最期のバグパイプ

 

ツイッターに「女王に捧げた最期のバグパイプ」

がアップされていた。

テレビ中継では見なかったが、

ウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で

女王の棺が地下に降ろされ埋葬される時に

奏でられたものらしい。

 

まるで美しい映画や演劇のラストシーンのようだ。

とても感動的なのと同時に、エリザベス女王の

「スコットランドよ、行かないで」という

願いも込められているかのようだ。

 

ちょっと前から「6600万年前の夢を見て死ね」

という小説を書いていて、

これにマイケル・オーネストという人物が登場する。

マイケルはスコットランド人のバックパッカーで、

日本人女性と結婚し、東京で25年暮らしていたが、

還暦になり、スコットランド独立運動と

ネス湖の観光事業に取り組むため、

故郷スコットランドに帰ろうとしている。

彼はバグパイプ奏者でもあり、

楽器を教わりに来た主人公の男を相手に居酒屋で

スコットランドの自慢をして

「ネス湖を見て死ね」と、くだを巻く。

 

そんな設定なのだが、僕はスコットランドには、

1986年の春にネス湖観光、

1987年の夏にエジンバラ演劇祭を見に行ったきりだ。

特に強烈な印象はないが、

ロンドンなどより物価が安く、

のんびりした田舎というイメージが残っている。

インヴァネスの宿に泊まった時に給仕してくれた

当時高校生くらいの女の子が

真っ赤なほっぺをしていて可愛かった。

 

イングランドとスコットランドはここ数百年、

何とか折り合いをつけて仲良くしてきたが、

いつまでも過去を懐かしんではいられない。

何よりも民族としての

アイデンティティが大事なのだ。

 

亡き女王の願いむなしく、

近いうちにスコットランドは独立するだろう。

それが歴史の必然のような気がする。

そう思ってこのバグパイプを聴くと、

よけいに切なく美しく響く。

そしてエリザべㇲ2世の生きた時代は、

次世代へ語り継がれる物語としてパッケージされる。

 


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エリザベス2世国葬:20世紀の真の終幕

 

昨夜はエリザベス女王の国葬を、BBCの生中継で見た。

こんなに絢爛豪華で美しい式典を見ることは

もう生涯ないだろうと思った。

 

内容の重厚さあってこその華やかさ。

あれだけ世界の要人が一堂に集まることも

もうこの先ないのではないか、と思える。

 

そいて、こんなすごいことをする国、できる国は、

もう地球上にイギリスしかない。

 

BBCの気合の入れ方もハンパなかった。

イントロダクションの編集もめっちゃカッコいいし、

ウェストミンスター寺院の天井にカメラつけて

神さま目線の大俯瞰映像を撮るなんて本当にびっくりした。

 

おそらくBBCは昨日の中継映像を、

後世に残す、人類共有の遺産とすることを意識して

撮ったのではないだろうか。

 

21世紀になってから22年目にして、

とうとう20世紀の真の終幕を見た感じがする。

 

国葬のパレードは軍隊に支えられていた。

王制と軍制は一体のものであり、

あの祭典は、大英帝国の祭典である。

僕たちが暮らすこの世界は、

いまだ大英帝国の影響下にあったのだ。

 

その礎を築いたのは、16世紀のエリザベス1世。

海軍と海賊を使って世界の覇権を握り、

イギリスに富と繁栄をもたらした。

 

19世紀。ヴィクトリア女王の治世と産業革命。

日本も初めてグローバル化し、文明開化を迎え、

資本主義・覇権主義の時代が始まった。

 

世界を制覇し、栄光に包まれた大英帝国の歴史は、

富を求め、権力と暴力で人を抑えつける

搾取・略奪・虐殺・支配・蹂躙の歴史でもある。

 

エリザベス2世はそうした前世代の恩恵と、

犯した罪悪の双方を熟知して

この70年間、必死で世界のバランスを保つのに

努めてきたのだと思う。

 

そして自分の葬儀さえも過去と未来との懸け橋にした。

英王室内の知恵の蓄積もあったのだろうが、

 

すごい女王、すごい物語の作り手だ。

 

 

彼女がいなくなった今、

大航海時代から20世紀、そして今日まで

続いてきた一連の流れはゆるやかに止まっていくだろう。

 

英連邦国家の独立や、王制廃止の動きも

雪崩を打って襲ってくるだろう。

ユニオンジャックの国旗を見るのも、

もうそんなに長くないかもしれない。

 

世界のかたちは変わり、資本主義社会の在り方も

変質していくだろう。

 

もしかしたらそれらは僕がまだ生きている間、

向こう10年、20年のうちに実現してしまうかもしれない。

 

僕たちの子孫は、昨日の国葬を

20世紀文化のアーカイブとして鑑賞するのだろう。

そして、王様・女王様のいる世界を

バーチャルとして楽しむようになるのかもしれない。

 

リアルにこんなことをやって、無駄ガネを使いまくって、

なんてクレイジーな時代だったんだ!

ということになるんだろう、きっと。

 

僕らはそれを寂しいと思ってこう言う。

 

「いや、民主主義・合理主義には賛成だけど、

人間というものはどこかでこういう物語を

求めているんじゃないか?

それが心を豊かにするんじゃないか?」

 

だが結局、新しい時代のことは、

新しい世代が決めることになる。

 

いずれにしてもロンドンとウィンザーで

エリザベス女王を見送った僕たちは、

一つの歴史と始まりを見届けた。

とても幸運なことだし、貴重な体験をしたと思う。

 


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ガラパゴスマスク

 

先日、義母といっしょに近所の八百屋に買い物に出た時、

マスクを忘れたことに気が付いた。

もう春先ぐらいから外ではマスクをしていない。

ただ、店とか建物に入る時はつけなきゃいけないので、

持ち歩くのだが、家に置いてきてしまったのだ、

 

ちょうどストックが切れかけていたので、

ドラッグストアに寄って60枚入りの不織布マスクを買った。

その時、こうしてコロナ用にマスクを買うのは

これが最後になるだろうと思った。

 

テレビなどの映像を見る限り、

どこへ行くにもこれだけ国民が

一律にマスクをしている国は日本だけ。

まさにガラパゴス感があふれている。

 

データを見ても第7波は終わりに近づいているが、

そもそも欧米などはもはやデータ管理さえしていない。

つまりもう「普通の病気」と見做している。

 

WHOも「パンデミックはそろそろ終わり」

と言い出してるし、

マスクをする生活にも終わりが近づいている、

そう予感している人は少なくないだろう。

 

エリザベス女王の国葬でロンドンにおられる天皇陛下も

日本のメディアを意識して外ではマスクをしたり、

晩さん会の場では周囲と合わせて外したりと、

なかなかお気遣いが大変だ。

 

だけどある意味、

3年におよぶコロナの影響はこれから現れる。

気になるのは子どもや若者。

彼らにとって3年は、おとなにとっての30年に匹敵する。

そんな長い間、マスク生活を強いられ、

人の顔・表情がまともに見えない、

自分の顔・表情をちゃんと見せない感覚になった子の

メンタリティはどうなのか?

マスクを外して生活できるのか?

 

北欧のどこかの国の保育園では、

コロナ禍においても、

保育士はけっしてマスクをしなかったという。

理由は、子どもに大人の表情を見せないのは、

精神の発達上、よくないという考え方があるからだそうだ。

国がわざわざそんなお達しをするとは考えにくいので、

その園なり、保育士業界の判断なのだろう。

 

日本(アジア)と欧米では、

相手の表情を読みとるのに、

目もとを見るか、口もとを見るかの違いがあるので、

一概にはこうした方針の是非は問えない。

 

ただ、上からのお達しや世間に対する気遣いを重視するか、

自分たちの信念、大げさに言えば哲学を重視するかの

違いがあるなと思った。

 

いずれにしても社会の中で、

コロナによって変わったもの・変わるものと

変わらずに残るもの・元に戻るものがある。

 

自分の中でも何が変わらずに続いているのか、

どんな習慣・考え方を変えたのか?

どこかで落ち着いて検討してみようと思う。

 


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ふたたびエリザベス女王逝去について

 

ここ数日、テレビやネットで

エリザベス女王逝去に関するニュースが

目に触れると、つい見てしまう。

 

20代の一時期、2年半ほどイギリスで

暮らしていたというだけで、

特に王室にシンパシーを感じていたわけでもないが、

何か喪失感のようなものがある。

 

一つの時代の終焉。

世界が大きく変わる予感。

なんだかひどく胸が疼くのだ。

 

エリザベス女王の最期は、ある意味、

高齢者にとっての理想形でもあった。

ガンや認知症に侵されることもなく、

ほぼ健康なまま、最後まで現役を全うした。

ひどく苦しむこともなく、安らかに亡くなったのは、

母を見送る子どもたち(国民)にとって

幸いなことだ。

 

死は悲しい出来事だが、

それ以上に、女王の死には

人生を生き切った不思議な充実感が感じられる。

 

どのように死を迎えるかは自分で選べないが、

彼女のように国を背負って

70年も歩き続けてきた人間には、

その報酬として、最後にはるか高い山頂から

広大な世界を見わたすことができたのかもしれない。

 

国葬は19日に行われるという。

エンディングの仕事をやっていることもあって、

こちらにもたいへん興味がある。

 

天皇陛下と皇后陛下も参列されるようだ。

お二人の英国留学は、

かけがえのない青春の1ページだったはず。

ほぼ同世代ということもあり、

かの地、かの時代、王室、女王対する

両陛下のお気持ちがひしひしと伝わってくる。

どうぞ心おきなくお別れをしてほしいと思う。

 


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God save the Queenの終焉

 

エリザベス2世逝去。

在位70年はすごい。

最後の最後まで女王であり続けた。

 

僕の母を超える高齢。

日本で言えば、昭和と平成をほぼ丸ごと生きた。

いずれ近いうちに・・・と思っていたが、

いざ現実になとやはり寂しい。

でも、穏やかな最期とのことで、良かったと思う。

 

政治家でも芸能人でもないが、

その存在感はあまりに大きく、

世の中に与える影響も大きかった。

 

ミニスカートも、ビートルズも、パンクも、

ブリティシュロックも、

ウェストエンドのミュージカルも、

戦後の英国生まれの文化は

すべて女王の擁護のもとに生まれ育った。

 

ロンドンで暮らしていた頃は、

毎日お顔を拝んでいた。

ポンド札の表で微笑む肖像は

(1980年代の実年齢より)

若くてチャーミングだった。

 

70年もの間、目に見えない巨大な何か、

ヴェールのようなものを英国のみならず、

ヨーロッパのみならず、

世界全体に投げかけていたような気がする。

 

その存在が地上から消えて、

これから世界に何が起きるだろう?

気になる。

僕たちの知る世界は

大きく変わってしまうのだろうか?

 

この2週間のうちに、誰も何の疑問を抱くことなく、

“本物”の国葬が行われるものと思う。

 

心から女王陛下のご冥福をお祈りします。

 

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ニューヨークのリモートワーク事情

 

DX(リモートワーク関係)のビジネス書の執筆で、

ニューヨークに取材。

おそらく日本の社会人なら知らない人はいない

大企業のアメリカ拠点の経営者。

 

相手の背景は窓越しに摩天楼ニョキニョキの風景。

あれ、でも外は青空?

ニューヨークは夜の時間じゃなかたっけ?

と思って聞いたら、やっぱバーチャル背景だった。

 

「夜分にすみません」と言ったら、

「自宅にいるから大丈夫です」というお返事。

そうなのだ。

もうがんばって夜遅くまで

オフィスに残ってなくてもいい、

というニューノーマルが、コロナ以降、

かの地ではすっかり定着してしまったようである。

 

取材はアメリカのリモートワーク事情について

いろいろ聞いた。

これから執筆を始めるところなので

内容はもちろんここでは言えないが、

前述のようにすっかりワーカーの意識が変わり、

経営者もこれまで通りのやり方では

仕事を回せないという。

 

特に印象に残ったのが、

「コストを掛ける部分が変わった」という話。

要はこれまで掛かっていた

オフィスの賃料や出張費を、

リモートで希薄になりがちな

社内のコミュニケーション維持の費用に

当てているということだ。

 

ちなみに、ちょっと前に

テスラのイーロン・マスク氏が

「家でダラダラしながら

リモートワークなんて許さん。

ちゃんとオフィスに出てこい!」と怒ったと聞いた。

 

ああいうリモートNG企業もあるんですか?

と聞いたら、ウォール街の金融企業などは

ちゃんとスーツとネクタイで出社しなきゃダメ

というところが多いそうだ。

 

しかし、よくよく聞いてみると、

それを求められるのは年収数千万円、

ヘタすりゃ億レベルのトップエリートさんたちで、

一般のオフィスワーカーは、

ほとんどがリモートの恩恵に授かっているらしい。

特に若い世代には

仕事は家やカフェでやるもの、

みたいな意識が急速に浸透しているとう。

 

取材した経営者の方は、

それにはちょっと危機感を持っていて、

家庭を持っている人たちには出社を強要しないが、

若者たちにはある程度、

リアルで接することを求めているようだ。

 

ガラパゴス日本は、コロナから2年半たち、

ほぼほぼフルリモート派と、もと通り通勤派と

すっかり二極化してしまった印象。

満員電車に乗らないと、

仕事やってる気がしないという人がまだ多いようだ。

 

ついでに言うと、正規社員か非正規雇用か

といったことにこだわっているのは、

今や国際基準から遠く離れた労働思想。

ガラパゴスどころか、地球の最果てみたいな話だ。

子どもに「将来の夢は正社員です」

と言わせるような社会に将来の夢はあるのかな?

 

 

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明日から始まるのだ。読んでね。

 

 


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なぜアフリカの国では、 すぐさまキャッシュレス決済が浸透するのか?

 

アフリカのある国――もちろん日本より

はるかに経済規模の小さい新興国――では

キャッシュレス決済が、

ほぼ100パーセント浸透しているという。

なぜかというと絶対的な必然性があるからだ。

 

その国では夫が週に5日、

都市に出稼ぎに行き、週末に村に帰って家族と過ごす、というのが一般的なライフスタイル。

最近まで昭和時代の日本同様、

1週間の労働賃金を現金でもらって

持ち帰っていたのだが、

そこにはいろいろ問題があった。

 

まず第一に、そのお金が偽物の可能性が低くない。

一所懸命働いて稼いだカネが贋金だったら

たまったもんじゃない。

 

もっとひどいことがある。

出稼ぎ者たちは村に帰る途中、

強盗に狙われる可能性が非常に高い。

「あいつはカネを持っている」というのが、

すぐばれるからだ。

カネを取られるだけならまだしも、

殺されてしまうことも少なくないという。

 

そこにキャッシュレス決済システムが導入された。

こうなると支払い側も贋金は使えないし、

受け取った瞬間に、村にいる家族にオンラインで

キャッシュレスで送ってしまえば道中手ぶらになり、

強盗に襲われる危険もない。

そんなわけで一瞬にして

国中にキャッシュレス決済が広がったという。

 

しかし、日本のように

信頼し合える相手と良好な取引ができ、

路上で強盗に出くわす危険性がほとんどない

治安の良い国ではそうした必然性がないため、

浸透するのには時間がかかるというのだ。

 

これは先日のエンディング産業展のセミナーで

DXを進めている会社から聴いた話。

 

最近は日本でも日常の買い物をはじめ、

生活のあらゆるシーンで

キャッシュレスが増えてきたが、

それでもまだまだ現金信仰が厚い。

これは世界的な視野から見ると、

一つの大きな幸福であり、

素晴らしい幸運の証なんだろうなと思う。

 

そして何となく、東太平洋の

ガラパゴス諸島で悠久の大海原を見ながら

のんびり暮らすイグアナになったような気分になる。

 

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お楽しみに。

 


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グローバルビジネスの勉強

 

英国では「英国現代奴隷法」という法律が

2015年に作られた。

人権意識が高い欧州では、

人種やジェンダーの差別問題に気を付けることはもちろん、

サプライチェーンにおける従業員の権利保護が重要。

サプライチェーンがアジアなどに工場を持つ場合でも、

奴隷的労働は許されず、

この「英国現代奴隷法」には十分な注意が必要だ。

 

新興国では「3万円で人が殺せる(殺し屋を雇える)」

と言われている。

異性関係やお金のトラブルには十分な注意が必要だ。

 

いきなり、日本企業が先進国、新興国に進出する際、

どんなリスクがあるのかについて、

それぞれ書かれている。

 

これは国際弁護士の人が、

海外進出を考える企業に向けて書いている本の一端。

 

難しい法律を「ざっくり」わかりやすく説明し、

「当たり障りのある」表現をあえて心がけたそうである。

いやいや、たしかにわかりやすく刺激的で面白い。

 

「現代奴隷法」なんて初めて知ったし、

聞いたことはあったが3万円で殺しもOKとは・・・。

なんだかいきなり映画の世界に放り込まれたようだ。

 

ビジネス本の仕事として、

企業のグローバルビジネスに関する

本の制作がスタートした。

人口減少によってマーケットが縮小する日本。

リモートワークの普及を踏まえて、

海外市場に進出しようとする企業の

サポートサービスについて書いていくものだ。

 

というわけで、久しぶりに世界に目を向けて勉強している。

上記の本はその一環として読んでいる。

サイト情報も割とソフトタッチのものが多い中、

これはなかなかエグい。

 

「汚職・腐敗防止法」の項目では、

海外では汚職が水や空気のようにはびこっています

(日本の汚職なんて甘っちょろい?)とか、

 

「労務・人事」では、アジアの新興国のような

高温多湿の環境では、人は働きません。

日本人が通常と考える勤怠管理をするだけで

一苦労ですとか。

 

噂で聞くことはあっても、

こうやって世界中の現場でトラブルに向き合った人に

本ではっきり書かれると、やたら説得力があり、

その国の生活・ビジネスの風景が広がってくる。

 

グローバルというイメージは美しく、

そこでビジネするぜというとカッコいいけど、

現実はいろいろ大変。

というわけで、観光ではない、

バックヤードの世界旅行へ出発だ。

 


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子どもへの想像力がない「老害の国」は滅びる

 

ノルウェーではコロナの真っ最中も

保育士、保育施設の人たちは誰もマスクを付けずに、

子どもたちに接していたという。

 

小さな子どもから見るとマスクを付けた

おとなの顔は、表情の乏しい、

まさしくマスク(仮面)のような顔に見えるらしい。

そうした外見で接することが、

子どもの精神形成に及ぼす悪影響を慮っての措置だ。

 

それでクラスターが起きたところもあったようだが、

コロナへの感染よりも、

そうした子どもの未来に及ぼす影響を

抑えることを優先したのだ。

 

チラッと聞きかじっただけなので、

科学的根拠があるのかどうかはわからない。

そして、こうした対応が正解だったのかどうかも。

 

ただ、コロナ禍という異常な状況の中で、

子どもの成長という、まだ目に見えない未来に対する

想像力を大事にしていることはわかる。

 

それが国の指導なのか、自治体の意思なのか、

はたまた保育士たちが独自にやったことなのかわからない。

いずれにしても、そこには一つの哲学が働いている。

 

ノルウェーは素晴らしいからまねをしろ

と言うつもりはない。

だけど日本はこの期に及んでも、

場当たり的で煮え切らない対応しかできない。

 

今回の第七波で行動制限を出さなかったことも、

これといった説明のアナウンスはない。

一応、社会・経済を回すためという

もっともらしい大義名分はあるが、

なんか欧米はもうウィズコロナだし、

立場上、中国みたいにロックダウンなんかできないし、

まぁ、なんとかなるだろ、コロナだからしゃーない

といった消極的な考え方で政策が行われている。

 

昨日、僕のところに4回目ワクチンの用紙が来たが、

本当に4回目がオミクロンに効果があるのか?

アメリカの製薬会社から大量に買っちゃったから、

政府の面子として消費しなくちゃいけないから、

「打て打て」と広告しているんじゃないか?

とか、もうナゾ、ナゾ、ナゾ。

疑問・疑念だらけである。

 

コロナ禍だからしようがないんだという言いわけは、

もう3年目には通用しない。

 

こういった状況の中で

何がこの国の未来にとって大切なのか、

指導者らが考えているように思えない。

対応がのらくらしているのは、

哲学が、ビジョンがないからだ。

それに基づいた行動ができないからだ。

 

そのくせ、宗教団体とは癒着している。

「この団体の、こうした教義・哲学が

スバらしいから私たちは共感し、支援しているのです!」

と、堂々と言い切る政治家はひとりもおらず、

こそこそごまかすばかり。

 

話をコロナにもどすと、

「命が大事、命が大事」ときれいごとを唱える一方で、

行き当たりばったりのことしかやらず、

カネさえばらまきゃ何とかなると思っている。

 

そして、それにのっかって給付金をだまし取る

アホな国民が続出するていたらく。

上も上なら、下も下。

カネに目のくらんだ狂人たちの大行進。

大事なみんなのお金ををガバガバ無駄遣いしやがって。

 

ノルウェーを見習え!とは言わないが、

もっと子どもを大事にし、

未来を大事にするんだと考えを基本に据えて、

政治も、産業も経済活動もやっていくべきではないか。

さもなければ、

「私が死ぬまでの時代が良ければいい」という人だらけの

「老害の国」と、世界から嗤われることになる。

 


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平和祈願・核廃絶祈願のエネルギーと新たな戦争の脅威

 

ヒロシマ・ナガサキ。 

今年もいくつか原爆関連のニュースを見た。

たいへん失礼な言い方になるかもしれないが、

ここ数年、特にコロナ禍が始まった一昨年以降、

かなりトーンダウンしてきたような印象がある。

 

昭和の頃の原爆記念日はとても熱いものがあった。

テレビで平和式のニュースの一端を見て、

みんなで平和を祈り、核廃絶を唱えていれば、

それがやがて世界中に広がるだろう。

いつか僕らがおとなになり、

50歳・60歳を超える頃は

核兵器が一掃され、

世界平和が実現するのではないか。

たしかにそう思えた。

 

けれども現実はそんなに甘くなかった。

考えてみれば、当たり前のことだけど。

 

平成になり、令和になり、

昭和の頃に感じた

平和祈願・核廃絶祈願のエネルギーは、

徐々に減衰した。

 

みんな、ただ祈願しても無力だ、

ということがわかってしまった。

言葉に出しては言わないけど、心の中で諦める。

おとなになったのだ。

これもまた、考えてみれば、

当たり前のことだけど。

 

体験を持つ人も高齢化している。

気力・体力も衰える。

亡くなる人も増えている。

そして改めて思うのが、

(これもまた怒られるかもしれないけど)

被爆者であることを

自分のアイデンティティの一部にして

生きていかなくてはならないのは、

ひどく辛いことなのではないかと思う。

 

被爆者の人たちは、いやがおうでも

「世界平和」や「核廃絶」というスローガンを

背負って歩かなければならない。

それもやっぱり辛いことだと思う。

何と言っても体験してしまったいるのだから、

被害者なのだから、

僕たちのように飽きたら投げ出す、

というわけにはいかないのだ。

 

加えて今年はロシアのウクライナ侵攻を

見てしまった。

平和祈願・核廃絶祈願がぶっとぶほどの

インパクトだ。

それに乗じて中国も不穏な動きを見せている。

やっぱりロシアや中国が

「話せばわかる」国だとは信じがたい。

 

いくら日本が世界平和・核廃絶を叫んでも、

あいつらが「行動」してしまったら、

もうそんなことは言っていられなくなる。

 

それでも日本は反戦・反核を

唱え続けるべきだと思う。

でもその一方で万一の時のために

備えておく必要もある。

 

日本も核を保有して抑止力にするべき――

そう考える人が出て来るのもしかたがないだろう。

日本が核兵器を保有することは

99パーセントないとは思うが、

ロシアなり中国なりから侵略の脅威に

晒されたら・・・と考えると、

今までのように落ち着いてはいられない。

 

政治家の皆さんは

アホなことをやっているように見えるが、

それでも国防はちゃんと考えていて、

トップシークレットの奥の手は

持っているのではないだろうか。

国民も何もせず黙っていても

今の平和、今の幸福が、

未来永劫続くんだとは思わず、

もしまた戦争になりそうになったら、

巻き込まれそうになったら・・・ということは

想定しておくべきではないかと思う。

 

第2世:長編小説特集「読むホリデー」

8月9日(火)16:00~12日(金)15:59

 

・オナラよ永遠に http://www.amazon.co.jp/dp/B085BZF8VZ

子どもたちの未来を開くのは愛と笑いとオナラの力!

 

・いたちのいのち http://www.amazon.co.jp/dp/B08P8WSRVB

少女とフェレットの楽しい暮らしと切ないお別れの物語

 

・ちち、ちぢむ 

http://www.amazon.com/dp/B09WNC76JP

ちっちゃいおじさんになっちゃったお父さんを救え!

 

レビューお待ちしています。

あなたの感想をお聞かせください。

 


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「南の島でのんびり」なんてFIREしなくてもすぐできる

 

1~2年ほど前からビジネスパーソンが

「FIRE」という言葉をよく口にするようになった。

「うぉぉぉぉ」と炎のように燃えて

仕事をすることなのかと思ったら、

ぜんぜん違っていて、

FIREとは「Financially Independence, Retire Early」の略。

若いうちに経済的に自立し、仕事を辞めることだという。

 

ネットや雑誌では、投資でもうけて

30代くらいでリタイアし、

「南の島でのんびり暮らしてます」

といった人が紹介されているそうな。

 

それなら僕はもう20代でそんな経験は済ませた。

1987年、ヨーロッパをバックパックで旅行していて、

エーゲ海に浮かぶギリシャのロードス島という島で

10日くらいのんびり過ごしていた。

 

気を入れていた仕事が

クライアントの事情でキャンセルになり、

いきなり蒸し暑くなったせいもあって

疲れがどっと出たので、

ここ2日ほど、

ネットもほとんど見ずにゴロゴロしていたら、

ふと、そのことを思い出したのだ。

 

いかにもエーゲ海風の白い家(民宿)に泊って、

そこにオランダ人の女の子やカナダ人の男も

出入りしていた。

 

持ち主のギリシャ人のご夫婦といっしょに食事をして

日本のことやイギリスのこと

(その頃はロンドンで暮らしていた)を聞いてきた。

 

「日本人は何を食べるんだ?」

「魚介類をよく食べるので、

この島と似てるかも知れません」

「イギリスのめしとギリシャのめしはどっちがうまい?」

「うーん。イギリスのほうがうまいものもあるし、

ギリシャのほうがうまいものもありますね」

とかなんとか。

 

そんなわけで美しい海を見ながら、

さらにネコと戯れながら

(ギリシャの島にはどこもやたらネコが多い)、

旅の疲れを癒したのだが、

あの10日ほどが自分の人生の中でどんな意義があったのか、

今もってわからない。

まあ単なる「休み」だったのだろう。

 

でも、今思うとちょと長すぎた。

なんで10日もいたのだろう?

海は確かに美しかったが、それも3日も見てれば飽きる。

特にこれといった思い出もなく、

ただただ、何もすることがなくて

退屈だったという印象が強い。

 

最近言っている「FIREして南の島でのんびり」というのは、

もちろん僕のビンボー旅行の体験などとは

ニュアンスが違っていて、

億り人(資産1億円)の特権みたいなものだ。

 

でも、僕が言いたいのは

「南の島でのんびり」したいだけなら、

今の日本人なら、その気になればいつでもできるってこと。

 

知らないから憧れる人も多いのだろうけど、

そんなのちょっと本気で働いてお金を貯めれば、

あるいは、投資をする元手があるのなら

それを使ってすぐできる。

 

先に体験しておいて「ああ、こういうものなのか」と

わかったうえで、それでも

「永遠ののんびり」を手に入れたいというなら

がんばってFIREをめざしたら?と思う。

 

それにまたいつ何時、コロナが復活したり、

他の伝染病が起こらないとも限らない。

本気で南の島に憧れているのなら

FIREしてどーのこーのなんて言ってないで、

行けるときに行って、若いときに体験しておいた方が

おトクなのではないかと思う。

 

「おいしいものは楽しみに取っておいて、

後からゆっくりいただこう」なんて思っていると、

いただく機会を失っちゃうかもしれないよ。

人生は短いですよ。

 

 

おりべまことエッセイ集:世界

1日3分の地球人

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20世紀の絶対悪ナチスを利用する21世紀の悪魔の影

 

ロシア戦勝記念日。

プーチンが拠り所にするのは、ナチスに対する聖戦。

ウクライナに巣食うネオナチのせん滅。

 

「ナチス」という言葉には

恐るべき悪のエネルギー、

死と虐殺のイメージがまとわりついている。

実際に1930~40年代のナチスドイツによって、

ヨーロッパ各地で人類史上最悪の

ジェノサイド、人権蹂躙が行われたのは事実なので、

そんなのイメージだけだ、とは言わない。

 

けれども「ナチス」「ファシスト」と言って指を指せば、

その人・組織・団体は悪い奴らだから潰していい、

と単純に人に暗示をかけてしまうのは問題だと思う。

 

思えば僕たちはこの77年間

「ナチス絶対悪の世界」で生きてきた。

かつての同盟国だった日本ですら(日本だから?)、

僕が子ども・若僧だった戦後20年~40年くらいの頃、

つまり昭和40~昭和60年

(1960年代後半~80年代前半)あたり、

現実と離れた世界でなら抵抗感がないためか、

子ども向けのSFマンガやアニメには

「世界征服」「地球支配」「人類滅亡」

などのワードとともに、ヒトラーやナチスを模した

悪のキャラクターや組織が多数登場した。

 

ビッグX、宇宙少年ソラン、ジャイアントロボ、

新造人間キャシャーン、仮面ライダー、

マジンガーZ、宇宙戦艦ヤマト・・・

 

そういえば、仮面の忍者赤影は時代劇なのに、

トンデモ科学力を駆使する卍(まんじ)党という

悪の忍者軍団が出てきた(だから面白かったのだけど)。

あれもナチスのイメージが反映されていた。

 

ついでに「キン肉マン」とか「リングにかけろ!」とか、

少年ジャンプのバトル系マンガでも。

 

いまは史実に基づく映画・ドキュメンタリーを除いて、

フィクションの分野では絶対にメディアに出せないが、

ハーケンクロイツやナチス的敬礼も

頻繁に目にした気がする。

 

裏返して言えば、悪役としてとてもカッコよく、

知的で格も高いので、子供・若者の気を引いたのだ。

 

誰もあまり言わないけど、

ナチスの軍服のデザインはめっちゃ優れていると思う。

だから当時のドイツの若者が大勢ナチスに入りたがった。

 

それほど強力なナチスの悪のパワーだが、

かの組織自体は77年前に滅んでいる。

ネオナチという、その残党も確かにいて、

ヤバイ連中なのだろうが、

そんなに大きな力を持ち得ているとは思えない。

 

「ナチス」「ファシスト」はわかりやすい記号だ。

その絶対悪の記号を隠れみのにして、

この77年でナチスを凌駕する得体の知れない悪魔が

この世界の裏側で育っているのではないかと恐れている。

 

ヒトラーやナチスを悪魔、大罪人として裁いて

正義は勝った、世界は平和になった・・・

と話が収まっていた時代はとうの昔に過ぎ去っている。

 

国籍問わず、「ナチス」「ファシスト」といった

20世紀の悪に対する言葉・イメージを巧みに操り、

20世紀人のトラウマを刺激しようとする連中にこそ、

僕たちは注意しなければいけないのではないだろうか。

 

世界や歴史に関してのお話にも、

おりべまことのエッセイで軽く出逢ってみてください


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どうなる?イギリスで「となりのトトロ」舞台化

 

これはびっくり!

イギリスのロイヤルシェイクスピアカンパニー(RSC)が、

「となりのトトロ」を舞台化する。

 

トトロの世界って日本人独自の感性によるもの、

と思っていた。

英国人のセンスでどうやって表現できるのか?

と最初はかなり訝ったけど、

よくよく考えてみれば、

ファンタジーにかけてはしっかりした伝統を持つ国。

けっこう面白いものになるかも。

しかも映画じゃなくて、舞台というところが期待大。

 

以下、プレスリリース要約。

 

宮﨑駿監督のアニメーション映画「となりのトトロ」が、

イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー

(RSC)によって初めて舞台化。

2022年10月からロンドンのバービカン劇場で上演される。

映画で音楽を手掛けた作曲家の久石譲が舞台化を提案し、

宮﨑駿監督がこれを快諾したことで始まったプロジェクト。

久石譲がエグゼクティブ・プロデューサーを務める。

 

久石譲は舞台化にあたり

「この作品に本当の意味で普遍性があるなら

――僕はあると思っていますが――

まったく違うカルチャーで育った人たちが

違う言語でやっても、

きっと世界中の人に伝わるはずです」とコメント。

 

また、題字も手掛けたスタジオジブリの

鈴木敏夫プロデューサーは

「果たしてどうやってトトロと出会えるのか。

とても楽しみにしています」

と期待を寄せているという。

 

演出のフェリム・マクダーモットは

「美しい音楽とともに舞台にします。

パペット、役者とともに、命を吹き込みます」

と意気込みを語っている。

 

世界的な作曲家・久石譲のもと、

世界最高峰の演劇カンパニーRSCが

「となりのトトロ」をどう表現するのか、

世界中が期待している。

 

どうやら全体的にオペラみたいな感じの舞台で、

ダンスやパントマイムやパペットの動き、

ポエムリーディングのようなセリフなどを交えて

表現していくのではないかと思う。

 

オリジナルの映画とは違う、

イギリスファンタジーっぽい味の作品になるのだろうか?

いずれにしても、これ見るだけの目的で

またロンドンに行く価値あるかも。

 

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青と黄色はこの春のトレンドカラー?

 

最近、広告でブルーとイエローの二色のデザインを

チラホラ見かける。

内容はべつにウクライナにも戦争にも関係ない。

 

たまたま青と黄色が好きなんだよ、

デザイン、カラーリングとしていいんだよ、

というだけのことかもしれないし、

もしかしたらちゃんとその事業者に

なるほど!と思えるような理由や深い思想が

あるのかもしれないが。

 

このネット時代、パッと見ただけで、

内容を読もうかどうか判断されてしまう。

だからいかに人目を引くかが大事だというのはわかる。

ただ、あまり良い気持ちはしない。

 

グローバル、社会貢献、SDGs・・・

これらにちょっとでも関わる内容なら、

いくらでもウクライナ問題とこじつけられる。

 

もちろん突っ込めば、

「いや、私たちは世界平和を祈りながら

日々、活動を行っています」

ぐらいの切り返しは用意していると思うが、

どうもモヤモヤする。

 

詐欺とか犯罪ではないし、

広告・集客のためならそんなこと気にしてちゃダメでしょ、

と言わるかもしれないが、

やっぱり引っかかるな。

そんなことで引っかかっている僕がおかしいのだろうか?

 

そういえば、レオ・レオ―二の絵本に

「あおくんときいろちゃん」というのがあった。

 

レオーニはオランダ生まれのユダヤ人で、

子ども時代にイタリアに移住後、

ファシストの迫害を受けてアメリカへ亡命したという

20世紀の絵本作家。

 

「あおくんときいろちゃん」は

抽象的な表現で人間の愛情を描いた、

子どもの大好きな本だ。

ぜひ一度読んでみてください。

https://leolionni.jp/


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世界のサピエンスはこの戦争を許さない (ハラリ氏のプーチン敗北宣言)

 

「サピエンス全史」「ホモ・デウス」の

ユヴァル・ノア・ハラリ氏が、

英国のガーディアン紙上で、

また、YouTubeにおいても、

ロシア・プーチン大統領の敗北を宣言している。

 

 

ハラリ氏は世界的な歴史学者、哲学者、

そしてベストセラー作家だが、

彼のこの宣言で世界の情勢が変わるわけではない。

それでも深く共感できる人は多いのではないだろうか。

 

もちろんロシアはウクライナとの戦争で負けたわけではない。

それどころか依然優勢なのだが、

ハラリ氏が言いたいのは、

大国・独裁者の横暴を、世界中のかなりの数のサピエンスたちが

許せない精神状態になっている、

そして未来に対して非常な危機感を抱いている、

という趣旨だ。

 

ロシアの勝利=大国の小国への侵略成功は、

世界を1945年(第2次世界大戦終結時)より以前に

逆行させてしまうことになる。

 

1945年以前、多くの国にとって、国を豊かにするために

戦争は一種の必要アイテムだった。

国家予算の半分以上を軍事費に使うのが

当たり前だった時代。

それがロシアの勝利・成功によって帰ってくる。

 

つまり、この77年間の経済・産業の発展、

いろいろな文化の成熟の歴史が

完全否定されてしまうことになる。

 

そんな時代の再来を、あなたも僕も、

多くのサピエンスたちは望んでいない。

心の底から嫌がっている。

 

ゼレンスキー大統領は、

そのあたりの心理をうまく読み取って、

巧みに情報戦を展開し、ウクライナを有利な方向に導いた。

僕も情報戦・認知戦ではウクライナが

ロシアを圧倒していると思う。

 

そうした世界(といっても西側諸国だが)の

「戦争・侵略は許せない」――ハラリ氏の言葉に変えれば、

「ジャングルに戻りたくない」という心情が、

ロシアの国民を動かせるかが問題になると思う。

 

あと、YouTubeの話の中では、

ドイツに対する提言が興味深い。

ナチスが犯した戦争犯罪の贖罪として、

ドイツがより積極的に動くことを、

イスラエル人(ユダヤ人)の立場から訴えている。

 

かつてのドイツの同盟国であり、

アジアで侵略行為を行った日本はどう動くべきだろうか?

 

今のこの世界が素晴らしく幸福であるとは思わないし、

この戦争の陰には、アメリカをはじめとする

西側諸国の陰謀が渦巻いているのだろうとは考えられるが、

それでも今の世界は、

1945年以前より、はるかに良くなっていると思う。

 


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100年生きるホモサピエンスの世界はこれから

 

「サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ:著/柴田 裕之:訳)」

「ライフシフト(リンダ・グラットン + アンドリュー・スコット:著 / 池村千秋:訳)」

 

2016年に出されたこの2冊の本で

僕たちの生き方は大きく変わった。

前者は人間がどこから来て、

どうして今こうなっているのかを解き明かし、

後者は人間がこれからどう生きるのかを示唆した。

 

大げさな話ではない。

この2016年以前と2017年以後では世界は、

社会は、人生はすっかり変わってしまった。

 

僕たちは猿から進化した唯一の人類ではなく、

共同幻想の能力によって協力することで

他の人類を駆逐して繫栄した

サピエンスという一種族である。

 

そのサピエンスはこの先の世代は

100年の寿命があると言われた。

僕たちは人生100年時代の幕開けに遭遇してしまった。

60歳は定年でもなく、人生の終盤でもなく、

新たなスタートになった。

 

今までそう言ってた人も少しはいたが、

それがすべての人に当てはまるようになった。

社会もそれを望んでいる。

 

概念を変えること。

今まで続いてきた固定観念を変えるというのは

すごいことだ。

 

これから先の人間・人生にまつわるすべての物事は、

「サピエンス全史」と「ライフシフト」を基準に

回るだろう。

多くの研究者・思想家は

ハラリとグラットン/スコットのフォロワーになり、

こうしている間にもじわじわと世界を変えていく。

 

ダイジェストで何となく読んだつもりになっている人は、

未だ遅くないので、

できればちゃんと読んだ方がいいですよ。

 


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死ぬまで戦争体験はしたくないけれど

 

去年の東京オリンピックの映像で「イマジン」が流れた時、

「またイマジンかよ。マンネリ~、芸なし~」と思った。

確認してないが、ブログにもそう書いたような気がする。

だけどあの感情は撤回する。

 

いま、インターネット上に

40年以上前にこの世を去った

ジョン・レノンが降臨している。

そんな錯覚にとらわれる。

僕たちの世代は無力さを自覚しつつ、

やっぱり「イマジン」を聴いて平和を祈るしかない。

 

今日、テレビでキーウ郊外のブチャの街の惨状を見て

震えあがった。

番組ではほんの数年前の同じ街の

平和で穏やかな風景も映し出した。

その日常の営みが完膚なきまでに叩き潰された。

 

こんなことを書くと、被災者の方にたいへん申し訳ないが、

阪神淡路大震災でも、東日本大震災でも、

同様に街が破壊された惨状を映像で見た。

けれどもやはり違うのだ。

自然災害と人間の手による殺戮の現場とは。

 

あの街には案の定、

人間の醜さ・おぞましさの痕跡が記されていた。

自分がリアルにあの場所にいたら発狂しそうだ。

 

僕は戦争体験をしていないし、死ぬまでしたくないが、

親は昭和ひとケタ生まれなので子どもの頃してしまった。

僕は自分が子どもの頃、よくその話を聞かされた。

 

べつに強要はされなかったけど、

なんだかちゃんと聞くのが子どもの義務のように感じた。

これも一つの親孝行だとも思っていた。

 

亡父は軍需工場で働いていたが、

集合時間に遅刻したおかげで爆撃に遇わずに済んだという。

もし、もっとまじめにやってたら死んでたかも、

と笑っていた。

 

そんな父の話を思い出し5つほど書いて、

マンガやテレビやアイドルの話と一緒に、

「昭和96年の思い出ピクニック」というエッセイ集に収めた。

 

平和な時代にこんな話・・・と思っていたが、

とりあえず残しておいてよかったと思う。

もう僕に戦争の話を語る肉親はいない。

 

若い人も、本でも映画でも何でもいから、

やっぱり日本人が当事者になった

最後の戦争のことは知っていおいたほうがいいと思う。

自分が体験しないためにも、疑似体験が必要なのだ。

 

本当にあれが最後であることを祈る。

そして、いつも同じこと言ってるけど、

この戦争もどうにかして終わることを祈るばかりだ。

 

昭和96年の思い出ピクニック

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●死者との対話:父の昭和物語

●大空襲をすり抜けた父は

「生きてるだけでOK」

●父の話:ラッパ要員を兼ねて軍需工場に就職

●名古屋大空襲:

金のしゃちほこも燃えてまったがや

●父のメガネを借りて終戦を見る ほか

 


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宇宙元旦はみんなで祈ろう世界平和

 

今日3月21日は、なんと「宇宙元旦」なんだって!

春分の日だから?

さらに「一粒万倍の日」であり、

ダブルでスペシャルデーなわけだね。

へー、こりゃ知らんかった。

 

けどね、みんなにとって

そんなW素晴らしい日だったら、

自分の運勢がどうとか、自分を見つめてどうとか言う前に、

ロシアとウクライナの戦争が終わって

一日でも早く平和な日が来るよう、

みんなで祈ろうよ。

 

宇宙元旦&一粒万倍の日なら

スピリチュアルパワーも強化されるわけでしょ。

 

日付が変わる前に(変わってもいいけど)

みんなでスピリチュアル念力を送って、

プーチン氏やロシアの戦争賛成派の人たちの

考えを変えさせよう。

 

せっかくの「宇宙元旦」「一粒万倍の日」なら

もっと有効活用しませんか?

 

食べるエッセイ集お彼岸Wキャンペーン終了しました。

ご購読の皆さん、どうもありがとうございます。

よろしければレビューお送りください。

今後ともおりべまことの電子書籍、よろしくお願いします。

 

ちなみに明日の朝食は、

ギリシャヨーグルトのせバゲット、

ポテッコリーサラダの

チェリートマトブラッサムバージョン、

イチゴのココナッツミルクがけを作ります。

 

平和な朝においしく食事ができることに感謝。

 

 


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「ラブ&ピース」の歌は無力ではない

 

かつて「音楽で世界は変えられる。ラブ&ピース」という

ノー天気なメッセージを、

世界の多くの若者がノー天気に信じていた時代があった。

本当にお気楽な時代だったんだと思う。

でも今、もう一度、あれを信じてみたい思いに駆られる。

 

本当に気が重くなる。

うちのカミさんなどは最近、

ロシアとウクライナの戦争のニュースが

テレビで流れると「見たくない」と言って

チャンネルを換えてしまう。

 

彼女は昔、某商社の貿易事務のロシア部門で

働いていたので、

ロシアやウクライナの地名や都市名に

若干ながら親しみがある。

直接的なつながりがなくても

やっぱり嫌な気持ちになるのだろう。

 

それでもやっぱりまったく目を瞑るわけにはいかない。

破壊された街や難民、

何人が犠牲になったといった報道を見るのは

本当にたまらない。

 

でも、きっと僕たちがこんなにひどい気分になるのは、

第2次世界大戦以降、音楽をはじめ、

さまざまな文化を通して、

いろんな人たちが戦争の悲惨さを訴えてきたからだと思う。

 

戦争はアカンと叫んできたからだと思う。

 

戦争が人間を、いかにおぞましくて

醜い生き物に変えてしまうかを知らせてきたからだと思う。

 

だから僕たちは戦火に包まれた

ウクライナのニュースを見て戦慄を覚える。

 

経済がめちゃくちゃになったロシアの混乱を見て

やるせなさを覚える。

 

憎しみが新たな憎しみを生んでいくのを想像して

悲しくなる。

 

ほとんどのビジネス、旅行、娯楽は

平和だからこそ成り立つものであることを痛感する。

 

そうした知性と感性を持った人間は、

きっと第2次世界大戦時よりは

世界にずっと増えているはずだ。

 

「ラブ&ピース」と歌っても世界は変わらない。

けれども全く無力かというと、そうでもない。

あきらめずに繰り返すことで確実に人の心は変わっていく。

そう信じたいな。

でないと、この世界で生きてる価値がないよ、とも思う。

 


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週末の懐メロ73:サマータイム・ブルース/RCサクセション

 

あの3・11から11年。

亡くなった人の冥福を祈る。

ただ、地震・津波は人間の力でどうにもできない自然災害。

それに対して福島第一原発の事故は完全な人災だ。

「原子力はがつくる明るい未来」という

戦後日本が掲げてきた輝ける看板は

木っ端みじんになり、

あの地域の人々は故郷を失った。

 

その惨状を20数年前に予言したかのような偉人、

忌野清志郎。

「サマータイム・ブルース」は

1988年、彼のバンド、RCサクセションとして

リリースしたアルバム「カヴァーズ」の1曲。

その名の通り、1950年代・60年代の

名曲カヴァーを収めたアルバムで、

オリジナルはアメリカのロカビリー歌手、

エディー・コクランの歌。

それを忌野が日本の原発の在り方を告発する歌詞をつけ、

反原発ソングとして作り変えた。

 

この少し前の1986年4月、

当時のソ連(現ウクライナ)の

チェルノブイリ原発事故が発生。

以降、日本でも一時期、原発の安全性が取りざたされた。

 

3・11の福島第一原発以前にも

小規模・中規模の事故はいくつかあった。

でも、この後、バブル景気になって、みんなすぐに忘れた。

僕もすっかり忘れた。

 

忌野清志郎はこのほかにも、

プレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」や

タイマーズとして「原発音頭」を歌って反原発を唱えたが、

時が経つうち、これらは彼のキャリアの

ちょっとおかしな番外編として

隅っこに置かれたような印象がある。

 

でも今、改めて聴くとすごい。

ユーモアとエンターテインメント性にあふれた告発は、

誰にもまねできない反骨精神あふれるパフォーマンスだ。

 

だから、もし彼があの3・11の惨状を目の当たりにしたら、

いったいどんな歌を・・・と、どうしても考えてしまう。

 

ロシアとウクライナの戦争が勃発し、

チェルノブイリ原発がロシア軍に制圧されたという。

次々と攻撃され、制圧されていくウクライナの原発。

久しぶりに「核」という言葉が切迫感を持って

毎日にように飛び交っている。

 

そして、また考えてしまう。

もし彼がこの世界の現状を目の当たりにしたら、

いったいどんな歌を・・・と。

 

2009年に亡くなってもう13年になる。

生きていれば今年で71。

ロックンロールにゃトシかも知れないけど、

死ぬにはちょいと若すぎたぜ、清志郎。

 


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27年前のモスクワ旅行とロシア人への思い

 

1995年5月、新婚旅行でモスクワに行った。

メインはロンドンをはじめイギリスだったのだが、

最初の2泊3日だけモスクワに寄ったのである。

 

結婚前、カミさんが某大手商社のロシア部門で

貿易事務の仕事をしていたので、

支局の人たちへのご挨拶を兼ねての訪問だった。

 

ソ連からロシアに移行したばかりの時代。

泊まったホテルは以前、国営だったが、

その時にはロシアマフィアの手にわたっていた。

マフィア経営のホテルである。

建物がデカいわりに、部屋は当時の日本の地方都市にある

ビジネスホテルのようなそっけない場所だった。

 

ロシア語ペラペラの支局の人たちは

たいへん歓迎してくれて、

修道院を改装したレストランでごちそうしてくれた。

ボルシチにようなものやサラダを食べた記憶があるが、

悪いけど、あまりおいしいとは思わなかった。

 

新入りの雑用係のミハイルという青年が運転手になって、

赤の広場やモスクワ大学など、

車であちこち観光名所を回ってくれた。

 

シェルターを兼ねる地下鉄の構内には

シャンデリアがいくつも下がり、

さながら地下宮殿のようになっていたのが印象的だった。

 

ロシア、モスクワと言えば、

寒いというイメージを持っていたが、

僕たいが行った日は、とても5月とは思えない

真夏の暑さだった。

ホテルにクーラーなんてもちろんない。

 

それで冷たいものが飲みたくて

街中探しまわったが、自販機なんてあるはずもなく、

お店にも冷蔵庫なんてないので、

ぬるいジュースでがまんするしかなかった。

 

当時、マクドナルドの第1号店が開店したばかりで、

後にも先にも、あそこで食べたチーズバーガー以上に

マックがおいしいと思ったことはない。

正直、レストランの食事の数倍うまかった。

 

ミハイル君にもお礼にごちそうした。

値段は日本より高く、

飲み物やポテトなどつけて1000円そこそこ。

 

それに対して当時のロシアの物価水準は、

戦後間もない日本くらいだったらしく、

ミハイル君の給料は、たぶん2、3万程度。

感覚としては、

僕たちが1万円の食事をとるようなもの。

なのでロシアの人たちにとって、

マックは超高級レストランだったのである。

 

そんなわけで、恐縮しながらも超よろこんで

ハンバーガーをほおばっていた

ミハイル君の幸福そうな顔が忘れられない。

 

今となっては面白い体験で、

もちろん、空港で兵士に銃口を向けられた

ソ連時代の1985年よりも数倍ましな国になっていたが、

それでも滞在するのは2泊3日で十分だなと思った。

 

その後に行ったロンドンが実際以上にラブリーで

素敵な街に思えたものだ。

それから1カ月近く、ロンドンとイギリスの旅を楽しんだ。

 

あの時はソ連からロシアになってまだ間もなく、

物資が乏しく、経済も混乱して、人々は貧しかった。

 

今、ロシアの生活はどうなっているのだろう?

ウクライナは爆撃を受けて悲惨だが、

ロシアも機材封鎖は喰らうわ、

店も企業も次々と閉じるわ・撤退するわで

めちゃくちゃなことになっているのではないか。

 

加えて、世界中の人たちからの非難はものすごい。

日本や西側諸国みたいには情報は入らないだろうけど、

いずれそういう声が耳に届いた時、

非難や憎悪をまともに受け止められるのか?

 

ミハイル君など、1995年の思い出があるので、

あまりロシアの人に対して悪い感情は湧かない。

 

もちろん、こうした為政者を選び、

20年以上も国の運営を任せっきりにした

国民としての責任はあるのだろうけど。

 

これからいったい両国はどうなるのか、

僕が考えても仕方ないが、どうにも心配でならない。

 


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ロシアの兵士の声は聞けないのか?

 

僕が初めてモスクワ空港に降りたのは、

1985年8月5日だった。

(1,2日ズレているかもしれない)

アエロフロートの旅客機で

ロンドンへ向かっていたのだが、

そのトランジットのためだった。

ロシアがまだソ連だった時代のことである。

 

空港内は節電していたのか、

半分くらいしか電灯がついていなくて

薄暗かった。

そして空港職員ではなく、銃を持った兵士が

トランジットの客に対して

「さっさと歩け」と言わんばかりに誘導していた。

 

ちょっと不愉快な顔をしたら銃口を向けられた。

もちろん本気じゃないのでそんなに怖くはなかったが、

あのイヤーな感触は今でもよく憶えている。

 

今のところ、人生で銃口を向けられたことは、

あれ一度きりだ。

その兵士は女だった。

その当時の僕よりいくつか年上に見えたから、

20代後半から30くらいだったのだと思う。

 

それからしばらくしてゴルバチョフが出現し、

ソ連は解体に向かった。

1987年のクリスマスのちょっと前、

ロンドンから日本に帰る時もアエロフロートで、

やっぱりモスクワでトランジットしたのだが、

その時は空港の雰囲気はずいぶん明るくなっていて驚いた。

もちろん、銃を持った兵士は一人もいなかった。

もう35年前のことだ。

 

日本で報道されるのは、ウクライナのことばかりで

ロシアのことはよくわからない。

ウクライナの兵士はとても人間的だ。

何といっても、彼らには

「攻撃され、侵略されているのだから国を守る」

「愛する人たちを守るために戦う」

という大義がある。

 

対してロシアの兵士はどうなのか?

プーチン大統領をはじめとする上層階級の人たちにはある。

「偉大なるロシア帝国の復活」

「ソ連崩壊以来、30年以上にわたる屈辱の歴史を

塗り替える」

 

最初はプーチンの独裁政治かと思っていたが、

おそらくロシアの知識人とか、貴族階級みたいな人たちは、

戦争に賛成してプーチンの後押しをしているのだと思う。

 

世界最高峰の音楽や文学や芸術を愛する人たちが、

現在の世界地図を、

1世紀前の広大なロシア帝国が広がる地図に

書き変えることを待望している。

 

ウクライナの戦地で戦う兵士たちは、

そんな彼らの命令を受けて戦う。

 

洗脳されているのか?

いったい何をモチベーションに戦っているのか?

仕事だからしかたなくか?

カネのためか? 死ぬかもしれないのに?

こんな21世紀の情報社会になっても、

彼らの声を聞くことはできない。

37年前と同じように。

 


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世界最高峰の音楽と文学と侵略戦争

 

2月の終わりごろからやたらとブログのアクセスが

増えている。

そして、その半数以上は、昨年1月30日に上げた

「週末の懐メロ15:キエフの大門」だ。

 

アクセスが増えるのは嬉しいが、

「キエフ」のキーワードから来ていることは明らかなので、

なんだか複雑な心境だ。

 

もちろん中身はロシアもウクライナも全然関係なくて、

1970年代のプログレッシブロックバンド、

エマーソン・レイク&パーマーの

超絶パフォーマンスを紹介するもの。

 

「キエフの大門」とは彼らの名盤「組曲・展覧会の絵」の

クライマックスを飾る荘厳な楽曲だ。

 

原曲はロシアの音楽家・ムソルグスキーの交響曲。

クラシックにさして興味のない人でも、

どこかで耳にしたことがあるはずだ。

 

ムソルグスキーは友人の描いた10枚の絵に

インスピレーションを受けてこの組曲を書いたという。

 

ロシアはムソルグスキーやチャイコフスキーをはじめ、

多数の世界的音楽家を輩出している。

 

音楽だけではない。

文学も、バレエも、演劇も、映画も。

演劇(特に戦後の新劇)を勉強した人にとって

「スタニスラフスキーシステム」はなじみ深く、

ブロードウェイの俳優もこのメソッドを習っていた。

チェーホフの戯曲も日本では人気が高い。

 

映画を勉強した人は、世界で初めて

モンタージュ手法を開発した

エイゼンシュタイン監督の

「戦艦ポチョムキン」について習ったはずだ。

 

優れた芸術を輩出する国が、

世界平和に貢献しているわけではないのは、

すでに20世紀に

ナチスドイツのアドルフ・ヒトラーが

証明してしまっているが、

それなら芸術は何のためにあるのか?

 

ウラジミール・プーチンは

チャイコフスキーのピアノ交響曲第一番を

こよなく愛し(そう言えば、北京五輪における

ROCの選手の表彰では国家の代わりにこの曲が流れた)、

一番の愛読書はトルストイの「戦争と平和」だという。

 

世界最高峰の音楽を愛し、

世界最高峰の文学を読み込む大統領がどうして?

 

政治と関係ないよと言われればそれまでだ。

わかっているけど、やっぱり問わざるを得ない。

 


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リア王プーチンの恐るべき終活

 

シェイクスピアのリア王を初めて観た時、

道化という存在が不思議で仕方がなかった。

道化はいつもリアのそばにいて、

家来も家族も逆らえない権力者に対して、

馬鹿にしたようなことを言って笑いものにする。

なんでこんなアホにだけ、そんなことが許されるのか?

 

どうもその昔、王の中にははそうした道化=

社会における序列・上下関係がわからないアホに

自分の言動を批判させ、笑わせることによって、

客観性を見失わないように工夫していたらしい。

 

すなわち、道化をそばに置くのは、

権力者であるがゆえに独善的になり、

権力者として人々の信望を失わないよう、

自分を正常な状態に維持するための知恵だったのである。

 

人間は長い間、権力の座に座り、

周囲から敬われ、従わせるのに慣れっこになってしまうと、

たいてい頭がおかしくなってくる。

 

だんだん自分が神に近い存在に思えてきて、

とんでもない妄想の世界にはまっていく。

 

妄想が自分の頭の中だけならいいが、

力があるゆえにそれを実現するのが可能になる。

そしてそれを実践しようと思った時、世界は動乱する。

 

今のプーチン大統領がいい例だ。

おそらく彼の頭の中にある妄想は、

自分が生まれ育った、かつての偉大なる

ソヴィエト連邦の姿と威信を取り戻すこと。

ソ連を崩壊に導いたアメリカと西ヨーロッパ諸国、

そして、裏切り者の旧ソ連圏の

東欧諸国への意趣返しをして、

世界地図を再び書き換えることである。

 

聞くところによると彼は高齢者の域に入り、

健康状態にも異常がみられるという。

トップの座についてすでに20年以上。

元気で活動できる時間は、

もうそんなに長くないという自覚があるのだろう。

サッカーに例えれば、後半40分経過という所だろうか。

 

彼は自分が設定したゴールに向かって突っ走り始めた。

おそらく側近で止められる人はいない。

相手チームの西側諸国もドリブル突破を

阻止するのは困難だ。

これは彼の人生を賭けた「終活」なのである。

 

何やら1939年のナチスドイツによる

ポーランド侵攻を想起させるウクライナ侵攻。

 

人命尊重・人権重視、そして経済を守ることが

至上の課題となった

西側諸国は、ひと昔前と違って、

外国で起こる紛争には容易に派兵しない。

兵士の命には膨大なコストが掛かるからだ。

 

兵士の命に価値をつけるのはよいことだが、

ロシア・中国・北朝鮮など、

そうした「人命=コスト」の意識が乏しい

独裁国家にとっては戦争を起こしやすい環境に

なってしまった。

 

狂ったリア王・プーチンを止めるにはどうしたらいいのか?

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は、

首都キエフにおいて徹底抗戦の構えを見せている。

ロシア国民の多くもこの暴挙を

支持しているわけではなさそうだ。

西側は厳しいSWIFTを含む厳しい経済制裁を決定。

効果はどれだけあるのか?

和平の希望はあるのか?

 

とりあえずウクライナの難民の救済が急務だと思うが、

いったいこれがどう展開していくのか。

中国・北朝鮮に与える影響も気になるし、

日本にとってけっして対岸の火事ではない。

 

アメリカのバイデン大統領は

「アメリカが介入すると第3次世界大戦になる」とまで

言い出した。

耳を疑う言葉。

まさかリアルな第3次世界大戦の危機に

直面するとは思わなかった。

戦争は絶対嫌だ。

 


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ワクチンに対する疑念とコロナのこれから

 

今朝、杉並区から義母宛てに

ワクチン3回目接種の案内が来た。

昨年と違って、日時もすべて指定済み。

どうしても都合悪くて来れなければ変更は可能ですよ、

ただ、もしかしたらだいぶ後回しになるかもねー―

というスタンス。

 

昨年みたいに、希望に応じて予約取って――

なんてやっていると、

受ける側も保健所側も混乱して大変なので、

まぁいいと思う。

高齢者は基本的に時間の自由がきくしね。

 

ただ、現在爆発しているオミクロンは、

海外の例を見る限り、ピークアウトも早そうなので、

今から打って(義母の指定日は来月前半)、

効果としてどうなのか?

 

政府もマスメディアも、ちょっと前まで

「感染拡大に歯止めをかけ、重症化を防ぐためのは

ブースター接種に掛かっている」といったニュアンスで

懸命にワクチン効果をPRしていたが、

あれよあれよという間に感染が広がって、

誰の目にも手遅れという事態が明らかになるとともに、

そのアナウンスもトーンダウンしてきた。

 

ブレイクスルー感染も多いようだし、

国民も1回目・2回目の時ほど、

ワクチンを信頼してないのではないかな?

 

僕は決してワクチン反対派ではないが、

高齢者の接種がすみ、3月・4月になって

オミクロンが沈静化したタイミングで

「今後の予防のために3回目どうぞ」と来ても、

あんまり受ける気にならない。

 

しかし気になるのはオミクロンの後のこと。

巷では「オミクロンでコロナ禍は終わる。

あとちょっとの辛抱だ」という声が多いが、

僕はそれよりも南アフリカの大統領が

「オミクロン株の発生は、

ワクチンの不平等がもう許されないことを示した」

と発言していたことのほうが印象的だ。

 

地球は一つ。

人類みんな一蓮托生。

先進国ばかり3回、4回、5回とワクチンを打っても、

殆ど打てないアフリカ諸国の状況を改善しない限り、

オミクロンの後も

次々と新しい変異株が生まれるのではないか。

 

すると永久にコロナ禍は終わらない、

とまでは言わないが、この先、5年も10年も

パンデミックは解かれない可能性もあるのではないか。

 

良くも悪くもこの半世紀で

それまでとは比べ物にならないほど、

世界の人々の関係は密になり、地球は小さくなった。

 

コロナ禍は分断・格差・差別を生んでいると言われるが、

最終的にはコロナがそれらを

大きく減退させるかもしれない。

 

新型コロナウィルスは、

国連のSDGsの理念「ひとりも置き去りにしない」を

無理やり実現し、人類を団結させ平等にするために

生まれたもの———

そんな妄想にとらわれたりもする。

 


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さらばチャーリー・ワッツ、ブラウンシュガー、 そしてローリング・ストーンズ

 

★チャーリー・ワッツの死

 

今年も大勢の人がこの世を去ったが、

8月にローリング・ストーンズのドラマー、

チャーリー・ワッツが亡くなって、

一時代が終わった感がした。

 

ミック・ジャガーとキース・リチャーズが健在な限り、

ローリング・ストーンズの歴史は続くのだろうが、

僕にとってはチャーリー・ワッツの

ハートビートを失ったストーンズは、

もはやストーンズではない。

 

彼らの初来日公演が実現した1990年、

最も印象的だったのは、

演奏中、メンバーの誰もが随所で

ワッツのドラムを頼りにしていたことだ。

 

彼が刻むハートビートがなければ、

ジャガーの派手なパフォーマンスも、

リチャーズのギタープレイもあり得ないことの象徴だった。

 

最後のアンコールで5人が手をつないだ時、

真ん中にいたのはワッツだった。

なんだか、みんなして彼をねぎらい、盛り立て、

やたら気を遣っていたのが目に焼きついている。

 

よく憶えてないが、あの頃、

ワッツがストーンズを脱退するか?とかいう騒ぎがあり、

それでやめられたら困るということで、

ジャガーもリチャーズも彼を持ち上げていたのかもしれない。

それくらいワッツのドラムは欠かせないものだった。

 

かつてレッド・ツェッペリンは、

ドラマーのジョン・ボーナムの死によって

解散を余儀なくされた。

活動を続けるために、

ボーナムのドラムを失ったことは致命的と判断したためだ。

 

ただ、ツェッペリンの例は特殊かもしれない。

ロックバンドやポップバンドでは

ドラムを重要視しているバンドは少なく、

80年代に打ち込みマシンが使われるようになって以降、

ドラマーの存在感はますます薄くなっていった。

 

けれども、リズムの礎となるドラムが

しっかりしていないバンドの音楽は、

やはりどこか薄っぺらであり、生命感に乏しく、

バンド自体も短命である。

 

ローリング・ストーンズがこれほど長い期間、

ロックの王者として君臨し、

第一線で活躍し続けられたのも、

ドラマー・ワッツがゆるぎないビートを刻んで

サウンドを支えてきたからである。

 

以前、ベースのビル・ワイマンが抜けた時も

正規のベーシストを入れない

このバンドの在り方に疑問を抱いたが、

ワッツが去った後、

正規のドラマーのいないローリング・ストーンズは

はたしてまだ「ローリング・ストーンズ」と言えるのか?

「ジャガー・リチャーズ&ロン・ウッド」でいいのではないか?

そこまでブランドにこだわる必要があるのかと思う。

 

★名曲「ブラウンシュガー」の死

 

そんなふうに思うのは、もう一つ理由がある。

あの超名曲である「ブラウンシュガー」が

封印されてしまったことだ。

 

これは僕が知らなかっただけで、

しばらく前から、スートンズはライブで

「ブラウンシュガー」を

演奏していなかったようだ。

 

この歌の歌詞が、かつての奴隷制を題材にしており、

黒人女性を侮辱し、人種差別を助長するものと

人権団体から糾弾されたのが、その原因だ。

 

「ブラウンシュガー」という言葉自体が、

黒人女性の性器や麻薬などを隠喩する

スラングであるらしい。

 

しかし、この曲はけっして黒人差別の歌ではない。

彼らの音楽のルーツであるブルースを生み出した

おぞましい歴史の事実・悲劇を、

ストーンズ流の猥雑さとワルっぽさと批評眼を交えて

詩的に、刺激的に描いた傑作である。

黒人音楽に対するリスペクトを表現した歌でもあるのだ。

 

それゆえ、1970年の発表以来、

ストーンズの5本の指に入る代表曲として

半世紀にわたって愛されてきた。

 

なんといってもカッコいい

「これぞストーンズ!」というキレまくりのグルーブで、

ライブのハイライトシーンで演奏されてきた曲だ。

 

あまり情報も出ていないので、詳しい事情はわからないが、

ストーンズ側は団体の糾弾に対して

「あまりこの件で揉めたくない」と弱気な姿勢を示し、

抵抗できずに諦めた感じだ。

 

団体の言っていることは、世界的ロックバンドの半世紀の実績さえも

抑え込む正当性があるのだろう。

時代は変わってしまい、今や正義は人権団体側にある。

 

現代にあっては「奴隷制」という言葉や性的な隠語を使って

エンタメすること自体が悪であり、

差別行為になってしまうのかもしれない。

 

反道徳的な表現は、そのまま反道徳的と受け止められてしまう。

その裏に込めた意味や感情や批判精神が

理解されることはあまりに少ない。

 

1960年代・70年代のようなロック的表現、

ロックの精神はもう通用しない。

なんだか寂しい話だが、

社会が進化するということはそういうことなのだろうか。

 

今はまだ「ブラウンシュガー」は

配信でもディスクでも聴けるが、

いずれそれもNGになるのかもしれない。

 

チャーリー・ワッツの死とブラウンシュガーの死。

それはローリング・ストーンズの終焉、

そしてロックの時代の完全な終わりを

象徴しているように思えてならない。

 

チャーリー・ワッツ氏のご冥福を祈ります。

 


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変わらなくてよかったね

 

11月の訪れ。

赤とんぼも飛ぶうららかな秋の日々。

 

コロナで自宅待機者が大勢死んでしまったことも、

自殺者・失業者があふれたことも

みんな、あっという間に忘れてしまった。

 

選挙での自民党大勝利のいちばんの要因は、

コロナが収まったことだろう。

もちろん、野党がダメダメなことも大きいけど。

 

十分とは言えないまでも、平和な日常が戻り、

2年前と同じような生活が送れるメドがつけば、

「ま、いいんじゃね? わざわざ変えて波風立てなくても」

という心境になるのは自然。

ある意味、日本人はとても賢くて優秀なのだ。

 

政治に限らず、企業だって

もう30年くらい前から、

変えよう、変えなくては、

変わるぞ、変わります、変わっちゃえ、へんし~ん!

と、掛け声だけはうんざりするほど聞くが、

一向に変わる気配はない。

 

そうこうしているうちに昭和の人たちは、

「僕たちがんばったから、

あとは任せたから

がんばってねー。

老人の面倒見てね。

地球環境のこともよろしくねー」

と言って、この世から去っていく。

 

いつかは変わる日が来るのだろうか?

いつの間にか変わってた、よかったねー、

大過なく変わって、と、そんなことを言える日が。

 


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週末の懐メロ54:ロックバルーンは99/ネーナ

 

1983年、ドイツで生まれたロックナンバーが

翌年、アメリカをはじめ、日本やイギリスなど、

世界中を席巻した。

 

わたしに時間をくれたなら

あなたのために歌ってあげるよ 

地平線の彼方へ飛んで行った

99個の風船の歌よ

 

抜群にノリがよく、

メロデイーもサウンドも歌声もキュート。

明るくポップでパワフルな、

まさしく1980年代屈指の世界的大ヒットだが、

内容は反戦の意思を志を秘めた寓話の世界の歌だ。

 

風に乗って飛んで行った風船を

敵国の爆弾と勘違いして、

軍人や政治家が大騒ぎして

攻撃を仕掛けるさまを

ちょっとコミカルなメルヘンのように歌う。

 

99年間の戦争の果て、勝者なんて誰もいない

国もない 大臣たちももういない 

戦闘機の影もない

 

いつもの道を歩いて行ったら

瓦礫の街の片隅に 1個の風船を見つけたの

そしてあなたのこと思いながら 空へ飛ばしたの

 

「ネーナ」はこの曲を世に送り出したバンドの名前であり、

ヴォーカリスト・ネーナ・ケルナーの名前でもある。

もともとはスペイン語で

「ちっちゃな女の子」という意味らしい。

 

最初にドイツと書いたが、正確には1983~84年は

「西ドイツ」だった。

当時はまだベルリンの壁が存在し、

ドイツは西と東に分断されていたのだ。

 

その壁が崩壊したのは、この曲のヒットから

5年後の1989年11月9日。

32年前のことである。

 

ベルリンの壁の崩壊は、

アメリカとソ連の冷戦終結を意味していた。

対立と分断の時代が終わり、世界中の人々が手を取り合い、

より良い世界が訪れる――

多くの人がそんな、限りなくリアルな夢を抱いた。

 

けれども現実はそんなに単純なものではなかった。

世界は新たな混乱と暴力と分断の時代に

入ってしまった。

32年経ったけど、

いまはまだ夢の途中なのだろうか?

 

ふたたびネーナの話。

バンドは解散し、ヴォーカルのネーナは一時引退し、

5人の子どもの母となり、そして歌の世界に帰って来た。

この「ちっちゃな女の子」は僕と同い年である。

 

3年前の映像だが、アラカンでこの若さと元気さ。

親子世代がいっしょに歌う、今なお新鮮なポップロック。

21世紀のロックバルーンに

驚きと感動を抑えることができない。

 

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「世界のEnding Watch」

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10月27日(水)17:00~

11月1日(月)16:59


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世界のEnding Watch 発売!

 

「わたし、死に興味があるんです」

そう大っぴらに言える人はあまりいないでしょう。

でも人間はいつの時代も、ずっと

「どう死ねばいいのか」を考えてきました。

だって、この世に生まれた人は

ひとり残らず、いつかどこかで死ななくてはならないのです。

 

だから死に対する考え方はいろいろあり、

国や人種や宗教が違えば死生観も変わります。

 

ハロウィーンの原型・ディズニー映画の題材にもなった

メキシコの「死者の日」などの先祖供養の風習、

人生最後の旅や最後の晩餐を提供する臨終ケア、

森や土に還り地球と一体化するエコ葬、

死を意識した人なら誰でも一度は考える安楽死の現実、

そして、新型コロナウイルスによってもたらされた

各国の死と葬送の記録などをエッセイにして収めました。

 

このエッセイ集「世界のEnding Watch」は、

株式会社鎌倉新書発行の葬儀・供養の業界誌

「月刊仏事」で2018年6月号から2021年2月号まで

連載した記事を一冊に収録したものです。

 

死はもちろん哀しいこと・寂しいこと、

深刻なこと・恐ろしいことです。

けれども、なぜだか笑えるところもあったりする、

とてもユニークでユーモラスな事象です。

そして忘れてはいけないのは、

生きているからこそ、そう考えられるということ。

 

死を取り巻く古今東西の人々の

様々な思考や行動をつぶさに見ていくと

人間という生き物がとても愛おしくなります。

 

死について思いを巡らせられるのは生きている証。

あなたも一度、日本社会の常識の囲い、

日常生活の常識の囲いからちょっとだけ出て、

この本で世界のエンディングを旅してみてください。

 


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どうして人は地球滅亡・人類滅亡の物語を創り続けるのか?

 

コロナで人類が滅亡すると思っている人は

ほとんどいないが、この先のことはわからない。

変異を繰り返して、

おそるべき大量殺戮ウイルスにならないとも限らない。

 

でも、そうしたら世界中の人々は

現在のように分断された状況ではなく、

心を一つにして「人類の敵」に立ち向かっていくだろう。

 

そんなことを考え出したのは、

そう言えばここ最近、

地球滅亡・人類滅亡系の映画を観ていないなぁと

ふと思ったからである。

 

最後に観たのは「アルマゲドン」だったか。

ということは、

21世紀になってからほとんど観ていないのか?

 

小説やマンガはどうか?

「寄生獣」などは人類滅亡系のカテゴリーに

 

入らなくはない。

 

「エヴァンゲリオン」は?

20世紀の旧作(旧劇場版)はそのニュアンスが強かった。

しかし、新劇場版になると、心の問題にすり替わった。

 

「地球滅亡・人類滅亡は、あなた自身の心の問題です」

というわけだ。

 

キリスト教瀬世界では「ノアの箱舟」など、

地球滅亡・人類滅亡は

大昔から語り継がれてきた一大テーマである。

そこから救世主・英雄の物語が展開した。

 

20世紀後半以降、それが現代科学の発展、

核兵器の開発などと結びついて、

SF分野で地球滅亡・人類滅亡の物語が

量産されるようになった。

 

また、僕らの世代の日本人は

「ノストラダムスの大予言」に当たってしまったので、

「地球滅亡・人類滅亡」に脳のコア部分が侵食されている。

 

僕はこの20年余り、さすがに食傷して、

あんまりその手の物語を楽しめなくなっていたが、

相変わらず滅亡映画は創られ続け、

どれもそこそこヒットしているようである。

 

観客がいなければ映画なんて作らないので、

やはり安定した需要があると考えられる。

 

そして、なんでそんなに需要があるのか?と考えると、

答は割と簡単で、先進国社会はおしなべて、

この先、人口が減っていくからである。

 

先進諸国の人口はピークアウトしている。

ピークアウトしているからこそ先進国であり、

豊かな経済・豊かな生活を実現していると言ってもいい。

 

ということは極論すると、

いずれは日本なら日本人がいなくなり、

人類が地球からいなくなるということだ。

 

もちろんそれは遠い遠い未来の話で、

僕たちや、僕たちの子どもや孫の時代に

起こることではない。

けれどもどれほど先かはわからないけど、

確実にそれはやってくる。

 

現代の人間と同じ新人類が地球に出てきたのが、

およそ20万年前だというから、

それくらいのスパンで人類は消滅するとも考えられる。

あるいは、もう人類とは呼べない、

ちがう生き物になっているのかもしれない。

 

ぼくたちの脳はもうそのことをどこかで感知している。

じつは得体の知れない不安のもとはそれである。

 

僕も含めてみんな、漠然とした将来への不安を抱え、

なんとか拭い去ろうと躍起になっているが、

はっきりいって無理である。

 

いずれ人類は滅亡する。

ぼくたちはその途上にいる。

 

人が地球滅亡・人類滅亡の物語を創り続けるのは、

一時的にでもその不安を払しょくし、

心の安定を取り戻すため。

いわば、一種の宗教的行為なのである。

 

そこには女神が、英雄が、救世主がいる。

そしてあなたの隣に愛する人が、大切な人がいる。

地球滅亡・人類滅亡の物語はそう教え、人々を導く。

安心できるためには、

やっぱり「愛」と「信じること」が必要なのだ。

 

と、ここでアルマゲドン愛のテーマ、

エアロスミスの「I Don't Want To Miss A Thing」が

ドラマチックに流れる。

ああ、また映画が観たくなった。

 

というわけで、もしコロナがおそるべき変異を遂げたら、

マスクしろ・しなくていい、

ワクチン打つべし・いや、あれは毒だ、支配層の陰謀だと

しょーもない喧嘩をすることなく、

人類は愛の心で一丸となてるのではないか?

 

もちろん、そんなことは望んでないけど、

たとえコロナが今のレベルでも、

かかったら重症化して死んでしまう可能性は誰にでもある。

 

べつに地球が滅亡しなくても、人瑠が滅亡しなくても、

あなたが死んだら、

あなたの地球も世界もそれで終わってしまう。

だから気を付けてね。

そして、死なないでね。

あなたの地球、あなたの世界を守るために。

 

電子書籍新刊「1日3分の地球人」

8月31日(火)15:59まで

新発売記念5日間無料キャンペーン

忙しくて目の前のことしか見えない。考えられない。

でも1日3分でいいから、空に浮かんで地球を見つめてみる。

脳だけ旅人にして世界を歩いてみる。

せっかくこの星に生まれたのなら、

自分が芥子粒のように思える広い空間と長い時間こ手足を伸ばして寝そべりたい。

そんな思いを抱いて綴った地球・世界についてのエッセイ集。

ブログ「DAIHON屋ネタ帳」より30編を厳選・リライト。

●もくじ

他者に不寛容だから幸福度低い?ニッポン

1月21日のルイ16世とマリー・アントワネット

アムステルダムのナシゴレンとコロッケとアンネ・フランク

孤独担当相の誕生

ヒトラーの人間力

 「GACHI」という言葉を外国人に説明すると

 未来のことは子どもに学ぶ

 人新世(アントロポセン)を生きる ほか

 


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「1日3分の地球人」発売記念無料キャンペーン

 

特にこれといったきっかけがあるわけでもなく、時々ふと地球のことを考える。

 

脳が森の中に分け入ったり、深海に潜ったりしてみる。

そこで生きている生き物たちのことを僕らは分かっているようで何も知らない。

 

みんな、草か木の実か肉かプランクトンか、とにかく何か食って排泄して、生殖して眠る……ということは知っているけど、彼らだってきっとメシとトイレとセックス以外の何かを考えながら生きている。

 

人間の「思考」とはちょっと違うものかも知れないけど。動物だけでなく植物も。その想念みたいなものが集まって「地球環境」というのは形づくられているのではないか。そんな妄想にかられる。

 

同じように人間が作ってきた世界のことを考える。

脳がさまざまな時代を旅して、あちこちの国に行ってみて、あの時代、この国の人たちが、あの国の人たちが

どうやって世界を認識していたのか訊いてみる。

そして今、自分がどこにどうやって立っているのか

確かめてみる。

 

情報化社会の恩恵を受けた現代人は、正しく「地球人」であり「世界人」である。

そんな地球人・世界人が皆、1日ほんの3分間、

森や砂漠や海中にダイブして、こういう星で暮らしているんだ、と感じるだけで、地球は少しだけ変わる。

あるいはタイムトラベルして、こうして今、自分はここにいるんだと思うだけで、世界は少しだけ変わる。

 

8月26日(木)16:00~31日(火)15:59

新発売記念5日間無料キャンペーン

 

●もくじ

・一日三分の地球人

・他者に不寛容だから幸福度低い?ニッポン

・1月21日のルイ16世とマリー・アントワネット

・アムステルダムのナシゴレンとコロッケとアンネ・フラン

 ク

・孤独担当相の誕生

・ヒトラーの人間力

・世界を作った歴史人は?(世界史編)

・ロンドン旅行記より:観光都市は空港からエンターテイン

 メント

・京都探訪記より:外国人観光客の群れ、そしてキモノ女の

 大増殖

・急落マクロン株と安定上昇アントワネット株

・EU離脱と大英帝国の幻想とお国のアイデンティティ

・「GACHI」という言葉を外国人に説明すると

・世界初・英国孤独問題担当相 いわくつきの誕生から1年

・ルワンダを復興させた女性たち

・新元号発表とゴッド・セーヴ・ザ・キングと

 戦争のあった時代

・ほんとは幸福になんかなりたくない日本人

・和服でサムライプレゼン

・ロンドン旅行記より:新名所は鉄道駅

・世界自閉症啓発デー&発達障害啓発週間と人権意識の未来

・地球に生きる人間の数と、人間の適正な大きさについての

 疑問

・最強台風と地球温暖化問題

・ハリウッドストーリーがロックスターに打ち克った日

・未来のことは子どもに学ぶ

・「メリークリスマス!」は 時代遅れの宗教ハラスメントな

 のか?

・嵐が丘への旅の記憶

・人新世(アントロポセン)を生きる

・ファットマンを地球最後の核兵器にするために

・日本の子ども・高齢者の幸福度と大人のエゴ

・ロンドン旅行記より:「国家の英雄」が乗った海賊船

・僕たちは世界という方舟に乗船している

。ちょっと地球になって海に潜ってみる

 


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おりべまこと電子書籍「1日3分の地球人」本日発売!

 

忙しくて目の前のことしか見えない。考えられない。

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せっかくこの星に生まれたのなら、

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広い空間と長い時間こ手足を伸ばして寝そべりたい。

そんな思いを抱いて綴った

地球・世界についてのエッセイ集。

ブログ「DAIHON屋ネタ帳」より30編を厳選・リライト。

 

明日8月26日(木)16:00~31日(火)15:59

新発売記念5日間無料キャンペーン

 

●もくじ

・一日三分の地球人

・他者に不寛容だから幸福度低い?ニッポン

・1月21日のルイ16世とマリー・アントワネット

・アムステルダムのナシゴレンとコロッケとアンネ・フラン

 ク

・孤独担当相の誕生

・ヒトラーの人間力

・世界を作った歴史人は?(世界史編)

・ロンドン旅行記より:観光都市は空港からエンターテイン

 メント

・京都探訪記より:外国人観光客の群れ、そしてキモノ女の

 大増殖

・急落マクロン株と安定上昇アントワネット株

・EU離脱と大英帝国の幻想とお国のアイデンティティ

・「GACHI」という言葉を外国人に説明すると

・世界初・英国孤独問題担当相 いわくつきの誕生から1年

・ルワンダを復興させた女性たち

・新元号発表とゴッド・セーヴ・ザ・キングと

 戦争のあった時代

・ほんとは幸福になんかなりたくない日本人

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・ロンドン旅行記より:新名所は鉄道駅

・世界自閉症啓発デー&発達障害啓発週間と人権意識の未来

・地球に生きる人間の数と、人間の適正な大きさについての

 疑問

・最強台風と地球温暖化問題

・ハリウッドストーリーがロックスターに打ち克った日

・未来のことは子どもに学ぶ

・「メリークリスマス!」は 時代遅れの宗教ハラスメントな

 のか?

・嵐が丘への旅の記憶

・人新世(アントロポセン)を生きる

・ファットマンを地球最後の核兵器にするために

・日本の子ども・高齢者の幸福度と大人のエゴ

・ロンドン旅行記より:「国家の英雄」が乗った海賊船

・僕たちは世界という方舟に乗船している

。ちょっと地球になって海に潜ってみる

 


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おりべまこと電子書籍新刊「1日3分の地球人」8月25日(水)発売予定!

 

忙しくて目の前のことしか見えない。考えられない。

でも1日3分でいいから、

空に浮かんで地球を見つめてみる。

脳だけ旅人にして世界を歩いてみる。

 

せっかくこの星に生まれたのなら、

自分が芥子粒のように思える広い空間と

長い時間こ手足を伸ばして寝そべりたい。

そんな思いを抱いて綴った

地球・世界についてのエッセイ集。

ブログ「DAIHON屋ネタ帳」より30編を厳選・リライト。

 

●もくじ

1日3分の地球人

他者に不寛容だから幸福度低い?ニッポン

1月21日のルイ16世とマリー・アントワネット

アムステルダムのナシゴレンとコロッケとアンネ・フランク

孤独担当相の誕生

ヒトラーの人間力

世界を作った歴史人は?(世界史編)

 

「GACHI」という言葉を外国人に説明すると

ルワンダを復興させた女性たち

 

和服でサムライプレゼン

 

ハリウッドストーリーがロックスターに打ち克った日

未来のことは子どもに学ぶ

 

人新世(アントロポセン)を生きる

ファットマンを地球最後の核兵器にするために

日本の子ども・高齢者の幸福度と大人のエゴ

ロンドン旅行記より:「国家の英雄」が乗った海賊船 ほか

 


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日本だから発信できる、大事なメッセージが抜け落ちていた東京オリンピック

 

開催中は選手の活躍にエキサイトした。

感動ストーリーもたくさん生まれた。

日本のメダルラッシュも喜ばしいことだ。

 

でもやっぱり終わってみて、

オリンピックの開催意義を考えざるを得なかった。

 

最後まで理念が抜け落ちたままだった

東京オリンピック。

その印象は変わらない。

 

それを象徴するかのように

閉会式は締まりのないものだった。

 

選手が解放的になり、リラックスするのはいい。

競技をやり遂げた喜びを表すのはいい。

 

けれども平和の祭典・多様性の象徴であるはずの

オリンピックが日本で行なわれているのに、

それも日程に8月6日を含んでいるのに、

閉会式翌日(=きょう)は8月9日なのに、

どうして広島・長崎への黙禱が行われないのか?

 

橋本会長・バッハ会長のスピーチの時に

それはできたはずである。

 

それがあれば閉会式も全然違った印象になったのだろうに。

東京で、日本で開催した意義も、価値も、

後世に与える印象も違っていただろうに。

 

これもまた政治・思想に

オリンピックを利用するのはまかりならん、

ということに当てはまるのだろうか?

 

黙禱はお祭りにふさわしくないからか?

そうとは思えない。

 

1994年のリレハンメル(ノルウェー)冬季大会の開会式では

サラエボに向けて黙祷が行われた。

 

サラエボオリンピック(冬季大会)は、

その10年前の1984年に行われた。

旧ユーゴスラビア(現ボスニアヘルツェゴビナ)の首都である。

 

しかしオリンピック開催後、東西冷戦構造の瓦解に伴って、

ユーゴスラビアという国家自体が崩壊。

いくつもの国に分断され、

サラエボは内戦と民族間の対立と大量虐殺の舞台となってしまった。

 

僕はもちろんテレビで観ていただけだが、

あの黙禱にシーンは

27年経った今でも鮮明に覚えている。

それくらいオリンピックという場はメッセージの発信力が強い。

 

もちろん、サラエボはかつての開催地であるなど、

事情や背景は異なっているが、

それにしてもやっぱり、なぜやらないのか? 

という疑念はぬぐえない。

 

当然、裏では議論もあったようだが、

結局、IOCは首を縦に振らなかった。

 

パンデミックという厳しい条件の下で、

半ば無理やり開催したのだから、

単なる祭典ではない、スポーツだけではない、

オリンピックの独特意義を謳ってよかった。

謳うべきだった。

 

それが、人類がコロナウイルスを克服した証云々にも

繋がるんじゃないの?

菅首相も、小池都知事も

もっとがんばれなかったのか?

・・・といっても、もう遅いけど。

 

パフォーマンスの一部に出演した大竹しのぶさんも

そのことを残念がっていた。

..

宮澤賢治の詩を子どもたちに語って聞かせるという、

ちょっと意味不明のお芝居。

 

正直「なんでこんなシーン入れるの?」と思ったが、

あれは黙祷をしない・できないことの代償だったのか?

しかし、あれではメッセージにはならない。

せっかく東京で、日本で開かれたのに。

せっかく大きなチャンスだったのに。

 

選手の活躍や喜びに水を差すつもりはないけど、

今回のオリンピックは、

かなり残念な気持ちでいっぱいだ、

 


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週末の懐メロ41:カナリア諸島にて/大滝詠一

 

あなたはカナリア諸島に行ったことがあるか?

僕はない。

でもこの40年間、毎年のようにこの季節、

脳みそだけは永遠の夏に遊びに行く。

 

大滝詠一の不朽の名盤「ロングバケーション」が

リリースされたのは1981年。

「カナリア諸島にて」は、その3曲目、

シングル盤では「君は天然色」のB面だったが、

僕にとってはこの曲こそが「ロンバケ」を象徴する曲だ。

 

日本人が戦後の貧しさから抜け出し、

豊かさを実感し始めた80年代前半、

この曲に代表される大滝の音楽は

現代日本人の心に、現実とは別の心象風景をつくった。

 

南の島のパラダイス。

天国に一番近い島のリゾート。

 

それは豊かになった日本人が次に目指したい、

辿り着きたい場所だった。

 

少し前の時代はハワイが「夢の島」だった。

しかし、グァムもハワイも一般庶民が行けるようになってきて、

なんだか俗っぽくなってきた。

 

もっと新しい夢に相応しい南の島はないか?

でもまだ戦後36年(今年は76年)。

忌まわしい太平洋癒戦争の記憶がまだ残っている。

そんな残滓があるような島を選ぶわけにはいかない。

 

そこでアフリカ北西部にある

スペイン領カナリア諸島が選ばれたのかもしれない。

 

海が美しいのはもちろん、

日本からはるかに遠く、手あかがついていない聖地。

「カナリア」という言葉の響きも明るかった。

 

しかし、大瀧詠一も、作詞の松本隆も、

この頃、まだカナリア諸島には行ったことはなく、

詞も曲も完全に彼らの幻想・妄想から出来上がった。

 

いや、幻想・妄想だったからこそ

名曲になり得たし、僕たちの心に

「永遠の夏」を植え付けられたと言っていいだろう。

 

後年、松本隆は実際にカナリア諸島に行き、

その現実の風景をを目の当たりにして冷や汗をかいたーー

という話を聞いた。

 

大瀧詠一は生前、旅したことがあったのだろうか?

 

いずれにしても、1981年はもちろん、

それから40年経った今も、

カナリア諸島に行ったことのある日本人は、

せいぜい1~2パーセント程度だろう。

 

これからもそんなに大勢の日本人が

かの地に出かけていくとは思えない。

 

それでいいのだ。

 

そして僕らは薄切りのオレンジを浮かべた

アイスティーを飲みながら,

永遠にたどり着けない

カナリア諸島の夢の風景に自らを癒しつつ、

酷暑の夏、コロナの夏をやり過ごしていく。

 

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エッセイ集:音楽

ポップミュージックを

こよなく愛した僕らの時代の妄想力

ロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代。僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する音楽エッセイ集33篇。

もくじ

●アーティストたちの前に扉が開いていた

●21世紀のビートルズ伝説

●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について

●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について

●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」 ほか

 

 


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世界を感じたオリンピック開会式と聖火への疑問

 

オリンピックの開会式を最初から最後まで、
リアルタイムで見たのは、ずいぶん久しぶりだ。
 
改めて、何よりすごいなと思ったのは、
各国選手団の入場行進だ。
 
特に中南米とかアフリカあたりには、
知らなかった国、
いつの間にか独立していた国、
いつの間にか国名が変わっていた国が
いっぱいある。
 
ちょっと前にNHKの「人体」を見て、
ケニヤの選手がマラソンをはじめ、
長距離走に強いのは
糖質が豊富な食物をいっぱい食べるからだ、
という話をしていた。
 
タンパク質ではなく、糖質が瞬発性と持久性に優れた
筋力を生み出すというのである。
 
けれどもそれはケニヤの民族の人たちが
そういう遺伝子を持っているからだ。
 
日本人や欧米人がその論理を真似ると、
ただ太るだけで、筋力アップにはまるで役立たない。
その民族、その人の個性に合ったことを
やらなくては駄目なのだ。
 
人間って本当に面白いなと思った。
 
なので、今日まで知らなかったこの国の人たちは、
いったい何を食べて、
どんな練習をして出場したのだろうとか、
 
毎日どんな暮らしをしているんだろうとか、
コスチュームはどうやって作ったのだろうとか、
そんなことばかり気になっていた。
 
難民のチームもいるし、
シリアなど、今も内戦をやっている国もいるし、
ルワンダやボスニア・ヘルツェゴビナなど、
いったいどうやってあの悲惨な虐殺や暴政から
復興して選手を送り出せるようになったのか。
といったことも気になった。
 
そして、脱走して強制送還されてしまった
ウガンダの選手は
本国に帰って大丈夫なのか、
今ごろ何をしているんだろうかとか、
ひどく心配になってしまった。
 
今回の開催にはいろいろ問題があると思うけど、
やはり普段意識に上らない世界のことを
あれこれ考えられる機会が出来るのは、
オリンピックの大きな価値だなと思う。
 
いずれにしても開催されたのだから、
日本人選手の応援もいいけど、
知らない国の選手のこともできる限り、知っていきたいと思う。
 
開会式は次々と人が辞めて大変だったが、
最初の野村萬斎が総指揮をする予定だった時の
コンセプトはどれくらい残っていたのだろう?
もっと渋く「和の世界」に徹しても良かったと思う。
 
けど、まぁがんばった。
人も次々と辞めるドタバタ劇の中で、
とりあえずなんとか完走できた。
スタッフはほっとしているだろう。
 
けど。ひとつだけ、
最後の聖火について言わせてもらうとーー
 
未来とロボットを想起させる点火台はカッコよかった。
でも、なんで最終ランナーがプロ選手の大坂なおみなのか?
「多様性と調和」から彼女を選んで
持ってきたのはわかるが、
なんか表面的過ぎる。ウケ狙いに見えた。
 
ここにいたるまでの「多様性と調和」に反する
さまざまな失態を、彼女を起用することによって
一気に帳消しにしようとした。
そう取られてもしかたない。
 
大坂さんにケチをつけるわけでないが、
オリンピックの聖火をともすのは
現役のトップアスリートや
人気のプロプレーヤーではないと思う。
 
震災からの復興五輪、そいて未来への希望を謡うのなら、
あの東北の子どもたちが点火してよかったのではないか。
 
あるいはコロナとの闘いを象徴するなら
あの医療従事者のおじさん・おばさんとか。
 
あるいはコロナのせいで戦わずして出場がかなわなかった
名もなき選手たちが、
せめて点火の栄養を受けてもよかったのではないか。
そう思った。

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小山田問題:才能と人間性

 

世の中は芸術的才能よりも

人間性を重視している。

人として正しく生きている上での

才能でなければ認められない。

そういう世界になった。

 

数年前、ハリウッドの女優が

映画プロデューサーのパワハラ・セクハラを

掘り起こして糾弾したあたりから、

世界が急速に人権や個人の尊厳といったものを

クローズアップするようになった。

 

この流れはもう止まらない。

そして、元に戻ることはない。

 

昔は真逆だった。

 

才能がすべてだ。人間性なんか関係ねーだろ。

 

誰だったか忘れたが、むかし芝居をやっていた頃、

僕もそう言われたことがある。

 

かれこれ40年近く前の話だが、

当時、それは真実の言葉だった。

 

作家も俳優もダンサーも画家も映画監督も、

そして音楽家も、

およそ芸術・娯楽の分野で仕事をしようとする者にとって

それは鉄の掟のようなものだった。

 

いや、でも人間性も大事なんじゃないでしょうか。

そんなことを言おうものなら嗤われ、馬鹿にされた。

 

「いい人」に何ができる?

世間の常識にとらわれた人間に

面白い表現、人を感動させる表現などできるわけがない。

そう言われたらグウの音も出なかった。

 

僕の実感は昭和時代のものだが、

これは割と最近まで、おそらく10年ちょっと前くらいまで

生きていた鉄則ではないかと思う。

 

小山田氏があんなひどい虐待・暴行を

さも自慢げに、笑い飛ばすように話したのも

1990年代半ばは、そうした芸術分野の

才能至上主義みたいな常識が

まだしっかり生きていたからだろう。

 

才能があり、人気もあり、

セールスを上げているミュージシャン。

ほとんど無敵である。

何を言っても、何をやっても許される。

あの記事の内容を読む限り、

そうした自信(今となっては驕り)

が見て取れる。

 

僕は今回読んで吐き気がしたけど、

当時はああした話を歓迎して受け止める風潮も

世の中にあったのだろうと想像する。

 

だから出版したし、

あの雑誌自体もそこそこ売れたらしい。

 

そういう観点からすると、

記事を企画し、リリースに関わった

ライター、インタビュアー、編集者、そして出版社にも

相当大きな責任がある。

(出版社は謝罪文を出した)

 

小山田氏に関して、全然彼の音楽を知らなかったので、

フリッパースギターとか、

コーネリアスとか、ちょっとずつ聴いてみた。

 

胸に響くというほどではないにせよ、

そこそこカッコいいし、才能を感じる。

 

さすが開幕式の音楽担当に選ばれるだけあって、

作曲能力も演奏表現も優れている。

実績も立派なものだ。

 

だけど、時代は変わった。

芸術を生み出すにはにはもちろん才能が必要だが、

それは人間性とセットでなければ、

社会に受け入れてもらえない。

 

それでこの先、本当に面白いものは生まれるのだろうか?

新しい芸術は生まれるのだろうか?

と、古い常識にとらわれた僕は

ちょっと疑問には思っている。


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オリンピックは20世紀のレガシーシステム

 

3年ほど前に「オリンピックはオワコン」と書いた記事に、

ここのところ毎日のようにアクセスがたくさん来る。

 

あの頃は日本の関係者の利権がらみのゴタゴタに

腹を立てて書いたのだが、

ここ数日のIOCの発言は、

そのオワコンぶりを十二分に印象付けている。

 

1年前、延期を決めた時は

「人類がコロナウィルスを克服した証として開催したい」

なんてカッコイイこと言ってた。

 

それなのに、

「緊急事態宣言が出ていても開催する」とか、

「犠牲を払え(日本人を対象に言ったのではないらしいが)」

とか、とうとうなりふり構わぬホンネ丸出しになってしまった。

 

結局、IOCは会社であり、事業体であり、

自分たちのビジネスを遂行することが最優先なのだ。

 

普通の会社や事業体と確実に違うのは、

開催によって感染が広まるなど、

何か非常事態が起きても、

その責任・後始末は開催国なり、

開催都市にあることにして

自分たちは責任取らないこと。

 

ビジネス優先はいいとしても、

今どき、生活者(消費者)がどうなろうが

知ったこっちゃないです、

なんて言っている企業は

10年後には確実に滅びている。

 

IOCもこのままなら同じ運命をたどるだろう。

そもそも日本は大騒ぎしているけど、

他の国はオリンピックに対して至ってクールらしい。

 

「アメリカのテレビの放送権がIOCの収入の大半」と

聞いてたので、アメリカ人も楽しみに空いているのかと

思ってたら、9割くらいの人はてんで興味なくて、

ロクに話題にも上らないらしい。

 

オワコンが言いすぎなら、

IT用語でいう「レガシーシステム」

(アップデート不可な古いコンピューターシステム)か?

いずれにしても

20世紀の華やかなオリンピックはもう期待できない。

 

東京2020の開催が決まった時、

「1964年の夢よもう一度」というムードが広がったことに

イヤ~な気がしていたが、

まさかこんなことにんるとは・・・。

国民全体が昭和の夢の再現を求めたことが、

そもそも間違いだったと思わざるを得ない。

 

開催されたら、選手の皆さんには頑張ってほしいと思う。

だけどこの先は、もうオリンピックは夢の舞台、

人生のすべてをかけて取り組むものではなくなる。

そんなことを強制する大人の言うことなど

聴かないほうがいいよ。

申しわけないけど、そう思っておくべきだ。

 

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残酷な天使のテーゼ/高橋洋子:週末の懐メロ㉘

 

「エヴァンゲリオン」がここまで人の心に食い込んだのは、

作品の内容はもちろんだが、テーマ曲の存在も大きい。

「残酷な天使のテーゼ」の歌詞は、

とてつもなく美しくドラマチックだ。

 

作詞の及川眠子がこの曲を書く際に与えられたオーダーは

「哲学的であること」「難解であること」。

それに対し、萩尾望都の漫画「残酷な神が支配する」を

元ネタにして2時間で書き上げたという。

 

そうして生まれたこの曲はエヴァ人気とあいまって

前世紀から常に人気カラオケ曲のトップ10に入る名曲となった。

アニメを観たことない人でも、

この歌は知っているという人は多いのではないか。

 

カヴァーもやたらと多い。

外国語バージョンも英語はもとより、10か国はくだらない。

 

それでもやはり高橋洋子のオリジナル版がいい。

このビデオは歌に合わせて、

テレビ版と旧劇場版、

つまり20世紀の旧シリーズのストーリーを

曲の尺4分に編集している。

 

新シリーズの完結編である「シン・エヴァ」を観た後だと、

絵もちょっと懐メロっぽい。

でも、そこがまたいい。

 

そして曲名どおり、

旧シリーズは本当に残酷だったなぁと感じる。

そう感じるのは、苛烈で凄惨なシーンが多いせいもあるが、

一番の要因は、女性の登場人物の運命があまりに過酷だからだ。

 

かつて映画の世界では、

劇中であっても女と子どもは殺してはならないという

不文律があった。

半世紀以上前の話で「女は守られるべき存在」という

一種の差別の表れでもあるのだけど。

 

しかし、自分が男のせいか、たとえ虚構の中とはいえ、

女が死んだり殺されたりするところを見るのは、

心が切り裂かれるような痛みを感じる。

 

旧シリーズでは、レイもアスカもミサトもリツコも、

主要な女キャラがみんな死んでしまった。

それもかなり無残で惨い死に方だった。

 

物語自体も最終的に狂気の世界に突っ込んでいき、

通常のロボットアニメ、

ヒロイックファンタジーとはかけ離れた、

前衛的なアート作品のようなエンディングになった。

 

そして、エヴァ人気が一種の社会現象としても扱われた。

1990年代の世紀末観、オカルトじみた事件の数々、

従来の社会常識の液状化、

人間の心の暗黒面の発見といったことも

影響してたのだろう、

 

それに比べて、新シリーズが

とても優しく温もりのある終焉に感じられたのは、

彼女らの命が無残に潰えることなく、救われたからだと思う。

ただ一人の死も崇高な「英雄死」だった。

 

庵野監督が新シリーズを旧シリーズほど

残酷な物語にしなかったのは、

齢を取って丸くなったせいもあるが、

女を殺し過ぎたことに対する

罪ほろぼしの意識があったからだろうと推測する。

男の心には必ずそういう贖罪の季節が訪れる。

 

この曲とこのアニメは、ある世代、

具体的には1995年から97年の

テレビアニメ放映~旧劇場版上映の時期に

ティーンエージャーだった人たち(現在の40代)にとって、

一つの原風景になった。

 

巨大なトラウマであり、一生消えない感動と傷跡。

幸か不幸か、僕は大人になってから出逢ったので、

適度な距離を置いて見ることができたけど、

耽溺した人を少し羨ましく思う時もある。

 

エヴァの素晴らしいところは、

自分の想像力でストーリーを補完し、

ひとりひとりの心の中に

「マイ・エヴァンゲリオン」をつくれるところにある。

 

エヴァンゲリオン補完計画発動。

四半世紀にわたった新旧シリーズが完結し、

「残酷な天使のテーゼ」が懐メロになった今、

世界中で無数の新たなマイ・エヴァが起動する。

 

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ファミリーストーリー100年史の制作

 

縁あって在日コリアンの方の

ファミリーストーリーを書くことになった。

先祖は100年ほど前、大正時代、鬼滅の刃の時代に

日本へ渡ってきたのだという。

当初は関西のほうにいたというから、

釜山か済州島から船で九州とか大阪に渡航したのだろうか。

 

ご本人は3世で両親からはルーツについて

何も聞かされていない。

唯一、ある程度、事情をご存じだろうという叔父さんが

高齢でご病気でもあるので、今のうちに

子どもたちに伝えるために形にしておきたいということ。

あくまで私家製の本なので、世の中に出回ることはない。

 

その叔父さんが東京近郊におられるので、

来週、取材に行くのだが、

基礎的なことは知っておかなくては、と思って

本やサイトで歴史をいろいろ勉強している。

 

案の定、ネット上では日韓両国の関係にまつわる

さまざまな意見が入れ乱れ、

悪意ある差別的な記事もかなり溢れている。

おそらくこういう記事には一定の需要があるのだろう。

 

1世、2世の方たちは大変な思いをしただろうな、

というのが、まず正直な感想。

 

概して3世以降は比較的、社会情勢が落ち着いた頃に

生まれ育っているので、以前の世代ほど

ひどい差別などは受けていないように思われる。

 

在日の方に限らず、親や祖父母の世代が

子どもに何も伝えてこなかったということは多い。

断片的でもいいから誰か周りの人に取材をして

形にしておくのはいいことだと思う。

 

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★13日(土)17:00~15日(月)16:59

子ども時間の深呼吸 ASIN: B0881V8QW2

 

だれの心のなかにも「子ども」がいる。

自分のなかにいる子どもにアクセスしてみれば、

何が本当に大切なのか、何が必要なのか、

幸せになるために何をすればいいのか、どう生きるのか。

自分にとっての正解がきっとわかる。

〈少年時代の思い出〉×〈子育て体験〉×〈内なる子どもの物語〉で

こね上げた 面白エッセイ集。ブログから40編を厳選・リライト。

もくじ

・大人のなかの子ども、子どもの中のおとな

・ちびちびリンゴとでかでかスイカ  

・天才クラゲ切り:海を駆けるクラゲ 

・子ども時間の深呼吸 

・親子の絆をはぐくむ立ちション教育 ほか

  

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中国製ネコ型ロボットが食事をお届け

 

日本でネコ型ロボットといえばドラえもん。

便利な機械を出してくれるわけではないが、

韓国や中国ではコロナ禍の中で、

ネコ型配膳ロボットが大活躍している。

 

人への感染が特徴であるコロナウイルスの特性から、

非接触配送の需要が世界中の病院で高まり、

現在、韓国のソウルや中国の北京、武漢など数百の病院で

中国のロボットメーカー、Pudu Roboticsの製品

「BellaBot」が利用されている。

 

このネコ型ロボット、配膳にかかる工程を

すべて自動で行うため、

感染の拡大を効果的に防止することができる。

 

また大容量のトレイを搭載しているので

食事、医薬品、その他の物資を一度に患者に

届けることができる。

 

病院だけでなく、昨年からレストランや

オフィスなどでも利用され、

現在では2000社以上の国際企業で

非接触配膳サービスとして

採用されているとのこと。

 

コロナ禍の間隙を縫って中国では

AI・ロボットが大発展しているようだニャー。

 

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★11日(木)17:00~13日(土)16:59

神ってるナマケモノ (動物エッセイ)

 

 

僕たちはこの星の上で137万種類を超す動物たちといっしょに暮らしている。

イマジネーションを掻き立て、人間の世界観の大きな領域をつくってきた仲間たちについてのエピソードや、あれこれ考えたことを編み上げた、おりべまことの面白エッセイ集。

自身のブログから36編を厳選・リライト。

 

目次 

・ネコのふりかけ

・おしりを拭いてもらうイヌの幸せと人面犬の増殖について

・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?

・ウーパールーパーな女子・男子

・ヌード犬・ファッション犬

・いやしの肉球

 

・金魚の集中力は人間以上 ほか

 

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オリンピックの「選手ファースト」は選手自身がつくる

 

今までオリンピックの問題について

批判的なことを書く時は、

「選手の方には申しわけないけど・・」と言ってきた。

 

その気持ちは嘘ではないけど、

若い選手の人たちは次々に起こる

大人たちのゴタゴタをどう思っているのだろうか?

とても気になる。

 

森会長の件だけではない。

東京2020のオリンピックは開催が決まってから、

競技場やエンブレムの問題をはじめ、

各競技の連盟・協会のトラブル

(ボクシング、体操、柔道、テコンドーなど)が続出。

 

こういうことって、どこの国でも起こることなんだろうか?

日本は特別?

 

そのへんはよくわからないけど、

利権まみれ、大人の事情まみれの中で

選手が金メダルを追求する意味って何なのか?

 

「毎日勝つために必死でトレーニングしているのに、

そんなヒマねーよ」

と言われるだろうが、

この際、選手も監督とかコーチとか、

組織の人たちや、いろいろお世話してくれてる人たちに

任せていないで、

自分で自問自答してみてはどうだろう?

そして、いっそのこと自分が運営に関わってみてはどうだろう?

 

現銀実的じゃないかもしれないけど、

利権ファーストじゃなく、

選手ファーストのオリンピックにするには、

それくらいのことが必要なんじゃないかと思う。

 

今のままでは、なんだか選手たちが

利権ゲームの手ゴマにされているようにさえ思えてくる。

 

アスリートの人たちは

生まれた時からオリンピックがあり、

最初からオリンピックありきで考えるから、

その舞台が夢になり、目標になる。

才能がある人ほどそうなる。

 

だけど、それが自分の人生にどういう意味があるのかを

ちゃんと考えて取り組んでもいいと思う。

 

選手生命は短い。

競技を辞めた後は長いセカンドライフが待っている。

スポットを浴び、人々の記憶に残るのは

一握りのメダリストだけ。

それでもいいというなら、それでいい。

 

でも、自分の未来をつくるうえでも、

オリンピックの勝ち負けだけで

燃え尽きてしまってはいけないと思う。

 

どんな方法があるか、具体的には示せないけど、

選手ファーストは選手自身がつくるべきではないか。

 

 

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★9日(火)17:00~11日(木)16:59

どうして僕はロボットじゃないんだろう? (AI・ロボット エッセイ)

 

社会のニーズに応え、生活に入り込み、世界を変革していくAI・ロボット。はたしてやつらは人間の敵か味方か? 上司か部下か? ライバルか友だちか? ただの機械に過ぎないのか、それとも人類の子どもなのか?

2016年夏から2020年夏まで、AI・ロボット・インターネット・DXにまつわる4年間の考察を読み物にした、おりべまことの面白まじめエッセイ集。ブログから33編を厳選・リライト。

 

●もくじ

・介護士・看護師は人間か、ロボットか?

・インターネットがつくるフォークロア

・こちとら機械だのロボットだのじゃねえ。人間でぃ!

・聖書から始まった「人間VS機械」

 

・子どもはどうしてロボットが好きなのか? ほか

 

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理念を失ったオリンピック 変わるためには3年かかる

 

森会長の男女差別発言。

関係者はみんな甘く考えていて、

ここまで大問題になるとは思わなかった。

僕も思わなかった。

インターネット社会の在り方を改めて思い知らされた。

 

もう駄目だと思う。

ボランティアスタッフも大量に辞退した。

選手の人たちは気の毒だが、

今年の開催は諦めた方がいい。

コロナと今回の騒ぎでバタバタやって

慌てて間に合わせようとするとロクなことがない。

政治家がいくら「やるやる」と言っても無理だ。

 

この際、今年はやめて3年後の2024年に開催する。

フランス(2024パリ)だって、

その後のアメリカ(2028ロス)だって

コロナ禍ですべてが狂ってしまっているから、

準備に時間があったほうがいい。

 

問題は森会長が辞めるか、

続投するかといったことだけじゃない。

皆でオリンピックの理念、オリンピック憲章について

徹底的に議論し、考え直したほうがいい。

 

森会長やJOCよりひどいのはIOCだと思う。

森会長があの発言の謝罪・撤回の記者会見をしたあと、

IOCは「これで問題はおしまい」という声明を出した。

 

森会長の発言が女性蔑視、つまり

オリンピック憲章に抵触するとされているのに、

その精神を守るべき当のIOCが

「これでおしまい」とは、どういうこと?

 

「そんなことどうでもいいから、

とにかく早いとこ準備を進めて開催しろ」

と言っているのと同じである。

 

「皆さんを幸せにするのがわたしたちの使命です」

といった美しい企業理念を掲げている会社が、

実際は利益のみ追求して

ネズミ講的な商売をしているのといっしょである。

 

オリンピックの精神などとっくの昔に失ってしまった、

利益追求のIOCがトップにいるだから、

日本をはじめ、各国の関係組織も

オリンピックを利権ビジネスの視点からしか考えられない。

 

今年はやめて、このあと開催国となる国も集めて協議して、

オリンピックの開催のしかたそのものを変えるべき。

 

日本のことを言うなら、森会長が変わるのは無理だ。

森会長だけでなく、昭和の男尊女卑文化が身体の芯まで

染み込んでしまっている人は、今後の社会の要職にはつけない。

 

そういうこともこの際、徹底的に議論して

組織内の人事を一からやり直した方がいい。

今回の問題はそういうチャンス。

スルー出来ない壁。

 

何のためにオリンピックをやるのか、

世界中で話し合う最適な機会が訪れた。

3年かけてそれをやってほしい。

 

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週末の懐メロ9:ハッピークリスマス」/ジョン・レノン&ヨーコ・オノ

 

1980年代に入ってから、いろんなミュージシャンが

クリスマスソングを作るようになったが、

70年代にはまだまだ少なかったような気がする。

 

中学生の時に聴いてから、

10年くらいの間、「戦争は終わった」と歌うこの曲は

子どもの時から聴いているクリスマスの歌や

戦前に作られたクラシックソングとは一線を画す

「僕らの時代のクリスマスソング」だった。

 

ジョン・レノン没後40年。

あの頃より少しは世界は良くなったのだろうか?

 

と、他人事のように呟くのでなく、

僕たちひとりひとりの心がけ次第なのだろう。

 

 

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嵐が丘への旅の記憶

 

エミリー・ブロンテの「嵐が丘」の舞台は、

イングランド北部のヨークシャー州にある

ハワース (Haworth) という小さな村である。

 

僕は1980年代から90年代にかけてここに3~4度くらい訪れた。

今はどうだか知らないが(最後に行ったのはもう25年前だ)、

ロンドンから半日バスに乗り、途中でSLに乗り換え、

やっとのことでたどり着く。

 

そのアクセスの過程も含め、

ストラトアフォード・エイボン(シェイクスピアの生地)や

湖水地方(ピーターラビットゆかりの土地)と並んで、

イギリスの地方で最も印象深い場所だ。

 

一応、有名観光地ではあるが、

僕がよく訪れていた時代は、いつ行っても観光客はまばらで、

B&B(民宿)もパブものどかな雰囲気で楽しかった。

 

エミリーは3姉妹の真ん中で、

姉のシャ―ロットは「ジェーン・エア」

(これも来年再読予定)、

妹の「アグネス・グレイ」(これは読んだことない)の作者。

ブロンテ姉妹の資料館もあり、お土産も売っている。

 

毎回、嵐が丘(アーンショウ家の屋敷)のモデルとなった

トップウィンゼンという廃屋を目標に、

ほぼ1日かけて丘歩きをするのだが、

ヒースの花咲くムーアの大地を踏みしめ、

次々と雲が流れていく空を見上げると、

何か大きなものに抱かれているような気分になる。

 

そしてしばしば、文字通り、嵐に見舞われた。

丘を吹き抜ける風は強烈で、

傘などあっという間に吹っ飛ばされて、

全く役に立たない。

レインコートとウォーキングシューズは必需品だ。

 

トップウィンゼンでは休んでいると

羊たちがメエメエ寄ってきて、

最初は人なつっこくて可愛いなと思うのだが、

いつの間にか、結構ごっつい羊の大群に囲まれてしまって、

ちょっと怖い目にも遭う。

 

いずれにしても他の土地では到底味わえない、

嵐が丘の特別な旅がそこにはあった。

 

最近は湖水地方などは、ピーターラビットを目当てにした

海外からの観光客があふれて大変だ、

という話を聞いたことがあるが、

嵐が丘の物語の舞台はどうなっているのだろうか?

 

ハワースに行って昔ながらのイングリッシュブレックファーストや

シェファーズパイなどのパブランチを食べたいなと時々思う。

最近のロンドンではめっきりお目にかからなくなった、

おしゃれじゃない、、どんくさくて、あんまり“おいしくない”

悪評たらたらのイギリス料理が似合う、

グルメなどとは無縁の土地なのだ。

 

そういえば「嵐が丘」の物語の中では、

アーンショウ家でも、リントン家でも、

豪華な肉料理やスイーツなどは全然食卓に上らなくて、

穀類のおかゆとか、正体不明の煮込み料理みたいなのを

食べていた。

 

野うさぎの話がところどころ出てくるので、

うさぎのシチューなんかは食べていたのだと思う。

それと乳製品。

グルメなど笑い飛ばすような、

味のある旅ができるかもしれない。

 

 

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ハリウッドストーリーがロックスターに勝った日

 

もしや、ロックスター的カリスマ力を持ったトランプ大統領が

再選されるのではないか?

 

そんな嫌な予感が外れてよかった。

とりあえず一安心。

 

しかし、まだ訴訟を起こす気でいるし、

任期だってあと2か月余り残っている。

いったい何をしでかすか、油断できない。

 

こんな怪物を相手にバイデン氏は勝利した。

まじめで誠実そうには見えるが、

カリスマ性という面でははるかにトランプに劣る。

 

大した政策もありそうになく、

キャラも立っておらず、なによりもう若くない。

(何といっても史上最高齢の大統領になる!)

 

そんなバイデン氏が勝てたのはなぜか?

 

多くの盟友と後輩たちが、そして亡き家族の思い出が

彼を支えていたからだ。

 

勝利が確定した時、ハリス副大統領候補は

「アメリカを“尊敬される国に”」と語った。

トランプ大統領の“偉大な国に”に対抗する言葉はこれかと、

ひどく感心した。

「アメリカを尊敬される国に」

次期大統領は、まるで彼女のようだ。

 

実際、そういう噂はもう常識レベル。

バイデンは傀儡、バイデンはハリスへのつなぎ、

バイデンの役目は選挙で終わりで、4年どころか、

2年後、80歳になったらハリスと交代するのではないかと

マスコミも報じている。

有権者もそれを承知で投票したのだろう。

バイデンでなく、民主党に。

 

けれども唯一、バイデン氏は人の心に訴えるものを持っている。

老齢ならではのストーリー。

詳しくはしらないが、エリートでありながら次々と家族を失い、

幸福とはほど遠いであろう人生を歩みながら、

ついにトップの座にたどり着いた。

 

トランプという、1体1で戦ったら絶対に勝てない大敵と

チームを組んで立ち向かい、勝利し、おそらくはその後を

若い世代に譲って去っていくであろう老兵のストーリーは、

まるでハリウッド映画のようだ。

 

ハリウッドがロックスターに打ち勝ったということか。

いずれにしても、まともな政治に戻りそうで良かった。

傀儡でもいい、次の時代への下準備のためにも、

バイデンさんには力の限り、がんばってほしい。

 

 

 

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偉大なるアメリカの物語を体現するロックスターは、大統領選に勝つのか、負けるのか?

 

4年前、トランプ大統領が当選したとき、

どこの州の人だったか忘れたが、

農業経営者らしき人がテレビのインタビューに答えて

「やっと本当に大統領らしい人が大統領になった」

と感慨深げに語っていたのが、妙に印象的だった。

 

トランプが大統領らしい大統領?

 

その時、僕はアメリカ人の念頭にあるトップ像が

日本人のそれとはひどく違うのだなぁと感じた。

 

もちろん、それはその人特有の考え方だったのかも知れないが、

なぜか僕にはそれが大半のアメリカ人の代表的な考えのように思えたのだ。

 

首相ではなくて大統領と言うところがミソなのかも知れない。

アメリカ人は大統領にヒーローのイメージを重ねている。

 

トランプがヒーロー?

 

日本人や、おそらく他国の人には奇異に映る。

おそらくアメリカ人の半分もそうなのだろうと思うが、

半分は(特に白人は)違う感覚を持っている。

 

「偉大なるアメリカ」

「強きアメリカ」

 

そうした言葉の響きにアメリカのマジョリティは

胸が震える思いがするらしい。

 

日本だったらどうだろう?

「偉大なる日本」「強い日本」なんて言われて、

その政治家に陶酔する日本人なんているだろうか?

 

内に流れる物語が違うのだ。

 

過去1世紀、世界の中心に座り、人類の正義であり続けた歴史――

偉大なアメリカの物語を、人々はそう簡単には手放せない。

 

その偉大なアメリカの物語を体現し、未来につなげるのは、

トランプなのか、バイデンなのか? 

大統領選はそういう問いかけなのだろう。

 

人種差別やコロナ対策などをはじめ、

まともに、理論的に考えれば、

明らかにバイデンの民主党の主張のほうが正しい。

 

けれども正しければ魅力的かと言えば、そうでもない。

 

バイデンがボスになって中国やロシアに勝てるのか?

世界の中心であり続けられるのか?

偉大なるアメリカのプライドが保てるののか?

 

そういう方向に思考が働き、シーソーは傾く。

要は理論よりも感情なのである。

人は理論よりも感情で動く。

何でもそうだが、理論・理屈は

感情で行動した後の後付け・言い訳に過ぎない。

 

僕はロックが好きだが、今思うと、

1960年代・70年代のロックは半ば宗教のようだった。

だから当時の若者たちは本気で

「音楽で世界を変えられる」と信じていた。

(比喩的・間接的な意味では、今でも信じられるけど)

 

その50年後のロックスターの姿を

トランプは体現しているのではないか。

支持者の多くは、かつて

「ラブ&ピース」や「30以上は信じるな」と叫んでいた、

シニアになった若者たちである。

 

ロックスターなのだから、みんなのカリスマなのだから、

ちょっとやそっとのスキャンダルはご愛敬、むしろ勲章である。

 

今のところ、バイデン候補が優勢らしいが、

アメリカ人の潜在意識は違うところにあるのではないか。

 

正論好きの、つまらないいい子ちゃんのバイデン民主党よりも、

コロナを克服し、中国や不法移民に立ち向かう“偉大な”トランプが

またもや選ばれるのではないかという気がしてならない。

 

こんな予想は外れてほしいのだけど。

 

 

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日本の子ども・高齢者の幸福度と「迷惑施設」と呼んでしまう大人のエゴ

 

国連児童基金(ユニセフ)が3日、

先進・新興国38カ国に住む子どもの幸福度を調査した

報告書を公表した。

 

これを読むと、

どうも日本の子どもはあんまり幸福ではないらしい。

「身体的健康」では1位なのに、

「精神的な幸福度」は37位と最低レベル。

めちゃくちゃアンバランスだが、

平均取ってトータルでは20位なので、いちおう中程度?

これをいったいどう読み解けばいいのか?

 

そもそもこういうランキングにどんな意味があるのか?

それぞれの国にはそれぞれの条件・生活・文化があるのだから、

国際比較することに無理があるのではないか?

—-という批判はもっともかなと思う。

 

けどやっぱり目をつむっていてはいけない。

「精神的な幸福度」は生活満足度と自殺率で

指標化されているというが、

やっぱり学校におけるいじめ問題、

また家庭における虐待問題が

大きく影響していると思う。

僕たちはもうそういう報道にも慣れて麻痺してしまって、

大した問題だとも思わなくなっているのではないか。

 

明治時代にやってきた欧米の知識人が

びっくりするほど子どもをかわいがり、

老人を敬う国だった—-という妖精の国・日本。

だが、100年後の現代日本はどうもそうなっていない。

 

子どもの保育施設、保護施設、

また、高齢者の養護施設などは

「迷惑施設」とみられることが多い。

 

東京では保育園の建設に住民の反対運動が起こったり、

虐待された児童の保護施設の建設に

「地域イメージが悪くなる」「地価が下がる」といった理由で

これまた反対運動が起こった。

 

高齢者の養護施設も、障がい者施設も同様。

先だっての7月の九州の豪雨では、

水害リスクの高い地域に建てられた高齢者施設が

浸水被害に遭い、死亡者まで出た。

 

家族が訪問しやすいように山の上や高台などではなく、

利便性の高い川沿いに作った--という前向きな理由もある。

 

けれどもこれも「迷惑施設」ということで、

あまり人の目に触れないところに作らざるを得なかった、

という経緯があるようだ。

 

土地の値段など、現実的な問題もあるので

一概にけしからんとは言わないが、

気になるのは、こうした子ども施設や高齢者施設を

「迷惑施設」と言ってしまう大人のメンタリティ。

 

自分がかつて一人では生きられない

子どもだったという記憶も失い、

生き続ける限り、いずれ老人になっていくという

想像力も働かない大人はヶく大勢、この国にはいる。

生産社会に関わらない人たちの居場所を「迷惑だ」と

行政に訴えるセンスのなさは絶望的だ。

 

政治がどうとか、制度がどうとかいう前に、

こういうひとりひとりのエゴイズムがどうにかならない限り、

子どもの幸福度が上がるはずもなく、

いずれこの国は不幸な人であふれかえることになるだろう。

 

特にコロナのせいでストレスが溜まっている昨今は

とてもとても心配になってくる。

 

 

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ファットマンを地球最後の核兵器にするために

 

長崎に落とされた原爆「ファットマン」は、

今日まで「地球最後の(実戦で使われた)核兵器」とされている。

 

永遠にそうあり続けるよう願うが、

核兵器の開発は終わっていない。

 

75年前、アメリカが示した手本通りに、

それは相手を威嚇する脅しの道具として機能している。

 

そして、75年経った今でも

「強い国」「豊かな国」「進んだ国」の象徴であり続けている。

「我が国は核兵器を持っている」ということに

希望と誇りを感じる人が世界中に大勢いるのだ。

 

アメリカが世界に、未来にバラまいたウイルスは、

いまだに多くの国の子どもや孫やひ孫らの脳を侵し続けている。

 

核兵器の所有は罪悪であり、恥辱である――

そう思える子どもたちを増やすこと。

これからやるべきことは、それ以外には考えられない。

 


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欲望がかなう街「マホガニー市」のアラバマソング

 

昨日はドアーズのファーストアルバム

「ハートに火をつけて」のことを書いたけど、

このアルバムに収録されている

「WiskeyBar(Arabama Song)アラバマソング」は、

いかにもドアーズ、ジム・モリソンらしい、

奇妙で捻じれた曲調の、エロチックでひどくユーモラスな歌だ。が、これは彼らのオリジナル曲ではない。

 

演劇人の間では有名な「三文オペラ」の作者

ベルナルト・ブレヒトが

作曲家のクルト・ワイル(ヴァイル)とコンビを組んで作った

「マホガニー市の興亡」というオペラの挿入歌である。

 

どこかの国(母国ドイツをイメージ?)から逃亡してきた

お尋ね者の3人組が、

アメリカ南部のアラバマ州(らしき地域の)の砂漠に

「マホガニー市」という「欲望がかなう街」を建設。

カネと酒と女(男)を求めて集まってくる

男や女たちの悲喜劇を描く。

 

この物語「マホガニー市の興亡」は初演が1930年のベルリン公演。

90年以上も前の作品にも関わらず、内容はあまりに現代的だ。

 

「三文オペラ」と同じく、

人間批評・社会批評たっぷりに描かれており、

あらすじを読む限り、ラ

ストも決して「人間って素晴らしい」と歌い上げる

ミュージカルなどとは真逆の、かなりシニカルな内容だ。

 

しかし、この作品は欧米で非常に人気が高く、

戦後、くり返し上演されてきたという。

 

その代表曲ともいえる「アラバマソング」も人気抜群で、

ドアーズをはじめ、実にいろんなミュージシャンや俳優が

この歌をカバーしている。

 

物語の世界観・菓子のユニークさも含め、

音楽家たちにとってチャレンジし甲斐がある、

面白い曲なのだろう。

 

ドアーズバージョンで、モリソンは2コーラス目

「Show me the way to next little Girl?」

(教えてくれよ、この近所にいい娘いないかい?)と歌うが、

オリジナルではnext prety Boy――

「近所にいい男いないかしら?」となっている。

 

つまりもともとこれは、

男を漁りに来た娼婦らが歌う歌なのだ。

 

このオペラについては「オペラ対訳プロジェクト」

というサイトで詳しく紹介・解説されており、

初演で主役を演じた女優(歌手)ロッテ・レーニャの

「アラバマソング」も聴ける。

 

対訳もすごく面白い。

「モシモイイ男ガ見ツカラナカッタラ、

私タチ死ヌヨリ他ナイノデス!」なんて最高だ。

 

ちなみにこのロッテ・レーニャという人は、

クルト・ヴァイルの奥さんなんだそうで、

同じドイツ人のせいか、

何となくマリーネ・ディートリッヒをイメージさせる。

 

この作品、最近では日本では

2016年に山本耕史やマルシアらが出演して

音楽劇として上演されている。

 

なかなか興味深いストーリーなので、

コロナ禍が去って再演されるようなことがあれば観てみたい。

 

 

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ロックの邦題マジック「ハートに火をつけて」/ドアーズ

 

ロックの邦題マジックシリーズ第2弾は

「ハートに火をつけて」(ザ・ドアーズ)。

 

●人気フレーズのオリジナル

日本人が大好きで、アイドルが歌い出しそうなこのキュートなフレーズは、少女マンガのタイトルにも用いられていた。

むかし、「りぼん」で一条ゆかり先生が書いたものが最初じゃないかと思う。

他にも少女マンガやライトノベルなどで同名のタイトルが使われているのを見かける。

 

J-POPはもっとすごい。

いちいちミュージシャンの名前は挙げないけど、

同名異曲が5つや6つはあるんじゃないか。

やっぱり魅力的で覚えやすいフレーズで、

ラブソングにぴったりだからだろう。

 

このフレーズを考え出したのは

1960年代の日本のレコード会社の人(たぶん)。

 

1967年にデビューしたアメリカ西海岸のロックバンド

The Doors(ドアーズ)の

ファーストアルバムにこの邦題がつけられた。

 

その意味では、J-POPもマンガもライトノベルも、

みんなドアーズのパクリである。

 

●異常なセックスソングとキュートな邦題とのギャップ

アルバムタイトルはバンド名の「The Doors」だが、

A面6曲目、シングルでもヒットした「LiLIght my Fire」が

「ハートに火をつけて」となり、そ

れがアルバムタイトルにもなった。

 

僕はこれも名邦訳だと思う。

 

現代の感覚で言うと、

原題が「LIght my Fire」?なんだ、だったらほぼ直訳じゃん。

と思うだろうが、

50年以上前に「ハートに火をつけて」なんて

お洒落な曲名がすんなり出てきたとは思えない。

 

そもそもこの曲自体、初期のビートルズのような

明るいヘルシーなラブソングじゃなく、

当時のサイケデリックのエッセンスを盛り込んだ

けっこうきわどい、いわばセックスソング。

 

「LIght my Fire」と言っている歌の主人公は、

恋する胸キュンの女の子じゃなくて、

女とやることしか頭にないスケベ野郎だ。

 

曲調もポップなラブソングでも美しいバラードでもなく、

のっけから猥雑さ漂う不気味なオルガンが

クネクネうねりまくる、かなり“異常な”曲である。

 

邦題的には「おれを燃やしてくれ」とか、

意訳して「エロスの焔」とかつけそうなものだが、

なんでこんな女の子が口にするような

キュートな邦題を考え付いたのか、

考えてみると不思議である。

 

いずれにしても、

ドアーズの奇妙でエロチックな独自の音楽世界と、

キュートな邦題とのギャップが素晴らしく、

日本でのドアーズ人気に一役買っていると思う。

 

●1stと2ndは歴史的大名盤

もちろん、英米でもこのファーストアルバムはド名盤で、

充実度は抜群。

クルト・ワイルのオペラ曲をカバーした「アラバマソング」や

カリスマロッカーにして詩人のジム・モリスンの名を

世に知らしめた大作「ジ・エンド The End」など、

めちゃくちゃ聴きごたえのある名曲が揃っている。

 

そもそもドアーズがその異常性・独自性を見せつけたのは

これとセカンドアルバム「まぼろしの世界 Strang Day」で、

その後はフツーのブルースロックバンドになってしまって

あまり面白くない。

 

これからドアーズを聴く人は、とにかくこの2枚とベスト盤です。

 

●モリソンの伝説とマンザレクの怪しいオルガン

ヴォーカルのジム・モリスンは、僕がロックを聴き始めた頃、

すでに他界していて、

ジミ・ヘンドリクスやジャニス・ジョプリンと同様、

最初から「伝説のロッカー」だった。

しかもセックスシンボルとして、

スキャンダラスなエピソードにまみれていた。

 

すごかったのがそのライブパフォーマンスで

性器を露出したり、

自慰をしたりして逮捕されたこともあるという。

 

アルチュール・ランボーなど、

フランスの詩人に影響を受けていたらしく、

1971年に人気絶頂のバンドを脱退し、

詩作のために恋人とパリへ移住して

そこですぐに死んでしまったらしい。

死因はドラッグのやりすぎというのが通説になっている。

 

いかにも昔の破滅的芸術家らしい人生を送ったせいか、

今でもカリスマ性が高く、やたら「信者」が多い、

そのため、ドアーズ=ジム・モリソンみたいな形で

語られることが多い。

 

だけど、僕にとってはモリソンと同格以上なのが

オルガンのレイ・マンザレクである。

 

「ハートに火をつけて」の

イントロ10秒を聴いただけでわかるように

孤高のドアーズサウンドは、マンザレクの

うねり、くねり、大蛇がのたうつような、

隠微な見世物小屋に誘い込むような

独特の怪しいオルガンに支えられている。

(彼も3年ほど前に他界してしまったようだ)

 

●還暦によみがえったドアーズ

実は僕は最近までドアーズをそんなに

熱心に聴いたことがなかった。

 

「ハートに火をつけて」と「まぼろしの世界」は

アナログレコードを持っていたが、

そんなに頻繁に針を落とすこともなく、

数年前に整理してしまった。

 

なんでか考えてみたが、たぶん理由は3つ。

 

・「サイケデリック」を感じさせる60年代的な音が

 時代遅れだと思ってた。

・「ジ・エンド」がフランシス・コッポラの映画「地獄の黙示録」

 (70年代のベトナム戦争をテーマに描かれた作品)

 で使われ、長らくそのイメージがまつわりついてた。

・ジム・モリソンの伝説が、今一つピンと来なかった。

 

ところがこの1週間ほど前、ふと脳の奥底から、

あのうねうねオルガンがよみがえってきたので、

久しぶりに――と聴いてみたら、

すっかりハマってしまったのである。

 

YouTubeでは、これまで見たことなかったライブも上がっていて、

ありし日のジム・モリソンの姿もたっぷり見られる。

 

「ハートに火をつけて」はマンザレクのオルガンを中心とした、

サイケで不気味でカッコいい、10分以上にもおよぶ、

長大なインストゥルメンタルも楽しめる。

 

音だけだとわからないが、映像付きだと

その間、モリソンが性行為を連想させるような

アクションをやりまくって、

観客が盛り上がるというクレイジーな世界が展開する。

 

興味のある人は、ぜひ半世紀前のヤバい

アナザーワールドを世界を体験してみてください。

 

 

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ロックの名盤「対自核」の邦題マジック

 

日本語の、漢字が創り出す世界観は強烈で深遠だ。

それを最初に教えてくれたのが「対自核(たいじかく)」だった。

 

「対自核」という3つの漢字が並んだタイトルからは

何とも言えない禍々しさ、危うさ、異常性を感じた。

その異世界の感触ロックにハマるきっかけとなった。

 

Uriah Heep ユーライア・ヒープが

1971年にリリースしたサードアルバム。

僕が初めて聴いたのは中学生になってからだから、

その2~3年あとだ。

 

原題は「Look at Yourself」。

「自分を見つめ直せ」という意味だが、

これはロックにおける傑作邦題としても有名だ。

 

「対自核」なんて言葉はもちろん、日常会話では使わない。

本を読んでいてもこんな言葉には一度もお目にかからなかった。

 

つまり1971年からこれまでおよそ50年、

「対自核」とはユーライア・ヒープのこのアルバムと、

1曲目に収められている同名の曲の目に

しつらえられた言葉だったのである。

 

それにしても普通、「Look at Yourself」から

「対自核」なんて日本語は生まれてこない。

いったいこの邦題を付けた日本のレコード会社の人はどんな人だったのだろう?

どうやってこの造語ができたのだろう?

と疑問に思わずにはいられない。

 

バックグラウンドにはやはり時代の特性があると思う。

会社はレコードを売らなきゃいけない。

 

「ルック・アット・ユアセルフ? これじゃ売れんなー。

もっといいタイトルつけられないのか?」

「自分を見つめろ」じゃどうでしょう?

「アホ、そんな直訳じゃだめだ。商品のネーミングだぞ。

ちゃんとマーケティングやって考えろ!」

てなわけで担当者は市場調査をして知恵を絞り始めた。

 

ロックのレコードを買うお客は若者だ。

当時、1971年は学生運動が終わって間もない頃。

その影響をもろにかぶった50年前の若者の多くは、

思想や哲学にかぶれていた。

 

実際に読んでいるかどうか、理解しているかどうかは別にして、

思想家や哲学差の名前を口にしたり、

かばんやポケットに本を入れていればカッコがついた。

女の子にもモテた。

 

中でもブランド力が高かったのが、フランスの哲学者

ジャン・ポール・サルトルだ。

サルトルの実存主義は20世紀を代表する思想の大きな柱だった。

 

実はこの「対自核」の「対自」という語は

サルトルの著作「存在と無」で流行った

実存主義用語から採られたという。

 

レコード会社の担当者は

その対自に、心臓部――コアを表す「核」をつけた。

 

「対自核。どうでしょう?」

「よっしゃー、これで決まりや!」

 

その担当者が本当に実存哲学の理解者だったかどうかはとにかく、

サルトルに考えが至ったというところがすごい。

 

会社としてこの邦題に決めたということは、

やはりそれなりの説得力があり、手ごたえを感じたからだろう。

 

これが今の時代だったら、

いや、当時から10年後の1980年代だって

「対自核」なんて言葉が作られ、

アルバムの邦題として採用される余地はなかっただろう。

 

僕は当時のレコードの購買層だった若者、学生さんたちより

だいぶ下なので、彼らの心にこのタイトルが

どんな具合に刺さったのか、実際はわからない。

 

だが、1973年か74年にこのアルバムのジャケット、および、

それに掛けられた帯の上に書かれた「対自核」という

漢字3文字を見たときの衝撃で、中学生だった僕の人生は変った。

と今では思う。

 

ちなみにジャケットは、

直径30センチのアナログLPレコードを納める、

30センチ×30センチの厚紙でできていた。

帯のタイトル、ジャケットアートと相まって

音楽はリアルな存在感を持ってそこにあった。

 

その頃、僕はサルトルも実存主義も知らなかったが、

ロックという音楽の中には思想や哲学や文学や神話、

そして社会に、世界に、他分野の文化に通じている

扉があることを予感した。

 

タイトルナンバーと「7月の朝 July Morning」という

名曲2曲が入っているとはいえ、

このアルバムが「対自核」という邦題でなかったら、

たとえば原題そのままの「

ルック・アット・ユアセルフ」だったら、

そんなに売れなかったし、

ユーライア・ヒープが日本の音楽シーンに

大きな影響を与えることもなかったに違いない。

 

ザ・ピーナッツが「対自核」を、

西城秀樹が「7月の朝」を歌うこともなかっただろう。

 

そしてこてほどの名盤として50年後の今も語り継がれ、

伝説になることもなかったかもしれない。

 

日本語の、漢字の組み合わせが創り出す、

音楽の域を超えた圧倒的な世界観。

 

対自核にはじまり、神秘、原子心母、狂気、炎、危機、童夢、

四重人格、怪奇骨董音楽箱、太陽と戦慄、暗黒の世界・・・

 

これらの邦題マジックは日本におけるロック音楽を、

本家の英米とは少しばかりニュアンスの異なる、

独自の作品に育て上げたのではないかという気がする。

 

 

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「人新世(アントロポセン)」を生きる

 

イギリスの作家が書いた動物に関する本を読んでいて

「人新世(じんしんせい/ひとしんせい)」

という言葉に出逢った。

英語でAnthropocene(アントロポセン)。

 

現在私たちは「人新世」と呼ばれる、

生命の歴史において、かつてなかったほどの

大規模な絶滅と転換の時代に生きている

 

と、その作家(およびサイエンスジャーナリスト)は言う。

 

地質時代の区分では、最終氷河期の終わる

およそ1万年前から現在までを「完新世」と呼ぶ。

この完新世において、地球のシステムに唯一最大の

影響を与えているのが人類。

そうした認識に基づき、この「人新世」という新しい年代が

発案されたという。

 

2008年には、これが地質学者らの賛同を得た。

この年代が始まった時期については諸説あるようだが、

やはり化石燃料を消費し始めた産業革命以降、

この200年のことと考えて間違いないだろう。

 

特に20世紀後半以降、ここ半世紀余りの繁栄による

大量消費はすごかった。

 

それが今年、コロナによって世界中の経済活動が減退。

それによって世界各都市の大気が浄化されたとか、

ベネツィアの運河にイルカがやってきたとか、

地球環境には良い影響が出ているとかいう話もあったが、

そう単純なものとは思えない。

 

コロナで人の行き来に支障が出たら

国際協調もままならないだろう。

 

今年の夏も九州で大規模な豪雨被害が出た。

被災する場所は、地盤の緩い、かつて(明治時代以前)は

人が住まなかった土地だという話も聞こえてくる。

 

そうしたところを宅地にしたり、工場を建てたり、街を作るなど、

人間の生活圏として開拓してきたわけだが、

その考え方自体が無理なんじゃないかという気がする。

 

もう「100年に一度」だとか「数十年に一度」だとかいう

言葉ではごまかせない。

温暖化が原因となって毎年豪雨被害、台風被害は起こると

思っていたほうがいい。

 

もう昔には戻れない。

かといって、目先の経済を無視しては

明日からの生活も立ちいかなくなる。

 

結局、防災にしてもコロナ対策にしても、

国に頼らず、マスコミなどの情報も鵜呑みにせず、

自己責任でやっていくしかないようだ。

 

そして「人新世」に生きているという、

地球視点、野生動物視点も持っていると、

これから先、何かの役に立つかも知れない。

 

少なくとも動物や植物に愛しみの心をもったほうが

幸福になれるのではないだろうか。

 

 

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エピタフとキング・クリムゾンと西城秀樹

 

「Confusion will be my Epitaph(混乱こそわが墓碑銘)」

その昔、自分の書いた芝居に 
KingCrimson キング・クリムゾンの
「Epitaph エピタフ(墓碑銘)」の歌詞をパクって
台詞に入れたことがある。

 

予言者達の書いた壁が
ひび割れたところから崩れ落ち


殺戮の道具の上に
日の光は燦然と輝く

 

誰もが悪夢や夢想とともに
引き裂かれていく時


栄冠など何処にもない
静寂が叫び声さえ呑み尽くす

 

1969年、KingCrimsonデビューアルバム
「クリムゾン・キングの宮殿」A面3曲目。

 

半世紀以上が経った今でも、キング・クリムゾンは、
プログレッシヴロックの王として君臨する。

そして「エピタフ」はその深紅の血塗られた王の
代名詞ともいえる名曲だ。

 

作詞のピート・シンフィールドは、
英国のさまざまな文学者の影響を受けていた。
特に彼がリスペクトしていたのは、
劇作家ウィリアム・シェイクスピアだ。

 

初期の1stアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」と
2ndアルバム「ポセイドンのめざめ」の楽曲の歌詞には、
シェイクスピア特有の、
ちょっと時代がかった(でも現代的な)
韻の踏み方、言葉のリズム、演劇的な匂いが感じられる。

 

「エピタフ」の歌詞も「リチャード3世」
「マクベス」「ハムレット」などの、
血と死と幻想を想起させる詩になっている。

 

ちなみにシンフィールドは作詞だけで楽器をやらないのに
正規のオリジナルメンバーだった。
このバンドの誕生時における、
一種のコンセプトメーカーだったのだと思う。

 

彼は自分が書いた詞を、少年時代、聖歌隊に属していた
グレッグ・レイク(ヴォーカル&ベース)が歌うのに
至上の喜びを感じていたという。

確かに若き日のレイクの声は、美しく神秘的だった。

 

ロックミュージックに文学・哲学・思想といった、
それまで誰も思いつかなかった知的なマテリアルを持ち込み、
見事に融合させたのはビートルズ、
とりわけジョン・レノンだが、
クリムゾンはデビューアルバムで、
ビートルズが導いた新しいロックの地平を一気に切り開いたのだ。

 

そのプログレッシブロックの代表曲が、
なぜか日本の昭和歌謡と親和性が高いのはどういうわけか?

 

ザ・ピーナッツや、

ジャニーズ事務所初期のスター・フォーリーブスが
「エピタフ」をカバーしているのにはびっくりした。

 

そしてまたもや西城秀樹だ。

 

ピート・シンフィールドが綴った原詩のまま歌っている。
確かに「エピタフ」なのだが、
ちょっと違う曲に聞こえて、すごく新鮮だ。

クリムゾンを吸収し、完全に自分の歌にしてしまっている。

どんだけすごいのか、天才だったのか、ヒデキ?

 

バックの演奏もいい。
特にベースとドラムは、そこはかとなく
クリムゾンのオリジナルメンバー、
グレッグ・レイク(ヴォーカルと共にベースも兼任)と
マイケル・ジャイルズ(ドラム)を意識していている気がする。

 

雷鳴と驟雨の音は、最初、レコーディング時の演出の
SEかと思ったが、これは野外(球場)ライブで、
この時、ほんとに嵐がきていたらしい。

 

ヒデキのキセキ。
すごすぎる。
40年もたってこんな音源に出逢えるとは、
まさしく僕の頭は「Confusion will be my Epitaph」。

 

 

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7月の朝とユーライア・ヒープと西城秀樹

 

7月になると「7月の朝」を聴く。
ユーライア・ヒープの「July Morning」は
70年代ロック不動の名曲だ。

 

中学生1年生のある時期、僕にとって
ユーライア・ヒープは世界最高のロックバンドだった。

単純に他のバンドをあまり知らなかったからだが、
「ユーライア・ヒープを聴いたら、
ビートルズなんかたかったるくて聴いてられねぇよ」
とうそぶいていた。

 

どうしてそこまでユーライア・ヒープに
肩入れしたのかと言うと、
「7月の朝」がとんでもなく好きだったからだ。

 

1971年リリース、ヒープのサードアルバムにして
ロック史に燦然と輝く名盤「対自核(Look at Yourself)」の、
アナログレコードならA面3曲目。

 

隣に住んでた2年年上の先輩がロック好きで、
それまでディープ・パープルの「ハイウェイスター」などは
聴いていた(聴かされていた)が、
ハードロックってうるせえなぁという印象だった。

 

けれども「7月の朝」は全然違っていた。
何といっても哀調を帯びたメロディが美しい。
そして、それまで聴いたことがなかったドラマチックな曲構成。

前半のバラードから後半、
ギターとオルガンがうねりまくるクライマックスに
繋がっていくのだが、
その盛り上がり方がまた美しく、すべてが完璧だった。

音楽を聴いて鳥肌が立ったのは、たぶんこの時が初めてだった。

 

ユーライア・ヒープは、
もちろんメンバーチェンジをしているものの、
今まだ活動しているようだ。
そのブランドとしての生命力には拍手を送りたいが、
やはり頂点はこのサード・アルバムで、
過去の遺産で食っている感は否めない。

 

ネットの記事によっては
「レッド・ツェッペリンやディープ・パープルと並ぶ
イギリスのハードロックバンド・・・」なんて
紹介の仕方をしているところもあるが、
正直、かなり格下だと思う。
悪いけど、ツェッペリンと並べないでほしい。

 

それでも、僕が若かりし時期、
「世界最高のロックバンド」と信じたように
当時(1970年代)のヒープの、特に日本における名声は
相当なもので、
来日公演も果たし、熱狂的なファンも大勢いた。

その音楽性が歌謡ポップスとの親和性に富んでいて、

日本の音楽関係者もかなり影響を受けたようだ。

 

そのヒープの大名曲「7月の朝 July Morning」を、
かの昭和歌謡のアイドル・西城秀樹が
カバーしていたということを、
彼の死後(2018年5月)、知った。

 

昔はアイドルが「こういう歌も歌えるんだぜ」と
カッコつけてロックを歌っていると思って、
まともに聴こうとしなかったが、
改めて聴くとその歌唱力に圧倒される。

 

デビッド・バイロン(全盛期のヒープのヴォーカリスト)に劣らぬ
詩情と感情あふれる表現力。
日本語の訳詞も良い。
完全に自分のものにしている。これはすごい。

天国の秀樹さん、ごめんなさい。

 

西城秀樹は他にも、
リズム&ブルースからプログレまで歌いこなす
素晴らしい歌唱力を持っていた。
ヒデキ、カンゲキ!

 

その西城秀樹の歌手としての凄み、カッコよさ、
そして当時の熱狂的な人気ぶりを物語る
1980年・後楽園球場での「7月の朝」。

 

 

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何事も思い立ったが吉日

 

2年前の今頃、ロンドンにいた。
17年ぶりのロンドン。
昔暮らしていた1980年代のロンドンとは

ずいぶん様変わりしていて、
正直、ちょっと心は離れた。

 

それでもあの時、行ってよかったなあと思う。
カミさんが割と強硬に主張したからだが、
義母を引き取った昨年や、コロナが蔓延した今年だったら
完全にアウトだった。

人生、本当に何が起こるかわからない。

 

「急いては事を仕損じる」とか「満を持して」とか言われるが、
基本的には「思い立ったが吉日」のほうが人生には多いと思う。

自分の中に湧き出る気持ちを大事にした方がいい。
「宇宙の法則」みたいな、

なんちゃってスピリチュアルではないが、
自分の気持ちが流れを、リズムを、勢いを生み出し、
何かを引き寄せるのだ。

 

旅行も、子育ても、結婚も、仕事のいくつかも、
もっとさかのぼれば、80年代のロンドン暮らしも、
劇団活動も、東京に出てきたのも、
ほとんどその時の勢い・幸運みたいなものだった。

望んで声を上げてアプローチしたら、願いはかなった。

 

もちろん、すべてうまくいったなんて言わない。
てか、うまくいかないことの方が多い。
手痛い失敗もあったけど、

あれはしかたなかったなと今では思える。

 

自分のやりたい、行きたい、逢いたいといった気持ちは

大事にすべきだ。
それで失敗しても、本当の意味での失敗ではない。
変な理屈をつけて押さえつけると、だいたいろくなことはない。

 

近年携わったプロジェクトのいくつかは

リーダーが慎重になるあまり、
他のメンバーの中にあった流れ・リズム・勢いが萎え、

うまくいかなかった。


リーダーはいくらカリスマ性があっても、
素晴らしいアイデア・プランを持っていても、
人に協力してもらう以上、
自分の流れだけじゃなく、

協力者らの内面の流れも読めなくては駄目だ。

 

いろいろ勉強したり、
あれこれ議論して練り上げるのもいいけど、
「満足できる自分」なんて永遠になれない。
「準備万端のスタート」なんて一生やってこない。

そして「満を持して」いると、

潮が満ちる前に人生が終わってしまう。


海がはるか遠くに見える干潟にいても、ここぞと思ったら
波打ち際まで思いきり走っていこう。

 

 

 

お待ちかね、おりべまこと電子書籍第6弾

神ってるナマケモノ 発売!


仕事が忙しくて発売が遅れましたが、なんとか6月に発売。
今回は動物エッセイ集。
動物好きなあなた、ぜひ読んでみてください。

 

可愛いくて、楽しくて、笑える彼ら。
奇妙で、不気味で、不思議な彼女ら。
美しくて、おぞましくて、くさくて、汚くて、とてつもなく怖くて危険なやつらも。
僕たちはこの星の上で137万種類を超える

動物たちといっしょに暮らしている。
イマジネーションを掻き立て、

人間の世界観の大きな領域をつくってきた

仲間たちについてのエピソードや、

あれこれ考えたことを編み上げた面白エッセイ集。

ブログ「DAIHON屋のネタ帳」から36編を厳選・リライト。

 

内容

・ネコのふりかけ
・おしりを拭いてもらうイヌの幸せと人面犬の増殖について
・なぜ日本ではカエルはかわいいキャラなのか?
・ウーパールーパーな女子・男子

・アザラシの入江でヤギの乳を搾ってチーズを作る娘
・ロンドンのリスとイヌとネコ
・ピーターラビットの農的世界への回帰現象
・京龍伝説

・神ってるナマケモノ ほか

 

 

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「安全第一」と考えるなら巣穴に引きこもるしかない

頼まれ

「きょうから再開なんっすよ」
吉祥寺のカラオケ店に勤める若者Mくんはそう言って、
朝9時を回ると仕事に出かけた。

 

「カラオケ屋がそんなに早くからやるの?」
と聞くと、
「開店は11時からだけど、再開初日なんで掃除とか

いろいろ雑用があって、
店長から早出するよう頼まれたんすよ。

めんどくさいっすね」


言葉とは裏腹にけっこう張り切っているようだ。

正直、カラオケ屋は感染リスクが高い。
だいじょうぶだろうか・・・と心配しつつ。

 

東京アラートも解除され、

街はいつも通りのリズムを取り戻して動いている。
といっても感染者はたいして減ってない。

 

4カ月も続いたマスコミの情報洪水はすさまじく、
完全に洗脳されてしまい、怖くて巣穴の中の動物のように、
閉じ篭って出られなくなってしまった人もいるようだ。

 

目に映るもの、触れるものがすべて
新型コロナウイルスに汚染されているように見える人もいる。
自分と自分の親しい人・もの以外は、

バイキンに見えて近寄れない。
そんな自分の感じ方で人に危険を説き伏せる人もいる。

 

基礎疾患を持っていたり、体力に自信がない人は、
そんなふうになってしまうのもある程度やむを得ない。
「安全第一」と考えるなら、巣穴に引きこもるしかないのだ。
それでも生きていける社会なのだから。

 

そういう人と話をすると、悲しいかな、
もうこの先、リアルで会うことはないかもな、と思ってしまう。

 

今年、家族を介護施設などに入れた人からは、
もう生きている間に会えないかもしれない、という話を聞いた。

 

とりあえず第一波は終息し、
何となく元通りの平和が還ってきたような雰囲気になっているが、
こうしたコロナに対する人それぞれの温度差は、
今後の社会を分断していくのかもしれない。

 

誰かが意図的に流行らせたという「コロナ陰謀説」
――実はそんなに致死力のある病原体ではなく、
欧米で多くの患者が死んだというのは数字のごまかし――
が本当なのかかどうかは僕にはわからない。
その可能性はないとは言えない・・・とは思うけど。

 

しかし、たとえそれが真実だとして、
その真実が暴かれたとしても
世界が負った傷はもとに戻ることはないだろう。

 

新しい現実の中でどうやって人との間で理解し合えるよう
コミュニケーションしていけるか、
その方法――それもできるだけ面白い方法を
模索していくしかないんだろうね。

 

おりべまこと 電子書籍

魚のいない水族館

 

失業中の主人公が足を踏み入れた、街のはずれにある水族館には魚が一匹もいなかった。彼のまえに現れた、魚のような顔をした館長は言う。「魚はみんな海に返しました」
彼がそのことをブログに書くと、なぜか水族館はその夏の大人気スポットになる。
そして季節が変わるころ、館長は彼に声をかける。
「もしよければ、ここで仕事をしませんか?」
夏から秋にかけて不思議な水族館で起きる出来事を描くファンタジックな短編小説。

 

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気がつけば世界の終わりにいた

 

何者かの意思によって、
僕たちは世界の端っこに追い立てられた。
もう誰もここから逃げられない。


そう思ったのは
昼間、メーカーのA氏にZOOMで取材して
ひと通りの話が終わった後のことだ。


前々から頭の奥にへばりついていた疑念が、つい声になった。


「ところでAさんは自分の周りでコロナにかかった人いる?」

答えはNO。僕もNO。


これだけ連日連夜、報道が続けられ、
感染者数・死亡者数が伝えられているのにも関わらず、
僕の周りでも、A氏の周りでも、誰もコロナにかかっていない。


もちろんかかっていても無症状なだけなのかも知れない。
そうしたキャリアはいっぱいいるだろう。
だから現在の自粛を解くべきだとか主張するつもりはない。


でも冷静に状況を振り返ると、
やっぱり不思議な気持ちにならざるを得ない。


「これって強制的に今までの社会をリセットして、
みんなデジタル化させようという

巨大IT企業の陰謀じゃないのかね?」


「そうそう。デジタル化で個人情報取り放題にして、
それをエサにAI・ロボットを劇的に進化させ、
パーフェクトな情報管理社会のベースを
作ろうとしているのかも」


「IT企業と黒幕のラスボスみたいなのが

手を組んでやっているんだろうな」


“奇しくも”――というほどのものでもなく、
A氏と僕が感じていることはあっけなく一致した。
もしやあなたも僕たちと同じことを感じているのではないか? 


中国・武漢や欧米各都市の惨状。
志村けんさんや岡江久美子さんの死。
医療崩壊寸前の都市部の状況。


それだけの材料がそろっているのに、
リアルでない。切迫感がない。


そもそもこれは史上最悪のウイルスと言えるのか?


ペストやコレラや天然痘はもっとすごかったのではないか?

 

世界全体の情報化が、このウイルスが人々の心に与える

恐怖や不安を何倍・何十倍にも膨らませているのではないか?


新型コロナウイルスとは、実体は2割に過ぎず、
あとの8割は「情報」なのではないか?


いずれにしても世界はもう
古い皮を脱ぎ捨てようと脱皮の最中だ。
第2次世界大戦後、75年続いてきた、
僕たちが慣れ親しんだこの世界はもう終わった。


もう誰もコロナ以前の世界がそのま戻ってくるとは
思ってないだろう。
表面的には自由で平和な日々が帰ってきたとしても、
その内実は大きく変わっている。
それが嫌な人は退場するしかない。


僕たちができるのは
社会的に生きるための個人情報は奪われても、
魂のデータは売り渡さないこと。それだけだ。


・・・なんて都市伝説的な妄想を書き連ねてみたけど、
信じるか信じないかはあなた次第です。


「新型コロナウイルスとはなんだったのか?」
その真実が解き明かされるのは、たぶん5年後くらい――
昭和100年のことになるだろう。

 

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何を優先するのか? 何が本当に大切なのか?

 

月刊仏事で「世界のEnding Watch」という連載を担当している。
毎月、世界各地・各国の近年の葬祭の実情や、
葬祭文化・習俗について紹介するのだが、
来月号はさすがにコロナウィルス関連の話をやらざる得ない。

 

葬儀関係のニュースは医療問題のあとにやってくるので、

この2週間ほどでどんどん増えてきた。


イタリア、スペインやニューヨークの惨状を伝えるニュースなどを読んでいると、気分が落ち込んでくる。
他国のこととはいえ、

こんなことが起こるなんて夢にも思わなかった。

 

そんな中、今、世界的に注目を集めている

アーダーン首相のニュージーランドの対策に関する

BBCの記事が昨日上がっていた。

 

同国では現在、最も厳格な「警戒レベル4」(「不可欠な移動」以外は自宅待機など)だが、これを「レベル3」に引き下げるという。

「レベル3」では、学校は「受け入れ人数を制限」して再開される。事業も再開できるが「顧客との物理的な接触」は認められない。
また、10人までの集会は、結婚式や葬儀、
タンギハンガ(マオリ族の葬儀)に限り許可される。

 

あまり葬儀には関係ない記事だったが、上記の部分が検索に引っ掛かったらしい。
「結婚式や葬儀、タンギハンガ(マオリ族の葬儀)に限り

許可される」
というのは同国の社会における文化、歴史、価値観が反映されていて興味深い。

 

それにしても「成功例」とされているニュージーランドさえ、
まだこのレベルの厳しい措置。

ゴールデンウィーク明けの日本の緊急事態宣言解除は夢のまた夢という感じがする。

 

後半にある「経済より健康を優先」という項目は

心を奪われるものがあった。

 

新型ウイルスの最新研究について、政府に助言し定例会見にも参加してきたオークランド大学の准教授、スージー・ワイルズ博士は、アーダーン氏や政府が明確に市民の健康を最優先してきたことが、COVID-19対応の鍵だったと言う。
経済への影響を恐れて行動制限を遅らせたほかの国は現在、はるかに困難な時期に突入している。
ワイルズ氏は、「住民が死んでしまったとか、どんどん死んでしまうのは言うまでもなく、経済にとって打撃のはずだ」と述べた。

 

何を優先するのか?
何が本当に大切なものなのか?

政府や国民の普段の考え方・価値観が、

こうした災禍に見舞われた際に炙り出されてしまう。

 

日本はオリンピックのホスト国だったこと。
その経済効果をもくろんでいたことが仇になってしまった。
それが初期の段階で、
政府や国民の判断を狂わせてしまったのかも知れない。

 

てなことを今さら言っても遅いけど、
日本人の生活習慣、衛生観念は、欧米諸国に比べて
感染症に強いのではないかと希望的観測を持っている。

 

せめてこの2週間ないし1か月ほどは、
昔の日本人のような質素な暮らしを

重んじる心構えで過ごせないか。

 


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ロボットが生まれて100年が経った

 

今年2020年で、この世界にロボットが生まれて

ちょうど100年になる。

チェコの作家カレル・チャペックが
「R.U.R――原題: チェコ語: Rossumovi univerzální roboti」
という戯曲を発表したのが、1920年のこと。

 

R.U.R.とは「ロッサム万能ロボット会社」。
この劇の発表によって「ロボット」という言葉が世界に誕生した。

 

R.U.R.とはこんな物語。

 

舞台は未来のとある孤島。そこにはR.U.R社のロボット工場がある。ここで製造されたロボットたちは世界中に送られ、

さまざまな労働に使われていた。

人々はロボットによって便利な生活をしはじめていた。

ある日、社長のハリー・ドミンの元に会長の娘であるヘレナ・グローリーが訪れる。

ロボットにも心があると考えているヘレナは人権団体の代表となり、地位向上や権利保護を訴えるために来たと話す。
(ウィキペディアより)

 

日本でも「人造人間」という邦題で、
わずか3年後の1923年に翻訳が出ている。

 

「ロボット」という言葉・概念は機械文明が飛躍的に発展していた
20世紀の世界を瞬く間に席巻し、人々の想像力を刺激した。

そして小説や映画の世界、
さらに漫画の世界でも瞬く間に一つのジャンルを構築した。

アイザック・アシモフも、手塚治虫も、
カレル・チャペックとこの作品の子どもだ。

 

さて、それから100年後の今日。
ロボットは大きな進化を遂げ、

日常の様々なシーンで目にすることも多くなった。


だが、チャペックの物語のような形で
労働市場にはまだ入ってきていない。

 

ロボット(身体)の進化よりもAI(頭脳)の進化のほうが

圧倒的に早い。
従って市場への導入も早い。

 

重い物を運ぶ・持ち上げるなど、力仕事をするロボット、
人間が立ち入れない危険な区域で活動するロボットは
どんどん実用化され、早期に普及するが、
人間のように複雑な動作ができるロボットが
社会で活躍するまでにはまだまだ時間がかかるだろう。

 

今回のコロナウィルスによる災禍から生じたテレワーク、
リモートワークへの移行の状況がを見ていると、
ホワイトカラーの仕事の7~8割はAIに置き換えられる。

たぶんここ10年、いや、5年で。


しかし、現場で働くブルーカラーの大半は生き残る。

するとどうなるか?

AIの指令、マネージメントのもとに
人間が作業を行うという世界になる。


それはもうすぐそこまで来ている。

問題はそれを僕たちがどう感じるかだ。

 

機械に管理されて屈辱を感じるのか?
そういうものだと割り切るのか?

 

ロボット生誕100年は、誰もが「人間とはなんだ?」
と考える時代の元年になるのかも知れない。

 

 

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使徒COVID-19とエヴァンゲリオン的妄想

 

映画公開日延期のニュースによって、
頭がエヴァってしまったので、
新型コロナウィルスを「使徒」として考えてみる。

 

使徒とはAngel、つまり神が地上に遣わし天使である。

 

ウィルス蔓延で感染者が増え、
世界各地の都市がロックダウンし、
経済活動がストップすると、
やれ、武漢の空がきれいになったとか、
やれ、ベネチアの運河に魚が帰ってきた、
とかいった環境浄化現象が起こった。

 

するとネット上では、コロナは神の怒りだ、地球の逆襲だ、
人類への天罰だといった
アニメの見過ぎだろ~という言説が湧き出てきた。

 

もちろん、そんなことをまじめに論じる人たちは
ごく少数だ。

 

しかし、コロナが人類のこれ以上の環境破壊を阻む
使徒とか天使とか、地球の子ども とか、
といった捉え方はまんざら悪くないと思う。

 

そんなものを相手にして、
戦争みたいな勝ち負けを論じるのは間違っているし、
第一、殲滅させることはたぶん不可能だ。

 

この先、僕たちはこの新型コロナウィルスと
長らく付き合っていかなくてはならなくなるだろう。
1年、2年ではなく、10年、20年という長期スパンで。

 

共生しなくてはならないという覚悟もいるわけで、
このウィルスを世界全体で
懐柔するような手立てが必要になる。

 

いずれにしても環境問題で、
遠からず世界の経済活動に制限がかかってくるのは
わかっていたはずだ。

 

昨年、スウェーデンの環境活動家の少女が、
環境・生命よりも経済活動優先なのかと、
世界の首脳らに厳しく抗議していたシーンがよみがえる。

 

あれはささやかな兆しだったのか?

 

彼女らの世代は、脳の奥底で
僕たちよりもずっと強い危機感を感じているのだろう。
子どもを産む性である女は、
そのアンテナが特に鋭敏なのかも知れない。

 

使徒コロナはそうした地球の危機的現実から目を背け、
過剰な経済活動を続けようとする世界を強制的に
リセットさせるためにやってきた――
と考えることもできる。

 

これに対処するためには人類が皆、けちけちせずに
それぞれの国の資源――データも、エネルギーも、技術も、

経済も、文化も、知恵も――を出し合って、
力を合わせないと良い結果は得られない。

 

今、注目を浴びている各国の女性リーダーらの活躍は
未来の世界の再構築の布石になっていくのだろう。

 

あくまでヴァンゲリオン的妄想だけど。

 

 

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幻のエヴァvs五輪、そして明菜の残酷な天使

 

昨日、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開が延期された、
というニュースが流れてきた。

 

今年6月27日(土)に公開予定だったが、
新型コロナウィルス感染症の拡大でやむなく延期とのこと。

 

前作「Q」を高校生だった息子と一緒に見に行ったのが、
もう8年も前のことだったので、すっかり忘れてた。


去年だか一昨年だかに息子に
「2020年の夏に続きやるらしいよ」と聞いて、
「なに? もしや意図的に五輪にぶつけてきたのか?」
と思ったことを思い出した。

その「エヴァvs五輪」の対決? も幻と消えた。

こうなると新型コロナウィルスは、まさしく“使徒襲来”である。

 

映画館も劇場も、図書館さえもが閉鎖されてしまった今、
そういった場所に普通に入れて、

普通に非日常を楽しめたことは
本当に幸せなことだったと、しみじみ噛みしめる。

 

延期されたエヴァの映画の公開日もまだわからない。
いったいいつまでこれが続くのか?
今はいつかは再開するんだと信じるのみである。

 

でも劇場なんかは、この時期に特別な演劇体験をできないかなぁ。

 

舞台と客席の間を、飛沫が飛ばないよう透明な幕で仕切る。
観客は人数制限して、その劇場のキャパの1割程度しか入れない。
あえてそういうスカスカの空間で芝居をやるのだ。


プレミアムな演劇体験だから、料金は通常の10倍――
はさすがに高すぎるので、2~3倍いただいたらどうだろう?


それでも興行としては採算取れないだろうが、
実験的として面白いんじゃないかな?
寺山修司が生きていたらやりそうだ。
そういえば彼の作品の中で「疫病流行記」というのがあった。
やってみるところはないだろうか?

 

といった妄想にとらわれっつ、久しぶりに頭の中が
エヴァだらけになったので、
「残酷な天使のテーゼ」を聴こうと思ったら、
知らぬ間にいろんな歌手がカヴァーしていて、
なんと、八代亜紀や藤あや子までこの歌を歌っている。

 

中でも究極は中森明菜。
これまた久しぶりにこの人の歌を聴いたけど、
これはすごい。
とんでもなく色っぽくてエモーショナルで、完全にノックアウト。
エヴァとのシンクロ率120パーセントだ。

 

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緊急事態宣言前夜に神の子あらわる

 

「おれたちは神の子だ」

 

かつてロンドンの日本食レストランに勤めていた頃、

超右翼のシェフがいて、

日本人=神の子説を唱えつつ、天皇陛下を崇拝していました。
当時、身近にそんな人に会ったのは初めてだったんで、

びっくりしていました。

 

きょうはなぜかその彼の言葉が脳の奥底からよみがえってきた。

「日本人は神の子だ」

だからコロナにもやられない。
奇跡を信じている。

 

いよいよ日本も武漢やイタリアやニューヨークのような

事態に陥るのではないかと、世界の人たちが危惧しています。

そして、明日7日は、いよいよ東京や大阪や福岡に
緊急事態宣言が出されます。

 

しかし、それでも日本は大丈夫なんです。


政治家がどれだけピンボケなことをやってても、
国民がいくら危機感に乏しく、

いまだ夜の街を出歩いていても、
科学的・医学的根拠などゼロでも、
日本は大丈夫です。


このまま感染者も死者もちょこっとしか出ません。

あったかくなって、だんだん蒸し暑くなってきて、
なんとなく感染者が減っていって、
いつの間にか終息してもと通りになります。

だって日本人はみな神の子だから。

 

という楽観的、能天気、ハッピーエンドなシナリオを、
僕も頭のどこかに描いています。

 

とりあえず、しばらくは我慢。
明日を最後に義母のデイサービス通いも一時休止。

これからは毎日公園を散歩です。
散歩できるところに住んでいるだけでも
ありがたいと思っています。

 

そして、こうなったらもうあとは神頼み。
信ずれば免疫力もきっと上がる。

そう、日本人は神の子、
僕たちは神や仏に守られている、と信ずれば。


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チェコのカッパ

 

チェコの民話を読んでいたら、
チェコにもカッパがいた、ということが判明しました。

 

首都プラハの市街中心部には
ヴァルタヴァ川が流れています。
近年はクルーズ観光でも人気の川ですが、
その畔の一地域、ポドスカリー付近で
夕暮れ近くになるとカッパが出没し、
あたりをうろうろしていたらしいのです。

 

それどころか、プラハの街の中を堂々と
歩き回ることもあったらしく、
いつも緑色のマントを着て、
左の指をピチピチ鳴らしていたとか。

 

この“ピチピチ”という擬音が、
水かきのあるカッパらしくていいですね。

 

でも街の人たちはカッパを歓迎していたようです。
なにせこのカッパは客寄せの福の神。
カッパがお店に来ると、決まってその店は大繁盛したとか。

 

酒場に来て一杯やるのがお好きなようで、
日本のカッパは清酒ですが、
チェコのこのカッパはビールを飲むのだそうです。

カッパが来ると店のマスターは、どうぞどうぞと大喜び。


「緑の旦那が来てくれた。さあ、忙しくなるぞ!」

 

さて、このチェコガッパ、たぶん川の精とか、水の精を
翻訳者が「河童」と訳したのだと思います。

 

日本のカッパに似てるのかどうかは、
容姿についての描写がないのでよくわかりませんが、
「緑色のマント」とか、「緑の旦那」というくらいだから、
体色はグリーンで間違いなさそうです。

 

そしてなんとこのカッパには奥さんがいて、
彼女の名前が「サーラ」というのだそうです。

え、皿? 頭の?

日本のカッパとどれくらいリンクしているのか、
よくわからんけど面白い。


民話として語られるほど昔から
日本とチェコにつながりがあったのだろうか・・・。
もしかしたらかつては地下水脈でつながていたとか。
けど、遠すぎるなぁ。

 

そういえば先週だったか、
コロナウィルスでイタリアの経済活動が滞ったせいで
ベネチアの運河に魚やイルカがやってきた、
という記事を読んでびっくりしました。

 

人間の経済活動が停滞すると、
地球環境がよみがえるのか?

 

経済が死んでしまっては困るけど、
民話で語られているように、
かつて共存していた
地球各地の精霊やら妖怪やらが
この先、息を吹き返す可能性はあるかも知れません。

 

それに加えてチェコは、作家カレル・チャペックが
その作品「R.U.R」で
世界で初めてロボットをの生み出した国。

 

そう遠くない未来、
人間は生産活動の主役となるAI・ロボットと、
地球環境を守る精霊・妖怪との橋渡し的存在になるのだろうか?

 

(※参考文献:チェコスロバキアの民話「河童」より 大竹國広・訳編 恒文社 1980年刊)


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2020年の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」と 新型コロナウィルスに犯された後の世界

 

毎年4月になると、村上春樹の
「4月のある晴れた朝に

100パーセントの女の子に出会うことについて」を読む。

今年は1日フライング。

 

いつもは春うららかな日差しを浴びて
いっとき青春の感傷と戯れるのだけど、
今年は響き方が違っていた。

 

互いにとって100パーセントの男の子と女の子が
もう一度かならず巡り会えることを信じて
いったん別れるのだが――

 

ある年の冬、

二人はその年に流行った悪性のインフルエンザにかかり、
何週間も生死の境をさまよった末に、

昔の記憶をすっかり失くしてしまったのだ。


彼らが目覚めたとき、

彼らの頭の中は少年時代のD・Hロレンスの貯金箱のように
空っぽだった。

 

これはまるで、コロナウイルスに翻弄された

いまの世界そのもののようだ。

人々の精神的ダメージは3・11以上、
経済的ダメージはリーマンショックを上回るだろう。
それが世界規模で、地球規模で起こる。

 

コロナが終息しても
仕事を失った人たちはどこへ行けばいいのだろう。

 

どうなるのかわからないが、
確かなのはこれまでの常識が通じなくなること。
もうもとはもどれない。

 

過去の経験はすべてAIのデータとして吸い上げられ、
超管理社会の中で
僕たちは新しい100パーセントを探し始めなくてはならない。

 

願わくば、これで旧世界の悪弊が一掃され、
素晴らしい新世界に生まれ変わりますように。

 

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僕たちは世界という方舟に乗船している

 

ヨーロッパ、アメリカでも感染拡大。
イタリアではミラノやヴェネチアのある州で
移動が制限されることになり、
州外へ出るために慌てて列車に飛び乗り、
“脱出”する人たちの映像が映し出されていました。

 

バチカンにおける日曜日の「正午の祈り」も
ビデオ中継になるということです。

 

それに対してアメリカのトランプ大統領は、
同じ集会内で感染者が出たにもかかわらず、
政治集会をやめるつもりはないと言い張っています。

 

そんな欧米――キリスト教世界の情景を見ていたら
頭の中に「方舟」という言葉が浮かび上がりました。

 

クルーズ船や屋形船のイメージが
連なってきたからかも知れません。

 

「宇宙船地球号」って言葉、
いま使うのは、ちょっと恥ずかしい。

 

けど、中国から端を発した新型コロナウィルスの感染が
世界中に広がってしまった現実を思うと、
僕たち今や世界中の人たちと一連托生なんだな、
それぞれテリトリーは違っていても、
同じ大きな船に乗船していることが強く印象づけられました。

 

平和が大事、命が大事、安全安心が大事、
経済が大事、国益が大事・・・もちろんみんな大事。

でも今いちばん大事なのは、
この方舟がどこへ行こうとしているのか? を知ること。

 

とりあえず10年後。
そして想像力の及ぶ限りで50年後、100年後。

そして、そのために自分は何をやるのか、
何が出来るのか、どんな準備をすればいいのか、
ということなんだと思います。

 

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中野・哲学の庭において、 新たな人間世界の在り方について語り合う

 

新型コロナウィルスの流行(なのかな?)。
および、その防止策(になってるのかな?)
としての政府主導の国民生活の制限。
なんだか世間が異様なムードになってきたように感じます。

 

中野区を流れる妙正寺川のほとりにある「哲学の庭」では、

このウィルス騒動の末に訪れる

新たな人間世界の在り方について、

聖者・賢人が会議を開いています。

 

中心にあるのは真理の球体。
それを囲んでアブラハム、エクナトン、キリスト、釈迦、
老子が語り合う。

 

この哲学者たちの彫像群の作者は、ハンガリーから日本に帰化した彫刻家・和久奈南都留

(Wagner Nandor――ワグナー・ナンドール)さん。

 

この庭には他にもマハトマ・ガンジー、達磨大師、聖徳太子など、計11体の彫像ーー11人の思想・宗教の祖となった哲学者らが集っています。

 

すぐそばに川が流れていることもあって、神社やお寺とはまた一味違う、一種の異界とのエッジのような空間です。

 

日の光がさんさんと注いでいる時間はそうでもないけど、
荒天の日とか、夕暮れ時に来たら、もっと異様で、

世界の果てに来たような妄想にとらわれて、
ぞくぞくするかも知れません。

 

かのオタクの聖地・中野ブロードウェイから
徒歩でも来られる住宅街のさなかに
こんな異質な空間を出現させるとは、
中野区ってけっこうヘン。

 

そういえばこの区には

球体関節人形の「中野大好きナカノさん」という
不思議な地元マスコットもいます。

 

都心近くにもかかわらず
いや、だからというべきか、
かなり異様で魔的で未来的な地域・自治体です。


2020年は中野区の時代になる―ー
と僕はこの日、確信しました。

 


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現代の人間と社会の表と裏が コロナウィルスで炙り出される

 

いまや世界は新型コロナウィルスを中心に回っている。
けっして大げさな言い方ではないと思います。
医療問題はもとより、政治も経済も日常生活も、
あらゆることがコロナの影響を受けています。

 

もっと言ってしまうと、
現代の人間のありよう、社会のありようが
コロナウィルスによって炙り出されている気がします。

 

さらに日本はオリンピックを抱えていることもあり、
社会における問題の深刻度は他国と段違いに深い。

 

オリンピック前に終息させるためには
花見なんかも中止だ、
どうぜ今年は「桜を見る会」もやめたんだから、
花見なんかないなくたっていいんだ。

 

そんな安倍さんの声が聞こえてきそうです。

 

オリンピックの問題は、イコール、日本経済の問題でもあります。
せっかく56年前の夢よ、もう一度の東京五輪だったのに、
もし中止や延期になったら、
国の名誉や経済に対するダメージは計り知れない。

 

そんなわけで政府の指針はとにかく経済第一、
オリンピック第一。
3月は停滞やむなし、4月になって終息のめどが見えてきて、
大型連休になる頃に無事終息。
晴れて「日本は大丈夫」と世界に宣言して、
オリンピック・パラリンピックへGO!
という政府のシナリオを産業界も共有しているようです。

 

僕もそうなるといいなとは思いますが・・・
まず半月後にどうなているかですね。
それに日本では落ち着いても、
世界のほかの地域でどうなっているか。
いま、あまり感染が広がっていないアメリカなんかは
これから、ってことはないのだろうか?

 

考えてみたらペスト、天然痘、コレラ、赤痢など、
人間は数多くの恐るべき感染症を克服してきました。

それに比べれば新型コロナウィルスは重篤化率は低く、
感染率もそう高いわけでもなく、大して怖い病気じゃない。
かつて――といってもほんのちょっと昔の20世紀なら、
たぶんあまり気に留められなかった類の

病気なのではないかと思います。

 

それがここまで大きな騒ぎになるのは、
21世紀の100年ライフ時代ならでは、
と言ってもいいのかも知れない。

 

僕も最初はコロナウィルスに関する情報洪水にうんざりし、
さめた目で見ていました。
しかし不遜な言い方ですが、今はかなり興味津々です。

 

かつてヨーロッパの人口の半分にしたという
ペストがそうだったように、
コロナは社会について、人間について、
そしてもしかしたら未来について、
つまりこれからの世界がどうなるかについて
教えてくれるのかも知れない。
ここ1週間ほどの報道を見ていると、
そんな思いが沸き上がってきます。


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大林宣彦監督の集大成「海辺の映画館―キネマの玉手箱―」

 

大林監督は「その日のまえに」(2008年)を作ったころから、
自分の映画人人生の終活を考えていたのかもしれない。

そうでなければ、ガンで「余命3か月」の告知を受けてから
これだけの大作はできないのではないか。


――というのはあくまで推測だが、
鑑賞してそんな感想を持った。

 

月刊仏事で数活映画特集をやっている関連で、
「海辺の映画館―キネマの玉手箱―」の
マスコミ試写会に行ってきた。
六本木にある、配給会社の試写室である。

 

すでに一度、昨年10月の東京国際映画祭で上映されているが、
4月上旬の公開に向けてマスコミ向けに数回試写会が行われる。
今回はその第1回だ。

 

渡された資料の中のコメントによると、
 幼いころ、“純真な軍国少年”だったという大林監督は、
「自由に生きよ、それが平和の証だ」と父に言われ、
形見代わりに8ミリ映写機を譲られ、
終戦から10年後の東京にやってきたという。
以来、60年以上にわたる映画作り――

 

と口で言ってしまうと簡単だが、
好きなこととはいえ、ビジネスでもある。
自分の中でさまざまな矛盾と
闘わなくてはならないこともあっただろう、

その思いは、この作品のはしばしから浮かび上がってくる。


この世の中と折り合いをつけながら、
自分のやりたいことをやり続ける、
この世界で自分をだまさずに生き続けるための矛盾。

 

3時間の長尺である。
ジャンル分けすると「戦争映画」「反戦映画」
ということになるのだろう。しかし、
一般的に思い浮かべるそれらとはだいぶ趣が異なる。

 

オープニングはほとんどSF映画。
宇宙船の中から観客に話し仕掛けるのは、
語り手のひとり、「爺ファンタ」こと、
かのYMOのドラマー・高橋幸宏氏である。

 

その宇宙から懐かしい日本の現風紀が残る広島・尾道の
海辺の映画館にシーンがぶっ飛ぶ。

そこでは映画への愛とともに、
幕末の動乱・明治維新から原爆投下で終わる太平洋戦争まで、
およそ1世紀にわたる日本の近代の歴史を軸にした、
すさまじいほどのイメージコラージュが展開する。

 

戦争とは何なのか?
僕たちが教わってきた歴史は何だったのか?
それらは歴代の権力者たちが作った、
映画のようなフィクションのようなものだったのか?
公になっている史実の裏には、本当は何があったのか?

 

嫌でもそんなことを考えざるを得ない。

 

おそらく批評としては、CGがマンガのようだとか、
合成がチャちいといった意見が出ると思うが、
むしろそれは全体のメッセージを伝え、
飲み下してもらうための
監督得意の「糖衣」のように思える。

 

実際、リアルな映像ではとても見られない残酷なシーンもある。
利己的な欲望を正義の美名に乗せて、
人を殺したり、人格を蹂躙する、
人間の卑劣さ・醜悪さが醸し出す“残酷”だ。

 

大林監督はメジャーデビュー作を製作した経験から
「ジャンルを選択すれば、如何なる純文学も
商業映画になり得ることを学んだ」
と言っているが、
この作品には、合成画面の稚拙さなどを補って余りある
真摯で深いメッセージがある。

 

これは大林監督の終活であり、集大成となる作品なのだと思う。
しかし、それでありながら、もっと前に進みたいんだという
溢れんばかりの意志を感じる。


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「メリークリスマス!」は 時代遅れの宗教ハラスメントなのか?

 

クリスマスの挨拶と言えば

「メリークリスマス」に決まってる。

「メリークリスマス」と言わなきゃ

クリスマスの気分になれない。

 

そう思っていたが、

どうもこれは時代遅れの化石野郎的思考らしい。

 

そもそもなんでニューイヤーやバースデーの挨拶は

「ハッピー」が付くのに、

クリスマスだけ「メリー」なんだろうと思ってたけど、

これはアメリカと日本だけで、

他のキリスト教国ではあんまり使わないらしい。

 

そういえば、イギリスにいた時、

「メリークリスマス」なんて

あんまり聞かなかったような気がする。

 

Merryには陽気なとか、明るいとかいう意味があって、

「メリークリスマス」というと、大勢集まって

わーっと盛り上がり、どんちゃん騒ぎをする・・・・

そんなイメージなのだそうだ。

 

大昔、うちのおじいちゃんが

「なんで日本人が西洋の正月を祝わなきゃいかんのだ!」

と怒っていたが、

確かに本来はキリスト教の人たちのお祭り。

欧米の人たちにとっては大切な宗教行事だった。

 

が、いまや欧米先進諸国は

どんどん多宗教・多民族化している。

そこへ「メリークリスマス」の挨拶は、

キリスト教以外の人たちにとって

押し付けに聞こえるというのだ。

 

いわば「宗教ハラスメント」――

世界を制覇した欧米キリスト教のパワハラ

とも言える。

 

なので近年、アメリカなどでも

「メリークリスマス」を避けて、

代りに「ハッピーホリデー」と言うことが

多くなっていると言う。

 

もう一つ、インターネットの普及による

若者の宗教離れが顕著で、

大半の欧米の若者は、

もはや熱心なキリスト教信者でなくなっている。

 

つまり、みんな日本人のようにクリスマスを

聖なる宗教行事じゃなく、

もっと気軽な文化・習慣と見做しているのだ。

 

そんなわけで「メリークリスマス」の挨拶は

世界的には、どんどん時代遅れになっている。

 

もしかしたら、未だにみんなこぞって

「メリークリスマス!」と言っているのは日本くらい?

日本のクリスマスは、世界の進化から取り残された

ガラパゴスクリスマスなのだろうか?

 

というわけで、あなたもよいクリスマスを―ー

と言いたいところだけど、

この国ではイブを過ぎると、

ガラッと年末・お正月モードに変わっちゃって、

クリスマスのことなんてもう忘れちゃってますね。

 


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私のちいさなお葬式(解凍された鯉) 終活と成功と幸福を考える、現代のロシア民話

 

●マトリューシュカみたいな現代のロシア民話

「終活映画」という振れこみで公開された

「私のちいさなお葬式」。

銀座の映画館に観に行ったが、チラシやサイトを見て

想像していた作品とは少し印象が違った。

 

終活映画というより、

現代のロシア民話みたいな印象を受ける。

 

映画館の販売店でお土産に

マトリューシュカを売っていたが、

マトリューシュカみたいな感じの映画――

というと雰囲気が伝わるかな。

 

●ユーモラスだけどシュール

主人公のおばあちゃん先生エレーナは、

可愛くてユーモラスなんだけど、

どこかシュールな不気味さも持っている。

 

だいたい、まだ死んでもいないのに

検死医のところへ死亡診断書を書かせたり、

自分で役所に行って埋葬許可証を出させたり、

棺桶を買い込んで、自分で自分の葬式の準備をする。

めちゃくちゃシュールなキャラである。

 

いわゆる終活映画の半分くらいはコメディだ。

その理由は、やっぱり人間、

行き着く所までたどり着くと、

社会人として活動していた頃には陰に隠れていた、

どうしようもなく滑稽な部分が現れるからだと思う。

 

それに加えて、わけのわからない

シュールでアバンギャルドな部分も

むき出しになってくる。

 

年寄りは敬うべきだけど、

それと同時に僕はいつも笑っている。

うちの90歳の母も、84歳の義母も、

オーガニックなボケをかまして、

僕を面白がらせてくれる。

 

●鯉は秘密の隠し味

もう一つ、この映画の民話っぽさというか、

シュールなおとぎ話感を演出しているのが、

余命宣告を受けたエレーナが、

その帰り道で出会う「鯉」である。

 

この鯉は、これも彼女の教え子だった、

偏屈そうなおっさんが、

湖で釣り上げ、頭をボコボコに打ち付け、

気絶させたのをあげると言って、

ほとんど無理やり押し付けるのだ。

 

彼女はしかたなく受け取って家に帰り、

そのまま冷蔵庫の冷凍室に押し込める。

 

ロシア料理については、

ボルシチ以外よく知らなかっので調べてみたら、

「ウハー(Уха)」という魚のスープがあって、

これによく鯉が使われるという。

あんまりおいしそうではないが・・・。

 

最初はなんでこんな鯉のエピソードを引っ張るのだろう?

と思って見ていたが、

この鯉が、実はこの映画の大きなキーポイントなのだ。

 

後から気が付いたのだが、

「私のちいさなお葬式」というのは邦題で、

原題は「Thawed Carp」――「解凍された鯉」。

メタファー感、寓話感たっぷりのタイトルである。

 

●成功=幸福なのか?

エミーナとともにもうひとりの主人公とも言えるのが、

息子のオレクである。

僕もそうだが、まだ終活するには早い男は、

たぶん彼の立場から、彼の視線で、この映画を観ると思う。

これはこの息子が再生する物語で阿もある

 

彼は故郷を後にし、母親から離れ、

都会で暮らすビジネスマン。

それも成功して、お金持ちになっている風の男で、

自己啓発セミナーを主催し、

講師として、成功したい人々を導く―

そんな役割を担っている。

言ってみれば、お母さんと同じ「先生」なのだ。

 

ところがこの成功者であるはずの彼が、

あんまり、というか全然、幸福そうに見えない。

 

「居心地のいいところに安住していてはいけない。

目標をしっかり掲げて前を向いて進まなくてはいけません」

と彼はセミナーで集まった受講生らに説く。

僕もビジネス書・啓発本の類で聞き覚えのある言葉だ。

 

ところが、受講生の一人の女性から

「わたしの目標は幸福になることです」

と返されると、なぜかしどろもどろになってしまう。

講義の内容とは裏腹に、

彼自身がもう目標を見失ってしまっているかのようだ。

 

成功と幸福はちょっと違うものなのだろう、たぶん。

いや、まったく違うのだ、きっと。

 

日本でこういう成功セミナーをやったり、

本を書いたりしている人はどうなんだろうな?

と、ふと思いがよぎった。

 

これはこの息子が再生する物語でもある。

「解凍された鯉」とは、彼のことなのかもしれない。

 

●若くても観たら面白い

観に行ったのは、平日の昼間だったこともあり、

お客は年輩の、それも女性ばっかりだったが、

ちらほら若い人も見かけた。

 

「終活映画」という触れ込みだからしかたないと思うが、

自分には関係ないと思って無視するには、ちょっともったいない。

 

それほど、いろんな示唆と寓意に溢れた、

笑って深く考えられる、

大人のおとぎ話のような映画である。

若い人も観たらいいのではないかと思う。

 


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しゃべりインコのAI翻訳機「Perico(ペリコ)」 期間限定別割引クーポンコードで、購入の大チャンス

 

2019年12月21日0時〜2020年2月20日0時まで

ユニオン電子工業(株)のAI翻訳機「Perico(ペリコ)」の

期間限定のA8メディア専用の特別割引クーポンコードが発行される。

年末年始、「Perico(ペリコ)」を手に入れる大チャンス到来だ。

 

ペリコってスペイン語でインコのこと。

オウム、インコ、九官鳥の類は

人間の言葉をモノマネできる。

おしゃべりできる鳥って、かわい~じゃん。

AI翻訳機に「ペリコ(インコ)」というネーミングは、

なかなかイカしてる。

 

Perico(ペリコ)がいれば英語、スペイン語、フランス語、中国語、韓国語・・・

いろんな国の外国人と相対しても困らない。

 

間もなく東京2020。

オリンピック/パラリンピックイヤー。

首都圏の人たちは、街中で外国人と出くわす機会も増える。

インバウンドの需要も高まっている。

 

38か国語を瞬時に翻訳できるので、

ちょっとしたコミュニケーション、

日常会話レベルのやりとりなら、

このPerico(ペリコ)があればOKだ。

 

外国人観観光客がよく来るお店、

また慣れていないお店など、

Perico(ペリコ)があると何かと便利で心強い。

 

日本の文化や生活慣習から、

お店のシステムや会計方法まで、

ちゃんと言葉で説明できし、会話を楽しめる。

 

Perico(ペリコ)を活用すれば、東京2020は38倍楽しめる。

ビジネスの成果も38倍になるかも。

もちろん、自分が海外に行く場合は、

いっしょに連れていけるし、

語学練習にも大いに役立つ。

 

AI翻訳機は今やスマホと同じで、

いつでもどこでもいっしょに連れ歩くもの。

Perico(ペリコ)なら、きっとあなたの素敵なペット、

楽しい相棒になる。

 

2019年12月21日0時〜2020年2月20日0時まで期間限定で

発行されるA8メディア専用の特別割引クーポンコード。

利用方法は、購入時にクーポンコード入力欄に

「PERICO」と入力するだけ。

 

定価26,800円(税抜)が特別価格の20,000円(税抜)。

6,800円引きで買えるのは大チャンスだ。

ぜひこの下のリンクをクリックしてください。

 

おしゃべりインコの力を借りて、言葉の壁を低くして、

自分の世界を広げられるといいね。

 


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2019グレタ現象:未来のことは子どもに学ぶ

 

●グレタ現象の意味するもの

「TIME」の今年の顔にグレタ・トゥーンベリさんが選ばれた。

彼女のことが好きか嫌いか、

彼女の意見が是か非かはともかく、

やはり何かを象徴することなんだろうと思う。

 

僕たち日本の大人の大半は(たぶん)

「こんな小娘に何がわかる」と言っていた。

あの台風の災害がなければ、まだそう言い続けていただろう。

 

今年の漢字一文字は無難に令和の「令」になったが、

「災」とか災害絡みの文字を

思い浮かべた人も多いのではないだろうか。

僕はそうだ。

 

そして今後、これまでの季節感が

どんどん壊されていく気がする。

食物を生産する農業に与えるダメージも甚大だ。

 

「異常気象と温室効果ガスの因果関係は

はっきりわかっているわでけはない」

確かにそうだけど、

確かな数値が出そろう日なんていつ来るかわからない。

 

僕たちは脳のどこかで、実はもうはっきりわかっている。

証拠としての数値が揃わなければ何もやらないというのは、

行動を起こさないための言い訳に過ぎないのだ。

 

●本気のイノベーション

でも、まったく行動してないわけじゃない。

買物にはエコバッグを使っているし、

節電もしているし、使い捨てもだいぶしなくなった。

 

・・・ということはもう20年も30年も前からやっている。

 

企業も環境に配慮し、色んな開発をして

CO2削減の努力をしているし、

消費者もそういう企業が好ましいと思っている。

水や空気を汚して儲けまくっている企業など許されない。

 

そして、本、映画、テレビ、音楽。

さまざまなメディアを通して警鐘も鳴らされてきた。

 

・・・ということはもう20年も30年もさんざん行われてきた。

何もしてないわけじゃない。

 

それでも一向に環境が改善されないのは、

そんな取り組み方じゃ全然甘くて駄目なんだろう。

未来を生きる子どもたちは許さない。

 

大きな発想の転換。

地球と共存するための知恵。

本気のイノベーションが求められている。

 

●世界を動かす少女と20世紀の化石人

20年も30年も大して動かなかったことが、

ひとりの戦士のような少女が現れたことで、

大きく動くのであれば、それは素晴らしいことではないか。

今までのエコ活動は助走・伏線だったのだ。

そして今、求められているのは、その大幅なUPDATEである。

 

グレタさんの言動をあれこれ批判するヒマが会ったら、

どーんと受けて立って、

あれだけの発言をする裏付けになっている

科学的データを直視して

どうやってライフスタイルを変えるべきか、

これからの経済活動をどうすべきか、」

徹底的に考える。

それが僕たち大人の取るべき姿勢ではないか。

 

未来のことは子どもに学ぶ。

100まで生きるつもりなら、そうした態度が必要だと思う。

でないと、老害を振りまく20世紀の化石人になりかねない。

 

 


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笑って泣ける終活映画「私のちいさなお葬式」公開

 

今や世界中で大きな関心事となっている「終活」は、

ヒューマンドラマのテーマとしても重視され、

近年、次々と映画が製作されている。

 

2017年製作のロシア映画「私のちいさなお葬式」は、

モスクワ国際映画祭で上映されて大反響を呼び、

観客賞を受賞。

 

余命わずかと告げられた73歳の

チャーミングな元・女性教師を主人公とした

コミカルタッチの、笑って泣ける佳作だ。

 

12月6日(金)の、シネスイッチ銀座における

ロードショー初日初回では、

(一社)終活カウンセラー協会提供の

エンディングノートが入場者にプレゼントされた。

 

また、公式サイトには同協会の会長・武藤頼胡氏のコメントも掲載されている。

2019年12月から2020年2月にかけて

全国の劇場で順次公開される。

 


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映画「典座」の主役を訪ねて

 

ビデオクリップ➔短編➔長編➔カンヌ

「寺力本願」の取材で、映画「典座」に主演した
河口智賢さんの耕雲院(山梨県都留市)を訪ねた。
悩みつつ、いろんな社会活動に取り組む
若いお坊さんと話すのは楽しい。
 
この映画は、当時、河口さんが副会長を務めていた
曹洞宗青年会が製作したインディーズ映画だ。
 
当初はちょっとしたビデオクリップのようなものを・・・
という話だったのが、短編映画になり、長編映画になり、
カンヌ映画祭に招待される作品として仕上げられた。
●ロングバージョンを期待
「上映時間1時間というのはちょっと物足りないです」
と正直に言ったら、
「そういう反響は多くあります」とのこと。
 
明解な解決とか、感動的エンディングとか、
オチがなく、問題提起のみで終わっているのも
物足りなさの一因でもある。
 
それはいいのだが、せっかく映像が美しく、
僧侶らの心情も丁寧に描かれているので、
多少中だるみがあってもいいから、
もうちょっと映画の世界に浸っていたかった、という感じ。
監督が上手にまとめ過ぎたのかもしれない。
 
女性老師との対話のシーン
(この部分は完全なドキュメンタリー)などは
2時間以上カメラを回したというので、
機会があれば、この部分だけでドキュメンタリー作品にするとか、
90分くらいのロングバージョンを作ってもいいと思う。
●高齢僧は批判、若僧・坊守は絶賛
賛否両論いろんな反響があったようだが、
面白かったのは、同じお坊さんの反応。
 
若い人がおおむね好意的なのに対し、
年齢が上がるにつれて
「僧侶があんな悩んでる姿を見せては信頼を損ねる」
といった批判が出たと言う。
 
片や、住職の奥さん方を集めた上映会などでは、
河口さんが自分の奥さんをやや邪険に扱うシーンや、
別の坊さんがお酒を飲んで酔っ払うシーンなどを観て
「現実はあんなもんじゃないわよ」と言って
盛り上がるなどして、エールを戴いたと言う。
 
ちなみに住職の奥さんを「坊守(ぼうもり)さん」と
呼ぶらしいが、
これは坊主のお守と言う意味なのだろうか?
子どものお守みたいでもある。
 
いずれにしても。そうした話を聞いて、
さもありなんと思ってしまった。
とってもわかりやすい。
昭和・平成の日本は、そういう社会だったのだ。
 
これから原稿にするので、
ちょっとまだここでは書けないが、
映画製作の裏話などもいろいろ聞けて面白かった。
 
「うんうん、映画人だったら、ドラマ性を狙って
最初はそういう脚本でやりたがるよ」という感じ。
●世界での反響と宗教者の未来
「典座」はカンヌやマルセイユ(フランス)、
カルタゴ(チュニジア)の国際映画祭、
ロンドン(英国)やベルギーなどでも上映されており、
日本国内よりも海外での関心が高いようである。
 
「宗教」と「食」を一緒に描いているところが、
日本食に興味津々の外国人に響くのだろう。
 
テクノロジーの進化によって、
宗教は現実の世界と乖離し、
だんだん生活に必要とされなくなってきた。
 
そうした環境において宗教者は、
威厳を持って上から教え説く者でなく、
俗世間の人々に混じって、
苦悩しならも明るく生きる自分の姿をさらさないと、
人々の心を引き寄せ、信頼を得られないのではないか。
 
話を聞いて、そんなことを思った。
 
AI・ロボットによる新たな社会の仕組みづくりが進み、
「人間とは何か?」の時代が深まっていくにつれて、
彼らの活動は少しずつ社会にしみていくのかも知れない。
 
そして、従来のお坊さんとは違った存在感を示すことが
できるようになるのかも知れない。

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「忘れられた巨人」は、僕たちの未来を描いた物語なのかもしれない

 

カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」は5世紀の

ブリテン島、つまり、今の英国を舞台にした物語。

かのアーサー王亡き後の時代という設定だ。、

 

英国の歴史には詳しくないが、

魔法使いや円卓の騎士らが登場する

「アーサー王伝説」は英国のみならず、

世界中で知られている。

 

アーサー王自身が現実に存在したのかどうか曖昧な

ファンタジー的な人物だが、

この物語は、そのアーサー王亡き後の、

ブリトン人とサクソン人が対立する世界を描く。

テーマは「失われた記憶」だ。

 

離れた土地に暮らす息子を訪ねて行く

老夫婦の旅を軸にして、

戦士や、戦士候補の少年、そして、

アーサー王の騎士だったという老人などが絡んで

繰り広げられるドラマは、けっして波乱万丈とか、

大ドンデン返しみたいな派手なプロットではない。

 

けれども1行1行読み進めていくうちに、

じわじわと見たことのない、

はるか昔のブリテン島の世界のイメージが、

リアルな肌触りとともに広がっていくような

不思議な感触を覚える。

そして、そのいたるところに現代世界のメタファーが溢れている。

 

これは現代の寓話である。

その寓話の向こうには、これから始まる

僕たちの未来の世界が広がっているようにも感じる。

 

原文で読んでいるわけではないが、

イシグロの文章には何ともいえない香りと気品を感じる。

その静謐な筆致からこれほどダイナミックな物語を

紡ぎ出せるところは素晴らしい。

 

老夫婦は息子を訪ねて旅をするのだが、その息子のことは

「息子」としか呼ばず、名前は呼ばない。

 

また、夫は妻のことを常に「お姫様」と呼ぶ。

もうこうした仕掛けだけでも想像力をそそられる。

 

かと言って、けっして小難しい文学ではなく、

エンターテインメント性豊かな冒険ファンタジーなのだ。

 

これは絶対、映画化されるのではないかなと思って調べてみたら、

案の定、「ソーシャルネットワーク」などを手掛けた

大物プロデューサーが、すでに2015年に映画化権を獲得しているようだ。

製作は進んでいるのだろうか?

 

いずもにしても、何回も繰り返し読みたい傑作だ。

 


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なぜ人はJOKERに魅了されるのか?

 

●JOKER誕生の物語?

これは、バットマンのライバルとなる

あの究極の愉快犯「Joker」が

どのように生まれたのか?

 

ひとりの平凡な男が、

なぜ稀代の大悪党になったのか?

 

それを解き明かす物語だと思っていた。

 

観たいなと思った映画は、

いつもなるべく事前に情報を入れないようにしているけど、

どうしてもチラホラと小耳に挟んでしまう。

 

だから、子どもの頃、

親に虐待されたトラウマがどうだとか、

 

分断された格差社会の犠牲者だとか、

 

自分を貶めた偽善者たちへの復讐だとか、

 

いろんな悲劇の上に、

あの残虐な笑いを湛えたサイコパスが生まれた

――という説明がなされるのだと思っていた。

 

それをすごいクオリティでやってのけたから、

ハリウッド製のメジャーな映画は賞が獲れないとされる

ヴェネチア国際映画祭で最高賞を獲ったのだろう。

そう思ってた。

 

そうした先入観はぶち破られた。

 

●原因と結果はそう簡単に結びつかない

悲劇であることは間違いないのだ。

 

ジョーカーになってしまう主人公アーサーの

家庭環境は酷すぎる。

父親も母親もめちゃくちゃだ。

 

それが原因となって、

彼は精神障害を抱えて生きざるを得ない。

 

あのジョーカーキャラの最大の特徴となっている、

誤ってキノコのワライタケを食べてしまったような、

マッドで素っ頓狂な笑いは、その症状であり、

重い十字架になって、差別や誤解のもとになっている。

 

そして当然のように極貧の生活を送り、

社会の底辺から這い上がれない。

それでも彼は年老いた母親のために尽くす良い息子なのだ。

 

そんな彼を社会は蔑み、嗤い、潰そうとする。

その中にはバットマンも含まれている。

 

そりゃ可哀そうだ。

そりゃ恨んだり憎んだりもするわな。

そりゃ悪党・犯罪者になってしまってもしかたない。

 

・・・というふうに、

主人公に同情し、部分的に共感し、理解を示し、

この物語を解釈してしまうことも可能だ。

 

でもそんなにクリアに「わかった、理解した」とは

とても言えない。

そう言ってしまうと、とてもつまらない。

何か違う。

原因と結果がそう簡単に結びつくわけではないのだ。

 

●道化の仕事

主人公のアーサーには一つだけ希望の灯がある。

それは仕事だ。

道化の仕事。

もちろん底辺の仕事だが、

少なくともそれは奴隷労働ではない。

 

彼はいやいやそれをやっているわけではない。

人を笑わせることが好きなのだ。

それで自分もハッピーになれると信じている。

生きがいなのだ。

 

そしてそれは彼の夢である

スターコメディアンの道に繋がっている。

 

ロジカルに説明するなら、

アクシデントによってその仕事を失った時から、

彼が自分の中に潜む悪魔に気付き、

Jokerへの変貌が始まる。

 

けれどもやっぱりそう単純ではない。

 

●現実か妄想か

1970年代の最も治安が悪かった頃のNYC。

その負の部分を凝縮したかのような

ゴッサムシティを舞台にした

このドラマの中にはもっと不条理な何かが渦巻いている。

 

そこには機械化による人間性の喪失を描いた初めての映画、

チャップリンの「モダンタイムス」や、

主人公が破滅していく「タクシードライバー」や

「カッコーの巣の上で」などの

1970年代のアメリカンニューシネマの

オマージュも溶け込んでいる。

 

途中挟まれる、

隣人の女への愛が成就したかのようなシーン。

少し後にそれは彼の頭の中の

妄想だったことがわかるのだが、

その他も全て――殺人をはじめ、

この中で起こるドラマチックな出来事すべてが

アーサーの妄想に過ぎなかったのではないか、

という疑惑さえ抱かせる。

 

●「笑う」という行為の奥底に広がる宇宙

これは1週間以上前に観たのだが、

いったい何をどう書いていいのか、わからなかった。

 

そろそろ書けるかなと思って書いてみたけど、

やっぱりダメだった。

 

ただただ、圧倒的なクオリティ。

娯楽映画のはずなのに、その行間にある深淵がすごい。

 

悲劇も喜劇も、悪も正義も、

愛も憎悪も哀しみも、すべてを包みこんだ「笑い」。

 

人間の「笑う」という行為の奥底に

天使と悪魔がせめぎ合う宇宙が広がっている。

 

遥か昔から数多の作家や芸術家たちが、

その宇宙の秘密をつかもうとしてきた。

この映画は漆黒の宇宙に浮かぶ

星のカケラを見せてくれる。

 

僕はフェニックスのJokerに魅了されている。

 


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サンマの未来はどうなるのか?

 

●今秋の初サンマ

今年のサンマ、高っ!

スーパーに行くと、いつもチラ見していたが、

たまに「おお安っ!」と思ったのは、例外なく冷凍モノ。

生サンマは一尾300円前後のお値段で推移している。

しかもなんだかダイエットしてきたような

スマートな奴、ヒョロヒョロの奴ばっかりだ。

 

以前はこの季節、週に一度はサンマを食べてたが、

年々その頻度は減り、

今年は何度か不漁のニュースを聞き、

半ば諦めかけていた。

 

しかし、昨日はついに一尾100円を切り、96円!

もちろん生、しかもプリプリと太り、脂肪たっぷりだ。

 

ジュージュー焼いた。

七輪はないので、ガスレンジだが、

それでも十分ジュージュー言って、

きれいに焼けた。

 

今年の初サンマは美味かった。

遅ればせながら、わが家の食卓にも

日本の秋がやってきた。

 

●遠ざかるサンマ

サンマの不漁は2つの要因があるらしい。

 

地球温暖化による海洋環境の変化。

温暖化によって海水温がどんどん上がり、

魚が生息する場所が変わってきた。

 

ちょっと前までは、「ふーん、そうなんだ」

と聞いていた情報が、

だんだんボディーブローのように効いてきた。

 

そしてもう一つは社会環境の変化。

中国や台湾など、ひと昔前までは

サンマが商売になるなんて思ってもいなかった国々が、

日本文化に触れて「サンマって美味しい」

ということを学んだがために起こった

グロ―バリズム問題の一つともいえる。

 

地球は変わる。

世界は変わる。

 

いずれにしてもこのままでは、

サンマを安く気楽に食べられた時代は

だんだん遠ざかっていく気がする。

 

●サンマの養殖?

で、あなたや僕が考えるのは、

養殖はできないのか? ということ。

 

これまでの常識として、

うじゃうじゃ獲れるサンマの養殖なんて

誰も考えなかったし、

そもそもそんなの無理と言われてきた。

 

しかし今や、マグロやサーモンの養殖だって可能な時代。

サンマだってけっして不可能とは思えない。

 

ただ、寿司ネタとしても重宝される

マグロやサーモンと違って、

サンマは一尾100円――という安さが魅力の大衆魚。

 

いちばんのネックは、そこまで研究開発コストをかけても

そうそう高く売ることはできないってこと。

回収できるのか? 採算が合うのか? 

 

秋深まり、サンマの未来、食の未来、

日本の、世界の、地球の、お天気の未来が

どんどん気になってくる。

 


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もう「これまでのオリンピック」は無理だ

 

●今さらなんで?の会場変更

東京オリンピックのマラソン・競歩の会場が

札幌になるらしい。

夕方のニュースでは、バッハIOC会長が出てきて「決定」と

告げていた。

有無を言わさず、という雰囲気だった。

ひどい話だが、この決定がひっくり返ることは99%ないだろう。

 

気温・湿度の条件が似通っている

カタールの世界大会で4割の選手が棄権したことが

変更のおもな原因らしい。

 

ラグビーワールドカップで何試合か中止になったこともあるので、

台風襲来のリスクも考えあわせたのかもしれないが、

やはり懸念のメインは猛暑だろう。

 

もちろん、がんばって暑さ対策は進められ、

スタート時間を早朝にするといった工夫は重ねられていた。

 

しかし、もし当日が真夏日、ヘタして猛暑日となったら、

選手、スタッフ、観衆・・・ひとりも倒れることなく、

無事に競技が済むとは考え難い。

正直、IOCの決断は賢明だと思う。

 

にしても、なんで今さら・・・だ。

 

●温暖化現象で北半球の夏季五輪はNG

そもそも開催地選定の時点で、

こういうことは検討の対象にならなかったのか?

 

あの時、10月でなく7・8月にやると聞いて、

喜ぶよりも仰天し、

熱中症で死者が出ることを心配したのは、僕ひとりではないだろう。

 

そこまでしてオリンピックをやる必要があるのか?と思った。

というか、今でも思ってる。

 

本当に無茶苦茶な話だけど、

IOCも考えを変えざるを得ない状況になったのかもしれない。

 

開催地決定は確か2013年。

あれから6年の間に、異常気象、地球温暖化の影響は、

世界中で軽視できない状態に進展してきた。

 

日本はもちろん、涼しいはずのヨーロッパでも、

40℃超の熱波に何度も襲われている。

 

それを考えると、東京だけでなく、

もう北半球の都市で夏のオリンピックを開くのは難しいんでないの?

昔のように10月とかにできんのかいな?

 

●残念ながら、リスク回避は妥当

来年は冷夏になるという可能性だってあるし、

札幌が協議当日、真夏日・猛暑日になる可能性だってある。

 

けど、選手・観衆・スタッフの抱えるリスクを考えると、

もう納得するしかないと思う。

猛暑だけでなく、台風のリスクもある。

 

花形競技であり、都市の景観を世界に紹介する絶好の機会であり、

クロージングに繋がる競技が、

同じ国内とはいえ、別の都市で開かれるのは

前代未聞の古都には違いない。

 

だけど、もう従来のような

オリンピック・パラリンピックの開催のしかたは

気象条件からも限界が来ているのだと思う。

 

時代は変わる。

地球も変わる。

 

マラソンを東京でやらないのは、確かにどっちらけ感が否めないけど、

もう頭を切り替えて、これまでのイメージを追い駆けず、

新しいオリンピック・パラリンピックの形を

東京2020で追究するしかない。

 


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最強台風19号と地球温暖化問題

 

●地球環境を犠牲にしてもいいのか

グリーンピースやシーシェパードのような

エコテロリズムのイメージが強いせいで、

正直、環境保護団体とか、

熱烈に環境保護を訴える人物には

あまり良いイメージを持っていない。

 

先日、国連の「気候行動サミット」で、

各国首脳に温暖化対策への緊急行動を訴えた

グレタ・トゥンベリさんに対しても、

かなり斜め見していた。

 

環境保護を訴える人。団体の言うことは

だいたい同じだ。

 

「経済発展のために地球環境を犠牲にしてもいいのか。

他の生きものの住処・生きる権利を奪っていいのか」

 

それに対して、僕は、そして、おそらく多くの人は

「人間の幸福の追求のためには、ある程度しかたないじゃん」と

心の中で反論する。

 

さらに、グレタさんのような先進国(彼女はスウェーデン人)の

若者に対しては、

 

「きみらも豊かな国の、豊かな生活の

ありがたい恩恵を受けて育ってきたんでしょ」と。

 

「理想論やきれいごとは誰にでも言える」と。

 

しかし同時に、それは心のどこかにある罪悪感の表れ

かも知れない、とも思う。

 

すべて温暖化のせいにはできないかもしれない。

けれども、何かじわじわと、世代を超えた時間をかけて、

地球からの制裁を受けているような気になる。

 

●台風19号の衝撃

ずいぶん前から極地で氷山が溶けたり、

環境の変化で獲物を獲れbなくなったシロクマが

餓死していく映像を見たりしていたが、

「こういう現実も地球のどこかであるんだな」と、

あくまでそれは他人事だった。

だから、見ないふりをしていた。

 

今回の台風19号では幸い、

僕の住んでいる地域では大した被害がなかったので、

やっぱり他人事には違いない。

 

それで被害にあった人には申し訳ないなという気持ちを

若干だけど抱きながら、考えてみる。

 

環境破壊・地球温暖化の因果関係を

はっきり証明できる専門知識を、僕は持ってない。

けれどもやっぱり、あるんだろうと感じざるを得ない。

 

19号だけでなく、今年頻発した台風も、夏の猛暑も。

また、日本だけでなく、世界各地で起きている、

命を脅かすほどの異常気象も。

 

すべて温暖化のせいにはできないかもしれない。

けれども、何かじわじわと、世代を超えた時間をかけて、

地球からの制裁を受けているような気になる。

 

日本人にとってこの19号は、

首都圏の交通がストップし、

ほとんどの会社や店も休むという、

従来のゆるい対応とは違う変化が見られた。

 

もしかしら、これをきっかけに

環境・温暖化対策の新しい対応が起こるのかもしれない。、

 

●繁栄のケツを拭う時代?

とはいえ、せっかく手に入れた

(と言っても自分が日本の経済発展に貢献したわけではないが)

豊かな生活・便利な生活を

手放す気にはなれない。

 

今まさに経済発展中の国、

これから蔦かな生活を築こうとしている国の人たちは

なおさらだ。

彼らの多くは「地球環境よりも人間の幸福だ」

と考えるだろう。

そして、

「すでに豊かになった国の連中が、

それを阻害する権利はない」とも。

 

こうなるともう何も言えない。

どうすればいいのか?

どうすれば20世紀の繁栄のケツを拭えるのか?

僕らの100年ライフの後半に与えられた

課題なんだろうかと思う。

僕ら生きている間に、解決の糸口はつかめるのだろうか?

 


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未来のために、太陽光発電を初期費用ゼロで導入のチャンス ㈱アンフィニのソーラーリーシング(ジャパン電力)

 

新耐震基準を満たしている

「太陽光パネルの設置に適した環境がある」

「10年間の電力供給契約を結ぶこと」

「発電状況を送信するために、ウェブ通信環境の使用を許可する」

 

もしもあなたが新耐震基準を満たしている住宅のオーナーで、

この3つの条件をクリアできれば、

「初期費用ゼロ円」で太陽光発電設備を設置することができます。

 

加えて、月々の電気料金が削減できます。

例として、4人家族・1ヵ月の電気代が10,000円の家庭の場合、

月々1,500円程の削減が見込めます。

 

また災害時には停電に対する予備電源としての使用が可能なので、

緊急時の備えとしても利用できます。

 

今まで太陽光発電導入のネックだった

初期費用が「ゼロ」というのは大きい。

 

 

 

 

この㈱アンフィニは、

日本で最大級の生産工場を持つ

パネルメーカーで、

全国での電力販売実績を備えた小売電気事業者。

 

そのため自社で設計・提案・供給まで100パーセント、

行うことの出来るのです。

こんな会社、こんな企画は日本ではまだ超レア。

 

どうですか、住宅オーナー。

自分の生活と、エネルギー問題の未来のために、

ぜひとも考えてみてください。

 


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千葉大停電と原発モンスターの歴史から、 電力自前調達・地域調達の必要性を考える

 

★成熟して腐り始めた電力産業

頭の中で、今月の関西電力⇔高浜町の元助役と、

先月の千葉の大停電と、8年前の3・11、

福島第一原発の事故が、グルグルとリンクしている。

 

僕たちの生活を豊かに、便利にしてくれる

電気というエネルギーの歴史は、

まだ150年に満たない。

社会のインフラとして欠かせない存在になったのは、

せいぜい戦後から。

この70年ちょっとのことだろう。

 

何でもそうだが、その技術・産業が誕生し、

成長する過程では、人は感動を持って見つめ、

恩恵を感じ、その成長・成熟を祝う。

 

しかしいったん産業として成熟し、

あって当たり前のものとなり、

大規模ビジネス化してくると、

その裏でいろんな負のドラマが生まれる。

 

★元助役の調脅し文句と、電力会社の罪悪感

関西電力と元助役の、歪んだ、醜悪な関係は

その象徴的なものだ。

 

金品を贈り続け、拒めば

「お前の家にダンプを突っ込ませる」

「娘がどうなってもいいんだな」なんて、

 

今時、ヤクザでも口にしない、

ほとんど昭和の劇画みたいな脅し文句が出たという。

 

そんなセリフを吐き、金をつかませたのは、

「俺たちはいつまでも一蓮托生、運命共同体。

裏切るなよ」

とでも表現したかったからなのか。

 

その劇画調のセリフは役員らの胸にいたく響いた。

負い目というか、罪悪感があるからだ。

「モンスターを住まわせてもらっている」

という潜在的な罪悪感。

 

両者の関係を結ぶのは、モンスター――原発だ。

元助役は原発誘致の中心人物だった。

大クライアントと業者の関係。

 

そして町の人たちにとっては、

原発マネーで町をお金持ちにしてくれた功労者。

いわば地元の英雄的存在だ。

 

★昭和の貧しさを救った原発誘致と、平成の原発事故の衝撃

そんな立場にあった人が晩節を迎えた時期、

8年前の東日本大震災における

福島第一原発の事故、

そしてその後、ゴーストタウン化してしまった

双葉町の惨状を見て、

いったい何を思っていたのだろうか?

 

半世紀間の裕福な暮らしと引き換えに、

故郷を失ってしまった人たちの気持ちを

どう捉えたのだろうか?

 

昭和の経済成長時代、原発は必要悪と言われた。

双葉町や高浜町のような地域は、

日本中、原発の数だけある。

 

そしておそらく、そのすべてが

原発建設前は、人口密度の低い辺境で、

とても貧しい地域だった。

 

危険であることはわかっていた。

けれども見返りは大きい。

 

貧しさから脱したい、豊かになりたい。

「安全だよ」という電力会社の言葉、

国の言葉を信じよう。

もう信じるしかない。

 

貧しさから脱するために原発を招き入れた。

原発マネーで街づくりが行われ、

人々は裕福になり、めでたし、めでたしとなった。

 

昭和の時代はそれでよかった。

誰もそれを非難はできない。

けれどもスト―リーは続く。

 

3・11で時代が一気に変ってしまった。

多くの日本人の心はもう原発から離れている。

もはや原発の役割は終わっている。

 

★新しい電力とのつきあい方

それとともに大手電力会社の役割も

これからゆっくりと終わっていくのではないかと思う。

 

あの千葉の大停電の状態を見ると、

電気の供給を大手電力会社のみに頼るのは

あまりにリスクが高い。

 

ソーラーなど自然発電の技術が上がっており、

ベンチャーの小さな電力会社も起業している。

 

だから災害のような非常時には、

各家庭・個人レベルでも、当面必要な電気を、

自前で調達できるようなシステムを

作らないと駄目なのではないだろうか。

 

たとえば自宅、集合住宅にはすべて

ソーラーパネルの設置と簡単な発電装置を

義務付けるとか、

 

あるいは地域の公共施設などに発電装置を設けて、

生活に必要な分の電気くらいは、いつでもそこで充電できるとか。

 

そういうことでもしないと、

盛んに喧伝されているスマート社会など、

絵に描いたモチである。

 

何でもかんでも電気で動く社会だからこそ、

150年の「歴史を踏まえて、

電気というエネルギー、

そのお世話になる生活のことを

丁寧に考えていかなくては、と思う。

 

関西電力の問題がそんなことを考えさせてくれた。

 


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地球に生きる人間の数と、人間の適正な大きさについての疑問

 

今日は新しいシナリオを書いていて、

「この地球上に人間は今、何人生きているのか?」と。

「人間より大きい生き物はどれくらいいるのか?」

という2つの疑問にぶち当たった。

 

★世界の人口は77億人

1つ目の疑問は即座に調べられる。

国連広報センターのサイトの見出しには、

「世界人口の増大が鈍化。

2050年に97億人に達した後、 2100年頃に110億人で頭打ちか」とある。

 

日本では少子高齢化で人口が減る減ると騒いでいるけど、

地球レベルでは人口増加のほうが大問題――

とはよく言われている話。

 

というわけで2019年7月現在の数字を見ると、

世界の人口は77億人となっている。

 

★人口増加の大半を占める9か国

今後2050年までに

インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、

エチオピア、タンザニア連合共和国、インドネシア、

エジプト、米国の9カ国が、

今後2050年までの世界人口の増加の大半を占めるという予測が出ている。

(ここに書いた順に増加率が高い)

 

インドは2027年頃、

中国を抜いて世界で最も人口が多い国になるようだ。

 

★人間は地球では大きい生き物なのか?

書いている話の中では、

それだけの数の、身長140~180㎝、

体重30~100キロ平均のデカい動物が

たくさんエネルギーを消費する、

現代文明スタイルの生活をしてたら、

そりゃ地球環境に深刻なダメージを与えるわな、

という議論が繰り広げられる。

 

実際には77億のうち、

現代文明スタイルの生活を送れる人は

4分の1にも満たないんだけど。

 

すると、国連が提唱するSDGsを果たすためには、

生活のダウンサイジングしかないんじゃないか。

 

国も、街も、家も、

そもそも人間の体を小さくしてしまえば、

環境にダメージの少ない

持続可能社会になるのではないか――

 

そもそも人間はこの星で文明生活するのに

適正な大きさなんだろうか?

 

というわけで、2つめの疑問が生まれ出た。

 

そりゃネズミから見ればでかいし、

象から見れば小さいのはわかってるけど、

人間の大きさって、地球レベルでは

どう考えればいいんだろう?

 

★人間より大きい生き物は何種類いるのか?

と、また調べてみたけど、

残念ながら、この疑問に対しては

まともな解答を得られるサイトはなかった。

 

意外と難問なんだ、人間の大きさって。

(てか、そんなこと、誰も気にしてない?)

 

ただ、人間より大きい生き物より、

圧倒的に小さい生き物の方が多いのは確か。

 

ゾウ、キリン、サイ、カバ、ライオン、トラ、

ウシ、ウマ、ワニ、ニシキヘビ、ゴリラ、

クジラ、サメ・・・・

 

結構いるにはいるけど、

あなたは人間より大きい生き物って、

どれくらい考えつきます?

 


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ドイツ原産の愛犬に ドイツ製ペットフード「ハッピードッグ」

 

●ドイツ原産の愛犬なら、ごはんもドイツ製

 

あなたの愛犬の先祖はどこの国の生まれですか?

「故郷はドイツ」というワンちゃんは日本でも多いと思います。

 

ダックスフント、ポメラニアン、ミニチュアシュナウザーという、

可愛い人気小型犬。、

シェパード、ドーベルマン、ボクサーといった

凛々しく精悍な大型犬。

 

ドイツ原産の愛犬なら、

ごはんもドイツ製にこだわってみてはどうでしょう?

 

ペット先進国のドイツでは

フードにもこだわり、

愛犬にとってどんな食べ物がいいのか

あくなき研究が繰り返されています。

 

 

 

●Interquell社の「ハッピードッグ」

 

その一つがバイエルン州ベーリンゲンに拠点を置く

Interquell社です。

 

同社の提供するドッグフード「ハッピードッグ」は、

2009年にドイツ国内の国産プレミアムフードシェアNo.1となり、

2016年には、輸入品も含めたシェアNo.1となりました。 

 

たくさんのフードが乱立する中でのトップシェア。

これはこの会社が安易なペットビジネスに走らず、

愛犬の健康食をひたすら追究。

最新の栄養学に基づいたレシピの改良や

原材料の見直しを続け、

常に品質向上に努めた成果と言えるでしょう。

 

 

●ハッピードッグ開発ストーリー

 

Interquell社の前身はバイエルン州のミュラー家。

1765年から製粉所を代々製粉所を営んできたミュラー家は、

1950年代から自分たちの愛犬のために健康的なフードを作ろうと、

シリアルを作る技術を活かして、

シリアルとドライミートを合わせた、

最初の犬用ドライフードを開発しました。

 

そして1968年、トウモロコシフレークとドライミートによる

消化吸収性に優れたドッグフード「ハッピードッグ」が誕生しました。

 

 

●ドイツで愛されるドッグフードが日本でも買える

 

その「ハッピードッグ」は、

2013年からワールドプレミアム株式会社を通して、

日本でも買えるようになりました。、

 

2015年現在、世界67カ国で愛用されているというから

その品質は本物です。

 

発売から6年が経ち、

今、ダックスフントなどの飼い主さんの間で

人気上昇中。

 

 

●「故郷はドイツ」の愛犬にヘルシーなごちそうを

 

製品は全てバイエルン州のベーリンゲンで製造されています。

山が多い南ドイツの片田舎、

250年以上の歴史を持つ製粉所で作られるドッグフードが、

今や世界67カ国で愛用されているというから驚きです。

 

ダックスフント、ポメラニアン、シュナウザー、

ジャーマンピンシャー、、ジャーマンシェパード、

ドーベルマン、ボクサー・・・、

 

「故郷はドイツ」というワンちゃんに

ヘルシーなごちそうを。

Mahlzeit ! マールツアイト!

 


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ペットみたいなAI翻訳機 Perico(ペリコ)が「かわい~じゃん!」

 

●Perico(ペリコ)はおしゃべりインコ

 リアルSF時代。

ドラえもんの「ホンヤクコンニャク」に匹敵するような

自動翻訳機も当たり前になってきた。

 

それでAI翻訳機を探していたら、

「Perico(ペリコ)」という商品を見つけた。

 

ペリコってペリカンと関係あるんかいな?

と思ったら、スペイン語でインコのことだって。

 

●僕の出会ったかわいいインコ

 そのとたん、脳裏に

「かわい~じゃん!」という、

甲高くてかわいい声がよみがえった。

 

信濃町の駅から明治公園に行く途中の

アンティーク家具店に彼女はいた。

 

どんな女の子が喋っているんだろうと覗いてみると、

店先の鳥かごの中でインコが盛んにセリフを連発している。

 

「かわい~じゃん!」

 

声だけ聴いたら、アニメキャラで稼いでる声優みたいだ。

 

もうかれこれ15年くらい前の話だが、

あのインコはほんとにかわいかった。

 

 

●38か国語を瞬時に翻訳

オウム、インコ、九官鳥の類は

人間の言葉をモノマネできる。

 

おしゃべりできる鳥は飼ってて、

かわい~じゃん。

 

翻訳機に「ペリコ(インコ)」というネーミングは、

なかなかイカしてる。

 

なんだか肩にインコだかオウムだかを乗っけた、

「宝島」の海賊ジョン・シルバーをイメージする。

 

Perico(ペリコ)がいれば英語、スペイン語、フランス語、中国語、韓国語・・・

いろんな国の外国人と相対しても困らない。

 

間もなく東京2020。

オリンピック/パラリンピックイヤー。

首都圏の人たちは、街中で外国人と出くわす機会も増える。

インバウンドの需要も高まっている。

 

38か国語を瞬時に翻訳できるので、

ちょっとしたコミュニケーション、

日常会話レベルのやりとりなら、

このPerico(ペリコ)があればOKだ。

 

●東京2020が38倍楽しい

外国人観観光客がよく来るお店、

また慣れていないお店など、

Perico(ペリコ)を持っていると

何かと便利で心強い。

 

日本の文化や生活慣習から、

お店のシステムや会計方法まで、

ちゃんと言葉で説明できし、会話を楽しめる。

 

Perico(ペリコ)を活用すれば、東京2020は38倍楽しめる。

ビジネスの成果も38倍になるかも。

 

もちろん、自分が海外に行く場合は、

いっしょに連れていけるし、

語学練習にも大いに役立つ。

 

 

●Perico(ペリコ)のいる<ライフスタイル

AI翻訳機は今やスマホと同じで、

いつでもどこでもいっしょに連れ歩くもの。

Perico(ペリコ)なら、きっとあなたの素敵なペット、

楽しい相棒になる。

 

「かわい~じゃん!」も38カ国語に翻訳してみよう。

 

おしゃべりインコの力を借りて、言葉の壁を低くして、

自分の世界を広げられるといいね。

 


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日本人に似合うのは祭り半纏  アスリートも和モードで

 

日本人なら誰でも祭り半纏を着ると、

とたんにキュキュっと引き締まり、

カッコよくなる。

これが民族衣装というものの強みか。

 

本日は義母を連れて、近所の大宮八幡宮に

昼・夜出かけるダブルヘッダー。

 

夜の部は周囲の各町会のお神輿の合同宮入り。

境内で10基のお神輿が踊り跳ねる。

 

ライトアップされた神殿に向かって

光り輝く神輿が進んでいく様子は、

幻想的で、ちょっとあっちの世界を連想させる。

 

死刑になる罪人が

「この世の名残に祭りが見たい」と

介錯人に懇願する時代劇の1シーンがあるが、

その気持ちもわかるような気がする。

 

普段、町であったらフツーのおにいちゃん、おねえちゃん、

ちょっとくたびれたようなおっさん、おばさんでも

ここでわっしょいやってるときは本当にカッコいいんだよな。

 

やっぱ日本人がいくら体格がよくなったと言っても、

洋装したら絶対白人に負ける。

筋肉量の差でもないし、

骨格が違うからなんだろう。

やっぱりあれは欧米の白人向けに作られた服なのだ。

 

スーツなどのチラシを見ても、

白人のモデルが入ってないと、

いくら良い物でも、なんだかぱっとしない。

べつに人種差別じゃなくて、

歴史的・民俗文化的・遺伝子レベル的に

似合わないものは似合わないのだ。

 

毎回思うのだけど、オリンピックの入場行進の衣裳が

いつもカッコよく見えないのは、

洋装ベースでしかデザインを考えられないからじゃないか。

 

出場するのはみんなアスリートなんだから、

こういう祭り半纏みたいな服だっていいと思う。

少なくとも和装ベースのデザインにしたらどうか。

 

てなことを考えながら、令和元年もお祭りを堪能した。

 


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ロンドンのストリートミュージック

 

ストリートミュージックが商品になった街・ロンドン。

 

1週間前にロンドンのセントパンクラス駅の駅ピアノの話を書いたが、

街頭の音楽は、今やすっかりこの街の観光資源の一つである。

 

歴史的な古い建造物の立ち並ぶ街の中で、ギターをはじめ、

アコーディオン、バイオリン、管楽器、キーボードなど、

思い思いの楽器を手に、名も知らぬ貸家演奏者が

得意のパフォーマンスを披露する。

その光景は確かに楽しく、絵になる。

さしずめ、どこかの物語世界の中に入ったような気にさせてくれる。

 

演奏する曲もロックからジャズ、クラシックまでさまざま。

けっしてみんながみんな、上手いわけではないが、

やる側も聴く側も、あまりそんなことは気にしていない。

 

残念ながら、日本の都市で同じことを、いくら上手いミュージシャンがやっても、

こんな魅力的なテイストにはならないだろう。

 

30数年前、ロンドンで暮らし始めたばかりの頃、

地下鉄の構内や町中で彼ら演奏しているのを聴いて、

「おお、俺はロンドンにいるんだ」と、胸を熱くしていたが、

当時、彼らは街の邪魔者で、何割かはホームレスだった。

 

1980年代半ばの英国は経済的落ち込みから復興する途上で、

鉄の女マギー・サッチャーがそれまでの福祉政策を全面的に見直して

大ナタを振るっている最中だった。

 

その頃まだニートという言葉は生まれていなかったが、

多くの若者は職もなく、路上に放り出され、途方に暮れ、

歌でも歌わずにはいらなかった。

 

警官や地下鉄の職員は、大目に見ていたものの、

やはり目立つことをすると追いはらっていた。

 

けれども追いはらっても追いはらっても、

虫のようにわいてきて、今度は隣の駅で、

一本向こうの通りで歌ったり、演奏したりしている。

 

それが30年たって、社会は彼ら(の「子どもたち)を

認めるだけでなく、

観光客用の売り物にしてしまった。

 

歴史を売り物にするこの国では、

わずか30年前の歴史もまた、

立派なメニューとして陳列され、

求めるお客様をおもてなしする。

 

生活事情は30数年前と大して違わないと思う。

物価の高いロンドンで、歌って暮らすのは楽じゃない。

EU離脱問題だって気が気じゃないだろう。

 

それでも歌うのをやめない。

誰かがいなくなっても、またべつの誰かが、

どっからかやってきて、

楽しそうに歌ったり踊ったりしている。

 

人生にはやっぱり音楽が必要だ。

ロンドンにはそう思わせてくれるろくでなしが大勢いる。

 


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いろいろな人が弾くから、心に響くロンドンのピアノ 

 

ピアノを演奏するのが好きな人、自信のある人は、

ロンドンに行って一曲弾いてみるといいと思う。

きっと貴重な体験・思い出ができる。

人生が変わることだってあり得るかもしれない。

 

ロンドンの都心にあるセントパンクラス駅構内に一台のピアノが置いてある。

通りすがりの人が、誰でも自由に弾けるようになっている。

 

今日、お昼を食べながら、そのテレビ番組

「駅ピアノ」(NHK-BS1)を見ていた。

いろんな国籍の人が足を止めて弾く。

 

旅行で来た人もいれば、在住の人もいる。

ロンドンは多国籍都市なので、イギリス人、ロンドン在住者でも人種はさまざま。

 

性別はもちろん、年齢もバラバラ、職業もいろいろ。

そして演奏する曲も、クラシック、ジャズ、ロック、ソウル、

ポップスなど、バラエティに富んでいる。

 

ポーランドから来た旅行者で、クイーンの大ファンだという男性は、「ボヘミアン・ラプソディ」を弾いた。

 

ミュージシャンを目指し、弾き語りを披露する若い男性。

 

地方から遊びに来た仲良しの女子高生のカップル。

 

同じく地方から来たが仕事が見つからず、

現在はホ―ムレスだと言う男性のピアノは

ちょっと物憂げだが、美しかった。

ここでピアノを弾くことが、

彼の心の支えになっているようだ。

 

ルーマニア人の奥さんとラブラブな

ナイジェリア人の男性が、ゴスペル風の讃美歌を轢く。

そういえばアフリカの国は半分くらいの人が

キリスト教らしい。

 

8歳のかわいい男の子が、即興でブギウギ(めちゃくちゃ上手い!)を弾いていると、

プロのミュージシャンの男性がジョイントして、

アドリブ合戦が繰り広げられる。

 

1ヵ月前、脳梗塞で倒れた男性は、無事、一曲弾き終えて

安堵した表情をしていた。

 

ドイツ人の音楽教師は替え歌で、EU離脱で混迷する

イギリスに向けて

「イギリスよ、離れるな。帰ってきてくれ」と歌った。

 

ブルーのおしゃれなネクタイを締めた90歳の男性は、

「音楽は生きがいだった。ピアノと出会い、

弾けることができて、私の人生は幸運だった」と

しみじみ語った。

 

どうもこのピアノは、2012年のオリンピックの時に、」

エルトン・ジョンが寄付したものらしい。

去年、ロンドンを旅したときは、

セントパンクラスにも行ったのに、

不覚にも見過ごしてしまった。

ちと残念、

 

テレビ番組なので、うまい人しか登場しないが、

たぶん誰でも触れると思う。

たくさんのオーディエンスが行き交っているので、

自信のある人はトライして楽しませてほしい。

 

この番組はロンドンに限らず、

各国の駅や空港に置いてあるピアノと、

それを演奏する人たちを映し出すドキュメンタリー。

 

登場する人たちのプロフィールを紹介するテロップが出て、

演奏後にそれぞれの人のコメントが入る。

 

途中で、その国や都市のインフォメーションが何度か入る。

 

たったそれだけだが、音楽が楽しめるとともに、

ピアノを愛する、それぞれの人の人生の背景を

垣間見ることができて、本当に面白い。

 

番組の最後には、黒人のミュージシャンが、

障がいのある女の子とのセッションを見せる。

さらに、周囲のオーディエンスに呼びかけて、

サッカーのイングランド応援歌を演奏して盛り上げた。

 

やっぱりそうだ。

音楽には人をつなぐ力がある。

そしてやっぱり、

世界はいろいろな人がいるから、生きてて面白い、

いろいろな人がいるから、世界は成り立っている。

いろいろな人が弾くから、心に響くロンドンのピアノ。

 

今度行ったときは、わが十八番「かえるの合唱」を弾こう。

 


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和服でサムライプレゼン

 

 IT関連企業などを中心に、

 ビジネスの現場では、じわじわと脱スーツが進んでいる。

 ように感じるけど、実際にはどうなのだろうか?

 

 今日はアップルの動画配信サービス参入のニュースで、

 CEOのプレゼンシーンを見た。

 ジョブズ氏以来の伝統になっているのか、

 カジュアルな服装でのプレゼンがカッコいい。

 

 昔はよく、若い者はカジュアルファッションでもいいけど、

 年輩者はやっぱスーツじゃないとサマにならんよねーと

 言われたものだが、もうそんな常識も吹っ飛んでる。

 

 ただ、きょうのプレゼンシーンを見て思ったのは、

 これって日本人ならどうかな~ってこと。

 

 スーツにしても、カジュアル服にしても、

 洋服というのは、西洋人の顔や体型を基準に作られている。

 

 いくら最近、日本人の上背が伸び、筋肉が発達し、

 体型が変わったと言っても、やっぱり西洋人とは違う。

 

 肌の色はもちろん、その質や骨格が違う。

 年齢が高くなるにつて、そうした特徴は顕著になってくる。

 

 プレゼンは演劇みたいなものだから、

 観客を満足・納得させるためには、

 内容や語り口と同じくらい、見てくれが重要。

 服装が占める要素はけっこう大きいのではないか。

 

 同じ服を着たら、西洋人にかなわない。

 スティーブ・ジョブズの真似をしてもダメ。  

 

 日本人ビジネスパーソンをカッコよく見せ、

 プレゼン内容の説得力を高めるのは、

 和服――着物ではないかと思う。

 

 和服の価値・イメージは近年、上がっていると思うが、

 さすがにビジネスシーンでは、

 特別な接待やセレモニーの場を除いて、

 お目にかかる機会はほとんどない。

 

 女性の場合は、フジヤマ・ゲイシャ時代からの

 華やかなキモノ・イメージがついちゃっているので、

 ちょっと難しいと思うけど、

 男性用は大いに開発の余地がある。

 

 カッコいいデザインのビジネス和服、勝負着物で、

 サムライプレゼン。

 特に国際的なステージでは効果的では、と思うけど、

 どうでしょう?

 


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日本人は、ほんとは幸福になんかなりたくないのでは、と思う時がある

 

 先日、今年もまた、国連の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する、幸福度調査レポートが発表された。

 いわゆる「世界幸福度ランキング」です。

 

 やっぱりというか、

 案の定というか、

 相