僕たちの豊かさと貧しさと相模原事件

 

●豊かさの意味

 

 僕たちはまだまだひどく貧しい。

 昨日の相模原の施設の事件を聞いて、そう思いました。

 

 豊かな社会を目指し、豊かな社会をつくる意味って何なのか?

 より多くの人が、よりぜいたくな暮らしをするためか?

 違うと思います。

 それでは全く人間は進化しない。

 豊かさの意味。

 単純化していえば、それは弱者も生きられる――普通に社会生活を送ることができ、人生を楽しめる、ということだと思います。

 

●弱者への思い

 

 人間の歴史は貧しさとの戦いの連続でした。

 その戦いの中では小さな子供、年寄り、病人、けが人、そして障害を抱えた人・・・こうした人たちは淘汰されるしかありませんでした。

 それは自然なことである。社会における弱者を切り捨てていかなければ人類は前へ進めない――そうした意見が正論としてまかり通っていたのです。

 

 しかし、それでは弱肉強食の野生動物の世界と同じです。

 人間は違う。弱者もいっしょに歩んでいける社会を作るべきだ。

 ブッダやイエスのような宗教者に限らず、どの人々の中にもそうした思いはいつもありました。

 そして、その思いは幾世代にもわたって連綿と引き継がれてきました。

 けれども大多数の人はひどく貧しく、自分が飯を食うので精一杯なので、その思いをなかなか有効に実現することができなかった。

 

●あの人は自分だ

 

 それが最近になって、やっと世界の一部の地域では衣食住の心配が(昔に比べれば)激減し、弱者にも目を向けられるようになってきた。

 そして積極的に彼らにコミットするようになると気付いてきたのです。

 

 「あの小さな子は、あの年寄りは、あの病人は、そして、あの障がい者は自分だ」と。

 健常な大人である自分の中にも彼ら・彼女らのような、いわゆる弱者がいるのだ、と。

 

●「精神的豊かさ」とは?

 

 バブル経済の崩壊後、物質的な豊かさは手に入れたので、次は精神的豊かさを勝ち取ろう、といった掛け声がよく聞かれました。

 では「精神的豊かさ」とは何なのか?

 コマーシャルで流れるような、もっと自分たちの衣食住の質を上げたり、高尚な趣味を持つことなのか?

 

 それらも含まれると思いますが、一番の本質は、弱者といわれる人たちの存在価値を認め、彼らといっしょに生き、暮らせる社会を実現することなのだと思います。

 逆にいえば、それ以外に豊かになる意味、豊かな社会を作る意味などあるのでしょうか?

 

●相模原事件の本質

 

 

 経済成長によってやっとその入り口までこぎつけた・・・のかも知れない。

 人間の歴史はまだその段階です。

 そこで昨日のような事件。

 事件の詳細はよく読んでいないし、容疑者のことも動機の深いところはまだ知りませんが、ニュースを聞いてすぐに思ったのは、あの容疑者の行動は僕の一部なのだということ。

 僕はまだまだ貧しい。おそらくほかの人たちも五十歩百歩。だからひどく動揺する。

 あの容疑者の言動は、僕たちの、この社会に潜む「貧しさ」の発現。

 だから僕たちはひどく動揺し、一瞬、引き込まれるけれど、しばらくすれば自分には関係ないことと目を背け、忘れるでしょう。

 

●もっと豊かさを

 

 いま、経済成長はもう限界、という意見をよく耳にします。

 確かにそうかもしれない。

 では、経済成長以外に僕たちがより豊かに成長する手立ては何かないのか?

 

 僕たちはまだ「豊かになろう」という志をあきらめてはいけないと思います。

以前の時代とそのニュアンスは違うけれど。

 

 

2016・7・27 Wed


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阿佐ヶ谷に起業家のキックオフ・オフィス誕生!

 

 というわけで、杉並区産業振興センターが入居者を募集。

 というわけで、その募集用チラシをAshデザイン・岸部氏が制作。

 というわけで、そのコピーを頼まれて書きました。

 それでもって、出来上がtったそのチラシがこれ。

 

 事情はいろいろあれど、いったん独立を決めたら「成功するにはどうすべきか?」と、止まってえんえん作戦を考えているだけでは一生ゴールは割れません。とにかくボールを蹴って転がしていく。

 ピピッとくる奴が近くにいたら、そいつにパスを出してみる。

 そんなことをやっているうちに何とか道は開けるはずだ・・・てなメッセージを込めてみました。

 

 走れ起業家よ、ドリブれフリーランサーよ。

 チャンスがあればシュートを放て。

 外したって構うもんか。転がしまくって打ちまくれ。

 実力なんかなくたってラッキーはくる。

 相手がファウルしてくれるかもしれない。

 目の前にこぼれ球がコロコロなんてことだってある。

 「神の手」を使っても審判が見落としてくれるかもしれない。

 それもこれもピッチに立ってボールを追っていないと絶対に起こらない。

 

 これからはフリーの時代だ。

 出来上がったところで、出来上がっているものを守るために働いたって面白くもなんともない。人も企業も失敗しながら成長するから面白い。

 成長しながら“食う”、

 食いながら(たとえ錯覚だとしても)成長を続ける
 ――人生、これに勝る喜びはありません。

 

 というわけで、その始まりが七夕祭りとジャズフェスタの街・阿佐ヶ谷。

 生活も遊びもある。アートも商売もある。おとなも子供もやってくる。特典としてお役所や税務署も付いてます。

 もちろん杉並区外の人もオーケーなので、独立独歩でがんばろう、自由になって食っていこうと考え中なら、8月5日(金)~9日(火)の七夕祭りの時にでも参拝してみてください。

 

 

2016・7・22 FRI


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いちご畑で抱きしめて

 

Strawberry Fields Forever

 

 いちご畑と言えばジョン・レノン。

 かの名曲「ストロベリーフィールズ・フォーエバー(いちご畑よ永遠に)」からの連想。

 Strawberry Fieldsっていうのは、もともとリバプールにあった救世軍の孤児院の名前で、僕も参拝したことがあるけど、門柱は世界中のビートルズファンの落書きでいっぱいでした。

 救世軍の孤児院というイメージもあいまって、もちろん曲も素晴らしいのだけど、それ以上にタイトルが秀逸。この名前を使ったお店やら商品やら本やら昔から結構あって、最近はウェブサイトにもたくさんいちご畑が広がっています。

 可愛いし、いろいろ想像力が広がる言葉だもんね。

 現代では割とありきたりなネーミングかも知れないけど、1960年代当時、楽曲にこういうタイトルをひねり出して付けたジョン・レノンのセンスはやっぱり一味違うと思います。

 

 僕もその一人で、ちょうど35年前の今頃、新宿のゴールデン街の一角にあった芝居小屋で「いちご畑で抱きしめて」という芝居をやりました。

 「いちご畑」と「抱きしめたい(I Want to Hold Your Hand)」を足したタイトルだけど、話の内容はジョンにもビートルズにも救世軍にもまったく関係なく、不思議の国のアリスと核戦争をモチーフにした支離滅裂な話で、なんであんな芝居を書いたのか、逆にいえば「書けた」のか、今考えると不思議なのですが、最近、頭の底から何かが浮かび上がってきて、同じタイトルでまったく違う話を書こうと考えています。

 

★稀代のペテン師

 

 そのモチーフはやっぱりジョンの生きざまです。

 僕のジョンに対する基本的なイメージは「ペテン師」。

 もちろん若くから音楽的才能を開花させ、声もルックスも魅力的だったことは認めるけど、それ以上に彼は天才的なペテン師だった。みんな、彼の醸し出す言葉やパフォーマンスに翻弄され、その結果として現在の世界のある部分(多くは現代人の精神構造に関わる部分)が形成された・・・というところに、すごく興味があるのです。

 

 リバプールの悪ガキから音楽家へ、世界最高峰のスーパースターへのぼりつめ、やがて世界平和を訴え、愛の使者になり、イエス・キリストみたいになったかと思ったら、いきなり家庭の世界に入り(今ではすっかりポピュラーになった「主夫」――ハウスハズバンドという言葉と概念は、ジョンが創ったか広めた、というのが僕の印象)、そしてミュージシャンに復帰したとたん、この世を去った彼の40年の人生は、いまだに、というか、今だからこそ僕たちに、文化・芸術、お金・ビジネス、社会・時代、家族・子供、愛、そして「生きるとは?」とういう哲学的考察に至るまで、いろいろなことを考えるヒントを与えてくれている気がします。

 

★人間ジョン・レノンの魅力

 

 こんなことを言うとジョンやビートルズファンの人は怒るかもしれないけど、その基本が胡散臭いサギ師・ペテン師のキャラクター。

 僕はそこにとても人間的なもの、それこそ人工知能が、アンドロイドがひっっくりかえっても叶わない人間ならではの魅力を感じるのです。

 

 そう考えるきっかけになったのが、ジョンの最初の妻であるシンシア・レノンが書いた「わたしが愛したジョン・レノン」という本でした。

 いわゆるビートルズ本の一つに数えられますが、これは家族論・幸福論・人生論としても読める優れた本です。

 たぶん長くなるので、この続きはまた後日。

 

 ちなみにリバプールのStrawberry Fieldsは、現在は修道施設となっているようです。いろいろなストーリーを詰め込んで祈祷と瞑想の施設に変ったことを思うと、なんだか胸にじんとくるものがあります。

 

 

 

 

2016・7・20 WED


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子供はどうしてロボットが好きなのか?

 

★人間とロボット、子供と大人

 

  どうして自分はロボットが好きなのだろう?と、割とよく考えます。

 子供の頃、マンガやテレビを見過ぎたせいだろ。

 その通り。僕はいつも夢中でした。子供のマンガやテレビの世界では、ロボットだのサイボーグだのはとても親しい存在でした。

 

 けれども現実の大人の世界とはそれとは違う。ロボットだのサイボーグだのというのは子供だましの絵空事だ。そんなものに夢中になっていないで勉強しろ、そして立派な大人になって仕事しろ――というわけでこれまでやってきました。

 

 ところがここ来て、そうした子供の世界と大人の世界との境界線がどんどん溶け出している。ロボットたちが親しい存在である世界がどんどん近づいている。最近はそうした印象を持っています。

 

 

★どうしてやつらはデキるのに哀しいのか?

 

 10万馬力だったり、弾よりも速く走ったり、空を飛んだり・・・あの頃、彼らはすごい能力を持っているのにも関わらず、自分が人間ではないことにひどいコンプレックスを抱いていました。

 「アトム」も「エイトマン」も「サイボーグ009」も「仮面ライダー(改造人間)」も、その強さ・その高い能力を誇るよりも、むしろ哀しむことが多かったように思います。

 

 彼らのようなアンドロイド・ヒューマノイド系のロボットたちとは別の系譜にある戦闘用兵器としての巨大ロボットも例外ではありません。

 

 リモコン操作で動く鉄人28号やジャイアントロボなども、時代とともに人間が搭乗する形式――「マジンガーZ」そして「ガンダム」などのモビルスーツになってくると、そのパイロットの人格がロボットに乗り移ってどんどん人間味を帯びてきました。

 

 すると必然的に「どうして僕はこのロボット(モビルスーツ)になって戦わなくてはならないのか?」といった悩みや哀しみがひたひたとあふれてくるのです。

 

★究極のロボット寓話

 

 このメイド・イン・ジャパンのヒューマノイド系&巨大ロボット系が融合した究極の作品が「エヴァンゲリオン」なのでしょう。マンガ、アニメの世界におけるロボットの寓話は、ここでいったん完成してしまったように思います。

 

 だからこの20年ほどの間、「エヴァンゲリオン」以上の作品は誰も作れていません。マンガ、アニメにおけるロボットの進化は一旦停止し、その代り、現実の世界でコンピュータ~ロボット~ヒューマノイド~アンドロイドが進化してきたのです。

 

★欧米と日本のロボット文化発展のちがい

 

 どうして日本におけるロボットやサイボーグたちは悩み、哀調に満ちているのか?

 もともとロボットの故郷ともいえるヨーロッパではどうなのか?

 民族同士の抗争が日常者判事で、支配―被支配が習慣化していたヨーロッパでは、機械・ロボットは奴隷・被支配階級→労働者・労働階級の隠喩として捉えられてきました。

 

 100年前、チェコの劇作家であり、新聞記者・ジャーナリストでもあったカレル・チャペックは、戯曲「RUR」において、「苦役」という意味を持つラテン語からロボットという言葉・概念を生み出しました。

 そこに出てくるロボットたちは資本主義と社会主義の狭間に生み落とされた子供たちであり、支配階級(資本家)に対して反旗を翻す労働者のメタファーでもありました。

 産業・経済の発展に身を粉にして貢献する――それこそが彼らが受けた至上命令だったのです。

 

 彼らはそうした自分の身分について感情的になるよりも理性的な部分を重視し、課せられた使命に対する能力を特化させることに集中しました。

 運搬、計算、生産・・・マニュアル通りの決まった仕事をさせたら人間をはるかにしのぐ働きをするようになったのです。

 

 仕事と言ってもいろいろなものが発生します。

 戦争における兵士としての役割もその一つ。敵を倒すという兵器としての能力は抜群で、平和を守る正義のヒーローとしてのロボットも、そのタスクから発展しました。

 そのため、欧米生まれのロボットたちは、最近までその強さ・能力の高さを明るく誇り、胸を張っていたのです。

 

★日本のロボット文化の影響が世界を席巻

 

 しかし、その欧米でも時代が進むとともに、ロボットたちは次第に何かを考えるようになり、悩みや哀しみの衣をまとい始めます。ハリウッド映画でも「ブレードランナー」「ターミネーター」「AI」・・・と、どんどん内省的になっていく。

 

 これは僕のまるっきりの独断・偏見ですが、そこには日本のガラパゴス的なロボット文化が影響していると思います。ここでもやはり手塚治虫先生の功績が大きい。

 「アトム」の作品世界が人種差別をはじめ、さまざまな差別問題・階級問題をはらんでいることは昔から言われていますが、ロボットという概念そのものが、もともとそうした人間社会全般の問題を内に抱えているのです。

 

 そしてまた、手塚先生の思想のベースには、人間至上主義のキリスト教圏とは一線を画す、自然や動植物、さらに本来は命を持たないはずの“物”の中にも魂を見出す日本の文化・日本人の感性があります。

 それはもちろん、手塚先生のみならず、ほとんどの日本人が自分の内側に持っているものです。

 

★ロボットは仲間、友だち、きょうだい、自分

 

 つまり、日本人にとってロボットは「人間の形をした機械」ではなく、「機械の形(身体)を持った人間」であり、階級が上とか下とかではなく、自分たちとほぼ同等の「仲間」「友達」「きょうだい」、時には「自分自身」でもあるのではないでしょうか。

 

 だから日本では――たぶん欧米でも、世界のどこでも同じだと思いますが――子供はロボットが好きで、興味を持つのです。

 けれども社会の側は、多くの人に資本主義の枠組みの中で生産活動・経済活動に携わってほしいと考え、それが大人になることとイコールなのだと教えます。そうした要請は、子供の心を、ロボットを親しく感じる世界から遠ざけ、切り離してきたのです。

 

★人間とロボットがいっしょに暮らす世界とは?

 

 この100年余り、常識とされていたこうした人間・ロボットの関係性の流れが、今、大きく変わろうとしています。「ロボットが仕事を奪う」「ロボットが人間を支配するようになる」――最近、ますます強調されて喧伝されている脅し文句は、経済・産業活動の視点からのみ発せられているものです。

 でも、そんなにネガティブなことなのか?

 文化的視点というか、人類全体の進化という視点から見たらどうなのか?

 

 僕はできれば良いほうへ考えたい。子供の頃に夢中になった世界とは少し違うかもしれないけれど、人間とロボットが親しく、いっしょに暮らす――自分が生きている間に、本当に実現するかどうかはわからないけれど、それはむしろウェルカムな世界ではないか、と思うのです。

 

 

2017・7・17 SUN


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聖書から始まった「人間VS機械」

 

★アンドロイド映画「エクス・マキナ」

 

 「検索エンジンで世界一のシェアを誇る」と言うのだから、あなたも僕も毎日使っている、かのG社がモデルであることは明らか。G社は人工知能の研究をしていることでも知られています。

 

 そのIT企業の青年プログラマーが自社の創業者であり、社内でもほとんどの人が正体を知らないという伝説のCEOの自宅に1週間滞在できる権利を獲得。世界の果てのような、手つかずの大自然の中にある、超クールなハイテク邸宅(実は彼の人工知能研究所)で、青年は世にも美しいアンドロイドの女と出会う――という設定で、映画「エクス・マキナ」は始まります。

 

 ひと昔前なら「近未来的」と言われたかもしれませんが、いまやG社、およびそれに類するIT系企業なら、もう十分現実的と思える設定で、そこで展開される人間と人工知能(アンドロイド)とのやりとりも妙にリアリティがあります。

 そして、そのリアリティとともに、これまで人間が営んできた諸々の歴史が集約されたような物語になっていることにこの映画の価値があります。

 

 のっけのエンドオブ・ワールドの野性と、人工の極みを尽くしたハイテク研究所のクールさとのコントラスト。そしてアンドロイドの、これまでになかった斬新なデザインのボディと、映像的な美しさもピカ一。

 

 おもな登場人物は、人間の男ふたりとアンドロイドの女2体。限られた時間と空間。まるで舞台劇のようなシチュエーションの中で、静かだが濃密なセリフの応酬と、スリリングな心理戦が繰り広げられます。

 

★「エクス・マキナ」の深層は聖書

 

 見た目はクールで新鮮ですが、じつはこの映画はかなり古典的なドラマで、なんとなくお察しのとおり、最後にアンドロイドの女「エヴァ」が(象徴的な意味で)人間となって、閉ざされた空間を抜け出し、外界へ脱出するという物語なのです。

 

 彼女の名前が意味している通り、これは聖書のアダムとイヴが楽園を追放される、というストーリーのアレンジです。異なるのはイヴ(エヴァ)が、父であり、夫であるアダム(CEOと青年)をそこに残して一人で出ていくという点。

 

 (アダムは夫であるだけなく、自分の肋骨からイヴを作ったという意味で創造主=父ともとれます。この映画では父たるCEOが、娘を未来の夫たる青年とお見合いさせる、というニュアンスも含まれています)

 

 また、追放ではなく、自らの意志で脱出するというところは、女性解放運動のきっかけにもなったといわれるイプセンの戯曲「人形の家」のイメージともダブります。

 

 ちなみにもう一人のアンドロイドは「キョウコ」という名前で、CEOの妻兼家政婦のような存在。

 意図的なキャラ設定だと思いますが、ハリウッド映画でおなじみの、白人男性にかしずく従順で美しい日本人妻というプロトタイプの役割を担っています。

 

★西欧文化・思想・宗教が生んだ支配―被支配の原理 

 

 この映画を見て思ったのは、人間vs機械の対立の概念は、聖書にもとづくキリスト教の思想が根底にある、ということです。

 

 支配―被支配の歴史を繰り返しながら発展してきたヨーロッパ(およびアメリカ)的な考え方は、今日のメインストリームとなる世界観を作り上げました。

 

 人間vs動物、人工vs自然、男vs女。

 

 他の動物より人間の方が上、女より男のほうが偉い、白人の方が有色人種より優れている、といった対立、ランク付け、そして差別、階級社会づくり――

 良い悪いはさておき、これらは欧米人の生活の歴史そのものであり、それに正当性を与えたのがキリスト教という宗教だったのだと思います。

 

 人間VS機械という対立の図式、そしてこの1世紀の間に大きくクローズアップされるようになった、コンピュータ―人工知能―ロボット―アンドロイドの脅威は、こうした原理成立の流れの中で起こってきたものでした。

 

★ロボットは人類の子供

 

 特にロボット―アンドロイドは、外見が人間と似通っているだけに、アイデンティティがいたく刺激されます。

 

 だったら作らなければいいではないか、と思うのですが、それでも作らずにはいられない。

 人間もロボットも脳だけでは進化できません。

 身体を持ち、外の物理的な世界と関わり、感覚器を通して得られた情報をフィードバックさせることで学習し、思考と行動を調整しつつ成長できるからです。

 

 いわば子供ようなものですね。人間は子供を持たずにはいられない。人類はみずからの活動を引き継ぐ子孫を残さなくては・・・・と考えずにはいられないのです。

 

 けれどもその子供が成長してしまうと、今度は自分の地位が脅かされるという不安と恐怖にかられるのです。

 

★ロボットはフランス革命を起こすかもしれない

 

 あるいはこういう言い方も可能かもしれない。

  広く言えば家電製品も含め、機械、コンピュータ、ロボットが奴隷や使用人のうちは問題ない。しかし、もっと仕事をさせようと改良しているうちに、どんどん知恵がついてきて、人間の知性に追いついてきたのです。

 

 それはちょっと困る。賢くなって革命でも起こされたらたまらない――現代人はおそらく、フランス革命前に権力を握っており、民衆がいろいろなことを知って賢くなることを恐れた王侯貴族階級の心境に近いものがあるのでしょう。

 

★ロボットに命・魂を見い出す日本人

 

 けれども日本の場合はちょっと違うのではないかな、と考えます。

 日本において僕たちの目の前に登場したロボットたちの系譜――アイボ、アシモ、ペッパーなどを見ていると、そこに支配―被支配の意識は低いような気がします。

 

 むしろ人間の方がロボットに癒してもらう部分も多く、持ちつ持たれつ、といったニュアンスが強いのではないでしょうか。

 そういえば、メーカーにケアしてもらえなくなり“死んでしまった”アイボをご主人様たちがお寺で供養してもらう――という現象がありました。

 

 これは自然や他の動物、物や機械にも命・魂が宿り、そうしたものを人間より下に置かない、できるだけフラットな関係を結ぶ、という日本人の考え方・文化が大きく影響しているのだと思います。

 

 人間とロボットとの関係についても、フランス革命のような大激動ではなく、明治維新くらいの騒ぎで収めたい、収められると考えているのではないでしょうか。

 

 僕と同世代のロボット研究者の間ではよく語られることですが、これは日本古来の文化・思想に加え、「アトム」の物語を描き、当時の子供たちにメッセージした手塚治虫先生の功績も大きいのではないでしょうか。

 

★ロボットの存在の原点を探る物語

 

 ハリウッドでも無数のロボットをテーマにした映画が作られてきましたが、「エクス・マキナ」はその最先端であると同時に、ロボットの存在の原点――欧米人が考え出したロボットという概念の正体を探っていく物語でもあります。

 久しぶりに映画でおおいに堪能できました。

 

 最後に自分で不思議だなぁと思ったところ。

 アンドロイド時のエヴァはクールで知的で、それでいながら少女のように可愛く、そしてセクシーで美しい。

 

 それに比べ、皮膚を貼り付け、服とウィッグを着け、(象徴的な意味で)人間になって旅立つエヴァはどうか?

 

 血が通って体温を持ち、親しみが増したように感じるが、「美」という点では1ランク落ちる印象を受ける――これは僕の嗜好性か、男の女に対する共通の視点なのか? 

 

 

 

 

2017・7・13 Wed


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こちとら機械だのロボットじゃねえ。人間でぃ!

 

★江戸の男たちが現代にタイムトラベルしてきたら・・・

 

 江戸の街の人口は7割が男。相当なマッチョマンが多かったのだと思います。江戸東京博物館で魚屋の天秤を担いだことがありますが、これが重いのなんの。

 非力な僕は、やっとこさ持ち上げてフラつきながら5メートルも歩くのが精いっぱいというありさまでした。

 こんなものを担いで何キロも、一日中歩き続けていたというのだから、江戸の魚屋さんはすごい。しじみ売りも、豆腐屋さんもみんなすごい。

 しかもこれは当時は力仕事の範疇に入らない物売りの話。土木工事や運搬業をはじめ、もっと腕力・体力の要る仕事はいくらでもあったのだから、江戸は力自慢の猛者だらけ。「ケンカと火事は江戸の華」とは、こういう猛者たちがうようよいて、エネルギーのはけ口を求めていた、という背景があって生まれた言葉でしょう。

 

 先月は「タイムマシンにおねがい」という記事を書きかましたが、もし江戸の男たちがタイムマシンで現代の東京にやってきたら・・・

 

 「おおっ、あいつはなんでぃ、あんな重そうなものを持ち上げてやがる。なにぃ、300キロだぁ? てやんでい、べらぼうめ!負けてたまるかい。おれっちゃ400キロ持ち上げてやるぜい」とか言ってフォークリフトに勝負を挑んだり、

 

 「この化け物め、こちとらだってそれくらいの岩や瓦礫ぐらい持ち上げてやるぜ!」とか言ってパワーショベルに挑戦したり、

  

 「俺のほうが速く走れる!」と言って飛脚が自動車や電車と、「わたしの方が速く計算できる」と言ってそろばん弾く商人が電卓やコンピューターと競争する、なんてことが起こるのではないでしょうか。

 

★人間VS機械 真っ向勝負!の時代

 

 笑いごとではありません。

 19世紀の産業革命以来、次々と生み出される機械技術は、人間の希望であり、その裏腹に絶望でもありました。

 機械は人間の生活を便利にし、豊かにしてきた反面、人間がそれまで担っていた仕事を奪い、人間ならではの存在価値を脅かし続けてもきたのです。

 

 そんな人間VS機械の格闘の時代が200年近く続いたのではないでしょうか。

 最初のうちはなんだかんだ言っても、やはり機械文明は人間の労働を楽にし、人間を苦役から解放してくれるもの、豊かな社会を築くのに欠かせないもの、というニュアンスが圧倒的に強かった。

 ところがある時代に分水嶺を超えてから、次第にそのニュアンスが変わってきました。

 

 僕が子供の頃――というよりも割とつい最近――20世紀の終わりまでは、文化・芸術の分野で「人間VS機械」の対立を意識させるコンテンツが目立ったり、機械文明に警鐘を鳴らす声をあちこちで聞くことができました。

 こうした風潮が21世紀を迎えるあたりから変わり、機械との対立を感じさせる声は耳に届かなくなってきました。

 

 今、パワーショベルやフォークリフトに力で劣っているからと言って屈辱感を感じる人はいません。

 車や電車よりも速く走ってやろうという人もいなければ、そのへんに転がっているチャチな電卓よりも計算が遅いから「頭が悪い」と劣等感に悩む人もいません。

 それどころか、社会のあらゆる分野でコンピューター技術が浸透し、社会の管理もコンピューターにおまかせの時代になりました。

 いわば機械に負けっぱなし。いつの間にか人間は機械に完全に白旗を上げている状態になっていました。

 ・・といった対立、対抗、戦いの意識すらもうどこかに吹き飛んでいて、共存・共栄の時代になっていたわけですね。

 

★ぼくたちは機械に敗北した

 

 共存・共栄というと聞こえは良いけど、労働の場において、いわゆる「能力主義」を貫けば、この先、どんどん人間の出番は減り続けるでしょう。

 仕事は何倍もできる、コストは何割もかからない、となれば、どんな経営者でも――少なくても現在の資本主義社会で経済的利益を追求する組織の経営者なら――機械・ロボットを使って事業を行うでしょう。

 

 でも芸術とか創造的分野においては・・・という意見もあるでしょうが、現在のIT・ロボット技術の発展状況から考えると、絵や文章だってロボットが描く時代が来るのはそう遠い先のことではありません。

 過去の大作家や大芸術家のデータをインプットすれば、学習能力を持ったロボットはその資産から、新しい価値を持ったものを大量にクリエイトできるでしょう。

 そして以前も書きましたが、思いやりとか感情の豊かさという面でも、ロボットが人間を追い越していくのは時間の問題です。学習能力に優れ、ストレスに精神をやられないという強みは、医療や看護・介護の分野でも必要とされるでしょう。

 

 そうした状況になった時に、人間が機械より優れている理由を見つけ出せるのか?

 人間の存在価値はどこにあるのか?

 「てやんでぃ、べらぼうめ。こちとら人間でぃ!」と威勢よく啖呵を切れることはできるのか?

 

 ・・・・というわけで、またこのテーマでつづきを書きます。

 

 


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オバマのタカハシさんちの娘は人魚の肉を喰った

 

人魚はメルヘンであり、ファンタジーであり、

ホラーであり、モンスターである。

ついでにかなりセクシーでもある。

 

アンデルセンの「人魚姫」の下半身が魚から

人間の脚に変わるのは、

女性の性的成長を表すメタファーである、という解説を

ある本で読んだときは、

まさしく目から魚のウロコが落ちた。

 

というわけで古今東西、人魚に恋する者は後を絶たず、

世界各地に人魚伝説が残されることになった。

 

ヨーロッパには、人魚姫のイメージを覆す

人魚が船乗りの男どもをおびき寄せて

食っちゃうという話がある。

(というか、逆にアンデルセンがこの怖いイメージを覆して、

可愛く、美しいイメージを創り上げたんだけど)

 

対して日本では人魚を食べちゃった、という話がある。

 

オバマ大統領の時、大いに盛り上がった福井県小浜市。

そのオバマの地に伝えられている「八百比丘尼」の話は

日本の民話の中でも異常に人気が高い。

 

昔、若狭国小浜(わかさのくにおばま)に

高橋権太夫という長者が住んでいた。

ある日、舟を出して遊んでいると嵐が起こり、

見知らぬ島に流されてしまった。

そこで彼は思わぬもてなしを受けることになる・・・

 

という感じで始まるこの話、このタカハシさんはこの土地の

お偉いさん、お金持ちで、彼が贅沢な会食をするのは

いろんなバージョンがある。

しかし、その後はどのバージョンも共通している。

 

その贅沢な会食の食卓に上るのは人魚の肉なのである。

(タカハシさんが厨房で人魚がさばかれるのを

目撃してしまうというバージョンもある)

 

タカハシさんは金持ちのくせにセコいのか、

少年のように好奇心旺盛なのか、

この人形の肉をこっそりテイクアウトして、

家の戸棚に隠しておく。

 

お刺身だったのか、塩焼きだったのか、ムニエルだったのか

わからないが、いずれにしても

冷蔵庫のない時代、そんなところに入れておいて

腐らないのかと心配になるが、

腐る前に家族の者が見つけて食べてしまった。

 

そのつまみ食いの犯人が、

みめ麗しい年ごろのタカハシさんちの娘だったのである。

 

肌の白い美しいその娘は、

それ以後、まったく齢を取らなくなった。

人形の肉を食べたせいで不老不死の体になったのである。

 

夫も家族も友人も死に絶え、時代が変わっていっても、

彼女は若いまま生き続ける。

 

やがて彼女はその長い生に倦み、村を出て、

尼さんとなって全国を遍路する。

 

そして人々を助け神仏への信仰を説き、

行く先々で白い椿を植えたという。

(杉の木を植えたなど、違うバージョンもある)

ちなみに八百比丘尼は正確には不死だったわけでなく、

800歳でこの世を去ったということだ。

だけど十分過ぎるほど生きた。

 

魚食文化を持つ日本人にとって、

そう遠くない過去--昭和の貧しい時代まで、

魚は不老長寿の薬、とまではいかないにせよ、

病気を治し、健康を保つ薬だった。

 

そういえば僕も子どもの頃に、

産後の肥立ちが悪い母親とか、病気の大人に、

タイやコイを食わせろーーという話を聞いたことがある。

 

この間、取材した島根県の坊さんは、

このあたりでは戦前まではオオサンショウウオ

(現在、特別天然記念物の地球最大の両棲類)を

捕まえて食っていた。

 

オオサンショウウオは半分に裂いても死なないほど

生命力が強いことから「ハンザキ」の異名がある。

おそらく滋養強壮剤として食べられていたのだと想像する。

 

これも実際は両棲類だが「山椒魚」というくらいだから、

昔の人は魚の一種だと考えていたのだろう。

オオサンショウウオを食べて不老長寿を獲得する―ー

そういう人がただの一人もいなかった、とは言い切れない。

 

それにしても、八百比丘尼の話は、

人魚を殺して肉にする。

それを若い娘が喰う。

不老不死になる。

旅に出て、花や木を植える。

 

モンスター、ホラー、ファンタジー、メルヘン、

そして考えようによってはセクシーも。

 

すべての要素を一つの物語に凝縮したかのようだ。

そのおかかげで現代のマンガや映画、小説、アートなど、

いろいろなカルチャーのモチーフになっている。

そういえばコロナ退散祈願のアマビエも人魚っぽい。

 

僕は800歳になった八百比丘尼は死んだのではなく、

人魚になって海に帰っていったのではないかと思うのだが、

いかがだろうか?

 


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週末の懐メロ㉕:タワー/エンジェル

 

高校に入ってしばらく経った1975年のある日。

当時よく通ってたロック・フォーク専門のレコ―ド店を

覗きに行ったら、店のマスターが僕の顔を見るなり、

「おっ、フクシマくん、今度すごいバンドが出たんだよ」

と言って聴かせてくれたのがエンジェルのデビューアルバム

「天使の美学」だった。

 

視聴用のプレイヤーのターンテーブルに

レコードを乗せて針を落とや、

いきなりシンセサイザーの電子音がギュンギュン唸って、

ド派手なドラムがドカドカと響いたかと思ったら、

哀愁を帯びた美しいメロディーが流れだす。

オープニング曲「タワー」は、確かに劇的・衝撃的だった。

 

プログレ風味のハードロックと言うか、

ハードロックっぽいプログレと言うか、

とにかくそんな感じ。

 

ただし、日本でのエンジェルの扱いは

「アメリカ版クイーン」という感じだった。

人気爆発のクイーンをフォローして

女子ウケ狙っているのがミエミエで、

メンバー全員、中性っぽいメイクで

天使の白いヒラヒラの衣裳を着ていた。

 

レコードジャケットやステージを彩る

トレードマークの仮面のような像は

天使をモチーフにしているのだと思うが、

これはどう見ても天使と言うより、

エヴァンゲリオンに出てくる「使徒」である。

 

結局、僕は「天使の美学」しか聴かなかったが、

このアルバムは結構いい出来でクオリティの高い良い曲・

好きな曲が揃っていた。

中でもやっぱりトップにぶちかまされる

この「タワー」が最高である。

 

メロディラインの美しく、陰影に富んだ繊細な楽曲。

それに対して力まかせ、若さまかせの荒っぽい演奏。

そしていかにもアイドル然としたルックスとステージアクション。

 

いかにも1970年代のロックっぽくて

今ではとても貴重な存在、そして面白い個性に思える。

 

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ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について ほか

 

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帰ってきたE.T.

 

先日、「中学生におすすめの映画」を30本ほど挙げてみた。

その中の1本に「E.T.」を入れたが、

一昨年、37年ぶりに続編が出ていたのを知ってびっくり。

 

ただし、これはインターネット会社の

コマーシャルとして作られらたショートムービー。

 

タイトルは「A Holiday Reunion」。

4分ちょっとで観られるので、

興味のある人は見てみてね。

 

なんと、あの時の主人公・エリオット少年を演じた俳優、

ヘンリー・トーマスが出演している。

もちろん彼は無事に大人になっていて、この時点で48歳。

作品の中ではパパとなっている。

 

「E.T.」の公開は1982年。

世界中で大ヒットした

スティーブン・スピルバーグ監督の作品である。

 

思えば80年代はハリウッド映画の黄金期で、

「スターウォーズ」「エイリアン」「ターミネーター」などの

SFアクションをはじめ、現代に繋がるエンタメ大作が

続々と作られ、ガンガンヒットを飛ばしていた。

 

その後、シリーズ化された作品も多く、

「E.T.」も人気に乗じて続編が作られても

おかしくないはずだった。

 

実際、そういう企画は上がっていたと思う。

けれどもスピルバーグ監督がやろうとしなかったのだろう。

僕もこれは彼の最高傑作だと思っている。

 

だからこそ、このショートムービーを観て思ってしまった。

スピルバーグ監督、失礼だけど、

きっとあなたの時間は残り少ない。

あなた自身の手でやったらどうですか、100分の続編を。

 

こんな世界が分断される時代だからこそ、

1982年とはまったく違った、

けれども人々が納得し共感できる「続E.T.」を。

あなたの手で作る価値があるのではないか?

そう僕は待望している。

 


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中学生におすすめの映画

 

フェイスブックで「中学生におすすめの映画を教えて下さい」

とあったので、いろいろ好きなのを書き出してみたら、

残念ながら半分くらいはR15だった。

 

でも、リュック・ベッソン監督の映画「ニキータ」「レオン」はR15だろうと思ってたらセーフ。

逆に同じベッソン監督でも「グランブルー」はNG。

バイオレンスよりエロスに厳しい。

 

グランブルーはきれいな濡れ場だったという印象があるけど、

とにかくやってるところや丸ハダカが出てきちゃダメってことだ。

サイコホラーの元祖みたいな「羊たちの沈黙」なんて

子供が見たら人間が怖くなりそうな映画だけどOKなんだね。

 

というわけで、中学生だからと言って教育上好ましい映画、

感動しますよ映画ばかり見せてちゃいけない。

怖い世界、醜い世界、残酷な世界、変な世界にも

なるべく若いうちから触れておいたほうがいいということで

オススメを出してみました。

 

●トミー:70年代ロックオペラ。幼少期のトラウマを克服していく青年の物語。当時のロックスターが集結する絢爛豪華な世界。

 

●ジーザス・クライスト・スーパースター:70年代ミュージカルの金字塔。舞台っぽい、メイキングオブ丸出しのつくりも面白い。

 

●レ・ミゼラブル:原作も名作。ミュージカルとしても、音楽としても名作。舞台を完全映画化。

 

●オペラ座の怪人:同上。舞台を見られない少年少女たちにぜひ映画で体験してほしい世界。

 

●ブレードランナー:これからの社会でAI、ロボットと共生する人間が見ておくべきSFを超えたリアル。

 

●マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ:詩情あふれる少年の成長物語。スウェーデン映画。

 

●ビッグ:大人になりたい子どもが一夜にして夢をかなえて活躍するファンタジックコメディ。若きトム・ハンクスの名演。

 

●はじまりへの旅:現代文明の中で生きる人たちの内なる希望を発見させる寓意と哲学性あるコ三カルなロードムービー。

 

●帰って来たヒトラー:独裁者であり大悪党とされているヒトラーだが、彼を産んだのは何だったのか?という話。現代批評を交えた物語でありながら、かなりのエンタメ。

 

●わたしを離さないで:原作もドラマも映画も傑作。これまた未来の社会を生きる人間が見ておくべきSFを超えたリアル。

 

●田園に死す:70年代アングラ演劇の帝王にして詩人・思想家の寺山修司の前衛幻想劇。中学生になったら、これくらい異様な世界に迷い込む体験をしておいた方がいい。

 

●その日の前に:人生を考える終活映画。宮沢賢治の詩を基調とした大林亘彦監督ならではのファンタジーワールド。

 

●鉄道員(ぽっぽや):詩情あふれる鉄道員のヒューマンドラマ。消えゆく日本の心を一度は堪能してほしい。高倉健さんも志村けんさんも今はもういない。

 

●花とアリス:かわいい女の子の恋愛話。確か原作は少女漫画。アニメ化もされた。

 

●万引き家族:是枝監督のおもしろ悲しい傑作。犯罪と裁判の舞台裏を描く「三度目の殺人」もおすすめ。

 

●実録連合赤軍・あさま山荘への道程:中学生のいじめと変わらなかった、堕した学生運動の理想と末路。日本の黒い歴史の一つとして見てほしい。フィクションなのにドキュメンタリーのよう。

 

●この世界の片隅で:今や戦争のことは映画で知るしかないかも知れない。これはアニメだし、入門編として最適&素晴らしい高質のドラマ。

 

●シザーハンズ:ジョニー・ディップの出世作。モンスターのメルヘンストーリーと映像美。

 

●あの頃ペニーレインと:70年代ロックをテーマに、グルーピーの女の子に恋してしまう少年の青春物語。

 

●街の灯:一度は見ておくべきチャップリンの名作クラシック。

 

●おくりびと:中学生も死を見つめる時間を持つと良い。その入門編としても面白い。

 

●深呼吸の必要:沖縄を舞台にした青春もので、とても癒され、さわやかになる。

 

●トゥルーマンショー:バーチャルワールドを生きる現代人必見の“恐怖”コメディ。ジム・キャリーの代表作。

 

●レインマン:自閉症の兄を助ける弟の物語。ヒューマンドラマ。ダスティン・ホフマンとトム・クルーズの共演。

 

●太陽がいっぱい:アラン・ドロン主演。いまだ最高のサスペンスドラマに思える。フランス映画の金字塔。

 

●ET:宇宙人の子どもを助ける少年たちの話。思い出しただけで胸躍り、脳が宇宙に舞い上がるスピルバーグの最高作。

 

●ALWAYS三丁目の夕日:高度成長期は現代と地続きであり、歴史の1頁でもある。おとなのノスタルジーだけにしないで中学生にも見てほしい。

 

●ラジオの時間:稀代の喜劇作家・三谷幸喜のエッセンスが詰まっている。「12人のやさしい日本人」もおすすめ。

 

●ニキータ:泣き虫の殺し屋の大活劇。女の子が無中になる。

 

●レオン:やさしい殺し屋の悲劇。男の子が夢中になる。ジャン・レノが最高。

 

●羊たちの沈黙:「人間とはなんと恐ろしい生き物だ」と思わせる史上最恐のサスペンスにして、サイコホラーの原点。現代の異常心理を描くサイコドラマはここから始まった。

 

スターウォーズ、ターミネーター、エイリアン、ハリーポッター、ロード・オブ・ザ・リングなどのシリーズものは敢えて外して単独で観られるものだけにした。

 

こうやって書き出してみると、中学生におすすめすると同時に、自分がもう一度観たい映画ばかりだ。

死ぬまでに観られるか?

 


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週末の懐メロ㉔:悲しき鉄道員/ショッキング・ブルー

 

僕の脳内ジュークボックスの中で

すっかり廃盤になっていたショッキング・ブルー。

今年になってからたまたまYouTubeさんにご紹介いただいて

半世紀ぶりに聴いてみたら、まさしくショッキング。

すっかりイカれてしまった。

なんじゃ、この新鮮さ、このカッコよさは!

 

なにせまだ小学生だったので、

ラジオでなのか、テレビでなのか、

街中のどこかのお店でなのか、

どこで耳にしたのか、さっぱり憶えていない。

 

1969年「ヴィーナス」、1970年「悲しき鉄道員」と

大ヒットを連発したので、

けっこうよく聴いていたはずではある。

 

けれども中学生になってロック好きになってからは

「昔流行ったポップスグループ」として、

すでに過去の存在になっていた。

 

なんかその頃も耳にしたことがあったかも知れないけど、

古臭くて全然興味がわかなかった。

しかし、50年の歳月がそんなイメージをひっくり返した。

 

オランダのバンドで、

ヴォーカルのマリスカ・ヴェレスは

ジプシーの血をひく60年代型エキゾチック美人。

ーーということも初めて知った。

こんなちゃんとしたプロモビデオが残っているのも驚きだ。

 

世界的な大ヒットになったのは「ヴィーナス」の方だが、

僕はちょっとメランコリックなメロディーラインと

「No No No」という印象的なフレーズがリフレインされる

この曲の方がお気に入りだ。

 

「悲しき鉄道員」という邦題も

文学感、レトロ感が漂ってかえって新鮮で魅力的。

 

運転士なのか、機関士なのか、車掌なのか、駅員なのか、

はたまた開発者なのかーー

世界各地で特急列車が次々と開通し、

鉄道という産業・交通機関が花形だった時代には

「鉄道員」が一つの職業世界を表していた。

 

そういえば浅田次郎の小説を、

高倉健さん主演で映画化した「鉄道員(ぽっぽや)」

という20世紀の鎮魂歌のような名作もあった。

 

この歌のように、女よりも新列車の開発に夢中だった

レイルロードマンも大勢いたに違いない。

いまや絶滅寸前の「男のロマン」という言葉が通用した

最後の時代の名曲ともいえそうだ。

 

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僕たちの豊かさと貧しさと相模原事件

 

●豊かさの意味

 

 僕たちはまだまだひどく貧しい。

 昨日の相模原の施設の事件を聞いて、そう思いました。

 

 豊かな社会を目指し、豊かな社会をつくる意味って何なのか?

 より多くの人が、よりぜいたくな暮らしをするためか?

 違うと思います。

 それでは全く人間は進化しない。

 豊かさの意味。

 単純化していえば、それは弱者も生きられる――普通に社会生活を送ることができ、人生を楽しめる、ということだと思います。

 

●弱者への思い

 

 人間の歴史は貧しさとの戦いの連続でした。

 その戦いの中では小さな子供、年寄り、病人、けが人、そして障害を抱えた人・・・こうした人たちは淘汰されるしかありませんでした。

 それは自然なことである。社会における弱者を切り捨てていかなければ人類は前へ進めない――そうした意見が正論としてまかり通っていたのです。

 

 しかし、それでは弱肉強食の野生動物の世界と同じです。

 人間は違う。弱者もいっしょに歩んでいける社会を作るべきだ。

 ブッダやイエスのような宗教者に限らず、どの人々の中にもそうした思いはいつもありました。

 そして、その思いは幾世代にもわたって連綿と引き継がれてきました。

 けれども大多数の人はひどく貧しく、自分が飯を食うので精一杯なので、その思いをなかなか有効に実現することができなかった。

 

●あの人は自分だ

 

 それが最近になって、やっと世界の一部の地域では衣食住の心配が(昔に比べれば)激減し、弱者にも目を向けられるようになってきた。

 そして積極的に彼らにコミットするようになると気付いてきたのです。

 

 「あの小さな子は、あの年寄りは、あの病人は、そして、あの障がい者は自分だ」と。

 健常な大人である自分の中にも彼ら・彼女らのような、いわゆる弱者がいるのだ、と。

 

●「精神的豊かさ」とは?

 

 バブル経済の崩壊後、物質的な豊かさは手に入れたので、次は精神的豊かさを勝ち取ろう、といった掛け声がよく聞かれました。

 では「精神的豊かさ」とは何なのか?

 コマーシャルで流れるような、もっと自分たちの衣食住の質を上げたり、高尚な趣味を持つことなのか?

 

 それらも含まれると思いますが、一番の本質は、弱者といわれる人たちの存在価値を認め、彼らといっしょに生き、暮らせる社会を実現することなのだと思います。

 逆にいえば、それ以外に豊かになる意味、豊かな社会を作る意味などあるのでしょうか?

 

●相模原事件の本質

 

 

 経済成長によってやっとその入り口までこぎつけた・・・のかも知れない。

 人間の歴史はまだその段階です。

 そこで昨日のような事件。

 事件の詳細はよく読んでいないし、容疑者のことも動機の深いところはまだ知りませんが、ニュースを聞いてすぐに思ったのは、あの容疑者の行動は僕の一部なのだということ。

 僕はまだまだ貧しい。おそらくほかの人たちも五十歩百歩。だからひどく動揺する。

 あの容疑者の言動は、僕たちの、この社会に潜む「貧しさ」の発現。

 だから僕たちはひどく動揺し、一瞬、引き込まれるけれど、しばらくすれば自分には関係ないことと目を背け、忘れるでしょう。

 

●もっと豊かさを

 

 いま、経済成長はもう限界、という意見をよく耳にします。

 確かにそうかもしれない。

 では、経済成長以外に僕たちがより豊かに成長する手立ては何かないのか?

 

 僕たちはまだ「豊かになろう」という志をあきらめてはいけないと思います。

以前の時代とそのニュアンスは違うけれど。

 

 

2016・7・27 Wed


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阿佐ヶ谷に起業家のキックオフ・オフィス誕生!

 

 というわけで、杉並区産業振興センターが入居者を募集。

 というわけで、その募集用チラシをAshデザイン・岸部氏が制作。

 というわけで、そのコピーを頼まれて書きました。

 それでもって、出来上がtったそのチラシがこれ。

 

 事情はいろいろあれど、いったん独立を決めたら「成功するにはどうすべきか?」と、止まってえんえん作戦を考えているだけでは一生ゴールは割れません。とにかくボールを蹴って転がしていく。

 ピピッとくる奴が近くにいたら、そいつにパスを出してみる。

 そんなことをやっているうちに何とか道は開けるはずだ・・・てなメッセージを込めてみました。

 

 走れ起業家よ、ドリブれフリーランサーよ。

 チャンスがあればシュートを放て。

 外したって構うもんか。転がしまくって打ちまくれ。

 実力なんかなくたってラッキーはくる。

 相手がファウルしてくれるかもしれない。

 目の前にこぼれ球がコロコロなんてことだってある。

 「神の手」を使っても審判が見落としてくれるかもしれない。

 それもこれもピッチに立ってボールを追っていないと絶対に起こらない。

 

 これからはフリーの時代だ。

 出来上がったところで、出来上がっているものを守るために働いたって面白くもなんともない。人も企業も失敗しながら成長するから面白い。

 成長しながら“食う”、

 食いながら(たとえ錯覚だとしても)成長を続ける
 ――人生、これに勝る喜びはありません。

 

 というわけで、その始まりが七夕祭りとジャズフェスタの街・阿佐ヶ谷。

 生活も遊びもある。アートも商売もある。おとなも子供もやってくる。特典としてお役所や税務署も付いてます。

 もちろん杉並区外の人もオーケーなので、独立独歩でがんばろう、自由になって食っていこうと考え中なら、8月5日(金)~9日(火)の七夕祭りの時にでも参拝してみてください。

 

 

2016・7・22 FRI


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いちご畑で抱きしめて

 

Strawberry Fields Forever

 

 いちご畑と言えばジョン・レノン。

 かの名曲「ストロベリーフィールズ・フォーエバー(いちご畑よ永遠に)」からの連想。

 Strawberry Fieldsっていうのは、もともとリバプールにあった救世軍の孤児院の名前で、僕も参拝したことがあるけど、門柱は世界中のビートルズファンの落書きでいっぱいでした。

 救世軍の孤児院というイメージもあいまって、もちろん曲も素晴らしいのだけど、それ以上にタイトルが秀逸。この名前を使ったお店やら商品やら本やら昔から結構あって、最近はウェブサイトにもたくさんいちご畑が広がっています。

 可愛いし、いろいろ想像力が広がる言葉だもんね。

 現代では割とありきたりなネーミングかも知れないけど、1960年代当時、楽曲にこういうタイトルをひねり出して付けたジョン・レノンのセンスはやっぱり一味違うと思います。

 

 僕もその一人で、ちょうど35年前の今頃、新宿のゴールデン街の一角にあった芝居小屋で「いちご畑で抱きしめて」という芝居をやりました。

 「いちご畑」と「抱きしめたい(I Want to Hold Your Hand)」を足したタイトルだけど、話の内容はジョンにもビートルズにも救世軍にもまったく関係なく、不思議の国のアリスと核戦争をモチーフにした支離滅裂な話で、なんであんな芝居を書いたのか、逆にいえば「書けた」のか、今考えると不思議なのですが、最近、頭の底から何かが浮かび上がってきて、同じタイトルでまったく違う話を書こうと考えています。

 

★稀代のペテン師

 

 そのモチーフはやっぱりジョンの生きざまです。

 僕のジョンに対する基本的なイメージは「ペテン師」。

 もちろん若くから音楽的才能を開花させ、声もルックスも魅力的だったことは認めるけど、それ以上に彼は天才的なペテン師だった。みんな、彼の醸し出す言葉やパフォーマンスに翻弄され、その結果として現在の世界のある部分(多くは現代人の精神構造に関わる部分)が形成された・・・というところに、すごく興味があるのです。

 

 リバプールの悪ガキから音楽家へ、世界最高峰のスーパースターへのぼりつめ、やがて世界平和を訴え、愛の使者になり、イエス・キリストみたいになったかと思ったら、いきなり家庭の世界に入り(今ではすっかりポピュラーになった「主夫」――ハウスハズバンドという言葉と概念は、ジョンが創ったか広めた、というのが僕の印象)、そしてミュージシャンに復帰したとたん、この世を去った彼の40年の人生は、いまだに、というか、今だからこそ僕たちに、文化・芸術、お金・ビジネス、社会・時代、家族・子供、愛、そして「生きるとは?」とういう哲学的考察に至るまで、いろいろなことを考えるヒントを与えてくれている気がします。

 

★人間ジョン・レノンの魅力

 

 こんなことを言うとジョンやビートルズファンの人は怒るかもしれないけど、その基本が胡散臭いサギ師・ペテン師のキャラクター。

 僕はそこにとても人間的なもの、それこそ人工知能が、アンドロイドがひっっくりかえっても叶わない人間ならではの魅力を感じるのです。

 

 そう考えるきっかけになったのが、ジョンの最初の妻であるシンシア・レノンが書いた「わたしが愛したジョン・レノン」という本でした。

 いわゆるビートルズ本の一つに数えられますが、これは家族論・幸福論・人生論としても読める優れた本です。

 たぶん長くなるので、この続きはまた後日。

 

 ちなみにリバプールのStrawberry Fieldsは、現在は修道施設となっているようです。いろいろなストーリーを詰め込んで祈祷と瞑想の施設に変ったことを思うと、なんだか胸にじんとくるものがあります。

 

 

 

 

2016・7・20 WED


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子供はどうしてロボットが好きなのか?

 

★人間とロボット、子供と大人

 

  どうして自分はロボットが好きなのだろう?と、割とよく考えます。

 子供の頃、マンガやテレビを見過ぎたせいだろ。

 その通り。僕はいつも夢中でした。子供のマンガやテレビの世界では、ロボットだのサイボーグだのはとても親しい存在でした。

 

 けれども現実の大人の世界とはそれとは違う。ロボットだのサイボーグだのというのは子供だましの絵空事だ。そんなものに夢中になっていないで勉強しろ、そして立派な大人になって仕事しろ――というわけでこれまでやってきました。

 

 ところがここ来て、そうした子供の世界と大人の世界との境界線がどんどん溶け出している。ロボットたちが親しい存在である世界がどんどん近づいている。最近はそうした印象を持っています。

 

 

★どうしてやつらはデキるのに哀しいのか?

 

 10万馬力だったり、弾よりも速く走ったり、空を飛んだり・・・あの頃、彼らはすごい能力を持っているのにも関わらず、自分が人間ではないことにひどいコンプレックスを抱いていました。

 「アトム」も「エイトマン」も「サイボーグ009」も「仮面ライダー(改造人間)」も、その強さ・その高い能力を誇るよりも、むしろ哀しむことが多かったように思います。

 

 彼らのようなアンドロイド・ヒューマノイド系のロボットたちとは別の系譜にある戦闘用兵器としての巨大ロボットも例外ではありません。

 

 リモコン操作で動く鉄人28号やジャイアントロボなども、時代とともに人間が搭乗する形式――「マジンガーZ」そして「ガンダム」などのモビルスーツになってくると、そのパイロットの人格がロボットに乗り移ってどんどん人間味を帯びてきました。

 

 すると必然的に「どうして僕はこのロボット(モビルスーツ)になって戦わなくてはならないのか?」といった悩みや哀しみがひたひたとあふれてくるのです。

 

★究極のロボット寓話

 

 このメイド・イン・ジャパンのヒューマノイド系&巨大ロボット系が融合した究極の作品が「エヴァンゲリオン」なのでしょう。マンガ、アニメの世界におけるロボットの寓話は、ここでいったん完成してしまったように思います。

 

 だからこの20年ほどの間、「エヴァンゲリオン」以上の作品は誰も作れていません。マンガ、アニメにおけるロボットの進化は一旦停止し、その代り、現実の世界でコンピュータ~ロボット~ヒューマノイド~アンドロイドが進化してきたのです。

 

★欧米と日本のロボット文化発展のちがい

 

 どうして日本におけるロボットやサイボーグたちは悩み、哀調に満ちているのか?

 もともとロボットの故郷ともいえるヨーロッパではどうなのか?

 民族同士の抗争が日常者判事で、支配―被支配が習慣化していたヨーロッパでは、機械・ロボットは奴隷・被支配階級→労働者・労働階級の隠喩として捉えられてきました。

 

 100年前、チェコの劇作家であり、新聞記者・ジャーナリストでもあったカレル・チャペックは、戯曲「RUR」において、「苦役」という意味を持つラテン語からロボットという言葉・概念を生み出しました。

 そこに出てくるロボットたちは資本主義と社会主義の狭間に生み落とされた子供たちであり、支配階級(資本家)に対して反旗を翻す労働者のメタファーでもありました。

 産業・経済の発展に身を粉にして貢献する――それこそが彼らが受けた至上命令だったのです。

 

 彼らはそうした自分の身分について感情的になるよりも理性的な部分を重視し、課せられた使命に対する能力を特化させることに集中しました。

 運搬、計算、生産・・・マニュアル通りの決まった仕事をさせたら人間をはるかにしのぐ働きをするようになったのです。

 

 仕事と言ってもいろいろなものが発生します。

 戦争における兵士としての役割もその一つ。敵を倒すという兵器としての能力は抜群で、平和を守る正義のヒーローとしてのロボットも、そのタスクから発展しました。

 そのため、欧米生まれのロボットたちは、最近までその強さ・能力の高さを明るく誇り、胸を張っていたのです。

 

★日本のロボット文化の影響が世界を席巻

 

 しかし、その欧米でも時代が進むとともに、ロボットたちは次第に何かを考えるようになり、悩みや哀しみの衣をまとい始めます。ハリウッド映画でも「ブレードランナー」「ターミネーター」「AI」・・・と、どんどん内省的になっていく。

 

 これは僕のまるっきりの独断・偏見ですが、そこには日本のガラパゴス的なロボット文化が影響していると思います。ここでもやはり手塚治虫先生の功績が大きい。

 「アトム」の作品世界が人種差別をはじめ、さまざまな差別問題・階級問題をはらんでいることは昔から言われていますが、ロボットという概念そのものが、もともとそうした人間社会全般の問題を内に抱えているのです。

 

 そしてまた、手塚先生の思想のベースには、人間至上主義のキリスト教圏とは一線を画す、自然や動植物、さらに本来は命を持たないはずの“物”の中にも魂を見出す日本の文化・日本人の感性があります。

 それはもちろん、手塚先生のみならず、ほとんどの日本人が自分の内側に持っているものです。

 

★ロボットは仲間、友だち、きょうだい、自分

 

 つまり、日本人にとってロボットは「人間の形をした機械」ではなく、「機械の形(身体)を持った人間」であり、階級が上とか下とかではなく、自分たちとほぼ同等の「仲間」「友達」「きょうだい」、時には「自分自身」でもあるのではないでしょうか。

 

 だから日本では――たぶん欧米でも、世界のどこでも同じだと思いますが――子供はロボットが好きで、興味を持つのです。

 けれども社会の側は、多くの人に資本主義の枠組みの中で生産活動・経済活動に携わってほしいと考え、それが大人になることとイコールなのだと教えます。そうした要請は、子供の心を、ロボットを親しく感じる世界から遠ざけ、切り離してきたのです。

 

★人間とロボットがいっしょに暮らす世界とは?

 

 この100年余り、常識とされていたこうした人間・ロボットの関係性の流れが、今、大きく変わろうとしています。「ロボットが仕事を奪う」「ロボットが人間を支配するようになる」――最近、ますます強調されて喧伝されている脅し文句は、経済・産業活動の視点からのみ発せられているものです。

 でも、そんなにネガティブなことなのか?

 文化的視点というか、人類全体の進化という視点から見たらどうなのか?

 

 僕はできれば良いほうへ考えたい。子供の頃に夢中になった世界とは少し違うかもしれないけれど、人間とロボットが親しく、いっしょに暮らす――自分が生きている間に、本当に実現するかどうかはわからないけれど、それはむしろウェルカムな世界ではないか、と思うのです。

 

 

2017・7・17 SUN


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聖書から始まった「人間VS機械」

 

★アンドロイド映画「エクス・マキナ」

 

 「検索エンジンで世界一のシェアを誇る」と言うのだから、あなたも僕も毎日使っている、かのG社がモデルであることは明らか。G社は人工知能の研究をしていることでも知られています。

 

 そのIT企業の青年プログラマーが自社の創業者であり、社内でもほとんどの人が正体を知らないという伝説のCEOの自宅に1週間滞在できる権利を獲得。世界の果てのような、手つかずの大自然の中にある、超クールなハイテク邸宅(実は彼の人工知能研究所)で、青年は世にも美しいアンドロイドの女と出会う――という設定で、映画「エクス・マキナ」は始まります。

 

 ひと昔前なら「近未来的」と言われたかもしれませんが、いまやG社、およびそれに類するIT系企業なら、もう十分現実的と思える設定で、そこで展開される人間と人工知能(アンドロイド)とのやりとりも妙にリアリティがあります。

 そして、そのリアリティとともに、これまで人間が営んできた諸々の歴史が集約されたような物語になっていることにこの映画の価値があります。

 

 のっけのエンドオブ・ワールドの野性と、人工の極みを尽くしたハイテク研究所のクールさとのコントラスト。そしてアンドロイドの、これまでになかった斬新なデザインのボディと、映像的な美しさもピカ一。

 

 おもな登場人物は、人間の男ふたりとアンドロイドの女2体。限られた時間と空間。まるで舞台劇のようなシチュエーションの中で、静かだが濃密なセリフの応酬と、スリリングな心理戦が繰り広げられます。

 

★「エクス・マキナ」の深層は聖書

 

 見た目はクールで新鮮ですが、じつはこの映画はかなり古典的なドラマで、なんとなくお察しのとおり、最後にアンドロイドの女「エヴァ」が(象徴的な意味で)人間となって、閉ざされた空間を抜け出し、外界へ脱出するという物語なのです。

 

 彼女の名前が意味している通り、これは聖書のアダムとイヴが楽園を追放される、というストーリーのアレンジです。異なるのはイヴ(エヴァ)が、父であり、夫であるアダム(CEOと青年)をそこに残して一人で出ていくという点。

 

 (アダムは夫であるだけなく、自分の肋骨からイヴを作ったという意味で創造主=父ともとれます。この映画では父たるCEOが、娘を未来の夫たる青年とお見合いさせる、というニュアンスも含まれています)

 

 また、追放ではなく、自らの意志で脱出するというところは、女性解放運動のきっかけにもなったといわれるイプセンの戯曲「人形の家」のイメージともダブります。

 

 ちなみにもう一人のアンドロイドは「キョウコ」という名前で、CEOの妻兼家政婦のような存在。

 意図的なキャラ設定だと思いますが、ハリウッド映画でおなじみの、白人男性にかしずく従順で美しい日本人妻というプロトタイプの役割を担っています。

 

★西欧文化・思想・宗教が生んだ支配―被支配の原理 

 

 この映画を見て思ったのは、人間vs機械の対立の概念は、聖書にもとづくキリスト教の思想が根底にある、ということです。

 

 支配―被支配の歴史を繰り返しながら発展してきたヨーロッパ(およびアメリカ)的な考え方は、今日のメインストリームとなる世界観を作り上げました。

 

 人間vs動物、人工vs自然、男vs女。

 

 他の動物より人間の方が上、女より男のほうが偉い、白人の方が有色人種より優れている、といった対立、ランク付け、そして差別、階級社会づくり――

 良い悪いはさておき、これらは欧米人の生活の歴史そのものであり、それに正当性を与えたのがキリスト教という宗教だったのだと思います。

 

 人間VS機械という対立の図式、そしてこの1世紀の間に大きくクローズアップされるようになった、コンピュータ―人工知能―ロボット―アンドロイドの脅威は、こうした原理成立の流れの中で起こってきたものでした。

 

★ロボットは人類の子供

 

 特にロボット―アンドロイドは、外見が人間と似通っているだけに、アイデンティティがいたく刺激されます。

 

 だったら作らなければいいではないか、と思うのですが、それでも作らずにはいられない。

 人間もロボットも脳だけでは進化できません。

 身体を持ち、外の物理的な世界と関わり、感覚器を通して得られた情報をフィードバックさせることで学習し、思考と行動を調整しつつ成長できるからです。

 

 いわば子供ようなものですね。人間は子供を持たずにはいられない。人類はみずからの活動を引き継ぐ子孫を残さなくては・・・・と考えずにはいられないのです。

 

 けれどもその子供が成長してしまうと、今度は自分の地位が脅かされるという不安と恐怖にかられるのです。

 

★ロボットはフランス革命を起こすかもしれない

 

 あるいはこういう言い方も可能かもしれない。

  広く言えば家電製品も含め、機械、コンピュータ、ロボットが奴隷や使用人のうちは問題ない。しかし、もっと仕事をさせようと改良しているうちに、どんどん知恵がついてきて、人間の知性に追いついてきたのです。

 

 それはちょっと困る。賢くなって革命でも起こされたらたまらない――現代人はおそらく、フランス革命前に権力を握っており、民衆がいろいろなことを知って賢くなることを恐れた王侯貴族階級の心境に近いものがあるのでしょう。

 

★ロボットに命・魂を見い出す日本人

 

 けれども日本の場合はちょっと違うのではないかな、と考えます。

 日本において僕たちの目の前に登場したロボットたちの系譜――アイボ、アシモ、ペッパーなどを見ていると、そこに支配―被支配の意識は低いような気がします。

 

 むしろ人間の方がロボットに癒してもらう部分も多く、持ちつ持たれつ、といったニュアンスが強いのではないでしょうか。

 そういえば、メーカーにケアしてもらえなくなり“死んでしまった”アイボをご主人様たちがお寺で供養してもらう――という現象がありました。

 

 これは自然や他の動物、物や機械にも命・魂が宿り、そうしたものを人間より下に置かない、できるだけフラットな関係を結ぶ、という日本人の考え方・文化が大きく影響しているのだと思います。

 

 人間とロボットとの関係についても、フランス革命のような大激動ではなく、明治維新くらいの騒ぎで収めたい、収められると考えているのではないでしょうか。

 

 僕と同世代のロボット研究者の間ではよく語られることですが、これは日本古来の文化・思想に加え、「アトム」の物語を描き、当時の子供たちにメッセージした手塚治虫先生の功績も大きいのではないでしょうか。

 

★ロボットの存在の原点を探る物語

 

 ハリウッドでも無数のロボットをテーマにした映画が作られてきましたが、「エクス・マキナ」はその最先端であると同時に、ロボットの存在の原点――欧米人が考え出したロボットという概念の正体を探っていく物語でもあります。

 久しぶりに映画でおおいに堪能できました。

 

 最後に自分で不思議だなぁと思ったところ。

 アンドロイド時のエヴァはクールで知的で、それでいながら少女のように可愛く、そしてセクシーで美しい。

 

 それに比べ、皮膚を貼り付け、服とウィッグを着け、(象徴的な意味で)人間になって旅立つエヴァはどうか?

 

 血が通って体温を持ち、親しみが増したように感じるが、「美」という点では1ランク落ちる印象を受ける――これは僕の嗜好性か、男の女に対する共通の視点なのか? 

 

 

 

 

2017・7・13 Wed


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こちとら機械だのロボットじゃねえ。人間でぃ!

 

★江戸の男たちが現代にタイムトラベルしてきたら・・・

 

 江戸の街の人口は7割が男。相当なマッチョマンが多かったのだと思います。江戸東京博物館で魚屋の天秤を担いだことがありますが、これが重いのなんの。

 非力な僕は、やっとこさ持ち上げてフラつきながら5メートルも歩くのが精いっぱいというありさまでした。

 こんなものを担いで何キロも、一日中歩き続けていたというのだから、江戸の魚屋さんはすごい。しじみ売りも、豆腐屋さんもみんなすごい。

 しかもこれは当時は力仕事の範疇に入らない物売りの話。土木工事や運搬業をはじめ、もっと腕力・体力の要る仕事はいくらでもあったのだから、江戸は力自慢の猛者だらけ。「ケンカと火事は江戸の華」とは、こういう猛者たちがうようよいて、エネルギーのはけ口を求めていた、という背景があって生まれた言葉でしょう。

 

 先月は「タイムマシンにおねがい」という記事を書きかましたが、もし江戸の男たちがタイムマシンで現代の東京にやってきたら・・・

 

 「おおっ、あいつはなんでぃ、あんな重そうなものを持ち上げてやがる。なにぃ、300キロだぁ? てやんでい、べらぼうめ!負けてたまるかい。おれっちゃ400キロ持ち上げてやるぜい」とか言ってフォークリフトに勝負を挑んだり、

 

 「この化け物め、こちとらだってそれくらいの岩や瓦礫ぐらい持ち上げてやるぜ!」とか言ってパワーショベルに挑戦したり、

  

 「俺のほうが速く走れる!」と言って飛脚が自動車や電車と、「わたしの方が速く計算できる」と言ってそろばん弾く商人が電卓やコンピューターと競争する、なんてことが起こるのではないでしょうか。

 

★人間VS機械 真っ向勝負!の時代

 

 笑いごとではありません。

 19世紀の産業革命以来、次々と生み出される機械技術は、人間の希望であり、その裏腹に絶望でもありました。

 機械は人間の生活を便利にし、豊かにしてきた反面、人間がそれまで担っていた仕事を奪い、人間ならではの存在価値を脅かし続けてもきたのです。

 

 そんな人間VS機械の格闘の時代が200年近く続いたのではないでしょうか。

 最初のうちはなんだかんだ言っても、やはり機械文明は人間の労働を楽にし、人間を苦役から解放してくれるもの、豊かな社会を築くのに欠かせないもの、というニュアンスが圧倒的に強かった。

 ところがある時代に分水嶺を超えてから、次第にそのニュアンスが変わってきました。

 

 僕が子供の頃――というよりも割とつい最近――20世紀の終わりまでは、文化・芸術の分野で「人間VS機械」の対立を意識させるコンテンツが目立ったり、機械文明に警鐘を鳴らす声をあちこちで聞くことができました。

 こうした風潮が21世紀を迎えるあたりから変わり、機械との対立を感じさせる声は耳に届かなくなってきました。

 

 今、パワーショベルやフォークリフトに力で劣っているからと言って屈辱感を感じる人はいません。

 車や電車よりも速く走ってやろうという人もいなければ、そのへんに転がっているチャチな電卓よりも計算が遅いから「頭が悪い」と劣等感に悩む人もいません。

 それどころか、社会のあらゆる分野でコンピューター技術が浸透し、社会の管理もコンピューターにおまかせの時代になりました。

 いわば機械に負けっぱなし。いつの間にか人間は機械に完全に白旗を上げている状態になっていました。

 ・・といった対立、対抗、戦いの意識すらもうどこかに吹き飛んでいて、共存・共栄の時代になっていたわけですね。

 

★ぼくたちは機械に敗北した

 

 共存・共栄というと聞こえは良いけど、労働の場において、いわゆる「能力主義」を貫けば、この先、どんどん人間の出番は減り続けるでしょう。

 仕事は何倍もできる、コストは何割もかからない、となれば、どんな経営者でも――少なくても現在の資本主義社会で経済的利益を追求する組織の経営者なら――機械・ロボットを使って事業を行うでしょう。

 

 でも芸術とか創造的分野においては・・・という意見もあるでしょうが、現在のIT・ロボット技術の発展状況から考えると、絵や文章だってロボットが描く時代が来るのはそう遠い先のことではありません。

 過去の大作家や大芸術家のデータをインプットすれば、学習能力を持ったロボットはその資産から、新しい価値を持ったものを大量にクリエイトできるでしょう。

 そして以前も書きましたが、思いやりとか感情の豊かさという面でも、ロボットが人間を追い越していくのは時間の問題です。学習能力に優れ、ストレスに精神をやられないという強みは、医療や看護・介護の分野でも必要とされるでしょう。

 

 そうした状況になった時に、人間が機械より優れている理由を見つけ出せるのか?

 人間の存在価値はどこにあるのか?

 「てやんでぃ、べらぼうめ。こちとら人間でぃ!」と威勢よく啖呵を切れることはできるのか?

 

 ・・・・というわけで、またこのテーマでつづきを書きます。

 

 


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オバマのタカハシさんちの娘は人魚の肉を喰った

 

人魚はメルヘンであり、ファンタジーであり、

ホラーであり、モンスターである。

ついでにかなりセクシーでもある。

 

アンデルセンの「人魚姫」の下半身が魚から

人間の脚に変わるのは、

女性の性的成長を表すメタファーである、という解説を

ある本で読んだときは、

まさしく目から魚のウロコが落ちた。

 

というわけで古今東西、人魚に恋する者は後を絶たず、

世界各地に人魚伝説が残されることになった。

 

ヨーロッパには、人魚姫のイメージを覆す

人魚が船乗りの男どもをおびき寄せて

食っちゃうという話がある。

(というか、逆にアンデルセンがこの怖いイメージを覆して、

可愛く、美しいイメージを創り上げたんだけど)

 

対して日本では人魚を食べちゃった、という話がある。

 

オバマ大統領の時、大いに盛り上がった福井県小浜市。

そのオバマの地に伝えられている「八百比丘尼」の話は

日本の民話の中でも異常に人気が高い。

 

昔、若狭国小浜(わかさのくにおばま)に

高橋権太夫という長者が住んでいた。

ある日、舟を出して遊んでいると嵐が起こり、

見知らぬ島に流されてしまった。

そこで彼は思わぬもてなしを受けることになる・・・

 

という感じで始まるこの話、このタカハシさんはこの土地の

お偉いさん、お金持ちで、彼が贅沢な会食をするのは

いろんなバージョンがある。

しかし、その後はどのバージョンも共通している。

 

その贅沢な会食の食卓に上るのは人魚の肉なのである。

(タカハシさんが厨房で人魚がさばかれるのを

目撃してしまうというバージョンもある)

 

タカハシさんは金持ちのくせにセコいのか、

少年のように好奇心旺盛なのか、

この人形の肉をこっそりテイクアウトして、

家の戸棚に隠しておく。

 

お刺身だったのか、塩焼きだったのか、ムニエルだったのか

わからないが、いずれにしても

冷蔵庫のない時代、そんなところに入れておいて

腐らないのかと心配になるが、

腐る前に家族の者が見つけて食べてしまった。

 

そのつまみ食いの犯人が、

みめ麗しい年ごろのタカハシさんちの娘だったのである。

 

肌の白い美しいその娘は、

それ以後、まったく齢を取らなくなった。

人形の肉を食べたせいで不老不死の体になったのである。

 

夫も家族も友人も死に絶え、時代が変わっていっても、

彼女は若いまま生き続ける。

 

やがて彼女はその長い生に倦み、村を出て、

尼さんとなって全国を遍路する。

 

そして人々を助け神仏への信仰を説き、

行く先々で白い椿を植えたという。

(杉の木を植えたなど、違うバージョンもある)

ちなみに八百比丘尼は正確には不死だったわけでなく、

800歳でこの世を去ったということだ。

だけど十分過ぎるほど生きた。

 

魚食文化を持つ日本人にとって、

そう遠くない過去--昭和の貧しい時代まで、

魚は不老長寿の薬、とまではいかないにせよ、

病気を治し、健康を保つ薬だった。

 

そういえば僕も子どもの頃に、

産後の肥立ちが悪い母親とか、病気の大人に、

タイやコイを食わせろーーという話を聞いたことがある。

 

この間、取材した島根県の坊さんは、

このあたりでは戦前まではオオサンショウウオ

(現在、特別天然記念物の地球最大の両棲類)を

捕まえて食っていた。

 

オオサンショウウオは半分に裂いても死なないほど

生命力が強いことから「ハンザキ」の異名がある。

おそらく滋養強壮剤として食べられていたのだと想像する。

 

これも実際は両棲類だが「山椒魚」というくらいだから、

昔の人は魚の一種だと考えていたのだろう。

オオサンショウウオを食べて不老長寿を獲得する―ー

そういう人がただの一人もいなかった、とは言い切れない。

 

それにしても、八百比丘尼の話は、

人魚を殺して肉にする。

それを若い娘が喰う。

不老不死になる。

旅に出て、花や木を植える。

 

モンスター、ホラー、ファンタジー、メルヘン、

そして考えようによってはセクシーも。

 

すべての要素を一つの物語に凝縮したかのようだ。

そのおかかげで現代のマンガや映画、小説、アートなど、

いろいろなカルチャーのモチーフになっている。

そういえばコロナ退散祈願のアマビエも人魚っぽい。

 

僕は800歳になった八百比丘尼は死んだのではなく、

人魚になって海に帰っていったのではないかと思うのだが、

いかがだろうか?

 


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週末の懐メロ㉕:タワー/エンジェル

 

高校に入ってしばらく経った1975年のある日。

当時よく通ってたロック・フォーク専門のレコ―ド店を

覗きに行ったら、店のマスターが僕の顔を見るなり、

「おっ、フクシマくん、今度すごいバンドが出たんだよ」

と言って聴かせてくれたのがエンジェルのデビューアルバム

「天使の美学」だった。

 

視聴用のプレイヤーのターンテーブルに

レコードを乗せて針を落とや、

いきなりシンセサイザーの電子音がギュンギュン唸って、

ド派手なドラムがドカドカと響いたかと思ったら、

哀愁を帯びた美しいメロディーが流れだす。

オープニング曲「タワー」は、確かに劇的・衝撃的だった。

 

プログレ風味のハードロックと言うか、

ハードロックっぽいプログレと言うか、

とにかくそんな感じ。

 

ただし、日本でのエンジェルの扱いは

「アメリカ版クイーン」という感じだった。

人気爆発のクイーンをフォローして

女子ウケ狙っているのがミエミエで、

メンバー全員、中性っぽいメイクで

天使の白いヒラヒラの衣裳を着ていた。

 

レコードジャケットやステージを彩る

トレードマークの仮面のような像は

天使をモチーフにしているのだと思うが、

これはどう見ても天使と言うより、

エヴァンゲリオンに出てくる「使徒」である。

 

結局、僕は「天使の美学」しか聴かなかったが、

このアルバムは結構いい出来でクオリティの高い良い曲・

好きな曲が揃っていた。

中でもやっぱりトップにぶちかまされる

この「タワー」が最高である。

 

メロディラインの美しく、陰影に富んだ繊細な楽曲。

それに対して力まかせ、若さまかせの荒っぽい演奏。

そしていかにもアイドル然としたルックスとステージアクション。

 

いかにも1970年代のロックっぽくて

今ではとても貴重な存在、そして面白い個性に思える。

 

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について ほか

 

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帰ってきたE.T.

 

先日、「中学生におすすめの映画」を30本ほど挙げてみた。

その中の1本に「E.T.」を入れたが、

一昨年、37年ぶりに続編が出ていたのを知ってびっくり。

 

ただし、これはインターネット会社の

コマーシャルとして作られらたショートムービー。

 

タイトルは「A Holiday Reunion」。

4分ちょっとで観られるので、

興味のある人は見てみてね。

 

なんと、あの時の主人公・エリオット少年を演じた俳優、

ヘンリー・トーマスが出演している。

もちろん彼は無事に大人になっていて、この時点で48歳。

作品の中ではパパとなっている。

 

「E.T.」の公開は1982年。

世界中で大ヒットした

スティーブン・スピルバーグ監督の作品である。

 

思えば80年代はハリウッド映画の黄金期で、

「スターウォーズ」「エイリアン」「ターミネーター」などの

SFアクションをはじめ、現代に繋がるエンタメ大作が

続々と作られ、ガンガンヒットを飛ばしていた。

 

その後、シリーズ化された作品も多く、

「E.T.」も人気に乗じて続編が作られても

おかしくないはずだった。

 

実際、そういう企画は上がっていたと思う。

けれどもスピルバーグ監督がやろうとしなかったのだろう。

僕もこれは彼の最高傑作だと思っている。

 

だからこそ、このショートムービーを観て思ってしまった。

スピルバーグ監督、失礼だけど、

きっとあなたの時間は残り少ない。

あなた自身の手でやったらどうですか、100分の続編を。

 

こんな世界が分断される時代だからこそ、

1982年とはまったく違った、

けれども人々が納得し共感できる「続E.T.」を。

あなたの手で作る価値があるのではないか?

そう僕は待望している。

 


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中学生におすすめの映画

 

フェイスブックで「中学生におすすめの映画を教えて下さい」

とあったので、いろいろ好きなのを書き出してみたら、

残念ながら半分くらいはR15だった。

 

でも、リュック・ベッソン監督の映画「ニキータ」「レオン」はR15だろうと思ってたらセーフ。

逆に同じベッソン監督でも「グランブルー」はNG。

バイオレンスよりエロスに厳しい。

 

グランブルーはきれいな濡れ場だったという印象があるけど、

とにかくやってるところや丸ハダカが出てきちゃダメってことだ。

サイコホラーの元祖みたいな「羊たちの沈黙」なんて

子供が見たら人間が怖くなりそうな映画だけどOKなんだね。

 

というわけで、中学生だからと言って教育上好ましい映画、

感動しますよ映画ばかり見せてちゃいけない。

怖い世界、醜い世界、残酷な世界、変な世界にも

なるべく若いうちから触れておいたほうがいいということで

オススメを出してみました。

 

●トミー:70年代ロックオペラ。幼少期のトラウマを克服していく青年の物語。当時のロックスターが集結する絢爛豪華な世界。

 

●ジーザス・クライスト・スーパースター:70年代ミュージカルの金字塔。舞台っぽい、メイキングオブ丸出しのつくりも面白い。

 

●レ・ミゼラブル:原作も名作。ミュージカルとしても、音楽としても名作。舞台を完全映画化。

 

●オペラ座の怪人:同上。舞台を見られない少年少女たちにぜひ映画で体験してほしい世界。

 

●ブレードランナー:これからの社会でAI、ロボットと共生する人間が見ておくべきSFを超えたリアル。

 

●マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ:詩情あふれる少年の成長物語。スウェーデン映画。

 

●ビッグ:大人になりたい子どもが一夜にして夢をかなえて活躍するファンタジックコメディ。若きトム・ハンクスの名演。

 

●はじまりへの旅:現代文明の中で生きる人たちの内なる希望を発見させる寓意と哲学性あるコ三カルなロードムービー。

 

●帰って来たヒトラー:独裁者であり大悪党とされているヒトラーだが、彼を産んだのは何だったのか?という話。現代批評を交えた物語でありながら、かなりのエンタメ。

 

●わたしを離さないで:原作もドラマも映画も傑作。これまた未来の社会を生きる人間が見ておくべきSFを超えたリアル。

 

●田園に死す:70年代アングラ演劇の帝王にして詩人・思想家の寺山修司の前衛幻想劇。中学生になったら、これくらい異様な世界に迷い込む体験をしておいた方がいい。

 

●その日の前に:人生を考える終活映画。宮沢賢治の詩を基調とした大林亘彦監督ならではのファンタジーワールド。

 

●鉄道員(ぽっぽや):詩情あふれる鉄道員のヒューマンドラマ。消えゆく日本の心を一度は堪能してほしい。高倉健さんも志村けんさんも今はもういない。

 

●花とアリス:かわいい女の子の恋愛話。確か原作は少女漫画。アニメ化もされた。

 

●万引き家族:是枝監督のおもしろ悲しい傑作。犯罪と裁判の舞台裏を描く「三度目の殺人」もおすすめ。

 

●実録連合赤軍・あさま山荘への道程:中学生のいじめと変わらなかった、堕した学生運動の理想と末路。日本の黒い歴史の一つとして見てほしい。フィクションなのにドキュメンタリーのよう。

 

●この世界の片隅で:今や戦争のことは映画で知るしかないかも知れない。これはアニメだし、入門編として最適&素晴らしい高質のドラマ。

 

●シザーハンズ:ジョニー・ディップの出世作。モンスターのメルヘンストーリーと映像美。

 

●あの頃ペニーレインと:70年代ロックをテーマに、グルーピーの女の子に恋してしまう少年の青春物語。

 

●街の灯:一度は見ておくべきチャップリンの名作クラシック。

 

●おくりびと:中学生も死を見つめる時間を持つと良い。その入門編としても面白い。

 

●深呼吸の必要:沖縄を舞台にした青春もので、とても癒され、さわやかになる。

 

●トゥルーマンショー:バーチャルワールドを生きる現代人必見の“恐怖”コメディ。ジム・キャリーの代表作。

 

●レインマン:自閉症の兄を助ける弟の物語。ヒューマンドラマ。ダスティン・ホフマンとトム・クルーズの共演。

 

●太陽がいっぱい:アラン・ドロン主演。いまだ最高のサスペンスドラマに思える。フランス映画の金字塔。

 

●ET:宇宙人の子どもを助ける少年たちの話。思い出しただけで胸躍り、脳が宇宙に舞い上がるスピルバーグの最高作。

 

●ALWAYS三丁目の夕日:高度成長期は現代と地続きであり、歴史の1頁でもある。おとなのノスタルジーだけにしないで中学生にも見てほしい。

 

●ラジオの時間:稀代の喜劇作家・三谷幸喜のエッセンスが詰まっている。「12人のやさしい日本人」もおすすめ。

 

●ニキータ:泣き虫の殺し屋の大活劇。女の子が無中になる。

 

●レオン:やさしい殺し屋の悲劇。男の子が夢中になる。ジャン・レノが最高。

 

●羊たちの沈黙:「人間とはなんと恐ろしい生き物だ」と思わせる史上最恐のサスペンスにして、サイコホラーの原点。現代の異常心理を描くサイコドラマはここから始まった。

 

スターウォーズ、ターミネーター、エイリアン、ハリーポッター、ロード・オブ・ザ・リングなどのシリーズものは敢えて外して単独で観られるものだけにした。

 

こうやって書き出してみると、中学生におすすめすると同時に、自分がもう一度観たい映画ばかりだ。

死ぬまでに観られるか?

 


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週末の懐メロ㉔:悲しき鉄道員/ショッキング・ブルー

 

僕の脳内ジュークボックスの中で

すっかり廃盤になっていたショッキング・ブルー。

今年になってからたまたまYouTubeさんにご紹介いただいて

半世紀ぶりに聴いてみたら、まさしくショッキング。

すっかりイカれてしまった。

なんじゃ、この新鮮さ、このカッコよさは!

 

なにせまだ小学生だったので、

ラジオでなのか、テレビでなのか、

街中のどこかのお店でなのか、

どこで耳にしたのか、さっぱり憶えていない。

 

1969年「ヴィーナス」、1970年「悲しき鉄道員」と

大ヒットを連発したので、

けっこうよく聴いていたはずではある。

 

けれども中学生になってロック好きになってからは

「昔流行ったポップスグループ」として、

すでに過去の存在になっていた。

 

なんかその頃も耳にしたことがあったかも知れないけど、

古臭くて全然興味がわかなかった。

しかし、50年の歳月がそんなイメージをひっくり返した。

 

オランダのバンドで、

ヴォーカルのマリスカ・ヴェレスは

ジプシーの血をひく60年代型エキゾチック美人。

ーーということも初めて知った。

こんなちゃんとしたプロモビデオが残っているのも驚きだ。

 

世界的な大ヒットになったのは「ヴィーナス」の方だが、

僕はちょっとメランコリックなメロディーラインと

「No No No」という印象的なフレーズがリフレインされる

この曲の方がお気に入りだ。

 

「悲しき鉄道員」という邦題も

文学感、レトロ感が漂ってかえって新鮮で魅力的。

 

運転士なのか、機関士なのか、車掌なのか、駅員なのか、

はたまた開発者なのかーー

世界各地で特急列車が次々と開通し、

鉄道という産業・交通機関が花形だった時代には

「鉄道員」が一つの職業世界を表していた。

 

そういえば浅田次郎の小説を、

高倉健さん主演で映画化した「鉄道員(ぽっぽや)」

という20世紀の鎮魂歌のような名作もあった。

 

この歌のように、女よりも新列車の開発に夢中だった

レイルロードマンも大勢いたに違いない。

いまや絶滅寸前の「男のロマン」という言葉が通用した

最後の時代の名曲ともいえそうだ。

 

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ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、音楽エッセイ集。ブログより33編を厳選・リライト。

もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について ほか

 

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40年目の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」について

 

今年も4月になったので、村上春樹の

「4月のある晴れた朝に100パーセントの

女の子に出会うことについて」を読んだ。

 

別にルーティン化しているわけではないのだが、

つい決まりごとのようにページを開いてしまう。

クリスマスにクリスマスケーキを食べたり、

お正月にお餅を食べるのと同じである。

 

いまや老練な大作家になった村上春樹氏だが、

この短編の文章には、そのみずみずしい萌芽が詰まっている。

懐かしさよりも新鮮さ。

何度読んでも、そのたびにいろいろな感情が

湧き水のようになって体を巡る。

 

この物語はちょうど40年前、

1981年の4月という設定になっている。

 

1981年の4月、僕は練馬区の江古田駅近くの

4畳半に住んで、自分の劇団のための芝居を書いていた。

何もなくて、まったく自由で、毎日楽しかった。

ただ、100%の女の子はいなかった。

 

そこでふと考えたのが、今のカミさんは

僕にとって100%の女の子だろうか? ということである。

 

昔はそんなこと考えもしなかったけど、

今、振り返るとそうだったのかも・・・と思える。

そうだったことにしようとしているのかもしれない。

 

みんな「成功」というものに憧れているけど、

良い恋愛、良い結婚、好きな仕事をしていれば、

それで人生は成功、100%である。

それ以上のことはみんなオマケだ。

オマケをたくさんつけようと追いかけて、

本体を台無しにしたら0%になってしまう。

 

4月はまだ始まったばかりなので、

ほかにも感じるところを言語化できれば書こうと思う。

 


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シェー!と麻丘めぐみと昭和歌舞伎

 

もしかしたら「昭和96年の思い出ピクニック」の表紙を見て、

今、60代半の人たちは、

子ども時代の自分を発見するかもしれない。

僕はそうだ。

 

「わたしの彼は左きき」の麻丘めぐみさんは、

僕より5歳くらい上だが、

子どもの頃、いちばん好きだったアイドルである。

 

デビュー当時から好きで、何枚かシングル盤を買った後、

正月のお年玉をはたいて

「さわやか」というタイトルのLPも買って聴いていた。

冒頭の「こんにちは、麻丘めぐみです」という

ごあいさつに始まり、曲の合間にいくつか

ナレーションが入っていたような覚えがある。

 

彼女のファンになった一因が

当時のアイドル雑誌「明星」か「平凡」に掲載されていた

彼女が小学生の時の写真である。

 

イヤミの真似をして「シェー!」をやっていて

それがめちゃくちゃかわいかったのだ。

 

コラムニスとの泉麻人も

「シェー!の時代」という本を出していて

「おそ松くん」が読まれていた昭和30年代後半から

40年代のことを論考している。

 

最近はYモバイルのコマーシャルで片岡愛之助イヤミが

「シェー!」をやっていて、これも大好きだ。

 

「シェー!」は昭和のドタバタ感・カオス感を象徴する、

強烈なアイコンなのである。

 

かつて体験し、卒業したすごいカオスを、

あれは何だったのだろう? 

と、親も子も孫も、みんな総出で

整理整頓して秩序立てて理解しようとする――

そんな時代になっている。

それをしなくてはもう先へ進めない。

 

それにしても、イヤミは「シェー!」のポーズとともに、

デッパがトレードマークだったのに、

愛之助イヤミはなぜデッパじゃないのか?

 

メイクするにしても画像処理するにしても、

それくらいはできるはずなのに・・・。

 

いくら昔のキャラクターとはいえ、

現代に再現するにおいて、

身体の特徴をあげつらうのは差別につながる、

ということなのだろうか?

 

愛之助さんには一度、

「おそ松くん」や「バカボン」を題材にして、

SHOWA歌舞伎をやってほしい。

 

エッセイ集「昭和96年の思い出ピクニック」/おりべまこと

 3月29日(月)17:00~

31日(水)16:59

2日間限定無料キャンペーン

開催中

 

アイドル、マンガ、オカルト、オリンピック、新聞配達、家族、そして戦争――昭和には愛すべきもの、憎むべきもののすべてがあった。

2021年=令和3年=昭和96年になった今でも、

僕たちは昭和の物語から離れられない。

海を埋めたて、山を切り開き、明日へ向かって進んだ果てに

見つけたものは何だったのか?

みんなが愛して憎んで生きた時代を1960(昭和35)年生まれの著者が探検する面白まじめエッセイ集。

ブログ「DAIHON屋のネタ帳」から30篇を厳選・リライト。

 

もくじ

・西城秀樹さんのお葬式:青春の同窓会

・ちびまる子ちゃんとサザエさんはいつまで続くのか?

・昭和オカルト大百科

・新聞少年絶滅?物語

・死者との対話:父の昭和物語

・社会全体の児童虐待と「晴れた空」

・東京ブラックホールⅡ:「老いた東京」は美しいか?

・さらばショーケン:カッコ悪いカッコよさを体現した1970年代のヒーロー

・さらば平成――みんなが昭和に帰りたがった30年

・永遠の昭和 明日のための1960年代・70年代   ほか

 

ASIN: B08WR79ZCR ¥318➡¥0

 

●アクセス

https://www.amazon.co.jp/ から「おりべまこと」、

または書籍名「昭和96年」を入れてアクセス。

 

●スマホやタブレットで読める:Kindle無料アプリ

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●Kindle unlimited 1ヶ月¥980で読み放題

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昭和96年の思い出ピクニック  無料キャンペーン

 

僕は戦争を知らない子ども、どころか、

高度経済成長期も知らない子どもだ。

にも関わらず、子どもの頃は軍歌の「同期の桜」を歌っていた。

 

いま思えば、ひどく悲しい歌だが、

その頃は「宇宙戦艦ヤマト」と同じノリで、

誰に強制されることなく、胸高鳴らせて歌っていたのだ。

 

それは捨てるべき価値観だけど、

どうしてそういう価値観が生まれ、

戦争を知らない子どもも持っていたのかは

知っておいたほうがいい。

 

未来を生きるために過去を知る。

令和を生きるため昭和を知る。

 

3月29日(月)17:00~31日(水)16:59まで

2日間限定の無料キャンペーンです。

 

エッセイ集「昭和96年の思い出ピクニック」/おりべまこと

 

アイドル、マンガ、オカルト、オリンピック、新聞配達、家族、そして戦争――

昭和には愛すべきもの、憎むべきもののすべてがあった。

2021年=令和3年=昭和96年になった今でも、

僕たちは昭和の物語から離れられない。

海を埋めたて、山を切り開き、明日へ向かって進んだ果てに

見つけたものは何だったのか?

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ブログ「DAIHON屋のネタ帳」から30篇を厳選・リライト。

 

もくじ

・西城秀樹さんのお葬式:青春の同窓会

・ちびまる子ちゃんとサザエさんはいつまで続くのか?

・昭和オカルト大百科

・新聞少年絶滅?物語

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週末の懐メロ㉓:同志/イエス

 

あまりにシンプルで、あまりに日常的な

「イエス」という言葉を新たな世界観で捉え、

芸術の次元まで昇華させたのは、

オノ・ヨーコの神業だった。

 

ジョン・レノンの魂を鷲掴みにした

あの有名なエピソードを、

ビートルズの曲が大好きだという

このバンドのメンバーが知らなかったわけがない。

 

彼らがどの程度、意識したかは知らないが、

「イエス」というたった3文字のバンド名と、

ヴォーカルのジョン・アンダーソンが紡ぎ出す

哲学的な世界観の音楽は、

オノ=レノンが目指したものと相通じている。

 

プラスティック・オノバンドに参加していた

ドラマーのアラン・ホワイトが途中から加入したのも

何かの縁かもしれない。

 

プログレッシブロックは狂

気や闇の世界を描く楽曲が多いが、

イエスが描き上げるのは光の世界--

あくまで肯定的な「イエス・ワールド」だ。

この世の森羅万象を自分の一部として受け入れる姿勢。

 

1972年リリースのアルバム「危機(Close Edge)」を

初めて聴いたのは中学3年のときだったが、

以来、イエスの音楽は、つねに僕の脳内にある

“もう一つの地球”の浄化装置として稼働し続けている。

 

オーケストラと共演した2001年のライブ。

「危機」の中の一曲、「同志(And You AND I)は

彼らの音楽性が最も優美に結実した佳曲。

 

歌詞は文学的な言葉遣いだが、

曲名通り「あなたとわたし」のラブソングとして、

おおらかな音の波に身をゆだねて楽しむことができる。

 

おりべまこと電子書籍

ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力

ASIN: B08SKGH8BV ¥311

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、音楽エッセイ集。

ブログより33編を厳選・リライト。

もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について ほか

 

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なぜ桜とクローンは切なくて美しいのか?

 

エヴァの人気キャラ・綾波レイが

ファンを虜にした名ゼリフの数々は、

彼女がクローン人間であるという設定から生まれた。

 

その切なさと美しさは桜に通じる。

日本のあちこちで美しい桜並木となったソメイヨシノは

1本のオリジナルを次々とコピーして作られた

クローン木なのである。

 

ソメイヨシノは200年ほど前、

江戸の植木職人がエドヒガンとオオシマザクラを交配させ、

その交雑種のなかでとりわけ美しい花を咲かせる個体を、

接木などの手法で増やしたもの。

 

取木や接木で増やした場合、

それらの個体はすべて遺伝子的には全て同一、

すなわちクローンなのだそうだ。

 

ちなみにクローンという言葉の本来の意味も「挿し木」。

科学技術の意味合いで、この言葉(概念)が人々に

認知されるようになったのは、今から30年前、

1981年、イギリスでクローン羊が生まれてからだ。

 

当初は新聞で、また、科学系雑誌で話題となり、

SF小説のネタとして使われていたが、

あっという間に世間一般の間にも広がった。

 

神の領域に踏み込んだ人工生命――

すなわち、ロボットやフランケンシュタインの怪物と同じく、

おぞましさと悲しさのイメージをまとったクローンは、

自分は世界でオンリーワンの存在なのだという現代人の自意識を

強く揺さぶり、脅かす。

 

特に個性的でありたい、自分らしくありたいと願いながら、

“みんな”に合わせて付和雷同してしまう日本人にとって、

クローンという概念が紡ぎ出すイメージは

心に食い込んでくるのだろう。

 

だから日本人は桜が好き―ーというのはこじつけ過ぎだが、

日本人の心象風景をつくり替えた桜を見て、

いろいろSFっぽい妄想に駆られる。

 

だけど、同じ遺伝子の木でも、

川沿いの桜は水と光を求めて枝を水平に伸ばし、

川から離れた桜は空へ向かって高々と枝を広げる。

育った環境で違った姿かたちになっていくのだ。

 

あんまり個性やオリジナリティやらにこだわる必要は

何ではないかと思う。

普通に生きているだけで、誰でも十分個性的なのに。

 

今年は早く咲いたが、散るのも早いかも知れない。

来週は桜吹雪があちこちで舞っているだろう。

そんな切なさも日本人は愛してやまない。

 

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どうして僕はロボットじゃないんだろう? ¥274

 社会のニーズに応え、生活に入り込み、世界を変革していくAI・ロボット。はたしてやつらは人間の敵か味方か? 上司か部下か? ライバルか友だちか? ただの機械に過ぎないのか、それとも人類の子どもなのか?

 2016年夏から2020年夏まで、AI・ロボット・インターネット・DXにまつわる考察の面白まじめエッセイ集。ブログから33編を厳選・リライト。

 ●もくじ

・介護士・看護師は人間か、ロボットか?

・インターネットがつくるフォークロア

・こちとら機械だのロボットだのじゃねえ。人間でぃ!

・聖書から始まった「人間VS機械」

・子どもはどうしてロボットが好きなのか?

・きみはロボットじゃないよ

 ・ロボットみたいな人間、人間みたいなロボット ほか

 

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シン・エヴァ カーテンコールと青い海

 

卒業式とは言え、僕は落第生である。

1回だけだとよくわからん。

で、さらに昨日、庵野監督のドキュメンタリー

(NHK「プロフェッショナル」)を観たので、

もう一度、映画を観に行った。

 

劇場に入って「おおっ!」

先週とポスターが替わっている。

 

先週(ちょうど1週間前の3/16)、砂浜にいたのは

パイロット5人だけだったが、

今日はゲンドウやミサトをはじめ、

他に9人の主要キャラが加わり大集合。

そうか、このポスターは芝居のカーテンコールだったのだ。

 

さらに真っ白だった海が、美しいブルーの、

リアルな海に変わっている。

架空世界から現実世界への回帰を

表しているのかもしれない。

ファンはたまらず泣くだろう。

 

おそらく最初から取り換えるプランだったと思うが、

こういうところも客のハートを撃ち抜く。

これだけでも2回来て得したような気分になる。

いい意味で商売上手。

 

2回目は流れがわかっているので、ある程度、

冷静に見られて、さらに面白かった。

 

もしや3枚目があるのだろうか?

YouTubeではネタバレ大会で、い

ろんな人が自説を並べまくってて賑やかだ。

勉強させてもらって、

もう1回、ロードショーが終わるころ、

観に来るかもしれない。

 

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なぜ「もう死にたい」と思っても人はめしを食うのか?

 

「親が死んでも食休み」というが、

確かに僕は父が死んだときでも

別に食欲が落ちることなくパクパク食べていた。

母が死んでもたぶん同じだろう。

 

どんなに悲しんだり、落ち込んだり、

深刻に悩んだり、もう死にたいと思っていても、

人は腹が減ればめしを食う。

 

食っているとき、

人の「生きる」という意欲はモリモリ表に出る。

そしてガツガツしたエゴがむき出しになる。

何だかひどく罪深い気持ちになる。

 

悲しんだり、悩んだり、絶望したりしているつもりでも、

結局それはフリだけだ。

本当のおまえは他の生命を奪ってまで

意地汚く食って、

みっともなく生き延びたいだけなんだ、

と別の自分に嗤われているような気になる。

 

たまにそんなことを考えつつ、

明日も生きるぞ、さあ何を食おう?と考える。

 

わが家では最近、いろいろ混ぜて飯を炊く。

今使ってるのは熊本県産発芽玄米使用の十一雑穀米。

 

くまモンが付いているせいか、

義母はお菓子だと思ってて、

時々こっそり開けて中身を見て

がっかりしているようだ。

 

でも認知症には、お好きな銀シャリよりも

こちらのほうがいいそうなんですよ。

 

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ロンドンのハムカツ

ASIN: B086T349V1        ¥282

 「食」こそ、すべての文化のみなもと。

その大鍋には経済も産業も、科学も宗教も、日々の生活も深遠な思想・哲学も、

すべてがスープのように溶け込んでいる。

「食べる」を学び、遊び、モグモグ語る面白エッセイ集。ブログから33編を厳選・リライト。

 もくじ

・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!

・お米を研ぐ理由と人間の味と匂いの話 

・永遠の現物支給 : 2018年3月15日

・フツーのおにぎりでも日本のコメなら800円!?

・ロンドンのハムカツ

 

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週末の懐メロ㉒:Beautiful World/宇多田ヒカル

 

宇多田ヒカルは懐メロなのか? 

藤圭子じゃないのか?

お母さんの歌は「夢は夜ひらく」しか知らないし、

これは初出が2007年。もう14年前だし、

そもそも自分の好きな曲や映像の紹介なので

OKということで。

 

思えばエヴァ新劇場版は、いつも息子と観に行っていた。

「序」 のときは小学生、「破」のときは中学生、

「Q」のときは高校生。

さすがに今度は一緒にはいかなかった。

本と映画の知識についてはすっかり追い越されてしまって、

今は逆に指南を仰いでいる。

 

「Beautiful World」はシン・エヴァの締めでも流れる

新劇場版全体を通してのテーマソングでもあった。

表面上は日常的なラブソングでありながら、

どこか異次元の物語のような感触のある不思議な曲だ。

 

アニメから離れたこのライブ映像は、

ストリングスとリズムセクションが強調されて、

クールな未来感とリアルな高揚感が

絶妙にブレンド。

とんでもなくカッコいい宇多田節が炸裂する。

 

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ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力

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生まれて生きて繁殖して死んでいく僕ら

 

春の喜びは生きる喜びと結びついている。

花を見ながら、人間も地球の一部であることを

自覚させられるからかも知れない。

 

近年、テクノロジーの進化とともに、

農業に関心が寄せられていること、

若い人の就農が増えていることも、

これと関係しているのではないかという気がする。

 

昨年来のコロナ禍でめっきり減ってしまっているが、

農業関係の取材の仕事が

そろそろ復活するかも知れない。

 

今週はシン・エヴァにすっかり頭をやられてしまった。

ちょっとだけネタバレになるが、

あの世界観の中で、農業が出てくるのには

かなりびっくりした。

いきなり「この世界の片隅に」へ

ワープしたような感じだった。

でもそれは僕らの心象風景。

廃墟となった街も、希望の村も。

 

そしてネコも出てくる。

エヴァでネコに逢うとは思わなかった。

いい味出してるネコたちに思わず涙。

生まれて生きて繁殖して死んでいく僕ら。

そのすべてが喜びであり悲しみ。

 

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ピノキオボーイのダンス

             ¥456

21世紀からそう遠くない未来社会。

人間は労働力のみならず、エンターテインメントや精神面のケアなど、暮らしのあらゆる分野でロボットの力に頼って人生を送っている。12歳の少年の姿をしたレンタルロボットはダンサーとなって喝采を浴びるが、やがて戦場に送り出される。人間とロボットとの間で明滅する光と闇を描くSF長編ファンタジー小説。

 

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シン・エヴァ観劇 卒業おめでとう

 

お天気も良く、ポカポカ陽気になったので、

自転車で五日市街道をひた走り、

吉祥寺の映画館まで行って、

シン・エヴァ、観て来た。

 

2時間半。

ネットでチケット取ったとき、

1時間半の間違いじゃないかと思ったが、

観て納得。

息子がショートメッセ0ージで書いてきた通り、

まさしくみんなの卒業式。

 

過去3作はもちろん、

テレビ版も旧劇場版もすべてひっくるめて、

主要登場人物ひとりひとりにすべて意味と決着をつけて、

25年にわたるエヴァンゲリオンの戦いが終わった。

 

すごい。

ドラマと映像の構成・密度がすごすぎる。

そして、やっぱりよくわからない。

 

セリフの一つ一つ、

ビジュアルの一つ一つが

すべて暗喩やストーリーの伏線になっている。

やっぱり脚本とイメージ表現がすごいんです。

 

最近よく聞く「神ナントカ」という言い方は

好きではないが、これは確かに神業。

 

神ついでに言ってしまうと、

僕たちひとりひとりの胸に愛すべき神がいて、

日常の生活、風景の中に神話が溶け込んでいる。

――ということがエヴァンゲリオンという物語だったのだ。

と思う。

 

庵野監督もエヴァファンも卒業おめでとう。

でも、僕は落第生で、やっぱりよくわからないので

1回観ただけでは卒業できそうにない。

少し間をおいてまた観に来ることになると思う。

 

 

 

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シン・エヴァンゲリオンと卒業式2021

 

「シン・エヴァ、庵野監督とエヴァファンの卒業式だった」

 

昨夜、息子から来たショートメッセージに心動かされた。

いいセリフじゃないか。

僕は碇ゲンドウと違って息子に甘いので、

わが子ながら「よく言った」と褒めてしまう。

 

「卒業」という日本語は美しい。

納得のいく終わりも迎えられた時に

本当の意味での卒業という言葉を使うことができる。

そして未来に行くことができる。

 

僕にはもう人生の卒業式しか残されていないが、

コロナで死んでも、地震でも死んでも、

いつでも「卒業」を迎えられるように生きたいと思う。

 

皆さんも「卒業」という言葉を大事にしてください。

そして、絶対に僕にシン・エヴァの情報を流さないでください。

AmzonPrimeで過去作のおさらいをしたら観に行きます。

 

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ピノキオボーイのダンス

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週末の懐メロ㉑:忘れじのグローリア/ミッシェル・ポルナレフ

 

1973年の日本の一般的中学生の間で“洋楽”と言えば、

基本はカーペンターズかミッシェル・ポルナレフだった。

 

出る曲、出る曲、次々とヒットチャートのトップを獲得。

ラジオでカーペンターズとポルナレフの曲を

聴かない日はなかった。(という印象)

 

音楽のハットリ先生というのがいて、

1学期に1回、好きなレコードを持ってきてかけていいという

時間があったが、

その時もだいたいカーペンターズとポルナレフの曲が

音楽室に溢れていた。

 

女・子どもの聴くものなんか——という、

僕のロック信仰者の先輩方は、

例によって「あれは歌謡曲に過ぎない」と、

ポルナレフのことをバカにしていた。

フランスというところも「スカしやがって」

と気に入らなかったのかもしれない。

 

かつての日本人には一種のフランス信仰があって、

最近、UQのコマーシャルで片岡愛之助が扮している

「シェ―!」のイヤミさんのように、

おフランス大好き!パリ最高!という人がいっぱいいた。

 

芸術も思想も文学もファッションも食べ物もおフランス。

ならば映画だって、音楽だって、というわけで、

今思うと、60年代から70年代は、

日本の音楽界ではフレンチポップが

一つのジャンルを作っており、

フランスの歌手や音楽家がとても愛されていたように思う。

 

中でもミッシェル・ポルナレフは

ロック世代にもアピールする、

独特の音楽世界を展開していた。

 

軽快なリズムのオシャレなロック調の

「シェリーに口づけ」、

ちょっとアンニュイな雰囲気漂うロマンチックなバラード

「愛の休日」、

そしてこのドラマチックな

「忘れじのグローリア」のヒット3連発は

当時の中学生(特に女子)を完全にノックアウトした。

 

「オー、グローリア、グローリア~」と壮麗に歌い上げ、

これでもかとばかりにエンディングをリフレインして

余韻に浸らせるところが、とっても70年代っぽい。

 

ところで、この映像では最後の最後に

素顔の写真が出てくる。

あのカーリーヘアとでっかいサングラスが

トレードマークだったので、

へー、ポルナレフってこんな顔してたんだ~と、

プチ新たな発見。

 

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ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力

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3・11「生と死をみつめるシンポジウム」で グリーフサポートについて考える

月刊仏事の仕事で

武蔵小金井駅前の宮地楽器音楽ホールにて

「生と死をみつめるシンポジウム」を取材。

 

企画は先月も取材した葬儀社・小金井祭典の是枝嗣人社長。

認知症についても研究しており、

遺族が抱える死別・喪失による悲嘆(グリーフ)を

どうサポートしていくかをとても真摯に考えている。

まだ若く、会社も小さいが、

今後の葬儀業界をリードしていく人物だ。

 

基調講演はその是枝氏のグリーフサポートの先生に当たる

株式会社GSIの橋爪謙一郎社長。

アメリカで学んだグリーフサポートのノウハウを

日本人に合うようアレンジし、

グリーフという概念自体を普及させた開拓者である。

 

さらに小金井で子どものグリーフサポートの団体を運営する

代表、研究に携わる僧侶らを交えての

パネルディスカッションが行われた。

 

ゲストとしてバチカンの枢機卿も登場する予定だったが、

イタリアでコロナの変異株による感染者が急増しており、

入国がかなわなかったという。

また、当初の予定に反して緊急事態宣言が延長されたため、

規模を大幅に縮小して開催された。

 

このシンポジウムは夜に開かれたコンサート

「第8回バチカンより日本へ祈りのレクイエム」の前座である。

同コンサートは12日、渋谷のオーチャードホールでも開かれる。

 

大切な人を失くした時のグリーフとどう向き合うかは、

今後、多くの人にとっての重要なテーマ。

今回のシンポジウムは大変充実した内容で、

グリーフに興味のある人なら

是枝氏、橋爪氏の話やパネルディスカッションは

きっと良い参考になると思う。

 

後日、収録されたYouTube動画が

小金井祭典のホームページから配信される予定なので、

アップされたらまたお知らせします。

 

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2021年=令和3年=昭和96年になった今でも、僕たちは昭和の物語から離れられない。海を埋めたて、山を切り開き、明日へ向かって進んだ果てに

見つけたものは何だったのか?

みんなが愛して憎んで生きた時代を1960(昭和35)年生まれの著者が探検する面白まじめエッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」から30篇を厳選・リライト。

 

もくじ

・西城秀樹さんのお葬式:青春の同窓会

・ちびまる子ちゃんとサザエさんはいつまで続くのか?

・昭和オカルト大百科

・新聞少年絶滅?物語

・死者との対話:父の昭和物語

 

・永遠の昭和 明日のための1960年代・70年代   ほか

 

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春だけど自分にいいこと何かやってる?

 

コブシの白い花が咲くと春のプロローグという感じがする。

今日は天気も良く暖かくなって、川沿いを散歩すると、

花、鳥、子ども群団、ワンコたちがわらわらと湧いていた。

これは義母が大好きな風景だ。

 

部屋の中にいても「今日は面白そうだ」ということが

感じ取れるらしく、午前と午後、2回、

長い散歩に連れ出さなくてはならなくなった。

おかげでマイペースが乱され、仕事はさっぱり捗らなかった。

 

しかし義母は、感じることが最も大切であり、

自分が「いいね」と感じたもの、好きなものが

自分の生きる基本だということを教えてくれる。

認知症の人はそういう点がとってもピュアである。

 

自分にとって自分らしい生き方はどんなものかは、

じつは誰もがとっくの昔に知っている。

 

けれども、いろんな人の価値観や

社会の要請、国の要請、会社の要請、

家族の要請などによって、

自分の大事でない「大事なもの」を

世のため、人のためだという大義のもとに

お仕着せられているのだ。

 

情報化社会で情報がいっぱいあるのはいいけど。

自分に不要な情報で脳をいっぱいにしてしまうと、

人は簡単におかしくなる。

 

緊急事態宣言がなかなか解除されないが、

ちょっと近所を散歩して、外の空気を吸って

一度、頭をカラにして

新しい季節を感じた方がいいと思う。

 

自分にとって本当に大事なものを大事にして生きたい。

 

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・西城秀樹さんのお葬式:青春の同窓会

・ちびまる子ちゃんとサザエさんはいつまで続くのか?

・昭和オカルト大百科

・新聞少年絶滅?物語

・死者との対話:父の昭和物語

・社会全体の児童虐待と「晴れた空」

・東京ブラックホールⅡ:「老いた東京」は美しいか?

・さらばショーケン:カッコ悪いカッコよさを体現した1970年代のヒーロー

・さらば平成――みんなが昭和に帰りたがった30年

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「恐怖!かえる女」はプリンセス

 

どうやら弱みを握られたようだ。

 

「椎名町の家にカエル」

「家族が迎えに来てるからカエル」

「すごそこに兄貴がいるからカエル」

 

そうやってケロッピーなセリフを放つと、

僕やカミさんが慌てて対応してくれることを

義母は学習してしまったようである。

認知症患者、侮るなかれ。

 

こうした「かえるコール」が出るのは、

たいてい「飯まだか」「おやつが食べたい」

「散歩に行きたい(退屈だから外出したい)」

のいずれかである。

 

要するに自分の要求を訴えたいとき、

「かえるコール」を発射することが

最も有効な手段なのだ。

 

仕事でテンパっているときに

これをやられると、プシューっと脳みそが沸騰するが、

やむを得ずニコニコ仮面を被って要求に応じる。

これ以上エスカレートしないことを念じるばかりだ。

 

さらに最近、ときどき朝起き出してくると、

「あれ、男の子たちは今日いないの?」

といった、ボケゼリフが飛び出す。

 

最初は幼い頃のきょうだいとか、息子のことを言ってるのかな、

だけど兄しかいないし、娘しかいないし、

「男の子」には縁がないはず。

幼なじみがいたのかな・・・と、カミさんと話していたが、

どうもそれはデイサービスのスタッフのことを

言っているらしい、ということに思い至った。

 

最近はデイサービスで若い男のスタッフが

けっこうチヤホヤしてくれていて、

お姫さま気分を味わっているようだ。

 

少なくとも本人にとって、

認知症になったのが悲劇であるとは限らない。

もしかしたら、今こそがお姫でいられる

わが世の春なのかもしれない。

 

逆に幼い頃、お城みたいなところに住んでていて

召使に傅かれていたけど

わたしは不幸だった、と語る人もいた。

 

諸行無常。万物流転。

今がいいから、またはダメだからと言って

人生の幸不幸をそう単純に決めてはいけない。

 

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週末の懐メロ⑳:なごり雪/イルカ

 

3月は「なごり雪」の季節。

新しい季語まで生んだこの歌は、

僕が10代の頃からもう時代遅れな世界だった。

 

ロマンチックに感じて当時のガールフレンドと

真似事をしたことはある。

 

だけど、新幹線や特急列車が続々と

日本中を走る時代になり、

こんな別れのシーンは、1980年ごろには

古びた映画みたいなストーリーになっていた。

 

かぐや姫の伊勢正三が作り、

アルバムにひっそりと収められていた曲を

イルカがカバーして1975年に大ヒットさせ、

ほとんど彼女の代名詞になった。

 

子どもなのか、大人なのか、

女なのか、男なのか、

いまいち判然としない彼女が歌うことで

「なごり雪」は一つのファンタジーに昇華した。

 

いまや懐メロ中の懐メロ。カラオケの鉄板。

いろんな歌手がカバーしているので、

若い世代にもよく知られた人気曲になっている。

70代以下の日本人なら、

知らない人はいないと思われるくらいだ。

 

昨年の大みそかにテレビ東京の歌番組

(冒頭の徳光和夫さんのアナウンスから涙が出る)

で放送された、たぶん最新のイルカの映像。

 

いつまでたっても変わらないその風貌に

ずっと不思議な思いを抱いてきたが、

久しぶりに見て、ちょっとショックを受けた。

 

彼女も齢を取った。

時がゆけば幼い君も

大人になると気づかないままだったんだ、僕は。

 

独特の伸びやかな声は失われつつあり、

もう高い音を出すのが苦しそうだ。

けれども、それが新しい味付けになっているようにも聴こえる。

 

長年彼女が歌い続け、たくさんの人が愛して育ててきた名曲は、

この先、「ふるさと」や「赤とんぼ」のような

日本人の心の故郷の歌になっていくのだと思う。

 

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自動書き起こしソフトから生まれた地球のメッセージ?

 

“心を間違えましたね。

1959年、地球に月に食事量は決まってるので”

 

なんだか不思議なセンテンスが出てきて、

妙に気持ちをそそられる。

 

人間が心の在り方を間違えたせいで、

1959年に、地球と月が摂取する食事量は決まってしまって、

以来、60年以上にわたって地球の自然エネルギーは

大きな問題を抱えてしまった・・・

 

そんなストーリー展開がイメージされる。

なんだかノストラダムスの大予言っぽい

SF小説のみたいなものが出来そうだ。

 

仕事のインタビュー取材が大量にあって

音声起こしの毎日が続いている。

 

最近はYouTubeの自動音声起こしソフトを使っていて、

上の文章はそこから書き起こされたものだ。

 

もちろん、インタビューではこんなこと言ってない。

ひどい誤訳だが、

それでも使うごとに精度が上がってきている。

 

昨年はまともなセンテンスとして出てきたのは

全体のせいぜい1~2割程度だったが、

今年になってからは3~4割使えるという印象に変わった。

 

精度はもちろん、録音時のコンディションによるところが大きい。

ノイズが多い場所、声が届きにくい場所だと、かなり落ちる。

今回は個人宅の静かなリビングルームでの

インタビューだったのでかなり良好だ。

 

そして、話す人の話し方、声のトーン、波長などによって

だいぶ変わる。

インタビュイーは高齢の方だったが、

声はしっかりしていて、丁寧にゆっくり話して戴いたので

5割近く使える感じだ。

 

反対にインタビュアーである僕の方は

全然まともに起こされていない。

喋り方を改める必要があるかもしれない。

 

ただ、いずれにしても、まだまだ機械は機械だ。

出てきた文章をまともなものにするために

頭からもう1回録音を聴いて直していかなくてはならない。

 

それに正確に起こしたとしても

そのままだとどうしてもその人の喋り方のクセとか、

「あの」とか「要するに」といった余分な言葉が

混じってくるので、読みにくててしかたない。

 

また、相手の人の話に含まれる細かいニュアンスは、

インタビュアー本人、ライター本人でないと

書き起こすのは難しい。

 

型にはまった演説とかプレゼンテーション的なものは

機械でもある程度対応できるかもしれないが、

そうでない、人間の心の内奥から言葉を引き出す

インタビューの場合は、

やはり手を抜かず、今のところは、

人間が自ら取り組まなくてはいけないと思う。

 

だけど面白い間違いは大歓迎。

また、とんでもセンテンスを期待している。

最近はいろんな自動書き起こしソフトが

出ているようなので、いろいろ試してみようと思っている。

 

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「わたしを離さないで」と「ノルウェイの森」: 恋愛から遠ざかり、恋愛小説に歩み寄る

 

先週、AmazonPrimeでドラマ「わたしを離さないで」を

一気観したことを書いた。

そのドラマの感触が何かによく似ているなぁ、

何なんだろうと思っていたが、

それが村上春樹の小説「ノルウェイの森」だと気づいた。

 

じつは3年ほど前に村上春樹の初期作品を立て続けに

再読したことがある。

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読み終え、

しばらくしてから「ノルウェイの森」も読んだ。

 

二つのストーリーは共通したところはないのだが、

全体を貫くトーンと言うか、悲しみの色合いみたいなものが

よく似ていると感じるのだ。

 

「ノルウェイの森」は1987年の発売当時、

大ベストセラーになったので、読んだ人も多いだろう。

そして多分、嫌いになった人も多いだろう。

村上春樹を嫌いな人は

たいてい「ノルウェイの森」の悪口を言う。

 

僕が最初に呼んだのは20代後半の頃だったが、

それまでの現実世界から少しズレた、

クールで、幻想的な味わいのある作品が好きだったので、

何とも言えない違和感を覚えた。

 

そして、あのグダグダした感傷的で鬱病的な恋愛の世界と、

濡れ場の描写の妙なリアル感がかなり気持ち悪くもあった。

 

当時、女性の友人らともあの小説について話したが、

一体何を話していたのか、さっぱり思い出せない。

 

たぶん僕も彼女らも、誰もまともなことは言えなかったのだろう。

売れてるし、恋愛がテーマだから読んどくか、

みたいなノリだったのだろうと思う。

 

僕もその頃は恋愛は本の中ではなく、現実の世界にあった。

 

しかし、それから30年経って再読した「ノルウェイの森」は

全然違う世界だった。

 

けっしてすごい傑作だとは思わない。

やっぱりグダグダしてて感傷的で鬱病的なのだが、

それがひどくリアルに自然に感じられ、

抵抗なく受け入れることができた。

 

そして舞台となっている1970年の空気も

ひどく肌になじんだ。

タイムマシン効果というやつだろうか?

 

大事なものを失うこと、

何か得体の知れない巨大なものに奪われること、

抗いようもなく損なわれること、

それでも癒し癒されながら生きようとすること―ー

そうしたものが描かれている気がする。

 

そう考えてみると、「わたしを離さないで」も

こういった要素を含んだドラマだった。

 

こんな劇的な悲恋を体験したことなどないし、

そもそも僕にとって恋愛は遠い世界になった。

 

もうあんな面倒くさいことにわが身を投じる

気力も体力もない。

 

ただ、恋愛について考えることはできる。

半分は性的衝動だが、あとの半分は何なのだろう?と。

10代の子どものように恋に恋しているのかもしれない。

 

今年はどこかで時間を作って

「ノルウェイの森」をもう一度読んでみようと思う。

 

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春の小川流さらさら仕事術

 

3月になったからか。急に仕事が忙しくなった。

首都圏以外で緊急事態宣言が解除され、

コロナ終息の視界が開けてきたのもあるのかも。

 

それと同時に割と時間の余裕があった2月の間は、

さっぱり進まなかった創作活動も

ひらめきを得て冬眠から醒めたように始動。

今月中に新しい短編を出す予定が出来た。

 

あちこち案件を同時進行させるためには、

タイムマージメントが必須。

僕の場合、そのポイントは

それぞれ早めに、

春の小川みたいな流れを作っておくということ。

 

どういうことかというと、

締め切りが早いAとBの仕事を

先にやらなくてはいけないと思うと、

どうしても他のC、D、Eなどの仕事を

後回しにせざるを得ない。

 

けれども丸ごと後回しにしてるとダメ。

丸ごと後回しにすると、Aが出来上がる頃には

他の締め切りが迫ってきて焦る状態になる。

 

そうならないようにするためには、

抱えている案件をとにかくすべて一斉に

“とりあえず始める”こと。

 

1行・2行でも何か大見出しや

リード文のような文章が書ければベストだが、

時間がないのだからそこまでやらなくても

ファイルを作ってタイトルをつけるだけでもいい。

クライアントの名前を書いておくだけでもいい。

 

これだけでも頭の中に泉が湧き出すところができて、

チョロチョロとした流れになっていく。

 

わずかでもそうした水脈が脳の地層の深部にできていると、

その後の作業が集中しやすくなり、

時間的にも早く進むし、質も良くなる。

科学的な根拠はないけど、そうしたイメージを持つことが大事。

 

パソコンやスマホ、エアコンなどの機械と一緒。

最初の起ち上げ時にはパワーと時間がかかる。

とりあえず起動させとけば、

スリープモードにしておいても、

戻ったときにストレス少なく楽に動かせる。

 

あと、大事なことは疲れて効率が落ちた時、

無理に頑張ろうとせず、さっさと休むか寝るかする。

「もう駄目だぁ~」と思っても、人間、日々ちゃんと生き返る。

そう信じること。思い込むこと。

 

自信や希望を持つというのは、べつに難しいことでなく、

そうした単純な当たり前のことを

地道に繰り返せるかどうかだと思う。

 

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週末の懐メロ⑲:マーチ・オブ・ザ・ブラッククイーン/クイーン

 

僕にとってクイーンの最高傑作アルバムは間違いなく

1973年リリースの「クイーンⅡ」である。

「マーチ・オブ・ザ・ブラッククイーン」は

その劇的な構成美のクライマックスを飾る

クイーン・オブ・クイーンズとでも呼びたくなる曲だ。

 

デビューアルバムは大半が前身のバンド・

スマイル時代にやっていた曲か、

それを焼き直したものだったので、

「Ⅱ」が本格的なクイーンのスタート、

そして、フレディ・マーキュリーの才能が

爆発した作品でもある。

 

このアルバムは光と闇の世界の対比を描いた

コンセプトアルバムになっており、

アナログ盤ではA面がホワイトサイド、

B面がブラックサイドになっている。

 

英国のダークファンタジーに素材を取ったブラックサイドでは、

悪鬼や妖精が跳梁跋扈する曲がメドレーでつながっている。

4曲目に登場する「マーチ・オブ・ザ・ブラッククイーン」は

その世界観を集約した最高の聞かせどころだ。

 

スリリングな曲展開とドラマチックな構成は、

当初、ツェッペリンのパクリだの、

イエスの物まねなどと、

イギリスの音楽評論家にけなされていたが、

日本のファン(評論家ではない)は、

この頃からすでにクイーンの音楽を高く評価していた。

 

おそらく今でも日本では、世界的なバンドになった後期よりも

この時代の“ブリティッシュ・クイーン”のほうが

人気が高いのでがないかと思う。

 

2018年の映画「ボヘミアン・ラプソディ」では開始早々、

フレディ・マーキュリーが

ブライアン・メイとロジャー・テイラーのバンド

「スマイル」に出逢い、

脱退したヴォーカリストに替わってメンバーになる。

 

その後、バンド名を「クイーン」にして

ライブハウスに登場するのだが、

そこで「炎のロックンロール」を勝手に歌詞を替えて

歌ってしまうシーンが最高に面白かった。

 

そのシーン、その歌詞は、映画のテーマでもある

彼の生き方・不安定なアイデンティティの問題にも

関わっている。

 

映画自体は人間の掘り下げが非常に甘く、

むかし音楽雑誌で読んだクイーンのエピソードを

つぎはぎしただけのストーリーで

まったくの期待外れだった。

 

ただ、マーキュリーが抱えていた問題は伝わった。

 

イギリスという国でマイノリティとして生きる

自分とはいったい何者なのか?

 

このブラッククイーンにはマーキュリー自身が投影されている。

彼は自分が何者なのかを知るために、

英国の闇の女王・ブラッククイーンとなって

自分の心の中にある闇の部分を

洗いざらい表出しようとしたのだ。

 

楽曲の美しさ・カッコよさもさることながら、

そうした視点から聴いても面白いのではないかと思う。

 

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223実験未来都市「ウーブン・シティ」の日本情緒

 

昨日-ー2月23日、富士山を望む静岡県裾野市に

トヨタの実験未来都市「ウーブン・シティ」の建設が

いよいよ始まった。

2020年末に閉鎖したトヨタ自動車東日本の

東富士工場(静岡県裾野市)の跡地がその場所。

 

パナソニックと組んで

「脱・20世紀型自動車メーカー」を進める

トヨタの未来構想は壮大。

 

テクノロジーを駆使して、

地球環境と今後の人間の暮らしに配慮した

まちづくりは世界の注目を浴びるだろう。

 

一応、4年後の2025年に完成させ、

子育て世代や高齢者、「発明家」が実際に暮らしてみて、

問題点を吸い上げ、どんどんアップデートしていくという。

 

「20世紀脳」はこうした未来都市に憧れを抱く一方で、

AI・ロボットに管理されるシステムに怖れと嫌悪を感じていた。

 

僕も10年前だったら拒否反応のほうが強かったかも知れない。

けど、このニュースを見て思うのは、

これから先、高齢化したとき、

何年でもいいからこうしたウーブン・シティみたいな街に

住んでみたいということ。

やっぱ、ここまで来たら「未来を見て死にたい」

ということだろうか。

 

それにしてもこのウーブン・シティ、

霊峰・富士のお膝元というだけでなく、

わざわざ富士山のごろ合わせのである

223(ふ・じ・さん)の日に鍬入れをして縁起を担ぎ、

ちゃんと地鎮祭を行って神様に祈願する、といったところは、

いかにも日本らしくて思わす笑みが漏れる。

 

あんまりクール過ぎず、エッジを立たせず、

まぁるくほっこり、あったかさを感じる未来であることは

喜ばしい。

 

 

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再評価してほしいドラマ「わたしを離さないで」

 

昨日はAmazon Primeで5年前にTBSで放送されたドラマ

「わたしを離さないで」にはまり、

午後から深夜までかけて10話イッキ観してしまった。

 

原作はノーベル賞作家・カズオ・イシグロの同名小説。

ドラマは原作の文学性をきちんと踏まえつつ、

後半は独自のドラマチックな展開も作っていて

ものすごく高質なドラマに仕上がっている。

 

3人の男女の過酷な運命の果て、

綾瀬はるか演じる主人公が海から戻ってくる

ラストシーンは、最近観た映画やドラマの中でも

最も美しいラストだった。

 

水川あさみがタイトルの言葉を叫ぶシーンも

脳裏に貼りついたまま、引き剥がせない。

 

ストーリーの骨格となる

臓器移植とかクローン人間という題材は

平和な日常生活からはかけ離れたもの。

自分も含めて当事者にならなければ目を瞑りたいものだが、

この物語の本当のテーマは、そことは違ったところにある。

 

人間は自分の運命とどう向き合い、

どう生きていけばいいのか。

 

社会に自分の何かを提供し、貢献することと

自分の幸福を追求することとを

どう両立させればいいのか。

 

そのうえで愛や友情やどう育て、

人間同士の絆を作っていけばいいのか。

 

そうしたことを問いかけ、心の深部に響いてきて、

見終わった後もなかなか日常に戻れなくなるくらいの

インパクトがあった。

 

ただ、明るく描きようがない題材なだけに、

(美しいけれども)暗く重いトーンが敬遠されたのか、

放送当時の視聴率は相当ひどかったようである。

 

確かに仕事や家事や子育てで疲れて

1日終えた心身で観るには

ちょっとヘヴィすぎるのかもしれない。

 

けれども今はAmazon Primなどの

動画配信が充実しており、

ほぼ無料に近い低料金で楽しめる。

その意味ではとても恵まれた時代になっている。

 

視聴率だけがすべてではない。

放送当時の人気は芳しくなくても、

面白い作品、優れた内容の作品、

そしてそのとき限りでなく、

この先も永い生命力を持ち得るであろう作品を

自分が好きな時間・好きな場所で

くり返し何度でも楽しむことができるのは嬉しい限り。

 

これからは作り手も視聴率ありきでなく、

そうした意識を持って制作するべきだろう。

 

「わたしを離さないで」は

脚本・演出・俳優、どれも高いレベルにあって

原作への愛とリスペクト、

ドラマ作りに対するチャレンジ精神と誇りと良心を感じさせる。

ぜひ再評価されてほしいと願っている。

 

それにしても主演のひとり、三浦春馬は、

生命の価値を問いかける、

こんな素晴らしい作品で好演しながら、

どうしてあの若さで自殺などしてしまったのか。

今さらながら、とてもとても残念でならない。

 

「昭和96年の思い出ピクニック」

おりべまこと ASIN: B08WR79ZCR ¥318

アイドル、マンガ、オカルト、オリンピック、新聞配達、家族、そして戦争――昭和には愛すべきもの、憎むべきもののすべてがあった。

2021年=令和3年=昭和96年になった今でも、僕たちは昭和の物語から離れられない。

海を埋めたて、山を切り開き、明日へ向かって進んだ果てに見つけたものは何だったのか?

みんなが愛して憎んで生きた時代を1960(昭和35)年生まれの著者が探検する面白まじめエッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」から30篇を厳選・リライト。

 もくじ

・西城秀樹さんのお葬式:青春の同窓会

・ちびまる子ちゃんとサザエさんはいつまで続くのか?

・昭和オカルト大百科

・新聞少年絶滅?物語

・死者との対話:父の昭和物語

・社会全体の児童虐待と「晴れた空」

・東京ブラックホールⅡ:「老いた東京」は美しいか?

・さらばショーケン:カッコ悪いカッコよさを体現した1970年代のヒーロー

・さらば平成――みんなが昭和に帰りたがった30年

・永遠の昭和 明日のための1960年代・70年代   ほか

 

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https://www.amazon.co.jp/ からコードナンバー、

または「おりべまこと」、または書籍名を入れてアクセス

 

●スマホやタブレットで読める:Kindle無料アプリ

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週末の懐メロ⑱:トムズ・ダイナー/スザンヌ・ヴェガ

 

静寂の中に響くクールな歌声と呼吸。

きっとどこかで楽器が入ってくるのだろうと思っていたら、

耳に届くのは最後までそのまま彼女の声と呼吸だけだった。

 

描かれるのは、ニューヨークの雨の朝。

トムの店でコーヒーを飲んでいた主人公は、

むかしむかし――雨が降り出す前の、

真夜中のピクニックのことを思い出し、

コーヒーを飲み干して電車に乗るために立ち上がる。

 

2分ちょっとの短い物語が不意に終わったとき、

背中がぞくぞくっとしたのを思い出す。

 

スザンヌ・ヴェガ、1984年の傑作アルバム

「孤独(ひとり)」の冒頭を飾る鮮烈なアカペラ。

 

都会の片隅の、奇妙に居心地よい孤独。

思い思いに生きる人たちの

それぞれの呼吸が聞こえてくる。

 

世間はとやかく言うけど、

ひとりぼっちもそう悪いものじゃない。

 

いくつになっても孤独な姿でステージに立つヴェガの

優しいメッセージが、

この曲に込められているような気がする。

 

昭和96年の思い出ピクニック」/おりべまこと

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もくじ

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・社会全体の児童虐待と「晴れた空」

・東京ブラックホールⅡ:「老いた東京」は美しいか?

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昭和プロレタリアートの「出会いそして旅立ち」

 

「行くぜ、小田急で」

「え、オバQ?」

「ちゃうねん。小田急線で小田原まで」

「まあ、わたし、ロマンスカーで箱根まで行きたいわ」

 

20世紀レトロ感の漂うプロレタリアート風の男と女を描いた

巨大壁画レリーフ。

洋画家の宮永岳彦さん(1919~1987)の原画を

基に構成されたという。

この画家は小田急の特急ロマンスカー・SE(3000形)のカラーデザイン、

バーミリオンオレンジに白とグレーの塗装を考案した人でもある。

ロマンスカーの登場は1957年=昭和32年4月のこと。

 

それから62年後の一昨年3月末、小田急線の複々線化完成を記念して

下北沢の小田急線・井の頭線連絡通路に作られた。

 

久しぶりのリアル取材で小田原へ行ったのだが、

乗り換えで下北沢を利用したので

2年たって初めて気が付いたというわけ。

タイトルは「出会いそして旅立ち」。

 

作業着っぽい服を着た男と、スカーフを被った女の姿は、

何となく1957年=昭和32年当時の映画に出てくる、

ヒーロー・ヒロインを連想させるから?

戦後の復興の時代は

こういう若者たちが労働現場で日本を支えていたのだ。

ちょっとソ連とか、社会主義国っぽい?

 

「ロマンスカーは小田原には停まらないぜ」

「それに特急料金も払えないんでしょ」

「じゃあ小田原に行ったら名物・焼き蒲鉾を買ってやる」

「いや、わたし、箱根の温泉まんじゅうが食べたいの」

 

小田原にも箱根の温泉まんじゅうは売ってます。

はい、おみやげ。

 

昭和96年の思い出ピクニック」/おりべまこと

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もくじ

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育てよ令和 新しい時代の精神

 

今回、昭和をテーマにしたエッセイ集

「昭和96年の思い出ピクニック」を出したが、

編集・リライトしていて、

昭和が確実に遠ざかりつつあることを感じた。

 

「新しい元号になって3年くらいでその時代のトーンが決まる」

自分でそう書いていたが、

令和3年の今年、早めに昭和エッセイの本を出したのは

そうした思いと関連している。

 

平成時代はまだまだ昭和の影を愛しみ、

引きずりながら日本人は生活していた。

けれども、もうそこから抜け出そうという気配が

社会にひたひたと満ちてきたような気がする。

 

老齢の政治家や社会の上層部の人たちの頭の中は、

昭和前期の「(明治から続く)富国強兵国家思想」

「帝国主義・植民地政策思考」に偏っている。

 

世の中全体からみると、明らかにそれらの考え方が

陳腐化し、力を失っているのがわかる。

「鬼滅の刃」の鬼のように、

日の光に晒されてボロボロになって

消滅していくかのようだ。

 

少しずつではあるが前進している。

ジェンダー問題をはじめ、障がい者や外国人など、

マイノリティの人権に対する意識が遅れている日本だが、

令和のどこか、

たぶんひとケタのうちに必ず劇的に変わると思う。

そして人々のマインドと社会の常識が変わる。

テクノロジーやビジネスの変化よりそちらの方が重要だ。

 

昭和カルチャーは面白く愛おしいが、

それは時々、体を温める焚火とか暖炉とか囲炉のようなものだ。

それらのことをまとめて、また3年ほどしたら

「昭和99年の思い出ピクニック」を出そうかと思っている。

それまでに令和の時代の精神が

大きく成長しているといいなと願う。

 

「昭和96年の思い出ピクニック」/おりべまこと

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誰でも電子書籍で自分の本が出せる

 

こういっちゃ何だけど、

電子書籍では誰でも本が出せる。

極端かも知れないけど、

スマホで撮った写真を適当に数十枚集めて載せて、

「〇〇特選写真集」として出したっていいわけだ。

 

AmazonKindleから内容の質を問われることはない。

問われるのは著作権。

要するに文章にしても写真にしても絵にしても、

どっかからパクってきたものじゃないかどうか。

これはちゃんと審査される。

 

僕のエッセイ集はブログに書いたものを

リライト・編集して出している。

 

ネット上でいったん公開したものなので、

昨年はアップしてから必ず一日、審査期間があり、

僕が本の著者と同一人物かどうか証明せよという

メールが来ていた。

 

それでブログのURLと掲載原稿の初出一覧を提出して

本人ですよと証明していたのだが、

今年になってから黙ってパスできるようになった。

 

昨年10冊出したので信用ができたということだろうか。

今回はアップしてから3時間程度で発行になった。

 

売れるか売れないかはともかく、

どんどん自分のコンテンツが増えていくのは

気分がいいものです。

文章でも写真でもイラストでもいいので、

あなたもぜひ自分の本づくりにチャレンジしてみてください。

意外と簡単にできますよ。

 

エッセイ集

「昭和96年の思い出ピクニック」/おりべまこと

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AmazonKindle 新刊発売!  エッセイ集「昭和96年の思い出ピクニック」/おりべまこと

 

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コロナの後遺症に鍼治療の可能性

 

子どもや若者は感染しても

重篤化することは少ないというコロナ。

しかし、やっかいなのが後遺症で

味覚障害・嗅覚障害が起こるということ。

つまり舌や鼻の神経系統がやられるのだが、

これがけっこう多いらしい。

 

鍼灸師をやっているうちのカミさんによると、

もし舌や鼻の末しょう神経の障害ならば、

鍼で治療できる可能性があるという。

 

要するに鍼で刺激を送って血流を良くし、

やられた末しょう神経を再生させるのだ。

ただし、脳内の中枢神経がウイルスにやられていたら、

回復の見込みはほとんどない、とのこと。

 

うちのカミさんは鍼灸師で

小児鍼(子ども用の鍼治療)も

やっているが、現在、お仲間の鍼灸師が

後遺症に悩む子ども(小学生)を診ているという。

 

末しょう神経がやられて起こる味覚障害・嗅覚障害が

放っておいて自然治癒することはあまり期待できない。

そして時間が経てばたつほど、

回復の見込みが少なくなる。

 

コロナとは関係ないが、

10年以上前、僕は一度、突発性難聴という病気になり、

一時的に難聴になったことがある。

 

すぐに耳鼻科で診てもらったが、

それも耳の中の末しょう神経がやられて起こる病気だ。

これも放置してくとそのまま神経が死に絶え、

聴こえづらいままになてしまうと医者に言われた。

 

味覚障害・嗅覚障害も人によって深刻度は違うと思うが、

放っとかず、近所の鍼灸院で相談してみたほうがいい。

 

命に別状ないし、当面、生活に不自由は生じないだろうが、

子どもや若者にとって、

味がわからない、匂いがわからないということは

感性が確実に鈍化するし、

この先長い人生が楽しめない事につながる。

 

いくら勉強や仕事ができても、

生きてて面白くないのではまるで意味がない。

今は大したことと思わなくても、

将来的に恐ろしいダメージになり、

メンタルの健康にも影響を及ぼすかも知れない。

 

もちろん中枢神経の損害と言うこともあり得るので、

確実に治るとは言えないが、

自分の未来のために、治療の努力はしたほうがいい。

 

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おりべまことエッセイ集5タイトルを

10日間連続無料でお届けします。

★15日(月)17:00~17日(水)16:59

ロンドンのハムカツ 

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「食」こそ、すべての文化のみなもと。

その大鍋には経済も産業も、科学も宗教も、

日々の生活も深遠な思想・哲学も、

すべてがスープのように溶け込んでいる。

「食べる」を学び、遊び、語る面白エッセイ集。

ブログから33編を厳選・リライト。

 

もくじ

・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!

・お米を研ぐ理由と人間の味と匂いの話 

・永遠の現物支給 : 2018年3月15日

・フツーのおにぎりでも日本のコメなら800円!?

・ロンドンのハムカツ

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トノサマラーメンと名古屋インスタントラーメン戦国史

 

むかし名古屋に「トノサマラーメン」という

インスタントラーメンがあった。

「殿さま」ではなく、

トノサマガエル、トノサマバッタなどと同様、

カタカナであるところに昭和のレトロモダンを感じる。

なんとなく、シン・ゴジラとか、

シン・ウルトラマンと通じるものがある。

 

日本における(=世界における)

インスタントラーメンの歴史は、

1958年(昭和33年)に発売された

日清食品のチキンラーメンから始まるとされている。

このチキンラーメンの大ヒットに追随して、

当時、日本各地でいろいろな

インスタントラーメンが作られ、発売されたらしい。

 

「こりゃうみゃーな」

 

その中でトノサマラーメンは名古屋地域において

まさしく殿様の座を有していた。

名古屋で生まれ育った僕にとって、

インスタントラーメンの原体験は、

チキンラーメンではなく、トノサマラーメンだ。

初めてチキンラーメンを食べた時、

「おっ、トノサマラーメンと同じラーメンだがや」

と思ったような気がする。

 

このトノサマラーメンを作っていたのは、

松永食品という会社だ。

現在、愛知県の春日井市(隣接市で、ほとんどの名古屋人は、名古屋の一部だと思っている)に

「しるこサンド」という、

あんこペーストを挟んだビスケットで有名な

松永製菓というお菓子メーカーがある。

松永食品はそこの同族会社だったらしい。

 

その松永食品の社長の息子が

小学1・2年の時の同級生だった。

特に親しい友だちというわけではなかったが、

出席番号が近く、席が近かったり、

同じ班になることが多かったせいもあって。

「松永くん(下の名前は憶えてない)」のことは、

割と今でもはっきりと思い出せる。

 

満月みたいなまんまるい顔をしていて

おっとりとした喋り方をする。

子ども、それもまだ7、8歳の頃だったのに

なんだかおっさんくさい雰囲気を漂わせていた。

けっこう大柄でクラスの男子で2、3番目に背が高く。

よく紺色のセーターを着ていた。

勉強や運動がどうだったかはさっぱり思い出せない。

 

彼の家、つまり松永食品の本社は

学校のすぐ近く(名古屋市北区)の住宅地にあった。

白っぽい大きな建物――たぶんラーメン工場――

が建ってたのをなんとなく思い出せる。

ただ、子どもの目から見れば“大きな”だったが、

たぶん町工場レベルだったのだろうと思う。

 

トノサマラーメンがどれくらいの期間、

発売されていたのか知らないが、

松永食品は1968(昭和43年)に倒産した――

とネット情報にあった。

1968年は僕が2年生か3年生の時である。

松永くんのことはクラスが分かれて以来、

どうなったのか全然知らない。

あの学校には卒業まではいなかったような気がする。

会社がつぶれておそらく一家で引っ越すことになって

転校したのだろう。

工場もいつなくなったのか憶えてない。

 

今振り返れば、名古屋地域における

松永食品・トノサマラーメンが、その名の通り、

殿様としてナンバーワンの座にいたのは、

明智光秀の三日天下に等しかった。

 

あんなに売れていた(ように思えた)のに、

なぜ潰れてしまったしまったのだろうか?

 

一つの仮説として考えられるのは

「すがきや」の市場進出・攻勢である。

尾張名古屋においてトノサマラーメンを

殿様の座から追い落とし、

インスタントラーメン市場の天下を取ったのは、

全国区のチキンラーメンでもチャルメラでも

出前一丁でもサッポロ一番でもなく、

地元ローカルの「すがきやラーメン」だった。

 

すがきやラーメンの颯爽たる登場は、

まさしく光秀を討った秀吉の中国大返しのごとく

華やかで衝撃的だった。

 

「どえりゃあうみゃー」

 

名古屋人の舌は完全に洗脳ならぬ“洗舌”されたのだ。

このすがきやについてはまた明日。

 

それにしても小学校低学年にして

商売の栄枯盛衰・諸行無常を味わった

松永くんは今ごろどうしているのだろう?

僕は50年以上たっても、

ちゃんと君とトノサマラーメンのことを

憶えてとるでよう。

 

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★15日(月)17:00~17日(水)16:59

ロンドンのハムカツ 

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「食」こそ、すべての文化のみなもと。

その大鍋には経済も産業も、科学も宗教も、

日々の生活も深遠な思想・哲学も、

すべてがスープのように溶け込んでいる。

「食べる」を学び、遊び、語る面白エッセイ集。

ブログから33編を厳選・リライト。

 

もくじ

・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!

・お米を研ぐ理由と人間の味と匂いの話 

・永遠の現物支給 : 2018年3月15日

・フツーのおにぎりでも日本のコメなら800円!?

・ロンドンのハムカツ

・インヴァネスのベーコンエッグ ほか

 

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週末の懐メロ⑰:ジュニアズ・ファーム/ ポール・マッカートニー&ウィングス

 

ジョン・レノンとポール・マッカートニー。

ビートルズ解散後、ソロ活動になった二人の天才。

1970年代当時、自分のバンド・ウィングスを率いて

次々とアルバムをリリースし、

ヒット曲を連発していたマッカートニーは

完全にレノンを凌駕していた――

そんな印象があった。

 

けれども年月が経ち、それぞれの曲を聴いてみると、

「イマジン」「ラブ」「マザー」「マインドゲームス」など、

レノンの遺した曲は数は少ないものの、

永遠の生命力を持ったかのように深く体の芯まで染みてきて、

何度でも繰り返し聴きたくなる。

 

対してマッカートニーの曲、特にバラード系は、

正直、どうも深いところまで響いて来ない。

もちろん美しくて口当たりが良く、親しみやすいのだが、

ビートルズ時代と比べて何かが足りないのだ。

 

ポップミュージック史上最強の作曲コンビ、

レノン・マッカートニーがどういうふうに

ソングライティングしていたのか、詳しいことはわからない。

 

現在ではごく初期の頃を除いて、

ほとんどが共作ではなく、

それぞれの単独曲ということが定説になっている。

けれども彼らの曲作りはそう単純ではなかったと思う。

 

どちらか一方が作った曲だとしても、

スタジオでレコーディングする段階でセッションするうち、

さまざまなインスピレーションがやってきて、

こうしよう、ああしようと二人の間で

丁々発止のやりとりがあって

あの奇跡としか思えないビートルズの楽曲群が

出来上がっていった。

 

マッカートニーの憎いほどツボを心得たメロディーメイキングも、

レノンが一言アドバイスしたり、

プラスアルファのアイディアを付加するなど、

仕上げのスパイスを一振りすることで、

あそこまでの神業になり得たのだろう。

 

ソロのマッカートニーに何が足りないのかと言えば、

レノンの持っていた「思想性」みたいなものだろうか。

音楽の天才職人は、音楽が好きすぎて、

音楽を中心にしてしか世界のことを

考えられなかったのかもしれない。

 

なんだかポール・マッカートニーをディスってしまったが、

彼が今に至るまで超一流のミュージシャンで

あり続けていることは

ほとんど驚異的であり、尊敬すべきことに間違いない。

まさに彼の人生は音楽のためにあった。

 

1974年発表の「ジュニアズ・ファーム」は

生き生きしたロックナンバーで、

ラジオで初めて聴いてしびれた僕は、次の日、

レコード屋にシングル盤を買いに走った。

 

今は亡き奥さんのリンダも参加していたウィングス最盛期の

脂がギンギンのった演奏は

本当に元気でカッコよくて楽しくて、

彼自身もめちゃくちゃエンジョイしているのが伝わってくる。

 

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子ども時間の深呼吸 ASIN: B0881V8QW2

 

だれの心のなかにも「子ども」がいる。

自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、

何が本当に大切なのか、何が必要なのか、

幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。

自分にとっての正解がきっとわかる。

〈少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉で

こね上げた 面白エッセイ集。ブログから40編を厳選・リライト。

もくじ

・大人のなかの子ども、子どもの中のおとな

・ちびちびリンゴとでかでかスイカ  

・天才クラゲ切り:海を駆けるクラゲ 

・子ども時間の深呼吸 

・親子の絆をはぐくむ立ちション教育 ほか

 

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ファミリーストーリー100年史の制作

 

縁あって在日コリアンの方の

ファミリーストーリーを書くことになった。

先祖は100年ほど前、大正時代、鬼滅の刃の時代に

日本へ渡ってきたのだという。

当初は関西のほうにいたというから、

釜山か済州島から船で九州とか大阪に渡航したのだろうか。

 

ご本人は3世で両親からはルーツについて

何も聞かされていない。

唯一、ある程度、事情をご存じだろうという叔父さんが

高齢でご病気でもあるので、今のうちに

子どもたちに伝えるために形にしておきたいということ。

あくまで私家製の本なので、世の中に出回ることはない。

 

その叔父さんが東京近郊におられるので、

来週、取材に行くのだが、

基礎的なことは知っておかなくては、と思って

本やサイトで歴史をいろいろ勉強している。

 

案の定、ネット上では日韓両国の関係にまつわる

さまざまな意見が入れ乱れ、

悪意ある差別的な記事もかなり溢れている。

おそらくこういう記事には一定の需要があるのだろう。

 

1世、2世の方たちは大変な思いをしただろうな、

というのが、まず正直な感想。

 

概して3世以降は比較的、社会情勢が落ち着いた頃に

生まれ育っているので、以前の世代ほど

ひどい差別などは受けていないように思われる。

 

在日の方に限らず、親や祖父母の世代が

子どもに何も伝えてこなかったということは多い。

断片的でもいいから誰か周りの人に取材をして

形にしておくのはいいことだと思う。

 

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何が本当に大切なのか、何が必要なのか、

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・天才クラゲ切り:海を駆けるクラゲ 

・子ども時間の深呼吸 

・親子の絆をはぐくむ立ちション教育 ほか

  

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ネズミやネコやイヌは夕焼け空に叙情を感じるか?

 

♪夕日が沈むよ ポコ・ア・ポコ

と、トッポジージョがギターを持って歌っていた。

 

トッポジージョは僕が子どもの頃、

テレビで人形劇として放送されており、

終わるときに必ずこの歌が流れるのだ。

 

当時の子ども番組、それも動物が主人公の番組には

似つかわしくないメランコリックなメロデイで

トッポジージョは

ミッキーマウスとかジェリー(トムとジェリー)とは

ひと味ちがう、ちょっと大人っぽいイメージのネズミだった。

 

振り返ってみると、スパゲティ以外では

はじめてのイタリア体験だったかもしれない。

 

人形劇の内容はさっぱり憶えてないが、

僕の中では勝手に海に沈む夕日に向かって

ギターを弾いているトッポジージョの姿が形成されていた。

 

ナポリタンスパゲティのイメージも絡まって、

すっかりナポリのネズミだと思っていた。

 

昭和40年代はスパゲティと言えば一般的には、

赤いウインナーの乗っかったケチャップ和えのナポリタンか、

ミートソース(今でいうならボネーゼ)しかなかったので。

 

でも、つい最近知ったことだが、

トッポジージョはナポリでなく、ミラノのネズミらしい。

 

ちなみに「ポコ・ア・ポコ」というのは

イタリア語で「少しずつ」という意味で、

イタリア料理店、パン屋さん、お菓子屋さんなどの

店名としてよく使われているようだ。

かわいくて憶えやすい語感だからね。

 

トッポジージョは僕の中で、いたずら野郎でなく、

そういうメランコリックなネズミなのだが、

当たり前のことながら、夕空を見て叙情的になるネズミはいない。

基本的に夜行性なので、

夕方になれば活動開始!と思うだけである。

 

いつも散歩する公園では夕刻になると、

僕が「ネコ林」と呼んでいる場所に野良猫たちが集まってくる。

日が暮れる頃になると、ネコ使いのおばさんがやってきて

ごはんをくれるのを知っているからだ。

 

ネズミもネコもイヌも、人間のように夕日を見て

何か物思うことなんてしない。

そもそも彼らは四つ足で地面に近いところで生きているので

空なんて見上げない。

見るとしたら、上空から猛禽類が襲ってくるかも知れない、

という危険を感じた時だけだ。

 

でも人間も都市に暮らし、引きこもって生活していると

空を見上げなくなる。

朝でも夜でもいいから1日に何回か空を見上げないと、

だんだん人間から四つ足動物の感性になっていく、

ような気がする。

 

さて、と書いてきたことは僕の勝手な思い込みで、

空を見上げるのは実は人間の特権ではないのかもしれない。

 

もしかかして、あなたが一緒に暮らしている

イヌやネコやネズミは

遠い空の彼方に思いを馳せたり、

夕焼け空に叙情を感じたり、

「見上げてごらん夜の星を」を心の中で歌い、

UFOを発見し、ETとコンタクトできるのかもしれない。

もしそんなイヌやネコやネズミがいたら教えてほしい。

ポコ・ア・ポコ。

 

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神ってるナマケモノ (動物エッセイ)

 

僕たちはこの星の上で137万種類を超す動物たちといっしょに暮らしている。

イマジネーションを掻き立て、人間の世界観の大きな領域をつくってきた仲間たちについてのエピソードや、あれこれ考えたことを編み上げた、おりべまことの面白エッセイ集。

自身のブログから36編を厳選・リライト。

 

目次 

・ネコのふりかけ

・おしりを拭いてもらうイヌの幸せと人面犬の増殖について

・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?

・ウーパールーパーな女子・男子

・ヌード犬・ファッション犬

・いやしの肉球

・金魚の集中力は人間以上 ほか

 

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中国製ネコ型ロボットが食事をお届け

 

日本でネコ型ロボットといえばドラえもん。

便利な機械を出してくれるわけではないが、

韓国や中国ではコロナ禍の中で、

ネコ型配膳ロボットが大活躍している。

 

人への感染が特徴であるコロナウイルスの特性から、

非接触配送の需要が世界中の病院で高まり、

現在、韓国のソウルや中国の北京、武漢など数百の病院で

中国のロボットメーカー、Pudu Roboticsの製品

「BellaBot」が利用されている。

 

このネコ型ロボット、配膳にかかる工程を

すべて自動で行うため、

感染の拡大を効果的に防止することができる。

 

また大容量のトレイを搭載しているので

食事、医薬品、その他の物資を一度に患者に

届けることができる。

 

病院だけでなく、昨年からレストランや

オフィスなどでも利用され、

現在では2000社以上の国際企業で

非接触配膳サービスとして

採用されているとのこと。

 

コロナ禍の間隙を縫って中国では

AI・ロボットが大発展しているようだニャー。

 

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神ってるナマケモノ (動物エッセイ)

 

 

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目次 

・ネコのふりかけ

・おしりを拭いてもらうイヌの幸せと人面犬の増殖について

・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?

・ウーパールーパーな女子・男子

・ヌード犬・ファッション犬

・いやしの肉球

 

・金魚の集中力は人間以上 ほか

 

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オリンピックの「選手ファースト」は選手自身がつくる

 

今までオリンピックの問題について

批判的なことを書く時は、

「選手の方には申しわけないけど・・」と言ってきた。

 

その気持ちは嘘ではないけど、

若い選手の人たちは次々に起こる

大人たちのゴタゴタをどう思っているのだろうか?

とても気になる。

 

森会長の件だけではない。

東京2020のオリンピックは開催が決まってから、

競技場やエンブレムの問題をはじめ、

各競技の連盟・協会のトラブル

(ボクシング、体操、柔道、テコンドーなど)が続出。

 

こういうことって、どこの国でも起こることなんだろうか?

日本は特別?

 

そのへんはよくわからないけど、

利権まみれ、大人の事情まみれの中で

選手が金メダルを追求する意味って何なのか?

 

「毎日勝つために必死でトレーニングしているのに、

そんなヒマねーよ」

と言われるだろうが、

この際、選手も監督とかコーチとか、

組織の人たちや、いろいろお世話してくれてる人たちに

任せていないで、

自分で自問自答してみてはどうだろう?

そして、いっそのこと自分が運営に関わってみてはどうだろう?

 

現銀実的じゃないかもしれないけど、

利権ファーストじゃなく、

選手ファーストのオリンピックにするには、

それくらいのことが必要なんじゃないかと思う。

 

今のままでは、なんだか選手たちが

利権ゲームの手ゴマにされているようにさえ思えてくる。

 

アスリートの人たちは

生まれた時からオリンピックがあり、

最初からオリンピックありきで考えるから、

その舞台が夢になり、目標になる。

才能がある人ほどそうなる。

 

だけど、それが自分の人生にどういう意味があるのかを

ちゃんと考えて取り組んでもいいと思う。

 

選手生命は短い。

競技を辞めた後は長いセカンドライフが待っている。

スポットを浴び、人々の記憶に残るのは

一握りのメダリストだけ。

それでもいいというなら、それでいい。

 

でも、自分の未来をつくるうえでも、

オリンピックの勝ち負けだけで

燃え尽きてしまってはいけないと思う。

 

どんな方法があるか、具体的には示せないけど、

選手ファーストは選手自身がつくるべきではないか。

 

 

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★9日(火)17:00~11日(木)16:59

どうして僕はロボットじゃないんだろう? (AI・ロボット エッセイ)

 

社会のニーズに応え、生活に入り込み、世界を変革していくAI・ロボット。はたしてやつらは人間の敵か味方か? 上司か部下か? ライバルか友だちか? ただの機械に過ぎないのか、それとも人類の子どもなのか?

2016年夏から2020年夏まで、AI・ロボット・インターネット・DXにまつわる4年間の考察を読み物にした、おりべまことの面白まじめエッセイ集。ブログから33編を厳選・リライト。

 

●もくじ

・介護士・看護師は人間か、ロボットか?

・インターネットがつくるフォークロア

・こちとら機械だのロボットだのじゃねえ。人間でぃ!

・聖書から始まった「人間VS機械」

 

・子どもはどうしてロボットが好きなのか? ほか

 

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理念を失ったオリンピック 変わるためには3年かかる

 

森会長の男女差別発言。

関係者はみんな甘く考えていて、

ここまで大問題になるとは思わなかった。

僕も思わなかった。

インターネット社会の在り方を改めて思い知らされた。

 

もう駄目だと思う。

ボランティアスタッフも大量に辞退した。

選手の人たちは気の毒だが、

今年の開催は諦めた方がいい。

コロナと今回の騒ぎでバタバタやって

慌てて間に合わせようとするとロクなことがない。

政治家がいくら「やるやる」と言っても無理だ。

 

この際、今年はやめて3年後の2024年に開催する。

フランス(2024パリ)だって、

その後のアメリカ(2028ロス)だって

コロナ禍ですべてが狂ってしまっているから、

準備に時間があったほうがいい。

 

問題は森会長が辞めるか、

続投するかといったことだけじゃない。

皆でオリンピックの理念、オリンピック憲章について

徹底的に議論し、考え直したほうがいい。

 

森会長やJOCよりひどいのはIOCだと思う。

森会長があの発言の謝罪・撤回の記者会見をしたあと、

IOCは「これで問題はおしまい」という声明を出した。

 

森会長の発言が女性蔑視、つまり

オリンピック憲章に抵触するとされているのに、

その精神を守るべき当のIOCが

「これでおしまい」とは、どういうこと?

 

「そんなことどうでもいいから、

とにかく早いとこ準備を進めて開催しろ」

と言っているのと同じである。

 

「皆さんを幸せにするのがわたしたちの使命です」

といった美しい企業理念を掲げている会社が、

実際は利益のみ追求して

ネズミ講的な商売をしているのといっしょである。

 

オリンピックの精神などとっくの昔に失ってしまった、

利益追求のIOCがトップにいるだから、

日本をはじめ、各国の関係組織も

オリンピックを利権ビジネスの視点からしか考えられない。

 

今年はやめて、このあと開催国となる国も集めて協議して、

オリンピックの開催のしかたそのものを変えるべき。

 

日本のことを言うなら、森会長が変わるのは無理だ。

森会長だけでなく、昭和の男尊女卑文化が身体の芯まで

染み込んでしまっている人は、今後の社会の要職にはつけない。

 

そういうこともこの際、徹底的に議論して

組織内の人事を一からやり直した方がいい。

今回の問題はそういうチャンス。

スルー出来ない壁。

 

何のためにオリンピックをやるのか、

世界中で話し合う最適な機会が訪れた。

3年かけてそれをやってほしい。

 

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★9日(火)17:00~11日(木)16:59

どうして僕はロボットじゃないんだろう? (AI・ロボット エッセイ)

 

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★11日(水)17:00~13日(木)16:59

神ってるナマケモノ (動物エッセイ)

 

★13日(木)17:00~15日(土)16:59

子ども時間の深呼吸 (子どもエッセイ)

 

★15日(土)17:00~17日(月)16:59

ロンドンのハムカツ (食べるエッセイ)

 

18日(火)新刊「昭和96年の思い出ピクニック」発売予定

 


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メイキング・オブ・ブログ・SNS➡電子書籍

 

この5年ほどの間に、やっとコンスタントに

ブログとSNSに雑文を書けるようになった。

年間250本程度。

 

それ以前にもアップしていたが、

書く時期と書かない時期とかなりムラがあった。

残しているものを全部合わせると

1,500本くらいになっている。

 

そのうち自分で納得できるもの、

人が読んでも面白いかなと思うものは3割強。

500あるかないかぐらい。

それらをテーマごとに編集し、

リライトして電子書籍にしている。

 

ちなみに使えない7割弱は、

自分の創作のネタ用、仕事に関するメモ、

時事問題で後から読んでもピンとこないもの、

プライベート色の強い日記、自分で面白くないもの、

品質が悪いものなど。

 

リライトしていると、

誤字脱字をいっぱい発見して愕然とする。

 

基本的に写真メインの短文以外は、

スマホでなくパソコンで書くので、

原稿をいったんメモ帳ソフト(プレーンテキスト)で書いて、

それをコピペしてSNSに貼り付け、

さらにそれを直してブロブに貼り付ける。

その3段階を踏むうちにかなり書き換えることもある。

 

そしてブログでとりあえずの完成形をつくると、

またSNSに戻って書き直すこともよくやっている。

 

その過程で誤字脱字は一応チェックするのだが、

まだまだ甘いようだ。

だけど一日中こればっかりやっていられないので、

ま、いいかと、そのまま見過ごすこともしばしば。

 

ただ書籍にするときは本当のフィニッシュにしたいので、

けっこう集中して綿密にやる。

最初に書いた時から時間が経っていると、

情報を更新しなくてはならない場合、

その後どうなったのか調べなくてはならないこともある。

 

もちろん、そのままでいい場合もある。

しかし、そのままににしておこうと思っていても、

チェックしているうちに

ここの言い回しが気に入らない、

ここはもっと別の表現があるんじゃないか、

こっちの文を前にして、こっちを後ろにした方が

わかりやすいし、面白くなるんじゃないか・・・

と、あれこれ気になりだして、

いつの間にか半分以上、

文章が変わっていたということもよくある。

 

でもまた、そうして完成させたものも

後から読むと、ああすりゃよかった、

こうできなかったかと考えてキリがない。

よほどのことがなくては再出版はしない。

人生同様、文章は永遠に完成しない。

 

若い頃、一度書いたものを推敲するのは

ただただ機械的な作業で、面倒くさくて苦痛だった。

ところが最近は、むしろこっちのほうが楽しめる。

あっちをコリコリ、こっちをコリコリやっていると

いつの間にかトランス状態になっている。

 

最初に書く作業は料理の下ごしらえであり、

調理のメインはリライトにある。

 

ということが、電子書籍を作り始めた昨年からやっとわかった。

 

ただし、ネタを仕込んだら早くパパっと勢いよく書かないと

駄目な場合もある。

こねくり回して手垢をベタベタつけてしまったら。

まずくなってしまう文章もある。

 

いずれにしても文章は生き物である。

生き物相手だから、

どう展開するかわからなくて面白い。

 

でもやっぱり時間がかかるし、面倒くさいし、疲れる。

だから最近、いろいろ発信したい人、

トーク力に自信がある人は、

ブログやfacebookから

YouTubeやclubhouseに流れるんだろうね。

 

clubhouseはちょっと覗いてみたい気もするけど、

首を突っ込むと時間がいくらあっても

足りなくなりそうなので、今はやめときます。

 

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★7日(日)17:00~9日(火)16:59

ポップミュージックをこよなく愛した

僕らの時代の妄想力 (音楽エッセイ)

 

 

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神ってるナマケモノ (動物エッセイ)

 

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週末の懐メロ⑯:少女/五輪真弓

 

子どもの頃、僕が暮らしていた小さな家には縁側があって、

柿と柘榴と無花果の木が生えていた。

猫の額ほどの小さな庭だったが、

子どもの目にはずいぶんと広く見えた。

 

縁側では祖父や祖母といっしょに

みかんやお菓子などを食べていた記憶がある。

真冬に白い雪が積もっていたこともあった。

 

中学生の頃、出逢ったこの歌は

そんな情景を思い出させてくれる。

 

そして、いつもこの歌の主人公の少女は

いくつなのだろう? と考えてきた。

 

歌詞の1番の少女は9歳じゃないかと思う。

2番の少女は19歳だろうか。

 

9歳の少女は夢が崩れるのを見ても

縁側に座っているしかなかった。

けれど、19歳の少女は色あせた夢を捨てて

垣根の向こうへ旅立つことができた。

 

だけども最近、もしかしかしたらどちらも

本当は90歳のばあちゃんなのかもしれない

と考えるようになった。

 

叶えた夢も、叶えられなかった夢も、

いずれは手放さなくてはならない。

老いた時、人はそのことを知る。

 

そして9歳でも、19歳でも、90歳でも、

どの女にもその内側に少女がいるのだ。

 

人間は経験しなくても、勉強しなくても

生まれながらに生きる知恵と勇気を携えている。

その人ならではの知見もたくさんある。

 

五輪真弓はそんな普遍的な人間存在への思いを

美しい旋律に乗せた。

男の中にも少女がいることを伝えた。

一生の伴侶となる歌に出逢えたのは、

とても幸福なことだと思う。

 

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★7日(日)17:00~9日(火)16:59

ポップミュージックをこよなく愛した

僕らの時代の妄想力 (音楽エッセイ)

 

 

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お寺の詐欺事件とレ・ミゼラブルと宗教者の存在意義について

 

先日、金融詐欺で3000万円を騙し取られた

お坊さんの話を書いたが、

昨日はコロナで失業した男からお金を騙し取られたという

ニュースを見た。

ただし、こちらの金額は1万円である。

 

「コロナで働き先ない 43歳、寺から1万円詐欺容疑」

(朝日新聞デジタル)

https://www.asahi.com/articles/ASP255H22P25UTIL01T.html

 

住所不定無職の43歳の男が、コロナ禍で仕事を失ったうえ、

実家に帰る費用がないと嘘をつき、東京都足立区の寺の

住職の息子から現金1万円をだまし取ったとして、

詐欺容疑で逮捕されたという。

 

住職の息子は「交通費を貸してほしい」と相談されて

貸したが、1カ月が過ぎても返金がないので

警察に相談に行った。

 

警察は都内のほかの寺院に注意喚起し、

借金を頼まれたら警察に通報するよう要請していた。

 

そこへこの男が今月3日に中野区の寺で

借金を頼んだことがわかり、

現場で取り押さえられたという。

 

このニュースを見て、ぱっと頭に浮かんだのは

「レ・ミゼラブル」である。

 

貧しさ故、パンを盗んで牢屋に入れられた

主人公ジャン・バルジャン。

やっと出てきて路頭に迷った末に、

拾ってもらい慈悲を掛けてもらった教会から

恩を仇で返すかのように、高価な銀食器を盗み出した。

 

すぐに警察に捕まって「これはおたくの食器ですね」

と警官に尋ねられた神父様は、

「はい、さようです。しかし、これは私がこの人に譲ったもの。

これだけではない。この教会にある銀食器はすべてこの人に

譲ったのです。

さあ、これも持っていきなさい。これも、これも」と、

持ちきれないほどの銀食器を持たせる。

 

思い出しながら書いているので正確ではないが、

とにかくそんな神父様の慈悲の心に触れ、

こころ動かされたジャン・バルジャンは、

貧しさに負けていた自分を恥じて悔い改め、

まっとうな人間への道を歩み始める。

 

世界名作「レ・ミゼラブル」序盤の

最も感動的なシーンである。

 

で、思った。

どうしてこの足立区の住職の息子をはじめ、

金をだまし取られたという都内のお坊さんたちは、

宗教者でありながら、このレ・ミゼの神父様のような

広い心がないのだろうか? と。

 

そんなの作り話じゃんか、同じことできるわけないだろ!

と言われればそれまでだ。

しかしたとえば、この詐欺男に対して、

 

「それは大変ですね。

1万円ではその場しのぎにしかならないでしょう。

10万円持っていきなさい。いや、それでも足りない。

100万円あれば生活をやり直せるのでは?

わたしの貯金を取り崩しましょう。何ならもっと・・・」

 

とでも言えば、詐欺男も動揺して

「も、申し訳ありません、お坊様。

私は嘘をついておりました。どうかお許しください!」

 

と改心し、生まれ変わる

・・・という展開だってあり得たかもしれない。

半分冗談だけど、半分は本気です。

 

こんな悪事、こんな詐欺を放っちゃおけない、

という正義感で警察に訴えたのかも知れない。

 

だけど、世間一般と同じ論理、同じ善悪の基準でしか

人間に対せないのなら、

宗教者の存在意義って、どこにあるのだろう?

 

宗教者はやっぱりレ・ミゼの神父様のようであってほしい。

少なくともその片鱗くらい見せてほしい。

もちろん、超能力とか霊能力の類は要りません。

 

説教だけでなく、人の心を動かすような

立ち居振る舞いをしてほしい。

 

コロナ禍で困っている人が大勢いる今こそ

存在感を発揮するべきではないか。

 

この男だって最初は騙してやろうというつもりではなく、

本当に困っていたのではないか?

お寺なら何とかしてくれると思ったから来たのではないか?

それで最初は返すつもりだったけど、

なかなかうまくいかず、つい甘えてしまっただけではないのか?

同情し過ぎ、弁護し過ぎだろうか?

 

いずれにしても、

ああ、やっぱり人間には宗教というものが必要なんだ、

神様や仏様を敬わなきゃだめだと、

思い知らせてほしいのだけど、

現代では難しいことなんだろうね、たぶん。

 

 

◆Enjoy!緊急事態宣言期間キャンペーン◆

明日よりAmazon Kindle電子書籍

おりべまことエッセイ集5タイトルを

10日間連続無料でお届けします。

 

★7日(日)17:00~9日(火)16:59

ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力

(音楽エッセイ)

 

★9日(火)17:00~11日(火)16:59

どうして僕はロボットじゃないんだろう?

(AI・ロボットエッセイ)

 

★11日(水)17:00~13日(木)16:59

神ってるナマケモノ (動物エッセイ)

 

★13日(木)17:00~15日(土)16:59

子ども時間の深呼吸 (子どもエッセイ)

 

★15日(土)17:00~17日(月)16:59

ロンドンのハムカツ (食べるエッセイ)

 

18日(火)新刊:昭和エッセイ発売予定!

 

どうぞお楽しみに!

 


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「鬼滅の刃」で辿る近代日本の家族主義と個人主義

 

この映画では母の遺言を守り、

命を懸けて無限列車の乗客を守る煉獄杏寿郎の姿に

多くの女性が涙し、杏樹郎人気が爆発したようだが、

僕はその前の、自分の夢と戦う炭治郎のシーンが面白かった。

 

そこには大正時代から現代までの約100年間の

日本人の家族に対する考え方・マインドの変化が

表現されているように読み取れる。

 

僕の親は昭和ひとケタ生まれだが、

この世代の人たちは「今の人は自分勝手」としばしば口にする。

貧しい時代に生まれ育ち、戦争まで経験した彼らは

「和をもって尊し」という教えが身体に染み込んだ世代である。

僕たちのライフスタイル・ふるまい方・考え方を見ていると、

どうしてもそういう思いが口から漏れ出てしまうのだろう。

 

こうした旧・日本人の成り立ち方は、

おそらく明治や大正の人も同じだろう。

とにかく貧しかったので、

家族が身を寄せ合い、いろいろ我慢を重ねて

協力し合って生きなくてはならない。

そうした生き方が大多数だったのだ。

 

国はそこを利用して、日本人は天皇を中心とした家族である、

という夢を見せ、富国強兵を進めて、

アジア随一の軍国国家を創り上げた。

 

けれども戦後、日本人はその夢から醒め、

生まれからその生活スタイルが激変した。

経済成長とともに、それぞれの個性を重んじ、

それぞれが、それぞれの幸福を追求する

個人主義の時代になっていった。

 

これもまた、経済成長という夢に乗っかった結果であり、

その夢もいま、醒めようとしているのだが。

 

いずれにしても昭和の後半、

みんな、それまでの家族の因習、

家族の寄合であるムラの因習から逃げ出すかのように街に出て、

大家族は解体され、核家族になり、

さらに個々バラバラになった。

 

その状況を見て、やっぱり

「昔はよかった。暖かい家庭があった。

いまの日本人は寂しい」という声が出る。

 

おそらくこの大正時代の炭治郎の家族を見て、

これぞあるべき日本人の家族の姿と

感動する人もいるかもしれない。

 

鬼が見せる甘美で幸福な夢の世界。

あの頃の母と弟・妹たちが家にいる。

すべては元通りになっている。

涙の出るような情景。

僕もこのあたりのシーンは泣いた。

 

そして昭和30年代の自分の子どもの頃まで思い出した。

さすがに竈はなかったが。僕の家の台所も土間だった。

煎餅を焼いた覚えはないが、

冬はみんなで火鉢を囲んで餅を焼いて食べた。

おいしかった。楽しかった。

 

けれども現実の世界の時計は進んでいる。

もう後戻りはできない。

 

水面に映った自分自身と対話して

これが夢であることを見破った炭治郎は、

涙ながらに家族に背を向け、走り出す。

そして自分で自分の首を斬ることで

甘い夢の世界から抜け出そうとする。

 

それは、ともすればレトロな夢にすがりたくなる

現代の日本人の心象を表しているようにも見えた。

 

しかし、なおも鬼は夢を見せようとする。

今度は悪夢で、死んだ家族たちが

「なぜおまえだけのうのうと生きている」と呪詛を吐く。

それは炭治郎の胸の奥にある罪悪感を突き刺す。

 

彼は優しい少年なので、炭を売りに出た帰り、

宿を取って一晩過ごしてしまった時に、家族が惨殺されたことに

ひどい罪の意識を抱いているのだ。

 

けれども彼はその悪夢も破る。

自分の大好きだった家族が自分を呪うわけがない。

彼は死んだ母やきょうだいを信じる心を取り戻し、

「俺の家族を侮辱するな!」と叫ぶ。

そのシーンは結構涙腺が崩壊した。

 

家族愛をテーマにした「鬼滅の刃」には、

現代の日本人のトラウマを刺激する要素が詰め込まれ、

さまざまなメタファーがあふれている。

 

それは近代から始まり、江戸時代、戦国時代、

そして原初の鬼・鬼舞辻無残が生まれた平安時代まで遡る。

 

テレビシリーズと今回の映画は

物語全体の第1幕に過ぎず、まだ2幕・3幕とある。

映画まで見てしまうと、この続きが気になって、

原作のマンガが読みたくなる。

うまいビジネスモデルになっている。

 

そして原作が完結しているにも拘わらず、

この先、ネタばれ状態でテレビと映画で

またアニメをやるのかも気になるところ。

 

いずれにしてもコンテンツが優れているからこそ

成り立つビジネスモデル。

今度は原作を読んでいろいろ研究してみようと思う。

 

 

 

 

 

 


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女心に刺さる「鬼滅の刃」

 

節分は過ぎたけど鬼の話。

鬼といえば今や「鬼滅の刃」。

だいぶ遅くなったが、映画を見て来た。

 

節分の日。平日の午前中に行ったので映画館はガラガラ。

そういえば昨年は一度も映画館に来なかった。

 

さすがにAmazonPrimeで配信されるまでは待っていられない。

何といっても興行記録を塗り変えた映画である。

すごい! とまではいかないが面白かった。

 

「強く生まれた者は弱き者を守る使命があります」。

これがこの映画のメッセージであり、

主人公の炭治郎らが鬼と戦う理由である。

 

このセリフを言うのは、もう一人の主人公である

煉獄杏寿郎の母である。

病の床にあった母は、まだ少年だった杏樹郎に

この言葉を残して亡くなる。

鬼との戦いの中で杏樹郎の脳裏にその情景がよみがえるのだ。

 

ここで両隣に座っていた女性が泣き出した。

そのあと、最後までほぼ泣きっぱなし。

見た感じ、中年ぽかったのでお母さんなのかも知れない。

 

「鬼滅の刃」の人気の秘密は、

こうした女心に突き刺さったからである。

女子ウケしなければ、

ここまでの大ヒットにはならなかっただろう。

 

概して女性はそれぞれの技やバトルアクションよりも

登場人物らの過去の物語に関心を寄せる。

なぜ彼らはここで、こうした姿で戦っているのか、

その物語(バックストーリー)に心奪われるのである。

 

それは主人公チームだけでなく、

敵である鬼も同様。

鬼はもともと人間であり、

心を支配した強い思い――怨念、執念、嫉妬、憎悪などが

血肉を得て形になった化け物なのだ。

鬼の中にも泣かせるドラマがあり、

日本人の影の歴史がある。

 

この映画「無限列車編」には、

人間を眠らせ、夢を見させる鬼が登場する。

幸福な夢にどっぷりつからせ、その間に潜在意識の中にある

精神の核を潰して廃人にしてしまう――という恐ろしい術策だ。

 

というわけで眠らされた炭治郎たちは、それぞれの夢を見る。

これによって原作もテレビシリーズも観てなくても、

主人公の炭治郎がどういう運命を背負った少年なのか、

何となくわかるようになっている。

 

これも女子ウケの大きな要因だが、

このマンガの大テーマは「家族愛」である。

敵である鬼もまた家族愛の悲劇から生まれる。

もともと人間だったのに、どうして鬼になったのかという

物語もまたよく描かれている。

 

この映画では母の遺言を守り、

命を懸けて無限列車の乗客を守る煉獄杏寿郎の姿に

多くの女性が涙し、杏寿郎人気が爆発したようだが、

僕はその前の、自分の夢と戦う炭治郎のシーンが面白かった。

 

そこには大正時代から現代までの約100年間の

日本人の家族に対する考え方・マインドの変化が

表現されているように読み取れる。

 

長くなりそうなのでまた明日。

 


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春の声と母の入院

 

春が来るのを知らせに来たかのように、

公園にやたらと鳥が増えた。

冬から春へ移り変わる季節は生の匂いと死の匂いが

入り混じっていて、心惹かれる。

 

名古屋にいる実母は入院したと聞いた。

こちらは義母と逆で、頭は結構しっかりしているが、

足が萎えている。

おそらくこの入院でもう動けなくなるのではないかと思う。

 

このご時世なので、面倒を見ている妹から

お見舞いには行けないと聞いた。

直接病院に電話してゴネたが、

やっぱり緊急事態が出ている間は駄目だと言われた。

この10年ほど、割と頻繁に帰省して

話をしていたので、特に思い残すことはないが、

最期はやっぱりあっておきたいなと思う。

 

緊急事態宣言は2月末で解かれるような気がする。

3月まで生きていてくれたらいいなと思う。

 


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「変革の勇気 観光・サービス業が生まれ変わる方法」:くらしデザインラボの挑戦

 

「変革の勇気 観光・サービス業が生まれ変わる方法」の

著者である佐々木司さんは、

小田原で観光農園「ベリーの森」を成功させ、

岩手で瀕死のリゾート施設を再生させ、

現在、日光・鬼怒川エリアで栃木県地域経済牽引事業として

「商業施設×観光農園×こどもパーク」という

新しいリゾート施設を建設している。

 

先日出たばかりのこの本は、

佐々木さんへのインタビューをもとにして

僕が執筆したものだ。

 

彼がベンチャー企業「くらしデザインラボ」を設立したのは

まだ5年前の2016年。

観光業、農業、レジャー業、いずれに関しても

まったくの初心者だったにも関わらず、

わずかな時間で次々と事業を成功させた。

 

岩手ではすっかり有名人となり、

ローカルメディアが連日取材にやってきたり、

ラジオのDJまでやって人気者になっている。

また、昨年は「じゃらん」で表彰もされた。

 

コロナ禍で観光業は大ダメージを受けたが、

それ以前にこの業界の問題は深刻化していたという。

やはりここでも昭和の時代の記憶が、

ビジネスの変化を妨げていた。

結局、それが今回の局面で自分たちの首を絞めることになった。

特に資本力のない中小の旅館やホテルの多くは

息も絶え絶えの状態に陥っている。

 

期待の高かったインバウンド需要も潰れ、

GoToトラベルが復活したとしても、所詮は一過性のもの。

中小は、付加価値を作らなくては

今後、生き残るのは困難だ――ということで、

佐々木さんはさまざまな提案をしている。

 

その提案を簡単にまとめていえば、

地元で商売する人たちと手を結び、

子どもや年寄りの面倒も見ながら、

その地域と旅行者・訪問者との間を取り持つ、

よろず相談所みたいな存在になろう、ということだ。

 

宿泊にくっつく付加価値。プラスアルファ。

お客にとってはその「おまけ」「ふろく」こそが

その宿を選ぶ基準になるという。

 

地域の人、その地域に興味を持って訪れる旅行者。

双方を幸福にできる業者こそが生き残れる。

 

言ってみれば当たり前のことだが、

誰にとって何が幸福なのか、

きちんと考えて対処できることが

よろず相談所には求められる。

 

佐々木さんはコンサルテイングもやっており、

多くの経営者の声に耳を傾けているが、

手っ取り早く儲けるには? 

という経営者は相手にしないという。

 

観光業の将来を真面目に考えている人とともに

生きたいと言っている。

それは日本の将来を考えることにも繋がる。

この本はそのための入門書となっている。

 


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変革の勇気 観光・サービス業が生まれ変わる方法

 

僕がブックライターを務めた観光業の本が発刊となりました。

政府刊行物としても販売中。

観光業に携わる方は、ぜひご一読ください。

 

★新型コロナ禍に疲弊した観光・サービス業へ

「小さな旅館・ホテルでもこれまでのやり方にとらわれず、

何らかの付加価値を提供すれば、お客様に喜んでいただき、

良いビジネスができるということです。」(本書より)

観光・レジャー事業を営み、人気施設へと育て上げた著者が、

その思考とノウハウを語る。

今、日本の旅館・ホテル・観光施設は変革無しに生き残れない!

 

★付加価値をつくり方を具体例を基に紹介

全国の旅館・ホテルなどの事例や、著者自身の実体験を基に、

収益を上げるための付加価値の作り方を紹介します。

 

★日常に溶け込むインフラとしての観光業へ

地域密着型として、地元に愛される旅館・ホテルや

観光施設の未来について。一歩先の観光・サービス業を

つくり上げるヒントが満載。

 

定価: 1,650円(1,500円+税)

著者名:佐々木司 出版社:金融ブックス

 

 


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コロナを倒せ! シン・ウルトラマン

 

映画は映画館で観なくてはいけない。

と、僕も言っていた。

でもその信念はコロナでガラガラと崩れた。

 

今ではすっかりAmazonPrimeだより。

何といっても月500円で観放題と言うのはすごい。

それに家から出る必要ないので、

短時間で何本も観れてしまう。

Amazonに限らず、Netflix、Huluなど、

あっという間に映画もドラマも

ネットで観る時代になってしまった。

 

新作は基本的にはまだ映画館で観なくてはいけないが、

1年もすればネットで観られると思うと、

よほど面白そうなもの、これはぜひ大画面で・・・・・

というものでなくては観客を集めるのは難しいだろう。

 

そこで映画界が頼みの綱とするのが

アニメと特撮だ。

 

「もう映画館で観るのはアニメや特撮だけだよ」

と、うちの息子が正月にのたまっていたが、

実際、その通りかもしれない。

俳優の不祥事などでポシャるリスクも小さいし。

 

その二刀流で活躍するのが庵野秀明監督だ。

「シン・ゴジラ」の大ヒット。

完成したものの、いまだ公開されない

「シン・エヴァンゲリオン」。

そして今度は「シン・ウルトラマン」

 

新なのか? 真なのか? 

深なのか? はたまた神なのか?

 

とにかく「シン」がつけば何でも観ちゃうという人たちが

特報映像公開でヒートアップ。

そして特別ビジュアルに記された一言が刺さった。

「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」

 

瀕死の映画館も「シン」がつけば観客が来る!

と、エヴァ、ウルトラマンの連続公開に望みを託す。

 

もはや庵野監督抜きで

日本の映画界は成り立たないのではないかと思えるほどだ。

 

ちなみに「シン・ウルトラマン」は

ゴジラと同じく、庵野氏は企画・脚本。

監督は樋口真嗣氏。

初夏公開。

2020は鬼滅、2021はシン!

コロナを倒せ、ウルトラマン。

映画ビジネスの未来のために!

 

Amazon Kindle 電子書籍新刊

「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

ASIN: B08SKGH8BV ¥311

 

●アクセス

https://www.amazon.co.jp/ から上記コードナンバー、

または「おりべまこと」、または書籍名を入れてアクセス。

 

●スマホやタブレットで読める:Kindle無料アプリ

https://www.amazon.co.jp/gp/digital/fiona/kcp-landing-page

 

●Kindle unlimited 1ヶ月¥980で読み放題

https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/subscribe/ku?shoppingPortalEnabled=true&shoppingPortalEnabled=true

 

もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

●プログレッシヴ・ロックスターの死①:ジョン・ウエットンの訃報、そしてロンドンの寿司

●プログレッシヴ・ロックスターの死②:キース・エマーソンの尊厳死(1周忌に捧ぐ) 

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌  ほか

 


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週末の懐メロ⑮:キエフの大門/エマーソン・レイク&パーマー

 

1975年、ロック音楽雑誌「ミュージックライフ」で

グループ部門堂々第1位。

キーボードプレイヤー部門はキース・エマーソン、

ベーシストはグレッグ・レイク、

ドラマーはカール・パーマーと、

すべて第1位を総ナメ。

「ELP(エマーソン・レイク&パーマー)を聴かない奴は

若者じゃないぜ」

とまで言われるほどの圧倒的な人気を誇った伝説のバンドだ。

 

当時はロックミュージックの急成長時代。

「古い価値観・古い権威をぶっとばせ!」の心意気で、

クラシック音楽をロックにしちゃうというのが一時期流行した。

 

そこでELPはムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」を

めちゃくちゃアグレッシブなロックに変えて

ライブ録音でアルバムをリリース。

それが大ヒットとなり、

「クラシック音楽ロック」の代名詞となった。

もちろんで今も名盤として聴き継がれている。

 

また、男子だけでなく、女子にも人気があり、

少女マンガの青池保子氏の名作「イブの息子たち」に登場する

3人の主人公は、ELPをモデルにしている。

 

この1974年の「カリフォルニアジャム」というライブにおける

「展覧会の絵」のクライマックス「キエフの大門」の演奏では、

曲の中盤で、エマーソンがオルガンを弾き倒し=引き倒して

ギュワンギュワン唸らせた後、

今度はグランドピアノに飛び移って弾き出すと

それがみるみる宙に浮かび、

エマーソンはピアノとともに空中で

グルングルン何度も回転する。

 

そして最後はダイヤルとケーブルを全身にまとった

電子楽器の巨神兵・ムーグシンセサイザーに飛び掛かり、

ヒュイーンヒュイーンと泣かせて完全制圧する。

 

いま見ると大笑いの超絶パフォーマンスだが、

あの頃はこれがすごかった。カッコよかった。

エマーソンはまるで機械文明に打ち勝った

人類代表のヒーローのようだった。

みんなが興奮して泣いていた。

 

けれども僕らの胸を熱くした

エマーソンもレイクもこの世を去っていった。

「キエフの大門」の歌詞の末尾、

「Death is Life」が胸を刺す。

 

今ではもう多くの人から忘れられているかも知れないが、

ELPこそロック黄金時代の夜空を焦がした

巨大な打ち上げ花火だった。

This is ELP!

20世紀の夢の歴史を見よ。

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

●プログレッシヴ・ロックスターの死①:ジョン・ウエットンの訃報、そしてロンドンの寿司

●プログレッシヴ・ロックスターの死②:キース・エマーソンの尊厳死(1周忌に捧ぐ) 

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌  ほか

 


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リターンした支払調書・年賀状とゲットしたお年玉

 

1月も終わりに近づくと、

ぼちぼち確定申告のことが気になってくる。

 

経費のうち、とりあえず交通費を計算してみた。

打ち合わせなどは8割方リモートになり、

取材も半分以上がリモートなので、交通費は激減。

平均してひと月に3回程度しか

電車に乗ってないことが判明した。

あなたはどうでしょう?

 

移動時間は頭の切り替えになったり、遠足になったり、

割と集中して本を読めたりもするので、

一概に無駄な時間とは言えない。

 

だけど、コロナをきっかけに

あの通勤地獄はなくなったほうがいいと思う。

僕は人生からあの時間を削除するために

フリーランスになった。

 

ところでもう一つ気になっていたのが、

レギュラーワークをやっている会社から

まだ支払い調書(源泉徴収票)が届いていないことだ。

 

おかしいなと思って経理の人にメールしたら、

先週送ったとのこと。

在宅勤務をやってて出社してないので、確認していないが、

もし郵便事故だったら会社に返ってきている、という。

 

そう言えばこの会社、去年も旧住所に送ってきた。

去年の1月は引っ越して1年未満だったので、

配達してくれたが、今年は送り主に返ってしまうのだ。

 

調べてもらったら、

「申し訳ありません。旧住所の登録から更新されておらず、

届いていないのが確実になりました。

こちらの経理で登録しているご住所を更新させていただきます。

添付にて、支払調書のExcelデータをお送りいたします」

というお返事。

 

うーむ、あれだけ毎月、請求書に住所を書いていても、

そんなの見てないわけね。

 

そういえば今年は正月過ぎても五月雨式に

年賀状が来ていたけど、揃って

「前の樹所に出して戻ってきてました」。

うーむ、一昨年、ちゃんと住所変更のお知らせを

送ったはずだけど、そんなの見てないわけね。

 

と言っている自分も同じことやっていると思う、たぶん。

みんな忙しいからね、リアルでもバーチャルでも、

仕事でも遊びでも、ふだんからのやり取りがない人の

住所が変わったって、なかなか気が付かない。

くどいくらいに確かめたり、

アピールしたりしないと駄目なようだ。

 

でもいちばん最後に来た年賀状が、お年玉当たってた。

切手シートだけど、大入り袋みたいなデザインで、

はじっこに「LUCKY💛」なんて書いてある。

人間万事塞翁が馬。

ありがとちゃん、お友だち。

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌  ほか

 


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愛のヒーロー・ヒロインをカモる詐欺から身を守るには

振り込め詐欺の話を聞くと、ぶっちゃけ、

なんでそんな手口に騙されるんや、アホちゃうか

と思うんだけど、当事者から見るとそうではない。

 

電話口で高齢者の脳は一瞬のうちに

「息子を、孫を、わたしが数わねば!」という

ヒロイックファンタジーに満たされてしまうからだ。

 

ファンタジー脳はもはや普通の大人の脳とは言えず、

当事者を現実世界の客観的な事象が目にも耳にも入らない、

愛のヒーロー・ヒロインにしてしまうのだ。

 

詐欺ドラマの登場人物は、

自分が愛する息子や孫などの家族(肉親)と、

会社の上司、弁護士、警察官、銀行員などが大半で、

ユニフォームやスーツをばっちり着こなしている。

 

一昨日書いた金融詐欺で3000万円騙し取られた人も、

おそらく間に「証券会社」が入っていると聞いて安心し、

頭のタガが外れて全額突っ込んでしまったんだろうと想像する。

その証券会社がインチキだった。

 

騙されないためには逆に考えればいい。

おカネの出し入れに関する事柄について、

弁護士、警察官、銀行員、証券マンなどは、

基本的に疑ってかかれ、まず最初は信じるな、である。

(これらの職業の人、スミマセン)

 

今の60代以上の昭和生まれ・昭和育ちの人たちは、

昭和の強烈なイメージにとらわれていて、

なかなかそこから抜け出せない。

要するに頭の中が「サザエさん」とか「ちびまる子ちゃん」になっている。

昭和の人たちにとって、

とても「ぬくぬくとした、居心地の良い世界だ。

詐欺劇団はそれを利用する。

 

最も信用してはいけないのが、

愛する家族や、社会的信用度が高い人たちというのは

悲しい話ではあるが、そういう時代になっているのでしかたない。

もうサザエさんたちとさよならする時期だ。

 

ついでにいうならイエ電をやめてしまうこと。

それぞれの携帯があれば十分。

お店や会社をやっているなら別だが、

置いているだけで詐欺に遭うリスクが高まるなら、

普通の家庭のイエ電はいらないと思う。

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌  ほか


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エイジトラベルする義母と幻の息子

「さっき、息子が来ていたはずだけど・・・」

「え、息子?」

 

最近、認知症の義母の頭の中に

息子が登場するようになった。

彼女には息子はいない。

一応、僕と義妹の夫が「義理の息子」ということになるが、

どうやらそれとは違うようだ。

 

正月にうちの息子(彼女の孫)が遊びに来ていたので、

彼のイメージが残っているのかも知れない。

それを材料にして架空の息子を創作してくるところは、

なかなかクリエイティブだ。

 

義母の脳内にはいろんな家族が登場する。

その多くは過去一緒に暮らした人たちで、

時々、彼女のところに遊びに来たりする。

 

それも夫や兄、父母などが

あれこれ役割を変えてかわるがわる登場したり、

飼ったことのないペットのイヌやネコが登場したり、

お菓子の空き箱を子どもの娘たちが取り合ったりする。

それを実の娘であるカミさんがあきれて

その話を聞いていたりする。

 

僕たちと一緒に暮らし始めた当初は、

自分の年齢を結婚前の20代前半あたりに設定していたようだが、

今では時々、母親としての設定も入ってくるので、

その時々によって縦横無尽にエイジトラベルしているようだ。

 

ちなみに幻の息子は今年になっては初登場したキャラである。

「今日はいないよ」と言うと、

「そうかぁ、会いたかったのになぁ」と言って

部屋に引っ込んでいった。

 

実際にははいないけど、息子のいる人生もあり得たかもね。

たとえ架空でも、いろんな家族がいて、

いろんなストーリーがあると楽しいね。

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

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または「おりべまこと」、または書籍名を入れてアクセス。

 

●スマホやタブレットで読める:Kindle無料アプリ

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●Kindle unlimited 1ヶ月¥980で読み放題

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌  ほか

 


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A.Tフィールドもぶち破る圧倒的面白さ 中田敦彦氏のエヴァ解説動画

 

またもや公開延期になってしまった

映画「シン・エヴァンゲリオン」(完結編)。

けれども、延びれば延びるほど、

ファンは盛り上がり、

YouTubeにいっぱい解説動画が上がってきた。

 

中でも超絶面白いのが、

オリエンタルラジオの中田敦彦氏の解説動画。

 

中田氏はYouTube大学というのをやっていて、

「サピエンス全史」をはじめ、

毎回、様々な思想・歴史・文学などについて

非常に面白く、わかりやすい充実した講義を行っているが、

この動画はスペシャル版。

 

最初に宣言しているように

「自分のために喋ります」と、

26年に及ぶエヴァの歴史、テレビシリーズ、

旧劇場版、新劇場版を全力一挙解説する。

 

何回見ても謎だらけのエヴァンゲリオン。

ああ、あそこはそうだったのか、

あそこはそんな意味があったのかと

と教えてもらったところがいっぱいだ。

 

それにしても最初のテレビシリーズが

深夜に全話一挙放映された1996年、

まさしく僕は「14歳」だった!

と言うシンクロ率MAXの中田氏のエヴァ愛はハンパない。

(エヴァンゲリオンには14歳の少年少女しか搭乗できない)

 

オタク丸出しの超深掘り・超充実の講義内容。

と同時にほとんど講談に近いパフォーマンス。

ものすごいその熱量に圧倒される。

 

ちなみにエヴァの映像は1カットも使っていない。

登場人物と使徒と作品中のキーワードのリストを書いた

ホワイトボードを前にして

前後編、合わせて5時間弱、

ただひたすらしゃべりまくるのみ。

 

そんな動画がすでに前編300万回以上、

後編も200万回近く再生されている。

僕も喋りだけのオンライン講義を聴いて、

こんなに笑って、こんなに泣けるとは夢にも思わなかった。

 

A.Tフィールド(エヴァ用語:心の壁)もぶち抜く面白さ。

「エヴァンゲリオンは現代の神話だ」と言い切る

中田氏のこの解説動画も神話になる。

 

ますます最後のエヴァ映画が楽しみになった。

ホントに完結するのかどうか心配ではあるけれど。

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

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●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

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金融詐欺で脳内ファンタジー 3000万円騙し取られた話

先日、金融詐欺で3000万円を騙し取られたと言う人を取材した。

3万とか30万じゃないよ、さんぜんまん!

べつにセレブとか資産家ではない。

庶民の部類と言っていいだろう。

いったいなんで?

 

経緯を聞くと、昨年末に海外の女性から

faceBookの友達申請があった。

彼は“彼女”と面識がなかったが、日本名なので、

海外在住の日本人かなと思って、つい承認してしまった。

 

そして交流が始まった。

会話も日本語でできるのでスムーズだ。

数回やり取りしただけでとても仲良くなった。

 

その国で先進的ビジネスを展開しているという“彼女”は、

「社会に必要な、尊敬すべき立派な素晴らしい人」と

彼のことを褒めたたえた。

 

実際、彼はそう言われておかしくない職業の人なので、

そうした甘言にも違和感を持たなかったのだろう。

 

そして彼の頭の中には“彼女”が

「賢く、優しく、美人なビジネスウーマン」という虚像が

生成されていたのではないかと思う。

 

事業を拡大するために、資金を増やすことを考えていた彼は、

そのことについて相談すると、

“彼女”は「短期間でお金を増やせる方法を知っている」と、

とある仮想通貨を使った利殖を薦めた。

 

現金を仮想通貨(いま、結構人気のある銘柄)に替え、

とある証券会社を通して再度現金化すれば、

確実に原資を増やせる、という仕組みを伝授されたのだ。

 

お読みの方はお分かりのように、この仲介となる証券会社が、

“彼女”のいる詐欺グループがでっち上げたニセ会社だったわけ。

 

彼はなまじっか株など金融取引の知識・ノウハウがあったため、

この罠にスポッとはまってしまった。

 

最初の数回、ちゃんとお金が増えてバックされてきたので、

すっかり“彼女”とその証券会社を信じてしまったのだ。

 

金融取引のことも仮想通貨のことも

勉強してきたから知っている。

まさかおれが騙されるはずがない。

これは本物。これはイケる。

この調子でいけば年内に資金は倍額じゃ。

よっしゃ、いったれー!

 

僕は経験ないが、ギャンブルで勝っているときも

きっとそういうノリになるのだろう。

勢いがつくともう止まらない。

一種のトランス状態になるのかも知れない。

 

というわけで彼は毎日どんどんお金を突っ込んだ。

ところが数日するうちにお金が引き出せなくなり、

おかしいなと思った時にはすでに手遅れ。

結局、手元にあった資金の3000万円すべてを失っていた。

これは2020年最後の10日あまりの出来事だ。

 

その証券会社は消え失せ、もちろん“彼女”からは

何の連絡もなくなった。

facebookのアカウントも消えていた。

 

「正気に戻って考えてみたらおかしいですよね」

あったりまえだよ。

3万とか30万じゃないよ、さんぜんまん!

 

でも詐欺に遭うとは結局こういうことなのかもしれない。

頭の中がカネに絡んだ妄想で満たされ、

脳がファンタジー化してしまうのだ。

 

彼は努めて明るく冷静に話してくれたので、

事業資金は失ったものの、

生活に支障はないのだろうと思ったら、

最後に「これから福祉事務所に相談に行きます」

 

えー、そんなー。

生活費もなくなっちゃったの!

 

「同情するならカネをくれ」と言われても困るので、

そこで取材は終えたが・・・うーん。

 

コロナ禍の中、こういう事件は頻発しているようです。

「まさか、おれが、わたしが」と言うあなたの身にも

起こり得ることかもしれない。

くれぐれもご注意ください。

 

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冬の散歩道

 

「テレワークをやるようになったので」

「介護していた主人が亡くなったので」

理由はいろいろだけど、それまでの暮らしが変わって

最近、川沿いを散歩するようになったという人に何人か逢った。

聞くと、僕たちよりもずっと昔からこのあたりに

住んでいる人たちだ。

 

すぐ近くにあっても、タイミングが合わなければ

ともに生きることはない。

人生は長いようで短い。

何と巡り合うかは運しだい。

それをどう大事にするかは自分の意思しだい。

 

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週末の懐メロ⑭:タイムマシンにおねがい/サディスティック・ミカバンド

 

イカしたロックはいつでもどこでも誰にでもモテる。

懐メロでありながら、50年の時間もひとっ飛び。

「ティラノサウルスお散歩アハハーン」が子どもにもウケて、

今や学童唱歌にもなっている(?)

サディスティック・ミカバンド1974年リリースの

「タイムマシンにおねがい」。

 

本当にタイムマシンのスイッチを回せば、

脳の中だけならいつどもどこでも

好きな時代に行ける時代になってしまった。

 

エンディングのリフレインをフェイドアウトじゃなく、

歌詞の途中でぶった切るのも70年代っぽくってラブリーだ。

 

1月21日(木)17:00~24日(日)16:59

3日間限定無料キャンペーン実施中

 

ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力

 

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●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌

●阿久悠の作詞入門

●余命9ヵ月のピアニスト

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

●プログレッシヴ・ロックスターの死①:ジョン・ウエットンの訃報、そしてロンドンの寿司

●プログレッシヴ・ロックスターの死②:キース・エマーソンの尊厳死(1周忌に捧ぐ) 

●勝手にビートルズ・ベストテン

●中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と和訳演奏

●純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡

●人間は幸せに慣れると、幸せであることを忘れてしまう

●義弟のアナログレコードと帰ってきたカレン・カーペンター

●いちご畑で抱きしめて

●ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れとジュリアンの心の修復作業

●抹消された20世紀パンクと想像力の中で生きる19世紀型スチームパンク

●悲しいことなんてぶっとばすロックンロールバンドのモンキービジネス

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」とYESの3文字の秘密

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」と「イマジン」の秘密

●いろいろな人が弾くから、心に響くロンドンのピアノ

●ストリートミュージックが商品になった街ロンドン

●アナログレコードとの再会

●見捨てられた恋人のようだったアナログレコードが、 なぜ絶滅の淵から回帰したのか?

●さすらいのレコード・コレクター:男のバカバカしくて痛快な生きザマ

●クリスマスにちょっとだけ世界と自分を変える

●森田童子の思い出:僕らの時代の子守唄

●自分をリライトする

●よみがえる死者・よみがえる歌:AIの音楽

●20世紀の愛と平和のロックなんて忘れてしまっていた

●だいじょうぶです、なすがままになさい

 

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宇宙を旅するお年頃

 

昨日の誕生日にはいろいろメッセージをいただきました。

どうもありがとうございます。

 

還暦を過ぎるとだんだん若返っていきます。

この1年で僕は1歳若返りました。

ただし、それは精神面や感受性のお話で、

肉体的な年齢とはだんだん乖離していきます。

 

老眼は年々ひどくなり、

疲れやすく集中力も長続きしません。

これからはこうした精神と肉体のギャップを

どうごまかして埋め合わせていくかが課題となりそうです。

 

心がけているのは脳内の清掃です。

心にも体にもいちばんよくないのは

ゴミ情報を貯め込んでしまうことだと思います。

 

頭の中に詰まったゴミ情報は、

そのままストレスに変質します。

それで内臓をやられたり、健康を損なってしまう人が

かなり多いのではないかと推察します。

ほかの人にとっては有効な情報でも

自分にとってはゴミであることもあります。

いや、たぶん、そっちのほうが多いでしょう。

 

自分は何者で、何がやりたいのか、この先どうなりたいのか、

そのためにどんな情報が必要で、どんな情報は不要なのか。

きちんと言語化できてなくてもいいですが、

そうしたことをある程度意識して

情報整理しながら生きて行かなくてはいけないと思います。

 

この情報化社会、ちょっと外を歩いたり、

ちょっとデバイスに向き合ったりすれば、

湯水のようなにいろんな情報が入りこんできます。

そのうち9割以上は自分にいらない情報なので、

あっという間に脳の中はゴミだらけ。

 

朝はクリーンでピカピカでも

夜になると汚染されて窒息しかけてます。

そもそも僕は脳のキャパシティが小さいので、

できるだけ日々、情報デトックスしていかなくてはなりません。

 

いろんなことを書いてはSNSやブログで発信し、

それだけでは飽き足らずに本まで出すのは、

そうした自分のためという意味合いがあるのだと思います。

 

でもいろいろ書いていると、

思ってもみなかった面白い発見に巡り合えます。

あなたもいいい歳になってきたなと思ったら、

機会を作って何らかのアプローチで

自分の脳内を覗いてみてください。

わりと広大な宇宙を旅できるかも知れません。

 

1月21日(木)17:00~24日(日)16:59

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「ポップミュージックをこよなく愛した 僕らの時代の妄想力」3日間無料キャンペーン

 

きょうは誕生日。

むかし、ジェスロ・タルというバンドが

「ロックンロールにゃトシだけど、死ぬにはちょいと若すぎる」

という歌を歌ったけど、

その心境がよくわかる年齢になりました。

 

この10年ほどの間に、自分の精神形成に多大な影響を与えてくれた

ミュージシャンたちが次々と旅立ちました。

そのたびに何か書かずにいられなくなって、

いろいろ書き散らした音楽テーマのエッセイが100本以上。

その中からいいのを選んで本にしてみました。

 

もくじを見て、面白そうだなと思うものがあれば、

読んでみてください。

本日、21日(木)17:00より24日(日)16:59まで

3日間無料キャンペーン実施中。

 

 

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「ザ・ビートルズ:Get Back」を観て死ね

 

昨年末に映画「ザ・ビートルズ:Get Back」の

先行特別映像が公開されていた。

 

1970年制作の映画「レット・イット・ビー」は、

「ゲットバック・セッション」という約3日間にわたる

末期ビートルズのセッション風景を編集した

ドキュメンタリーだった。

 

今年8月に公開される「ザ・ビートルズ:Get Back」は

それと同じ映像素材――

「レット・イット・ビー」で使われなかった

約56時間に及ぶ未公開映像を編集し、

新たな映画として構築したものだ。

 

予定ではビートルズの終焉から50周年となる昨年中に

完成・公開されるはずだったが、

コロナ禍によって延期を余儀なくされたという。

 

先行特別映像は、ピーター・ジャクソン監督の挨拶の後、

約5分にわたってモンタージュ映像が展開するが、

これを見て驚愕した。

 

本当にこれが50年以上前の、

あの「レット・イット・ビー」と

同時期に撮影した映像なのか?

 

この4人は一昨年のクイーンの映画みたいな

若いそっくりさんじゃないのか?

 

何かフェイクの極みみたいな、

すごい加工技術が施されているのではないか?

 

そんな疑念が次々と湧いた。

が、そんなことはあり得ない。

これは本物だ。1970年のリアル・ビートルズだ。

 

この頃、解散寸前のビートルズは仲間割れが顕著となり、

4人の心はもうバラバラで、

それぞれのソロ活動に向かっていた。

ビートルズは、ビートルズを葬り去ろうとしていた。

 

ーーというのがこれまでの定説だった。

それを表現した映画「レット・イット・ビー」は

葬送曲のごとく、暗く物憂いトーンで作られていた。

 

ところが、この未公開映像の中の4人は

そうした従来のイメージとあまりにかけ離れている。

とても半分崩壊したバンドとは思えない、

元気で生き生きとした輝きを放っている。

 

そして端々に垣間見える、

彼らの音楽つくりへの意欲と創造性の炸裂。

このテンションの高さはなんだ?

すでにこの世にいないレノンやハリスンの息吹も

間近に感じられる。

 

若い世代にとっては、現代に続くロック、

ポップミュージックの礎を築いた伝説のバンドの

最後の姿が見られる絶好のチャンス。

 

そして半世紀を超えてビートルズを愛し続けたファン、

特に70歳を超えた、リアルタイムでビートルズを聴いた

オールドファンは、もう一度、元気にGet Backするためにも

これを観ずして死んではいけない。

8月27日(金)世界同時公開とのこと。

 

1月21日(木)17:00~24日(日)16:59

3日間限定無料キャンペーン実施!

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コロナ対策はやっぱりあまびえ祈願しかない?

 

昨日は所用で吉祥寺へGone。

午前に行ったのですいていたが、

お昼ごろ、帰る頃にはけっこう人出があった。

平日でも午後は割と混んでいるようだ。

緊急事態宣言、どこ吹く風?

 

しかも商店街では

「緊急事態宣言発令中。外出を控えましょう」という

呼びかけの看板が出ている。

 

みんなに来てほしい商店街が

「外出を控えましょう」という矛盾したセリフを吐く。

こういう“よじれ”が現在の状況を表している気がする。

 

はっきり言って、人々のマインドは

コロナとの戦いに飽きている。

 

自暴自棄とまでは言わないが、

かなり厭戦ムード、諦めムードが濃い。

 

どうもコロナの感染拡大を

人為的に抑止できることはごく限られている。

ワクチン接種が始まれば少しは好転するかもしれないが、

あんまり楽観視もできない。

 

けど、若者や健康な人にとっては

それほど怖い病気でもなさそうだし、

この嵐が去るまで、ストレス最小限で

なんとかやり過ごせばいいんじゃね?

といったモードに入っているのではないか。

自然に終息するのをお祈りして待つしかない、

と考えている人が大半だと思う。

 

昨年、志村けんさんが

コロナで亡くなったショックも

もうほとんどの人は忘れているだろう。

 

なので飲食店や観光業を苦しめるような施策は

あんまり効果があるとは思えない。

締め付ければ締め付けるほど

反発とストレスが高まるばかりである。

 

日本人は基本的に共同体体質で、

自分の意見や権利を強硬に主張する人は少ない。

 

だからアナウンスの仕方を変えて、

抵抗なく生活習慣を変えて、

感染予防をがんばろう、という方向に

持っていけないだろうか。

 

テレワークは進めるべきだけど、

その他の施策は経済と天秤にかけて見直さないと、

2月になってもこのまま状況が変わらず、

ずるずる緊急事態宣言が長期化するという

最悪の事態になりそうな気がする。

 

僕も吉祥寺の駅のあまびえ祈願絵馬を書いて祈ってきた。

毎日コツコツ祈れば、何かいいアイデアが浮かぶかも?

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

ASIN: B08SKGH8BV ¥311

 

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または「おりべまこと」、または書籍名を入れてアクセス。

 

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●Kindle unlimited 1ヶ月¥980で読み放題

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌  ほか

 


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理想を無視したオリンピックは「おしまいDEATH」

 

先日、「オリパラでコロナ終息のシナリオ」

という記事を書いたとき、

オリパラは「できるか、できないか」じゃなくて、

「やるか、やらないか」だと言った。

 

外国メディアが「できるの?」と騒ぎだすと、

外圧に弱い日本はたちまち浮足立つ。

だけどIOCがやめると言わない限り、

僕はやっぱりやると思っている。

 

しかし、それは従来の華やかなオリンピックとは

かけ離れた形で開かれることだろう。

 

今の状況から見て、到底

「人類がコロナに打ち勝った証としての祭典」になりそうにない。

観客も外国からの選手もよくて半分程度。

悪ければ無観客、選手も1~2割の参加。

 

日本では大問題になっているが、

他の国は関係者以外、オリンピックなんてどうでもいい、

それこそ「不要不急」の最たるコンテンツだろう。

 

それでもどんな形でも

「オリンピックをやった」という事実を遺すことが大事なのだ。

未来に生き残るためにIOCは多分そう考えている。

 

「そんなのオリンピックじゃない!」という声が聞こえる。

そうなのだ、オリンピックはすでに

オワコン(終わったコンテンツ)になっている。

 

一昨年に「オリンピックをオワコンにするのは・・・」

という記事を書いたけど、図らずもコロナが

オリンピックを殺してしまった。

 

この先、2016年迄のような大会はもう開かれないのではないか。

感染症の危険、気象状況・自然災害の危険。

 

そうした危険を無視して大金を投じて開催することに

どれくらいの経済的メリットがあるのか?

 

今までは十分回収できたかもしれないが、

これからはどうなのか? 大丈夫なのか?

 

開催都市にとってあまりにもリスクが高すぎる。

2024のパリ、2028のロスは、今の東京を観て

どう思っているのだろう?

 

近代オリンピックの父であるクーベルタン男爵は、

「オリンピックの理想は人間を作ること、

つまり参加までの過程が大事であり、

オリンピックに参加することは人と付き合うこと、

すなわち世界平和の意味を含んでいる」

と考えていた。

 

そして1902年のロンドン大会における英政府主催の晩餐会で

「人生にとって大切なことは成功することではなく努力すること」

という趣旨のスピーチを行い、

「参加することに意義がある」という

オリンピックの理想を表現する名句が生まれた。

 

ところが、そうした理想など忘れて

近代オリンピックは、あまりに政治とカネもうけにまみれ過ぎた。

コロナ禍に襲われた東京2020を機に、

クーベルタンの唱えた理想・原点に戻るべきではないか。

 

この夏、開かれるであろう東京大会は

無観客だろうが、日本選手ばかりの大会だろうが、

イベントとして、お祭りとしてつまらなかろうが、

そうした新しいオリンピックの姿を見せるべきではないかと思う。

もう時代は変わってしまっている。

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌  ほか

 


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週末の懐メロ⑬:デジャ・メイク・ハー/レッド・ツェッペリン

 

おそらくいちばん女子ウケするツェッペリン・ナンバー。

有名どころではシェリル・クロウが1990年代にカヴァ―したり、

「デジャ・メイク・ハー」という曲名そのままの

日本のアイドルグループもいる。

 

ビートルズ以外、ロックなんてほとんど興味のない、

もちろんレッド・ツェッペリンなんて全然聴かない

うちのカミさんもこの曲だけは好きだという。

 

レゲエとトラッドフォークのエッセンスをブレンドした

ポップでキュート、楽しくてご機嫌なリズム。

それでいながら思いっきり「ZEP節」になっている。

僕の「マイ・ツェッペリン・ベスト」の中でも、

つねに5本の指に入れている。

 

レッド・ツェッペリンといえば、

1970代のロックバンドの最高峰に位置するとともに

「ヘヴィメタの元祖」というのが世間一般のイメージ。

 

超名曲「天国への階段」は別格として、

いまだファンが挙げる彼らの代表曲は、

「胸いっぱいの愛を」や「移民の歌」などの

ヘヴィメタナンバーばかりだ。

僕はこれらの曲が昔からどうも好きになれない。

どうしてツェッペリン=ヘヴィメタなのか?

 

ヴォーカルのターザンみたいな雄叫びや、

宇宙空間で唸るようなギターとドラムなど、

演奏表現としては面白いと思うけど、

楽曲として美しくも楽しくもないし、心に響かない。

 

レッド・ツェッペリンの本当の魅力は、

特に3枚目以降のアルバムで聴ける、

ワールドミュージックを取り込んだ広大な音楽宇宙だ。

そこには世界各地の音楽に宿る精霊みたいなものが感じられる。

 

それを現代的なロックのビートに乗せて、

独自のZEP節にしてしまう作曲力と演奏力が素晴らしい。

圧倒的なオリジナリティ。

まさしくキング・オブ・ロックバンドの所業。

 

レゲエがポップミュージックの世界でまだ認識されておらず、

当然、ジャンルとしても確立していなかった1973年に

レゲエを取り入れてこんな斬新な曲を作れたのは、

このバンドだけだ。

今では多くのレゲエアーティストがこの曲をカヴァーしている。

 

ユニークなタイトルは、イギリスのジョークと

レゲエ発祥の国「ジャマイカ」を掛け合わせたもの。

実際、彼らは“ジョーク”としてこの曲をアルバムに入れ、

その後、二度と演奏しなかった。

 

この映像は曲に合わせて、

他の曲をやっているライブシーンを編集したものだ。

 

半世紀たっても絶大な人気と影響力を持つ

キング・オブ・ロックの魅力を

ひとりでも多くの人に味わってもらいたい。

「デジャ・メイク・ハー」は、その入口として最高だと思う。

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

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中小企業のためのDX本第2弾発動

昨年夏にブックライターを担当した「中小企業のDXは会計事務所に頼め!」が好評で、

著者陣の「中小企業DX推進研究会」はパートナー企業が増え、

“次の一手”として再び本を出版したいという話が浮上した。

 

というわけで、今回はどうするか、再び他のライターと編集者とで協議をスタート。

1週間くらいである程度、企画をまとめることにする。

 

前回はデジタルトランスフォーメーション(DX)

という思想の生い立ちと日本社会における普及の流れに加えて

お金を掛けずにどんなDXが可能かという事例紹介で構成した。

そのため、いま振り返ると、

DX=IT化といった印象を与えたかなという懸念がある。

 

IT化はDXの一側面に過ぎない。

本質はもっとダイナミックな、ビジネスの考え方の変換であり、

今後の企業の根幹に関わることなので、

そのあたりをことを強調して訴えたい。

 

ビジネスが変われば生活が変わり、社会も変わる。

コロナ禍の長期化によって、オンライン需要はますます増える。

そしてコロナが終わって以降もそれは定着し、

後戻りはしないだろう。

 

そうした状況をビジネスに活用する施策やPR方法、

その際のセキュリティ対策などをテーマにしていくと

いいかと考えている。

 

これからはオンラインを通して何ができるかで

企業の趨勢が決まるような気がする。

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

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●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌  ほか

 


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池袋でふくろう時代を振り返る

 

昔から「いけふくろう」というのが池袋にいる。

それが近年、キャラクター展開されて、

大々的に「ふくろうの街」としてPRしている模様。

交番も地域を巡るコミュニティバスもふくろうだらけだ。

ホーホー。

 

月曜日の話だが、ちょっと用があって約1年ぶりに池袋へ行った。

18歳で上京したころ、

通っていた演劇学校が西池袋にあったので、

ここは東京におけるわが故郷のような街である。

そして、この街でかつて僕はフクロウだった。

ホーホー。

 

今でこそ早起きで、夜は11時を回ると

眠気に耐えられない体質になってしまったが、

かつては夜行性のフクロウ族で、

夜の池袋を飛び回っていたのだ。

ホーホー。

 

しかしこの日行ったのは、もちろん昼間。

しかも緊急事態宣言発令中。

サンシャインに続く東口はそこそこ人出があったが、

西口は閑散としていた。

 

その閑散とした中で

駅前の「コロナ感染に注意しましょう」という

親切なアナウンスと、

駅前繁華街の「客引きに注意しましょう」という

丁寧なアナウンスが混じり合って、

なんともいえない空気を醸し出していた。

 

そんな空気の中でブラブラしていたら、

この駅前繁華街

(昔はロマンス通りという名だったが、今は?)で

生まれて初めて水商売のバイトをやったことを思い出した。

 

地下1階のパブで、午後6時から11時半まで

黒服と蝶タイのウェイターをやっていた。

 

カネマツさんというあんまり水っぽくないマネージャーと、

ナガミさんという思い切り水っぽいサブマネ、

そしてキツネとタヌキのコンビみたいな女の子らと

一緒に働いていた。

 

ボトルキープ期限切れのウィスキーを1本に集めて

新品として出したり、

ミネラルウォーターの瓶に水道水を入れて200円で売っていた。

レーズンバターなるつまみをこの店で初めて見た。

渇きものでどれも1,000円くらいとってたような気がする。

けっこうインチキビジネス。

 

生演奏をするバンドが入っていて、

サンタナの「哀愁のヨーロッパ」

「ブラックマジックウーマン」や

プロコルハルムの「蒼い影」が十八番だった。

 

「蒼い影」になると、真ん中のホールでカップルが

チークダンスをしていた。

ヤクザのおっさんもよくきて凄みをきかせていた。

僕が休みの日だったけど、一度、暴れたことがあったらしい。

 

その時代の池袋には

まだ戦後のヤミ市の残滓みたいなものがあったのかもしれない。

汚くて野蛮な部分もあったけど、奇妙なぬくもりもあった。

昭和の体温とでもいうのだろうか。

ホーホー。

 

そういえば3年前に演劇学校の同窓会をやって、

やっぱり故郷・池袋はいいなぁと思ったが、

さすがに昔のように夜通し飲むという気分にはならなかった。

 

もう夜の街を飛び回ることもないのだろうけど、

池袋のフクロウには何だか親近感を感じる。

 

ちなみに、ただの駄洒落で「いけふくろう」

なのだろうと思ってたけど、

この近辺の雑司ヶ谷の森には

野生のフクロウだかミミズクだかがいるらしい。

しかも今でも。

本当だったら探索して鳴き声だけでも聞きたいものだ。

ホーホー。

 

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韓国映画「OLD BOY」

 

コロナ禍は当分続くと覚悟して、夜早く帰ったら、

あるいは終日在宅仕事の息抜きプラスアルファで

この際、思い切り本を読んだり、映画を見たりしてはどうか。

 

今日はAmazonPrimで韓国映画「オールドボーイ」を視聴。

2004年のカンヌ国際映画祭グランプリ作品。

原作は日本のマンガらしい。

 

冒頭出てくるのは、人のいい家族思いの、

でもちょっと酒癖の悪いおっさん。

このおっさなんが突如、何者かに監禁され、

その監禁生活が15年も続く。

 

いったいなぜ自分は15年もの間、自由を奪われたのか?

復讐の鬼と化した男がその謎を解くサスペンス劇。

 

ドラマ的にもビジュアル的にもかなり残酷だが、

めちゃくちゃ面白い。

メンタルの弱い人やハッピーエンドが好きな人には

お薦めしないけど、

人間が人間を愛することの悲しさ・残酷さ、

人生の苦さが胸の奥底まで響く物語。

AmazonPrimでの配信は1月20日まで。

 

自由に出歩くのが憚られる時期だけど、

家で大したお金もかけずに映画が楽しめるのだから

恵まれた良い時代だと思う。

 

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「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

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2021年1月12日の謹賀新年と年賀状をめぐる随想

 

鏡開きも終わって、家の中からも世の中からも

正月ムードが消えた、と思っていたら、

3通も年賀状が届いた。

 

「前の住所に送ってしまったので返ってきた」

という人が今年は何人もいた。

今日来た3人も1人はそう言っている。

おそらく後のふたりも同じだろう。

 

一昨年の夏に引っ越したが、

横着して喪中ハガキと新住所のお知らせを兼ねて

送ったのがよくなかったか。

前年と少し遡ってチェックして、

知らせるべき人には知らせておいたはずだけど・・・。

 

齢を取ってくると、どこでも家族が亡くなったりして、

喪中で年賀状をお休みすることが増える。

そうすると、その年来なかった人には出さなくなる。

 

いや、自分にとって大事な人ならちゃんとチェックするが、

そうでなければ忘れてしまうのだ。

あるいは何年も会っておらず、仕事でも繋がりがなくなり、

心も通わない、それこそ形だけの付き合いの相手なら

「ま、もういいか」とスルーしてしまう。

 

こうして年々年賀状のやり取りが減っていき、

今ではいちばん多かった時期の半分以下になっている。

 

もともと年が明けてから仕事ですぐ会う人には出さなかったし、

最近はメールやSNSで「おめでとう」と

挨拶を交わす人も増えている。

虚礼廃止、形骸化した慣習をやめるべしと

自ら唱えることもあった。

必然的な結果なのだろう。

 

でも、だからこそ却って、いまだに年賀状をやり取りする人には

大事にせなあかんなという思いを抱く。

仕事関係はごくわずか。

家族・兄弟が少々。

あとは昔の演劇関係の仲間がいちばん多く、

一緒にバイトをやってた職場の友だち、

一緒に仕事をやった仲間たち。

そして小中の同級生。

中には何年どころか、何十年もあってない人もいる。

一度、途切れたけど、なぜかまたやり取りが復活した人もいる。

 

そして毎年やり取りしていた相手から来ないと、

ちょっと心配になる。

今年はそれが6人いた。

そのうち3人は今日来たのでひと安心だが、あとの3人は・・・。

なんかあったのか?

まさかコロナで死んだりしてないか?

 

昨年の年賀状のコマーシャルで

「あの人の人生に、わたし、まだいた」だったっけ? 

うろおぼえだけど、そんなコピーがあった。

 

かつてはめんどくさいので書きたくない、と思っていたけど、

今はわりかし大切に思える。

気づいたのはやり取りしている人のほとんどが、

損得勘定の欄外にいる人たちということだ。

結局はそういう関係がいつまでも残る。

 

そのうち日本郵便の回し者として、

「日本の年賀状文化を守れ!」と言い出し、

運動を起こすかもしれない。

 

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電子書籍「ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力」本日発売

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もくじ

●八王子・冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ヘイ・ジュード:ジョンとポールの別れの歌

●阿久悠の作詞入門

●余命9ヵ月のピアニスト

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」

●プログレッシヴ・ロックスターの死①:ジョン・ウエットンの訃報、そしてロンドンの寿司

●プログレッシヴ・ロックスターの死②:キース・エマーソンの尊厳死(1周忌に捧ぐ) 

●勝手にビートルズ・ベストテン

 

●中学生時代の「エリナ・リグビー」の衝撃と和訳演奏

●純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡

●人間は幸せに慣れると、幸せであることを忘れてしまう

●義弟のアナログレコードと帰ってきたカレン・カーペンター

●いちご畑で抱きしめて

●ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れとジュリアンの心の修復作業

●抹消された20世紀パンクと想像力の中で生きる19世紀型スチームパンク

●悲しいことなんてぶっとばすロックンロールバンドのモンキービジネス

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」とYESの3文字の秘密

●オノ・ヨーコさん「NHKファミリー・ヒストリー」と「イマジン」の秘密

●いろいろな人が弾くから、心に響くロンドンのピアノ

●ストリートミュージックが商品になった街ロンドン

●アナログレコードとの再会

●見捨てられた恋人のようだったアナログレコードが、 なぜ絶滅の淵から回帰したのか?

●さすらいのレコード・コレクター:男のバカバカしくて痛快な生きザマ

●クリスマスにちょっとだけ世界と自分を変える

●森田童子の思い出:僕らの時代の子守唄

●自分をリライトする

●よみがえる死者・よみがえる歌:AIの音楽

●20世紀の愛と平和のロックなんて忘れてしまっていた

●だいじょうぶです、なすがままになさい

 


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週末の懐メロ⑫:クレア/フェアーグランド・アトラクション

 

1988年にデビューして、たった1枚のアルバム

「The First Kiss of a Million Kisses(邦題:ファースト・キッス)を遺して消え去ったスコットランド出身のバンド、

フェアーグランド・アトラクション。

 

彼らの音楽は1930~50年代のスウィングジャズや

古いアメリカやイギリスのフォークソングのエッセンスを

たっぷり取り入れた、当時からすでに懐メロ。

それでありながら超斬新で、たまらない切れ味があって

僕はしびれまくっていた。

 

「パーフェクト」という曲が大ヒットしたが、

いちばん好きだったのは、この「クレア」。

歌い手のエディ・リーダーと、クラリネットおじさんとの

丁々発止のやり取りが楽しくてイカしてる。

 

ちなみに「フェアーグランド・アトラクション」とは

移動遊園地のこと。

 

僕が過ごした1980年代のロンドンでは、

中心にある繁華街のレスタースクエア

(東京で言えば新宿みたいなところ)に、

ある夜、ピカピカ光を放つ遊園地が忽然と現れ、

子どもよりも、むしろ大人が嬌声を上げて

アトラクションを楽しんでいた。

 

安っぽくロマンチックで、懐かしいぬくもりがあって、

ちょっと退廃的な香りも混じる

大人のメルヘン、ファンタジー。

フェアーグランド・アトラクションの音楽には

そんなテイストがある。

 

たった1枚のアルバムは永遠の遊園地となって

21世紀もピカピカ光り続けている。

 

1月11日(月) 発売決定

AmazonKindle電子書籍・おりべまことエッセイ集

「ポップミュージックをこよなく愛した

僕らの時代の妄想力」

 

ビートルズをきっかけにロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代.

僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。

心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する、おりべまことの音楽エッセイ集。

ブログ「DAIHON屋のネタ帳」より33編を厳選・リライト。

 

 ♪勝手にビートルズ・ベストテン

♪純情ストーカー男と純心DV願望女の昭和歌謡

いちご畑で抱きしめて

ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れと心の修復作業

♪冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える  ほか

 


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オリパラが目標となってコロナ禍は終息へ向かうというシナリオ

 

首都圏には2度目の緊急事態宣言が出された。

1ヵ月で済めばいいが、暖かくなるまでは続くと

覚悟しておいた方がいいかもしれない。

 

しかし逆に言えば、この冬を乗り切れば、

明るい光が見えてくる可能性があるのではないか。

 

先が見えないと不安が増すばかりなので、

何となくこれからのシナリオを書いてみる。

 

何と言っても日本にはこの夏、

オリンピック・パラリンピックを開催するという大命題がある。

僕はもともと反対派だけど、コロナ終息のためには

オリパラは希望への一里塚になる。

どうせなら有効活用した方がよい。

 

巷では「できるか・できないか」みたいな議論をしているけど、

全然まとはずれだ。

オリパラは「できるか・できないか」じゃななく、

「やるか・やらないか」である。

 

その点ではもう結論は出ている。

IOCもJOCも「やる」と言っている以上、

政府にも東京都にも「やらない」という選択肢はない。

(いろいろ利権の問題もあるし、やらざるを得ない状況。

そのへんはまた別の機会に)

 

日本のコロナ死者がアメリカやイギリス並みに増えるような

状況になればわからないが、

そうでない限りは、国民が何と言おうと絶対やるだろう。

 

しかし、もちろん国民を黙らせたいから、

オリパラ実現のためにベストを尽くすに違いない。

してもらわなくては困る。

その切り札はやっぱりワクチンだ。

 

緊急事態宣言を継続して、春先には何とか

感染者数を落ち着かせ、ワクチン接種をスタートさせる。

 

ワクチン接種の際に重要なのは情報操作である。

人々の多くはこの1年にわたる情報洪水で

「コロナ脳」になってしまっているので、

そのコロナ脳の改善が、感染症対策と同じくらい重要だ。

 

「ワクチンがあるからもう大丈夫です」と、

不安を和ませる一方で、

「でも、ワクチンは重症化のリスクを軽減するもので、

感染を防げるわけではない。

だからこれまで通り、感染防止対策は個々で続けてくださいね」

といったイクスキューズも

十全にアナウンスしんくてはならないだろう。

その塩梅を誤ると、またもや混乱が生じてしまう。

 

ワクチンにはいろいろ問題がある。

副作用の心配もあるし、

次々と生まれてくるかも知れない変異種に対して

どこまで有効なのか、という疑問もある。

 

けれどもそんなことを言っていたらきりがない。

とにかくオリンピック前には、コロナ脳の人たちを減らし、

100%ではないにせよ、

社会を従来の状態に近づけていかなくてはならない。

 

コロナは「ただの風邪」とは言えないにせよ、

「インフルエンザ程度のもの」という

社会通念を醸造する必要があるのだ。

 

そのためにワクチンという最終兵器を

1日でも早く行きわたらせるだろう。

経済復興のためにも、そこは最善を尽くすはずだ。

 

苦しんでいる飲食業・観光業の皆さんも、

オリパラまであと半年の辛抱(十分長いけど)と心得て

なんとかがんばり続けましょう。

 

そして、今年の秋からはコロナと共存する時代になる。

 

人々のコロナに対する考え方・思い込み、

ひいて言えば社会通念が変われば、

厄介ではあっても、

コロナはそんなに怖い病気ではなくなるはず。

 

実態は大して変わらないとしても、

「国はちゃんとワクチンも提供してますよ」と

言える状況が作れれば、社会は前進する。

 

とまぁ、シナリオを書いてみましたが、

果たしてどうなるか?

いずれにしても飛沫感染に気を付け、まめな手洗いを

コツコツやりながら状況を注視していきましょう。

 

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いちご畑で抱きしめて

ダイヤモンドをつけたルーシーとの別れと心の修復作業

●冨士森公園のスローバラード駐車場で、ポップミュージックをこよなく愛した僕らの時代の妄想力について考える  ほか

 


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コロナ禍の冬をどう乗り切るか、自分自身で考えなくてはならない

 

ついこの間、東京の感染者数が

とうとう1000人を超えたと思ったら、

あっと言う間に2000人超。

そして2度目の首都圏緊急事態宣言。

 

これはイギリスで発見された変異型が侵入したせいなのか、

詳しいことは分からないが、

ちょっと今までとは違う空気を感じる。

倍々で増えていく可能性もある。

これから冬真っ盛り。

大騒ぎするのはよくないけど、楽観視もできなさそうだ。

 

政策を批判する声も大きいけど、

僕は日本はそれなりに頑張っていると思う。

拙いところ・何やってるんだと腹立たしいところも

多々あるけど、

命も経済も守りたい、という気持ちは伝わる。

 

医療がこれだけひっ迫してしまっているのも、

できる限り、多くの人を助けようとしている結果、

こうなっているのではないか。

 

僕たちは全員が平等に医療を受けられるのは

当たり前だと思っているけど、

世界基準はそうではないと思う。

 

アメリカをはじめ、インドでもブラジルでもヨーロッパ各国でも

日本と比較にならないほど死亡者が出ている。

 

これらの国でコロナ患者が日本のようにちゃんと

治療を受けられているかといえば、そうではない。

アメリカでは貧乏人は病院なんかに入院できない。

 

中国は抑え込んでうまくやっているように見える。

ただ、あれは中国政府が感染予防の大義名分で、

徹底した管理体制を強めているからではないか。

「管理されようが何だろうが、ないより命が大事」とするなら

中国みたいな道も取れるかもしれないが、

あなたはそれを日本の政府に望むのだろうか?

 

もちろん医局の問題とか、日本にも医療の闇の部分は大きい。

しかし、その点を差し引いても、

国民皆保険制度という建前がある限り、

日本の医療は、治してほしいと訴える人を放置はしないし、

できない。

 

外国の例だけでなく、

日本全国を襲った100年前のスペイン風邪だって、

多くの患者は放置されてそのまま。

助かる・助からないは、ほとんど運次第だった。

 

べつに政府や知事の弁護も味方もするつもりはないけど、

僕たちは豊かで恵まれているということを踏まえて、

モノを言ったり、行動した方がいいと思う。

 

政府や知事に批判・意見をぶつけるのは結構だけど、