんて一生やってこない。

そして「満を持して」いると、

潮が満ちる前に人生が終わってしまう。


海がはるか遠くに見える干潟にいても、ここぞと思ったら
波打ち際まで思いきり走っていこう。

 

 

 

お待ちかね、おりべまこと電子書籍第6弾

神ってるナマケモノ 発売!


仕事が忙しくて発売が遅れましたが、なんとか6月に発売。
今回は動物エッセイ集。
動物好きなあなた、ぜひ読んでみてください。

 

可愛いくて、楽しくて、笑える彼ら。
奇妙で、不気味で、不思議な彼女ら。
美しくて、おぞましくて、くさくて、汚くて、とてつもなく怖くて危険なやつらも。
僕たちはこの星の上で137万種類を超える

動物たちといっしょに暮らしている。
イマジネーションを掻き立て、

人間の世界観の大きな領域をつくってきた

仲間たちについてのエピソードや、

あれこれ考えたことを編み上げた面白エッセイ集。

ブログ「DAIHON屋のネタ帳」から36編を厳選・リライト。

 

内容

・ネコのふりかけ
・おしりを拭いてもらうイヌの幸せと人面犬の増殖について
・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?
・ウーパールーパーな女子・男子

・アザラシの入江でヤギの乳を搾ってチーズを作る娘
・ロンドンのリスとイヌとネコ
・ピーターラビットの農的世界への回帰現象
・京龍伝説

・神ってるナマケモノ ほか

 

 

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姉ヶ崎の遠い海

 

3ヵ月ぶりのリアル取材。
「寺力本願」の取材で千葉県市原市姉崎へ。

人生未踏の地。


姉崎とは色っぽくい女と壮大な海原のイメージを抱かせる地名だ。

もろ肌脱いだ姉さんが岬の先端に立ち、
潮風に長い髪をなまびかせ、漁師の男たちに水平線を指し示す。
その指先には房総の海を行く巨大なクジラが潮を吹き・・・。

 

てな幻視を抱きつつ、内房線・姉ヶ崎の駅
(地名は姉崎だが駅名は姉ヶ崎)に降りたが、
もちろんそんなイメージを想起させる風景などカケラもない。

 

かつては確かにここには豊かな房総の海が広がっていた。
漁も盛んで、海苔の養殖、海水浴、潮干狩りなども行われていた。
時には沖合にクジラだって回遊していたかもしれない。

 

しかしその海は60年ほど前に消え去った。
高度経済成長時代の『所得倍増計画』を受けて
昭和35年度から『五井、姉崎、袖ヶ浦地区土地造成事業』が

スタート。

『京葉工業地帯造成計画』にもとづいて
石油精製・石油化学の諸企業がこの五井姉崎地区に誘致され、
姉崎の海は完全に埋め立てられた。


そして漁業に携わっていた人々の多くは漁業権を放棄した。

いまにして思えば、わずかなお金のために
かえがえのない、魂に等しいものを売り払ってしまった・・・
と言うと、感傷的に過ぎるだろうか。

 

農地・山林もそうした企業の社宅建設のため宅地や道路となり、
団地があちこちに建設されて、姉崎地区は大きく変貌。
「姉さんの岬」の伝統、暮らしは、はるかな過去のものになった。

 

 ただ、現代の僕たちからは「破壊」に見える

海の埋めたてや、山の切り崩しは、
当時の人たちにとっては新しい時代の訪れを告げる風景、
希望に胸高まる光景だったのだろう。
一概に批判はできない。

今やその工業地帯化・埋め立ての物語も過去のものとなり、
かつてここが海だったことを想像するのさえ不可能だ。

 

生活の場としての海、遊び場としての海。
これらの記憶は一部のお年寄りの記憶の中には

まだ残っているようだ。

 

今も盆踊りシーズンに歌われている

「姉﨑音頭」は昭和初期に作られたという。
その歌詞には当時の情景が描かれている。

 

「ハァ/磯の千鳥のヨ/鳴く音にあけてネヨイトネ/白帆うれしやうれしや姉ヶ崎/サァサヨイトコ姉ヶ崎」

 

遠浅の海には、米やまきを東京方面へ運ぶ

五大力船などの帆船が浮かび、
西には富士山、北には筑波山が望める

素晴らしい景色だったという。

 

バス停「別荘下」も、ここが東京からやってくるお金持ちの
別荘地でもあったことを忍ばせる。

 

「時折、船の霧笛が聞こえるんですよ」
取材先のお寺の住職はそう語った。


駅からは臨機工業地帯のコンビナートの煙突が見えた。
たしかに海は近い。
けれども僕には記憶の中にあるという
遠い遠い幻の姉崎の海のほうが心に焼き付いた。

 

 お待ちかね、おりべまこと電子書籍第6弾。

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「神ってるナマケモノ」 今週より発売!

 

可愛いくて、楽しくて、笑えるやつら。
奇妙で、不気味で、不思議なやつら。
美しくて、おぞましくて、くさくて、汚くて、とてつもなく怖くて危険なやつらも。
僕たちはこの星の上で137万種類を超す動物たちといっしょに暮らしている。
イマジネーションを掻き立て、人間の世界観の大きな領域をつくってきた仲間たちについてのエピソードや、あれこれ考えたことを編み上げた、おりべまことの面白エッセイ集。
ブログ「DAIHON屋のネタ帳」から36編を厳選・リライト。

 

内容

・ネコのふりかけ
・おしりを拭いてもらうイヌの幸せと人面犬の増殖について
・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?
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ああ、ここもやっぱりどしゃぶりだ

 

どしゃぶりの雨を見ていたら、ふとこの曲が頭に浮かんできた。
還暦になって、ああ、またここに戻ってきてしまった、
という気分になる。

 

作詞作曲は吉田拓郎。
落陽、春だったね、人間なんて、今はまだ人生を語らず・・・


やっぱり拓郎は良い曲、良い歌詞を書く。
やんちゃな言葉遣いの中に深みがある。

 

♪人の言葉が 右の耳から左の耳へと 通りすぎる
それほど 頭の中はからっぽになっちまってる
今日は何故か おだやかで知らん顔してる自分がみえる♪

 

拓郎はフォークのイメージだが、
「たどりついたらいつも雨ふり」は
日本のロックを代表する名曲になった。

調べてみたら、いろんな歌手がカバーしている。
なんと宝塚歌劇でも歌われているのにはびっくり。

 

だけど、やっぱりモップスのオリジナルがいい。
鈴木ヒロミツはずいぶん前に他界してしまったが、
この曲のヴォーカルは記憶にある声よりうんと若い。

歌詞はちょっと切なくてやるせないが、
シンプルなビートとロックのノリは元気が出るぞ。

 

おりべまこと AmazonKindle電子書籍

子ども時代の深呼吸

だれの心のなかにも「子ども」がいる。自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、何が本当に大切なのか、何が必要なのか、幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。自分にとっての正解がきっとわかる。〈少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉でモチモチこね上げた おりべまことの面白エッセイ集。「DAIHON屋のネタ帳」から40編を厳選・リライト。

もくじ
・大人のなかの子ども、子どもの中のおとな 
・ちびちびリンゴとでかでかスイカ  
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・子ども時間の深呼吸   ほか

 

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1Q84の「ネズミを取り出すミケランジェロ」

 

ミケランジェロは大理石の塊の中にダビデを見出し、解放した。
そう伝えられている。


若い時分、なにか美術関係の本で読んだのだが、
そのときは「ふーん」と思っただけだった。
ま、おれ、彫刻やるわけじゃないし、といったところ。

 

しかし最近、この言葉こそ創作の真実を表現し、
人生でやるべき最も重要な事ではないかと思うようになった。

 

彫刻とか芸術作品に限らない。
人はそれぞれ人生をかけてやるべきことを持っている。
それが見つけられるかどうか。
そして見つけたものをわが手で形にして取り出せるかどうか。
それがすべて、と思う。

 

村上春樹の小説「1Q84」の中で
このミケランジェロの逸話と共通する
印象深いエピソードがある。

 

女主人公の青豆に対し、
麻布のお屋敷のマダムの用心棒を務めるタマルが電話で、
自分の子ども時代の仲間について語るシーンだ。

 

タマルは在日コリアンの男で
戦後、樺太から引き上げてきた両親と離れ、
北海道の山奥の孤児院で少年時代を過ごした。

 

そこでひとりの頭の弱い混血児と友だちになり、
彼の面倒を見ることになる。
というか、いじめる連中から彼を守る用心棒になる。

その混血児が「ネズミを取り出すミケランジェロ」だった。

 

以下、BOOK2・第17章「ネズミを取り出す」から引用。

 

木の塊を手に取ってじっと長いあいだ見ていると、
そこにどんなネズミがどんなかっこうで潜んでいるのか、
そいつには見えてくるんだよ。
それが見えてくるまでにはけっこう時間がかかった。
しかしいったんそれが見えたら、あとは彫刻刀をふるって
そのネズミを木の塊の中から取り出すだけだ。
そいつはつまり、木の塊に閉じ込められていた架空のネズミを
解放し続けていたんだ。

 

タマルは村上作品中、最もハードボイルドな登場人物だ。
彼はゲイなので、青豆(彼女もハードボイルドキャラ)とは
友情関係のようなものを感じているらしい。

 

彼は14歳のとき、ひとりで生きる決心をし、孤児院を脱走する。
ミケランジェロのその後は知らないと言いつつも、
記憶は離れないと語る。

 

そいつが脇目もふらずネズミを木の塊から

『取り出している』光景は、
俺の頭の中にまだとても鮮やかに残っていて、
それは俺にとって大事な風景のひとつになっている。
それは俺に何かを教えてくれる。あるいは、何かを教えようとしてくれる。
人が生きていくためにはそういうものが必要なんだ。
言葉ではうまく説明はつかないが意味を持つ風景。
俺たちはその何かにうまく説明をつけるために生きていると思われる節がある。
俺はそう考える。

 

タマルが語った話の意味を青豆は

「私たちの生きるための根拠」と言い表す。
本筋とは関係ない逸話だが、ひどく胸にしみる場面だ。

 

人はそれぞれ無意識の領域では自分がやるべきことを知っている。
タマルの友だちのように他にやるべきことを持たず、
(彼は普通の仕事や社会生活に必要なことがまともにできない、
世間的には「とろいやつ」だ)
最初からただそれしかできないという人間は、
ある意味幸福。ある意味天才なのだろう。

 

僕たち凡人は望むなら
何らかの努力をし、何らかのタイミングで
ダビデなりネズミなりを見つけ出し、取り出さなくてはならない。
もし、それができれば人生の成功と言えるのはずだ。
ただし、世間的成功とイコールではないかも知れないが。

 

おりべまこと

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茶トラのネコマタと金の林檎

 

20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。

その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。
健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、コミカルでファンタジックな探偵小説。

 

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夢の未来建築は、昔ながらの町屋?

 

「ビルの街にガオー!」と咆哮していたのは、鉄人28号だ。
2020の現在、世界各地に立ち並ぶ高層ビル群の風景は、
僕らが子どもの頃、燦然と輝いていた

「夢の未来」を象徴するものだった。

 

1960年代の日本の大人たちは
「アメリカみたゃーになろみゃあ(なぜか名古屋弁)」と言って、
ニューヨークの摩天楼を胸に描きながら、

経済産業活動に精力を傾けていた。

 

建築はとにかく目につきやすいし、誰にだって分かりやすい。
かつて宗教が力を持っていた時代には、
宗教者・為政者(王侯貴族)・資産家などが結託して
人々がひれ伏すような豪華な建築物――

大聖堂・大寺院・大神社などを建てた。

 

たとえば欧州各地にあるキリスト教の大聖堂。
その「地上の天国」に足を踏み入れるだけで
神を信じ、救済されて天国へ行くことを
人生の目的として生きていた人たちの目(脳)には
神が見えたはずだ。

 

施主たる聖職者たち(そのバックにいる為政者なども)は
神を見せるミッションがあった。
でなければ権威を保てない。

だから当時の建築家たちもまた、
そのミッションを受けて、
荘厳な大聖堂の建築に携わる必要があったのだ。


実は現代の建築にも基本的にはそれと同じものが求められている。
巨大な高層ビル、美しくデザインされた現代建築には
多かれ少なかれ、その持ち主や運営者や居住する人たちの

「社会的な力」が表現されていなくてはならない。

 

それは豊かさの象徴であり、それを見る人・訪れる人が
ひれ伏さないまでも、感心するものでなくてはならない。

人間は見た目に弱いから、

パッケージが良ければ中身も良いものと思い込む。
だから建築は重要だ。

 

でも、これまでの現代建築はその箱づくりに

力を注ぎ過ぎていたのはないか。

今朝のニュースでそんなことを語っていたのは、

建築家の隈研吾氏だ。


特に高層建築。
密閉空間である巨大な“塔”は、かつての「夢の未来」であり、
いま現在でも「豊かさの象徴」であることに変わりはない。


しかし、未来にはどうなのか?

 

それはややもするとストレスや病原菌が蔓延し、
人間を窒息させる空間になるのではないか。


一流建築家として、新国立競技場をはじめ、
数々の建築物に携わってきた隈氏ならではの見識である。

 

彼は今、昔ながらの「町屋」に興味があると語っていた。
外界と遮断された密閉空間でなく、
外界と地続きの、光と風の通る空間。

IT技術が発達した現在なら、密閉された箱の中のオフィスに
閉じ篭らなくても、
町屋のような開けた空間で仕事をするのも

可能なのではないか、と。

 

そういえば新国立競技場もそうだが、隈氏は木材を多用し、
日本の伝統的な建築法を大事にして仕事をしてきた人だ。

 

20世紀的思想の終焉、というところだろうか。


たしかにオンラインの情報を主軸に展開する
これからの社会では、
ビジネスも日常生活も、そうした舞台のほうがふさわしい。

 

すごく共感を覚えた。
町屋がスマート建築になったら面白い。

 

もうこれ以上の「夢の未来」は要らない。
進化は街の中では起こらない。
それは僕たちの脳内で起こる。

街の風景はこれから何十年たっても変わらず、
むしろ古いコンクリートの建造物が減って、
江戸から昭和初期に戻っていくのかも知れない。

読みだしたら止まらない面白さ。オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。
そして人生の常備薬に。

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オナラよ 永遠に おりべまこと

 

オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。
小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。
じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。
しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく攻める。
その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。
そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。
この男の話 によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。
そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。
救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。
ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。
その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。
はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

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「安全第一」と考えるなら巣穴に引きこもるしかない

頼まれ

「きょうから再開なんっすよ」
吉祥寺のカラオケ店に勤める若者Mくんはそう言って、
朝9時を回ると仕事に出かけた。

 

「カラオケ屋がそんなに早くからやるの?」
と聞くと、
「開店は11時からだけど、再開初日なんで掃除とか

いろいろ雑用があって、
店長から早出するよう頼まれたんすよ。

めんどくさいっすね」


言葉とは裏腹にけっこう張り切っているようだ。

正直、カラオケ屋は感染リスクが高い。
だいじょうぶだろうか・・・と心配しつつ。

 

東京アラートも解除され、

街はいつも通りのリズムを取り戻して動いている。
といっても感染者はたいして減ってない。

 

4カ月も続いたマスコミの情報洪水はすさまじく、
完全に洗脳されてしまい、怖くて巣穴の中の動物のように、
閉じ篭って出られなくなってしまった人もいるようだ。

 

目に映るもの、触れるものがすべて
新型コロナウイルスに汚染されているように見える人もいる。
自分と自分の親しい人・もの以外は、

バイキンに見えて近寄れない。
そんな自分の感じ方で人に危険を説き伏せる人もいる。

 

基礎疾患を持っていたり、体力に自信がない人は、
そんなふうになってしまうのもある程度やむを得ない。
「安全第一」と考えるなら、巣穴に引きこもるしかないのだ。
それでも生きていける社会なのだから。

 

そういう人と話をすると、悲しいかな、
もうこの先、リアルで会うことはないかもな、と思ってしまう。

 

今年、家族を介護施設などに入れた人からは、
もう生きている間に会えないかもしれない、という話を聞いた。

 

とりあえず第一波は終息し、
何となく元通りの平和が還ってきたような雰囲気になっているが、
こうしたコロナに対する人それぞれの温度差は、
今後の社会を分断していくのかもしれない。

 

誰かが意図的に流行らせたという「コロナ陰謀説」
――実はそんなに致死力のある病原体ではなく、
欧米で多くの患者が死んだというのは数字のごまかし――
が本当なのかかどうかは僕にはわからない。
その可能性はないとは言えない・・・とは思うけど。

 

しかし、たとえそれが真実だとして、
その真実が暴かれたとしても
世界が負った傷はもとに戻ることはないだろう。

 

新しい現実の中でどうやって人との間で理解し合えるよう
コミュニケーションしていけるか、
その方法――それもできるだけ面白い方法を
模索していくしかないんだろうね。

 

おりべまこと 電子書籍

魚のいない水族館

 

失業中の主人公が足を踏み入れた、街のはずれにある水族館には魚が一匹もいなかった。彼のまえに現れた、魚のような顔をした館長は言う。「魚はみんな海に返しました」
彼がそのことをブログに書くと、なぜか水族館はその夏の大人気スポットになる。
そして季節が変わるころ、館長は彼に声をかける。
「もしよければ、ここで仕事をしませんか?」
夏から秋にかけて不思議な水族館で起きる出来事を描くファンタジックな短編小説。

 

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神さまのカケラを拾い集めて生きる

 

小さい頃は神様がいて、不思議に夢をかなえてくれた。

というのはユーミンの「やさしさに包まれたなら」の
出だしの歌詞だが、
本当に子どもの頃は神様はいたと思う。

 

子どもの脳は100パーセント開かれているので、
いろいろ見えて、あれこれ触れるらしい。

 

だが、現実社会の枠組みの中で
脳の使える部分は制限される。
人間が一生のうちで使う“脳力”は全体の1割とか2割。
みんなに100パーセント“脳力開放”されてもらっては、
社会として何かと困ることが多いのだろう。

 

というわけで僕たちは神さまを見失う。

 

ただ、齢を取って認知症などになると。
それまで使ってた1割・2割がダメになり、
あんまり社会で役に立たなくなる。
すると、
それまで制限されていた残り8割だか9割だかの
脳のどこかの部分が開放される、こともあるらしい。

 

それでいわゆる「妄想」が見えるようになる。
それは小さい頃いた神様なのかも知れないし、
妖精とか妖怪とか小人とか、

そういうちょっと禍々しいものかも知れない。

 

うちの義母はそこまでひどくないが、
時折、別世界に入っているのではないかと思えることもある。

 

目に映るすべてのことはメッセージ――
なんだろうか?

 

僕も一緒に朝とか夕方とか、
光が淡い時間に林を歩くと
神さまのカケラぐらいは感じ取れる。
カケラを拾い集めて、夜なべしてつなぎ合わせて明日も生きる。

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子ども時間の深呼吸

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もくじ
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AIを使うために必要な人間臭さ

ここ1カ月の間、DX(デジタル・トランスフォーメーション)
についての本を書いていた。
他の仕事と並行してやっていたのでしんどかったが、
ほぼほぼ完成に近づいて、
あとは最終リライトで誤字脱字のチェックと
言葉遣いの整理をするだけだ。


DXと言ってもいろいろあって、
ITツールを使って業務をデジタライズして
企業を変革するという意味では、
メーラ―やワードの使い方の幅を広げ、
深化させることだってDXである。


ネットバンキングでパスワードを盗み取られるのと、
ATMで下した現金を奪い盗られるのと、
どっちのリスクが高いか考えるのも
DXの重要な部分である。


書きながらあれこれ勉強しているうちに。
この1年くらいのわずかな間に、
AI(人工知能)の導入コストがぐっと下がり、
普及に拍車がかかっていることも知った。


AIというと、SF小説・映画・マンガなどの影響で、
つい人間にとって脅威的な存在に感じてしまうが、
AIも2種類あって、こういうのは「汎用型AI」、
最近、社会に普及してきたのは、「特化型AI」である。


代表的なのはAppleのSiriやAmazonのAlexaで、
もうすっかり家族の一員だったり、仕事のパ-トナーに定着。
Googleの検索エンジンの中でも、24時間265日、
地球の津々浦々まで、AIがフル稼働している。


従来のコンピュータープログラムでは、
人間が入力した通りにしか動かせなかったが、
AIには「自分で考える力」が備わっている。
それがビッグデータからの
「ディープラーニング(深層学習)」だ。
大量のデータがあれば、それを休みなく猛勉強して、
ビジネスに役立ついろんな分析結果が出せる。


小さな会社やお店でも、
まとまったデータさえあればAIを活用でき、
自社で学習させることによって独自のAIにし、
育成したそのシステムを販売するという会社も現れ始めている。


しかし、こうした技術――
特にAIのような高度なものに対しては
まだまだアレルギー反応を起こす人が多く、
ちゃん準備をせず、下手に導入すると、
使えないだけでなく、
会社や店がバラバラになってしまう危険が潜んでいる。


よくDXの事例として紹介されている老舗食堂などは
AIに毎日の客の入りを予測させることで、
売り上げ・利益面で大成功を納め、
飲食業界・小売業業界いから注目されている。


しかし、その裏では猛烈な従業員の反対があり、
老舗の看板を支えてきた板前職人が
辞めてしまう事態にまで発展したという。


「大切にしてきた伝統の文化を崩してまで
儲けを出す必要があるのか?」


経営者に対してその板前職人はそう主張したのだろう。
どっちがいい・悪いでなく、
効率化をめざして
今まで人力でやっていた業務をデジタライズしようとすると、
必ずこうした「人間VS機械」の衝突が起こる。


DXを進めたい経営者はそれを覚悟して
猛烈な反対意見を退け、自分の正義を通すための、
ゆるぎない信念と経営ビジョンを持っているのか?
それに共感し、支援する社員・授業員・協力者がいるのか?
ということを問われるだろう。


DXで最も重要なのは、そうした人間の、
すごく人間臭い部分なのだ。

 

おりべまこと電子書籍

オナラよ 永遠(とわ)に

 

オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。
小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。
じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。
しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく攻める。
その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。
そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。
この男の話 によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。
そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。
救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。
ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。
その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。
はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

 

読みだしたら止まらない面白さ。
オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。
そして人生の常備薬に。

●おりべまこと電子書籍

Amazon kidleより販売中
・子ども時間の深呼吸 ¥324 ASIN: B0881V8QW2
・ロンドンのハムカツ ¥326 ASIN: B086T349V1
・オナラよ永遠に   ¥593 ASIN: B085BZF8VZ
・茶トラのネコマタと金の林檎 ¥329 ASIN: B084HJW6PG
・魚のいない水族館 ¥328  ASIN: B08473JL9F

 

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または「おりべまこと」、または書籍名を入れてアクセス。

 

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ウンコしてオシッコして、切れば血の出る連中とのくらし

 

新しいエッセイ集「神ってるナマケモノ」の編集を始めました。
今回のは動物エッセイです。


動物を観たり、動物について考えたりすると、
人間とは何者か見えてくる。
一緒に住んでいるこの地球がどういう星なのか見えてくる。

 

動物は可愛くて、面白くて、楽しくて、不思議で、不気味で、

気持ち悪くて、怖い。
でもこの形容詞はすべて人間にも当てはまります。
そうではありませんか?

 

生きててウンコやオシッコして、

切れば血の出る連中は汚らしいので、
みんな機械にしてしまえば、

クリーンで明るい世界になるでしょう。


でも、そういう世界になったら、人間は生きていけないでしょう。
きっとどこかの牢獄に入れられたような気持ちになって
発狂してしまうでしょう。
そんなことを感じてもらえる本になればいいと思います。

 

 

おりべまこと電子書籍
茶トラのネコマタと

金の林檎 

20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。

その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。
健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、コミカルでファンタジックな探偵小説。

 

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めでたくいつもの学校・会社に逆戻り?

 

学校が始まったけど、
マスクだけでも暑いのに、子どもにフェイスシールド?
ソーシャルディスタンス?

 

テレビカメラがあるところだと、
みんなちゃんとやってますよ~
ルール守ってますよ~って感じで映ってたけど、
テレビが帰ったらどうなんだろ?

 

そもそも低学年の、遊びたい、
じゃれ合いたい盛りのおチビたちに
くっつくなというほうが無理でしょ。
どうせ何日も持たないよ。

 

こんな形で学校やるんなら、
授業はみんなオンラインでやって、
あとはみんなで公演に行って遊んでた方が、
子どもの成長にはよっぽどいいんじゃないの?

無理して学校やる必要ないと思う。

本当にこんなのが何日もつんだろ?

 

なによりも子どもにとって
マスクやフェイスシールドやソーシャルディスタンスに
いかほどの意味があるのか?

ちゃんと意味と効果を考えて無理強いしてるのか?
納得させてやっているのか?

 

こうしないとクレームが来るので、
形だけやってます、というふうに見える。

 

大人も同じ。
子どもにこんな無理させて、
おとなは超3密、感染リスク莫大の満員電車に乗っている。

 

現場で働く人はしかたないけど、
1日オフィスにいてパソコンやっている人は
在宅ワーク続けてていいんじゃないの?

営業回りだってオンラインでOKなんじゃないの?

出勤はせめて週に半分でいいんじゃないの?

 

せっかくコロナのおかげで働き方改革できたか?
と思ったのに、あっという間に逆戻り。
そしてまたあっという間に東京アラートだ。

おりべまこと電子書籍

子ども時間の深呼吸

だれの心のなかにも「子ども」がいる。

自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、何が本当に大切なのか、何が必要なのか、幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。自分にとっての正解がきっとわかる。
少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉でモチモチこね上げた おりべまことの面白エッセイ集。40編を厳選・リライト。

もくじ

・大人のなかの子ども、子どもの中のおとな 
・ちびちびリンゴとでかでかスイカ  
・天才クラゲ切り:海を駆けるクラゲ 
・子ども時間の深呼吸  ほか

 

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・子ども時間の深呼吸 ¥324 ASIN: B0881V8QW2
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COVID19と情報化社会のダークゾーン

 

6月になって日常が戻ってきた。
通勤電車も満員で、3密厳禁もどっかへ吹っ飛んだ。
このままもとの生活に戻るのだろうか?

 

でも、改めてこの新型コロナウイルスはわけがわからない。
というのはやっぱり情報・データとしての恐怖だけで、
身近に感染したという人(発症した人)がいないからだろう。

災禍をかぶった人には申し訳ないが、
それが僕の実感だ。

 

日本の災禍が小さかったというのもミステリーだ。
本当に生活習慣と日本人の持つまじめさのおかげ?
アマビエのおかげ?
それともやっぱり日本人は神の子なのか?

 

笑うなら笑っていい。
けど、現代科学はいったい世界の何割くらいの真実を
解明してるのだろう?

 

お笑いついでに、
僕はやっぱり新型コロナウイルスは「使徒」

なんじゃないかと思っている。
単なる病原菌ではなくて、

情報化社会のダークゾーンと結びついている。
これは「人類〇〇計画」のシナリオの一部

なのではないかと思えてしまう。

 

いつの間にか僕たちの頭の中に入り込み、
無意識の世界から人間を操ろうとしているのかも知れない。


これからコロナに対する不安感を利用して
悪だくみをするやつも現れるだろう。

すべてが妄想に過ぎないことを祈ってもいるけど。

 

いずれにしても安易に、いつもの決まり切った
あくせくした元の生活に戻らないほうがいい。

新型コロナの第2波、第3波はたしかにこわいが、
もっとこわいのは情報の津波に呑み込まれることだ。

自粛期間の生活感を少しは体に止めておき、
自分を見つめなおす習慣はを続けたほうがいい。

おりべまこと電子書籍

オナラよ 永遠(とわ)に

 

オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。
小学5年生の小松救太郎は、ぬきうちテストの最中にオナラをもらし、クラス中からいじめられる。
じつはそのオナラの真犯人は隣の席の水城ユリカ。。彼は憧れの女の子の失敗をかばっていたのだ。
しかし、ユリカはお礼を言うどころか、よけいなおせっかいだと救太郎をきびしく攻める。
その日、家に帰った救太郎は奇妙な白昼夢を見る。
そこに登場するのは、26世紀から来た、オナラで音楽を奏でるプータローというキテレツな男。
この男の話 によると、500年後の世界では人間はオナラをしない生き物に進化しており、そのせいでストレスがたまり、心の病が蔓延しているという。
そして救太郎こそが、失われたオナラを取り戻すための救世主であり、ユリカとラブラブになることで人類がオナラを取り戻し、不幸な歴史をやり直せると伝える。
救太郎は、潔癖症でオナラを軽蔑するステージママである母親のプレッシャーにユリカが苦しんでいること、また、人類からオナラを奪おうとする謎のヘビ魔女が彼女に取りついていることを知る。
ヘビ魔女との対決や、秘密警察から逃走するプータローとの交信を通じて、ついに自分の力で未来を変えることを決意する救太郎。
その方法はユリカのオナラをかばった日にタイムスリップして戻り、二人のよじれてしまった関係を修復するということだった。
はたして彼はユリカの気持ちを変え、オナラを失った未来の人類を救うことができるのだろうか?

 

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オナラをこよなく愛するあなたのバイブルに。
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人間1年生

 

自分の家系のことは知らないが、
少なくとも貴族やら武家やら商家やら、
由緒正しき家柄ではないことはわかる。

 

そうした現実的・歴史的なルーツとはべつに、
「前世が〇〇だった」という話を若い頃、よくした。
というか聞かされた。

この手の「なんちゃってスピリチュアル」は、
特に女の子が好きである。

 

実際、自分は篤姫の生まれ変わりとか、
ハプスブルグ家の皇女だったとか、
まじめに話す子と何人も会った。

正直もう顔も思い出せないが、
彼女らは今頃、おばさんになってどうしているんだろう?

よほどのセレブにでもなってない限り、
齢を取るとなおさら貴族の血が騒いで
現実とのギャップに苛まれるのではないかと心配だ。

 

それはさておき、前世がお姫様か召使いか、の前に、
そもそも人間だったのか? と考えてみる。

 

というのも、世の中にはすごい人たちがいっぱいいて、
こういう賢い人たち、器用に生きられる人たちは
もう何回も人間に生まれ変わっていて
経験を積んでいるんじゃないか、
この世の中を泳ぐ要領が最初からわかっているんじゃないかと
思えてしまう。

 

そもそもあらかじめ持っているスペックというか、
エンジンというか、CPUが違うのだ。

 

生来の不器用ぶり、知恵の回らなさを考えると、
僕はおそらく今回初めて人間になった1年生である。

 

では前世は何だったかと言えば、
運動神経も鈍いし、動物占いではコアラなので、
きっとコアラとか、ナマケモノとか、
その手のあまり精力的でも活動的でもない、
森の中でのんびり葉っぱを食べている動物だったのでは?
という気がする。

 

いずれにしても今回初めて人間になった1年生が
5年生や6年生にかなうわけがない。
還暦になると、いろいろ諦めもつき、
そんなにがんばらなくてもいいやと諦観する。

 

それでも幸運なことに、
ここまで楽しく面白く、好きなことをやって生きてこられた。

なので1年生の終わりへ向けて
「人間1年生をやってみて」というレポートを
書かなくていけない。
どうもそれが宿題になっているようだ。

 

というわけで
毎日引きこもって、何千字、何万字と書いている。
宿題出しても2年生になれるのかどうかわからないけど。

落第したら、またコアラやナマケモノに戻るのだろうか?
ま、それでもいいか。

 

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茶トラのネコマタと金の林檎

 

20代半ばで独立起業し、6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。
その健太のもとにホームページ経由で、開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。

健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。
健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。

ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か?幻想か?妄想か?

健太と六郎は、その話を信じたふりをして、山中の雑木林に入ってスコップを振るい、肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、コミカルでファンタジックな探偵小説。

 

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さらばマスク

 

マスクっ子もマスク少女もマスク外してた。
懐かしい日常の足音が聞こえる。
それにしてもかなりいい加減な自粛だったのにも関わらず、
どうして日本の災禍は小さかったのだろう?
アマビエにお祈りしたからか?
やはり日本人は神の子なのか?
不思議の国の日本人。
けどまぁ良いことだ。
第2波が来る前にひとときの自由を楽しみましょう。
ところで僕たちはいつマスク外せるの?


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ウィズコロナ、オンラインLOVEの恋人たち

コロナ自粛期間は終わったような終わらないような
微妙な状態になったが、恋人たちはどうしているのだろう?

すっかりそういう世界と関係ない、

寂しい大人になった僕でも気になる。

 

 いや、じつは何を隠そう、この数日、
気になって気になって頭から離れなくなって、
とうとうネット上のその手の恋愛相談を
あちこちかじり読みしてしまった。

 

Q. 感染拡大が続く新型コロナウイルスで外出自粛の要請が強化されている今、付き合っているパートナーとはどう接するべきですか? 今まで通りキスやセックスをしても大丈夫? 

 

A. 答えはノー。
ふたりがよくても、その先のリスクを想像して!
無キスのセックスでもダメ! 感染リスクはいたるところに。
同棲中でない限り、恋人と会うのは今は我慢!

 

・・・なんて書いてあるのを見て、
「ええっ?」とショックを受けた。

 

脳みそを8割がた性欲に支配されている若いカップルが、
キスもハグもセックスもNGの
状態に耐えられるのだろうか・・・。

僕が10代、20代、いや、30代だったとしても

無理なんじゃないかなぁ・・・
と、ありもしない仮定で考え込んでしまった。

 

試しに「オンラインキス」とかあるんだろうかと思って調べたら、これはない。

「オンラインセックス」はあるけど、これは風俗系みたいだ。

 

「オンラインデートを楽しもう」というのはある。
映画とか音楽とか食事で盛り上がって(?)
お互いセクシーな言葉をささやいて(?)

 

うーん・・・そりゃ1回、2回なら
オンラインも新鮮でいいかもしれないけど、
その後はバイバイ、おやすみ、では夢でまた会いましょうか・・・
こりゃ寂しい、というか、相当きつそうだ。

 

でも我慢・自粛を強いられる分、
「なんでも自由にしていいよ」より
盛り上がるのではないか。
手かせ足かせはめられたウィズコロナの恋愛は、
むしろドラマチックなのかもしれない。

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              オナラよ 永遠に   

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オナラをテーマに展開する、愛と笑いとメッセージを載せたSF+ファンタジーテイストの少年少女小説。

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親バカ日和

 

息子の誕生日はほぼ9割の確率でピーカンになる。

今年も24年前と同じく朝から青空。
自転車で20分程度のところに住んでいるのだが、
コロナの影響もあって全然会ってない。
今年になってから会ったのは2回程度だ。

もうとっくに独立しているし、
僕も子離れしているつもりだけど、
気が付くと自分の子どものことについて何か書いている。
この先、孫府が出来たら孫のことを書くんだろう、たぶん。
曲がりなりにも親になってよかったと、
毎年この日になると思っている。

 

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・子ども時間の深呼吸 ¥324 ASIN: B0881V8QW2

だれの心のなかにも「子ども」がいる。
自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、
何が本当に大切なのか、何が必要なのか、
幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。
自分にとっての正解がきっとわかる。
〈少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉で
モチモチこね上げた おりべまことの面白エッセイ集。

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オンライン時間とオフライン時間と「子ども時間の深呼吸」 無料キャンペーン再び

 

あっという間に普及したオンライン〇〇。
僕も今週は新プロジェクトのミーティング・取材が続き、
ほぼ毎日オンライン上にいました。

で、今日は午前中オンライン。
午後はオフラインで京橋まで出向。
電車はまだすいてて、みんな一人おきに座れる。
そして帰宅後、夕方からまたオンライン。

「新しい日常」とはこういうことなのか?
これはこれで面白い。
いったいこれからどうなっていくのか?

ちょっとずつコロナ熱が冷め始めたところで、
「子ども時間の深呼吸」
16日(土)17:00~17日(日)まで
1日限りの無料キャンペーン。

このへんで深呼吸して
からだの細胞、脳みその細胞をを入れ替えましょう。

 

 

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だれの心のなかにも「子ども」がいる。
自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、
何が本当に大切なのか、何が必要なのか、
幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。
自分にとっての正解がきっとわかる。
〈少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉で
モチモチこね上げた おりべまことの面白エッセイ集。
自身のブログ「DAIHON屋のネタ帳」から

40編を厳選・リライト。

 

もくじ
・大人のなかの子ども、子どもの中のおとな
・ちびちびリンゴとでかでかスイカ  
・天才クラゲ切り:海を駆けるクラゲ 
・子ども時間の深呼吸 
・親子の絆をはぐくむ立ちション教育
・大人になるとわかる? サンタのプレゼント
・お年玉はムダづかいしよう! 
・星や月を見て何のトクになるのだ? というお話 
・ベビーカーを押す男 
・旅する本屋のおじさん
・あの世に行った父と話す 
・子どもの日とお年寄りの日のコラボ
・子どもはイヌ時代を経てネコ化する 
・世界で一つだけ、人生で一度だけの卒業
・星のおじいさまと孤独なエイリアン 
・子どもはどうしてロボットが好きなのか?
・少年小説のバイブル「スタンド・バイ・ミー(死体)」
・女目フィルターの少年像と少女版スタンドバイミーについて
・子どもの自殺防止は不登校体験者にまかせよう!
・夢と現実が交わる座談会
・でめきんをめぐる追憶
・ぐゎぐゎタオルと世界共通言語
・戦争の記憶と戦争文化体験
・子どもや動物にモテる妻とモテない夫のミステリーとハッピネス
・卒業式の詩と死
・ちょっと切なくて笑えるネバーエンディングな少女のバレエ物語 
・男が踊り出す日 
新聞少年絶滅?物語 
・続・新聞少年絶滅?物語:まかない付き・住み込みOKの光と闇
・二階のお兄ちゃん
・父親としての誕生日に「父親の誕生」を拾い上げる 
・忍法影分身と忍法影縫いに関する実験と考察 
・雪降る日は若き血潮がたぎる
雪と少女 
・大人の事情と自分の中の子どもの虐待
・働くシングルマザーと生活保護のシングルマザーの価値観 
・子どもの声と「人類の子供たち」 
・子どもと大人の狭間で人間は自分の一生を俯瞰する
・楽しい思いをさせてくれた子どもたちにありがとう 
・海から山への旅

 

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手洗い習慣と手抜き人生への道

 

新型コロナウィルスの感染者・死亡者は、
世界中を見渡して、なぜか男のほうが多いらしい。
その理由は衛生観念の性差のようだ。

 

要するに一般的にだが、女子の方がきれい好き。
だから手洗いもしっかりする。

一方、男はといえば、駅のトイレに入ればわかるが、
「おれは忙しいんだ」と言わんばかりに、
用を足した後もろくに手を洗わずに出ていく人が大半。

 

かくいう僕もせいぜいちょろっと

10秒に満たない時間で済ませていた。
だが、コロナの蔓延以来、

これでもかとよく手を洗うようになり、しっかり習慣にした。

アルコール消毒液がいまだに薬局で

品切れなのかどうかは知らないが、
流水だけでも指の1本1本、

手の甲も手首もしっかり洗えば大丈夫である。
むしろアルコールをシュッシュしてそのまま放っておくほうが
付着したウィルスが残存する率が高い。

 

ちなみに人間が使うエネルギーの2割以上は脳が使う。
なんでも習慣づけて脳を省エネモードで働くようにすれば、
ラクに、手抜きして生きられる。


ただし、習慣として定着させるには平均2カ月かかります。
手抜き人生もラクじゃない?
2カ月間努力して、あなたが習慣づけたいことは何ですか?

 

だれの心のなかにも「子ども」がいる。
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生きていく燃料としての記憶

 

コロナ騒ぎが起こった頃から、

なぜかまた10代の終わりから20代前半くらいの記憶が
日々の生活の合間によみがえるようになった。

 

具体的な一つ一つをシーンとして思い起こすのではなく、
そのころの光とか湿り気みたいなものを肌が感知したり、
匂いとか空気のようなものが鼻腔から肺に入ってくる。

「若者時間の深呼吸」なのか?

 

還暦になったせいだろうか?
そのころの仲間が一人、死んだせいだろうか?
(そういえば間もなく49日になる)
よくわからない。

 

村上春樹の「アフターダーク」という小説の中に
こんなセリフがある。

 

「人間ゆうのは、

記憶を燃料にして生きていくものやないのかいな。
その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、
生命の維持にとってはべつにどうでもいいことみたい。
ただの燃料やねん。
新聞の広告ちらしやろうが、哲学書やろうが、
エッチなグラビアやろうが、1万円札の束やろうが、
火にくべるときはみんなただの紙切れでしょ。
(中略)
それとおんなじなんや。大事な記憶も、

それほど大事やない記憶も、
ぜんぜん役に立たんような記憶もみんな分け隔てなくただの燃料」

 

主人公の娘に向かってこのセリフを言うのは、
ラブホテルの雑用係兼用心棒である

元・女子プロレスラーの手下の女だ。

 

何をしでかしたのかわらないが何者かに追われ、
日本中を逃げ回っていて、つかの間、

そのラブホに腰を落ち着けている。
そして彼女は続ける。

 

「もしそういう燃料がなかったとしたら、
もし記憶の引き出しみたいなものが自分の中になかったとしたら、
私はとうの昔にぽきんと折れてたと思う。
どっかしみったれたところで、

膝を抱えてのたれ死にしていたと思う。
大事なことやらしょうもないことやら、
いろんな記憶を時に応じてぼちぼちと引き出していけるから、
こんな悪夢みたいな生活を続けていても、
それなりに生き続けていけるんよ。
もうあかん、これ以上やれんと思っても、
何とかそこを乗り越えていけるんよ」

 

前半は話にコミカルな彩を添えるための端役として登場するが、
何を思ったのか、後半のいいところになって
作者は彼女の口からこんな貴重なセリフを言わせた。


どう解釈するかは「あなた次第です」だが、
僕はけっこう共感を覚え、その中身について考えたくなる。

 

あれも知らなきゃいけない、

これも憶えとかなきゃいけないという
情報が大量に渦巻く今日、
案外、あとあとになって僕たちが生きる燃料にするのは、
役に立たない、カネにならない、どうでもいい与太話や、
本当にささやかな喜びや感傷や、

夢のカスみたいなものなのもしれない。

だれの心のなかにも「子ども」がいる。
自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、何が本当に大切なのか、何が必要なのか、
幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。
自分にとっての正解がきっとわかる。
〈少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉で
モチモチこね上げた おりべまことの面白エッセイ集。
自身のブログ「DAIHON屋のネタ帳」から40編を厳選・リライト。

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お笑いと幻想のひとときで免疫力UP

 

あなたへステイホームお見舞い。
電子書籍に載せる画像を探そうと、
むかし撮ったデータをいろいろ掘り起こした。
これらはアウトテイク。
15年も前なので息子もついでに。
免疫力、上がるかな?

 

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気がつけば世界の終わりにいた

 

何者かの意思によって、
僕たちは世界の端っこに追い立てられた。
もう誰もここから逃げられない。


そう思ったのは
昼間、メーカーのA氏にZOOMで取材して
ひと通りの話が終わった後のことだ。


前々から頭の奥にへばりついていた疑念が、つい声になった。


「ところでAさんは自分の周りでコロナにかかった人いる?」

答えはNO。僕もNO。


これだけ連日連夜、報道が続けられ、
感染者数・死亡者数が伝えられているのにも関わらず、
僕の周りでも、A氏の周りでも、誰もコロナにかかっていない。


もちろんかかっていても無症状なだけなのかも知れない。
そうしたキャリアはいっぱいいるだろう。
だから現在の自粛を解くべきだとか主張するつもりはない。


でも冷静に状況を振り返ると、
やっぱり不思議な気持ちにならざるを得ない。


「これって強制的に今までの社会をリセットして、
みんなデジタル化させようという

巨大IT企業の陰謀じゃないのかね?」


「そうそう。デジタル化で個人情報取り放題にして、
それをエサにAI・ロボットを劇的に進化させ、
パーフェクトな情報管理社会のベースを
作ろうとしているのかも」


「IT企業と黒幕のラスボスみたいなのが

手を組んでやっているんだろうな」


“奇しくも”――というほどのものでもなく、
A氏と僕が感じていることはあっけなく一致した。
もしやあなたも僕たちと同じことを感じているのではないか? 


中国・武漢や欧米各都市の惨状。
志村けんさんや岡江久美子さんの死。
医療崩壊寸前の都市部の状況。


それだけの材料がそろっているのに、
リアルでない。切迫感がない。


そもそもこれは史上最悪のウイルスと言えるのか?


ペストやコレラや天然痘はもっとすごかったのではないか?

 

世界全体の情報化が、このウイルスが人々の心に与える

恐怖や不安を何倍・何十倍にも膨らませているのではないか?


新型コロナウイルスとは、実体は2割に過ぎず、
あとの8割は「情報」なのではないか?


いずれにしても世界はもう
古い皮を脱ぎ捨てようと脱皮の最中だ。
第2次世界大戦後、75年続いてきた、
僕たちが慣れ親しんだこの世界はもう終わった。


もう誰もコロナ以前の世界がそのま戻ってくるとは
思ってないだろう。
表面的には自由で平和な日々が帰ってきたとしても、
その内実は大きく変わっている。
それが嫌な人は退場するしかない。


僕たちができるのは
社会的に生きるための個人情報は奪われても、
魂のデータは売り渡さないこと。それだけだ。


・・・なんて都市伝説的な妄想を書き連ねてみたけど、
信じるか信じないかはあなた次第です。


「新型コロナウイルスとはなんだったのか?」
その真実が解き明かされるのは、たぶん5年後くらい――
昭和100年のことになるだろう。

 

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明日のために今日はがまん

 

コロナ騒ぎで終始した4月も最後。
義父が亡くなって今日で1年。
花を飾って、お赤飯を焚いて、
近所の和菓子屋のおいしい大福をお供えしました。

1周忌なのにお祝いみたいだけど、

これらが大好物だったそうなので。

 

ちなみにカミさんは血を受け継いだのか赤飯好き。
でも妻だった義母はあんまりお好きではないようです。
同じ家族でも食べ物の好みはいろいろバラけていて面白い。

 

1年前の今日は平成最後の日もありました。
令和初のゴールデンウィークなんだよね、じつは。

ただ僕は幸いにもレギュラーワークにプラス、
書籍執筆の仕事、さらに自分の電子出版の制作もあって
5月は休めないほど忙しくなりました。

このご時世、僕を頼りにしてお仕事下さる方々に感謝です。

 

そして皆さん、ここが我慢のしどころ。
どうやらステイホームは延長されそうで、
あと1カ月も・・・とうんざりするのは僕も同じですが、
なんとかみんなで気持ちを抑えて
早いとこ、この状況を終わらせましょう。

 

政府や自治体に文句は言ってもいい。
けど逆らって三密など感染拡大に与する
行動を取っていいわけじゃない。

今ひとりひとりが我慢しないで動き出しちゃうと、
結局、社会がいつまでたっても動き出さなくなってしまいます。
平和で自由な日々を1日でも早く取り戻すために協力しましょう。

 

 

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ありふれた一日でもあなたには記念日

 

昨日の「サザエさん」の中でゴールデンウィークなので
家族で動物園にお出かけするというエピソードがあった。

 

夕食時にチラッとその場面を見て、
「ありゃ、サザエさんちはステイホームしてなくていいんだ」

と思ったのだが、
今日になり、そのエピソードの放送に対する非難が
ネット上にあふれたらしい。

 

まぁ、気持ちはわからないでもないけど、
サザエさん一家を妬んでどうする?

 

でも子どものいる家庭は面白くないんだろうな、やっぱり。
「どっかつれてって~!」と、
番組を見た子どもにダダこねられた人もいるのかも知れない。

 

ただ、どっかにお出かけするか、
派手なイベントがないと
家族の思い出が作れないと思い込んでいる人がいたら、
それは間違っている。

 

子どもにとっては意外と
近所の公園でお父さんと遊んだとか、
家の中でお母さんと笑ったとか、
そういうことが貴重な思い出になることが多い。

 

うちと同じアパートに住んでいるご一家は、
建物の前の駐車スペース

(ちょっとした庭みたいになっている)などで
楽しそうによく遊んでいる。

 

公園に行くと子どもと遊んでいるお父さんをよく見かける。
子どもよりもお父さんの方が楽しそうなくらいだ。

子育ての季節をすでに通り過ぎた僕にとっては
あの若いお父さんたちが羨ましくなってしまう。

 

いっそのことコロナが終わっても

会社に行くのは週半分程度で
あとは在宅ワークをやりながら
子どもと一緒に遊んでた方が
人生楽しく送れるんじゃないかと思う。
(実際そうなるかもしれないね)

 

幸福はなにげない日常の中に潜んでいる。
ステイホームのゴールデンウィーク、
そうしたことを発見する人がひとりでも増えればいいと思う。

 

 

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疫病の災禍からケロっとよみガエル

 

新型コロナウィルスの災禍が早く収まりますように、
と神頼みをしに、杉並大宮八幡宮にお参りしました。

 

なるべく人出が少ないうちにと思って
午前中に行ったのですが、参拝するのに
こんな長い行列が! と一瞬びっくり。

 

でもよく見るとソーシャルディスタンスということで、
間隔をあけて並んでいたので長く見えたのでした。

 

これだけ現金・物質主義の世の中になっても、

日本人は神仏の前では素直に、行儀よくなります。


お参りの後は例によって「しあわせ撫でがえる」
を撫でて、帰ってよく手を洗いました。

 

「しあわせ撫でがえる」というのはカエルに見立てた
大きな石ですが、その足元にはかわいいチビガエルも。


昔からカエルは薬にも使われ、
健康の縁起物。

 

アマビコなる妖怪も活躍しているようだし、
科学・医学と日本得意の

森羅万象八百万神的スピリチュアルの合わせ技で
疫病拡散を防ぎましょう。

 

でもコロナ流行にかこつけた
ヘンなカルト宗教や高額請求のスピビズ詐欺などには
気を付けてケロ。

 

 

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男が率いる世界は終わった?

 

気が付くと、政治家として新型コロナウィルスと

正面切って戦っているのは、
安倍総理でなく、小池都知事だ。

 

東京にいるからそう見えるだけかもしれないが、
安倍総理よりも小池都知事の存在感のほうが圧倒的に優っている。

 

対策も次々と打ち出しており、
多くの自治体は、すべてではないにせよ、
できるかぎり東京都の施策に倣おうとしているように見える。

 

オリンピックを諦め、緊急事態宣言を出した後は、
腹をくくり、政府に付き合うのをやめて独自に走り始めた。

 

いい悪い、好き嫌いは別にして、
話を聞くなら、小池都知事と話したほうが実になると、
たぶん多くの人が考え始めているようだ。

 

そして世界を見渡すと、
コロナウィルスに立ち向かい、
それなりの封じ込めに成功している国は
どこも女性がトップの国だ。

 

ドイツのメルケル首相、台湾の蔡英文総統、

ニュージーランドのアーダーン首相。
彼女らの今回の危機管理に対しては国際的に評価が高い。

 

デンマーク、ノルウェー、フィンランド、アイスランドといった
北欧の国も女性がトップ。
これらの国でも今のところ、

他の欧米諸国のような惨禍には陥っていない。

 

いったい何が違うのか?
女のほうがいざとなったら決断力があるということか?


どうもそんな気がする。

結局、安倍首相は経済のことが心配で、
こんなことやったら財界の親方にどういわれるかとか、
気にしてばっかりだから、

いつまでたっても明確な態度が取れず、
リーダーシップを発揮できない。

結局、日本のトップは「調整役」でしかないのだ。

 

子どもを産む性である女は「生命」を最優先する。
もちろん政治はいろんな正義や利権が絡み合い、
それらをマネージしていく、複雑な能力が必要とされるが、
今回の災禍の場合、
「命ファースト」で考えないと、女の場合、
脳にかかったストレスが解けないのだと思う。


だから女の声の方が届きやすい。
男の声には、いろんな正義やら利権やら面子やらが絡まって
聞こえてくるので、人々の耳に響かないのだ。

 

「オリンピック・ファースト」のロックが外れた時点で、
小池都知事は変われた。
各国のリーダーの活躍も意識しているだろう。


安倍首相はまだ、

自分の政権下でオリンピックができなかったことを
悔やんでいるようにも見える。


ちなみに僕は来年に延期されたオリンピックも

開催できる可能性は低いと思う。
選手の皆さんには気の毒だが、
大国のエゴに利用されてきたオリンピックの歴史は終わっていく。

 

それにしてもトランプ、プーチン、

習近平などの一連のボスたちの国と、
メルケルをはじめとする女性トップたちの国の

イメージが大きく違ってきた。


このコロナの災禍を境に、

旧世界と新世界に分かれるのかも知れない。

 

 

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最期のお別れもできない新型コロナによる死

 

日本で感染が拡大し、緊急事態宣言が出てから
海外のニュースが減った印象だが、
改めて3月から4月前半の記事を見てみると、
欧米の状況は悲惨だ。

 

イタリアでは一時期、コロナで亡くなった人たちの
葬儀が禁止されたらしいが、今はどうなっているのだろう?

 

ニューヨークは2日前の記事では
医療崩壊の後に葬儀崩壊が起こっている、とある。
驚くべき状況が生まれている。
これは2001年の9・11をしのぐ災禍と言えるかも知れない。

 

志村けんさんの最期についての報道を読んだ人はご存じだろうが、
コロナで亡くなった人の遺体は
「パウチ」と呼ばれる納体袋に密封され、
そのままできるだけ早く火葬しなくては

いけないことになっている。


一度パウチに入れたら絶対にあけられないので、
ほとんどの場合、遺族は最期のお別れもできない。

ちなみにこうした処置は、コロナで亡くなった人に対してだけでなく、
“それと疑わしき”人たちも同様だ。

いま、施設などで肺炎で亡くなる高齢者が急増している。
こうした人たちは、“それと疑わしき”人たちだが、
そこから接触感染する恐れがあるので、

パウチに入れざるを得ない。


医療者も葬儀業者もコロナ患者と同じように

接しなくてはならない。

ただ結局、検査をやる前に亡くなってしまうので、
コロナによる感染死亡者にはカウントされないだけだ。

 

だから日本は、東京は、死亡者はまだ少ないなんて
侮ってはいけない。


経済崩壊も、もちろん怖いけど、命あっての経済だ。

 

感染拡大して困るのは、
いや、困るどころか、
悲惨な思いをすることになるのは結局自分である。

 

動き回らない。
密集しない。
できるだけ家にいる。
人ごみを作らない。

上からの命令に従うんじゃなくて、
自分と大切な人を守るために。

 


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のびのび生きなおそう

 

ドラえもんで、のび太がタイムマシンに乗って
自分が生まれた日に行く、というエピソードがあった。

 

お母さんとお父さんが赤ちゃんの自分に
名前を「のび太」と付けようとしているのを見て、
「もっとカッコいい名前にしてくれ」というのだが、
両親の「のびのび育ってほしいんだ」という
心からの願いを耳にし、
「ぼくの将来にあれほど期待していたのか」と
しみじみ内省してしまうという話だ。

 

ドラえもんはとくに好きなわけじゃないので、
ほとんど読み返したことがないが。
たぶん最も印象に残っているエピソードだ。

 

新型コロナウィルスが起こした騒乱によって、
多くの人は仕事もプライベートも将来計画も
スケジュールがぐちゃぐちゃに崩壊した。

 

もちろん、いつかはもとに戻るし、
ある程度は戻ってもらわなくては困る。

だけど、100パーセント戻ることはないと思う。

 

いずれにしても僕たちは、
この30年あまりの間に構築してきた社会を、生活を
失う危険にさらされている。

これまで手にしてきたものを、
手にしようとしてきたものを、
いくつかは諦めなくてはならなくなる。

 

それに考えてみたら、
これは「スケジュール通りの人生」を
考え直すいい機会かもしれない。

 

僕も以前はそうだったけど、
スケジュール帳がぎっしり埋まってないと
不安でしかたなかった。
カレンダーがスカスカだとため息をついていた。
スケジュールが入ってないと、
自分は誰からも必要とされていないんじゃないかと
気分がダウンしたのだ。
でも、それは違う。

 

スケジュール通りの人生。
死ぬまでスケジュールをこなすだけの人生。
それは充実した人生なのか?
もっと自由にのびのび生きられないのか?

せっかく家にいるなら、
しっかり見つめなおしたい。

のびのび育とう。

のびのび生きなおそう。

 

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がんばりません 戦いません 

 

テレビのニュースキャスターなどが
「がんばりましょう」とか、
政治家が「戦いましょう」とか
「打ち勝ちましょう」とか言ってます。

 

危機感を持ってもらったり、
気を引き締めるために
そうした言葉で鼓舞するのでしょうが、
逆効果ではないでしょうか。

 

また、この感染症拡大防止対策を
戦争に例えるのもよくないと思います。

 

1週間かそこらで終わる話ならそれでもいいけど、
そうじゃないですよね。

 

攻めてくる相手に、竹槍振り回して立ち向かうわけじゃなく、
対抗手段としては家にいるしかないわけですよね。

 

1カ月か、それ以上も、

“がんばって”家にいろって言うのは無理。

 

せっかく家にいるなら、どうすればリラックスして楽しむか。
そしてインターネットを使ってできる仕事や勉強があるなら、
おとなしくそれをやってたほうがいい。

 

ジタバタしてもしかたない。
こんなところでがんばって戦って、
気力も体力も消耗して、
コロナに感染しなくても体調崩して
医療機関のお世話になるようなことになったら
そっちの方が迷惑です。

 

相手は人じゃない。
自分の精神力とか、そんなものでもない。
なにえウィルスです、感染症です。
いい意味であきらめたほうがいい。
本当は飯も食わずに暑くなるまで
ずっと冬眠出来たらいいんだけど。

 

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面白いことを発見する工夫

 

義母は週に3回、デイサービスに通っていますが、
さすがに今日からお休みにしました。
いちおう1カ月ということで。

 

スーパーやコンビニなどへ買い物に連れていくのも
やめて、もう毎日お散歩オンリーです。

 

以前はお店を見るのが好きだったのですが、
なんというか、認知症でわけのわからない分、
勘が働くのか、店に入りたいと言わなくなりました。

 

人間って不思議。

 

僕の言うことはきちんと従ってくれるので
助かっています。

 

また、おかげで今まで目を向けなかったものにも
目が行くようになりました。

 

いままでと違う暮らしになっても
面白いことを発見できるよう工夫しよう。

 

 

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ZOOM会議とデジタル/アナログの使い分けについて

 

昨日は息子とZOOM会議をやりました。
歩いても30分そこそこの距離に住んでいますが、
たぶん夏までちゃんとした形では会えなさそうだな、
ということで。

 

まさかこんなことになるとは思わなかったしね。
大事な人たちとは会える時に会っておかないと後悔します。
人生は思いのほか短く、僕たちの持ち時間はそう多くない。

 

さて、息子との会議は与太話ですが、
劇的なテレワークへの移行で、仕事にもZOOMが大モテ。
ネット上ではmさにZOOM BOOMです。

 

不覚にもそれに気づかず、
今まで使っていたヘッドセットが相当くたびれているなと思って
近所の量販店に買いに行ったら、完全に売り切れていました。

 

通販サイトを観たら、こちらも在庫切れ続出。
1000円とか2000円の安いのはほとんどありません。

辛うじて3000円台のがあったので購入。


たぶん、これからはこうした遠隔取材・
遠隔ミーティングが多くなりそうです。

 

たしかに1時間の取材のために半日、1日かけて、
あるいは泊りで出かけるのは非効率。
お互い自宅やオフィスにいるままでできるのは
超便利です。
データを生産するだけならね。

 

ただ、アナログ人間としてはやっぱり
そこから何か大事なものが
失われていく、損なわれていくような気がしてならないんだよね。

 

効率的なのは、会社の仕事をこなすという観点からは
いいことだけど、
はたして個人の成長にとってはどうなのか?

 

僕は仕事って自分を成長させ、自分の世界を広げて、
より豊かにしてくれるものだと思っています。

 

お金はいただくけど、
結局、会社やお客様のためじゃなく、
自分のためにやっているんだなと思います。

 

だから、これからは
会社やお客様のためにはデジタルでチャチャっと効率的に。
自分のためにはアナログでじっくりたっぷり、
手をかけて足を使って回り道して・・・
みたいな使い分けをしていくのかも知れません。


ところで緊急事態宣言の中継を見て
いろいろコメントが出ているけど、
基本的にはきちんと受け入れて
協力したほうがいいんじゃないかな。

 

結果的にどうなるか、やってみなきゃわからない。
それこそ効率がいいかどうかなんて
考えちゃいられない。
みんなで1か月がんばれば何とかなる――
と信じて行動したほうがいい。
そのほうが社会のためになり、結局、自分のためになる。

 


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緊急事態宣言前夜に神の子あらわる

 

「おれたちは神の子だ」

 

かつてロンドンの日本食レストランに勤めていた頃、

超右翼のシェフがいて、

日本人=神の子説を唱えつつ、天皇陛下を崇拝していました。
当時、身近にそんな人に会ったのは初めてだったんで、

びっくりしていました。

 

きょうはなぜかその彼の言葉が脳の奥底からよみがえってきた。

「日本人は神の子だ」

だからコロナにもやられない。
奇跡を信じている。

 

いよいよ日本も武漢やイタリアやニューヨークのような

事態に陥るのではないかと、世界の人たちが危惧しています。

そして、明日7日は、いよいよ東京や大阪や福岡に
緊急事態宣言が出されます。

 

しかし、それでも日本は大丈夫なんです。


政治家がどれだけピンボケなことをやってても、
国民がいくら危機感に乏しく、

いまだ夜の街を出歩いていても、
科学的・医学的根拠などゼロでも、
日本は大丈夫です。


このまま感染者も死者もちょこっとしか出ません。

あったかくなって、だんだん蒸し暑くなってきて、
なんとなく感染者が減っていって、
いつの間にか終息してもと通りになります。

だって日本人はみな神の子だから。

 

という楽観的、能天気、ハッピーエンドなシナリオを、
僕も頭のどこかに描いています。

 

とりあえず、しばらくは我慢。
明日を最後に義母のデイサービス通いも一時休止。

これからは毎日公園を散歩です。
散歩できるところに住んでいるだけでも
ありがたいと思っています。

 

そして、こうなったらもうあとは神頼み。
信ずれば免疫力もきっと上がる。

そう、日本人は神の子、
僕たちは神や仏に守られている、と信ずれば。


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働かなくても食っていくのが僕の生き方だココロ

 

半年くらい前だったと思いますが、
テレビで一般の人を対象に、
べーシックインカムについての
アンケート調査をしたところ、
否定的な意見が大半だった、と報じられていました。

 

そういうものがあると働かない人が増える
→日本の経済が悪くなるからダメと、
普通のまともな人たちは考えています、いう論調でした。

 

要は現・最高額紙幣のこの方が残したあの言葉が
いまだに多くの日本人を洗脳し続けているのだと思います。

 

・・・と書いていて、
確かあれはNHKのニュース番組じゃなかったか?
と記憶を掘り起こしました。

 

もしかしてべーシックインカムについての

議論が起こっているのに対し、政府が

 

「ほーらね、そんなものを導入しろなんて言ってるのは、
ごく一部の、労働を嫌がる怠け者たちだけですよ。
普通のまともな人たちは、当たり前のように反対なんです」

 

と暗にほのめかそうと、
有利な証拠を示すための報道ではなかったか、
つまり、ソフトな情報コントロールではなかったのか?
と勘ぐっています。

 

ただ、「働かざる者、食うべからず」の言葉に
大勢の日本人が縛られているのは事実です。
だけどそれはもう昔の話なんじゃないのか?

 

今回のコロナによる騒乱が起こるずっと前から、
貧富の差が拡大――というか、
お金が儲かる業界と、
そうでない業界との格差が広がっていました。

 

例えば福祉・介護の分野など、
生産性が高いか低いかと言われれば、
低いに決まっています。

 

でも社会的ニーズはすごく高い。
そこに従事する人たちは生産性が高いわけじゃないけど、
大勢必要、絶対必要、尊ぶべき大事な仕事なんです。

 

とっくにそういう社会にシフトしているのに、
いまだ富国強兵や高度経済成長時代の論理がまかり通り、
たくさんお金を儲ける人がえらいと、
大勢が思い込んでいるところに
根本的問題があると思います。

 

コロナによる騒乱は一つのきっかけです。
地球環境の激変による自然災害の脅威もあるし、
これからの社会は何が起こるかわからない。

 

何も起きないことを前提に経済が成長し、
世の中のスケジュールが組み立てらえれてきましたが、
もうそんなことは難しくなる。

 

「働かざる者、食うべからず」→ 
働かない、働けない、金儲けができないやつは死ね から
働けなくても(お金が儲かる仕事をしなくても)食えるよ へ。

 

ベーシックインカムが無理だというなら、
税金上げてもいいからすべての社会保障をタダにするとか、
検討すべき方策はあるのではないか?

 

給付金だかお肉券だかお魚券だか、
そんな一時的な処遇なんてほとんど意味ない。
ずっと続くものでなければ、
社会不安が消えることなんてあり得ません。

 

せっかく豊かな社会になって、
ひとりひとりの命が大事なんだ、と唱えるのなら、
国の舵を取る人たちは、あるいは、経済を牛耳る人たちは、
本気で検討すべきなのでないかな。

 

赤塚不二夫のマンガ「もーれつア太郎」に登場する
「ココロのボス」というタヌキのキャタラクターの、
「働かなくても食っていくのが僕の生き方だココロ!」
というセリフがよみがえった。

 

みんな、ココロのボスになって叫んでいいと思う。
生きていくのに必要なのは、お金じゃなくて、
自分の生き方、人の生き方を尊重する心だココロ。


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まむしの銀次、横須賀に死す

 

むかし一緒に芝居をやった友だちが亡くなった。
横須賀までお葬式に行ってきた。

 

京急・横浜中央駅では、
電車が到着するたびに
山口百恵の「横須賀ストーリー」が鳴り響く。


そして駅前通りのベンチには
演奏に疲れたジャズミュージシャンが休んでいる。

 

僕が書いて彼が出たのは、
黄泉の国から生き返った子どもが
自分の母親を求めて旅をする。
その母親の血を吸えばこの世に生まれ変るのだが・・・
というダークファンタジー系の芝居だった。

 

「まむしの銀次」という芸名だった。
やくざっぽい名前でがんばっていたが、
ずいぶんとやさしい男だった。

 

彼の役はストリッパーのヒモだった、ような記憶がある。
ずいぶん昔のことで、その台本も頭の中にしか残ってないので、
細かいところは忘れてしまった。

 

現実の世界でそのストリッパー(役)の彼女と結婚した。
おもろい夫婦だったのに、
なんでだか不幸なことがあった。

 

棺の中に愛用の藍色の作務衣と
麦わら帽子を入れたら、
元気だったころの姿がよみがえった。

最後は出棺を手伝い、霊柩車を見送った。

 

58歳。僕より若い。
みんな、ウサギのようにピョンピョン跳ねて
人生のゴールにたどり着いてしまう。
僕はカメのようにノロノロしている上に、
ときどき昼寝しているので、
まだまだゴールは遠そうだ。
またそのうち、ウサギの葬式に付き合うのかも知れない。


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リスクもマスクもなき高齢者

 

「便りがないのは元気な証拠」なので、
この半月ばかり連絡していなかったが、
ちょっと気になって実家の母に電話した。

 

5分くらい話したが、どうもコロナウィルスのことなど
よくわかってないようだ。

 

「東京は大変なことになっとるのかねー。
けど名古屋はだいじょうぶだでよ」

 

んなわけねーだろ!
これだけ毎日朝から晩までテレビでニュースやってるのに
見とらんのか!

 

じつは母は肺も心臓もよくない。
肺炎で入院したこともある。
感染したらたぶんイチコロだ。

 

認知症ではないけど、こっちも半分ぼけてる。
てか、もう浮世のことなど超越しているのか?

高齢者はリスクが高いというけど、
こうなるともう本人にとってはリスクもくそもない。

 

一緒に暮らしている義母も
コロナのことなんてわからない。
だからマスクもほとんどしたことない。

 

知らぬが仏。
ある意味、幸せなことだ。
80代・90代の何割かはウィルスごときで
動じない生き仏なのかもしれない。

 


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桜と雪のミラクルコラボレーション

 

満開の散りゆく薄紅の桜と純白の雪の協奏。
一生に一度、見られるかどうかの情景です。

 

「うわぁ、外が真っ白!」と
毎5分おきに子どもみたいに義母が騒ぐので
いっしょに外に出ました。

 

ちょうど降りやんだ昼過ぎの時刻だったので、
公園にはがまんできなくて雪遊びする親子や
桜と雪に見とれるカップルが何人も。

 

外出自粛の異常事態のつかの間の天国。

異常気象、地球環境の異変でもあるのでしょう、
やっぱり。

 

けど素敵なものは素敵だし、
美しいものは美しい。
せっかくなので心に焼き付けておきたいです。

 

来年からルーティン化しちゃったら困るけどね。

 

 

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ひとりの少年が人類と好きな女の子を救うため、

オナラを武器に、
恐怖のウィルスをまき散らす正体不明の美女と対決する
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とりあえずロックダウンに備えて備蓄

 

オリンピックも延期になり、
小池知事がほのめかしたことで、
東京ロックダウンの臭いがプンプンしだしました。

これは少しは警戒して食糧など

備蓄しといたほうがいいかなと思って、
今日は業務スーパーに買い出しに行きました。

どのみち、米やオイルなどがそろそろ切れかかっていたし。

 

業務スーパーは生鮮食品はほとんど置いていません。
が、乾物や缶詰関係、調味料、レトルト、冷凍食品など、
日持ちする食品はオール激安。
なのでちょっと遠いのですがど、

普段でも月に1、2回来ています。

 

朝10時前に到着して覗いてみると、
そこはかとなく品ぞろえが災害時仕様。
2リットルのペットボトルの半ダースパックが入口付近に
ドカドカっと置いてあります。
一応、水の備蓄はあるのでスルーして中へ。

 

ちょっと嫌な予感がしたけど、
お米をはじめ、必要としたものは大体買えました。

でもやっぱり若干品薄気味。
今月の初め頃、来た時もそうだったけど。
なぜかスパゲティは今日も売り切れ状態。
非常時にスパゲティ?
乾麺だから?
ちょっと謎。
缶詰類・レトルト類もだいぶ棚が空いていました。

 

うろうろ見て回っていると、なんとなく心配になって
あれも買っとくか、こえも買っとくかと
カゴに放り込んでいたら、予算を千円以上オーバー。
やばいやばい、ここは現金オンリーでカードが使えないのです。
「ごめんね」とレジの人に謝りつつ、余分なものを返却。
帰るころ(10時半過ぎ)にはかなり混み出していました。
知事のほのめかしが効いたのか?
今日一日でかなり売り切れたかも知れない。

 

買った物を段ボール箱(商品の空き箱を自由に使える)に

詰め込んで、自転車の荷台に括り付けて、ゆっくり帰宅。

昨日は別のスーパーでたまたま入荷したての
トイレットペーパーに出喰わしたので入手。
ストックを作って、とりあえず生活必需品は当分の間オーケー。

 

というわけで、とりあえずはこれでひと安心なのだけど、
いろんなケースを想定しだすと、やっぱりまた不安になる。

家にいっぱいあるのに、
これでもかとトイレットペーパーなどをガメる人の気持ち、
また、いくらたくさんお金があっても心配だと
何千万円もタンス預金する高齢者の気持ちがわかるような

気がします。

 

ちなみに業務スーパーの乾物:

大豆、昆布、干し椎茸で煮物を作れば
しっかり栄養が取れて数日サバイブできます。
この豆、真空パックで売っている水煮の豆より
ずっとおいしくて経済的です。
煮るのに時間がかかるけど、圧力なべでやればそんなでももない。
在宅勤務する人は、仕事の合間に火加減を見れば、
意外と手間なくできますよ。

お試しください。

 

ひきこもって心が塞いでしまった時は、

おりべまこと(僕のペンネーム)の本をお楽しみ下さい。

 

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オリンピックは脱コロナファースト、そして一から見直し

 

東京オリンピック・パラリンピックの延期が
ほぼ決定的になった。
どうするか4週間協議するとか言っているが、
どうしてそんなに時間がかかるかといえば、
いろいろ政治・経済の事情があって
スケジュール調整しなくてはならないからだ。
そこにアスリートファーストは関係ない。

 

その一方でヨーロッパからはショッキングな映像が送られてくる。

 

棺が並ぶイタリアの病院。
病院の廊下では大勢の人が横たわっている。

感染を恐れて遺体が放置されているという。

 

スペインでは教会へ行きたい、
ミサに行きたい!と泣き叫ぶ女性。

こんな時こそ神様にお祈りしたいのに。


中世のペストの大流行について書かれた話を、
小説だったか研究書だったかで読んだことがあるが、
そのイメージと同じような光景を見てしまった。

 

そして、SNSで「自分は大丈夫と過信しないで」と、
病院のベッドで呼吸器をつけたまま
訴えかけるイギリスの女性。

 

彼女はまだ30代で、まったくの健康体だったのにも関わらず
重症化してしまったという。

 

周囲に感染したという話は聞かないし、
僕もこれまで楽観的に見ていたけど、
どうも嫌な予感がしてきた。

オリンピック延期決定を機に
どっと何かが大きく崩れそうな気がする。

平和な日常がまた遠くなる。
東京ロックアウトも現実になるかもしれない。

 

そもそも検査してないのに
日本は感染者数は少なく、
よく抑えられているとか喧伝されている。

 

ヨーロッパの映像を見たら
もはやオリンピックどころではないし、
アスリートファーストどころではない。
建前はとっくに崩れ去っている。

 

脱コロナファースト。


世界の人たちがこの精神的ショック・経済的ショックから
立ち直り、安心できるのにどくれくらい時間がかかるのか?

1年で取り戻せるのか?
それがかなわないまま、オリンピック開催はないと思う。

 

代表になるために頑張ってきたアスリートの人たちには
本当に本当に気の毒だけど、
延期するなら2年は置いたほうがいい。

 

そして、IOCもJOCも日本政府も東京都も、
オリンピックって何のためにあるのか、
一から考え直してほしい。

 

前から言ってるけど、気象の問題もあるし、
今までと同じスタイルでオリンピックを開くのは
もう無理ではないか。

 

ヒトラーのベルリン大会以来の悪弊。
政治とカネが絡みすぎる。
国力発揚の役割、経済成長のカンフル剤の役割は
とっくのむかしに終わっているのに。

 

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コロナにも怯えず“いま”だけで生きる、うちの高齢者

 

過去も未来もなく、今だけがある。
新型コロナウィルスの騒ぎもどこ吹く風。
感染・致死率のリスクの高い高齢者ですが、
きょうも3食平らげてネコのようにマイペース。


ただ義母はここのところ、デイサービスから帰ってくると
ちょっと疲れた顔を見せます。


最近は、新型コロナウィルスの影響で利用者が減っており、
それに加えて今日は3連休の真ん中ということもあって
極端に人数が少なかったため、
いつになく介護士さんたちに
いろいろ構ってもらったみたいです。


本来はありがたいことなのですが、
彼女の場合、それで気疲れしてしまうのです。


普段は、言い方はよくないけど、
介護する人たちにとって、とても楽で扱いやすい、
放っておいても大丈夫な利用者なのだと思います。


同じ利用者のなかでも歩行や運動が困難な人、
気を使わなくてはいけない人などに

手を取られてしまいますからね。


義母もその辺は心得ていて、
どうも自分は介護される側でなく、
あの施設の臨時スタッフの一人みたいに
思っていることもあるようです。

いちおう介護レベル3なんですが。


認知症になる前は、いろいろ人に気を使いすぎてた人なので
過去も未来もなくした今はネコ的に生きたい。
だからあまり構われると、
そのマイペースが崩されるような感じがするのでしょう。


新型コロナウィルスをめぐる情報ソースのなかには、
高齢者ばかりが重度化しやすいことに
何か意味を見出そうとしている考察もあるようです。


高齢化社会、100年ライフへの警鐘?
うーん、まだよくわからニャい。


高齢者や基礎疾患のある人は、
コロナに限らず、どんな病気でもリスクが高いと思いますが。


いずれにしても今回のパンデミックは、
近代社会の今後を左右する分岐点になる予感はしています。

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永遠の昭和 明日のための60's~70's

 

★14歳の脳の地図

子どもの脳からおとなの脳への移行が完了する。
それが14歳。
だから人は人生を14歳の感性で生き続ける、という話があります。

 

僕は1960(昭和35)年の生まれなので、
10代がそのまま1970年代です。
14歳だったのは、1974(昭和49)年で、
この頃はロックばかり聴き、音楽雑誌を読み耽っていました。

 

だから脳がそのころ見聞きしたもので構築されている。
今日もレッド・ツェッペリンのライブを

聴きながら仕事しています。
最近はYouTubeでいろいろな音源が出ていて楽しめます。

 

1960~70年代のカルチャーをリアル体験していることは、
下の世代から見ると、すいぶんうらやましいことらしく。
平成生まれ・サブカル好きの息子などは
時々「親父はいいなぁ」と呟きつつ、
かの時代の小説や映画やマンガに現をぬかしたりしています。

 

★不滅の昭和イメージ

べつにノスタルジーな話をしよう、
個人的な思い出を語ろうというのではありません。

 

元号が平成から令和に代わって間もなく1年。
その前の昭和の時代、昭和の感性は
人々の心から遠ざかっていくのだろうと思っていましたが、
どうもそんな気配が感じられません。


それどころか、これからますます昭和の価値、
60's~70'sの価値が見直されるのではないかという気がします。

 

ブームが去り、それは文化になる。

 

他国についてはよくわかりませんが、
少なくとも日本において、
いわゆる昭和レトロに対する追憶と憧憬は、
一つの歴史を作ってしまいました。

 

大きなエポックは2008年に公開された
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」――
この映画自体が、西岸良平のノスタルジーを追う漫画が原作――

でした。

 

しかし僕の印象ではその前の、
20世紀末ごろからすでにブームは始まっていました。

 

おそらく1995(平成7)年の
阪神淡路大震災とオウム真理教の地下鉄サリン事件、
そしてその後立て続けに起こった
神戸児童連続殺傷事件など一連の少年犯罪。
こうした社会を震撼させた事件の数々が、
人々の脳の奥に染み付き。
大きく影響しているのだと思います。

 

あのころから日本の社会全体が
不気味な色をした海を漂流しだした気がします。

 

★いいところをかき集めて

そこで多くの人たちの心のよりどころになったのが、
「イメージの中の昭和」でした。

 

「イメージの中の昭和」は、実際の昭和とは異なり、
戦前の20年間や最後の10年間ぐらいは範疇に入りません。

 

戦後の復興期からバブルが始まるまでの30年間――
だんだん豊かになってきたけど、まだそこかしこに
貧しさが残っていた時代を指します。

 

今から比べると、物質的・経済的な面でも、
社会制度的な面でも各段に貧しかった。

 

貧乏人はまだ多く、情報は少なく、人権意識は乏しく、
男尊女卑は激しく、障がい者はあからさまに差別され、
日常的に暴力や危険がはびこり、
古いしきたりで個人個人は可能性を縛られていた。

 

健康に関する面もひどく、新型コロナウィルスよりも
よほど恐ろしいコレラや赤痢などの感染症が数々あり、
公衆衛生もなっていなかった。

 

僕も子どものころに使っていた自宅のトイレ、学校のトイレ
(トイレと言うより便所と呼んだほうがふさわしい)、
駅や公園の便所などは、二度と使いたいと思いません。

 

社会は確実に良くなった。
少なくとも昭和に比べれば、安心で、安全で、便利で、快適に、
楽しく暮らせる社会になった・・・はずだった。

 

それなのに、どうして人々は昭和を愛おしむのか?
それもリアルタイムで体験している僕たちだけでなく、
映画やマンガや小説や音楽でしか知らない
平成の子どもたちまで。

 

もちろん、それはいいところのイメージのかけらを
かき集めているだけなんだけど。

 

★劇的な世界の変貌と僕たちの不安

新型コロナウィルスの蔓延によって、
世界は大きく変貌しようとしています。

 

少し以前からAI化・ロボット化社会への移行が
話題になっていましたが、
僕を含め、多くの人は
10年、20年かけて徐々に進むのだろうと
何となくイメージしていました。

そうでなければついていけない人々が大勢出るからです。

 

ところが、今回の新型コロナウィルスの世界的大流行。
これが大きなきっかけになって、
AI化・ロボット化は劇的に進捗する予感がします。

そうでなければ今後の経済活動がおぼつかないからです。

 

オフィスの仕事は在宅勤務、いわゆるテレワークが主体になる。
リアル店舗はAIの導入によって、

無人化・キャッシュレス化が進む。
飲食店の現場のサービスはロボットが主役になるかもしれない。

飲食や日用品以外――
ネットでは注文できない品物のリアル店舗は激減するでしょう。

 

ヨーロッパの社会から

キスやハグの習慣が消え去るとは思えないけど、
リアル空間におけるスキンシップ、

Face to Faceのコミュニケーションは、
かなりの割合でバーチャル空間におけるそれに

差し換えられるでしょう。
5年後、今ある街の風景は大きく変わっている可能性があります。

 

社会はますます安心で安全で便利で快適になるに違いありません。
けれどもそれと引き換えのように、
“かけがえのない何か大事なもの” が圧倒的に不足してゆく。

その不足のために、僕たちの中には日々、

小さな小さな、それこそウィルスのような微細な不安や恐怖、
ストレスが入り込んでくる。

 

拭っても拭っても、塵のような不安と恐怖とストレスが
毎日どんどん降り積もってくる。

それによって心を病む人、生きる自信を失う人も
ますます増えるかもしれません。

 

★昭和文化によるライフスタイルの補完

圧倒的に不足してゆく何か大事なもの、
僕たちのたましいを蝕むものの正体はいったい何なのか?

今のところ、僕にはよくわかりません。

 

ひとつ分かるのは、
イメージの中の昭和が、
そして、60's~70'sに生まれたカルチャーの数々が
圧倒的に不足してゆく何かを補ってくれるのではないか、
不安や恐怖やストレスを和らげたり、
治癒したりしてくれるのではないかということです。

 

AI化・ロボット化社会へ移行していく今後は、
昭和のあの時代に生まれ、育ったものが
人間の未来全体にどんな意味があるのか?
分析し、再発見し、解釈し、リメイクし、
新しいライフスタイルの中でどう生かしていくのか
考える時代になるなのでしょう。

 

昭和も、60's~70'sも一つの歴史になり、文化になった。
未来のために、あの時代、あの場所を心の地図として、
何度も見直すことになるのかも知れません。

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永遠のさくら

 

村上春樹の「1973年のピンボール」の中に
「ねえ、10年って永遠みたいだと思わない?」
というセリフがあった。

けっこうしびれたフレーズだ。


新しい生活を始めた4畳半の部屋で寝ころびながら
自分も永遠みたいな時間のなかを泳ぎながら

ページをめくっていた。

 

そうだ、子どもの頃、10年は永遠に等しかった。
10代もまた。
20代もたぶん。

10年が永遠でなくなったのはいつからだろう?

 

咲いてしまったら散らなくてはならない運命。
生きてる限り、無理なこととわかっていても、
桜の花にいつまでもつぼみのままでいてほしいと呟く。
つぼみのままなら永遠に希望を抱き続けられる。


だけど、永遠のつぼみには

きっとひどくがっかりして、
どうして咲かないのかと腹を立ててしまうだろう。


また咲くよ、くりかえし10年でも、50年でも、100年でも。
そう言って笑って散っていく桜に
ぼくはなりたい。

 

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たましいのふたりごと:女は自信まんまん?

 

「たましいのふたりごと」(2015年発刊)は、
芥川賞作家・川上未映子氏と歌人・穂村弘氏の対談集。


「お菓子」「夏休み」「昭和』「別れ」「永遠」
「コンビニ」「霊」「ブラジャー」など、
78のキーワードをもとに
文学・思想論的なところから、
日常の戯言・与太話的なところまで
めちゃくちゃ幅の広い、緩急自在なトークが展開します。

 

あまりに面白くて、あちこち付箋を貼っていったら、
ほぼ半分くらいのページにマーキングしてしまいました。

 

秀逸だったのが「初体験」というキーワードにおける
川上氏の、自分の子どもに対する性教育のエピソードと意見。

 

男の子を子育て中の彼女は
「男の子っておちんちんを発見する瞬間があるんです」
という。

彼の息子は、自分のを見て「ちんちん、ある」と言った後、
「かあか(お母さん)、ちんちん、ない」と言う。

こういうのが三つ子の魂的に、
女には人間にあって当たり前のものがない、
と刷り込まれていくと思うんです・・・と語る。

そして、それを根絶しようと
「わたしには、まんまんがある。
だが、おまえにはない。だから同じ」
と言ったのだそうです。

 

まんまんって・・・。
思わず読みながら声を出して笑ってしまったけど、
彼女はまじめで本気だ。
amazingな言葉のセンス。
ユーモラスでかわいくて憶えやすくて、
何よりフェアな感じがする。

 

女には人間にあって当たり前のものがない。
確かに僕たち男はそう刷り込まれているかも知れない。

 

それは長い人類の歴史の中で続いてきたものなので、
そうたやすく変えることはできないと思うが、
それに立ち向かっていこうという
川上氏の姿勢に感服させられました。

 

仕事や普段の生活に即座に役立つわけではないし、
川上未映子や穂村弘なんて知らない人
(僕もほとんど知りませんでした)が多いと思うけど、
たまにはこういう話に触れてみるのもいいのでは。
とても楽しくて読みやすい本です。

 

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ひとが人生の最期に後悔すること

 

「俺は子どもが3人もいたのに、
誰の入学式にも卒業式にも行かなかった。
お前が輝いて見えたよ」

 

昨日、子どもの卒業式のことを書いたら、
10年前に亡くなった同い年の友だちが、
そんなメールを送ってきたことを思い出しました。

 

ガンで入院、それもステージ4だったと聞いて、
ちょうど小学校を卒業して中学に上がる息子と
見舞いに行ったのです。

 

彼には息子がチビのころ、
何度も世話になったので、
おそらくもう会えないから顔を見せとけと言って、
いっしょに連れて行きました。

 

何を話したかよく覚えてないけど、
〇日前、小学校の卒業式だったんだ・・・
という話をしたと思います。

 

件のメールを送ってきたのは、その夜のことでした。
文面はちょっと冗談っぽく書いてありましたが、
本気で後悔していたのでしょう。

 

ひとが人生の最期に後悔することって、
ほとんどがこういうことなのかもしれません。

 

彼が特に悪い父親だったとは思わない。
しつけに厳しいところはあったけど、
子どもが好きないいやつでした。

3人の子どもの入学式にも卒業式にも出なかったのは、
もちろん仕事があったからです。

 

そして、もう一つは昭和世代的な
「男はこうあるもの・女はこうあるもの」という
役割意識を強く持っていたからだと思います。

 

要するに、男がそんな場に出るのは、
カッコ悪い、恥ずかしい、照れくさいといった
気持ちが働いたのでしょう。

 

でも逆だったらどうだっただろうか? と考えます。
子どもの入学式・卒業式に出るために
仕事をフイにしたとしたら?

 

もちろんその仕事の重要度・内容次第ですが、
その時は痛みを感じても、
あとからそんなに後悔はしなかったのではないか。

 

僕がそうでした。
息子の中学の卒業式と仕事が重なり、
やむを得ず仕事をやって、それで10万円稼ぎましたが、
後から何とか断る手段がなかったのかと後悔することしきり。
たかが10万円のために一生の不覚だった、と今でも思っています。

 

仕事をないがしろにして構わないと
言っているわけではありません。

 

ただ、たとえば明日までの命とわかっていたら、
どちらを選ぶだろうかということです。

 

仕事の失敗とか、お金の損失などは、
たとえその時に後悔しても、時間がたてば
そう大きな問題ではなかったと気づきます。

 

だけど、大事な人といっしょに過ごせなかったとか、
自分がずっとやりたいと思っていたことが

できずじまいだったとか、
絶対取り返せない後悔というものがあるのではないか。

 

10年たって僕が今、後悔しているのは、
彼のメールになんと返答してよいかわからず、
結局そのまま返信しなかったことです。

 

返信など、はなから期待していなかったと思いますが、
やっぱり何か書くべきだったなと悔やんでなりません。

 

ひとが人生の最期に後悔することって、
ほとんどがこういうことなのです。

 

まったくゼロというわけにはいかないだろうけど、
この先、できればあんまり増やさないように生きていきたい。

 

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卒業式の詩と死(リプライズ)

 

ブログの整理をしていて、
5年前、息子の高校の卒業式について書いた記事を読んだら、

すごくよかった。


僕の文章がよいのではなく、
谷川俊太郎氏の詩が素晴らしいのです。

 

今年は新型コロナウィルスの影響で、
日本中で卒業式をやる・やらない、生徒を呼ぶ・呼ばない、
保護者を呼ぶ・呼ばないで混乱しています。


それと併せて卒業式の是非も取りざたされています。

そもそも卒業式は必要なのか?
卒業式とは何か?
卒業式は大切なんて
単なる感情論だという意見もあるでしょう。

 

しかし、感情や情緒を無視して、
人間をそだてることを目標とする学校という場は成り立つのか?

 

僕は5年前、保護者として参列して
本当に良かったと思いました。
あの式は親にまで、

子育てを終える=子どもから離れて自立するという
心構えを与えてくれました。


以下、少しだけリライトしましたが、
その時の「卒業式の詩と死」という記事を再録します。

 


東京でも桜が開花し、卒業式シーズンももう終わり。
うちの息子も今月、高校を卒業した。卒業式に出て奇妙な感覚に襲われた。
 「これは子どもの葬式なのだな」と。

心の中で子どもは死ぬ。
卒業式とは親が子どもの死に立ち会う場だ。

 

息子の高校は、詩人の谷川俊太郎氏の卒業した学校だ。
ただし、ご本人は学校が嫌いで、

戦後の混乱期だったこともあり、
ろくに登校していなかったという。
今でいう不登校の生徒だったらしい。

 

その谷川氏がOBとして、1968年の卒業生の要請を受け、
「あなたに」という詩を創作して贈った。
以来、半世紀近く読み継がれてきており、
この日も式のラス前に演劇部の生徒が朗誦した。

 

長いので、最後のフレーズのみ引用してみる。
あなたに「火のイメージ」を贈り、
「水のイメージ」を贈り、最後に「人間のイメージ」を贈る、
という構成だ。
 
あなたに
生きつづける人間のイメージを贈る
人間は宇宙の虚無のただなかに生まれ
限りない謎にとりまかれ
人間は岩に自らの姿を刻み
遠い地平に憧れ
泣きながら美しいものを求め
人間はどんな小さなことにも驚き
すぐに退屈し
人間はつつましい絵を画き
雷のように歌い叫び
人間は一瞬であり
永遠であり
人間は生き
人間は心の底で愛しつづける
――あなたに
そのような人間のイメージを贈る
あなたに
火と水と人間の
矛盾にみちた未来のイメージを贈る
あなたに答は贈らない
あなたに ひとつの問いかけを贈る

 
けっしてうまい朗誦ではなかったが、
おめでたさなど吹き飛ばすような圧倒的な言葉の連なりに、
会場は神聖な空気に包まれた。


まさしく葬式にふさわしく。

親の心の中で、子ども時代の子どもは死んだ。


子どもはそんなことは知らない。彼らには前しか見えていない。
自分もそうだった。
中学も高校も卒業式のことなんてほとんど憶えていない。
ただ未来へ進む。

 

でも、大人は、親は、そうはいかない。
後ろを振り返って、思い出を愛つくしんで、
心おきなく泣いて、胸に刻みつけて、やっと前を向いて進める。

 

 

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「みみずくは黄昏に飛び立つ」は、書き手・聞き手のバイブル

 

ちょうど100年前に書かれた芥川龍之介の「地獄変」と同じく、
みみずくが作品世界の象徴のように登場する現代の傑作が、
村上春樹の「騎士団長殺し」です。

 

村上氏が「地獄変」を意識したわけではないでしょうが、
この物語も主人公は絵師(画家)で、
何やら現代版の地獄めぐりをイメージさせる物語になっています。

 

この本は芥川賞作家の川上未映子氏が
2015年から2017年にかけて行った
村上氏へのインタビューをまとめたものです。

時期が「騎士団長殺し」の執筆時期と前後していたので、
川上氏がかの作品に登場する「みみずく」と、
「ミネルヴァのふくろう」

(ローマ神話の女神が従える知恵の象徴)を
かけ合わせて考案したようです。

 

昨年末に文庫版が出ましたが、
これも文章書きやインタビュアーなら、
バイブルにしたくなるような傑作です。

 

べつに小説を書いたり、創作活動などやってなくても、
仕事やら、ネットでの活動やら、何らかの理由で、
人に読ませる/読んでもらう文章を書く人なら、
あるいはインタビューをしたり、

質の高いヒアリングをしたい人なら、
参考にできるところがいっぱい見つかると思います。

 

この本に限らず、村上氏はエッセイやインタビューで
しばしば自らの執筆作法について語っていますが、
これは彼個人にだけでなく、普遍的に通じる法則だなと思います。

 

ただし、あくまで時間をかけて、コツコツ書く――
ということを前提とした話なので、
「速く、手っ取り早く、効率的にうまい文章が書きたい」
という人はそれ用のマニュアルを使ってください。

 

誤解を恐れずに言えば、
村上春樹という作家が世の中にもたらした最大の功績は、
多くの人たちに
「誰でも、普通の人でも、物語を作り出すことはできる」
と思わせたことです。

 

かつて作家とか芸術家の多くは「狂気の天才」でした。

芥川の「地獄変」の主人公の絵師のように、
作品を生み出すためなら
家族や大切な人たちを犠牲にして構わない。
そんな邪悪で醜悪で狂気に侵された人間でなければいけない。
少なくとも世間の常識から逸脱した生き方をしなければだめだ。

長い間、人々そんなイメージを持っていました。

 

もちろん古今東西そんな作家や芸術家ばかりでなく、
まともな職業につき、社会活動を行い、

良き家庭人として生きる傍ら、

後世に残る名作を生みだした
作家や芸術家は大勢いました。

 

しかし、そうではない人たちのクレイジーな面、

強烈に個性的な面がクローズアップされ、

誇大広告的に流通していました。

人々がそうした非日常的なものを作家や芸術家に求めていた

という側面もあると思います。

 

そうしたイメージを覆し、
普通に生活しながら、

机に向かって手を動かじ続ければ誰でも書ける――
ということを村上氏は広く伝えたのです。

もちろん、そう伝えることができたのは、
同氏がこの40年間、リリースしてきた作品が、
ことごとく僕たちの心をつかむ優れたものだったからです。

 

川上氏は村上氏の全作品はもちろん、
これまでの様々なエッセイや書簡、
インタビュー、雑文などの類も読み込んで、
計4回、最後は村上氏の自宅にまで乗り込んで
インタビューに臨み、話を引き出しています。

 

ちょっと固い文学論的な対話から、
思わず声に出して笑えるジョークや軽口、
そして、すぽっと懐に入るような質問の投げかけなど、
よくぞここまで胸を開かせた・・・と感心することしきり。


時折見せる、川上氏の小学生の女の子のようなテンションや、
関西弁によるコミュニケーションも
うまく作用しています。

 

創作活動にしても、インタビューにしても、
本番の、その場でしか発生しないスパークを
いかに瞬間冷凍するかが勝負、
ということを改めて思い知らされました。

 

そのためにはアスリート同様、
日常のたゆまぬトレーニングが不可欠だということも。

まさしく奇跡のような対話の記録であり、
生き方のバイブルにもなり得ます。

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自分のブログから東日本大震災の刻印を見つける

 

2016年から継続的にブログを書き続け、

この4年間で1000本以上の記事を上げました。
そのうち3割くらいは読み物になるなと思って、
電子書籍にまとめようと、現在、リライト・編集中。

 

じつはそれ以前のブログも100本くらいあって、
その多くを2011年に書いていました。
9年前の東日本大震災の後からです。

 

ちょうどこの頃、以前、息子が通っていた小学校で
ボランティアの読み聞かせをやっていたので、
その記録として付けていた記事が多いのです。

 

4月22日が第1回目だったらしく、
そのとき2年生の子どもたち相手に読んだ
「ゆずちゃん」という本は、
阪神淡路大震災(1995年)で友達をなくした
子どもの物語でした。
東日本大震災から1か月余りあとのことだったので、
当時の図書館司書の方が選書したのです。

 

僕は自分の感想としてこう書いている。


正直、2年生、わずか7歳・8歳の子どもたちには
シリアスに過ぎるのではないかと思っていた。
それに朝の授業開始前の時間には重すぎるんじゃないか、
とも。
いったいどんな反応をするのか、さっぱり予想できず、
もしやトラウマを与えることにはならないか……
といった妄想も広がった。 

 

 しかし、小さな聞き手たちは逞しかった。
反応はじつにビビッド。
「どうしてこんなところで笑うの?」というところが幾つもあって戸惑ったところもあった。
多少は読み込んで練習してきたので、
落ち着きは失わなかったが、
大勢の前でパフォーマンスするには、けっこう気合がいる。
こちらも五感全体を開放して声を出す。
ストーリーが進むにつれ、
子どもたちの中にしっかりとこの本で描かれた
ドラマが吸収されていくのを肌で感じた。


阪神淡路大震災、東日本大震災をはじめ、
地震、強風、大雨など
幾多の自然災害に遭遇して、
日本社会はそれらの悲劇的体験を糧に
大きく成長したーー
と言えればいいのだが、
どうもそうはなっていないようです。

 

「社会的な成長」というと、経済成長の話になってしまう。
僕らの社会がこの先もっと豊かに成長するには、別の何がが必要なのだと思います。

 

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新型コロナよりも世界不況がこわい

 

「病は気から」。
新型コロナウィルスによる“被害”は
情報化社会が内に抱える疾患ではないのだろうか。

医学的なことはよくわからないが、
いまだに僕はこのウィルスが
そこまで恐ろしいものと思えない。

だけど、いろんな情報媒体から
「こわい、こわい」と刷り込まれ、
世界中の人たちが「新型コロナこわいシンドローム」
「感染したらどうしよう症候群」に
集団感染してしまった。

もちろん死者も出ているわけだから、
軽々しいことは言えないけど、
例年のインフルエンザだって
これくらいの被害はあるのではないか?

コロナの場合は、未知の部分が大きい故、
情報が実体を何倍にも増幅させて恐ろしいものに見せている。
そしてそれが全世界に伝搬されてしまった。

情報化、グローバル化、高齢化など、
以前の時代にはなかった要素がハイブリッドされた
社会ならではの内的疾患と言えるのかも知れない。

しかし、いずれにしてももう
この症候群を止めるのは無理だ。

こうなると恐ろしいのは、
ウィルス感染よりも、
それによって引き起こされる経済的ダメージ。

冗談じゃなく、すでに株価は大きく下落し、
各国のイベント自粛・移動制限などは
世界的大不況につながる可能性が高い。

すでに自粛にいるダメージは進んでいて、
このあとまだまだ続くと考えると、
元に戻すのが大変だ。

落ち込んだ経済状況は取り返せない。
資本主義社会の抜本的な変化も起きかねない。

もう普通の状態、日常の状態を取り戻すだけで精いっぱいで、
そのあとまたオリンピックなんて
非日常的な対応を求められる大イベントをやられても、
みんな気力も体力が持たないのではないのだろうか。

それにイタリアなどが現在あんな状態になっていたり、
この先、アメリカで広がって移動制限など出たりしたら、
とてもまともに開催などできないのではないか。

それよりも日常的なもの、
地域それぞれのイベント・お祭りを重視して
それらが一日でも早く実現していけるようにしたいというのが
僕の本音です。

僕もしばらくの間、新しい仕事はあまり期待できないので、
浮足立たず、
今ある仕事を粛々とこなすしかないと思っています。
電子書籍の出版も粛々と続けていきます。
ただいま第4弾を製作中。


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ぶっちゃけ早く五輪延期にしたほうがいいのでは?

 

家の近くの交通公園から子どもの声が消えた。
杉並区内の図書館も今日から月末まで休業になった。

 

行くところのない人たちが集まり、
避難所みたいになって人口密度が増えていた施設が、
次々と封鎖になっていきます。

 

花見はまぁ宴会中止でいいかも知れない。
いつも花を楽しまずに酔っぱらって騒いで
ゴミをまき散らす輩が多すぎるので。
今年は静かに楽しみましょう。
できれば来年以降も。

 

それにしても、なんだかじわじわと感染が拡大している感じ。
調査機関によっては感染者は全国的には減少しているという
データもあるが・・・。

 

オリンピックもぶっちゃけ危ない。
欧米の広がりも気になるし、
夏に収まっても、また次の冬になったら
強力に変異し、致死率が高くなった
ウィルスが蔓延する可能性だってある。
スパンを長くして様子を見ないとわからないのでは?


オリンピックに限らず、
国際的な大イベントは控えたほうがいいのでは?

 

何より国民の気持ちが華やかな開催の方向に向かうのか?
すでに期待していたインバウンドは見込めない。
延期できるなら1年延ばしたほうがいい。

政府は早めに決断しないと、どんどん傷が深くなる。
出口が見えないまま国民の忍耐力が持つのは、
せいぜい今月いっぱいだと思う。

 

また、日本だけが正常に戻っても、
他の国や地域が終息していなかったらやるべきではないと思う。
IOCもよくよく検討してほしい。

 


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僕たちは世界という方舟に乗船している

 

ヨーロッパ、アメリカでも感染拡大。
イタリアではミラノやヴェネチアのある州で
移動が制限されることになり、
州外へ出るために慌てて列車に飛び乗り、
“脱出”する人たちの映像が映し出されていました。

 

バチカンにおける日曜日の「正午の祈り」も
ビデオ中継になるということです。

 

それに対してアメリカのトランプ大統領は、
同じ集会内で感染者が出たにもかかわらず、
政治集会をやめるつもりはないと言い張っています。

 

そんな欧米――キリスト教世界の情景を見ていたら
頭の中に「方舟」という言葉が浮かび上がりました。

 

クルーズ船や屋形船のイメージが
連なってきたからかも知れません。

 

「宇宙船地球号」って言葉、
いま使うのは、ちょっと恥ずかしい。

 

けど、中国から端を発した新型コロナウィルスの感染が
世界中に広がってしまった現実を思うと、
僕たち今や世界中の人たちと一連托生なんだな、
それぞれテリトリーは違っていても、
同じ大きな船に乗船していることが強く印象づけられました。

 

平和が大事、命が大事、安全安心が大事、
経済が大事、国益が大事・・・もちろんみんな大事。

でも今いちばん大事なのは、
この方舟がどこへ行こうとしているのか? を知ること。

 

とりあえず10年後。
そして想像力の及ぶ限りで50年後、100年後。

そして、そのために自分は何をやるのか、
何が出来るのか、どんな準備をすればいいのか、
ということなんだと思います。

 

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人生をやり直す VS バカは死ななきゃ治らない

 

「人生をやり直す」というカッコいいフレーズがある。
それに対して
「バカは死ななきゃ治らない」=人生はやり直せない、
という身もふたもないフレーズもある。
さて、あなたはどっちでしょうか?

 

「オナラよ永遠に」の主人公・救太郎は、
タイムトラベラーとなって
失敗した日をもう一度やり直すチャンスをゲットする。

 

どうなるかわかっているんだから
やり直せそうなもんだけど、そうは問屋が卸さない。

彼だけじゃなく、人間はほとんどの場合、
肝心なところでは同じ過ちを繰り返すと思います。

 

「1回失敗したんだから今度はうまくやれるはずだ。
何としてもうまくやらなきゃ」
という意識が逆に作用してしまう。

 

仮に自分が得するようにうまくやったとしても、
「本当にこれでよかったのか?」と、
うまくやっちゃった自分が、
なんだか違う人間のように思えて、
本当の自分に反していると考えて、
これなら失敗したほうがよかった、
という思いにとらわれる。
そこでわざと失敗や自滅の道を選んでしまったりする。

 

だから本当にやり直すためには死ななきゃならない。
死んでたましいが入れ替わらなきゃ、やり直しはできない。

そんなことがあって、昔の人は
「バカは死ななきゃ治らない」
という言葉を生み出したのではないか?
と考えています。

 

人生に2回目はない。
だけど本でも映画でも、いろんな勉強でも、
1回こっきりじゃ表面的なことだけで、なんだかよくわからない。

 

人生もそれと同じで、2回目、3回目がないと
本当に大事なものって見つかりません。

結局、人生のことも世界のことも
なんだかよくわからないまんま終わるんだろうなと予想するけど、
僕たちにできるのは、この1回こっきりを
一生懸命、納得できるように生きることだけです。

今回生きたのデータを一式残しておけば、

2回目、3回はもっとうまくできるかも、と期待しつつ。

 

でも、2回目・3回目はたましいが入れ替わっちゃって、
全然ちがう人間になっていて、
いまの自分がどうだったなんて忘れちゃってるんだけどね。


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中野・哲学の庭において、 新たな人間世界の在り方について語り合う

 

新型コロナウィルスの流行(なのかな?)。
および、その防止策(になってるのかな?)
としての政府主導の国民生活の制限。
なんだか世間が異様なムードになってきたように感じます。

 

中野区を流れる妙正寺川のほとりにある「哲学の庭」では、

このウィルス騒動の末に訪れる

新たな人間世界の在り方について、

聖者・賢人が会議を開いています。

 

中心にあるのは真理の球体。
それを囲んでアブラハム、エクナトン、キリスト、釈迦、
老子が語り合う。

 

この哲学者たちの彫像群の作者は、ハンガリーから日本に帰化した彫刻家・和久奈南都留

(Wagner Nandor――ワグナー・ナンドール)さん。

 

この庭には他にもマハトマ・ガンジー、達磨大師、聖徳太子など、計11体の彫像ーー11人の思想・宗教の祖となった哲学者らが集っています。

 

すぐそばに川が流れていることもあって、神社やお寺とはまた一味違う、一種の異界とのエッジのような空間です。

 

日の光がさんさんと注いでいる時間はそうでもないけど、
荒天の日とか、夕暮れ時に来たら、もっと異様で、

世界の果てに来たような妄想にとらわれて、
ぞくぞくするかも知れません。

 

かのオタクの聖地・中野ブロードウェイから
徒歩でも来られる住宅街のさなかに
こんな異質な空間を出現させるとは、
中野区ってけっこうヘン。

 

そういえばこの区には

球体関節人形の「中野大好きナカノさん」という
不思議な地元マスコットもいます。

 

都心近くにもかかわらず
いや、だからというべきか、
かなり異様で魔的で未来的な地域・自治体です。


2020年は中野区の時代になる―ー
と僕はこの日、確信しました。

 


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現代の人間と社会の表と裏が コロナウィルスで炙り出される

 

いまや世界は新型コロナウィルスを中心に回っている。
けっして大げさな言い方ではないと思います。
医療問題はもとより、政治も経済も日常生活も、
あらゆることがコロナの影響を受けています。

 

もっと言ってしまうと、
現代の人間のありよう、社会のありようが
コロナウィルスによって炙り出されている気がします。

 

さらに日本はオリンピックを抱えていることもあり、
社会における問題の深刻度は他国と段違いに深い。

 

オリンピック前に終息させるためには
花見なんかも中止だ、
どうぜ今年は「桜を見る会」もやめたんだから、
花見なんかないなくたっていいんだ。

 

そんな安倍さんの声が聞こえてきそうです。

 

オリンピックの問題は、イコール、日本経済の問題でもあります。
せっかく56年前の夢よ、もう一度の東京五輪だったのに、
もし中止や延期になったら、
国の名誉や経済に対するダメージは計り知れない。

 

そんなわけで政府の指針はとにかく経済第一、
オリンピック第一。
3月は停滞やむなし、4月になって終息のめどが見えてきて、
大型連休になる頃に無事終息。
晴れて「日本は大丈夫」と世界に宣言して、
オリンピック・パラリンピックへGO!
という政府のシナリオを産業界も共有しているようです。

 

僕もそうなるといいなとは思いますが・・・
まず半月後にどうなているかですね。
それに日本では落ち着いても、
世界のほかの地域でどうなっているか。
いま、あまり感染が広がっていないアメリカなんかは
これから、ってことはないのだろうか?

 

考えてみたらペスト、天然痘、コレラ、赤痢など、
人間は数多くの恐るべき感染症を克服してきました。

それに比べれば新型コロナウィルスは重篤化率は低く、
感染率もそう高いわけでもなく、大して怖い病気じゃない。
かつて――といってもほんのちょっと昔の20世紀なら、
たぶんあまり気に留められなかった類の

病気なのではないかと思います。

 

それがここまで大きな騒ぎになるのは、
21世紀の100年ライフ時代ならでは、
と言ってもいいのかも知れない。

 

僕も最初はコロナウィルスに関する情報洪水にうんざりし、
さめた目で見ていました。
しかし不遜な言い方ですが、今はかなり興味津々です。

 

かつてヨーロッパの人口の半分にしたという
ペストがそうだったように、
コロナは社会について、人間について、
そしてもしかしたら未来について、
つまりこれからの世界がどうなるかについて
教えてくれるのかも知れない。
ここ1週間ほどの報道を見ていると、
そんな思いが沸き上がってきます。


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新型コロナウィルスはペルリの黒船か?

 

うるう年なので存在する2月29日。

本来は1日プレゼントされたような、
うれしいおまけの日なのですが、
新型コロナウィルスによる大混乱の日に。

 

どうやってごはん食べていけばいいのやら

今朝、義母を迎えに来たデイサービスのスタッフ30代男性。

ちょっとナイーブなイメージの、見ようによってはイケメンで、
けっこう義母のお気に入りです。

 

いつも出掛ける前にトイレに入るので、
しばし待つ間、新型コロナウィルスの感染について話しました。

「学校が突然休みになってしまったので、
もしやこっちも・・と思って焦りました」

 

そうですか、心配してくれてありがとう、

と心の中で感謝した次の瞬間、

「仕事が何週間もなくなっちゃったら、
どうやってごはん食べていけばいいのやら」

なんだよ、利用者じゃなくて自分のこと心配してんのかーー

と、べつに腹を立てたわけではありません。

 

そりゃそうだよね。

介護の現場は、彼のような非正規雇用のスタッフで回っています。
実働なしで給料が保証されるわけではありません。

 

国会議員の年間報酬1割を感染対策予算に

次々と中止になるイベントや、

アミューズメント施設、飲食店などのスタッフも同じ。
ちなみに僕もフリーランスなので、そのへんの事情は同じです。

 

多くの人にとっては感染の不安と同じくらい、
経済の不安、生活の不安を抱えて3月を迎えなくちゃいけない。


現にすでに倒産したり、

危機に瀕している会社もたくさんあるようです。

政府はそうした人たちに補填云々と言ってるけど、


「非常事態に際して国会議員の年間報酬
ひとりあたま1割を対策予算に回します」とか、

ドン!とそれくらいのことは言えんのかい。

 

安倍さんもこの大ピンチは、
すべての疑惑・不祥事を払しょく・挽回する
最終最大のチャンスなんだから、
命をかけて取り組んでほしい。

 

外敵襲来による強制的社会変革

2020年は変革の年とか前々とか言われていて、
ポスト・オリンピック、パラリンピックは
どうなるんだろうと論議されていましたが、
いきなりウィルスという外敵の襲来によって
強制的に社会の変革が迫られたような感じです。

まさしく幕末の浦賀。ペルリ提督の黒船襲来。

 

ついでに言うと、
タイミング悪く家のトイレットペーパーが切れそうになったので、
買いに行ってみたら、どこのスーパーやドラッグストアも

もぬけの殻。


ま、昨夜のニュースで覚悟はしていましたが・・・。
節約して使えば、あと1週間くらい何とか持つかな。

 

報道機関としては黙っているわけにいかないので
しかたないんだろうけど、
ああいう報道があると、
いくら「冷静に行動してください」と言っても無駄。

 

●正義は弱しの情報化社会

冷静な行動は正しいことだけど、

「こっちは紙がなくなっちゃったらと困るのよ。
いちいちきれいごとに付き合ってられまへん」
という声と行動に圧倒されている。


そんなわけで「正義は弱し」。

 

加えて言うと、例の誤報SNS、じつは誤報じゃなくて、
買い占めて転売して稼いでやろうという奴が仕掛けたのでは、
という話が出ています。

 

そりゃきっと本当だろうなと思ってしまう情報化社会。
そういう世界で僕たちは生きていかねばなりません。
ゴミ情報の濁流に流されず、清く正しく、愉快に面白く。

 


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新型コロナウィルスは「2020年の挑戦」?

 

とりあえずは笑いましょう。
笑って免疫力UPです。


武漢の話、クルーズ船の話が
もはや遠い昔ばなし。
1週間前はまだのんきに構えていたけど、
あれよあれよという間に大変なことになってしまいました。


かつての特撮ドラマ「ウルトラQ」屈指の傑作エピソード
「2020年の挑戦」とは、
人類に対する新型コロナウィルスの脅威のことだったのか。
55年前に作られたあのスリルとミステリーに溢れた物語が、
この現実のメタファーだったような気がしてなりません。


2020年の挑戦。
おまえたちはどう変わるんだ?
人間の社会は変革を求められているのかも知れません。


と、まあ大げさに書いてみましたが、
深刻ぶって考えていてもしかたありません。
感染・発症しなくても
仕事をなくしたり、
生活がめちゃくちゃになったりして、
追い詰められる人も続出しそうです。


でも、笑いましょう。
とりあえずは笑いましょう。
笑って免疫力を強化して、
2020年の挑戦をドン!と受けて闘いましょう。

 


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人間の魂の純粋性の回復について

 

義母は認知症になり、記憶を失い、通常の社会性も失っています。
知性も半分失ってしまった、と言ってもいいでしょう。


それは人間の魂の純粋性を回復する過程なのかも知れない、
と思う時があります。
だけど残念ながら、
純真な子どもに戻れるわけではない。

 

今日は一緒に井の頭公園へ。
池で白鳥のボートに乗りました。
僕にとってもチビの頃の息子と乗って以来なので、
たぶん20年ぶりくらい、

 

足漕ぎボートなので、一緒に漕いでと言っても、
「わたしなんかできないわよ」と、やろうとしない。

 

それで僕が一人で漕いで運転していると、
ものの10分もしないうちに
「お兄さん(僕のこと)、疲れちゃうから戻りましょう。
もう十分よ」と言い出します。

 

ボートから降りて「何か飲みましょう」と言うと、
「いいわよ。お金ないし・・・」

 

この一連の言動に義母の人生が集約されているように
思えてなりません。

人間の生まれ持った魂は、
この世で生きる何十年かのうちに、
お金のことやら、家族のことやら、競争のことやら、
いろんな目に遭って損なわれてしまう。

 

特に義母のように昭和を丸ごと生きた女性の大半は
男尊女卑の考え方も植え付けられているようで、
僕に対しては随分へりくだった態度を取ります。
逆にそれでちょっとイラついたり、
悲しくなったりもします。

 

だけど今さらどうにもなりません。
どんなことで心を痛めつけられ、
そこまで謙虚、というか半ば自虐的
になってしまったのかわかりませんが、
そういうやり方で一生懸命生き抜いてきたのだから。

 

義母の魂の純粋性は、
昭和歌謡を歌ったり、
こうやって公園などを歩いて
子どもや犬を見ることで回復されるのかなと思います。

そういう意味で子どもの存在は偉大です。
ワンちゃんも。
僕ができるのは、

少しでも多くそうした機会をつくることだけです。


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日本人は新型コロナウィルスに心を支配されてしまったのか?

 

本全国、新型コロナウィルスの脅威にさらされている?
どうもリアルにそう感じてなかったのですが、
今日はひどく心配な光景に出会ってしまいました。

 

以前住んでた永福町の駅前には

「大勝軒」という人気ラーメン屋があります。
ラーメンファンなら知らない人はいないと言うほどの名店で、
昼時や晩飯時になるといつも長蛇の列。

僕が住んでいた25年余りの間、
それが途絶えることはありませんでした。
そのへんのポッと出のラーメン屋なんぞ及びもつかない

王者の貫禄。
まさにキング・オブ・ラーメンです。

 

で、今朝10時ごろ、その近所を通ったらすでに大勢の人ーー
ゆうに50人は並んでいるので、
おや、今日はなんか大勝軒のキャンペーンでもあるんだろうか?
そういや3連休だし、相変わらずすごいなぁと思っていたら、
これがとんでもない勘ちがい。

 

大勝軒はまだ開店しない。
なんといっても朝の10時。
開店したのはその少し先にあるドラッグストア
「マツモトキヨシ」だった!

 

そうかと即座に納得し、自分の勘違いを恥じ、
やっぱり新型コロナウィルス対策かと思って
並んでいる人たちに声をかけてみました。

 

「マスクを買いに来たんですか?」
「・・・」

 

なにも言わない。
中年のおっさん、おばさん、高齢のじいさん、ばあさん、
計4人に声をかけてみたが、みんな黙ったまま、

魂が抜けたような、くら~~~い顔をして突っ立ている。

 

おれ何か失礼なことをしたのかな?
単に「マスクですか?」と聞いただけなんだけど・・・。


「なんだ、この野郎」と睨みつけることさえしない。
「なれなれしく聞いてくるんじゃねーよ、このボケ!」
と怒鳴り飛ばされたのなら、まだ安心できたんだけど・・・。

 

それ以上、聞きまわるのはやめて、
ちょっとカメラを引いて、その行列をロングで見てみました。


どの人もなんだか亡者のごとく夢うつつ、といった感じ。

自分は何でここに並んでいるのか、わかってないんじゃないか。
みんなが並んでいるから、一応自分も並んでおくか。
そうすりゃちょっとは安心だし。
どうもそんなことで並んでいるとしか思えない。

 

これだけ連日、テレビでネットで、
コロナ、コロナ、またコロナと言ってるので、
しゃーないのかなという気もするけど、
情報を活かすのでなく、
情報に脳を汚染されてしまっている。

これではウィルスに「どうぞわたしの体にお入りください」

と言ってるようなものです。

 

新型コロナウィルスに、

体より先に心を支配されてしまった人たち。
悪いけど、僕にはそう見えてしまいました。

 

昨日はよく食べてよく眠って体力を維持することが
防衛のために大切だと書いたけど、
その前に心の持ちようが大事なのでhないでしょうか?

 

病は気から。
「新型コロナウィルスめ、来るなら来てみろ、
このすっとこどっこい。
ガツンと一発くらわして、返り討ちにしてくれるわ」
ぐらいの心意気が必要だよね。

 

どうせ手洗いぐらいしか有効な防御策なんて
わからないんですから、
この際、精神論とか根性論で乗り切ったほうがいいです。

 

マスクをして暗い顔しているより
1日3回「コロナなんぞに負けへんでエ!」と叫ぶのが
実はいちばんの予防です。

 

さあ、あなたも1日3回、叫びましょう。


「コロナなんぞに負けへんでエ!」

 

叫ぶのが嫌なら、鏡を見て笑って自分に語り掛けましょう。
「ええ顔してるで、あんた。コロナなんぞに負けんといてね」
これで体にバリヤーが張れますよ。

 


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新型コロナウィルスに感染せずに 平々凡々と日常を送れる人こそラッキーマン

 

カミさんが手拭いを使ってマスクを作りました。
この人は僕と違って、マメで器用です。
「1枚300円で受注生産して儲けるか」と提案したけど、

即座に却下。

 

それにしてもすっかり新型コロナウィルスに支配されてしまった
2月の日本。
もうこうなると、イベントはおろか、
仕事に行っても、スーパーに買い物に行っても、
近所の図書館に行っても、
かかるときはかかってしまう。

 

情報を見ていると、
症状なくても感染しているかも知れなし、
もともとの引きこもりだったらいざしらず、
具合も悪くないのに
家の中で何週間もじっとしていられる人なんて
めったにいません。

 

政府の言うことなどもまったくあてにできないし、
感染するかしないかは、
こうなるともう運でしかないような気がします。

 

競馬もパチンコも宝くじもダメ。
ビジネスチャンスにも巡り合えず、ぜんぜん儲からなくても、
何事もなく平々凡々と日常を送れることが
幸運ということになるのか?

 

だけどピークはまだまだこれから先、4月、5月という話。
お花見は外だからいいのだろうか?

いずれにしても毎日しっかりごはんを食べて、
しっかり眠って健康状態を良好に保つことこそ
最大の防御。
そうするしか打つ手がありません。


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誕生の恐怖・思春期の恐怖・最期の恐怖

 

化け物は最初から化け物だとそんなに怖くないけど、
普通の人間だと思ってた人が化け物になってしまうと、
めちゃめちゃ怖い。

そんな恐怖を僕たちはすべからく体験しています。

 

とある子どもの本に、思春期の子どもたちにとって
体が変化することがどれだけ恐怖することか
書かれていました。

 

自分はどうなってしまうんだろう?
自分はどこへ行ってしまうんだろう?

 

僕にとってはもう遠い昔のことなので、
そんな感覚はほとんど残っていなかったのですが、
その文章によって忘れていたものが少しよみがえってきました。

 

最近はほとんどの学校できちんと性教育が行われていて、
子どもたちにも知識・情報があるわけですが、
やはり実際に自分の身に起こると、
理屈通りにはいかない。


自分もそうだけど、
周りの連中が変わっていくのも怖かった。

 

小さいころ仲が良くて、いつも子犬みたいに
じゃれあっていた幼馴染の女の子とも
まるで知らない者同士のようになってしまった。

男はまだそういう意識が希薄だけど、
女の子は劇的に変わるからなぁ。

 

ところで思春期の変化は人生の中で唯一、
記憶できる変化です。
実はそれ以前に母親の胎内から外界に出た、
つまり誕生というのも、人間の体の最初の変化。

なにぶん1回目だし、
たぶんとんでもない恐怖なんだと思います。


ほとんどの人はそんなの憶えちゃいないけど、
(しっかり憶えてたら生きちゃいられない)
潜在意識のどこかにそれは刻み込まれているんでしょう。

 

その2回の変化の恐怖を乗り越えて、
ここまでこの世で生きてきた僕たちにとって、
残された最終最大の恐怖が「死の恐怖」です。

 

でも何といっても3回目。
大人の心構えを持って準備していれば、
誕生の恐怖と思春期の恐怖に比べたら
そう大したことではないのかもしれない。

 

南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい・・・
そういうものにわたしはなりたい。
(宮沢賢治「雨ニモ負ケズ」より)

 


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大人になるための終活、 未来と一体化するためのエンディング

 

「月刊仏事」の仕事がレギュラーワークになってから
早や4年経ちました。
エンディング業界の他のメディアからもお声が掛かり、
3月からそちらも始めることになりました。

 

いつも目の前のことをこなすのが
精一杯で、じつはこの業界のことを
よくわかっているわけではありません。

そこで改めてこの業界のいろんな記事や
会社のサイトに目を通しています。

 

そこで考えてしまうのが、

一般の人たちがこれだけ葬儀だの終活だの
エンディングだのといったことを抵抗なく
口にするようになったのは、なぜだろう?
ということ。

 

すごく前向きに解釈すれば、
自分の身が滅び、自分のj終っても人生が終わっても、
子どもたち――未来の世代がいるからOKだ、安心だ
と信じられるから。

未来との一体化ができるから。

 

つまり年齢が行くことによって
エゴから解放され、1ステージも2ステージも
人間として成長する人が増える。
未来との一体化した人たちでいっぱいになる。

高齢化社会とはそういう社会である―ー


業界の企業理念の項目に書かれている文章を読んでいると、
そうしたイメージを抱きます。

 

では現実はーー
もちろんそうなっていません。

企業理念などの文言は理想論だと言ってしまえば
それまでだけど、少しはそういう境地へ向かって
進んでいこう、成長していこうとするのが、
“いい齢をした大人”の姿ではないか。

 

せっかくの高齢化社会、
せっかうの人生100年時代、
死ぬための終活ではなくて、
大人になるための終活をする人が
増えればいいなと思います。

 


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認知症に学ぶ変化への対応と人間の根っこ

 

過去や実績にこだわらず、時代の変化に柔軟に対応する。

ビジネス本などでよく言われていることですが、
2020年を迎えて1か月。
これまで以上の大きな変化が訪れているような気がします。

そんなとき、認知症の義母のスタイルが参考になります。


なにせ次々といろんなことを忘れてしまうので、
瞬間瞬間を生きている。

「いつもそう言ってるでしょ」
なんてセリフは通用しない。
昨日のことも、1時間前のことも憶えてないんだから。

 

言い換えると、これはつねに自分が
フレッシュな状態でいるということです。
つまり、いつも新しい自分。

 

もちろん、それだとまともな社会生活は送れないわけだけど、
そういう人といっしょに暮していると、
「過去や実績にこだわらず、時代の変化に柔軟に対応する」
という言葉をしっかり自分の中に刻み込めます。

 

今朝もデイサービスに行く日なのに、
「あなたと一緒じゃないと出掛けない」とか言い出したので、
こりゃいかんなと思い、お迎えが来るちょっと前に、
「手紙を出すので一緒にポストまで行きましょう」と言って
外に連れ出しました。

(毎週火曜はカミさんが鍼灸治療の仕事で朝いないので、
送り出しは僕の仕事)

 

ほんの10分くらいですが、一回りして戻ってきたら
お迎えの車が到着。
そうしたら「出かけない」と言ってたことなど
ケロッと忘れて、バイバーイと出発してホッとしました。

 

駄々をこねる子どもをなだめて保育園に送るのと同じですが、
子どもと違うのは、やっぱり高齢者には「過去」があること。
いわば自分の人生の「根っこ」があることです。

 

認知症になろうが何だろうが、
その人間の根っこ、
この世の中に数十年生きて地に伸ばした根っこは
最期までけっして枯れません。

 

それはまた、誰でも自分以外の人間にはなれないということ。
世の中の役に立つ人間、求められる人間になろうという
向上心は大切ですが、
世間の情報、人の言うことにふりまわされて
根こそぎ倒れてしまわないよう
気をつけたほうがいいです。

 

こうしたことを義母から日々、学んでいます。
これからますます変わる2020年代。
なるべく頭の中を軽くして、流れに乗ることも大事ですが、
自分の根っこをつかんでおくことは、もっと大事だと思います。


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バレンタインギフトは歴女ねらいの戦国武将チョコ

 

2月の暦といえば節分、建国の日、バレンタインデー、
今年から天皇誕生日も加わりました。

子どもの頃、「この子は浩宮様より1カ月早く生まれたの」
なんて妙な紹介のされ方をしたことを思い出しました。
正確には1カ月と2日です。


そういえば幼馴染でよく遊んでいた女の子の誕生日が
ドンピシャ、2月23日でした。
「この子は浩宮様とおんなじ誕生日!」
だからなに? という感じだけど。

 

それはさておきバレンタインデー。
大河ドラマも2週遅れで始まりましたが、
久々の男が主人公戦国武将もの(「真田丸」以来?)。
だからということからか、
戦国武将チョコギフトがスーパーに並んでいました。

 

織田信長には森蘭丸、
明智光秀には細川ガラシャ、
真田幸村には猿飛佐助など、
それぞれの武将(のチョコセット)に、
スペシャルパートナー(???)として、
1個だけ特別なチョコ(お酒入りらしい)が
入っているなど、工夫がされています。

 

歴女の購買欲をそそる商品。
彼氏を武将に見立てて贈るのか?
それとも自分でコレクションするのか?
いずれにしてもちょっと面白いので、
僕にも誰かくれないかな。
カミさん・・・期待薄。

 


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あれこれ学んでも、自分が本当にやりたいわずかなことしかできない

 

いわゆるビジネス書、自己啓発書、仕事術の本など、ビジネス街の本屋で平月になっている類の本は、この10年くらいの間にかなり読みました。
たぶん100や200じゃ足りないくらい。
しかし、振り返ってみて役に立ったと思えるものは

あまりありません。
あなたはどうですか?

 

月刊仏事で「他紙社会の遺体保管術」という企画をやっているので、昨日はその取材。
遺体保管装置を開発・販売している会社へ行ってきました。

郊外にあるピカピカの新築ビル。
装置を開発しているので技術屋さんかと思ってたら、税理士さん。こんなビルを耐建てるぐらいだから、

そこそこ成功している人です。
それがなぜ遺体保管装置?

 

いろいろ話を聞いていて、なるごど、

そういうビジネス戦略かということはわかりましたが、

もちろん、税理士としての成功が、

そのままこちらの成功に結び付くわけではありません。

 

それにしても2時間の取材時間のうち、製品の話は30分少々。
90分近くは、ドラッガーをはじめ、なんとか経営学者とか、

かんとか経営コンサルタントの書いた本、

加えて空海とか、ちょっとマイナーな武将のナントカとか、坂本龍馬など幕末の志士とかの生き方とかライフスタイルの話。


70歳を過ぎてこれだけいっぱい勉強しているのはリッパ!
と言いたいところですが・・・。

あっちからこっちからいいとこ取りして言葉をパッチワークしても、人の心は動かせません。
なんかそれがよくわかった、という感じ。

 

しかし、売れ行き好調なのか、
他に売るもの(読むもの)がないのか、
相変わらすビジネス本の類はいっぱい出てる。

それだけじゃなくてネット上のナントカ成功セミナーの類も
減ってる気配はありません。

「俺は、わたしは、こえだけいろいろ学んでいる」という
一種の精神安定剤なのか?
自分の場合もそうだった気がします。

けど、いろんな知識を詰め込んで、
全部消化できればいいけど、
どれだけの人ができるんだろう?
僕にはとても無理だし、

結局、本当にやりたいわずかなことしか
やれない気がします。

 


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キャッシュレスの時代になっても「現金な世の中」

 

先日、取材で三田へ。
慶應義塾大学のあるこの界隈の和菓子屋さん。

福沢諭吉先生ゆかりのお店なのかと思ったら、
そういうわけではなくて、ただ単にお隣さんだから
・・ということらしいです。

 

確かにアイキャッチになる。
福沢先生もここの大福を食ったらしいから、
俺も食うと、1万円札とご縁が作れるかも・・・・
と、潜在意識の中で錯覚が起きるかもしれない。
そういう意味では、なかなか商売上手です。

 

でもそのサブリミナル効果もあとわずか。
1万円札として30年以上、お目にかかってきたこのお顔とも
もうすぐさよならですから。

 

5千円札は新渡戸稲造さんから樋口一葉さんに、
今度は津田梅子さんに変わるわけだけど、
いま、もう新渡戸さんのことの憶えている人は
少ないのではないだろうか。

 

「新渡戸稲蔵ってだれ?
むかしお札に載ってたらしいけど、
何した人だっけ?」

 

1万円札も渋沢栄一さんに変わり、
ますますキャッシュレス化が進んだら、
みんなもうこの人が誰だったのか
慶應以外の人たちは忘れてしまうでしょう。

「カネの切れ目が縁の切れ目」とはよく言ったもので、
自分にとって経済的な価値がなくなったものは、
人はどんどん忘れ去っていくようです。
キャッシュレスの時代になっても「現金な世の中」は変らない?

 


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還暦はおとなの成人式

 

誕生日のお祝いを下さった皆様、ありがとうございます。

先日、LutherさんというFBのお友達の誕生日の時、
お顔つきを見て、
60歳は「大人の成人式ですね」という言葉が出たのですが、
我ながら「なかなかいいな、これ」と思って、
自分にも使いました。
その割に結局、正装もせず、床屋へも行かずじまいです。

 

20歳から40年かけてもう一度、成人しましたということで、
電子本出版のために,あちこちの原稿をまとめたり、
リライトしたりしています。

そんなことをやっていると、
なんだか終活をやっているような錯覚に陥ります。
けど、無理に若ぶる必要もないので、
やっぱこれからは長い終活になるのかもしれません。
人生第3幕、始まり始まり~というところでしょうか。

 

どんどん面白いこと書いていきますので、
引き続きよろしく。ほな。

 


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人生最後の厄年が終わったら、人間はどうなるのか?

 

今年は僕にとって人生最後の厄年です。
ちょっとでも気になるのならクリアにしといたほうが
いいと思って、近所の大宮八幡宮へ厄払いに出かけました。

 

喪中だったので初詣は控えて今日(1月12日)にしたのですが、
成人の日の前ということもあり、
まだまだお宮は新春モード。
お祓いを受ける人たちもいっぱい来ていました。

 

「人生最後の厄年」とはどう解釈すればいいのか?
厄はもう終わりなので喜べばいいのか?
厄が終わった後の人生はどうなるのか?
人間としての務めはもう終わりで、
あとは仙人の領域に入るのか?
それともあとはもう死ぬだけです、ということなのか?
死は自然なもので、厄ではないのか?
人生100年時代のアフター厄年はどう生きればいいのか?
限りなく頭の中に???が渦巻きます。

 

これでは不惑の40はおろか、当惑・困惑の60。
せめて迷惑の60にならないようにしなくては・・・
と思いつつ、おみくじを引いたら「大吉」でした。
単純なので大喜び。


一緒に入っている縁起物は一粒万倍の籾でした。
一粒の種も蒔けば万倍の粒に。
一日一日を、一つ一つの言動を大切にして、
胸わくわくの60になろうと思います。

 


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何のために僕たちは豊かになろうとしているのか?

 

バブル経済の崩壊後、物質的な豊かさは手に入れたので、
次は精神的豊かさを勝ち取ろう、
といった掛け声がよく聞かれました。
では「精神的豊かさ」とは何なのか?
コマーシャルで流れるような、

もっと自分たちの衣食住の質を上げたり、

高尚な趣味を持つことなのか?
 
それらも含まれると思いますが、一番の本質は、弱者といわれる人たちの存在価値を認め、彼らといっしょに生き、暮らせる社会を実現することなのだと思います。
逆にいえば、それ以外に豊かになる意味、豊かな社会を作る意味などあるのでしょうか?


2017年7月に起こった相模原事件の裁判が始まりました。
その27日に僕はブログに
「僕たちの豊かさと貧しさと相模原事件」と題して、
上記のような文章を書いていたので、
改めて読み返してみました。
この時の気持ちと全く変わっていません。

 

ビジネスやテクノロジーは3年半もあれば
劇的に進化しますが、
人間にとって本質的なこと、
社会にとって最も大事なことは遅々として変わらない。

 

「生産性」とか「効率化」といったことが
声高に言われるけど、
何のために効率化し、
生産性を上げなくてはならないのか?

 

もっと豊かになるために?
でも、何のために豊かになるのか?

 

セレブになってぜいたくな暮らしをするためか?
人々に、社会に影響力を持つためか?
では、それは何のために、そうしたことをしたいのか?

エゴが、自己顕示欲が満たされればOKなのか?

 

その「何のために」が決定的に抜け落ちているから、
精神を病む人たちが増えているのではないか?
生きてて空しくなってしまうのでがないか?

 

ただ、そういう自分も病人や障がい者を
厄介者として感じることもあります。

認知症の義母の面倒を見なきゃいけないと思うと、
あ~ と思う時があるし、
正直、仕事のペースを乱され、集中力が上がらず、
イライラすることもある。

なので、あの容疑者の言い分の何割かは
聞けてしまう。

 

でもやっぱり彼のような考え方は
否定しなくてはならない。
そうでないと自分が成長しないし、社会が進化しない。

 

いろんな個性を持つ人間がいることを認め、
こうした貧しき心を克服していくのが、
これからの僕たちの生きていく上での
優先的な課題ではないかと思います。

 

それにしても、こうした障がい者に対する差別意識って
いわゆる世界基準で世界的に見たらどうなんだろう?
日本独特のことなんだろうか?

もしそうであれば、
日本は「いつまでたっても下流国」
と言わざるを得ません。

 

裁判では容疑者の量刑がどうこうというよりも、
こうした僕たちの意識、
日本人の社会の意識が少しでも動かされるほどの
何かが生まれるのか? ということに注目しています。

 


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義母のカエルコール

 

「帰ります」

「どこへ?」

「わたしの家。お母さんのいるところ。

あにき(亡くなった義父)もいるし」

 

夕方、久しぶりに義母の「カエルコール」が飛び出した。

帰るっていったって一人じゃなんか分からない。

たぶん、いったん表に出たら

迷子になって二度とここに帰ってこられません。

 

夕焼けを見て帰りたくなったのでしょうか。

小さい子は「黄昏泣き」というのをしますが、

おそらくあれと同じ情動が働くのでしょう。

 

ここが今、あなたの家なんですよ。

そもそも帰るところなんて、他にどこにもないんですよ。

 

そう言いたくなるけど、

これは認知症の義母にとって、

ひどく残酷なセリフとして響くでしょう。

 

お父さんも、お母さんも、きょうだいも、

そして長年連れ添ってきた伴侶も、

もうこの世界をあとにして、

向こうの世界に行ってしまった。

ひとりぼっちで取り残されて、

帰るところなんか、どこにもない。

それって・・・。

 

あくまで僕たちが一緒に住んでいる今の家は、

母にとって仮の宿でしかありません。

いつかは自分の本当の家に帰るのだ。

心の片隅で絶えず「カエルコール」が

鳴っているのかもしれません。

 

そんなふうに考えると、人間って、

いったん世の中に出てしまった後は、

自分の帰るべきところをずっと探して旅している――

結局それが人生なんだろうか・・・

という思いに囚われます。

 

そういえば同じ認知症だった知人のお母さんが、

入っていた東京郊外の施設から脱走し、

どうやってたどり着いたのか、

家族も誰も知らない北陸の山に入って

凍死しているのが発見された

――という話を聞いたことがあります。

 

その人はどこを目指していたのだろう?

どこへたどり着きたかったのだろう?

すべてはミステリー――とのことでした。

 

今日、「カエルコール」が出たのは、

お天気いいのに僕が仕事をしていて

昼間、放っておいたせいかも知れません。

せめて30分くらいでも散歩に外へ連れ出せば、

黄昏時に切なくなってしまうこともなかったかもな・・・

ごめん。

と、ちょっと後悔・反省。

 

晩ごはんを食べるころには

カエルといったことも忘れて

ケロケロっとしていましたが。

 


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人生再読計画2020

 

この2~3年、村上春樹の著作や、

スティーブン・キングの著作など、

以前読んだことのある本を再読しています。

 

そもそもあんまり頭脳明晰でないので、

1回読んだくらいではよく頭に入らない。

 

若い時分は体力と勢いに任せて随分乱読しましたが、

30年くらい経つとすっぽり抜け落ちてしまって、

「あれ、こんなシーンあったっけ?」と思うこともしばしばです。

 

そもそもあんまり頭脳明晰じゃないので、

1回読んだくらいでは表面をなぞるだけで、

ちゃんと頭に入らない。

 

それに若い頃読んだのと、

いま読むのとでは、だいぶ受け取る感じが違います。

そのあたりはやっぱり齢を取っただけ

咀嚼力はアップしていると感じます。

 

というわけで、もう一度、今年読み直し、

読み込んでみたいなと思うのを

とりあえず5冊に絞って挙げてみました。

 

★わたしを離さないで/カズオ・イシグロ

★嵐が丘/エミリー・ブロンテ

★百年の孤独/ガルシア・マルケス

★アンネの日記/アンネ・フランク

★グレート・ギャツビー/スコット・フィッツジェラルド

 

どれも結構なボリュームなんです。

最初は10冊挙げようと思ったけど、

あんまり欲張ると絶対挫折するので、

これくらいにしておこうかと思います。

 

咀嚼力はUPしていると思いますが、

体力落ちて目も悪くなっているし、

時間を取るのも難しいので、

1冊読むのに何日もかかってしまうのです。

 

でもきっと、いろいろ新しい体験・発見があると思います。

 


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2020初夢の記録:お寺の食堂でパンケーキをテレビ中継

 

大きなお寺の中に食堂がある。

僕はそこでギャルソンみたいな恰好で働いている。

新手の精進料理レストランかと思いきや、

そういうわけでもなくて、普通の社員食堂とか

学食みたいなところだ。

喫茶メニューも充実している。

 

そしてなぜかテレビカメラが入って

一生懸命中の様子を取材している。

たぶんNHKだ。

もしや生中継なのだろうか?

 

あちこち旅して歩いている貧乏旅行の

バックパッカーみたいな客がいて、

そいつがパンケーキを注文する。

アイスクリームや生クリームたっぷりの

ボリューミーなやつだ。

 

しかもそのパンケーキを何度もおかわりする。

よけいなお節介だと思いつつ、

「大丈夫ですか? 食べ過ぎじゃないですか?」

と進言すると、そいつは

「だいじょうぶ、だいじょうぶ。いいから持ってきて」

などとのたまう。

 

そこで厨房に行ってオーダーを通す。

何人かシェフがいるのだけど、ヘッドシェフは

なぜかラグビー日本代表の

リーチ・マイケル主将に似ている。

 

彼は陽気に「OK、OK」と言って、

ドカッと山盛りのパンケーキを出す。

 

そこへテレビカメラがズズズっと寄ってくる。

どう終わったかは記憶にない。

とんころり。

 

――というのが今年の初夢でした。

 

夢なのでナンセンスな世界ですが、

あえて分析を試みると、

自分の過去から現在の仕事や人生が凝縮されて出てきたかのようです。

 

お寺は現在やっている情報誌の「寺力本願」の仕事。

 

飲食店は20代の大半、働いていました。

 

客も自分だとすると、バックパッカーで

ヨーロッパのあちこちを回っていた頃の姿。

 

NHK関係の仕事も長らくやっていました。

 

リーチ・マイケル似のヘッドシェフと

山盛りパンケーキは謎だなぁ。

 

いずれにしても面白い初夢でした。

あなたはどんな夢を見ましたか?

 

――というわけでお正月くらい顔出しします。

本年もどうぞよろしく。

 


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2020年からの旅

 

2020年から、再び世界を広げるための

新しい旅に出ます。

 

よ朝いちばんでやったのは

ライティング・メディテーション(書く瞑想)。

手を動かしてひたすらノートに脳の中に入っているものを

引っぱり出してきます。

ペンは地球色の青いボールペンです。

外に出てみれば雲一つない青空。

 

今年は喪中なので、毎年通う大宮八幡宮の初詣もスルーしました。

初詣をしないのは若干寂しいのですが、

「年のはじめだから~」という余計な力みが

入らなくていいような気がします。

 

なんか毎年、願いをかけて目標を挙げて

それで満足しちゃってる自分がいるような気がして。

 

代りに、と言ってはナンだけど、

義母を連れて朝の散歩に出ました。

子連れやワンちゃんもいっぱい出てきていて

穏かで平和な年明けです。

相変らず、義母は会う子ども、会うワンちゃんに

かわいい、かわいいと言いまくって、

親や飼い主をハッピーにしています。

 

初詣をしないのは若干寂しいのですが、

「年のはじめだから~」という余計な力みが

入らなくていいような気がします。

 

これまた代りに、と言ってはナンだけど、

実家の母に電話して5分ほど話しました。

明日91歳になる母は今や「神さん」です。

 

僕のラッキーカラーはオレンジだというので、

みかんを食べてのスタートです。

今年はあなたにマインドな旅先から

いろいろお便りします。

 



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死もそう悪いことではないと考えると、元気に生きられる

 

年末のお休みが始まって義妹夫婦が来たので、

昨日は義父の墓参りに行った。

 

亡くなって半年余りがあっという間に過ぎ去った。

まだ今年のことなのに随分昔に起こったことのように思える。

 

親しみ深い人たちがこの世を去っていくのを

何度も目の当たりにしていると、

死に対する恐怖がだんだん薄らいでいくような気がする。

 

地球の細胞の一つに還っていくのだとすれば、

死もそう悪いことではない。

オーガニックな現象だ。

そう考えると、少し気持ちが軽くなる。

 

余計な不安や心配に惑わされたり、

見栄や他人との比較に神経を遣っているのは

人生の無駄づかい。

 

自分のやりたいこと、やるべきことを

純粋にやって元気に生きましょう。

 


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わたしも「コンビニ人間」:自分の世界≒世界とつながる

●世界の一部になる

「コンビニで仕事をすることは、

私にとって世界の一部になること」

そんな主人公のセリフが印象的。

 

秀逸なタイトルの持つ、

面白おかしく、超現実的で、

ちょっと不穏な雰囲気そのままの物語だ。

 

そして読み終えた後、切ないような哀しいような、

地下へ降りる巨大なトンネルに一歩二歩、

足を踏み入れたまま、フリーズしてしまったような、

奇妙な気持ちになる物語である。

 

村田沙耶香の2016年芥川賞作品で、

読もうと思って頭の片隅にメモしておいたが、

あっという間に3年経過していた。

そこでやっと先日、大掃除の合間に読み始めた。

 

ここのところ目が悪くなり、

すっかり読書スピードが落ちてしまっているが、

これは面白くて、掃除は適当に済ませて、

ほぼ1日で読み切った。

文章のリズムが良く、読みやすい。

 

●就職・結婚・出産・子育てをスルー

コンビニに勤め続け、

就職も結婚もしていない30代半ばの女性が主人公。

彼女のキャラクター設定が最高だ。

僕も彼女と同じ部分を持っており、

おそらくあなたも持っている。

 

通常、社会の歯車の一つになる――

という言説は、

ネガティブな意味で使われることがほとんど。

 

主人公の表現は「世界の一部分になる」と、

やや異なるが、意味としては同じ。

でもその使い方はポジティブで、

世界の一部分になったことに喜びを感じている。

 

それほど彼女は、周りから浮き上がった

個性的な人間である。

その個性ゆえに生き辛く、

就職・結婚・出産・子育てなど、

この社会で生きる人間のミッションとされることを

スルーしてきてしまった。。

 

そんな彼女にとって

唯一、心の拠り所なのが、

18歳からアルバイトを始めた

コンビニエンスストアだったのだ。

 

コンビニの店員として働くことによって、

言い換えると、

コンビニというシステムの一部になることによって、

彼女は自分の存在が世の中から認められていると

実感できるのだ。

 

●個性的であること、歯車になること、どちらを選ぶか?

いわば、世界は大きなコンビニである。

僕もあなたも誰もかも、その歯車の一つとして、

誰かの生活をより便利に、

より豊かにする機械の部品として日夜働いている。

そう見立てることも可能だろう。

 

個性的であることが、

やたらと持てはやされる時代、

「歯車なんてやってられるかよ!」

と啖呵を切るのはカッコいいが、

いざ歯車をやめてしまったら、

果たして僕らはまともに生きていけるのだろうか?

 

世界の一部になる自分と、自分の世界まるごとの自分。

双方を両立させ、」スイッチングができるかどうかが、

幸福な人生の鍵になるのではないか。

そう思わせてくれる小説だ。

 

●2019コンビニ問題

そういえば、この30年ほどの間、

コンビニは休むことなく働き続けてきたが、

今年は本部の搾取醸造に対するフランチャイズ店=歯車たちの反乱、

慢性的な人員不足など、様々な問題が吹き出した。

 

あなたの近所のコンビニも、

もしかしたらお正月はお休みかもしれない。

 

そういえば僕が東京で暮らし始めた頃、

セブンイレブンは自宅から歩いて10分くらいの所にしかなかった上に、

営業時間も文字通り、午前7時から午後11時だった。

 

それでも深夜や早朝、CM通り「あいててよかった」と、

しみじみ思えた。

そんな時代に戻ってもぃい。

いや、戻らないか。

人間はいなくてもAI・ロボットが相手してくれるから。

 


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2020年の挑戦:ヴェジ中心食研究

 

来年は本格的に菜食料理の研究に取り組もうと思っている。

これまでも何度か自分の嗜好の変化を感じていたが、

食べ盛りの息子が一緒に暮らしていたこともあり、

食生活を大きく変化させるのには躊躇いがあった。

 

しかし、今年後半から同居者が義母になった。

義母はアルツハイマーの認知症で、

通常、治癒することはないと言われている。

 

しかし、うちに来てから少し良くなったのでは?

とも思える。

 

その一つに食生活の改善がある。

以前はスーパーやコンビニの惣菜や弁当が多かったようだが、

今は僕たちと一緒に家で作ったものを食べる。

自分で言うのもなんだが、割と栄養バランスもいいと思う。

 

研究者の本によると、

アルツハイマーには食の影響が大きいらしいく、

ごく大雑把にいうと、肉や穀類、糖分などを控えめにして、

野菜と魚中心の食がいいようだ。

 

さすがに治るとは思わないが、

自分たちの予防にもなるので、

まずはあんまりストイックにならず、

やるだけやってみようかと思う。

 

咲年、ロンドンへ行ったとき、

フリーマーケットの屋台で

ヴィーガン料理を食べたが、

これが滅法うまかったこと、

 

最近、典座のお坊さんに取材して、

精進料理の話を聞いたことなども

イメージの刺激になった。

 

同時に自分の中の菜食に対する

無用な思い込みなども発見した。

 

何でもデータに置き換えられ、

バーチャル体験できてしまう今日、

食だけはリアルでしか体験し得ない

最強・最後の砦である。

 

とりあえずはキノコや海藻、大豆を中心に、

自分なりのヴェジ中心食メニュー

(肉などを一切やめるというわけではない)を

開発・構築していきたいと思っている。

 


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「メリークリスマス!」は 時代遅れの宗教ハラスメントなのか?

 

クリスマスの挨拶と言えば

「メリークリスマス」に決まってる。

「メリークリスマス」と言わなきゃ

クリスマスの気分になれない。

 

そう思っていたが、

どうもこれは時代遅れの化石野郎的思考らしい。

 

そもそもなんでニューイヤーやバースデーの挨拶は

「ハッピー」が付くのに、

クリスマスだけ「メリー」なんだろうと思ってたけど、

これはアメリカと日本だけで、

他のキリスト教国ではあんまり使わないらしい。

 

そういえば、イギリスにいた時、

「メリークリスマス」なんて

あんまり聞かなかったような気がする。

 

Merryには陽気なとか、明るいとかいう意味があって、

「メリークリスマス」というと、大勢集まって

わーっと盛り上がり、どんちゃん騒ぎをする・・・・

そんなイメージなのだそうだ。

 

大昔、うちのおじいちゃんが

「なんで日本人が西洋の正月を祝わなきゃいかんのだ!」

と怒っていたが、

確かに本来はキリスト教の人たちのお祭り。

欧米の人たちにとっては大切な宗教行事だった。

 

が、いまや欧米先進諸国は

どんどん多宗教・多民族化している。

そこへ「メリークリスマス」の挨拶は、

キリスト教以外の人たちにとって

押し付けに聞こえるというのだ。

 

いわば「宗教ハラスメント」――

世界を制覇した欧米キリスト教のパワハラ

とも言える。

 

なので近年、アメリカなどでも

「メリークリスマス」を避けて、

代りに「ハッピーホリデー」と言うことが

多くなっていると言う。

 

もう一つ、インターネットの普及による

若者の宗教離れが顕著で、

大半の欧米の若者は、

もはや熱心なキリスト教信者でなくなっている。

 

つまり、みんな日本人のようにクリスマスを

聖なる宗教行事じゃなく、

もっと気軽な文化・習慣と見做しているのだ。

 

そんなわけで「メリークリスマス」の挨拶は

世界的には、どんどん時代遅れになっている。

 

もしかしたら、未だにみんなこぞって

「メリークリスマス!」と言っているのは日本くらい?

日本のクリスマスは、世界の進化から取り残された

ガラパゴスクリスマスなのだろうか?

 

というわけで、あなたもよいクリスマスを―ー

と言いたいところだけど、

この国ではイブを過ぎると、

ガラッと年末・お正月モードに変わっちゃって、

クリスマスのことなんてもう忘れちゃってますね。

 


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ミラクルクリスマス

 

最近、クリスマスなのに奇跡が起きなくなった。

 

昔、シナリオ教室に通っていた頃、

習作で1時間もののドラマのプロット(あらすじ)を書いて

提出するのだが、

 

「秋口になると、やたらクリスマスの話が増えるんだよね。

それもほとんどミラクルやマジックやらが起こる話なんだ」

 

と、講師のライターが呟いていたのを覚えている。

 

人のことは言えない。

僕もそういう話――

たしか「傷天」のショーケンみたいなチンピラが

奇跡のような幸運に遭遇するのだが、

愛すべきバカさ加減でチャンスを取り逃がす――

といった話だった。

 

もちろん、本当に昔はクリスマスに

奇跡が起きていたわけではない。

ただ「起きるかもしれない」

「奥たらいいな」「起きそうだ」

「いや、絶対起きる。起こしてみせる!」

といった気概が人々の心の中にあった。

 

早い話、ネッシーはいるとか、UFOがやってくるとか、

ノストラダムスの予言は当たるとか、

そういうのと同じ類の、

アナログな世界ならではの、発熱系の幻想である。

 

デジタルな世界になり、

何でも数値化されるようになるにつれ、

熱を帯びた幻想は冷え切り、

クリスマスの奇跡は人々の心の中から消滅していった。

 

今、シナリオ教室に行っても、

クリスマスの奇跡なんて話を書くやつは

ほとんどいないだろう。

 

けど、もうしばらくしたらまた復活しそうな気がする。

「やっぱりクリスマスなんだから、

奇跡ぐらい起こってもらわなきゃ困る」

と、みんなが言い出して、

あちこちでどんどん奇跡が起きるようになるだろう。

そんな日がきっと来ると僕は思う。

 

というわけで、

今晩は夢の中で素敵なプレゼントを戴くことにしmます。

メリークリスマス。

きよし夜を。

 


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モスラが繭を作り、ギャオスが巣を張った東京タワーは、地方出身者にとって 愛すべき&憎むべき東京のシンボルなのだろうか?

 

●東京タワーの誕生日

12月23日は今年から天応誕生日ではなくなったが、

依然として「東京タワーの日」であり続けている。

 

昨日、年に一度の東京タワー詣でに行った。

この足もとのお寺に、

10年前に亡くなった友達のお墓があるので、

毎年、12月の命日あたりに墓参りに来るのだ。

 

その友だちは50で死んだが、

東京タワーはもう還暦を過ぎた。

昭和33年(1958年)12月23日竣工。

61歳におなりだ。

 

後輩の東京スカイツリーに高さも人気も

追い越された感が強いが、

まだまだ引退というわけにはいかない。

 

●金の卵と東京タワー

前回の東京オリンピックの頃、

地方から集団就職で上京してきた「金の卵」たちにとって、

東京タワーは、いまだにかけがえのない

東京のシンボルであり続けているはずだ。

 

僕はさすがにその時代のことは知らないが、

バーチャルの世界で、東京タワーが多くの人にとって

いかに巨大な存在かを思い知らされた。

 

●神のモスラ、悪魔のギャオス

昭和の時代、映画の中でこの塔はモスラに繭を作られた。

平成の時代になると、今度はギャオスに巣を張られた。

 

いずれのシーンも、そのあまりの美しさが、

特撮映画ファン、怪獣映画ファンの間で、

令和になった今も語り草になっている。

 

他にも映画だかテレビの中で、

いろいろな怪獣の攻撃目標になっていた。

 

それら、人間社会にとっての破壊と

神とも悪魔ともつかない

モンスターにとっての誕生のシーンは、

この都市に限りない愛着と、果てしない憎悪という

二律背反の思いを抱く、

地方出身者たちの心の中を映し出しているように思う。

だから東京タワーは、

彼らが、僕らが生き続ける限り、

シンボルであり続けるのだ。

 

●東京タワーが抱かせてくれる幻想

少なくとも新参者で、まだ7歳のの東京スカイツリーに

そんな幻想を被せる人はあまりいないだろう。

積み上げられた時間の差、刻み込まれた歴史の差は

いかんとも埋めようがない。

 

僕も地方出身者なのでそう感じるのだろうか?

東京タワーに特に愛着があるわけではないけれど、

年に一度、ここを訪れるたびに、

そんな妄想に取りつかれてしまう。

 


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私のちいさなお葬式(解凍された鯉) 終活と成功と幸福を考える、現代のロシア民話

 

●マトリューシュカみたいな現代のロシア民話

「終活映画」という振れこみで公開された

「私のちいさなお葬式」。

銀座の映画館に観に行ったが、チラシやサイトを見て

想像していた作品とは少し印象が違った。

 

終活映画というより、

現代のロシア民話みたいな印象を受ける。

 

映画館の販売店でお土産に

マトリューシュカを売っていたが、

マトリューシュカみたいな感じの映画――

というと雰囲気が伝わるかな。

 

●ユーモラスだけどシュール

主人公のおばあちゃん先生エレーナは、

可愛くてユーモラスなんだけど、

どこかシュールな不気味さも持っている。

 

だいたい、まだ死んでもいないのに

検死医のところへ死亡診断書を書かせたり、

自分で役所に行って埋葬許可証を出させたり、

棺桶を買い込んで、自分で自分の葬式の準備をする。

めちゃくちゃシュールなキャラである。

 

いわゆる終活映画の半分くらいはコメディだ。

その理由は、やっぱり人間、

行き着く所までたどり着くと、

社会人として活動していた頃には陰に隠れていた、

どうしようもなく滑稽な部分が現れるからだと思う。

 

それに加えて、わけのわからない

シュールでアバンギャルドな部分も

むき出しになってくる。

 

年寄りは敬うべきだけど、

それと同時に僕はいつも笑っている。

うちの90歳の母も、84歳の義母も、

オーガニックなボケをかまして、

僕を面白がらせてくれる。

 

●鯉は秘密の隠し味

もう一つ、この映画の民話っぽさというか、

シュールなおとぎ話感を演出しているのが、

余命宣告を受けたエレーナが、

その帰り道で出会う「鯉」である。

 

この鯉は、これも彼女の教え子だった、

偏屈そうなおっさんが、

湖で釣り上げ、頭をボコボコに打ち付け、

気絶させたのをあげると言って、

ほとんど無理やり押し付けるのだ。

 

彼女はしかたなく受け取って家に帰り、

そのまま冷蔵庫の冷凍室に押し込める。

 

ロシア料理については、

ボルシチ以外よく知らなかっので調べてみたら、

「ウハー(Уха)」という魚のスープがあって、

これによく鯉が使われるという。

あんまりおいしそうではないが・・・。

 

最初はなんでこんな鯉のエピソードを引っ張るのだろう?

と思って見ていたが、

この鯉が、実はこの映画の大きなキーポイントなのだ。

 

後から気が付いたのだが、

「私のちいさなお葬式」というのは邦題で、

原題は「Thawed Carp」――「解凍された鯉」。

メタファー感、寓話感たっぷりのタイトルである。

 

●成功=幸福なのか?

エミーナとともにもうひとりの主人公とも言えるのが、

息子のオレクである。

僕もそうだが、まだ終活するには早い男は、

たぶん彼の立場から、彼の視線で、この映画を観ると思う。

これはこの息子が再生する物語で阿もある

 

彼は故郷を後にし、母親から離れ、

都会で暮らすビジネスマン。

それも成功して、お金持ちになっている風の男で、

自己啓発セミナーを主催し、

講師として、成功したい人々を導く―

そんな役割を担っている。

言ってみれば、お母さんと同じ「先生」なのだ。

 

ところがこの成功者であるはずの彼が、

あんまり、というか全然、幸福そうに見えない。

 

「居心地のいいところに安住していてはいけない。

目標をしっかり掲げて前を向いて進まなくてはいけません」

と彼はセミナーで集まった受講生らに説く。

僕もビジネス書・啓発本の類で聞き覚えのある言葉だ。

 

ところが、受講生の一人の女性から

「わたしの目標は幸福になることです」

と返されると、なぜかしどろもどろになってしまう。

講義の内容とは裏腹に、

彼自身がもう目標を見失ってしまっているかのようだ。

 

成功と幸福はちょっと違うものなのだろう、たぶん。

いや、まったく違うのだ、きっと。

 

日本でこういう成功セミナーをやったり、

本を書いたりしている人はどうなんだろうな?

と、ふと思いがよぎった。

 

これはこの息子が再生する物語でもある。

「解凍された鯉」とは、彼のことなのかもしれない。

 

●若くても観たら面白い

観に行ったのは、平日の昼間だったこともあり、

お客は年輩の、それも女性ばっかりだったが、

ちらほら若い人も見かけた。

 

「終活映画」という触れ込みだからしかたないと思うが、

自分には関係ないと思って無視するには、ちょっともったいない。

 

それほど、いろんな示唆と寓意に溢れた、

笑って深く考えられる、

大人のおとぎ話のような映画である。

若い人も観たらいいのではないかと思う。

 


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AI・ロボットが働き出して、人類の長い労働の旅が終わる

 

●いつのまにかAIの時代になってしまった

AIの進化はかなり凄まじいようだ。

おそらくこの5年くらいで、

いわゆる中間管理職は皆、淘汰されてしまう。

 

機械に管理されていると思うと、嫌がる人も多そうだから、

何となくナントカ部長、カントカ課長は

名目上は残るかも知れないけど、

世の中をリードしていくような会社の現場を管理するのは

実質的にはAIに替わるだろう。

 

AI部長、AI課長、AI支局長、AIデスク。

ごく単純化して言うと、

ホワイトカラーはAI、ブルーカラーは人間。

 

●ちょっと遅れてロボットも

現場・職人の仕事は、まだ人間の範疇。

ロボットには身体性・身体能力が必要だ。

 

手や顔の筋肉の動きは複雑で繊細。

そうしたものをロボットが獲得するには、

まだしばらく時間が掛かりそうだ。

 

だから、いきなりSF小説やアニメの世界には飛ばないけど、

生産工場や農作業など、

複雑性さが求められない、

決まった動きだけの仕事なら、

どんどんロボットが開発され、

人間に代って働くだろう。

 

ちょっと前に書いたけど、

トイレ掃除がちゃんとできるロボットが開発されたら、

いよいよロボットの世界がやってくる。

 

●会社にも役所にも、もう人間は要らない

就活生は正社員や公務員にこだわって一生懸命だが、

会社という所には

もうほとんど人間が要らなくなるのではないか?

役所も銀行も、べつに職員がいなくてもいいのではないか?

葬いう世界はもう目の前だ。

 

いずれ生産現場はAIとロボットにお任せ状態になる。

それこそ人間は、みんな派遣・パート・アルバイトでOKだ。

 

仕事しなくていい。

労働しなくていい。

経済活動しなくていい。

 

●人間のいくところ

そうすると人間は何処へ行くのか?

家に帰るんだ、きっと。

 

人類は長くて苦しかった労働の旅を終えて、

帰るべき場所に帰っていく。

 

そこで本当の人生を送る。

本当の自分の仕事をする。

 

問題はそれが見つかるかどうかだ。

その前に、見つける気があるかどうかだ。

 

人間のやることは何か、

自分がやることは何か、

考える気があるかどうかだ。

 


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2020喪中はがきと終活年賀状

 

4月に義父が亡くなったので、

毎年、年賀状を戴いている人たちには

今月初めに喪中はがきを出した。

 

というわけで今年(じゃなくて来年:2020年)は

年賀状1回休み。

もうここ10年ほど、

かつてのように年賀状に一生懸命にもなってなかったので、

特に感慨はないが、

1枚も来ないと思うと、やっぱりちょっと寂しい気もする。

 

そんな折、「終活年賀状」のニューズを聞いた。

「来年から年賀状を辞退させていただきます」

といった一文を添えて、それっきりにするらしい。

 

昨年、鎌倉新書がマーケティング会社に登録する

65歳以上のモニター約200人を対象に調査を行った。

 

その調査によると

「終活年賀状を受け取ったことがある」

という人は57%いるという。

 

受け取った時、受け取ることを想像した時の気持ちについて、7割近くが「さびしい」と回答した。

 

「出したことがある」は6%だが、

「送ろうと思っている」と答えた人は半数近くに上った。

理由は「付き合いを身近な範囲にとどめたい」「年賀状作成の負担が大きい」「体力に自信がなくなった」など。

 

終活年賀状には、挨拶文内に

「これまでのお付き合いへの感謝」

「年賀状をとりやめる理由」

「今後も年賀状以外のお付き合いをお願いする」

という3つの要素を入れるのが基本だという。

 

今年はウェブサイトで印刷屋さんが

終活年賀状の文例を紹介している。

 

自分も受け取ることをちょっと想像してみたが、

たぶん上記の7割の回答者と同じく「さびしい」と思うだろう。

 

僕も年賀状のやりとりは年々減ってきて、

今年、喪中はがきを出したのは40人弱。

学校の1クラス分だ。

 

その8割以上は、

リアルでもネットでもほとんど会う機会がない。

連絡を取ろうと思えばすぐ取れるけど、

会っても話すことないし、昔話ばっかしてもなぁ・・・・

と思ってて、会わずにずるずる。

中にはもう30年以上会っていない人もいる。

 

それでも年賀状が来るとほっとする。

最近は虚礼のカテゴリーに入って、

不必要と言う人が多いみたいだけど、

年賀状というのは良い日本の文化だと思う。

 

というわけで僕は死ぬまで終活年賀状は出しません。

たぶん。

 


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中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と 47年後の和訳演奏

 

●「エリナ・リグビー」の詩

中1の時、国語の時間で自分の好きな詩を選んで書き、

それに自作のイラストを添えて発表するという課題があった。

国語の先生はクラス担任の北原先生と言って、

僕にとっていちばん良い記憶に残っている先生だが、

今考えるとイキな課題を出したものだ。

授業参観の日に教室の後ろに貼り出していた。

 

僕は確か、高村光太郎の「無口な船長」という詩を書いたのだが、

昨日紹介したビートルズオタクのイナガキくんが選んだのは、

レノン・マッカートニーの「エリナ・リグビー」の詩だった。

 

イナガキくんは、すべてにおいて“そこそこ”の少年で、

勉強もスポーツも、とびきりできるわけでもなく、

さりとて明るい性格や芸人気質で教室を賑わすわけでもなく、

リーダーシップを発揮して人望を集めるわけでもない、

要するに僕と似たり寄ったりの目だたない生徒だった。

 

ビートルズオタクだったけど、

僕自身、ビートルズというバンドは知っていたが、

ほとんど意識していなかった。

 

そもそもその頃(1972年)、「ビートルズはもう古い」と言って

隣のロック好きな先輩はバカにして、ハードロックを聴いていた。

 

ところがその彼が書いた詩を見て、僕は仰天した。

「ああ、あんなにさみしい人たちは何処へ行くのでしょう?」

大人になりかけた子ども心に、その詩のインパクトはものすごかった。

その時からイナガキくんをちょっと尊敬するようになった。

 

●衝撃の弦楽四重奏

それから間もなくして、ビートルズを馬鹿にしていた先輩が

「兄貴の友だちから貰ったけど、俺はビートルズなんで聴かんから」

と言って、ビートルズの「オールディーズ」というLPをくれた。

 

「リボルバー」までのシングル曲を集めた、

いわゆるベストアルバムで、

「シーラブズユー」も「抱きしめたい」も「涙の乗車券」も

入っていたのだが、その頃はあんまりピンと来す、

最高に響いたのが「エリナ・リグビー」だった。

 

それまで抱いていた「なんだか歌謡曲っぽいロック」という

ビートルズのイメージが、

あの美しくて切ない弦楽四重奏で木端微塵に吹っ飛んだ。

生まれて初めての異次元の音楽体験だった。

そして、あのイナガキくんの詩のインパクト。

初めて「ビートルズってすごいバンドだ」と認識した瞬間だった。

 

・・・というのがマイビートルズ・ベスト10の

第7位「エリナ・リグビー」のマイストーリー。

 

●ああ、この孤独な人々

最近、YouTubeで和訳のカバーを聴いて驚いた。

ギター2本とアコーディオンの素朴な編成で

あの美しいメロディを奏でる。

これは素晴らしい!

イナガキくんも聴いていrるだろうか?

 

初めて聞いた頃、僕の中でエリナはまだ10代の少女で、

マッケンジー神父も「イマジン」を歌っていた頃の

ジョン・レノンに似た青年だったが、

年月を経た今は、二人とも齢を取った姿で現れる。

なんとなく孤独死や、無力な宗教者を連想させる。

 

もう半世紀以上も前からビートルズは

現代人の孤独と不安を歌っていた。

信じられるもの、心を寄せられるものが

どんどん消え失せていく時代において、

ますます多くの人の心をつかみ、深化し、

アレンジされて口ずさまれるだろう。

 


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映画「典座」の主役を訪ねて

 

ビデオクリップ➔短編➔長編➔カンヌ

「寺力本願」の取材で、映画「典座」に主演した
河口智賢さんの耕雲院(山梨県都留市)を訪ねた。
悩みつつ、いろんな社会活動に取り組む
若いお坊さんと話すのは楽しい。
 
この映画は、当時、河口さんが副会長を務めていた
曹洞宗青年会が製作したインディーズ映画だ。
 
当初はちょっとしたビデオクリップのようなものを・・・
という話だったのが、短編映画になり、長編映画になり、
カンヌ映画祭に招待される作品として仕上げられた。
●ロングバージョンを期待
「上映時間1時間というのはちょっと物足りないです」
と正直に言ったら、
「そういう反響は多くあります」とのこと。
 
明解な解決とか、感動的エンディングとか、
オチがなく、問題提起のみで終わっているのも
物足りなさの一因でもある。
 
それはいいのだが、せっかく映像が美しく、
僧侶らの心情も丁寧に描かれているので、
多少中だるみがあってもいいから、
もうちょっと映画の世界に浸っていたかった、という感じ。
監督が上手にまとめ過ぎたのかもしれない。
 
女性老師との対話のシーン
(この部分は完全なドキュメンタリー)などは
2時間以上カメラを回したというので、
機会があれば、この部分だけでドキュメンタリー作品にするとか、
90分くらいのロングバージョンを作ってもいいと思う。
●高齢僧は批判、若僧・坊守は絶賛
賛否両論いろんな反響があったようだが、
面白かったのは、同じお坊さんの反応。
 
若い人がおおむね好意的なのに対し、
年齢が上がるにつれて
「僧侶があんな悩んでる姿を見せては信頼を損ねる」
といった批判が出たと言う。
 
片や、住職の奥さん方を集めた上映会などでは、
河口さんが自分の奥さんをやや邪険に扱うシーンや、
別の坊さんがお酒を飲んで酔っ払うシーンなどを観て
「現実はあんなもんじゃないわよ」と言って
盛り上がるなどして、エールを戴いたと言う。
 
ちなみに住職の奥さんを「坊守(ぼうもり)さん」と
呼ぶらしいが、
これは坊主のお守と言う意味なのだろうか?
子どものお守みたいでもある。
 
いずれにしても。そうした話を聞いて、
さもありなんと思ってしまった。
とってもわかりやすい。
昭和・平成の日本は、そういう社会だったのだ。
 
これから原稿にするので、
ちょっとまだここでは書けないが、
映画製作の裏話などもいろいろ聞けて面白かった。
 
「うんうん、映画人だったら、ドラマ性を狙って
最初はそういう脚本でやりたがるよ」という感じ。
●世界での反響と宗教者の未来
「典座」はカンヌやマルセイユ(フランス)、
カルタゴ(チュニジア)の国際映画祭、
ロンドン(英国)やベルギーなどでも上映されており、
日本国内よりも海外での関心が高いようである。
 
「宗教」と「食」を一緒に描いているところが、
日本食に興味津々の外国人に響くのだろう。
 
テクノロジーの進化によって、
宗教は現実の世界と乖離し、
だんだん生活に必要とされなくなってきた。
 
そうした環境において宗教者は、
威厳を持って上から教え説く者でなく、
俗世間の人々に混じって、
苦悩しならも明るく生きる自分の姿をさらさないと、
人々の心を引き寄せ、信頼を得られないのではないか。
 
話を聞いて、そんなことを思った。
 
AI・ロボットによる新たな社会の仕組みづくりが進み、
「人間とは何か?」の時代が深まっていくにつれて、
彼らの活動は少しずつ社会にしみていくのかも知れない。
 
そして、従来のお坊さんとは違った存在感を示すことが
できるようになるのかも知れない。

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あなたや僕が死んだら、サイバー空間の存在証明と お金にならない自分の財産はどこへ行くのか?

 

●遺された文章

フェイスブックから送られてくる、

友達のお誕生日のお知らせ。

昨日来たお知らせはスルーせざるを得なかった。

なぜなら、その人はもうこの世にいないから。

 

そっと覗いてみたら、今年も何人かのおめでとうメッセージが

入っていて、何とも奇妙な気持ちになった。

 

ついでに、と言っては何だが、

10年前に亡くなった友達のアメブロも覗いてみた。

最後の更新からすでに3700日近く経っているが、

こちらも依然として存在している。

 

●きっとそれは遺産

フェイスブックは、生前に追悼アカウント管理人を

指定しておけば、後始末を任せられる。

ただ、他の財産管理と同様、条件は厳しく、

本人が確かに認めたという証明も必要とされるので、

かなり面倒だし、責任も重い。

たかがSNS、たかがブログと侮れない。

 

そう考えると、いま書いているこのサイバー空間の文章も、

あなたや僕のアイデンティティの証であり、

世界の一つだけの存在証明であり、

お金にはならないけど貴重な遺産・財産なのだ。

 

●だけど運営会社が潰れたら・・・

ただし、それも運営会社次第と言えるのかもしれない。

もしフェイスブックやアメブロが倒産したり、

「もう仕事辞めます」と言って閉鎖したら、

いったいどうなるのだろう?

 

煙のように消えてしまうのだろうか?

 

最近、「デジタル終活」という言葉をよく聞くようになり、

故人が持っていた仕事上のデータ、

金銭がらみのアカウントなどどう処理すればいいのか、

大きな問題になっている。

 

SNSやブログの文字や映像がお金になることは

滅多にないと思うが、

その人の生きた証をどうと扱うか、

これもまたデジタル社会が進むにつれて

大きなテーマになっていくだろう。

 

●そして文は永遠に残る

こう書いてみて思うのは、

いまや人生の半分はパソコンやスマホの中の

サイバー空間に入っているんだなぁということ。

 

そして、それが残っている限り、

肉体は滅んでも、

僕たちは永遠に生き続けるのではないかということ。

 

レッド・ツェッペリンの歌に

「The Song Remains the Same(永遠の詩)」

というのがあったが、まさしくそれだ。

 

自分を取り巻く世界が、

ますます奇妙で不思議なものに見えてくる。

 


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「忘れられた巨人」は、僕たちの未来を描いた物語なのかもしれない

 

カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」は5世紀の

ブリテン島、つまり、今の英国を舞台にした物語。

かのアーサー王亡き後の時代という設定だ。、

 

英国の歴史には詳しくないが、

魔法使いや円卓の騎士らが登場する

「アーサー王伝説」は英国のみならず、

世界中で知られている。

 

アーサー王自身が現実に存在したのかどうか曖昧な

ファンタジー的な人物だが、

この物語は、そのアーサー王亡き後の、

ブリトン人とサクソン人が対立する世界を描く。

テーマは「失われた記憶」だ。

 

離れた土地に暮らす息子を訪ねて行く

老夫婦の旅を軸にして、

戦士や、戦士候補の少年、そして、

アーサー王の騎士だったという老人などが絡んで

繰り広げられるドラマは、けっして波乱万丈とか、

大ドンデン返しみたいな派手なプロットではない。

 

けれども1行1行読み進めていくうちに、

じわじわと見たことのない、

はるか昔のブリテン島の世界のイメージが、

リアルな肌触りとともに広がっていくような

不思議な感触を覚える。

そして、そのいたるところに現代世界のメタファーが溢れている。

 

これは現代の寓話である。

その寓話の向こうには、これから始まる

僕たちの未来の世界が広がっているようにも感じる。

 

原文で読んでいるわけではないが、

イシグロの文章には何ともいえない香りと気品を感じる。

その静謐な筆致からこれほどダイナミックな物語を

紡ぎ出せるところは素晴らしい。

 

老夫婦は息子を訪ねて旅をするのだが、その息子のことは

「息子」としか呼ばず、名前は呼ばない。

 

また、夫は妻のことを常に「お姫様」と呼ぶ。

もうこうした仕掛けだけでも想像力をそそられる。

 

かと言って、けっして小難しい文学ではなく、

エンターテインメント性豊かな冒険ファンタジーなのだ。

 

これは絶対、映画化されるのではないかなと思って調べてみたら、

案の定、「ソーシャルネットワーク」などを手掛けた

大物プロデューサーが、すでに2015年に映画化権を獲得しているようだ。

製作は進んでいるのだろうか?

 

いずもにしても、何回も繰り返し読みたい傑作だ。

 


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さすらいのレコード・コレクター:男のバカバカしくて痛快な生きザマ

 

先日、レコード屋さんの仕事をやったこともあり、

たまたま近所の映画館でかかっていたので観に行った。

1時間強のドキュメンタリー映画。

 

ジョー・ハザードはクレイジーなレコードマニア。

先入観念で、いわゆるジャズマニアなのかと思ってたら、

それ以前のルーツ音楽――ブルース、カントリー、

ブルーグラスなどのレコードのコレクターなのだ。

 

製作年が2003年で、この頃、ジョーは見た感じ、

70歳前後。

今も存命中だとすれば、もう80代後半。

僕の父とそう変わらない齢だ。

ということは昭和ひとけた。

1930年代の生まれらしい。

 

彼が愛する音楽は、その自分が生まれる前と生まれた頃の

1920年代~30年代、今から1世紀近く前の、

主に黒人音楽だ。

 

音楽ソフトはもちろんアナログレコード。

それも78回転のSP盤。

僕もこんなの資料館みたいなところでしか見たことがない。

ハードは蓄音機である。

 

で、このおっさんはオンボロのアメ車を乗り回して、

要らないレコードをはるばる遠くまで出張買取に出かける。

今でいう中古レコード屋みたいなことを

1960年代頃からやっている。

 

すでにこの頃からSP盤や蓄音機は過去の遺物で、

売りたい人たちは、テレビを買うお金の足しにするために、

モノ好きなレコードコレクターに二束三文で

大量のレコードを売っていた。

取引額は$でなく、¢の世界。

10セントとか20セントだ。

 

そんなわけでジョーは、

長年溜めこんだ2万5千枚のレコードが棚に並ぶ

音楽のお城で、いつも葉巻を吹かしながら、

リズムに乗せて、5歳児みたいに

足をバタバタ鳴らし、

あげくに私設ラジオ局まで作って、

お気に入りの曲を放送する。

とんでもなお大人子どもだ。

 

当時の若者音楽であるロックが大嫌いで、

娘が親への反抗の意味もあって買ってきた

ビートルズのレコードも捨ててしまったと言う。

 

この映画は、そんなおっさんのクレイジーぶりを描くのだが、

なぜ彼がブルーグラスなどの音楽にそこまでハマったのか、

仕事は何をしている(してきた)人なのか、

音楽を聴く以外にどんな暮らしを送っているのかということなど

一切描かれない。

 

家族も、成人して中年に近くなった娘が

「こんなお父さんだった」ということをコメントするために

2,3ヵ所、短く登場するだけだ。

 

カメラは、ただひたすら楽しそうに音楽を聴き、

車に乗ってレコードを買い集めるジョーを追うだけで、

特にこれといったドラマも起こらない。

 

ジョー自身も特にこれといった

音楽に対する主義主張や評論家じみた批評や

マニア然としたうんちくをぶつわけじゃなく、

ひたすら「これがいい」「あれが最高」と言うだけ。

 

ちなみに彼はロック以前にジャズさえもいい作品は

戦前のもので、大恐慌・2次大戦以降の音楽は

とても聴けないと言う。

まさしく古き良きアメリカンフォークの偏愛者と呼ぶしかない。

 

結果的に、彼は100年後の現在のポップミュージックに繋がる

アメリカ音楽の歴史の貴重な生き証人であり、

この映画にはそういう価値があるのだが、

ジョーにとってはそんなこと、どうでもいいのだろう。

 

何も人間を深く描き、

ドラマチックで感動的な出来事を伝えるだけが

ドキュメンタリーではない。

 

「俺には生涯熱中できるものがある。

傍から見たら単なるバカに見えるかもしれないけど、

楽しい音楽を聴いてりゃ、そんなことどうでもいいんだ」

 

そんなジョーの声は聞こえてきそうだ。

 

人の役に立つわけでなく、社会に貢献するわけでもない。

感動的でもなければ、深い意味があるわけでもない。

しかし、彼の音楽に対する偏愛ぶりは痛快で、

どこか胸を打つものがある。

 

これもまた立派な男の生きザマである。

 


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ガンで死ななきゃカネが入らん

 

知らなかった!

ガンを患っていた人が死んでも、

その死因がガンだとは限らない。

 

限らないどころか、その確率はせいぜい4割。

つまり、ガンで亡くなったと思っても、

半数以上の人の直接の死因は、

肺炎だとか心不全といった

他の病気になってしまうのだ。

 

それで何が問題になるかと言うと「保険」。

ガン保険は、死亡診断書に「ガンが死因」と

書かれないと、保険金が下りないらしい。

 

いや、とんだ落とし穴があるもんだ。

 

他にも「四大疾病ナントカ」とか、

的を絞った保険がいろいろあるけど、

すでに入っている人、

これから入ろうと考えている人は、

説明書きをよく読んで、

くどいほどその会社に訊きまくって、

よーく考えてから入ったほうがいいと思います。

 

くれぐれも「せっかくガン保険に入ったんだから、

ガンにならなきゃ損だ」と考えたり、

医者に「センセイ、お願いですから死因は

ガンと書いてください」

と、頼みこんだりしないように。

 

ちなみに、長崎で小さな葬儀屋さんをやっている

このチヨさんのブログは面白い。

日々死者と向き合っている彼女は、

さまざまな現実を目にしている。

 

彼女の前歴はCA。かつての呼び名ならスチュワーデス。

かの1985年の日航ジャンボ墜落事故で、

遺族対応をされれていた人だ。

 

そんなキャリアも影響してか、

彼女の死を巡る状況を見つめる目は鋭く、ユニーク。

そして人間への愛とユーモアが溢れている。

 


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年寄りには薬を飲ますな、こき使え

 

84歳の義母と暮らし始めて、間もなく5カ月になる。

すぐ近くが巨大な公園なので、

家にいる時はほぼ毎日つれ出すのだが、

最初は10分も歩くとへばっていた。

 

しかし連日連れ回しているうちに、

どんどん足腰がシャキッとしてきて、

今では途中休憩を入れれば、

1時間から1時間半くらいは平気で歩ける。

 

駅近くのスーパーまで15分程度の道のりも

最初の頃こそバスを使っていたが、

今では平気で買い物して往復できる。

帰りなんて、荷物まで持ってくれる。

 

カミさんは鍼灸院をやっていた時、

「年寄りは甘やかすと駄目になる」という話を聞いて、

家事などを手伝わせている。

 

家事と言っても、火や刃物を使うなど、

危険なことはさせられないので、

もっぱら洗い物と掃除だ。

特に雑巾がけは運動になっていいらしい。

 

おかげで義母はどんどん元気になる。

認知症で介護レベル3だが、

それ以外は健康園ものだ。

 

もう一つ、ポイントは薬。

以前は4種類飲んでいたが、

アルツハイマーの薬以外――血圧や動脈硬化症の薬などは

みんなやめてしまった。

やめてからすこぶる調子がいい。

 

日本の年寄りで病気っぽい人が多いのは、

薬の飲み過ぎ――という説もある。

 

年寄りに限らず、中年以上の人も、

薬をたくさん飲んでいる人は、

本当に必要なものを、必要な分量だけ飲んでいるのか、

一度、見のしてみた方がいいと思う。

 

不健康だから薬を飲むのか?

薬を飲むから不健康になるのか?

よーく考えてみよう。

 


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酒・タバコ、やめて100まで生きたバカ:2019シガーバー&愛煙家通信編

 

★JOKERはチェーンスモーカー

先日、「JOKER」について書いたが、

あの映画の舞台・ゴッサムシティは

明らかに1970年代のニューヨークをモデルにしている。

 

世界一繁栄を誇る、と同時に、

世界一荒廃したこの都市の

底辺生活者の代表でもある、

主人公アーサー、のちのJOKERは、

ひっきりなしにタバコを吸い続ける

チェーンスモーカーだ。

 

アメリカで猛烈な禁煙運動が起こるのは、

その後、80年代に入り、

レーガノミクスという経済政策

(アベノミクスのお手本)が始まってから。

 

1970年代までの喫煙習慣は、

世界中の近代国家で、

明らかに一つの屹立した文化を形作っていた。

昭和までの日本も、もちろんその例外ではない。

 

僕より上の年代の人たちの中には、

ごくまともでも、

アーサーみたいなチェーンスモーカーが

今でも大勢いるのではないかと思われる。

 

★2020世界の模範都市・東京のシガーバー

20世紀、近代国家が成長する過程で

創り上げられた、一つの喫煙文化は、

今、絶滅の危機に瀕している。

 

2020に向けて世界の模範都市になるために、

東京都はますます喫煙に厳しくなった。

弱小の飲食店にも圧力がかけられ、

2020年4月1日から従業員を雇っている店は原則禁煙となる。

都内の少なくとも約84%の店が禁煙になる見込みだと言う。

 

僕の友人がやっている神楽坂の店は、

1950~70年代の雰囲気を売りにしていて、

常連客の大半はスモーカー。

そしてご年輩の人も多い。

 

現在、昼間カフェ、夜はバーだが、

来年4月からは「シガーバー」として営業するようだ。

そうでなければ営業できなくなるのである。

 

完全分煙のために店を改装する費用が出せないのが理由だが、

もはや店内にはタバコの匂いが深く染み付いてしまっているので、

建て替えでもしなければ、煙草嫌いは寄ってこないだろうと言う。

 

「シガーバーも受動喫煙防止法の対象で禁煙になりますか?」

なんて笑い話みたいな質問がウェブ上に載ってたりして、

これはこれで混乱が起こりそうな気がする。

 

★愛煙家通信

 

“あるホテルのシガーバーで、おばさんに「タバコやめてくれませんか」と言われて大喧嘩になったことがある”

 

そう語るのは作家の北方謙三氏だ。

 

これは「愛煙家通信」というウェブサイトに載せられた

北方氏の投稿文の一部。、

 

この文章がめっぽう面白く、こんな一節もある。

 

“男というのはね、女が価値を認めないようなものを

大事にするものなんですよ。

煙になって消えて行くようなものの価値なんて、女にはわかりませんよ。

男なんて人生そのものが煙みたいなものだから、自分と重ね合わせて、

そういう消えて行くものの価値を大切にする。

ほとんどの女は絶対、煙になって消えようなんて思ってないですからね”

 

さすがハードボイルド作家。

人生における喫煙の意味、そして女には理解困難な、

喫煙に対する男の心情を見事に言い表した

含蓄のある言葉である。

 

こじつけ?

そう、タフガイらしい、そのこじつけ力が素晴らしい。

 

この「愛煙家通信」の投稿コーナーは、

「禁煙ファシズムにもの申す」と題され、

さまざまな著名人の意見やエッセイが載っている。

 

ちなみに杉浦日向子氏や上坂冬子氏など、

女性作家や学者なども寄稿している。

 

「たばこはわたしの6本目の指」なんて、

そそられるタイトルで書いているのは女優の淡路恵子氏。

こんな色っぽいことを囁かれたら、

夜のブラックホールに吸い込まれそうだ。

 

好き嫌い、良い悪いはともかく、

なぜ、20世紀の近代国家の成長段階で、

あれほど喫煙が持てはやされ、

一つの文化を7築いたのか、

歴史を知る意味でも

「愛煙家通信」は一読の価値があると思う。

 

★かつては愛煙家、じつは今も

僕はかれこれ20年近く前に25年間の喫煙習慣を捨てた人間だ。

心情的には喫煙者・禁煙者、双方の間を、

コウモリみたいに、どっちつかずで行ったり来たりしている。

 

だから性懲りもなく、毎年思いついたように

この「酒、タバコ、やめて100まで生きたバカ」という

シリーズを書き続けている。

 

それはやっぱり体はタバコを受け付けなくなったが、

心のどこかで、過去の自分を含め、

タバコを吸っていた人たちを愛していたいからだと思う。

早い話、ノスタルジーや思い出の世界。

変わりゆく世界への抵抗、なのかもしれない。

 

時々、あのまま吸い続けていたら、

今ごろどうなっていたか?と考える時もある。

 

もしかしたら今と変わらず元気でいるかもしれなし、

重大な健康障害に陥っていたかも知れない。

中年以降の人生は今とは違ったものになっていたかもしれない。

 

そんなこと、誰にもわからない。

自分にもわからない。

ただ、やめてしまったからこそ、

一つの世界、一つの文化として

却って興味をそそられる部分がある。

 

酒もタバコも人間の愚かしい習慣だと思う。

でも、その愚かしいストーリーがある世界から

たぶん一生離れられない。

  


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ネコとロンリーハートと正義のロンリー

 

最近、うちの近所はネコ通りが少ない。

イヌ通りはワンさかあるのだが、

ネコはいったいどこにいるんニャ?

と思ってたら、今日は雨上がりの

公園の散歩道で遭遇。

 

木の上の獲物か何かをにらんで

野性味たっぷり。

と思いきや、おニャカがポヨヨン、

タポタポ状態。

 

赤ちゃんをはらんでいるのか、

それともメタボなのか。

いずれにしてもお腹が重そうで、

ついに木の上には跳び上がれずじまいだった。

 

頻繁にエサを上げに来る人がいるらしく、

むかしこの辺にいたネコは糖尿病になって

死んでしまったらしい。

 

もちろん、エサをあげるのはよくないこと、

人の迷惑にもなるし、

結果的にネコを不幸にするのかも知れない。

 

けど、ネコに癒しを求める

ひとり暮らしのお年寄りとかに、

そういう正義の味方の論理が通じるのか、と思う。

 

ひとり暮らしの年寄りでなくても、

寂しい心を抱えた人は増えている。

そんな現代人を救うのに

ネコほど適した動物はいない。

 

人とネコとの関係は、割とDEEPに考えるべき問題だ。

 


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子どもの中にどんな花を咲かせる種が眠っているのか、誰も知らない

 

●無職・プータローという未来

子どもが自分たちの未来を見つけに行く物語を書こうと思っている。

子どもはどうやって自分の未来を見つけるのだろう? 

 

ここでいう未来とはおもに職業ということになるのだろう。

だとすれば「無職」「プータロー」という未来だって

あり得るのではないか。

今の時代はそれでもOKなのではないか。

それに代わる生きる理由があるのなら。

 

前の時代だったら許されないことだったと思うが、

今は許される。

職業=プロ=お金を稼ぐ、だとすれば。

 

●大人の期待に応えるストーリーにjはもうアキアキ

不登校、引きこもりの子どもは無意識のうちに

「無職」という自分の未来に気付き、

それを選び取っている可能性もある。

 

そんな子どもたちが何かのきっかけで仕事を見つけ、

職業に就く。

めでたし、めでたし――

というストーリーがテレビなどで紹介されることがあるが、

視聴者の大人としてはそうなってほしい、

そういうオチがついていてほしいと期待して見ているから、

製作者もその期待に応えるように作るのだ。

 

でも何か違うような気がする。

学校でだって「将来の夢」に

無職だのプータローだのって書けないから、

そんな子はいないように思えるが、

それはみんな親とか先生とか、

大人の顔色を窺ったり、

慮ってそう言っているような気もする。

 

●子どもの中から未知のエナジーが湧き出ている

現代は親が未来=職業を指し示すパターンが

多いのかも知れない。

しかし、親が子供の未来を決めてしまうのはよくない。

 

昔の身分制社会だったら、

それは当たり前だったのだろうが、

今のような自由社会はそうではない。

 

自由な環境に置かれると人間の中には、

それまでの時代と全く違ったものが

湧き出てくるのではないかと思う。

 

公に差別のあった身分制社会では、

財力も何らかのステータスもない民衆はきつい枠――

たとえとしては不適切かもしれないが、

イヌをつなぐリードとかハーネス、

首輪みたいなものを付けられて、

勝手なふるまいを抑えられていた。

 

今はそれらが解けて放牧状態だ。

僕らの時代でさえも、

「役者になる、歌手なる、漫画家になる」

なんて言おうものなら、

大半の親はだ大反対したと思う。

だが今はそんな頑なに

昔ながらの伝統を守っているような親は少なくなった。

 

基本的に放牧なのに、

親や大人に未来を決められてしまうのは、

自分だけが鎖に繋がれているような思いに

駆られてしまうのではないか? 

 

今、子どもや若者の中からは、

従来の人類にはなかった、何か未知のエナジーのようなものが

内側から湧き出ているのではないかと感じることがある。

 

●人間とは何か?自分とは何か?

ひとりの人間の中に、どんな花を咲かせ、

どんな実を実らせる種が眠っているのかは、

親も誰も知らない。

そして、その本人にさえ分かっていない。

 

揶揄されることの多い「自分探し」だが、

これからは誰もが、何歳からでも、

自分探しをしなくてはならない時代になる。

僕もあなたも日々、そのヒントを探し回っていると思う。

 

もう豊かさを追求する時代は終わった。

人間とは何か?

自分とは何か?

自分という人間は何をするために、

ここにいるのか?

誰もlがそれを追究せざるを得ない時代になった。

 

 

 


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なぜ人はJOKERに魅了されるのか?

 

●JOKER誕生の物語?

これは、バットマンのライバルとなる

あの究極の愉快犯「Joker」が

どのように生まれたのか?

 

ひとりの平凡な男が、

なぜ稀代の大悪党になったのか?

 

それを解き明かす物語だと思っていた。

 

観たいなと思った映画は、

いつもなるべく事前に情報を入れないようにしているけど、

どうしてもチラホラと小耳に挟んでしまう。

 

だから、子どもの頃、

親に虐待されたトラウマがどうだとか、

 

分断された格差社会の犠牲者だとか、

 

自分を貶めた偽善者たちへの復讐だとか、

 

いろんな悲劇の上に、

あの残虐な笑いを湛えたサイコパスが生まれた

――という説明がなされるのだと思っていた。

 

それをすごいクオリティでやってのけたから、

ハリウッド製のメジャーな映画は賞が獲れないとされる

ヴェネチア国際映画祭で最高賞を獲ったのだろう。

そう思ってた。

 

そうした先入観はぶち破られた。

 

●原因と結果はそう簡単に結びつかない

悲劇であることは間違いないのだ。

 

ジョーカーになってしまう主人公アーサーの

家庭環境は酷すぎる。

父親も母親もめちゃくちゃだ。

 

それが原因となって、

彼は精神障害を抱えて生きざるを得ない。

 

あのジョーカーキャラの最大の特徴となっている、

誤ってキノコのワライタケを食べてしまったような、

マッドで素っ頓狂な笑いは、その症状であり、

重い十字架になって、差別や誤解のもとになっている。

 

そして当然のように極貧の生活を送り、

社会の底辺から這い上がれない。

それでも彼は年老いた母親のために尽くす良い息子なのだ。

 

そんな彼を社会は蔑み、嗤い、潰そうとする。

その中にはバットマンも含まれている。

 

そりゃ可哀そうだ。

そりゃ恨んだり憎んだりもするわな。

そりゃ悪党・犯罪者になってしまってもしかたない。

 

・・・というふうに、

主人公に同情し、部分的に共感し、理解を示し、

この物語を解釈してしまうことも可能だ。

 

でもそんなにクリアに「わかった、理解した」とは

とても言えない。

そう言ってしまうと、とてもつまらない。

何か違う。

原因と結果がそう簡単に結びつくわけではないのだ。

 

●道化の仕事

主人公のアーサーには一つだけ希望の灯がある。

それは仕事だ。

道化の仕事。

もちろん底辺の仕事だが、

少なくともそれは奴隷労働ではない。

 

彼はいやいやそれをやっているわけではない。

人を笑わせることが好きなのだ。

それで自分もハッピーになれると信じている。

生きがいなのだ。

 

そしてそれは彼の夢である

スターコメディアンの道に繋がっている。

 

ロジカルに説明するなら、

アクシデントによってその仕事を失った時から、

彼が自分の中に潜む悪魔に気付き、

Jokerへの変貌が始まる。

 

けれどもやっぱりそう単純ではない。

 

●現実か妄想か

1970年代の最も治安が悪かった頃のNYC。

その負の部分を凝縮したかのような

ゴッサムシティを舞台にした

このドラマの中にはもっと不条理な何かが渦巻いている。

 

そこには機械化による人間性の喪失を描いた初めての映画、

チャップリンの「モダンタイムス」や、

主人公が破滅していく「タクシードライバー」や

「カッコーの巣の上で」などの

1970年代のアメリカンニューシネマの

オマージュも溶け込んでいる。

 

途中挟まれる、

隣人の女への愛が成就したかのようなシーン。

少し後にそれは彼の頭の中の

妄想だったことがわかるのだが、

その他も全て――殺人をはじめ、

この中で起こるドラマチックな出来事すべてが

アーサーの妄想に過ぎなかったのではないか、

という疑惑さえ抱かせる。

 

●「笑う」という行為の奥底に広がる宇宙

これは1週間以上前に観たのだが、

いったい何をどう書いていいのか、わからなかった。

 

そろそろ書けるかなと思って書いてみたけど、

やっぱりダメだった。

 

ただただ、圧倒的なクオリティ。

娯楽映画のはずなのに、その行間にある深淵がすごい。

 

悲劇も喜劇も、悪も正義も、

愛も憎悪も哀しみも、すべてを包みこんだ「笑い」。

 

人間の「笑う」という行為の奥底に

天使と悪魔がせめぎ合う宇宙が広がっている。

 

遥か昔から数多の作家や芸術家たちが、

その宇宙の秘密をつかもうとしてきた。

この映画は漆黒の宇宙に浮かぶ

星のカケラを見せてくれる。

 

僕はフェニックスのJokerに魅了されている。

 


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認知症の義母は、オバケのQ太郎だった

 

●ばなな氏の「私のQちゃん」

オバケのQ太郎全集の2巻の最後に、

作家のよしもとばなな氏の解説が載っている。

 

彼女は大のQちゃんファンで、

藤子・F・不二雄先生が亡くなった時、

肩にQちゃんの入れ墨を入れたそうである。

 

彼女がこの解説で書いていることは、

いちいち自分にも当てはまる。

 

思えば、ラーメンという食べ物を初めて知ったのも、

オバQの小池さんに出会ったからだ。

小池さんが食べるラーメンの美味しそうなことと言ったら!

 

というわけで、マンガとともに

よしもとばなな氏の話にすっかり共感し、

より深いオバQワールドに入り込みつつある。

 

ばなな氏は、ドラえもんよりもQちゃんに肩入れしているが、

その理由は、ドラえもんが役立ちすぎるのに対して、

Qちゃんはほとんど何の役にもたたないからだと言う。

 

まさしくまさしく。

 

僕も役に立って頼りになるドラえもんより、

役立たずで全然頼りにならないQちゃんが大好きだ。

 

さらにばなな氏は、Qちゃんのキャラクターを評して、

“涙もろいし人情家ではあるけれど、わがままだしマイペースだし、

怒りっぽいし、案外なんでもすぐ割り切るし、けっこうクールなのだ”

と言う。

 

●オバQ要素てんこ盛りの認知症

これを読んで気づいたことがある。

 

義母そっくり。

 

もちろん、人によって違うだろうが、

認知症の人の多くは、こうしたちょっと

マンガチックなオバQ要素を

いくつか持っているのではないかと思う。

 

そうか、義母はオバQになったのだ。

僕は相棒の正ちゃんである。

そう考えると、一緒に過ごす日々が

楽しいし、愛おしくなる。

 

この2巻と3巻の表紙のQちゃんの表情は

本当にそっくりだ。

(ラジカセで昭和歌謡を聴いて歌うのが日課になっている)

 

第3巻ではQちゃんの家族がやってきたり、

正ちゃんを連れてオバケの国へ行ったりする。

 

●人間族はオバケ族に還る?

そこで妹のP子ちゃんがオバケの国のことを物語る。

 

「ずーっとむかし、地球にはオバケ族と人間族がいたんですって。

ところが世の中が進歩するにつれて、

ノンビリ屋のオバケは人間にかなわなくなくなったの。

 

多い詰められたオバケは、人間をおどかしたこともありました。

このころの言い伝えが、いろんなバケモノを想像させたのよ。

 

しかし、けっきょくオバケは雲の上に逃げ出しちゃったの。

オバケはうそをついたり、人をきずつけたりできなかったからよ」

 

子どもの頃は、ただ面白がって笑っていたけど、

大人になってオバQを読んで、

これほど考えさせられるとは思わなかった。

 

社会で役に立たなくなった認知症の人は、

人間の悪い部分が抜けて、

オバケみたいなところだけが残るのかも知れない。

 

オバケの国に帰る日まで良い友達でいたいと思う。

 


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人間とロボットの未来は、トイレ掃除がカギを握っている

 

●トイレ掃除はサービス業の大問題

お店のトイレに入って清掃表を見たことはあるだろうか?

「決められた通り、○時○分にお掃除しました」という証明に、

それぞれのスタッフがハンコを押すアレ。

 

あれを見るたびに、

「ああ、もっとスタッフが楽できる方法はないのかなぁ」と

思ってしまう。

 

そして、このAI・ロボット社会の黎明期にあって、

このトイレ掃除こそ、

いの一番にロボットの力を借りるべき部分ではないかと思う。

 

大勢のお客さんが出入りするお店は、

とにかく掃除が大変だ。

やってもやってもすぐに汚れてしまう。

そのため、30分おきとか1時間おきとか、

かなりの頻度で掃除しなくてはならない。

 

けっして生産的な仕事ではない。

にもかかわらず、重要度は相当高い。

トイレがきれいか汚いかというのは、

その店の印象を大きく左右するからだ。

 

特に飲食店などではイメージを決定づける一大要素になる。

どんな高級レストランや、お洒落で美味しいお店でも、

トイレが汚かったりすると、どっちらけ。

食事の満足感がご和算になったりもする。

 

男の僕がそう思うくらいだから、

女性はもっと敏感だろう。

 

●トイレこそ機械不可侵の、人類の聖域

もちろん、ちゃんとした経営者は

そういうところがよくわかってて、

スタッフに指示してまめに掃除を行う。

 

しかし、ヒマな時間ならいいけど、

多忙な時間にそれを実行するのは、たいへんな負担だ。

少し大げさかもしれないが、

サービスの質を落とすことにもなりかねない。

 

それで僕はロボットに掃除を任せよう

――と提案するのだが、

これは意外とハードルが高いようだ。

 

床掃除のロボットはすでに出ているが、

トイレ掃除のロボットというのはまだ聞かない。

 

ロボットにとってトイレという場所は難易度が高い。

何といっても水を使う場所は、機械に不向きだ。

 

自分でやってみるとわかるが、トイレ掃除は

床掃除などと比べて、ずっと複雑で細かい動作を必要とされる。

それも割と小さなスペースの中で動かなくてはならないので

けっこう大変だ。

 

そしてまた、排せつはロボットが体験できない行為。

ウンコやオシッコの構成物質については

科学的に分析出来るのだろうが、

人間があの空間に求めるデリカシーを

はたしてどこまで理解し、配慮し、実現できるのか。

 

ある意味、トイレこそ最も人間らしいスペースであり、

機械が入り込めない最後の聖域なのかもしれない。

 

●ロボットカフェがオープンしても、

トイレ掃除は人間の仕事

ところで今度、12月5日に渋谷の東急プラザに

「Peppar PARLOR」なるカフェがオープンする。

「ロボットと過ごす未来を体感できるカフェ」が

キャッチフレーズで、

店名の通り、かのPepparくんをはじめとする

ロボットたちがおもてなししてくれるようだ。

当然、話題になるだろうし、

僕もぜひ行ってみたいと思う。

 

https://robotstart.info/…/…/06/pepper-parlor-menu-robot.html

 

だけど、Pepparくんは看板スターだ。

トイレ掃除なんかしないだろう。

 

床掃除をするロボットはいるらしいが、

こいつもトイレは無理だと思う。

 

今日までマイナビでアルバイトの募集をしていたので、

トイレ掃除は彼ら・彼女ら人間の仕事になるに違いない。

 

(トイレはお店専用でなく、そのフロアの共用トイレを使う

可能性があるので、Peppar PARLORのアルバイトさんたちは

掃除はせずに済むかもしれない)

 

要するに、AI・ロボット社会は始まったばかり、

まだそういう段階だということ。

 

●トイレ掃除ロボットは今後最大のビジネス

しかし、こうした問題のあるところにこそ

ビッグなビジネスチャンスがある。

 

ロボットメーカーか、トイレメーカーか、清掃会社か

いずれか、あるいは共同で、

高性能(と言っても人間お清掃員ができるレベル)の

トイレ掃除ロボットを開発したら、

とんでもなく儲かるのではないだろうか。

 

店でも駅でも公共施設でも、

入口の隅でちょこんと坐って待っているロボットが、

トイレの汚れを感知して、いそいそと入っていって

キュキュキュと素早くきれいにしてくれる――

そんなトイレ掃除ロボットが活躍じ始める時こそ、

本格的なAI・ロボット社会が来るのではないかと思う。

 


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人間味豊かな会社だね、と思われたい

 

先日、とあるIT企業に取材に行って感じたことがある。

彼らは自社が提供する製品――システムの優秀さよりも、

そのシステムの運用をサポートし、、

お客さんと心を砕いたコミュニケーションを取っている社員が、

いかに人間味があって優しいかをアピールしていた。

 

それが何だかすごく面白くて、

もしかしたら、これから先はこういう会社が

増えるかも知れないなと思った。

 

システムエンジニアなどの仕事をしていると、、

毎日、年中、コンピュータに向き合わなくてはならない。

 

AIの保守管理についてはよく知らないが、

その担当者もやはり機械と向き合う日々なのだろう。、

 

そうした人たちはたぶん、

パソコン漬けの生活を続けることに対して

そこはかとない危機感を持っている。

 

そして、同じ社内の人たちも、

どこかでそういう人たちの生活状況を慮っている。

 

あまりクールで機械的なイメージが鼻についてしまうと、

お客さんから嫌われたり、

社会に対する企業イメージが低下すると思っているのだ。

 

カッコいい車やマシンやロボットを作っている会社なら、

クールでカッコいいイメージの方がウケるだろう。

 

しかし、システム開発といった“普通の”IT企業だと、

あんまりクールでスマートな自己イメージには

抵抗があるのではないだろうか。

 

それよりもちょっとくだけたところ、抜けたところ、

笑えちゃうところ、人間として可愛いところをアピールしたい――

あたたかい人肌のある会社だと思われたい。

そう考える。

 

AI・ロボット時代において、

優秀である、役に立つ、機能的である――

といったエリート人間の

価値は下がるかもしれない。

 

それよりも「人間味」がより高い価値をもち、

重要なキーワードになる。

そんな気がする。

 


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なぜキャンデーズが三体のコケシのように見えたのか?

 

●その日の衝撃ビジュアル

先日、たまたまテレビで

キャンデーズが歌っているのを目にした。

懐メロ歌番組をやっていたのだろう。

 

その時、反射的に「頭でかっ!」と思った。

まるで三体のコケシが並んで踊っている

――というより体を動かしているように見えてしまった。

 

結構な衝撃ビジュアルだった。

キャンディーズファンの人が読んでいたら、ごめんなさい。

 

キャンディーズは確か僕より少々年上だから、

もうオーバー還暦だ。

少年の頃、テレビで見ていた時は、

それなりにスタイルの良いアイドルに見えたが、

なんだだろう?

 

答はカンタンだ。

現代の小顔でスラッとスタイルもよく、

ダンスもうまい若いアイドルを

いっぱい見慣れているからである。

 

キャンディーズと現代の何チャラ48とか46を

比べたことはなかったけど、

その日改めてその大いなるギャップに気付いた。

 

●若い世代は進化している

やはりこれは「進化」なのだろう。

他の国の人のことはよく知らないが、

日本人は明らかに進化している。

 

世代が進むごとに、外見もスタイルもよくなり、

歌やダンスやスポーツのパフォーマンスも上がり、

頭もよくなり、いろんな能力も上がっていると思う。

 

そんなことを言うと、メイン視聴者である

おっさんやおばさんの機嫌が悪くなるので、

テレビなどは

「今時の若いもんはこんなアホでダメダメですよ~」

みたいなことをよく言うが、

総合的能力としては

明らかに若い世代の方が勝っている気がする。

 

社会が豊かになり、余裕ができたおかげなのか。

まずベーシックな衣食住が整い、インフラも整った世界に変わった。

 

その中で、巷にあふれるいろんなメディアから

音楽を、アートを、アスリートの活躍を、

そして夥しい量の情報を日々、

シャワーのように浴び、空気のように吸い、

目から、耳から、鼻から、お尻の穴から採り入れていると、

知らず知らずのうちに人間の心身は化学変化を起こす。

若い世代にはそれが顕著だ。

 

●DNAが弾けて未来は天才だらけ?

思うに、人間はもともと環境に合わせて

とても柔軟に対応し、進化できる生き物なのだと思う。

 

生物学的なDNAとはべつに、

社会的・環境的DNAと呼べるものも

備わっていて、それが働くのかもしれない。

だからこれだけ地球上で繁栄しているのだろう。

 

AI・ロボットが面倒な労働を引き受け、

人々が普通に宇宙に行く時代になれば、

ますますそうした社会的・環境的DNAが弾けて、

もっともっと非常識な才能を持った、

現代なら「天才」と呼ぶべき人間が

普通に街にあふれるようになるだろう。

 

そういえば最近、いろんな天才キッズが

メディアで紹介されるが、彼らはその先駆けなのだろうか?

 

僕らのひ孫くらいの時代になると、

とんでもない才能にあふれた子どもらに

囲まれて暮らすことになるんじゃないだろうか。

 

ちょっと怖いけど、怖いくらいのほうが面白い。

 


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見捨てられた恋人のようだったアナログレコードが、 なぜ絶滅の淵から回帰したのか?

 

●古き時代への浪漫、だけではない

長年、レコードコレクターがいるのは知っていたが、

それは考古学者が目を輝かせて

恐竜の化石を発掘する

―ーそうした喜びに似ているんだろうと思っていた。

 

ひとことで言えば、過去へのノスタルジー。

古き時代への浪漫、郷愁。

 

年輩のコレクターにはこれに当てはまる人が多いようだが、

最近のレコード事情を探ってみると、

どうもそれだけではない。

 

アナログレコード未体験の若い世代の中にも

結構レコードファンが増えているのだと言う。

 

どうやら彼らはレコードを、

CDやYouTubeやデジタル配信と競合するものでなく、

まったく別種のメディアとして捉えているようだ。

 

●アナログ未体験世代に非日常を提供する

それは形態の違いというよりも、

「聴くスタイル」の違いだ。

 

音楽を聴くのなら、レコードかラジオ、プラス、

ごく一部のテレビ音楽番組など、

非常に限られた選択肢しかなかった僕たちと比べ、

今の若い奴らは何でも選び放題だ。

それにお金もたいして掛らない。

 

その豊富な選択肢の中から、

他と比べて高価なアナログレコードを選ぶのは、

なぜなのか?

 

また、デジタル配信などで聴いている

同じアーティストの同じ曲を、

わざわざアナログレコードで聴くというのは、

どういう心理が働くからだろうか?

 

もちろん人それぞれ理由があると思うが、

あえて概論として考えてみると、

それは生活の中のいろいろなシーンに合わせて

「聴くスタイル」を変えるから、ではないだろうか。

 

デジタル系の音楽が、

掃除や洗濯の時のBGM、

仕事をするときのBGMなど、

日常に溶けこんだものだとすれば、

 

アナログレコードは同じアーティスト、同じアルバム、

同じ曲を聴いても、

それは「非日常体験」になるんだろうと思う。

 

プレイヤーの上に盤を置き、

アームを上げて、静かに針を落とし、

数秒間、演奏が始まるのを待つ。

 

そんな面倒な作業を通して得られる、

何ともいえない緊張感は、

演劇や映画を観る時の体感に似ている。

 

ライブコンサートも非日常体験だが、

それと異なる、自分だけの非日常の世界。

間断なく入り込んでくる情報という名のノイズに

侵されない聖なる時間。

 

そういう世界・時間を内に持つことは、

事あるごとに「社会の歯車」的な感覚を覚え、

アイデンティティを見失い、

日々、生きる意味を問われる今の時代にあって、

自分を育てるのに大切なことだ。

 

ジャケットなどのアートワーク、

歌詞カード、ライナーノーツ、

さらにさまざまな「おまけ」など、

その音楽にまつわるストーリーが

パッケージされたレコードは、楽しさとともに、

そうした自己育成のタネも与えてくれる。

 

●アナログレコードが真価を発揮する時代が来る

1980年代後半の軽薄短小の時代、、

重くて嵩張って、収録時間も短くて、

もはや無用の長物じゃないかと思ったレコード。

 

多くの人が、こんなもの、20世紀の化石じゃないかと審判し、廃棄・二束三文売却の対象となったレコード。

 

見捨てられた、かつての恋人のように、

ネグレストされた子どもか老人のようになってしまったレコード。

 

けれども、その命はレコードを愛する人たち、

レコードを生きる支えにする人たちの手によって守られ、

この30年余りの間、途絶えずに継がれてきた。

命は耐えていなかった。

 

絶滅の淵から回帰したアナログレコード。

一度廃れたからこそ、レコードの文化は

これから先、その奥底に眠っていた真価を発揮し、

人間の心を癒し、活性化させるメディアとして

再び成長するのかもしれない。

 

新しい仕事を戴いたことをきっかけに、

レコード文化復活にまつわる様々なストーリーを探り、

描いていけたら、と思う。

 


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アナログレコードとの再会

 

とあるレコード店のコピーライティングを

やることになった。

音楽、レコードは大好きなので、とても嬉しい。

 

が、待てよ。

じつはもう30年以上、まともにアナログレコードを聴いてない。

 

僕がアナログレコードを熱心に、

それこそ盤が擦り切れるほど聴いていたのは、

中学生から25歳まで。

 

ロンドンで働くために、それまで住んでいた

江古田(練馬区)のアパートを引き払った時、

ステレオセットを売り払ってしまい、それっきり。

今から思えば、わずか10年余りの期間だ。

 

でもその10年は今の10年と全然違っていた。

いわゆる日常生活やお金を稼ぐ仕事は適当にうっちゃいといて、

本と音楽と演劇・映画に浸っていた。

 

一枚のレコードはA面・B面合わせて

短いのだと30分少々、長くても50分くらい。

でも、その1時間に満たない時間が、

とてつもなく豊かだった。

 

仲間や友達、あるいは付き合ってた女の子と

いっしょに聴くことも、たまにはあったが、

基本的に一人で聴いていた。

 

酒を飲んだり煙草を吸いながら、

集中してひたすらその音楽世界と向き合っていた。

アナログレコードではそれができた。

 

それがCDになり、ネット配信になり、

ほとんどがもうBGMというリスニングスタイルだ。

 

好きな曲を2~3曲、手を止めて聴くこともあるが、

レコードを聞いていた頃の感覚とはほど遠い。

 

実はCDに移行した後も、

200枚くらいのレコードを引っ越しのたびに持ち歩いていた。

 

20年以上も聴いてないのにずっと持っているのはどうもなぁ、

部屋も手狭だしなぁと、、

7年ほど前に処分することを思い立った。

 

某レコード店に何度か通い、大半を売りさばいたが、

話によると、その頃は最もレコードが不人気だった時代に

合致するらしい。

 

次いで3年ほど前に、義弟がコレクターになり始めたので、

残りは彼に譲ることにした。

 

以前、父の職務室兼応接間だった実家の一室が、

今では彼のご自慢のオーディオルームに変貌し、

棚にどっさりアナログレコードが収まっている。

 

そのうちの百枚ほどが自分の人生の半分を

連れ添ってきたレコードだと思うと、なんだか不思議な気分になる。

 

しかし、それでもまだ最後の10枚ほどが手元にある。

思いがけず、仕事で再びレコードの世界に入れるとは・・・

人生、面白い。

割と自分思い通りになるものかも知れない。

 

というわけで、最近のアナログレコード事情を

勉強し始めたところです。

 


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